JPH062608Y2 - 液体化粧料容器におけるキャップ - Google Patents

液体化粧料容器におけるキャップ

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JPH062608Y2
JPH062608Y2 JP1988168261U JP16826188U JPH062608Y2 JP H062608 Y2 JPH062608 Y2 JP H062608Y2 JP 1988168261 U JP1988168261 U JP 1988168261U JP 16826188 U JP16826188 U JP 16826188U JP H062608 Y2 JPH062608 Y2 JP H062608Y2
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cap
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Inventor
千晴 名倉
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株式会社新和製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液体化粧料の装填された容器の開口部に螺着
するキャップに係り、特にキャップと化粧料容器開口部
間の密封を図るキャップに関する。
〔従来技術〕
従来、この種のキャップとしては、化粧料容器である
壜体の開口部外周に凹凸係合部を形成し、キャップ本体
にこの凹凸係合部と係合する定位置ストッパーを形成
し、Oリングを介して筆軸をキャップ本体に遊合させた
構造のもの(実公昭58−1488)、前記した実公
昭58−1488に係るキャップと同様の構造のネジ付
キャップ(実公昭58−31801)が知られている。
〔考案の解決しようとする課題〕
しかし前記したキャップでは、Oリングの材質(ゴム材
や樹脂材)および形状に起因して下記のような問題があ
った。
Oリングは弾性力(反発力)が小さく、したがって壜
体開口部とキャップ間の気密性に問題がある。
Oリングは経年変化し易く、これに伴って弾性(接
圧)の劣化が生じる。
Oリングは耐内容物性(特に耐溶剤性)において劣
り、即ち、膨潤、劣化、変質(硬化、軟化)等が起こり
易い。
本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、
その目的は長期にわたって確実な気密性を確保できる化
粧料容器におけるキャップを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る液体化粧料に
おけるキャップにおいては、内側に筆軸が係合一体化さ
れ、液体化粧料の装填された容器の開口部に螺着される
キャップであって、高天井ねじ付キャップ本体の内側口
端部に周方向定位置止め係合部を形成するとともに、キ
ャップ本体に上下方向摺動可能にして容器開口部端面に
当接可能な摺動子である筆軸基端部を組付け、キャップ
本体の天井部裏側と前記筆軸基端部間に金属製皿型板ば
ねを介装するようにしたものである。
[作用] 金属性板ばねは、弾性力を大きくも小さくも自由に設定
でき、特にOリングよりも大きな弾性力が得られる。板
ばねは皿型であり、また弾性力付与方向の大きさが小さ
くても大きな弾性力が得られ、即ち、キャップの上下高
さが小さくても容器の開口部に大きな密封力を付与でき
る。また板ばねは金属であるが故に樹脂やゴムに比べて
経年変化が少なく、さらに液体化粧料によって侵されに
くい。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図はキャップ本体に筆軸が一体化されたキャップ(以
下、筆付きキャップという)を液体化粧料容器である壜
体の開口部に螺着した状態の断面図、第2図は第1図に
示す線II−IIに沿う断面図、第3図はキャップ本体内に
介装されている板ばねの斜視図である。
これらの図において、符号10は内部にエナメル液の装
填された壜体で、壜体上端面の偏心した位置に小径開口
部である壜口11が突出形成され、この壜口11の外側
には、後述するキャップ20の螺合する螺条12が形成
されている。また壜口基部14の外周面には、キャップ
を周方向所定位置に拘束する定位置止め突起16が設け
られている。
符号20は筆付きキャップであり、高天井ねじ付キャッ
プ(天井の高いねじ付キャップの意)本体30と、この
キャップ本体30の中央部に上下方向摺動可能に組付ら
れた筆軸40とからなる。
キャップ本体30は、天井付内筒部32と、この内筒部
32に接着一体化された外筒部34とからなる中空円筒
体とされている。また筆軸40の組付部である内筒部3
2は、外筒部34の中心位置より第1図右方向に偏心し
た位置に形成されており、キャップ20を壜体10に螺
着すると、キャップ20と壜体10との周方向所定位置
において外観対称形状となるようになっている。なおキ
ャップ本体30の内筒部32の内側には、壜口11の螺
条12と螺合する螺条33が形成されている。
キャップ本体30の内筒部32内には、上下方向(軸方
向)摺動可能に摺動子である筆軸40の軸基部42が抱
持されている。内筒部32と軸基部42間には、セレー
ションやキー溝等の凹凸面が形成されて軸方向には相対
摺動可能であるが、周方向には回動できないようになっ
ている。また軸基部42は軽量化および材料節約のため
に、内部が中空の容器状に形成され、その容器状底中心
部43aから筆柄44が延出し、その先端部に筆毛46
が植毛されている。
軸基部42の上端面42aとキャップ本体30の内筒部
天井面32aとの間には、第3図に示されるような金属
製の板ばね50が介装されており、このため筆軸40は
常にキャップ本体30から突出する方向に付勢状態とさ
れている。軸基部42の外周下部には、リング状凸条部
43が形成され、一方、キャップ本体30の内筒部内周
面にはリング状凹溝33が形成され、これら43,33
が互いに係合して筆軸40のキャップ本体30からの抜
け止め機構とされている。また凹溝38は所定の上下巾
を有しており、軸基部42はキャップ本体の内筒部32
に対し、この凹溝38の上下巾相当だけ上下摺動できる
ようになっている。また軸基部42の下端面42bは壜
口11の上端面11aに整合する大きさとされ、さらに
下端面42bには壜口11内に係合する環状の係合突出
部42cが形成されている。
壜体10の壜口11およびキャップ本体30の内筒部3
2は、第2図に示されるように、円筒状で、中心軸Lに
ついて対称である。しかし壜本体10およびキャップ本
体30は外形矩形状で、第1図紙面(第2図符号L1
示す)に対して対称であるが、中心軸Lに対しては非対
称である。そして壜口基部14の外周面等分2個所位置
には、キャップの定位置止め部である係合突起16が形
成され、一方、内筒体32の内側下端部には、外筒部3
4の矩辺方向対称位置に前記壜口側係合突起16と係合
する係合凹部38が形成されている。
そして壜口11に対し筆付きキャップ20が螺入され、
壜口11の上端面11aと軸基部42の下端面42bが
接触して、壜体10内の液体化粧料が漏れない程度の圧
接力を発揮する位置まで板ばね50が圧縮された時に、
キャップ側係合突起16が壜口側係合凹部38に嵌まり
込んで、壜体10と筆付きキャップ20とが相対回動で
きない拘束状態となるようになっている。またこのとき
壜体10とキャップ本体30とは、第2図に示されるよ
うに、第1図の紙面(第2図符号L1で示す位置)に対
して対称となるようなっている。
本実施例では、上記のように構成されているので、壜口
11に筆付きキャップ20を配し、螺入する方向に回し
ていくと、キャップ側の係合凹部38が壜口側の係合突
起16にパチンと係合するとともに、壜本体10と筆付
きキャップ20とは、第2図に示されるように、対称と
なる所定位置に拘束された状態となる。そしてこのと
き、壜口11の上端面11aには、筆軸の軸基部42の
下端面42bが板ばね50のばね力相当の一定の圧接力
をもって当接して壜口11の開口端部を封止するのであ
る。なお板ばね50は金属製であり、エナメル液に浸さ
れるおそれがなく、かつ経時的にヘタルこともなく、長
期にわたって一定の封止状態を確保できるので、壜体1
0内のエナメル液を乾燥させることなく最後まで使い切
ることができる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案に係る液体化粧
料容器におけるキャップでは、金属製皿型板ばねの大き
なばねの力が揺動子である筆軸基端部をして化粧料容器
の開口部端面に圧接する構造であるため、キャップの上
下高さが小さいにも拘らず、化粧料容器の開口部の確実
な密封ができる。
また板ばねは金属製であり、樹脂やゴムに比べて経年変
化が少なく、容器内の液体化粧料に侵されたり、変質し
たりする不具合が少ない。したがってOリング使用の従
来構造に比べて確実な密封が長期にわたって得られると
いう大きな利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は液体化粧料容器である壜体の開口部に筆付きキ
ャップを螺着した状態の断面図、第2図は第1図に示す
線II−IIに沿う断面図、第3図は板ばねの斜視図であ
る。 10…液体化粧料容器であるエナメル液の装填された壜
体、 11…容器開口部である壜口、 20…筆付きキャップ、 30…キャップ本体、 32a…キャップ本体の天井部、 38…定位置止め係合部であるキャップ側係合凹部、 40…筆軸、 42…摺動子である筆軸基部、 50…金属製板ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側に筆軸が係合一体化され、液体化粧料
    の装填された容器の開口部に螺着されるキャップであっ
    て、高天井ねじ付キャップ本体の内側口端部に周方向定
    位置止め係合部を形成するとともに、キャップ本体に上
    下方向摺動可能にして容器開口部端面に当接可能な摺動
    子である筆軸基端部を組付け、キャップ本体の天井部裏
    側と前記筆軸基端部上端面間に金属製皿型板ばねを介装
    したことを特徴とする液体化粧料容器におけるキャッ
    プ。
JP1988168261U 1988-12-28 1988-12-28 液体化粧料容器におけるキャップ Expired - Lifetime JPH062608Y2 (ja)

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JPH0290719U JPH0290719U (ja) 1990-07-18
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JPS4821868U (ja) * 1971-07-20 1973-03-13
JPS4881153U (ja) * 1972-01-10 1973-10-04

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