JPH0650388Y2 - オートクレーブ滅菌用包装袋 - Google Patents

オートクレーブ滅菌用包装袋

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JPH0650388Y2
JPH0650388Y2 JP1988059544U JP5954488U JPH0650388Y2 JP H0650388 Y2 JPH0650388 Y2 JP H0650388Y2 JP 1988059544 U JP1988059544 U JP 1988059544U JP 5954488 U JP5954488 U JP 5954488U JP H0650388 Y2 JPH0650388 Y2 JP H0650388Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
packaging bag
lid
autoclave sterilization
filter material
heat resistance
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988059544U
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English (en)
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JPH01164181U (ja
Inventor
敏雄 田中
政令 永田
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Fujimori Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、オートクレーブ滅菌用包装袋に関し、特に内
部に血液回路を収容し、オートクレーブ滅菌するのに有
効な包装袋に関する。
〔従来の技術〕
従来、血液回路用の包装袋としては、一面を合成樹脂フ
ィルム、他面全面をフィルタ材にて構成したものが使用
され、内部に血液回路を収容した状態でオートクレーブ
により滅菌することが行われている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来のこの種の血液回路用包装袋は、血液回路
を収容するため容量を大きく形成する必要があるが、こ
のように容量が大きいので保管運送時の取扱い中にフィ
ルタ材が折損、損傷し易く、耐透菌性が低下する事故が
しばしば生じる問題がある。
本考案は上記事情を改善するためになされたもので、保
管運送時などにフィルタ材が折損、損傷するおそれがな
く、また血液回路を傷つけることなく収納することがで
きるオートクレーブ滅菌用包装袋を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するため、120℃以上の耐熱性
を有する合成樹脂製フィルムによって深絞りされ、上端
が開口された箱状に形成されると共に、上端開口部外周
縁に鍔部が一体に突設された包装袋本体と、該包装袋本
体開口部を覆って包装袋本体の鍔部に熱封喊される120
℃以上の耐熱性を有するシート状蓋体とを具備するオー
トクレーブ滅菌用包装袋であって、上記蓋体に包装袋容
量1000ミリリットル当たり25〜50cm2の透孔部を形成
し、この透孔部を覆って120℃以上の耐熱性を有しかつJ
IS-P-8117(紙及び板紙の透気度試験方法)による透気
度が100秒以下のシート状フィルタ材を蓋体内面側に取
り付けたものである。
ここで、前記包装袋本体を形成する120℃以上の耐熱性
を有する合成樹脂フィルムとしては、キャストポリプロ
ピレン、キャストナイロン等やこれらを複合したものが
挙げられ、シート状蓋体を形成する120℃以上の耐熱性
を有する合成樹脂としては、キャストポリプロピレンに
シーラント層としてポリエチレンテレフタレート、ナイ
ロン等のフィルムを複合したものが挙げられる。この場
合、深絞りされた包装袋本体の大きさは血液回路用とし
て通常2000〜8000mlの内容積に形成される。
また、前記蓋体に形成される透孔部の大きさは上述した
ように包装袋容積1000ml当たり25〜50cm2であり、この
透孔部を覆うフィルタ材はJIS-P-8117による透気度が10
0秒以下のものであるが、より好適には10〜50秒であ
る。かかるフィルタ材の材質としては紙、合成紙、プラ
スチック繊維混抄紙、不織布等が挙げられ、その厚さは
50〜300μmとすることができる。
〔作用〕
本考案のオートクレーブ滅菌用包装袋は、その深絞りさ
れた包装袋本体内に血液回路等を収納し、この本体の開
口部を覆って蓋体を熱封喊し、フィルタ材を通してオー
トクレーブ殺菌するものである。
この場合、本考案のオートクレーブ滅菌用包装袋は、そ
の本体が深絞りされているため、血液回路を入れる場合
でもこれを傷付けることなく収納し、保管し得ると共
に、フィルタ材が蓋体の透孔部にこれを覆って蓋体内面
側に取り付けられるため、保管運送時の取扱い中などで
折損、損傷することが可及的に防止され、耐透菌性が低
下するおそれがない。
また、包装袋本体及び蓋体はそれぞれ120℃以上の耐熱
性を有する合成樹脂フィルムにて形成されているので、
オートクレーブ殺菌に十分耐え得ると共に、フィルタ材
がJIS-P-8117による透気度が100秒以下であるので、オ
ートクレーブ殺菌が良好に行なわれ、しかも殺菌後にお
いて雑菌がフィルタ材から内部に侵入することが確実に
防止されるものである。
更に、蓋体に包装袋容量1000ミリリットル当たり25〜50
cm2の透孔部を形成し、蓋体の一部に透孔部を設けてい
るので、蓋体の強度に影響を与えずにオートクレーブ殺
菌が良好に行われることを確保することができるもの
で、しかもオートクレーブによる殺菌が終了した後は、
包装袋内部は高圧になっており、このため冷却するとき
に包装袋内のガスが外部に向かって排出されるが、フィ
ルタ材を蓋体内面側に取り付けているので、フィルタ材
は包装袋内から外側に向かう気流で蓋体に押しつけられ
るため、フィルタ材が蓋体から剥離することがない。
以下、本考案の一実施例につき図面を参照して説明す
る。
〔実施例〕
図中1は包装袋本体で、この本体1は120℃以上の耐熱
性を有する合成樹脂フィルムにより深絞りされて上端外
周縁に鍔部2が一体に突設された略四角偏平箱状に形成
されており、その内部に血液回路等が収納される。
3は前記本体1の開口部を覆って本体1の鍔部2に熱封
喊される蓋体で、120℃以上の耐熱性を有する合成樹脂
フィルムにより四角シート状に形成されている。この蓋
体3には包装袋容積1000ml当たり25〜50cm2の透孔部4
が穿設されていると共に、この透孔部4を覆って蓋体4
の内側にJIS-P-8117による透気度が100秒以下のフィル
タ材5が取り付けられている。
この包装袋は、本体1内に血液回路を収納し、蓋体3を
熱封喊して用いるもので、熱封喊後にフィルタ材5を通
してオートクレーブ殺菌を行なう。このオートクレーブ
殺菌は常法により行なわれるものであるが、本体1及び
蓋体3は120℃以上の耐熱性を有するため、オートクレ
ーブ殺菌時の高熱に十分耐え得るものであると共に、フ
ィルタ材5はJIS-P-8117による透気度が100秒以下であ
るため、良好なオートクレーブ殺菌が行なわれ、しかも
殺菌後に雑菌が入らないものである。
また、上記包装袋は、深絞りされた本体1内に血液回路
が収納されるので血液回路が傷付けられることがなく、
更にフィルタ材5は比較的小面積でしかも蓋体3の内面
に取り付けられているため、保管運送時などに折損、損
傷し難く、その耐透菌性を確実に発揮する。
なお、本考案において、包装袋本体の形状は上記実施例
に限定されず、その他の構成についても本考案の要旨の
範囲内で種々変更可能である。
〔考案の効果〕
本考案のオートクレーブ滅菌用包装袋によれば、血液回
路等を傷付けずに収納、保管し得ると共に、良好なオー
トクレーブ殺菌が保障され、しかもフィルタ材の折損、
損傷のおそれも可及的に防止され、耐透菌性を有効に発
揮する。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の一実施例を示す断面図である。 1……包装袋本体、3……蓋体、4……透孔部、5……
フィルタ材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】120℃以上の耐熱性を有する合成樹脂製フ
    ィルムによって深絞りされ、上端が開口された箱状に形
    成されると共に、上端開口部外周縁に鍔部が一体に突設
    された包装袋本体と、該包装袋本体開口部を覆って包装
    袋本体の鍔部に熱封喊される120℃以上の耐熱性を有す
    るシート状蓋体とを具備するオートクレーブ滅菌用包装
    袋であって、上記蓋体に包装袋容量1000ミリリットル当
    たり25〜50cm2の透孔部を形成し、この透孔部を覆って1
    20℃以上の耐熱性を有しかつJIS-P-8117による透気度が
    100秒以下のシート状フィルタ材を蓋体内面側に取り付
    けてなることを特徴とするオートクレーブ滅菌用包装
    袋。
JP1988059544U 1988-05-02 1988-05-02 オートクレーブ滅菌用包装袋 Expired - Lifetime JPH0650388Y2 (ja)

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JPH01164181U JPH01164181U (ja) 1989-11-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51150977U (ja) * 1975-05-27 1976-12-02
JPS60251057A (ja) * 1984-05-23 1985-12-11 テルモ株式会社 オ−トクレ−ブ滅菌用包装容器
JPS60190672U (ja) * 1984-05-29 1985-12-17 大日本印刷株式会社 包装袋
JPH043608Y2 (ja) * 1985-08-08 1992-02-04

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JPH01164181U (ja) 1989-11-16

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