JP4066331B2 - ベニヤ単板供給方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、第1支持体上に載置された多数枚のベニヤ単板(以下、ベニヤ単板を単板という)を集積した単板群の最上層から単板を順次取出して次工程の単板処理装置へ供給する単板供給方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来技術】
例えば特許文献1に示すように、フレームを各一対のメインフレームとサブフレームとから構成し、メインフレームに、昇降装置に連結されたメインリフトを昇降自在に設けると共にサブフレームに、昇降装置に連結されて昇降自在なブラケットに、水平姿勢から上方へ旋回自在なサブリフトを夫々設けた構成で、▲1▼.単板群が載置されたメインフレームを上昇して上方へ回動したサブリフトを通過させる、▲2▼.サブリフトを水平姿勢に戻した状態でメインリフトを下降してサブリフトを通過させることにより該サブフレーム上に単板群を移載させる、▲3▼.サブリフトを上昇して移載された単板群の最上層を常に一定の高さに位置させながらサブリフト上の単板群における最上層の単板を順次取出して次工程の単板加工装置へ供給する、▲4▼.サブフレーム上の単板群から単板を順次取出す際に下降したメインフレーム上に、次に取出される単板が集積された単板群を載置する、上記▲1▼〜▲4▼によりメインフレーム上の単板群をサブフレームにバトンタッチ式に移載して連続的に取出す単板連続自動上昇供給装置が知られている。
【0003】
【特許文献1】
実用新案出願公告平3−16831号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した特許文献1の供給装置は、単板群から単板を順次取出す際には、サブリフトを所定の取出し位置まで順次上昇させる必要があり、装置自体の高さを高くしなければならず、装置自体が大型化する問題を有している。
【0005】
また、サブリフト上から単板の全てが取出し動作が終了した際には、サブリフトを元の位置へ下降させた後に、メインリフトを上昇して載置された単板群をサブリフト上へバトンタッチ式に移載しなければならず、その間には単板の供給作業の中断が余儀なくされるため、次工程の単板処理装置に対する単板供給効率が悪かった。
【0006】
本発明は、上記した従来の欠点を解決するために発明されたもので、その課題とする処は、次工程の単板処理装置に対する単板供給の中断時間を短くして単板を効率的に供給することができる単板供給方法及びその装置を提供することにある。
【0007】
本発明の他の課題は、第1及び第2支持体の移動ストロークを短くして装置自体を小型化、特に高さを低くすることができる単板供給方法及びその装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の単板供給方法は、多数枚のベニヤ単板を上下方向に重ね合わせたベニヤ単板群の最下層に位置するベニヤ単板下面に部分的に当接する第1支持体を適宜上下移動してベニヤ単板群の最上層をほぼ一定の高さに位置させながら該第1支持体に支持されたベニヤ単板群の少なくとも最上層のベニヤ単板を順次取出して次工程へ供給するベニヤ単板供給方法において、1.上記した取出しに伴って順次減少するベニヤ単板群のベニヤ単板量が予め設定された値となったとき、該ベニヤ単板群の最下層に位置するベニヤ単板下面の第1支持体による非支持部分に第2支持体を移動して相対させる、2.第1支持体の下降動作及び第2支持体の上昇動作の少なくとも一方の動作を行って第2支持体に該ベニヤ単板群を支持させる、3.第2支持体で支持されたベニヤ単板群の最上層に位置するベニヤ単板を順次取出し動作を継続すると共に第1支持体を所定位置まで下降させた後、該第1支持体上に新たなベニヤ単板群を、最下層に位置するベニヤ単板下面に部分的に当接した状態で支持させる、4.第1支持体を上方へ移動し、支持されたベニヤ単板群の最上層を、第2支持体に支持されて順次取出されてベニヤ単板が適宜の量になったベニヤ単板群の最下層に相対させる、5.第2支持体をベニヤ単板群の非支持位置へ移動して第2支持体に支持されたベニヤ単板群を第1支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層に重ね合わせた後、第1支持体を上方へ移動してベニヤ単板群の最上層を取出し位置に位置させる、6.第1支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層に位置するベニヤ単板を順次取出すと共に残ったベニヤ単板群の最上層が上下方向でほぼ同一の位置を保つように該第1支持体を適宜移動させる、上記1乃至6の工程を繰り返してベニヤ単板を次工程へ順次供給することを特徴とする。
【0009】
請求項2の単板供給方法は、敷板上に多数枚のベニヤ単板を上下方向に重ね合わせたベニヤ単板群の最下層に位置する敷板下面に部分的に当接する第1支持体を適宜上下移動してベニヤ単板群の最上層をほぼ一定の高さに位置させながら該第1支持体に支持されたベニヤ単板群の少なくとも最上層に位置するベニヤ単板を順次取出して次工程へ供給するベニヤ単板供給方法において、1.上記した取出しに伴って順次減少するベニヤ単板群のベニヤ単板量が予め設定された値となったとき、該ベニヤ単板群の最下層に位置する敷板下面の第1支持体による非支持部分に第2支持体を移動して相対させる、2.第1支持体の下降動作及び第2支持体の上昇動作の少なくとも一方の動作を行って第2支持体に該ベニヤ単板群を支持させる、3.第2支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層に位置するベニヤ単板を順次取出すと共に第1支持体を所定位置まで下降させた後、該第1支持体上に新たに敷板上に重ね合わされたベニヤ単板群を、最下層の敷板下面に対して部分的に当接した状態で支持させる、4.第1支持体を上昇動作し、支持されたベニヤ単板群の最上層を、第2支持体に支持され、順次取出されてベニヤ単板が適宜の量になったベニヤ単板群の最下層に位置する敷板に非接触状態で相対させる、5.第2支持体をベニヤ単板群の非支持位置へ移動して第2支持体に支持されたベニヤ単板群を第1支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層に重ね合わせた後、第1支持体を上昇動作してベニヤ単板群の最上層を取出し位置に位置させる、6.第1支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層に位置するベニヤ単板を順次取出すと共に残ったベニヤ単板群の最上層が上下方向でほぼ同一の位置を保つように該第1支持体を適宜移動させる、上記1乃至6を繰り返してベニヤ単板を次工程へ順次供給する際に、上記3乃至6において、第1支持体または第2支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層に敷板が位置したとき、該敷板を次工程と異なる箇所に取出す工程を付加したことを特徴とする。
【0010】
請求項3の単板供給装置は、多数枚のベニヤ単板を上下方向に重ね合わせたベニヤ単板群中の最下層の下面に部分的に当接して支持する第1支持体と、該第1支持体を昇降させる昇降装置と、第1支持体が上方の所定位置へ移動した際に該第1支持体に支持されたベニヤ単板群の最下層下面で第1支持体による非支持箇所を支持する第2支持体と、該第2支持体を第1支持体に近づく位置と離間した位置の間で移動させる作動部材と、第1支持体及び第2支持体のいずれかに支持されたベニヤ単板群の少なくとも最上層に位置するベニヤ単板を保持して取出すベニヤ単板保持部材と、第1及び第2支持体の内、少なくとも第1支持体に保持されたベニヤ単板群の最上層がベニヤ単板保持部材による保持位置に移動したことを検知する取出し位置検出部材と、第1支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層が第2支持体に近づいた位置に移動したことを検知する重ね合わせ位置検出部材とを備え、(1).少なくとも第1支持体の上昇に伴ってベニヤ単板群の最上層が取出し位置検出部材に検知された際に第1支持体の上昇を停止してベニヤ単板保持部材による最上層のベニヤ単板の取出しを実行させると共に該取出し動作により取出し位置検出部材がベニヤ単板検知状態からベニヤ単板非検知状態へ遷移した際に第1支持体を、その最上層が取出し位置検出部材に検知されるまで上昇させてベニヤ単板群の最上層をほぼ一定の位置に保つ、(2).上記ベニヤ単板の取出し動作に伴って第1支持体に支持されたベニヤ単板群のベニヤ単板が所定の量になったとき、作動部材を作動して第2支持体を第1支持体に支持されたベニヤ単板群における最下層の非支持箇所に移動して支持させた後に第1支持体を下降してベニヤ単板群を第2支持体に移載させる動作、(3).搬入されたベニヤ単板群を支持した第1支持体を上昇動作して該ベニヤ単板群の最上層が重ね合わせ位置検出部材に検知された際に作動部材を復動して第2支持体によるベニヤ単板群の支持を解除して第1支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層に積み重ねる、(4).第1支持体を、ベニヤ単板群の最上層が取出し位置検出部材に検知されるまで上昇させる、上記(1)乃至(4)の繰り返しによりベニヤ単板を次工程へ順次供給することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施形態】
以下に本発明方法を具体化した装置例の実施形態に従って本発明を説明する。実施形態1
【0012】
図1〜図3に示すように、単板供給装置1の本体フレーム3の下部には本体フレーム3の長手方向(図示する左右方向)と一致する方向に搬送方向を有した搬入装置5が設けられる。該搬入装置5は、例えば図示するように本体フレーム3の長手方向と直交する方向に軸線を有した多数のローラ5aを同期して回転駆動するように設けたローラコンベヤーや後述する単板群9の繊維方向長さにほぼ一致する搬送長からなる複数のベルトコンベヤー(何れも図示せず)を直列接続した構造のものであってもよい。該搬入装置5は後述するように所定枚数の単板7が集積されて所定の高さの単板群9を本体フレーム3の下部に搬入させる。
【0013】
本体フレーム3には第1支持体11が昇降可能に支持され、連結された昇降駆動装置13により第1支持体11を昇降移動させる。該第1支持体11は長手方向が単板7の繊維方向より短く、長手直交方向が単板7の繊維直交方向より若干長く、かつ本体フレーム3の下降位置に移動した際にその支持面が搬入装置5におけるローラ5aの搬送面(上部外周面)より若干下方に位置する高さの四角枠形状に形成される。そして第1支持体11は搬入装置5により単板群9が搬入される際には該単板群9と非干渉状態で単板群9の搬入を可能にさせる。また、該第1支持体11は搬入された単板群9の最下層に位置する単板7を、繊維方向両端部を除いた状態で部分的に支持する。
【0014】
昇降駆動装置13としては数値制御可能なサーボモータ等の電動モータ(図示せず)に設けられたスプロケット(図示せず)に噛み合うチェーン13aの端部を第1支持体11に固定し、電動モータの駆動に伴って走行するチェーン13aにより第1支持体11を昇降させるチェーンスプロケット機構、又は上下方向に軸線を有して上部及び下部が回転可能に軸支され、数値制御可能なサーボモータ等の電動モータ(図示せず)に連結された送りねじ(図示せず)を第1支持体11に設けられたナット(図示せず)に噛み合わせ、電動モータの駆動に伴って回転する送りねじにより第1支持体11を昇降させる送りねじ機構、又はパンタグラフ機構等の何れであってもよい。
【0015】
下降位置に移動した第1支持体11の上面から単板群9の高さより上方へ所定の間隔をおいた本体フレーム3には各一対の単板支持装置15が夫々設けられる。夫々の単板支持装置15は第1支持体11の長手直交方向両端部の側方に位置し、図示する左方及び右方に対して夫々のロッド17aを伸縮するシリンダー17と、第1支持体11の長手直交方向に軸線を有して各ロッド17aの先端部に回転可能に支持されるローラ等の第2支持体19とから構成される。
【0016】
そして各第2支持体19はシリンダー17のロッド17aが伸長作動された際に第1支持体11に載置された単板群9の各繊維方向端より外方へ移動して第1支持体11に支持された単板群9と非干渉になるように構成される。また、各第2支持体19はシリンダー17のロッド17aが縮小作動された際に第1支持体11の長手方向端より若干内側に夫々移動し、第1支持体11に支持された単板群9の最下層に位置する単板7の下面を支持するように構成される。
【0017】
各第2支持体19より上方の本体フレーム3には単板保持搬送装置21が設けられる。該単板保持搬送装置21は第1支持体11又は第2支持体19に支持された単板群9・9a(符号9aは第2支持体19に支持された単板群を示す)の最上層に位置する単板7の繊維方向右端部上方と、本体フレーム3の図示する右方の間にて水平方向へ往復移動するように支持された可動フレーム23と、該可動フレーム23を往復移動させるシリンダー等の水平作動部材25と、単板7の繊維直交方向へ適宜の間隔をおいた、可動フレーム23に設けられたシリンダー等の昇降作動部材28に取付けられ、単板群9・9aの最上層に位置する単板7に当接する保持位置と単板群9・9aの最上層から離間する非保持位置との間で昇降動作して単板群9・9aの最上層に位置する単板7を保持して取出す保持部材29とから構成される。
【0018】
尚、第2支持体19を固定的に設けて昇降できないようにした構成にあっては、支持された単板群9aから単板7が順次取出されるに従ってその高さが低くなり、第2支持体19に支持された単板群9aがある程度の高さの場合や低くなった場合であっても保持部材29による単板7の保持を確実に行う必要がある。こため、昇降作動部材28をシリンダーとした場合にあっては、ロッドの伸張長さを、第2支持体19に支持され、取出しに伴った低くなった単板群9aの最上層に位置する単板7の上面に対して各保持部材29が到達して保持できるように設定すればよい。また、昇降作動部材28をシリンダーとすることにより、第2支持体19に支持された単板群9aがある程度の高さのある場合であっても、高さのある単板群9aにおける最上層に対する保持部材29の当接によりロッドの伸長が規制させる。
【0019】
各保持部材29としては、単板群9・9aの最上層に位置する単板7を刺着して保持する突刺体及び刺着保持された単板7の上面を押圧して刺着解除させる押圧部材からなる刺着保持機構や負圧発生源に接続された吸着部材及び吸着保持された単板7を押圧して吸着部材による単板7の吸着を解除させる吸着解除部材からなる吸着保持機構の何れであってもよい。
【0020】
図示する本体フレーム3の上部右方には送り装置31が配置される。該送り装置31は単板7の繊維と直交する方向に夫々軸線を有した駆動ローラ31aと該駆動ローラ31aの周面に対して軸線方向にわたって当接する従動ローラ31bとから構成され、保持部材29により単板群9・9aの最上層から取出された単板7を挟持して次工程の単板処理装置(図示せず)へ供給する。
【0021】
単板群9の最上層に位置する単板7に対する保持部材29の保持位置に応じた本体フレーム3には取出し位置検出部材としての第1検出器33が設けられ、該第1検出器33により第1支持体11に載置された単板群9の最上層に位置する単板7が保持位置に上昇されたことを検知する。
【0022】
各第2支持体19の高さ位置より若干上方の本体フレーム3には作動位置検出部材としての第2検出器35が設けられ、該第2検出器35により保持部材29による単板7の取出しに伴って徐々に上昇する第1支持体11を検知して第2支持体19を第1支持体11に支持された単板群9における最下層の非支持箇所へ移動させるタイミングを決定する。
【0023】
各第2支持体19の高さ位置より若干下方の本体フレーム3には重ね合わせ位置検出部材としての第3検出器37が設けられ、該第3検出器37により、次に第1支持体11上に載置された単板群9の最上層に位置する単板7を検知する。これら第1〜第3検出器33・35・37は発光部材及び受光部材からなる光学式センサーにより構成される。
【0024】
次に、上記のように構成される単板供給装置1による単板供給方法及び単板供給作用を説明する。
【0025】
先ず、第1支持体11が本体フレーム3の最下方に下降した状態で搬入装置5を搬送駆動して単板群9を第1支持体11上方へ移動させる。このとき、第1支持体11は単板群9の最下層に位置する単板7の下面に対し、繊維方向の両端部を除いて部分的に相対している。また、各単板支持装置15はシリンダー17を作動してロッド17aを伸長させて第2支持体19を、第1支持体11に支持された単板群9における各単板7の繊維方向端から外側へ離間した非干渉位置に移動待機させる。(図2に一点鎖線で示す)
【0026】
この状態で昇降駆動装置13を駆動して第1支持体11を上昇させると、第1支持体11は搬入装置5上から移載された単板群9を、最下層に位置する単板7の下面を、繊維方向の両端部(図示する左右端部)を除いて部分的に当接した状態で支持し、該単板群9の最上層が第1検出器33に検知されるまで上昇させる。(図4に一点鎖線で示す)
【0027】
次に、上記状態にて昇降作動部材28を作動して保持部材29を下降して単板群9の最上層に位置する単板7を保持した後に昇降作動部材28を復動して保持部材29を上昇して保持された単板7を単板群9における他の単板7から分離させる。(図5に一点鎖線で示す)
【0028】
次に、水平作動部材25を作動して保持部材29を本体フレーム3の図示する右方へ移動して保持部材29に保持された単板7を図示する右方へ搬送して駆動ローラ31a及び従動ローラ31b間に位置させる。
【0029】
上記状態にて保持部材29による保持を解除した後に駆動ローラ31aを回転駆動して従動ローラ31bとの協働により単板7を次工程の単板処理装置へ搬出させる。(図6参照)
【0030】
尚、保持部材29は単板7の保持が解除されると、復動される水平作動部材25により次に取出される単板群9の最上層に位置する単板7の図示する繊維方向右端部上方へ戻される。
【0031】
第1検出器33の精度によっては、上記した単板7の取出しに伴って単板群9の高さが単板7、1枚分、低くなって第1検出器33が単板検知状態から単板非検知状態へ遷移すると、昇降駆動装置13を駆動して第1支持体11を、単板群9の最上層が第1検出器33に検知されるまで上昇させる。これにより第1支持体11に支持された単板群9の最上層を、常に第1検出器33に検知される高さになるように上昇制御させる。
【0032】
そして上記動作の繰り返しにより第1支持体11上に支持されて順次、最上層に位置する単板7を取出して次工程における単板処理装置へ供給すると、単板群9における残りの単板7の量が少なくなり、図7に示すように単板7の取出しに伴って徐々に上昇する第1支持体11が第2検出器35により検知されると、各単板支持装置15のシリンダー17を復動してロッド17aを縮小させることにより単板群9に対する非干渉位置に移動待機していた第2支持体19を単板群9の最下層に位置する単板7の繊維方向両端部下面側に移動させる。(図8参照)
【0033】
次に、昇降駆動装置13を復動して第1支持体11を下降位置へ移動させると、残りの単板群9aを単板7の繊維方向各端部の下面に位置する各第2支持体19に支持させることにより第1支持体11による単板群9aの支持を解除させる。(図9参照)
【0034】
このとき、ロッド17aが縮小した際には、移動する第2支持体19は第1支持体11の側面に当接して縮小方向に対する移動が一旦中断されるが、該第2支持体19を回転体とした場合にあっては、第1支持体11の下降に伴って回転して第1支持体11の下降を容易にさせる。そして第1支持体11の側面に対する第2支持体19の当接が解除されると、第2支持体19は更に内側へ移動して第1支持体11の両端より若干内側寄りに位置する単板群9aの最下層を支持することになる。
【0035】
そして第2支持体19上に支持された単板群9aの最上層に位置する単板7は上記した取出し動作に従って保持部材29により順次取出されて単板処理装置へ供給される。
【0036】
一方、下降位置へ移動した第1支持体11に対しては、作業者は搬入装置5を駆動して新たな単板群9を搬入して最下層に位置する単板7の下面を部分的に当接した状態で支持させた後に該第1支持体11を、支持された単板群9の最上層が第3検出器37により検知されるまで上昇動作させた後に停止させる。このとき、第1支持体11に支持された単板群9の最上層に位置する単板7と第2支持体19に支持された単板群9aの最下層に位置する単板7とは近づいた状態で相対される。(図10参照)
【0037】
そして第3検出器37が単板非検知状態から単板検知状態へ遷移すると、保持部材29による第2支持体19に支持された残りの枚数が少なくなった単板群9aからの単板7の取出しを中断させた後に各シリンダー17を作動してロッド17aを伸長させて第2支持体19を、支持された単板群9aの繊維方向各端の外側へ移動させる。これにより第2支持体19に支持されていた単板群9aは第2支持体19による支持が解除されて第1支持体11に支持された単板群9の最上層に位置する単板7の上面に自重落下して重ね合わされる。(図11参照)
【0038】
次に、上記状態にて昇降駆動装置13を駆動して第1支持体11を、支持された単板群9・9aの最上層が第1検出器33により検知されるまで上昇させた後に、上記した取出し動作に従って次位の単板群9・9aにおける最上層に位置する単板7を順次取出して単板処理装置へ供給させる。(図12参照)
【0039】
本実施形態は、通常は第1支持体11上の単板群9から、最上層に位置する単板7を順次取出して供給し、単板群9の単板7の枚数が少なくなった際に第1支持体11上の残りの枚数が少なくなった単板群9を第2支持体19に支持換えして単板7の取出し動作を継続させるため、特許文献1の装置のようにサブリフトに相当する第2支持体19自体を昇降させる必要がなく、装置の高さを低くして小型化することができる。
【0040】
また、特許文献1の装置に比べて単板群9からの取出し中断時間を短くすることができ、取出し作業を効率化することができる。
【0041】
実施形態2
本実施形態の単板供給装置101は、第2支持体を以下のように構成したもので、他の構成及び作用に付いては、実施形態1と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0042】
図13に示すように、第1支持体11に支持された単板群9の最下層に位置する単板7の繊維方向両端外側の非干渉位置で、単板7の繊維直交方向両端部側に応じた本体フレーム3に、第2支持体を構成する各一対の支持アーム105を揺動可能に支持する。各支持アーム105はシリンダー等の作動部材(図示せず)にそれぞれ連結される。
【0043】
そして各作動部材の非作動時においては、図14に示すように支持アーム105の支持部105aを、単板群9と非干渉の垂直状態に揺動して第1支持体11に支持された単板群9の通過を可能にする一方、各作動部材の作動時には、図15に示すように支持部105aを、単板群9における最下層の単板7下面で、第1支持体11による非支持箇所に当接するように揺動して単板群9を支持可能にさせる。
【0044】
そして第1支持体11に支持された単板群9からの単板7の取出し動作に伴って単板群9における単板7の残り枚数が少なくなって第1支持体11が第2検出器35に検知されると、図15に示すように作動部材を作動して支持部105aを、垂直位置から水平位置へ揺動して第1支持体11に支持された単板群9の最下層の繊維方向両端部下面側に対して支持可能にさせる。
【0045】
そして図16に示すように上記状態にて第1支持体11を下降することにより支持された残りの単板7の量が少なくなった単板群9を支持部105aに移載させて該支持部105aに支持された単板群9aからの単板7取出しを継続可能にさせる。
【0046】
本実施形態は、実施形態1と同様に装置の高さを低くして小型化することができると共に単板群9からの単板取出し中断時間を短くして取出し作業を効率化することができる。
【0047】
実施形態3
図17〜図18において、実施形態3に係る単板供給装置131の第1及び第2支持体133・135は少なくとも単板7の繊維直交方向幅の間隔をおいて相対するように配置され、複数の空隙部133a・135aと支持部133b・135bを交互に配列した櫛状体からなる。
【0048】
これら第1及び第2支持体133・135は連結されたそれぞれの昇降駆動部材(図示せず)により昇降自在に設けられ、互いに昇降する際に支持部133bが空隙部135a内を、また支持部135bが空隙部133a内を通過させることにより昇降動作の障害にならない位置関係に配置される。また、上記した第2支持体135は連結された水平作動部材(図示せず)により昇降動作と共に第1支持体133に近づく方向及び遠ざかる方向へ水平移動するように構成される。
【0049】
これら第1及び第2支持体133・135はそれぞれの支持部133b・135bにより単板群9の最下層を部分的に支持し、後述する単板7の取出し供給動作を継続的に実行する。
【0050】
尚、図中の符号137は第2支持体135側の上方に配置され、第2支持体135を水平方向へ移動する際に支持された単板群9aの繊維直交方向端に当接して移動を規制する複数のストッパーである。また、実施形態1と同一の部材に付いては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0051】
即ち、図19に示すように下方に移動した第2支持体135より上方に位置した状態で下降した第1支持体133上に単板群9を搬入して最下層に位置する単板7の下面に対して支持部133bを部分的に当接して支持させた後に第1支持体133を、支持された単板群9の最上層が第1検出器33により検知されるまで上方へ移動させた後、該位置にて保持部材29を上下方向及び水平方向へ移動して単板群9の最上層に位置する単板7を取出した後に第1支持体133を、単板群9の最上層が第1検出器33により検知されるまで上方へ移動して単板群9の最上層を常に一定の高さに位置させながら単板7を順次取出して次工程の単板処理装置に供給させる。
【0052】
この取出し動作に伴って、図20に示すように単板群9における単板の残りが所定の量になって第1支持体133が第2検出器35に検知される高さに上昇されると、図20に示すように第2支持体135を上方へ移動して第1支持体133に支持されて残りの量が少なくなった単板群9aを支持させる。その際、第1支持体133の空隙部133aに対して第2支持体135の支持部135bを、また第2支持体135の空隙部135aに対して第1支持体133の支持部133bがそれぞれ通過可能に配置されるため、第1支持体133と第2支持体135を非干渉状態で昇降させて第1支持体133に支持された単板群9を第2支持体135に支持させることができる。
【0053】
そして図21に示すように第1支持体133から移載された単板群9aを支持した第2支持体135を、単板群9aの最上層が第1検出器33により検知されると、第2支持体135の移動を停止し、上記と同様に保持部材29を上下方向及び水平方向へ移動して単板群9aの最上層に位置する単板7を取出して次工程の単板処理装置に順次供給させる。
【0054】
一方、単板群9aを第2支持体135に移載させると、図21に示すように第1支持体133を下降位置に移動し、図22に示すように第1支持体133上に次に取出される単板群9を搬入して支持させる。
【0055】
次に、図23に示すように新たな単板群9を支持した第1支持体133を上昇動作させてその最上層が第3検出器37に検知されると、第1支持体133を一旦停止させた後に、図24に示すように水平作動部材を駆動して第2支持体135を第1支持体133から遠ざかる方向へ水平移動して第1支持体133に支持された単板群9の最上層に対し、第2支持体135に支持されていた単板群9aを自重落下させて重ね合わせる。このとき、第2支持体135に支持された単板群9aはストッパー137により水平方向への移動が規制されるため、第2支持体135の水平移動に伴って第2支持体135による単板群9aの支持解除を可能にさせる。
【0056】
次に、図25に示すように単板群9aが重ね合わされた第1支持体133を上昇動作してその最上層が第1検出器33に検知されると、上記動作と同様に上下方向及び水平方向へ移動する保持部材29により単板群9・9aの最上層に位置する単板7を取出して次工程の単板処理装置へ順次供給させる。
【0057】
尚、図25に示すように水平方向へ移動した第2支持体135は下降動作した後に第1支持体133に近づく方向へ水平移動して上記した初期位置に戻り、単板7の順次取出しに伴って上昇する第1支持体133が第2検出器35に検知されるまで待機する。
【0058】
本実施形態は、実施形態1及び2と同様に装置の高さを低くして小型化することができると共に単板群9からの単板取出し中断時間を短くして取出し作業を効率化することができる。
【0059】
各実施形態においては、以下のように変更実施することができる。
1.実施形態1乃至3においては、第1支持体11/133上に支持された単板群9の最上層に、第2支持体19/105/135に支持された単板群9aを重ね合わせる際に、保持部材29による単板7の取出し動作を一時的に中断する方法及び作用としたが、保持部材29による第2支持体19/105/135に支持された単板群9aにおける単板7の取出し動作を継続した状態で該単板群9aを第1支持体11/133に支持された単板群9の最上層に重ね合わせてもよい。
【0060】
この場合にあっては、第1支持体11/133を上昇して支持された単板群9の最上層を、第2支持体19/105/135に支持された単板群9aの最下層下面に相対させた状態で待機させ、この状態で単板保持搬送装置21による第2支持体19/105/135上に支持された単板群9aからの単板7の取出しを開始したタイミング、具体的には保持部材29により単板群9aの最上層に位置する単板7を保持して残りの単板7から分離したタイミングで第2支持体19/135による単板群9aの支持を解除して第1支持体11/133上の単板群9に重ね合わせればよい。
【0061】
2.実施形態1及び2の説明では、単板支持装置15を一定の高さ位置に固定的に設け、該高さ位置で第2支持体19/105により残りの枚数が少なくなった単板群9aを支持して単板保持搬送装置21による単板7の取出しを継続する方法及び作用としたが、単板支持装置15を上記位置と第2支持体19/105に支持された単板群9aの最上層が第1検出器33により検知される高さ位置との間で昇降動作するように設け、第2支持体19/105に支持された単板群9aの最上層を常に第1検出器33に応じた高さに上昇動作させながら単板7を取出して供給するようにしてもよい。
【0062】
3.実施形態1乃至3の説明では、単板群9・9aの最下層に位置する単板7の下面に対し、第1支持体11/133及び第2支持体19/105/135を部分的で、且つ直接的に当接させて支持するものとしたが、単板群9としては剛性を有したベニヤ合板等の敷板上に多数枚の単板7を上下方向に重ね合わせたものであってもよい。この場合にあっては、第1及び第2支持体は、単板群の最下層に位置する敷板の下面に対して部分的に当接して支持することになる。
【0063】
そして第1及び第2支持体に支持された単板群から単板を取出す際には、その最上層に敷板が位置することがある。この場合にあっては、敷板自体、重量物であるため、単板のように保持部材で保持して取出すことで困難か又は取出し不良になる。このため、作業者は、単板群の最上層に敷板が位置していることを目視で確認した際、又は保持部材による取出しが不良になった際に、敷板を手作業で排除するようにすればよい。
【0064】
また、敷板の排除方法としては、例えば保持部材による取出し不良が発生した際に、これを検出してその信号に基づいて単板の取出し方向と反対側に設けられた取出しアームを動作させて単板群の最上層に位置する敷板を引き出して排出させるようにしてもよい。
【0065】
4.実施形態1乃至3の説明では、第2支持体19/105/135を第1支持体11/133に支持された単板群の最下層に位置する単板の非支持箇所又は敷板下面の非支持箇所に移動させるタイミングとして、単板群9からの単板取出し動作に伴って徐々に上昇動作する第1支持体11/133が第2検出器33により検知されたタイミングとしたが、第1支持体に支持された単板群から取出される単板の枚数をカウントし、そのカウント値が所定値になった際のタイミングで第2支持体を移動させてもよい。
【0066】
【発明の効果】
本発明は、次工程の単板処理装置に対する単板供給の中断時間を短くして単板を効率的に供給することができる。また、第1及び第2支持体の移動ストロークを短くして装置自体を小型化、特に高さを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を具体化した単板供給装置の全体斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】第1支持体に支持された単板群の上昇動作状態を示す説明図である。
【図5】単板の取出し状態を示す説明図である。
【図6】単板の次工程への供給状態を示す説明図である。
【図7】第2検出器による第1支持体の検出状態を示す説明図である。
【図8】第2支持体の移動状態を示す説明図である。
【図9】第2支持体による単板群の支持作用を示す説明図である。
【図10】次位の単板群を支持した第1支持体を第2支持体側へ移動した状態を示す説明図である。
【図11】第1支持体に支持された単板群に対する第2支持体に支持された単板群の重ね合わせ状態を示す説明図である。
【図12】重ね合わされた単板群の上昇動作状態を示す説明図である。
【図13】実施形態2に係る単板供給装置の正面図である。
【図14】支持アームの垂直揺動状態を示す説明図である。
【図15】支持アームによる単板群の支持状態を示す説明図である。
【図16】第1支持体に支持された単板群に対して支持アームに支持された単板群の重ね合わせ状態を示す説明図である。
【図17】実施形態3に係る単板供給装置の正面図である。
【図18】図17の平面図である。
【図19】第1支持体の上昇動作を示す説明図である。
【図20】第2支持体の作動状態を示す説明図である。
【図21】第2支持体に支持された単板群の上昇動作を示す説明図である。
【図22】第1支持体の下降動作を示す説明図である。
【図23】第1支持体の上昇動作を示す説明図である。
【図24】第2支持体の水平移動状態及び重ね合わせ状態を示す説明図である。
【図25】重ね合わされた単板群を支持した第1支持体の上昇動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1−単板供給装置、7−単板、9・9a−単板群、11−第1支持体、15−単板支持装置、19−第2支持体、21−単板保持搬送装置、29−保持部材、33−第1検出器、35−第2検出器、37−第3検出器
Claims (7)
- 多数枚のベニヤ単板を上下方向に重ね合わせたベニヤ単板群の最下層に位置するベニヤ単板下面に部分的に当接する第1支持体を適宜上下移動してベニヤ単板群の最上層をほぼ一定の高さに位置させながら該第1支持体に支持されたベニヤ単板群の少なくとも最上層のベニヤ単板を順次取出して次工程へ供給するベニヤ単板供給方法において、
1.上記した取出しに伴って順次減少するベニヤ単板群のベニヤ単板量が予め設定された値となったとき、該ベニヤ単板群の最下層に位置するベニヤ単板下面の第1支持体による非支持部分に第2支持体を移動して相対させる、
2.第1支持体の下降動作及び第2支持体の上昇動作の少なくとも一方の動作を行って第2支持体に該ベニヤ単板群を支持させる、
3.第2支持体で支持されたベニヤ単板群の最上層に位置するベニヤ単板を順次取出し動作を継続すると共に第1支持体を所定位置まで下降させた後、該第1支持体上に新たなベニヤ単板群を、最下層に位置するベニヤ単板下面に部分的に当接した状態で支持させる、
4.第1支持体を上方へ移動し、支持されたベニヤ単板群の最上層を、第2支持体に支持されて順次取出されてベニヤ単板が適宜の量になったベニヤ単板群の最下層に相対させる、
5.第2支持体をベニヤ単板群の非支持位置へ移動して第2支持体に支持されたベニヤ単板群を第1支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層に重ね合わせた後、第1支持体を上方へ移動してベニヤ単板群の最上層を取出し位置に位置させる、
6.第1支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層に位置するベニヤ単板を順次取出すと共に残ったベニヤ単板群の最上層が上下方向でほぼ同一の位置を保つように該第1支持体を適宜移動させる、
上記1乃至6の工程を繰り返してベニヤ単板を次工程へ順次供給するベニヤ単板供給方法。 - 敷板上に多数枚のベニヤ単板を上下方向に重ね合わせたベニヤ単板群の最下層に位置する敷板下面に部分的に当接する第1支持体を適宜上下移動してベニヤ単板群の最上層をほぼ一定の高さに位置させながら該第1支持体に支持されたベニヤ単板群の少なくとも最上層に位置するベニヤ単板を順次取出して次工程へ供給するベニヤ単板供給方法において、
1.上記した取出しに伴って順次減少するベニヤ単板群のベニヤ単板量が予め設定された値となったとき、該ベニヤ単板群の最下層に位置する敷板下面の第1支持体による非支持部分に第2支持体を移動して相対させる、
2.第1支持体の下降動作及び第2支持体の上昇動作の少なくとも一方の動作を行って第2支持体に該ベニヤ単板群を支持させる、
3.第2支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層に位置するベニヤ単板を順次取出すと共に第1支持体を所定位置まで下降させた後、該第1支持体上に新たに敷板上に重ね合わされたベニヤ単板群を、最下層の敷板下面に対して部分的に当接した状態で支持させる、
4.第1支持体を上昇動作し、支持されたベニヤ単板群の最上層を、第2支持体に支持され、順次取出されてベニヤ単板が適宜の量になったベニヤ単板群の最下層に位置する敷板に非接触状態で相対させる、
5.第2支持体をベニヤ単板群の非支持位置へ移動して第2支持体に支持されたベニヤ単板群を第1支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層に重ね合わせた後、第1支持体を上昇動作してベニヤ単板群の最上層を取出し位置に位置させる、
6.第1支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層に位置するベニヤ単板を順次取出すと共に残ったベニヤ単板群の最上層が上下方向でほぼ同一の位置を保つように該第1支持体を適宜移動させる、
上記1乃至6を繰り返してベニヤ単板を次工程へ順次供給する際に、上記3乃至6において、第1支持体または第2支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層に敷板が位置したとき、該敷板を次工程と異なる箇所に取出す工程を付加したベニヤ単板供給方法。 - 多数枚のベニヤ単板を上下方向に重ね合わせたベニヤ単板群中の最下層の下面に部分的に当接して支持する第1支持体と、該第1支持体を昇降させる昇降装置と、
第1支持体が上方の所定位置へ移動した際に該第1支持体に支持されたベニヤ単板群の最下層下面で第1支持体による非支持箇所を支持する第2支持体と、
該第2支持体を第1支持体に近づく位置と離間した位置の間で移動させる作動部材と、
第1支持体及び第2支持体のいずれかに支持されたベニヤ単板群の少なくとも最上層に位置するベニヤ単板を保持して取出すベニヤ単板保持部材と、
第1及び第2支持体の内、少なくとも第1支持体に保持されたベニヤ単板群の最上層がベニヤ単板保持部材による保持位置に移動したことを検知する取出し位置検出部材と、
第1支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層が第2支持体に近づいた位置に移動したことを検知する重ね合わせ位置検出部材と、
を備え、
(1).少なくとも第1支持体の上昇に伴ってベニヤ単板群の最上層が取出し位置検出部材に検知された際に第1支持体の上昇を停止してベニヤ単板保持部材による最上層のベニヤ単板の取出しを実行させると共に該取出し動作により取出し位置検出部材がベニヤ単板検知状態からベニヤ単板非検知状態へ遷移した際に第1支持体を、その最上層が取出し位置検出部材に検知されるまで上昇させてベニヤ単板群の最上層をほぼ一定の位置に保つ、
(2).上記ベニヤ単板の取出し動作に伴って第1支持体に支持されたベニヤ単板群のベニヤ単板が所定の量になったとき、作動部材を作動して第2支持体を第1支持体に支持されたベニヤ単板群における最下層の非支持箇所に移動して支持させた後に第1支持体を下降してベニヤ単板群を第2支持体に移載させる動作、
(3).搬入されたベニヤ単板群を支持した第1支持体を上昇動作して該ベニヤ単板群の最上層が重ね合わせ位置検出部材に検知された際に作動部材を復動して第2支持体によるベニヤ単板群の支持を解除して第1支持体に支持されたベニヤ単板群の最上層に積み重ねる、
(4).第1支持体を、ベニヤ単板群の最上層が取出し位置検出部材に検知されるまで上昇させる、
上記(1)乃至(4)の繰り返しによりベニヤ単板を次工程へ順次供給するベニヤ単板供給装置。 - 請求項1又は2に記載のベニヤ単板供給装置方法において、工程1において第1支持体に支持されたベニヤ単板群からのベニヤ単板取出し枚数を計数し、その計数値に基づいて取出しに伴って順次減少するベニヤ単板群のベニヤ単板枚数が予め設定された値となったことを検知するベニヤ単板供給方法。
- 請求項3に記載のベニヤ単板供給装置において、(2)において第1支持体に支持されたベニヤ単板群からのベニヤ単板取出し枚数を計数し、その計数値に基づいて取出しに伴って順次減少するベニヤ単板群のベニヤ単板枚数が予め設定された値となったことを検知するベニヤ単板供給装置。
- 請求項1又は2に記載のベニヤ単板供給方法において、工程1において取出し動作に伴って上昇する第1支持体を検知する作動位置検出部材により、上昇する第1支持体に載置されたベニヤ単板群のベニヤ単板が予め設定された所定量となったことを検知するベニヤ単板供給方法。
- 請求項3に記載のベニヤ単板供給装置において、(2)において取出し動作に伴って上昇する第1支持体を検知する作動位置検出部材を設け、該作動位置検出部材により、上昇する第1支持体に載置されたベニヤ単板群のベニヤ単板が予め設定された所定量となったことを検知するベニヤ単板供給装置。
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-
2002
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