JPH0344687Y2 - - Google Patents

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JPH0344687Y2
JPH0344687Y2 JP1985011548U JP1154885U JPH0344687Y2 JP H0344687 Y2 JPH0344687 Y2 JP H0344687Y2 JP 1985011548 U JP1985011548 U JP 1985011548U JP 1154885 U JP1154885 U JP 1154885U JP H0344687 Y2 JPH0344687 Y2 JP H0344687Y2
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JP
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valve body
applicator
slit
stopper
slits
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は容器内の液体を塗布する塗布栓に係
り、特に容器の口部に取り付けられる栓本体に弁
体を設け、この弁体を塗布体で覆つた塗布栓に関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種の塗布栓としては、実開昭58−
139455号公報に記載されているものが知られてい
る。
これは、第4図ないし第6図に示すように、合
成樹脂で形成され容器の口部に嵌着される筒状の
栓本体21の端面に、合成樹脂で前記栓本体21
と一体に形成されるドーム状の弁体22を設け、
この弁体22を塗布体23で覆つたもので、前記
弁体22の中央に十文字の薄肉部24が形成さ
れ、この薄肉部24に十文字のスリツト25が設
けられ、この部分が弁作用をする構造である。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来の塗布栓は、塗布体23の中央部を押
圧すると、スリツト25が大きく開き、内溶液が
充分に流出する。ところが、容器を傾けて塗布体
23の周辺部を塗布すべき部分に当接させて押圧
すると、弁体22が撓み難く、スリツト25が充
分に開かず、担い溶液も充分に流出しない。
本考案は、前記事項に鑑みなされたものであ
り、塗布栓の周辺部を押圧しても内部の弁体が充
分に開くような塗布栓とすることを技術的課題と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、容
器1の口部2に取り付けられる栓本体4に弁体7
を設け、この弁体7を塗布体10で覆つた塗布栓
において、次のような技術的手段をとつた。
すなわち、前記弁体7をゴムや常温でゴム状弾
性を有する高分子物質(いわゆるエラストマー)
などの弾性部材でドーム状に形成し、さらに、こ
の弁体7に複数個の弧状のスリツト8を、スリツ
ト不設置部9を介して、円形状に設けて円形状ス
リツト群を形成し、この円形状スリツト群を、同
心円状に複数群設けて、前記弁体7の周辺部まで
前記円形状スリツト群を設けた。
〔作用〕
本考案の塗布栓は、中央部を押圧すると、弁体
7の中央部が大きく撓み、弁体7の周辺部も少し
撓む。そして、中央部の円形状スリツト群が大き
く開くと共に、周辺部の円形状スリツト群も少し
開き、塗布体10の全面に内溶液を潤滑させる。
そして、容器1を傾けて塗布体10の周辺部
を、塗布すべき部分に当接させて押圧すると、周
辺部の押圧された部分のスリツト8が大きく開
き、その押圧された部分の塗布体10の部分に内
溶液が潤滑する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。
1は容器1で、この容器1の上部に口部2を形
成する口頸部3が設けられている。
そして、この容器1の口部2に塗布栓を形成す
る筒状の栓本体4が嵌着されている。この栓本体
4は上端縁内周に上側に向いた第1の環状凹溝5
を有しているとともに、上端縁外周に第2の環状
凹溝6を有している。
そして、前記第1の環状凹溝5にドーム状の弁
体7が取り付けられている。この弁体7は、ゴム
やエラストマーなどの弾力性のある部材で形成さ
れているとともに、4個の弧状のスリツト8を、
スリツト不設置部9を介して、円形状に設けて、
円形状スリツト群を形成し、この円形状スリツト
群を、同心円状に4個設けるとともに、前記スリ
ツト8は、ドーム状の弁体7に斜めに切り込まれ
て形成されている。
また、前記栓本体4の第2の環状凹溝6に発泡
体でドーム状に形成された浸潤性のある塗布体1
0が取り付けられて前記弁体7を覆つている。
このように、栓本体4、弁体7、塗布体10と
で塗布栓が形成されているが、塗布体10の保護
などのため容器1の口頸部3にこの塗布栓を覆う
キヤツプ11が螺着される。
次に、この実施例の作用について説明する。
弁体7のスリツト8は弁体7が押しつぶされる
とき、弁体7が撓むことにより開く。従つて、塗
布時に塗布体10を肌に押し付けると、抗力で弁
体7が適度につぶれるのでスリツト8が開き、容
器1内の薬液などがスリツト8間から出て塗布体
10に浸潤し、塗布体10により肌に塗布され
る。
このとき、スリツト8は肌からの弁体7を押し
つぶそうとする力と、弁体7の弾性力による元に
戻ろうとする復帰力とのバランスがとれて適度に
開き、スリツト8のすき間から出る薬液などの量
は略定量的に保たれ、必要以上出たりせず適当な
塗布量をえることができる。
そして、塗布にあたつては弾性力のある弁体7
がクツシヨンの役割を果たすので、肌の感触がよ
く塗り心地が良い。
ところで、弁体7は全体が弾性力を有し、その
弾性力によつて弁体7を元の状態に戻そうとする
復帰力が働くが、とりわけこの復帰力を担うの
は、弁体7のスリツト不設置部9である。
そして、複数の円形状スリツト群を設けるにあ
たつては、第3図に示すように各円形状スリツト
群のスリツト不設置部9を交互に設けても良い。
また、スリツト8は弁体7に斜めに切り込まれ
ているので、弁体7の法線方向にスリツト8を切
り込む場合に比べ切り口部分の面積が広い。従つ
て、スリツト8の閉鎖時における閉鎖能力が大き
い。
〔考案の効果〕
本考案によれば、弁体7のドーム状部分に、複
数個の弧状のスリツト8を、スリツト不設置部9
を介して、円形状に設けて、円形状スリツト群を
形成し、この円形状スリツト群を同心円状に複数
群設けてある。
したがつて、本考案の塗布栓は、塗布体10の
中央部を押圧すると、中央部の円形状スリツト群
が大きく開くとともに、周辺部の円形状スリツト
群も少し開き、塗布体10の全面に内溶液を潤滑
させることができるとともに、容器1を傾けて塗
布体10の周辺部を押圧すると、その部分のスリ
ツト8が大きく開き、その部分の塗布体10に内
溶液を部分的に潤滑させる。
よつて、本考案の塗布栓は、塗布体10の全面
に液を潤滑させ塗布できるとともに、塗布体10
部分的に液を潤滑させて塗布でき、さらに、塗布
栓を塗布すべき部分に真つ直ぐに保持しなくて
も、塗布体10の当接した部分に液を大量に供給
することができて便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図はその分解斜視図、第3図は他の実施例の弁
体7を示す平面図、第4図は従来例の縦断面図、
第5図及び第6図はその平面図である。 1……容器、2……口部、4……栓本体、7…
…弁体、8……スリツト、9……スリツト不設置
部、10……塗布体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 容器1の口部2に取り付けられる栓本体4に弁
    体7を設け、この弁体7を塗布体10で覆つた塗
    布栓において、 前記弁体7は弾性部材でドーム状に形成すると
    ともに複数個の弧状のスリツト8を、スリツト不
    設置部9を介して、円形状に設けて円形状スリツ
    ト群を形成し、この円形状スリツト群を同心円状
    に複数群設けて、前記弁体7の周辺部まで前記円
    形状スリツト群を設けたことを特徴とする塗布
    栓。
JP1985011548U 1985-01-30 1985-01-30 Expired JPH0344687Y2 (ja)

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JP1985011548U JPH0344687Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

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JPS61129749U JPS61129749U (ja) 1986-08-14
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