JPH06503054A - 個別物体用のパッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 個別物体用のパッケージ 発明の背景 本発明は個別物体用のパッケージに関する。

なお、本明細書の記述は本件出願の優先権の基礎たるドイツ特許出願第Ｐ４０３ ８０１１．４号の明細書の記載に基づ（ものであって、当該ドイツ国特許出願の 番号を参照することによって当該ドイツ国特許出願の明細書の記載内容が本明細 書の一部分を構成するものとする。

様械的力に弱い物体、例えば電子機器用の既知のパッケージは、２つの端部材と 充分な大きなの箱とからなる。例えば、剛性発泡体製の端部材が物体の各端に軸 線方向に向けられて置かれ、この組立体が箱内に挿入されている。端部材の横断 面が物体の横断面を越えて突出しているので、物体は箱の内壁に接触しないよう に保持される。必要であれば、端部材と箱の内壁との間の空間は、例えば剛性あ るいは可撓性の発泡体製の挿入物により充填される。物体と箱の内壁との間の空 間に詰物が挿入されてもよい、このパッケージは、物体それ自体が軸線方向にお いて端部材を支持し、一方、箱は挿入物と共に端部材の軸線方向の動きを防止し ているという事実によって安定化されている。

感光性材料製巻取ウェブ用のパッケージもまた、その広範囲な使用により知られ ている。これらは、コア、２つの端部材１箱、および、もし好ましければ、挿入 物からなる。箱は入れ予成（ｔｅｌｅｓｅｏｐｉｎｇ）あるいは折畳み式箱とし ての形態とされている。パッケージの手順では、まずウェブがコア上に巻かれ、 端部材がコアに取付けられ、そして最後にこの組立体が箱の中に挿入される。こ れらのパッケージの安定性は上述のものと同じ型式であり、端部材はコア上に支 持され、この位置で箱によって固く保持されている。

このような公知のパッケージの縦断面が、−例として第１図に示されている。パ ッケージされるべき物体は、ポリスチレンのコア（２）に巻かれている感光性ポ リマーレジストフィルムのロール（１）である。機械的損傷に弱いレジストフィ ルムを保護するために、フィルムロール（１）はその前側に、弾性材料製のスペ ーサ（６）および剛性端部スペーサ（７）を有している。これらはロール（１） およびロールコア（２）の間の長さの差を埋め、フィルムロール（１）の前側を 封止している。

不光透過性の着色されたポリエチレンのシート（３）が、ロールを光から保護す るためにその周りにゆるく巻かれている。コア（２）の両端には、コア内に嵌合 する丸い突出部５を有する角状の端部材（４）が固設されている。コア（２）お よびその端部材は、端部材の形状に合う角形状断面を有する紙板製の入れ予成箱 の内に入れられている。箱の余剰の長さ部分は挿入物（８）によって充たされて いる。箱の外側部分（９）は内側部分と粘着テープによって結合されている。こ の型式のパッケージでは、端部材（４）はコア（２）に対して箱（１０，９）に よって固定されている。コアに巻かれたレジストフィルムはこのように箱の内側 からある距離離れて保持され、箱に加わる力による損傷からフィルムを保護して いる。

多くの点において、この型式のパッケージは満足できないものである。例えば、 端部材を備えた物体の箱内への挿入を自動化することが困難である。箱は比較的 高い前製作費用を必要とし、輸送および貯蔵時において大きな場所を取る。従っ て、再使用のための返却は経済的ではなく、かつ使用後に処分するのに巨大な量 となる。軸線方向の長さのみが異なる物体をパッケージする場合には、種々の寸 法の箱が用意されねばならない。長さの多少の違いは挿入物を用いて取扱うこと ができる。幅の異なるロール状の感光性材料をパッケージするのが一例である。

本発明の目的は、個別物体の充分に自動化された包装に適するパッケージを創出 することである。これは、従来に比べ簡単で廉価であり、異なる長さの部品にも 容易に適合でき、コンパクトで再使用可能な部品および再生可能な材料から組立 てられる。

発明の開示 本発明は、物体の軸線方向に延びる支持部材と支持部材の両端部にそれぞれ静止 し物体の横断面を越えて突出している２つの端部材とを含む、物体用のパッケー ジを備えている。このパッケージは、端部材と一体化するために端部材に結合さ れテンションがかけられたチューブ状フィルムを備え、端部材を所定位置に同定 するための、カバーを含んでいる。

図面の簡単な説明 第１図は、感光性ポリマーフィルムロール用の従来技術にかかるパッケージの縦 断面図である。

第２図は、感光性材料ロール用の本発明にかかるパッケージの縦断面図である。

第３図は、第２図に示されたパッケージの端部拡大図である。

第４図は、第３図に示されたパッケージの端部材の他の例を示す。

第５図は、２つ連続して配置された感光性物質ロール用の本発明にかかるパッケ ージの縦断面図である。

第６図は、並列に配置された２つの感光性物質ロール用の本発明にかかるパッケ ージの縦断面図である。

第７図は、第６図のパッケージの横断面図である。

第８図は、第６図のパッケージの外観斜視図である。

第９図は、感光性材料ロール用の他のパッケージを示す縦断面図である。

第１０図は、テレビジョン画像管用のパッケージの縦断面図である。

好ましい実施例の詳細説明 第２図は、コア（１２）に巻取られたウェブ（１１）としての形態の感光性材料 を示している。巻取られたウェブ（１１）の面を若干越えて突出するコア（１２ ）の両端には、四角状の横断面を有する端部材（ｅｎｄ　ｐｉｅｃｅ：１３）が 設けられている。これら端部材は、コアの軸線方向の開口に係合する突出部（１ ４）を有しており、かくて端部材がコアに対し半径方向に動（ことを防止してい る。ウェブ（１１）のロール面と端部材（１３）の対向する表面との間には、ロ ール面を損傷から保護する弾性ディスク（１５）が設けられている。両端部材（ １３）の間には収縮フィルムチューブ（１６）が張架され、そのチューブの両端 は端部材の周囲溝（１７）内に収縮し、かくて端部材の積極的な一体性を創出し ている。ディスク（１５）はフィルムチューブの引張力によりフィルムロールの 前側に対して押し付けられ、弾性的にそれらに合致してもよい。

これは、例えば感光性ポリマーフィルムの場合、常温流れ（ｃｏｌｄ　ｆｌｏｗ ）によて引起される感光性材料の逃げを防止している。端部材（１３）は、コア およびフィルムによって軸線方向に固定されている。この外部はシース（１８） に囲繞されている。シースは、矩形の紙板ブランクが折曲げられ、長手方向に延 びる粘着テープ（１９）により閉じられ、かつ端部材に固設されている。シース は、端部材（１３）の他の周囲凹部（２０）に止まっている。

第３図は、第２図のパッケージの一端部の拡大図である。周囲溝（１７）内の隆 起（２１）は、収縮チューブ（１６）および端部材（１３）間の積極的一体化を 強化し、収縮チューブの引張力により、それが端部材（１３）から滑離できない ようにしている。この形態では、シース（１８）の材料が有利なことに厚みを有 しており、それは周囲凹部（２０ンから幾分突出している。このために、いくつ かのパッケージが積重ねられたとき、端部材（１３）が当接せず、かくてロール に損傷を与えるような応力がロールに伝達されることがない。

第４図は、上述のパッケージ用の端部材の他の形態を示す。周囲溝（１７）のか わりに、この端部材は、フィルムチューブ（１６）の端部が挿入される平坦な周 囲凹部（２２）を有している。周囲テープ（２３）がチューブ（１６）を端部材 に押し付け、主に摩擦によりその位置に固設している。

第５図は、はぼ同一径で同一軸線に沿って連続して配置された２つのロール用の パッケージの縦断面図である。上述した単一品用のパッケージと比較して、唯一 追加された部品は側方からみて角状のスペーサ（２４）である。このスペーサ上 にロールコア（１２）の内側端が静止している。フィルムチューブ（２６）およ びシース（２７）は両者共、２つのロールおよびスペーサに亘り、一つの端部材 （１３）から他の端部材まで延びている。これ等はスペーサ（２４）の周縁（２ ５）によって支持されている。

同一長さで並列された２つのロール用のパッケージが第６図に示されている。こ の形態では、ロールコア（１２）の両端部は二連の端部材（２８）上に静止し、 半径方向の動きに対し突起（２９）によって固設されている。

フィルムチューブ（３０）およびシース（３１）は個別物体のパッケージ用のも のと全体的に同様である。

第７図は、このパッケージの横断面図である。角柱状のシース（３１）は複数の 縁部で折曲げられた矩形状のボール紙であり、粘着テープ（３２）でもってシー ルされている。

このパッケージの外観は第８図にみられ、二連の端部材（２８）と、粘着テープ （３２）でもってシールされ端部材に固設されたシース（３１）を示している。

突起（２９）は、パッケージの取扱いを容易とするために、窪み（３３）と合致 している。

第９図は、第２図に示された個別パッケージの他の好ましい変形例を示している 。第２図と比べて、部品の参照番号が１００だけ増加されている。この配列では 、支持用部品がロールコア（１１２）でなく、環状のアダプタ（１２１）および ガスケットリング（１１５）　と共に、ロール（１１１）である。テンションが 付与されたフィルムチスーブ（１１６）！こよって発生された力は、端部材（１ １３）、アダプタ（１，２１）およびガスケットリング（１１５）を介して、ロ ール（１１１）の外側に加えられる。これは、感光付ポリマーフィルムウェブの 切断縁をシールし、常温流れによる感光性物質の逃げを防止し２、かつロールの 各々のだが一緒に粘着しないよう保っている。

テレビジョンの画像管をパッケージするのに本発明がどのように用いられるかの 一例が第１０図にあられされている６２つの異なる端部材（２０１，２０２）が 、物体（２００）の非対称性の故に、設けられている。収縮フィルムチューブ（ ２０３）が２つの端部材（２０１，２０２）に固設され、かつ、両者間でテンシ ロンが付与されている。

端部材（２０１，２０２）はシース（２０５）によって支持されており、この形 態ではシー又は支持部材として役立っている。要求強度のために、シースは、エ ンボスされた折目点を備えたプラスチック製の矩形状板から折曲げられ、粘着テ ープ（２０６）でもってシールされている。

端部材（２０１，２０２）の梱包された画像管に接触する領域は、端部材（２０ １，２０２）に接着された弾性材料製のリング（２０７，２０８）を有している 。テンションが付与されたフィルムチューブ（２０３）からの応力は、かくて主 にシース（２０５）により吸収され、画像管に損傷を与えない。

本発明は、パッケージに物体の軸線方向に延びる支持体、およびこの支持体の両 端に位置され物体の横断面を越えて突出する２つの端部材を設けている。このバ ッケー・ジは、端部材をその所定位置に固定するための、端部材に結合されテン ションが付与されたチューブ状フィルムを備えた包囲体（ｅｎｖｅｌｏｐｅ）を 含んでいる。この形態では、本発明のパッケージを行うために必要とされる動作 は、端部材を位置決めし、チューブ状フィルムを例えばその上に滑り込ませるこ とにより施し、テンションを付与し、かつそのチューブと端部材とを結合するの みである。この動作の連続は妥当なコストでもって自動化することができる。本 質的に、端部材を所定位置に固定するのに箱はもはや必要ではない。端部材およ び支持体でさえも、物体の解梱の後に嵩むことなく、かつ再使用できるように形 成され得る。長さの異なる物体への適用は、チューブ状フィルムおよび必要であ れば支持体の長さを変更することのみが要求されるので、特に簡単である。

端部材は、それらの軸線方向の突出部が、もしふされしければ、へこみでない丸 味を帯びた角部を備λた多角形状、あるいは閉じた、例えば円あるいは楕円のよ うな単向曲線め形状を有するように形成されねばならない。これは本発明のパッ ケージにおおよそプリズム形状を与え、かつフィルムのテンションのために、そ の中央部にある（びれが生じ得る。端部材の外郭は、正方形、矩形あるいは円で あることが好ましい。

というのも、このようなパッケージの生産は自動化するのが容易であり、か−〕 、それらは例えばバレッ１−上に多段パッケージユニットどじて積重ねることが できる。テンションが付与されたフィルムおよび端部材は、有利なことに積極的 なすなわち粘着結合により結合される。この方法により、物体がパッケージから 取出された後に、端部材はさらなる処理を必要とすることなく再使用できる。端 部材は、最終的なパッケージにおいて、手あるいは機械的取扱いのために、その 外表面がくぼみや他の適当な形状を有するように形成されるのが好ましい。

本発明の一つの好ましい形態では、パッケージが、矩形で平坦なシート状ないし は板状のブランクから、折曲げて端部を一緒に結合して形成されるシース内に囲 繞される。結合は粘着により行うのが有利である。

このシースは、フィルムおよび梱包された物体を、例えば比較的多数の個々のパ ッケージを積重ねるときの機械的損傷から保護する。このシースの長さはブラン クの幅に対応し、両端部材間の自由空間よりも長（、しかし、両端部材に亘り測 定された全長よりも短くてよい。これらは単純な形状であるから、このようなブ ランクは梱包作業の直前に必要に応じた寸法に切断することができ、かつ予め作 られた部品、例えば箱の高くつく保管を省（ことができる。

端部材が止まる支持体は他の方法に変えてもよい。

もし、包装されるべき物体が適当な軸線方向の強度を有するのであれば、物体そ のものが支持体の機能を果す形態が好ましい。この場合、形状を順応させるため に物体と端部材との間に適当な追加的アダプタを挿入することができる。支持体 はまた、物体内の軸線方向の開口を貫いて延びるか、物体とフィルムとの間に位 置されてもよい。最後に、外側のシースは、端部材がその両端に止まるときには 、支持体の機能を果すようにしてもよい。

包装の際、もしチューブ状フィルムを端部材に結合する前に、該フィルムがテン ション下で引伸されるならば、テンションはチューブ状フィルム内に容易に発生 される。一つの好ましい形態では、収縮フィルムは熱収縮され、かくてフィルム が物体と端部材との組立体に亘り滑装され、かつ端部材に結合された後にテンシ ョンが付与される。テンションを付与する応力は、予期された応力の下で端部材 を確実に支持体に固定するに足りるが、過剰の負荷をかけないようにするべきで ある。

本発明の好ましい一形態では、フィルムは周囲テープによって端部材に結合され 得る。テープはフィルムを端部材の周囲あるいはその溝内に固設し、かくてフィ ルムと端部材のフレキシブルな一体化を創出する。他の好ましい形態では、収縮 フィルムチューブと端部材との間の積極的な一体化が周囲溝によって創出される 。すなわち、チューブ状フィルムが潰裂された後、フィルムはこの領域で加熱さ れ溝内に収縮する。

この溝は、矩形あるいは三角形状である。もし、溝が周方向に延びるチャンネル あるいは隆起を有するならば、積極的一体化の安定性がさらに増大される。

要求される安定性に依存して、外側シースが形成されるブランクの両端領域は、 折曲げたときにオーバラップするか、あるいは突き合う形態としてもよい。

両端領域は粘着テープでもって都合よ（接着され、粘着テープはシースを越えて 突き出てそれを端部材に固設してもよい。オーバラップしている領域もまた接着 剤により接着されてもよい。端部材はまたシースが位置される追加的な周囲凹部 な有していてもよい。このような凹部の深さは、例えばシース材料の厚さと等し くてもよく、そうするとシースは端部材と面一に結合される。この方法により、 凹部に位置されるシースは軸線方向に固設される。もし、シース材料がより厚け れば、それは突出し、パッケージが積重ねられたとき、異なるパッケージの端部 材間の接触を防止する。

これは、重量により加わる応力が、包装された品物の端部材を移動させず損傷を 与えないことを確実とする。

本発明の他の好ましい形態は、複数の物体用のパッケージを含んでいる。それら の軸線に関し、これらは連続して、あるいは並んで配列されてもよい。前者にあ っては、連続して配列された物体の間にスペーサが設けられている。各物体に作 用している支持体の内側端部はスペーサに静止し、外側端部、すなわちパッケー ジに面している部分は、単一物体用パッケージの場合と同様に端部材に静止して いる。スペーサはチューブ状フィルム、および関連する場合には外側シースを支 持する周囲縁部を有してもよい。

もし、同種の物体が本発明の共通パッケージ内に並列に配列されるのであれば、 多連の端部材が設けられる。これらは、包装されるべき全ての物体の支持体の端 部を受入れるように形成されている。個別パッケージの場合と同様に、チューブ 状フィルムは多連端部材間でテンシジンが付与され、それらに固設されている。

この場合も同様に、外側シースを有することが有利である。−緒に包装されるべ き物体の支持体が均一な長さのものでないならば、最長の支持体と短い支持体と の間の長さの差は、短い支持体と多連部材との間に等しくするものを置くことに よって補償することができる。

本発明のパッケージを囲繞するチューブ状フィルムは、熱可塑性ポリマー、例久 ばポリエチレンあるいはポリプロピレンにより構成してもよい。もしふされしけ れば、例えば水や酸素に対する保護層を備えた多層フィルムや金属化フィルムが 用いられてもよい。ポリマー層はまた発色団を含んでいてもよい。本発明のパッ ケージにおける端部材およびスペーサは、プラスチック、木、ボール紙あるいは 金属製であるのが有利である。熱可塑性樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピ レン、塩化ビニル、ポリスチレンおよびアクリロニトリルブタジェンスチレン共 重合体は、フェノールホルムアルデヒド樹脂のように熱硬化性樹脂であるから、 適している。上述の成分の複合物もまた用いてもよい。

本発明のパッケージを覆い得るシース材料は、包装された物体に応力を及ぼすシ ースおよび包囲体の変形なしに多数のパッケージが積重ねられることを許容すべ く、所定の剛性を有さねばならない。

例として、多層化あるいは金属化されてもよいボール紙、プラスチック、例えば ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリスチレン、　ＡＢＳ共重合体 のような熱可塑性プラスチック、金属シートあるいはまた金属化プラスチック材 料が適している。特に、シースが耐荷重支持体として役立つのであれば、適正な 厚さのプラスチックシートあるいは金属シートが好ましい。シースを形成するの に用いられるブランクに、予め形成された折目部位、例えばボール紙の溝、ある いは、いわゆるプラスチックヒンジを設けるのが有利である。

使用後に最少の廃棄物を残すパッケージを創出するという目的に適合するには、 チューブ状フィルムおよびシースは既述の再生型材料から構成されるのが好まし い。適度な強度のシースは複数回用いられてもよ（、その回収輸送の際には、省 スペースのために平坦におかれ得る。

一般に、パッケージ上に、製品記述データあるいは奨励メツセージを付すのが望 ましい。本発明のパッケージでは、製造者あるいは製品の型式についての一般的 情報が再使用可能な端部材上に都合よ（永久的に施され得る。個々に包装される 物体に関する情報は再生されるであろうシース上に印刷される。

もし、包装されるべき物体が感光性、例えば感光記録材料であるなら、端部材お よびチューブ状フィルムに対しては不透光性材料を使用することが有利である。

湿気により損傷を受け得る物体は、フィルムとして水蒸気を通さない材料を用い ている本発明のパッケージにより都合よく包装される。乾燥剤、例えばシリカゲ ルもまた、物体、端部材およびフィルムによって形成される空隙内に入れられて もよく、端部材にホルダにより固設される。

本発明のパッケージは、特にロール状のウェブ形材料に適している。

このような場合、コアが支持部材の機能を果すことができる。コアの両端に接触 している端部材は、ロールの螺旋伸びに対して安定化することができる。もしふ されしければ、弾性材料のディスクが、ロールの前側と端部材との間に位置され る。ロールを安定化するために、直接の、コアに一体に固定された特別な端部デ ィスクはもはや必要でない。これは、物体が解装されたとき、端部材は損傷する ことな（容易に取外され、かつ再使用できることを意味する。この最後に述べた 本発明の形態は、特にロール状の感光性材料、例えば銀ハロゲン化物フィルムあ るいは感光ポリマーフィルムを包装するのに有利である。

ＦＩＧ、３ Ｆ工Ｇ、１０ 特表千６〜５０３０５４　（９） 補正書の写しく翻訳文）提出書 （特許法第１８４条の８） 平成５年５月２８日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．物体の軸線方向に延びる支持部品と、該支持部品の両端にそれぞれ静止し物 体の横断面を越えて突出する２つの端部材と、該端部材をその位置に固定するカ バー部材とを備える物体用のパッケージであって、前記カバー部材は前記端部材 と一体化するよう前記端部材に結合されテンションが付与されたチューブ状フィ ルムであることを特徴とする物体用のパッケージ。 ２．テンションが付与されたチューブ状フィルムと端部材との一体化は、積極的 または摩擦的結合によりなされていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載 のパッケージ。 ３．前記パッケージの外側は、矩形平坦なブランクから折曲げかつ接着により創 られたシース内で囲繞されていることを特徴とする請求の範囲第１項または第２ 項に記載のパッケージ。 ４．支持部品は、物体の軸線方向の開口を貫いていることを特徴とする請求の範 囲第３項に記載のパッケージ。 ５．支持部品は、必要に応じて存在するアダプタとの関連で、物体そのものによ って代表されていることを特徴とする請求の範囲第３項に記載のパッケージ。 ５．端部材が、支持体としてのシースの両端にそれぞれ接触していることを特徴 とする請求の範囲第３項に記載のパッケージ。 ７．チューブ状フィルムは、熱収縮によってテンションが付与される収縮フィル ムであることを特徴とする請求の範囲第３項に記載のパッケージ。 ８．端部材は、前記熱収縮中に収縮フィルムが没する凹部を有していることを特 徴とする請求の範囲第７項に記載のパッケージ。 ９．端部材の凹部は、収縮フィルムの摩擦的一体性を増すように、周方向のチャ ンネルまたは隆起を有していることを特徴とする請求の範囲第８項に記載のパッ ケージ。 １０．チューブ状フィルムは、端部材に周囲テープによって固設されていること を特徴とする請求の範囲第３項に記載のパッケージ。 １１．前記接着は、粘着テープによりなされていることを特徴とする請求の範囲 第３項に記載のパッケージ。 １２．粘着テープは、またシースを端部材に接着していることを特徴とする請求 の範囲第１１項に記載のパッケージ。 １３．シースは端部材の凹部に挿入されていることを特徴とする請求の範囲第３ 項に記載のパッケージ。 １４．共通の包囲体内に軸線方向に前後に配列された複数の同種の物体を包含し 、支持部品の対向する端部はスペーサ上に静止し、端部材が支持部品の外側の端 部に静止していることを特徴とする請求の範囲第３項に記載のパッケージ。 １５．共通の包囲体内に並列に配列された複数の同種の物体を包含し、支持部品 は多連の端部材内で終わっていることを特徴とする請求の範囲第３項に記載のパ ッケージ。 １６．端部材は、機械的または手動の取扱いを可能とするくぼみを有しているこ とを特徴とする請求の範囲第３項に記載のパッケージ。 １７．端部材およびスペーサは、プラスチック，木，金属，ボール紙または複合 材料製であることを特徴とする請求の範囲第３項に記載のパッケージ。 １８．シースは、プラスチック，ボール紙，金属あるいは複合材からなることを 特徴とする請求の範囲第３項に記載のパッケージ。 １９．チューブ状フィルムおよびシースの材料は、再生可能であることを特徴と する請求の範囲第３項に記載のパッケージ。 ２０．チューブ状フィルムの材料は、光不透過性であることを特徴とする請求の 範囲第３項に記載のパッケージ。 ２１．チューブ状フィルムの材料は、水蒸気不透過性であり、ふさわしければ乾 燥剤を包含していることを特徴とする請求の範囲第３項に記載のパッケージ。 ２２．物体は、ロール上のウェブ形状の材料であることを特徴とする請求の範囲 第３項に記載のパッケージ。 ２３．物体は、銀ハロゲン化フィルムまたは感光性ポリマーフィルムであること を特徴とする請求の範囲第２２項記載のパッケージ。 ２４．端部材およびロールの面の間に弾性ディスクが配置されていることを特徴 とする請求の範囲第２３項に記載のパッケージ。 ２５．ロール状の感光性材料を包装するために、前述の請求の範囲のいずれかの 項に記載のパッケージの使用。