JPH071050Y2 - 液体化粧料等の収納容器 - Google Patents

液体化粧料等の収納容器

Info

Publication number
JPH071050Y2
JPH071050Y2 JP1987135031U JP13503187U JPH071050Y2 JP H071050 Y2 JPH071050 Y2 JP H071050Y2 JP 1987135031 U JP1987135031 U JP 1987135031U JP 13503187 U JP13503187 U JP 13503187U JP H071050 Y2 JPH071050 Y2 JP H071050Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
main body
storage container
bulging portion
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987135031U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6440415U (ja
Inventor
正俊 平賀
千晴 名倉
Original Assignee
株式会社新和製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社新和製作所 filed Critical 株式会社新和製作所
Priority to JP1987135031U priority Critical patent/JPH071050Y2/ja
Publication of JPS6440415U publication Critical patent/JPS6440415U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH071050Y2 publication Critical patent/JPH071050Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はキャップに塗布具が一体的に形成されてなる液
体化粧料等の収納容器構造に関する。
〔従来技術およびその問題点〕
従来の化粧料等の収納容器構造としては、化粧料が内部
に収納された容器の開口部に塗布具付きキャップが装着
される構造となっている。そして容器開口部とキャップ
とは螺合連結するように構成されており、キャップを回
動することによりキャップの着脱ができるようになって
いる。
そのためキャップの開け締めには必ずキャップを回動し
なければならず、時間がかかりそれだけ面倒であるとい
う問題点があった。
本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、
その目的は塗布具付きキャップの容器本体への着脱を迅
速に行い、かつ容器本体の開口部を確実に閉塞すること
のできる液体化粧料等の収納容器を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するたの手段〕
次に、本考案の一実施例を示す第1図〜第4図を参照し
て本考案を説明する。
本考案に係る液体化粧料等の収納容器は、液体化粧料12
等を収納する収納容器本体10と、この収納容器本体10の
開口部14を覆うキャップ本体22と、このキャップ本体22
から前記容器本体10内に突出して延び、先端に化粧料塗
布部32が形成された塗布部支持軸34とを備えた液体化粧
料等の収納容器であつて、前記支持軸34の途中に球形状
膨出部34aを形成するとともに、容器本体10の開口部14
内周面に、開口部拡開方向に弾性変形することで前記膨
出部34aの軸方向への挿脱を可能とし、かつキャップ本
体22が容器本体10側の当接基準面17に当接したときに前
記膨出部34aに密着係合して膨出部34aの抜脱を抑制する
弾性縮径部16aを形成し、 前記キャップ本体22と収納容器本体10間の当接基準面
に、キャップ本体22と収納容器本体10の周方向相対回動
に連係して摺接し、キャップ本体22と収納容器本体10の
当接基準面を互いに離間する方向にスライドさせて前記
膨出部34aを弾性縮径部16aから脱抜させる倣いカム(山
形突起18,26)を設けるようにしたものである。
〔作用〕
軸膨出部34aを縮径部16a内に押込み、キャップ本体22の
倣いカムである山形突起26が当接基準面17に当接状態と
なると、キャップ本体22の塗布部支持軸34先端の刷毛32
が容器本体10内の液体化粧料12内に浸漬状態となり、こ
のとき塗布部支持軸34の膨出部34aは縮径部16aと係合
し、両者は互いに押圧密着して容器本体10の開口部14を
確実に密閉する。またキャップ20を回動させると、倣い
カムであるキャップ側山形突起26が他方の倣いカムであ
る容器本体側山形突起18に摺接し倣い動作して上昇す
る。これよって、膨出部34aが縮径部16aを押し拡げなが
ら上昇し、縮径部16aによる膨出部34aの係合が会場され
る。即ち、キャップの回動に連係して倣いカムが摺接し
倣い動作し、膨出部が弾性縮径部から抜き出される。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第4図は本考案の第1の実施例を示すものであ
る。
これらの図において、符号10は内部に液体化粧料12が収
納された容器本体で、その開口部14に塗布具付きキャッ
プ20が装着された構造となっている。容器本体10はガラ
ス製の瓶体11と、この瓶体11の開口端部11aに装着され
た段付円筒形状の受け口15とから構成されている。
瓶体11の開口端部11aの外周面には凹溝11bが周設され、
一方、受け口15の下端部内周面にはこの凹溝11bに係合
する凸条部15aが周設されており、円周方向に伸縮可能
なゴム製または合成樹脂製の受け口15が瓶体11の開口端
部11aに嵌着されて容器本体10として一体化された構造
となっている。
容器本体10の開口部14を形成する受け口15の小径筒条部
16は真円形状とされ、この小径筒状部内周面の途中には
縮径部16aが形成されている。この縮径部16aは滑らかな
表面に形成され、後述する膨出部と協働して開口部14を
閉塞するようになっている。受け口15の段差部位置には
キャップ20の当接基準面である水平端面17が形成されて
おり、この端面17の開口部14を挟んで対向する位置に、
第3図に示されるような一対の山形の突起18が突設され
ている。
一方、キャップ20は、上端が閉塞された円筒形状のキャ
ップ本体22に、刷毛32と支持軸34とからなる塗布具30が
固着されて一体化された構造となっている。キャップ本
体22には、塗布部である刷毛32を支持する塗布部支持軸
34の付根部35がスプライン嵌合および接着剤によって固
着されている。符号35aはスプライン嵌合部を示してい
る。軸34の長手方向途中には球形状の膨出部34aが形成
されており、受け口15の縮径部16aにちょうど係合する
大きさに形成されており、膨出部34aを縮径部16a上方か
ら所定の力以上で押圧すれば、膨出部34aが縮径部16aを
押し拡げて縮径部16a内に押し込まれ、一方縮径部16a下
方に押し込まれている膨出部34aを上方に所定の力以上
で引き上げれば、膨出部34aが縮径部16aを押し拡げて膨
出部34aを抜き出すことができるようになっている。そ
して膨出部34aと縮径部16aとは、キャップ本体22の下端
縁部23が受け口15に形成されている当接基準面17に当接
したときにちょうど係合して開口部14を確実に閉塞する
ようになっている。
またこのとき軸34の先端に形成されている刷毛32は瓶体
11内の底面にちょうど当接する状態となっている。
キャップ本体22の下端縁部23内周面には前記容器本体側
に設けられている突起18と対応する一対の山形突起26が
形成されている。突起18は突起26の回動軌跡上に突設さ
れており、第4図(a)に示されるように、装着状態の
キャップ20を回動させると突起26が矢印方向に回動して
突起18に当接し、符号26→26A→26Bに示されるように、
突起18の斜面を倣い動作し、これによってキャップ20が
上昇するようになっている。このときの受け口15の筒状
部16及び膨出部34aの様子は、第4図(b)に示される
ように、膨出部34aが矢印A方向に回動しながら縮径部1
6aを押し拡げて縮径部16aによる膨出部34aの係合が解除
され、塗布具付きキャップ20を抜き出すことができる。
即ち、突起18,26は倣いカム構造とされて縮径部16aと膨
出部34aとの係合を解除する機構を構成している。
なお符号36は軸付根部35に形成されている空洞部で、軸
34のキャップ本体22への嵌着を容易とするためのもので
ある。符号10aは瓶体11の底面を示している。
なお、液体化粧料を塗布するときに、本実施例では、第
2図に示されるように、刷毛32の先端が瓶体11の底面10
aに届かなくなるが、第2図(a)に示されるように、
容器本体10を傾けるとともに塗布具30を容器本体10に対
し傾けて使用することができるので、残り少なくなった
化粧料12も残すことなく使いきることができる。即ち、
キャップ本体22内周面と受け口15との間、および軸34と
瓶体開口部内周面との間には、塗布具付キャップ22があ
る程度揺動できるだけの隙間が形成されており、さらに
第2図(a)に示されるように、軸34の膨出部34aを受
け口15の縮径部16aに対しボールジョイント構造の様に
スムーズに揺動させることができる構造となっている。
なお符号Lは液面の延長線位置を示している。
このように本実施例では、キャップをして膨出部34aを
容器本体10の開口部14に押込めば所定量だけ挿入されて
開口部14が膨出部34aによって確実に閉塞され、キャッ
プ20を回動させれば突起18,26による倣い動作によって
膨出部34aを抜き出せるというように、非常に簡単な操
作でしかも迅速に塗布具付キャップ20の着脱を行うこと
ができる。
また、従来の螺合連結タイプのキャップ装着構造の収納
容器では、塗布具を容器本体に対して揺動させることが
できず、残り少なくなった液体化粧料を使いきることが
できなかったが、本実施例では最後まで化粧料を無駄な
く使用することができる。
第5図〜第7図は本考案の第2の実施例を示すものであ
る。
この第2の実施例に係る収納容器が前記第1の実施例と
異なる第1の点は、キャップ本体と塗布具とを一体成形
した塗布具付きキャップ20Aとなし、キャップの摘み部2
2aを楕円形状として摘み易くした点である。なお、符号
22bはフランジ部である。
さらに異なる第2の点は、瓶体11の開口端部11aに嵌着
されて容器本体開口部14を形成する受け口15の内周面縮
径部16aを瓶体11の開口部内に形成するようにした点で
ある。これにより第1の実施例よりも収納容器の重心が
下方に位置して安定性が高められている。
さらに異なる第3の点は、キャップ本体22の直径を受け
口15の直径より小さくするとともに、キャップ側の山形
突起26をキャップ本体22の楕円長軸方向に一致させて形
成し、さらに容器本体10側の山形突起18の形成位置がわ
かるように小突起19を受け口15の上端面(当接基準面1
7)位置に突設した点である。このように構成すること
によりキャップ20の着脱をよりスムーズに行うことがで
きる。
なお、第5図仮想線位置はキャツプ20の装着時の膨出部
34aの位置を示している。その他は前記第1の実施例と
同様であり、同一の符号を付すことによりその説明は省
略する。
第8図及び第9図は本考案の第3の実施例を示すもので
ある。
これらの図において、第3の実施例に係る収納容器が第
1の実施例と大きく異なる点は、塗布具40がキャップ本
体22に対し上下方向摺動可能に組み付けられている点で
ある。下端部外周面に膨出部34aが形成された中空の第
1の軸42内には同芯状に塗布部支持軸44が挿通されてお
り、支持軸上端部44aはキャップ本体22上端部を貫通し
て上方に突出し、中空軸42と支持軸44間に介装された圧
縮スプリング48によって上方(矢印方向)に付勢された
状態となっている。そして第9図に示されるように、支
持軸上端部44aを押圧することによりキャップ本体22か
らの塗布具40の下方突出長さを調節できるようになって
いる。これによって容器本体10内の化粧料12の残りが僅
かとなっても、塗布具40を伸長して使うことができるの
で化粧料を最後まで無駄なく使いきることができる。
その他は前記第1実施例と同様の構造であり、同一の符
号を付すことによりその説明は省略する。
〔考案の効果〕
以上の説明から明かなように、本考案によれば、キャッ
プを容器本体の開口部に押し込むだけで簡単にキャップ
を閉めた状態にできるとともに、キャップを閉めた状態
からキャップを回すだけで簡単にキャップを開けた状態
にできる。即ち、塗布具付きキャップの開け閉めをスム
ーズかつ簡単に行うことができるので、従来のようなキ
ャップの開け閉め時の煩わしさから開放される。また残
り少なくなった化粧料を残すことなく使いきることがで
きるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例に係る収納容器の縦断面
図、第2図はキャップを外した状態のその縦断面図、第
2図(a)は残り少なくなった化粧料を使う場合の状態
説明図、第3図はその要部の分解斜視図、第4図(a)
及び(b)はキャップの収納容器本体からの係合を解除
する解除手段の作用説明図、第5図は本考案の第2の実
施例に係る収納容器の要部縦断面図、第6図はその右側
面図、第7図はその平面図、第8図は本考案の第3の実
施例の縦断面図、第9図はキャップを外した状態のその
縦断面図である。 10……液化粧料収納容器本体、 12……液体化粧料、 14……容器本体の開口部、 15……受け口、 16a……縮径部、 20,20A……塗布具付きキャップ、 22……キャップ本体、 34,44……塗布具支持軸、 34a……膨出部、 18,26……係合解除手段を構成する倣いカム構造の山形
突起、 42……中空軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体化粧料等を収納する収納容器本体と、
    この収納容器本体の開口部を覆うキャップ本体と、この
    キャップ本体から前記容器本体内に突出して延び、先端
    に化粧料塗布部が形成された塗布部支持軸とを備えた液
    体化粧料等の収納容器であって、前記支持軸の途中に球
    形状膨出部が形成されるとともに、容器本体の開口部内
    周面には、開口部拡開方向に弾性変形することで前記膨
    出部の軸方向への挿脱を可能とし、かつキャップ本体が
    容器本体側の当接基準面に当接したときに前記膨出部に
    密着係合して膨出部の抜脱を抑制する弾性縮経部が形成
    され、 前記キャップ本体と収納容器本体間の当接基準面には、
    キャップ本体と収納容器本体の周方向相対回動に連係し
    て摺接し、キャップ本体と収納容器本体の当接基準面を
    互いに離間する方向にスライドさせて前記膨出部を弾性
    縮径部から脱抜させる倣いカムが設けられたことを特徴
    とする液体化粧料等の収納容器。
JP1987135031U 1987-09-05 1987-09-05 液体化粧料等の収納容器 Expired - Lifetime JPH071050Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987135031U JPH071050Y2 (ja) 1987-09-05 1987-09-05 液体化粧料等の収納容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987135031U JPH071050Y2 (ja) 1987-09-05 1987-09-05 液体化粧料等の収納容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6440415U JPS6440415U (ja) 1989-03-10
JPH071050Y2 true JPH071050Y2 (ja) 1995-01-18

Family

ID=31394305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987135031U Expired - Lifetime JPH071050Y2 (ja) 1987-09-05 1987-09-05 液体化粧料等の収納容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH071050Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5384096A (en) * 1993-05-12 1995-01-24 Becton, Dickinson And Company Microcollection tube assembly
ES2595986T3 (es) * 2005-05-10 2017-01-04 Chanel Parfums Beauté Recipiente de producto cosmético, líquido, sólido, pastoso o pulverulento con elemento de aplicación escamoteable
JP6063685B2 (ja) * 2011-12-29 2017-01-18 花王株式会社 化粧料塗布装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62182120U (ja) * 1986-05-09 1987-11-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6440415U (ja) 1989-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4002411A (en) Ball type dispensing package
JPH071050Y2 (ja) 液体化粧料等の収納容器
JPH084886Y2 (ja) 液体化粧料等の収納容器
JPH047080Y2 (ja)
JPH0317784Y2 (ja)
JP7421940B2 (ja) 塗布容器
JPH0322139Y2 (ja)
JPS5840017Y2 (ja) 芳香剤容器
JPH062607Y2 (ja) 速乾性化粧料容器
JPH0331215Y2 (ja)
JPH064832Y2 (ja) 液状化粧料容器
JPH0532007Y2 (ja)
JPH0747052Y2 (ja) 化粧料塗布具付容器
JPH0316566Y2 (ja)
JPH0534579Y2 (ja)
JPH076102Y2 (ja) キャップ付き容器
JPH0436734Y2 (ja)
JPH0358213U (ja)
JPH03899Y2 (ja)
JPS6322981Y2 (ja)
JPH062608Y2 (ja) 液体化粧料容器におけるキャップ
JPS6025938Y2 (ja) 塗布体を有する容器
JPH01124563A (ja) ディスペンサ用ストッパ
JPS6318978Y2 (ja)
JP2001000239A (ja) 液状化粧料容器