JPH0650377Y2 - ロールオンチューブ用中栓体 - Google Patents

ロールオンチューブ用中栓体

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JPH0650377Y2
JPH0650377Y2 JP1988065008U JP6500888U JPH0650377Y2 JP H0650377 Y2 JPH0650377 Y2 JP H0650377Y2 JP 1988065008 U JP1988065008 U JP 1988065008U JP 6500888 U JP6500888 U JP 6500888U JP H0650377 Y2 JPH0650377 Y2 JP H0650377Y2
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JP
Japan
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rotating ball
rib
rotating
inner plug
container
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Inventor
洋人 麻井
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Takeuchi Press Industries Co Ltd
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Takeuchi Press Industries Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はロールオンチューブ用中栓体に関する。
[従来の技術] 従来、ロールオンチューブとは、回転球の一部をチュー
ブの口部から露出させるように収容した容器であって、
この容器を逆さに保持して、露出した回転球の塗布面を
被塗布物に接触させ、被塗布物に沿って容器を動かすこ
とによって内容液を被塗布物に塗布するのに用いられて
いる。
従来のロールオンチューブの口部の構造としては、たと
えば実公昭62-38923号公報に開示されたものが知られて
いる。
かかる従来のロールオンチューブの口部の構造を第4図
に示す。
第4図においては、回転球(31)を収容した保持部(3
2)と容器(33)とが一体構造となっており、保持部(3
2)の内部には、中央部に流出口(34)を形成している
支持部(35)が設けられ、この支持部(35)は、内面の
上下2か所に、断面形状が凸状の曲面を備えて容器中心
部に向かっている環状の上段(36)と、流出口(34)を
形成する端部に断面形状がほぼ直角な角部を備えた環状
の下段(37)とを有している。
第4図に示される構造においては、通常の塗布時には回
転球(31)は上段(36)によって支持されるが、キャッ
プ(図示されていない)をしたときなど回転球(31)が
容器(33)側に強く押されたときには下段(37)も回転
球(31)に接触する構造になっている。
しかし、かかる従来の構造においては、塗布時に口部内
に回転球(31)がはいり込んでしまうため、回転球(3
1)の塗布面積(保持部(32)から上方に出ている表面
積)が小さくなる欠点がある。また、塗布時において回
転球(31)が環状の上段(36)に密着してしまい、回転
球(31)の出入り作用(弾力性)がないため、内容液が
充分に回転球(31)の塗布面に供給されない欠点があ
る。そして、このような従来の口部の構造においては、
回転球(31)の塗布面を保持部(32)の上方に突出させ
るためには、容器(33)の胴部を手で圧搾しなければな
らない手間があった。
さらに、かかる構造においては、塗布時に回転球(31)
を支持する上段(36)が環状であるために回転球(31)
の回転がかならずしも円滑でないという問題点もある。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、前記従来のロールオンチューブの口部の構造
における問題に鑑みてなされたものであり、塗布時の回
転球の回転が円滑で、塗布時において塗布液が回転球の
塗布面に適宜に供給され、キャップをしたときには回転
球と保持部とのあいだに充分なシール性を有するロール
オンチューブ用中栓体を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上部に位置し塗布用の回転球(6)が収容さ
れる保持部(2)と下部に位置し容器(7)の口(7a)
に嵌合せしめられる接続部(3)とが中心軸を共有して
一体に構成されており、前記保持部(2)内の接続部
(3)側には下部から上部に向かって突出し、弾性を有
し、かつその外周に切込部(10)を有する円周状の外側
リブ(4)が設けられ、該外側リブ(4)の内側に下部
から上部に向かって突出し、弾性を有する複数の内側リ
ブ(5)が設けられ、塗布時には回転球(6)が内側リ
ブ(5)によって支持され、かつ回転球(6)と外側リ
ブ(4)とのあいだに間欠的な隙間が生じ、回転球
(6)が内側リブ(5)に強く押しつけられたときには
回転球(6)が外側リブ(4)に密着して当接するよう
に構成されてなるロールオンチューブ用中栓体に関す
る。
[作用] 本考案の中栓体は塗布時に回転球(6)を支持する内側
リブ(5)が弾性を有する複数のリブ(実施例では4
個)からなっているため、回転球(6)がこの複数のリ
ブの頂点で支持されるので、塗布時に回転球(6)が円
滑に回転する。
また、塗布時において回転球(6)が押圧されても、こ
の複数の内側リブ(5)の弾性によって、回転球(6)
が口部の開口側へ押し戻されるので、回転球(6)の塗
布表面積が塗布時において常に一定に保たれる。したが
って円滑な塗布作業ができる。さらに、塗布時において
回転球(6)の塗布面が押圧されても、複数の内側リブ
(5)(実施例では4個)の弾性により、回転球(6)
が開口側に押し戻される。したがって、外側リブ(4)
と回転球(6)とのあいだに間欠的な隙間が生じ、内容
液は、溝部(9)から常に適量回転球(6)に供給され
る。そして、複数の内側リブ(5)が接続部(3)側に
強く押されたときは、円周状の外側リブ(4)は回転球
(6)に密着して当接するため、キャップ(8)をした
ときには円周状の外側リブ(4)によって回転球(6)
と保持部(2)とのあいだの充分なシールが達成され
る。これは、外側リブ(4)の外側に形成された切込部
(10)によって、外側リブ(4)が弾性を有し、回転球
(6)に強力に押し付けられて当接されるためである。
[実施例] 次に本考案の中栓体を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の中栓体の一例を示す部分断面図であ
る。第1図において、中栓体(1)は、塗布用の回転球
(6)が収容される保持部(2)と容器(7)の口(7
a)に嵌合せしめられる接続部(3)とが中心軸を共有
して一体に構成されており、前記保持部(2)の底部に
は外側リブ(4)および内側リブ(5)が形成されてい
る。
第2図は第1図の中栓体(1)を示す平面図である。保
持部(2)の内部に形成されている外側リブ(4)は円
周状であり保持部(2)と同心状に配置されている。外
側リブ(4)の内側に形成されている複数の内側リブ
(5)は互いにほぼ90度の角度で十字状の溝(9)によ
って分けられた4個のリブからなっている。
第1図からわかるように、リブに荷重がかかっていない
状態では内側リブ(5)のみが回転球(6)と接し、外
側リブ(4)と回転球(6)とのあいだには、内側リブ
(5)の弾性により、間欠的な隙間が形成されている。
外側リブ(4)および内側リブ(5)を含み一体に構成
された中栓体(1)は、たとえば、低密度ポリエチレン
などの弾性を有する材料などで製造され、また回転球
(6)は高密度ポリエチレンなどの材料で製造される。
塗布時には、容器に取付けられた中栓体(1)は上下逆
にされ回転球(6)の露出した部分が塗布面となり、被
塗布物に接触せしめられる。このばあい、回転球(6)
は、主として、内側リブ(5)のみによって支持され、
外側リブ(4)とは間欠的に接触するのみである。この
とき、容器(7)中の内容液は4個の内側リブ(5)の
あいだに穿設された十字状の溝部(9)を通って回転球
(6)表面に付着し、この内溶液が付着した表面は、回
転球(6)の回転によって保持部(2)から突出した塗
布面となる。このように塗布時には回転球(6)は複数
の内側リブ(5)によって支持されるのみであるから、
円滑な回転が可能となる。
なお、内側リブ(5)の数については、3個以下、また
は5個以上とすることも可能である。しかし、回転球
(6)が接続部(3)側に押圧されたときの復元力を考
慮すると、3個または4個が好適である。
第3図は、回転球(6)とともに容器(7)にキャップ
(8)が取付けられた状態の第1図の中栓体(1)を示
す断面図である。第3図において、本考案の中栓体
(1)は保持部(2)内に回転球(6)が収容された状
態で接続部(3)が容器(7)の口(7a)に嵌合せしめ
られており、容器(7)の口(7a)にはキャップ(8)
が締込まれている。
第3図に示される状態においては、回転球(6)はキャ
ップ(8)によって下方に強く押され、それによって内
側リブ(5)が下方に弾性的に変形するので、回転球
(6)の下部は内側リブ(5)のみならず外側リブ
(4)とも接している。このばあい、内側リブ(5)が
下方に変形しても、切込部(10)により弾性を有する円
周状の外側リブ(4)は全周にわたって強く回転球
(6)の下部表面を押圧するので、回転球(6)と保持
部(2)との充分なシールが達成される。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案の中栓体は、塗布時の
回転を円滑にすると共に、塗布時において塗布液が回転
球の塗布面に適宜に供給されるので、被塗布物に連続的
な塗布が可能となる。また、キャップをしたときは回転
球と中栓体とのあいだの充分なシールを保持できるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の中栓体の一例を示す部分断面図、第2
図は第1図の中栓体を示す平面図、第3図は回転球とと
もに容器にキャップが取付けられた状態の第1図の中栓
体を示す断面図、第4図は従来のロールオンチューブの
口部の構造を示す断面図である。 (図面の主要符号) (1):中栓体 (2):保持部 (3):接続部 (4):外側リブ (5):内側リブ (6):回転球 (7):容器 (7a):口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に位置し塗布用の回転球が収容される
    保持部と下部に位置し容器の口に嵌合せしめられる接続
    部とが中心軸を共有して一体に構成されており、前記保
    持部内の接続部側には下部から上部に向かって突出し、
    弾性を有し、かつその外周に切込部を有する円周状の外
    側リブが設けられ、該外側リブの内側に下部から上部に
    向かって突出し、弾性を有する複数の内側リブが設けら
    れ、塗布時には回転球が内側リブによって支持され、か
    つ回転球と外側リブとのあいだに間欠的な隙間が生じ、
    回転球が内側リブに強く押しつけられたときには回転球
    が外側リブに密着して当接するように構成されてなるロ
    ールオンチューブ用中栓体。
JP1988065008U 1988-05-17 1988-05-17 ロールオンチューブ用中栓体 Expired - Lifetime JPH0650377Y2 (ja)

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JPH01170646U JPH01170646U (ja) 1989-12-01
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