JP3840587B2 - シート状アルミニウム平版印刷版の梱包体 - Google Patents

シート状アルミニウム平版印刷版の梱包体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術】
本発明は、アルミニウムを支持体とした平版印刷版の梱包体に関し、特に銀錯塩拡散転写法を利用した平版印刷版の梱包体に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルミニウム板を支持体とした平版印刷版(以降、アルミ印刷版と称す)は、一般にシート状で供給されており、20〜50枚を1セットとして梱包されている。アルミ印刷版は紙やプラスチックを支持体とした印刷版に比べ重量が大きく、梱包体も強度を持たせることに重点が置かれている。梱包体としては、一般に段ボールが用いられており、アルミ印刷版の重量による梱包体の変形を防止するために、底板と蓋板を接合するフレーム(側板)は、段ボールシートを3〜7重に貼合わせた厚みが2cm以上のものが用いられている。
【0003】
しかしながら、上記した従来の梱包体は、輸送中の歪みや変形が完全には防止されるには至ってなかった。従って梱包されたアルミ印刷版は合紙(アルミ印刷版の間に挿入する紙)との間でこすれて感光面に傷が入ったり、被りを生じたりした。特にアルミニウム支持体上に物理現像核及びハロゲン化銀乳剤層を有する銀拡散転写法を利用した平版印刷版(アルミニウム銀塩印刷版)は、その影響が大きく深刻な問題であった。
【0004】
一方、近年各種レーザー及びLED等用いた走査型露光出力機(以降、プレートセッターと称す)が普及し、それを用いたCTP(コンピュータ・ツー・プレート)システムが注目されており、走査型露光用印刷版を用いたカラー印刷を実現している。走査型露光用印刷版は、従来から紙やプラスチックフイルムを支持体とした銀塩印刷版が知られているが、近年、アルミニウム板を支持体としたアルミニウム銀塩印刷版が開発されてきた。
【0005】
プレートセッターには、アルミ印刷版を一枚ずつ直接ドラムに装填するもの、及びカセットを用いて複数枚のアルミ印刷版を一度に装填するものがある。
【0006】
後者のカセットを用いて装填するタイプは、アルミ印刷版を製品梱包体から取り出し、専用のカセットに詰め替えるという作業を暗室で行なう必要があった。この暗室での詰め替えは、極めて神経を使う作業(アルミ印刷版に傷を付けないよう行なう必要がある)であり、作業効率を大幅に低下させていた。また、別に暗室の設置が必要であった。従って、専用カセットに明室で装填することができる梱包体が望まれていた。
【0007】
特に、前記したアルミニウム銀塩印刷版は、従来から一般的に用いられるPS版に比べて、はるかに感度が高く、梱包体の遮光性は不可欠である。従って、前述したように輸送中の歪みや変形を生じないような強度と、取り扱いを容易にするための軽量化と、遮光性を兼ね備えた梱包体が必要であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の目的は、輸送時及び、取扱時の梱包体の歪みや変形がなく、軽量で遮光性に優れたアルミニウム印刷版の梱包体を提供することにある。特に、プレートセッターの専用カセットに、アルミニウム銀塩印刷版を製品梱包体の状態で明室下で装填することができる梱包体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、以下の構成によって基本的に達成された。
(1)アルミニウム板を支持体としたシート状平版印刷版の梱包体であって、前記平版印刷版を収納する上面解放の収納箱と、該収納箱の上面を封鎖する蓋からなり、前記収納箱が、黒色顔料を練り込んだ融点150℃以上の熱可塑性樹脂フイルムが内面になるように段ボールに貼合わされた底板と、黒色顔料を練り込んだプラスチック樹脂発泡体によって形成された矩形のフレームからなることを特徴とするシート状アルミニウム平版印刷版の梱包体。
【0010】
(2)アルミニウム板を支持体としたシート状平版印刷版の梱包体であって、前記平版印刷版を収納する上面解放の収納箱と、該収納箱の上面を封鎖する蓋からなり、前記収納箱が黒色顔料を練り込んだプラスチック樹脂発泡体によって形成された矩形のフレームで構成され、前記フレームの前記底板との接触面の、印刷版収納部側に対して外側に切り欠き部を有し、該切り欠き部に両面接着テープを介在させて前記フレームと前記底板を接合固定したことを特徴とするシート状アルミニウム平版印刷版の梱包体。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の梱包体を図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の梱包体の断面図である。1は収納箱、2は蓋、3はアルミ印刷版、4は遮光シート、5は封緘用接着テープである。
【0013】
図2は収納箱1の斜視図である。収納箱1は底板11と4つの側面を形成するフレーム12から構成さている。4つのフレーム12は角で接合されている。接合部は図3に示すように、少なくとも一方のフレームがL字状の切り欠きを有する。図3aは、片方のフレームのみが切り欠きを有し、図3bは両方のフレームが切り欠きを有する態様の斜視図である。この切り欠きを有することによって、接合部の遮光が完全になる。接合部は接着剤や両面接着テープで接着される。
【0014】
フレーム12は、図示されているように矩形(細長い長方形)状であり、材質としてはプラスチック樹脂発泡体が用いられる。プラスチック樹脂発泡体としては、各種発泡体が用いられる。代表的なものとして、例えばポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリイソシアヌレート、メラミン系樹脂、フエノール系樹脂等有り、詳細には、株式会社東レリサーチセンター発行の発泡体・多孔質体技術と用途展開(1997年4月15日発行)のP300〜P374の公開特許公報リストに記載されている。
【0015】
プラスチック樹脂発泡体の発泡倍率は、樹脂の硬度によって適当な範囲が選択されるが、本発明の梱包体は比較的高い強度が要求されるため、一般的には、10以下の発泡倍率の使用で、特に2〜6の発泡倍率が好ましい。これらの発泡体を用いることによって、通常の樹脂に比べて強度をあまり低下させずに重量を大幅に軽減できるメリットがある。前記発泡体の中でも特にポリスチレンの発泡体が好ましく用いられる。
【0016】
フレーム12の厚みは30mm以下が好ましい。また、フレーム12の高さは、梱包されるアルミ印刷版の厚みや枚数、及び蓋2の中央部の厚みによって適宜選択される。
【0017】
収納箱1を形成する底板11は、段ボール、プレスボード、板紙、プラスチック樹脂発泡体等で形成される。コスト、廃棄性及び加工性の面から段ボールが好ましく用いられる。耐水性の面からワックスコーティングされた段ボールが好ましく、強度面から強化中芯を用いたAフルートまたはABフルート(複両面段ボール)が好ましい。強化中芯とは、複両面段ボールの両面化であり、中しんの樹脂加工、ラミネート加工、及び厚物中しんに区別されるが、一般的には樹脂加工が多用されている。
【0018】
底板11の好ましい態様を図4(断面図)に示す。段ボール(ABフルート)11aの上に、遮光及び防湿性を施すためにカーボンブラックを練り込んだ熱可塑性樹脂フィルムが収納箱の内面になるように貼り合わされている。前記熱可塑性樹脂としては、融点が150℃以上のものが好ましく、特に200℃以上のものが好ましい。これらの融点の高い熱可塑性樹脂フィルムを用いることによって、フレーム12と底板11を接合したときに接合部の強度が保持できる。
【0019】
融点が150℃以上の熱可塑性樹脂としては、下記のものが挙げられる。
ポリプロピレン:150〜180℃
ナイロン6:200〜230℃
ナイロン66:220〜250℃
ポリスチレン:230〜250℃
ポリカーボネート:220〜270℃
塩化ビニリデン:190〜210℃
ポリエチレンテレフタレート:260〜270℃
ポリアセタール:170〜180℃
【0020】
上記樹脂の融点は、示差走査熱量測定法(DSC法)による最大ピーク温度として求めたものである。
【0021】
上記熱可塑性樹脂の中でも特に、貼付け加工性のよいポリエチレンテレフタレート(PET)が好適である。樹脂フィルム11bの厚みは、強度を持たせるために80μm以上が好ましく、特に100〜300μm程度が好ましい。
【0022】
本発明の梱包体において、強度、軽量化及び遮光性のより高い性能を達成するための好ましい実施態様は、収納箱が前記した構成の底板と、黒色顔料が練り込まれたプラスチック樹脂発泡体のフレームで形成されることである。
【0023】
次に、収納箱1を構成する底板11とフレーム12の接合について説明する。図5は、底板11とフレーム12の接合部分の斜視図である。フレーム12の底板11との接触面(接合面)には、切り欠き部13が設けられている。切り欠き部13は、両面接着テープの幅と厚みに合わせて設けられる(切り欠き部13の幅は両面接着テープ14の幅よりわずかに広くするのがよい)。そして、切り欠き部13に両面接着テープ14を貼り付けて、底板11とフレーム12を接合固定する。切り欠き部13は、フレーム12の幅Lに対して、その一部を切り欠いて設けられるものであって、長手方向Mに対してはほぼ全長に設けられる。切り欠き部13は、収納部側(図5において右側)に設けてもよいし、また中央部のみに設けてもよい。好ましくは、図5のように外側に設けることである。
【0024】
上記のように、フレーム12の底板11との接合面に両面接着テープを介在させるための切り欠き部13を設けることで、収納箱の底板と発泡体フレーム間に隙間をなくして、両面接着テープの基材の厚みからの光線漏れや、接合部隙間へのアルミ印刷版の潜り込みをなくすることができる。
【0025】
上記接合方法を用いることによって、底板11とフレーム12の接合部の遮光性が完全に保たれる。両面接着テープを用いるのは、上記接合方法に最も適合するばかりではなく、梱包体の組立において、寸法精度及び作業性に優れているという利点がある。即ち、一般に用いられる接着剤は、接着後ある程度の接着強度に達するのに時間がかかり、その間の作業工程で外圧によって、変形する危険性があり、またそれを回避すると作業効率が低下するという不都合がある。ホットメルトは、比較的早く接着するが接合強度の面で問題がある。これに対して、両面接着テープは、接着直後から比較的高い接合強度が有り、外圧による変形に対して極めて有利である。
【0026】
上記両面接着テープは、最終接着強度の高いものを用いるのが好ましく、せん断接着力(試験法;ステンレス板同士を10kgロールにて圧着し、72時間室温養後、20℃の雰囲気下にて4時間放置し、その条件下で引張速度300mm/分でせん断接着力を測定する)が、80N/cm2のものが好ましく、100N/cm2のものがより好ましい。これらの両面接着テープは、コニシ株式会社よりボンドWF101シリーズとして入手できる。
【0027】
本発明に用いられる両面接着テープの厚さは0.2〜0.8mm程度が好ましく、幅は5〜25mm程度で、好ましくは5〜15mmの狭巾である。
【0028】
収納箱1の上面は解放されており、その解放上面を蓋2が封鎖する構成になっている。蓋2の好ましい実施態様の断面図を図6a、bに示す。収納箱1のアルミ印刷版の収納部分(解放部分)のほぼ全面に相当する部分、即ち2b部分の肉厚を厚くしている。これによって、前記したように梱包体が輸送中に反転した場合でもアルミ印刷版の重量に耐えることができる。この2bの部分はアルミ印刷版3を軽く押し圧する程度に厚みを調整するのが好ましい。
【0029】
前記2bの部分は、収納箱1の解放上面に相当する大きさを有し、収納箱の収納部に嵌合するように設計することが好ましい。また、収納されるアルミ印刷版のサイズが比較的小さい場合は、アルミ印刷版の上面の全面に相当するように設けなくても、図7(下面図)に示すように、2bが部分的であってもよい。
この場合でも、2bは収納部に嵌合することが遮光の面で必要である。
蓋の2b部分は収納箱1の収納部の内側面に接触する状態で嵌合させることが好ましく、両者間のクリアランスは最大でも2mmとする。
【0030】
蓋2の材質は段ボールが好ましい。2aはAフルート(図6a)またはABフルート(複両面段ボール図6b)が用いられる。2bは強度を持たせるために、段ボールシートを2枚以上貼合わせたもの、例えばABフルート(複両面段ボール)、トライウオール(3枚重ね)、またはハニカムの構成するのが好ましく、厚みは5〜15mmが適当である。図6aはハニカム、図6bはABフルートを用いた態様である。
【0031】
本発明の梱包体は蓋を取り除いた状態でプレートセッターの専用カセットに装填できる。明室下で装填するためには、アルミ印刷版の感光面を光に晒さないようにしなければならない。アルミ印刷版の感光面を下にするか、または上にするかは用いるプレートセッターに合わさねばならないが、感光面を上にして装填する場合は遮光シート4が必須である。また、感光面を下にして装填する場合も感光シートを挿入することが好ましいことは言うまでもない。遮光シート4は、輸送中折れたりシワ等生じないように、ある程度の剛度を有する材質を用いることが好ましい。遮光シート4は厚み100μm以上の紙と、カーボンブラックを練り込んだ熱可塑性樹脂シートを貼合わせたものを用いるのが好ましい。熱可塑性樹脂としては、柔軟性の高いものが好ましく、融点が150℃以下のものが好ましい。特にポリエチレン樹脂が好ましい。
【0032】
遮光シート4の好ましい態様を図8(断面図)に示す。紙4aにカーボンブラックが練り込まれたポリエチレン樹脂フィルム4bが貼り合わされている。紙4aの厚みは、100μm以上が好ましく、特に100〜500μmが好ましい。ポリエチレン樹脂フィルム4bの厚みは、20〜100μm程度が好ましい。遮光シート4は、収納箱1の開放上面に相当する形状及び大きさに設定されるが、紙4aの寸法は、収納箱1の内寸法より小さく、かつ樹脂フィルム4bの寸法は収納箱の内寸法より大きくすることが好ましい。収納箱1のアルミ印刷版の収納部は、印刷版に合わせて通常長方形の形に設計されるが、遮光シート4もほぼ同形に設計する。この際、紙4aのそれぞれの辺は、対応する収納箱1の内寸法より、1〜5mm程度小さくし、樹脂フィルム4bのそれぞれの辺は、対応する収納箱1の内寸法より、2〜10mm程度大きくする。これによって、遮光シートの挿入が容易になり、かつ、遮光性が完全に保たれる。また、100μm以上の紙を用いることによって、ある程度の剛度が確保できるため、輸送時や取り扱い時における遮光シートの皺発生が防止できる。遮光シートを梱包体に挿入するときは、樹脂フィルム4b側がアルミ印刷版と接触するように挿入する。
【0033】
本発明の梱包体の最も好ましい態様は、収納箱1が黒色顔料を練り込んだ融点150℃以上の熱可塑性樹脂フイルムが内面になるように段ボールに貼合わされた底板11と、黒色顔料を練り込んだプラスチック樹脂発泡体によって形成された矩形のフレーム12からなり、フレーム12の底板11との接触面の一部に切り欠き部13を有し、該切り欠き部に両面接着テープ14を介在させてフレーム12と底板11を接合固定したものである。更に好ましくは、蓋2と収納された平版印刷版3との間に、下記の遮光シート4を挿入したことである。この遮光シートは、厚み100μm以上の紙4aと、黒色顔料を練り込んだ熱可塑性樹脂フィルム4bとを貼り合わせたシートであり、紙4aの寸法が前記収納箱の内寸法より小さく、かつ熱可塑性樹脂フイルム4bの寸法が前記収納箱の内寸法より大きい遮光シートである。
【0034】
プレートセッターの専用カセットに梱包体を装填する方法は、前記したようにカセットに装填する前に梱包体の蓋を梱包体の蓋を取り外してもよいが、カセットに装填したあとに蓋を取り外してもよい。前者の方法は、蓋を取り外した後カセットに装填するまでの間に持ち運び等によって梱包体が歪んだ場合に遮光シートのめくれ等でアルミ印刷版が被る危険性がある。従って、遮光性の面では後者が好ましい。
【0035】
梱包体をカセットに装填した後、梱包体の蓋を取り外す方法は、封緘テープ5の切断に不都合が生じる。即ち、収納箱1と蓋2の接合部の4辺全てを全域に渡ってテープ止めすることが、遮光性及び強度の面好ましく、従ってカッターナイフ等での切断が必要である。カセットに装填する前であれば、収納箱1と蓋2の接合部に沿って、カッターナイフで切断することができるが、カセットに装填した後は収納箱1と蓋2の接合部の位置がカセット内に隠れるため切断できなくなる。
【0036】
従って図9に示すように、収納箱1に蓋2を覆いかぶせたときに、収納箱1のフレーム部12の上面の一部が露出するようにする。即ち、収納箱1の外寸より蓋2の上面構成部分2aの外寸を3〜10mm程度小さくし、段差yを設ける。この段差y部分の蓋2と収納箱1の接線に沿って、4辺全域に貼付けられた封緘テープ5をカッターナイフで上から切断し、蓋2を取り外すことができる。
【0037】
しかしカセットへのマスク装置等でカセット外枠が梱包体より高く、収納箱から蓋が取り外しにくく、本発明は図10に示すように、蓋2はプレートセッターのカセットに装填された梱包体の状態で蓋2が簡単に取り外せるための切り欠き状の把手2cを設けている。把手2cは蓋2の上面に、直径2〜10cmの半円で円周部はミシン目の切込みを入れ、且つ半円の上部に1〜5cmの半円状の切込みを設け、1〜5cmの切込みから直径2〜10cmの半円のミシン目部を切り放して梱包体から蓋2を取り外してカセットに設けられているマスクを下ろしてカセットをプレートセッターに装着する。
【0038】
【発明の効果】
本発明の梱包体を用いることによって、輸送時の歪みや変形及び光線もれによるカブリがなくなり、アルミ印刷版を正常な状態でユーザに供給することができる。特に、プレートセッターへの明室装填が可能になるという大きな利点がある。特に、高感度のアルミニウム銀塩印刷版の梱包体として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の梱包体の断面図
【図2】本発明の梱包体の収納箱部分の斜視図
【図3】フレーム同士の接合の状態を示す斜視図
【図4】収納箱の底板の断面図
【図5】収納箱の底板とフレームの接合部分の斜視図
【図6】蓋の断面図
【図7】蓋の下面図
【図8】遮光シートの断面図
【図9】本発明の梱包体の蓋と収納箱の関係を示す断面図
【図10】蓋の上面図
【符号の説明】
1 収納箱
2 蓋
3 アルミ印刷版
4 遮光シート
11 底板
12 フレーム

Claims (3)

  1. アルミニウム板を支持体としたシート状平版印刷版の梱包体であって、前記平版印刷版を収納する上面解放の収納箱と、該収納箱の上面を封鎖する蓋からなり、前記収納箱が、黒色顔料を練り込んだ融点150℃以上の熱可塑性樹脂フイルムが内面になるように段ボールに貼合わされた底板と、黒色顔料を練り込んだプラスチック樹脂発泡体によって形成された矩形のフレームからなることを特徴とするシート状アルミニウム平版印刷版の梱包体。
  2. アルミニウム板を支持体としたシート状平版印刷版の梱包体であって、前記平版印刷版を収納する上面解放の収納箱と、該収納箱の上面を封鎖する蓋からなり、前記収納箱が底板と黒色顔料を練り込んだプラスチック樹脂発泡体によって形成された矩形のフレームで構成され、前記フレームの前記底板との接触面の、印刷版収納部側に対して外側に切り欠き部を有し、該切り欠き部に両面接着テープを介在させて前記フレームと前記底板を接合固定したことを特徴とするシート状アルミニウム平版印刷版の梱包体。
  3. アルミニウム板を支持体としたシート状平版印刷版の梱包体であって、前記平版印刷版を収納する上面解放の収納箱と、該収納箱の上面を封鎖する蓋からなり、前記収納箱が、黒色顔料を練り込んだ融点150℃以上の熱可塑性樹脂フイルムが内面になるように段ボールに貼合わされた底板と、黒色顔料を練り込んだプラスチック樹脂発泡体によって形成された矩形のフレームからなり、前記フレームの前記底板との接触面の一部に切り欠き部を有し、該切り欠き部に両面接着テープを介在させて前記フレームと前記底板を接合固定したことを特徴とするシート状アルミニウム平版印刷版の梱包体。
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