JP2589177B2 - ロール状写真感光材料の集合包装体 - Google Patents
ロール状写真感光材料の集合包装体Info
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- JP2589177B2 JP2589177B2 JP1078011A JP7801189A JP2589177B2 JP 2589177 B2 JP2589177 B2 JP 2589177B2 JP 1078011 A JP1078011 A JP 1078011A JP 7801189 A JP7801189 A JP 7801189A JP 2589177 B2 JP2589177 B2 JP 2589177B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ロール状写真感光材料の集合体の包装体に
関するものである。
関するものである。
一般に、映画用のロール状写真感光材料は、第29図に
示すように、巻芯4に写真感光材料が巻回されてロール
状写真感光材料3となし、このロール状写真感光材料3
の端末を粘着テープ又はシール23でとめている。
示すように、巻芯4に写真感光材料が巻回されてロール
状写真感光材料3となし、このロール状写真感光材料3
の端末を粘着テープ又はシール23でとめている。
従来、上記ロール状写真感光材料3を包装するには、
第30図に示すように、ロール状写真感光材料3を包装袋
41に入れてテープ42で密封し、この包装体を金属缶43に
入れ、嵌合部を防湿・遮光のため遮光性粘着テープ44で
封緘する。そして、この金属缶43を3缶程度段ボール箱
40に積重して収納し、接着剤又は粘着テープで封緘して
ロール状写真感光材料3の包装体が完成していた。
第30図に示すように、ロール状写真感光材料3を包装袋
41に入れてテープ42で密封し、この包装体を金属缶43に
入れ、嵌合部を防湿・遮光のため遮光性粘着テープ44で
封緘する。そして、この金属缶43を3缶程度段ボール箱
40に積重して収納し、接着剤又は粘着テープで封緘して
ロール状写真感光材料3の包装体が完成していた。
また、他の包装体として、第31図に示すように、ロー
ル状写真感光材料3を物理強度の大きい個装袋45に入れ
てテープ46で密封し、この個装袋45を20個程度外箱47上
蓋48及び下蓋49からなる外装箱に収納していた(「包装
技術」昭和58年12号第44頁〜第47頁参照)。
ル状写真感光材料3を物理強度の大きい個装袋45に入れ
てテープ46で密封し、この個装袋45を20個程度外箱47上
蓋48及び下蓋49からなる外装箱に収納していた(「包装
技術」昭和58年12号第44頁〜第47頁参照)。
従来の金属缶43を用いる包装体は、非常にコストが高
くなり、かつ集合包装体とする工程が複雑な上、現像所
で開封してロール状写真感光材料3を1巻づつ取り出す
のが煩雑であった。また、直径40cm以上の金属缶を作る
ことは高価な大型プレス機を用いても技術的に困難で、
大径のロール状写真感光材料3を包装することができな
かった。
くなり、かつ集合包装体とする工程が複雑な上、現像所
で開封してロール状写真感光材料3を1巻づつ取り出す
のが煩雑であった。また、直径40cm以上の金属缶を作る
ことは高価な大型プレス機を用いても技術的に困難で、
大径のロール状写真感光材料3を包装することができな
かった。
また、物理強度の大きい積層フィルムを用いた大型の
個装袋45による包装体は、コストダウンが図られている
が、依然としてロール状写真感光材料3を1巻づつ個装
袋45に収納しなければならず、また現像所で1巻づつ個
装袋から取り出さなければならず煩雑であった。特に、
大径かつ大量のロール状写真感光材料3を取扱う大手現
像所では作業性が悪く問題であり、ロール状写真感光材
料3の取出し性を良くする包装体が望まれていた。
個装袋45による包装体は、コストダウンが図られている
が、依然としてロール状写真感光材料3を1巻づつ個装
袋45に収納しなければならず、また現像所で1巻づつ個
装袋から取り出さなければならず煩雑であった。特に、
大径かつ大量のロール状写真感光材料3を取扱う大手現
像所では作業性が悪く問題であり、ロール状写真感光材
料3の取出し性を良くする包装体が望まれていた。
本発明は以上の問題点を解決し、ロール状写真感光材
料の包装作業及び取出し作業が簡単で、かつコストが安
いロール状写真感光材料の集合包装体を提供することを
目的とする。
料の包装作業及び取出し作業が簡単で、かつコストが安
いロール状写真感光材料の集合包装体を提供することを
目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたもので、
第1の発明は、載置台と、該載置台に載置されるロール
状写真感光材料の集合体と、該集合体に挿通される支柱
と、該載置台と結束することにより該集合体を遮光的に
密封被包する遮光袋とを具備することを特徴として構成
されている。
第1の発明は、載置台と、該載置台に載置されるロール
状写真感光材料の集合体と、該集合体に挿通される支柱
と、該載置台と結束することにより該集合体を遮光的に
密封被包する遮光袋とを具備することを特徴として構成
されている。
また、第2の発明は、遮光台と耐圧部材とからなる載
置台と、該載置台の遮光台に載置されるロール状写真感
光材料の集合体と、該集合体に挿通される支柱と、該載
置台と結束することにより該集合体を遮光的に密封被包
する遮光袋とを具備することを特徴として構成されてい
る。
置台と、該載置台の遮光台に載置されるロール状写真感
光材料の集合体と、該集合体に挿通される支柱と、該載
置台と結束することにより該集合体を遮光的に密封被包
する遮光袋とを具備することを特徴として構成されてい
る。
さらに、第3の発明は、遮光皿と耐圧部材とからなる
載置台と、該載置台の耐圧部材に載置されるロール状写
真感光材料の集合体と該集合体に挿通される支柱と該載
置台と結束することにより該集合体を遮光的に密封被包
する遮光袋とを具備することを特徴として構成されてい
る。
載置台と、該載置台の耐圧部材に載置されるロール状写
真感光材料の集合体と該集合体に挿通される支柱と該載
置台と結束することにより該集合体を遮光的に密封被包
する遮光袋とを具備することを特徴として構成されてい
る。
載置台は、ロール状写真感光材料の集合体を遮光的に
載置するもので、単一の成形品であっても、遮光台又は
遮光皿と耐圧部材とを組合わせたものであってもよい。
遮光台又は遮光皿と耐圧部材とを組み合わせた場合は、
遮光台又は遮光皿で遮光性が確保できれば、耐圧部材は
遮光性が不要で、かつ一般に用いられている木材、段ボ
ール等のかぶりや感光度の増減を発生させる安価な包装
材料を使用することができるので安価に提供できる。
載置するもので、単一の成形品であっても、遮光台又は
遮光皿と耐圧部材とを組合わせたものであってもよい。
遮光台又は遮光皿と耐圧部材とを組み合わせた場合は、
遮光台又は遮光皿で遮光性が確保できれば、耐圧部材は
遮光性が不要で、かつ一般に用いられている木材、段ボ
ール等のかぶりや感光度の増減を発生させる安価な包装
材料を使用することができるので安価に提供できる。
この遮光台又は遮光皿は、遮光性を有し、かつ所定の
防湿性及び物理強度を有すれば、各種材料を用いて各種
方法で作製できる。例えば、遮光性物質を0.1〜10重量
%、好ましくは0.3〜3重量%含む各種熱可塑性樹脂や
熱硬化樹脂、好ましい代表例としてはポリオレフィン樹
脂、ABS樹脂、ハイインパクトポリスチレン樹脂、プロ
ピレン・エチレン共重合体樹脂、高密度ポリエチレン樹
脂、合成ゴム又はエラストマー樹脂を混練したポリオレ
フィン樹脂等がある。
防湿性及び物理強度を有すれば、各種材料を用いて各種
方法で作製できる。例えば、遮光性物質を0.1〜10重量
%、好ましくは0.3〜3重量%含む各種熱可塑性樹脂や
熱硬化樹脂、好ましい代表例としてはポリオレフィン樹
脂、ABS樹脂、ハイインパクトポリスチレン樹脂、プロ
ピレン・エチレン共重合体樹脂、高密度ポリエチレン樹
脂、合成ゴム又はエラストマー樹脂を混練したポリオレ
フィン樹脂等がある。
耐圧部材は、ロール状写真感光材料の集合体の圧力に
耐え得るだけの物理強度を有すれば、各種材料、たとえ
写真感光材料に悪影響を与える材料であっても使用でき
る。
耐え得るだけの物理強度を有すれば、各種材料、たとえ
写真感光材料に悪影響を与える材料であっても使用でき
る。
遮光台の外面は、作業者が手を切ったり、写真感光材
料を傷付けたり、遮光袋にピンホールを開けたりするこ
とを防止するために、角がない曲面状に形成するのが好
ましい。必要によっては第25図のように外側にカールさ
せることが好ましい。
料を傷付けたり、遮光袋にピンホールを開けたりするこ
とを防止するために、角がない曲面状に形成するのが好
ましい。必要によっては第25図のように外側にカールさ
せることが好ましい。
遮光台は、遮光袋をバンドで結束する際、暗室でも結
束位置を容易に確認でき、かつバンドが輸送中に落下し
ないので、下部の径が大きい略階段状に形成することが
好ましい。
束位置を容易に確認でき、かつバンドが輸送中に落下し
ないので、下部の径が大きい略階段状に形成することが
好ましい。
遮光皿又は遮光台の高さ又は深さは10〜100mmの範囲
が好ましく、遮光皿又は遮光台に用いる遮光シートの厚
さは真空成形法では0.2〜3mmの範囲、射出形成法では1
〜5mmの範囲が品質と成形性のバランスの点から好まし
い。
が好ましく、遮光皿又は遮光台に用いる遮光シートの厚
さは真空成形法では0.2〜3mmの範囲、射出形成法では1
〜5mmの範囲が品質と成形性のバランスの点から好まし
い。
支柱は、ロール状写真感光材料の巻芯に挿通され、ロ
ール状写真感光材料がずれて荷崩れするのを防止するた
めのものである。従って、この支柱は、塩化ビニル樹脂
管、ポリプロピレン樹脂管、ポリエチレン樹脂管等のプ
ラスチックパイプ、金属パイプ、紙管、プラスチック
棒、金属棒、木製棒等この支柱にロール状写真感光材料
の巻芯か嵌め込まれ複数巻積重されて固定できるもので
あればよく、またその断面形状も円形、多角形等種類の
形状に形成できる。この支柱はロール状写真感光材料を
巻芯部が重なり合うように固定板を載置後、巻芯の空間
部を通して上部より挿通して固定板に固定する方式で
も、また、支柱は遮光台の穴に単に遊嵌しているだけで
あっても、遮光台の上に単に載り接触しているだけであ
ってもよい。
ール状写真感光材料がずれて荷崩れするのを防止するた
めのものである。従って、この支柱は、塩化ビニル樹脂
管、ポリプロピレン樹脂管、ポリエチレン樹脂管等のプ
ラスチックパイプ、金属パイプ、紙管、プラスチック
棒、金属棒、木製棒等この支柱にロール状写真感光材料
の巻芯か嵌め込まれ複数巻積重されて固定できるもので
あればよく、またその断面形状も円形、多角形等種類の
形状に形成できる。この支柱はロール状写真感光材料を
巻芯部が重なり合うように固定板を載置後、巻芯の空間
部を通して上部より挿通して固定板に固定する方式で
も、また、支柱は遮光台の穴に単に遊嵌しているだけで
あっても、遮光台の上に単に載り接触しているだけであ
ってもよい。
遮光袋は、ロール状写真感光材料を被包して密封し、
遮光性を確保するためのものである。この遮光袋は、遮
光性を確保できれば種々のフィルムを用いることができ
る。例えば、遮光性L−LDPE樹脂インフレーションフィ
ルム、遮光性ポリオレフィン樹脂インフレーションフィ
ルム、多層共押出し遮光性熱可塑性樹脂フィルム、積層
フィルム等があり、エチレン共重合体樹脂フィルム又は
エチレン共重合体を含むポリオレフィン樹脂フィルムを
有する積層フィルムが、ヒートシール適性が良好で、物
理強度が優れているので好ましい。特に、外層を光反射
性遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィルム、内層を光吸
収性遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィルムとした多層
共押出しインフレーションフィルムが好ましい。
遮光性を確保するためのものである。この遮光袋は、遮
光性を確保できれば種々のフィルムを用いることができ
る。例えば、遮光性L−LDPE樹脂インフレーションフィ
ルム、遮光性ポリオレフィン樹脂インフレーションフィ
ルム、多層共押出し遮光性熱可塑性樹脂フィルム、積層
フィルム等があり、エチレン共重合体樹脂フィルム又は
エチレン共重合体を含むポリオレフィン樹脂フィルムを
有する積層フィルムが、ヒートシール適性が良好で、物
理強度が優れているので好ましい。特に、外層を光反射
性遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィルム、内層を光吸
収性遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィルムとした多層
共押出しインフレーションフィルムが好ましい。
遮光袋で密封するには、遮光袋の開口端部を載置台に
紐やバンドやゴム輪等によって結束することにより行な
う。補助的手段として接着剤、粘着剤、粘着テープ、熱
溶融接着等を併用してもよい。
紐やバンドやゴム輪等によって結束することにより行な
う。補助的手段として接着剤、粘着剤、粘着テープ、熱
溶融接着等を併用してもよい。
例えば遮光皿の側面に遮光袋結束用の凹溝又は凸条が
形成することができる。この皿の凹溝又は凸条は、幅が
0.3〜10cm、好ましくは0.5〜5cm、深さが0.1〜5cm、好
ましくは0.3〜2cmであり、高さが1〜10cm、好ましくは
2〜6cmであり、その形状は多角形、円形、楕円等各種
形状に形成できる。さらに、凹溝又は凸条を2以上形成
してもよい。
形成することができる。この皿の凹溝又は凸条は、幅が
0.3〜10cm、好ましくは0.5〜5cm、深さが0.1〜5cm、好
ましくは0.3〜2cmであり、高さが1〜10cm、好ましくは
2〜6cmであり、その形状は多角形、円形、楕円等各種
形状に形成できる。さらに、凹溝又は凸条を2以上形成
してもよい。
この遮光皿は、プラスチック、金属、ファイバードラ
ム、段ボール等各種材料で形成される。
ム、段ボール等各種材料で形成される。
ロール状写真感光材料は、例えば映画用ポジティブフ
ィルム、カラー印画紙、マイクロフィルム、写植印画
紙、写植フィルム、COMフィルム等の他、感熱紙、感熱
フィルム、感光性樹脂フィルム、熱現像型感熱材料等も
含まれる。また、磁気材料、感圧紙、修飾用リボン等に
も適用することができる。また、このロール状写真感光
材料の巻芯はプラスチック、金属、紙等で製造される。
ィルム、カラー印画紙、マイクロフィルム、写植印画
紙、写植フィルム、COMフィルム等の他、感熱紙、感熱
フィルム、感光性樹脂フィルム、熱現像型感熱材料等も
含まれる。また、磁気材料、感圧紙、修飾用リボン等に
も適用することができる。また、このロール状写真感光
材料の巻芯はプラスチック、金属、紙等で製造される。
ロール状写真感光材料間には写真感光材料の品質確保
のためプラスチックシート、発泡シート、不織布、積層
フィルム等の緩衝シートを設けることが好ましい。この
緩衝シートには、滑剤、帯電防止剤、遮光性物質、界面
活性剤、導電性物質のいずれか1つ以上を混練した各種
プラスチック樹脂シートを用いるのが好ましい。。ま
た、スタチック防止、滑性向上等のために各種形状(例
えば、東京ベアロン(株)発行の「ベアロンシボ」等に
記載の絹目、砂目、縄目、格子目、梨地面、微粒面)の
エンボス加工を施すことが好ましい。
のためプラスチックシート、発泡シート、不織布、積層
フィルム等の緩衝シートを設けることが好ましい。この
緩衝シートには、滑剤、帯電防止剤、遮光性物質、界面
活性剤、導電性物質のいずれか1つ以上を混練した各種
プラスチック樹脂シートを用いるのが好ましい。。ま
た、スタチック防止、滑性向上等のために各種形状(例
えば、東京ベアロン(株)発行の「ベアロンシボ」等に
記載の絹目、砂目、縄目、格子目、梨地面、微粒面)の
エンボス加工を施すことが好ましい。
本発明のロール状写真感光材料の集合包装体では、載
置台が遮光性を確保しつつロール状写真感光材料の集合
体を載置し、支柱がロール状写真感光材料の荷くずれを
防止し、そして遮光袋がロール状写真感光材料を密封し
て防湿性、ガスバリヤー性、遮光性を確保する。また、
載置台を遮光皿又は遮光台と耐圧部材で構成したときに
は、遮光皿又は遮光台は遮光性を確保し、耐圧部材はロ
ール状写真感光材料の集合体を載置できるだけの強度を
付与する。
置台が遮光性を確保しつつロール状写真感光材料の集合
体を載置し、支柱がロール状写真感光材料の荷くずれを
防止し、そして遮光袋がロール状写真感光材料を密封し
て防湿性、ガスバリヤー性、遮光性を確保する。また、
載置台を遮光皿又は遮光台と耐圧部材で構成したときに
は、遮光皿又は遮光台は遮光性を確保し、耐圧部材はロ
ール状写真感光材料の集合体を載置できるだけの強度を
付与する。
本発明によるロール状写真感光材料の集合包装体の一
実施例を第1図に基づいて説明する。
実施例を第1図に基づいて説明する。
第1図はロール状写真感光材料の集合包装体の断面図
である。
である。
この図において、符号0は載置台で耐圧部材1と遮光
皿7とからなっている。符号1は耐圧部材で、比較的硬
質の材料で円形状に形成されている。この耐圧部材1の
中央には、円柱状に形成された支柱2が固着され、この
支柱2にロール状写真感光材料3の巻芯4が嵌め込まれ
複数巻積重されている。これら積重されたロール状写真
感光材料3…3間にはロール状写真感光材料3より僅か
に径の長い緩衝シート5が配設されており、また最上部
に位置するロール状写真感光材料3の上面には、保護シ
ート6が被せられている。
皿7とからなっている。符号1は耐圧部材で、比較的硬
質の材料で円形状に形成されている。この耐圧部材1の
中央には、円柱状に形成された支柱2が固着され、この
支柱2にロール状写真感光材料3の巻芯4が嵌め込まれ
複数巻積重されている。これら積重されたロール状写真
感光材料3…3間にはロール状写真感光材料3より僅か
に径の長い緩衝シート5が配設されており、また最上部
に位置するロール状写真感光材料3の上面には、保護シ
ート6が被せられている。
前記耐圧部材1の下面には、遮光皿7が固着されてお
り、この遮光皿7は耐圧部材1の全側面に沿って上方へ
折曲されるとともに凹溝8が形成されている。そして、
これらの上方から防湿遮光袋9が被せられ、遮光皿7の
凹溝8にバンド10で結束されている。なお、符号13は、
遮光袋9のシール部である。
り、この遮光皿7は耐圧部材1の全側面に沿って上方へ
折曲されるとともに凹溝8が形成されている。そして、
これらの上方から防湿遮光袋9が被せられ、遮光皿7の
凹溝8にバンド10で結束されている。なお、符号13は、
遮光袋9のシール部である。
以上のような包装体を作製するには、耐圧部材1と支
柱2と遮光皿7が一体に固着されているものでも、又は
遮光皿7は一体に固着されない状態でロール状写真感光
材料3を支柱2に遊嵌して耐圧部材1に載置し、そして
最上部に保護シート6を被せた後、遮光袋9を被包し凹
溝8においてバンド10で結束する。なお支柱2はロール
状写真感光材料3を複数巻積重後巻芯の中央の空間部を
通して上部より挿通して遮光台に固定しても耐圧部材の
穴に単に遊嵌しているだけであっても、耐圧部材の上に
単に載り接触しているたげであってもよい。さらに遮光
皿のみで耐圧部材を用いない形態でもよい。
柱2と遮光皿7が一体に固着されているものでも、又は
遮光皿7は一体に固着されない状態でロール状写真感光
材料3を支柱2に遊嵌して耐圧部材1に載置し、そして
最上部に保護シート6を被せた後、遮光袋9を被包し凹
溝8においてバンド10で結束する。なお支柱2はロール
状写真感光材料3を複数巻積重後巻芯の中央の空間部を
通して上部より挿通して遮光台に固定しても耐圧部材の
穴に単に遊嵌しているだけであっても、耐圧部材の上に
単に載り接触しているたげであってもよい。さらに遮光
皿のみで耐圧部材を用いない形態でもよい。
ロール状写真感光材料3を取り出す場合は、バンド10
を外して遮光袋9を取り去り、ロール状写真感光材料3
を一個づつ取り出す。
を外して遮光袋9を取り去り、ロール状写真感光材料3
を一個づつ取り出す。
第2図は集合包装体の他の実施例の断面図である。こ
の実施例は、第1図に示した包装体をパレット11に載置
し、かつ円筒体12で被包したものである。
の実施例は、第1図に示した包装体をパレット11に載置
し、かつ円筒体12で被包したものである。
第3図も集合包装体の他の実施例の断面図である。こ
の実施例は、第1図に示した包装体において、防湿遮光
袋9の内側に円筒体12を配置したものである。円筒体の
代りに直方体を用いてもよい。
の実施例は、第1図に示した包装体において、防湿遮光
袋9の内側に円筒体12を配置したものである。円筒体の
代りに直方体を用いてもよい。
次に、第2の発明によるロール状写真感光材料の集合
包装体の一実施例を第4図から第7図に基づいて説明す
る。
包装体の一実施例を第4図から第7図に基づいて説明す
る。
第4図は集合包装体の一部切除した正面図、第5図は
同上斜視図、第6図は同上作成経過を示す斜視図、第7
図は集合包装体の最終的な包装形態を示す斜視図であ
る。
同上斜視図、第6図は同上作成経過を示す斜視図、第7
図は集合包装体の最終的な包装形態を示す斜視図であ
る。
第4図及び第5図において、符号14は載置台で、この
載置台14は、耐圧部材15と、耐圧部材15に被嵌された遮
光台16とからなっている。
載置台14は、耐圧部材15と、耐圧部材15に被嵌された遮
光台16とからなっている。
この遮光台16は、ABS樹脂で一体成形されたもので、
ロール状写真感光材料3が載置される天面部17と、この
天面部17周囲から下方へ延びた側面部18とからなってい
る。そして、天面部17の中央には支柱用の凹部19が形成
され、また側面部18は略中央にバンド用凹部20が形成さ
れるとともに、外方へ突出した段部21が形成されてい
る。
ロール状写真感光材料3が載置される天面部17と、この
天面部17周囲から下方へ延びた側面部18とからなってい
る。そして、天面部17の中央には支柱用の凹部19が形成
され、また側面部18は略中央にバンド用凹部20が形成さ
れるとともに、外方へ突出した段部21が形成されてい
る。
遮光台16の天面部17の上面には、ロール状写真感光材
料3が複数巻積重され、その巻芯4には塩化ビニル樹脂
からなる管状の支柱22が挿通され、この支柱22のの下端
部は遮光台16の支持用凹部19に遊嵌している。これら積
重されたロール状写真感光材料3…3間には、ロール状
写真感光材料3より僅かに径の長い緩衝シート5が配設
され、最上部に位置するロール状写真感光材料3の上面
には保護シート6が被せられている。また、支柱22の上
部には支柱固定用のキャップ23が被せられている。
料3が複数巻積重され、その巻芯4には塩化ビニル樹脂
からなる管状の支柱22が挿通され、この支柱22のの下端
部は遮光台16の支持用凹部19に遊嵌している。これら積
重されたロール状写真感光材料3…3間には、ロール状
写真感光材料3より僅かに径の長い緩衝シート5が配設
され、最上部に位置するロール状写真感光材料3の上面
には保護シート6が被せられている。また、支柱22の上
部には支柱固定用のキャップ23が被せられている。
そして、このようなロール状写真感光材料3の集合体
には遮光袋9が被せられ、側面部18のバンド用凹部20に
おいて、幅10mmのポリプロピレン樹脂よりなるバンド10
で結束されている。
には遮光袋9が被せられ、側面部18のバンド用凹部20に
おいて、幅10mmのポリプロピレン樹脂よりなるバンド10
で結束されている。
以上のような包装体を作製するには、第4図及び第6
図に示すように、まず、パレット25に載置台14を載置し
た後、ロール状写真感光材料3をその巻芯4が支柱用凹
部19と略一致するように緩衝シート5を介して順次積重
し、最後に保護シート6を被せる。
図に示すように、まず、パレット25に載置台14を載置し
た後、ロール状写真感光材料3をその巻芯4が支柱用凹
部19と略一致するように緩衝シート5を介して順次積重
し、最後に保護シート6を被せる。
次に、支柱22を上方より巻芯4に挿通しその下端部に
支柱用凹部19に遊嵌させ、その後キャップ23を被せる。
支柱用凹部19に遊嵌させ、その後キャップ23を被せる。
そして、遮光袋9を被せバンド10で結束し、第5図に
示すようにロール状写真感光材料の集合包装体が完成す
る。
示すようにロール状写真感光材料の集合包装体が完成す
る。
この集合包装体は、第7図に示すように、胴部26と蓋
部27とからなる外装箱28を被せられ、外装バンド29でパ
レット25に固定され、この状態で輸送される。
部27とからなる外装箱28を被せられ、外装バンド29でパ
レット25に固定され、この状態で輸送される。
第8図から第25図は、遮光台16の寸法・形状を変更し
た例の部分断面図である。
た例の部分断面図である。
第26図から第28図は、本発明の集合包装体の防湿遮光
袋9に用いる好ましい単一層フィルム及び積層フィルム
の層構成を示す部分断面図である。
袋9に用いる好ましい単一層フィルム及び積層フィルム
の層構成を示す部分断面図である。
第26図に示すフィルムは遮光性の単一層のエチレン・
αオレフィン共重合体系樹脂フィルム層32aである。
αオレフィン共重合体系樹脂フィルム層32aである。
第27−1図は遮光性エチレン・αオレフィン共重合体
系樹脂フィルム層32aと遮光性HDPE−L−LDPEブレンド
系樹脂フィルム層33aよりなる遮光性二層共押出しフィ
ルムIaである。
系樹脂フィルム層32aと遮光性HDPE−L−LDPEブレンド
系樹脂フィルム層33aよりなる遮光性二層共押出しフィ
ルムIaである。
第27−2図は第27−1図の遮光性2層共押出しフィル
ムIaの遮光性エチレン・αオレフィン共重合体系樹脂フ
ィルム層32a・32a同志をブロッキング疑似接着部Bによ
り積層した遮光性積層フィルムII aである。
ムIaの遮光性エチレン・αオレフィン共重合体系樹脂フ
ィルム層32a・32a同志をブロッキング疑似接着部Bによ
り積層した遮光性積層フィルムII aである。
第28図はアルミニウム蒸着膜35を加工した二軸延伸熱
可塑性樹脂フィルム34からなるアルミニウム蒸着二軸延
伸熱可塑性樹脂フィルム36の両面に接着剤層38を介して
第27−1図の遮光性二層共押出しフィルムI aと二軸延
伸フィルム37を積層した積層フィルムである。
可塑性樹脂フィルム34からなるアルミニウム蒸着二軸延
伸熱可塑性樹脂フィルム36の両面に接着剤層38を介して
第27−1図の遮光性二層共押出しフィルムI aと二軸延
伸フィルム37を積層した積層フィルムである。
但しaは遮光性物質を含むことを示す。
次に、本発明品I、II、III及び従来品I、IIの特性
を比較した実験結果について説明する。
を比較した実験結果について説明する。
本発明品I 本発明品Iは第1図に示す構成の包装体である。
遮光台1は厚さ0.8cmの塩ビシート、支柱2は直径2.5
cmで高さ75cmの塩ビパイプを用いた。遮光皿7は厚さ10
mmのカーボンブラック0.5重量%入のプロピレン−エチ
レン共重合体樹脂シートを用い、真空成形方法により作
成した凹溝8は幅1cm深さ5mmである。
cmで高さ75cmの塩ビパイプを用いた。遮光皿7は厚さ10
mmのカーボンブラック0.5重量%入のプロピレン−エチ
レン共重合体樹脂シートを用い、真空成形方法により作
成した凹溝8は幅1cm深さ5mmである。
防湿遮光袋9はカーボンブラック3重量%、エチレン
と4メチルペンテン−1との共重合体樹脂であるL−LD
PE樹脂(三井石油化学製ウルトゼックス2020L)95重量
%と高密度ポリエチレン樹脂(三井石油化学ハイゼック
ス3300F)2重量%からなる厚さ120μmの単一層の遮光
性インフレーションフィルムを用いた円筒状の袋であ
る。保護シート6は、複両面のAフルート段ボールを用
いた。緩衝シート5は、低発塵性のカーボンブラックを
0.5重量%含む、厚さ1200μmのポリプロピレン樹脂シ
ート(特開昭59−20184号公報)を用いた。
と4メチルペンテン−1との共重合体樹脂であるL−LD
PE樹脂(三井石油化学製ウルトゼックス2020L)95重量
%と高密度ポリエチレン樹脂(三井石油化学ハイゼック
ス3300F)2重量%からなる厚さ120μmの単一層の遮光
性インフレーションフィルムを用いた円筒状の袋であ
る。保護シート6は、複両面のAフルート段ボールを用
いた。緩衝シート5は、低発塵性のカーボンブラックを
0.5重量%含む、厚さ1200μmのポリプロピレン樹脂シ
ート(特開昭59−20184号公報)を用いた。
ロール状写真感光材料3は、巾35mm、長さ6000フィー
トの映画用ポジティブフィルムである。
トの映画用ポジティブフィルムである。
従来品I 従来品Iは第30図に示す構成の包装体である。
ロール状写真感光材料3は、巾35mm、長さ2000フィー
トの映画用ポジィティブフィルムを用いた。包装袋41と
しては厚さ90μmの高圧法分枝状低密度ポリエチレン樹
脂97重量%とカーボンブラック3重量%からなる遮光性
インプレーションフィルムを用い、底部をヒートシール
で密封し、製品を挿入後開口部を折りたたんだ後綿粘着
テープで密封し、この包装袋を身、蓋、嵌合形式の厚さ
300μmのZnのメッキ鋼板を用いた金属缶43に入れ粘着
テープ44としての黒色のビニール粘着テープで封緘し
た。この金属缶43を3缶段ボール箱45に収納した包装体
である。
トの映画用ポジィティブフィルムを用いた。包装袋41と
しては厚さ90μmの高圧法分枝状低密度ポリエチレン樹
脂97重量%とカーボンブラック3重量%からなる遮光性
インプレーションフィルムを用い、底部をヒートシール
で密封し、製品を挿入後開口部を折りたたんだ後綿粘着
テープで密封し、この包装袋を身、蓋、嵌合形式の厚さ
300μmのZnのメッキ鋼板を用いた金属缶43に入れ粘着
テープ44としての黒色のビニール粘着テープで封緘し
た。この金属缶43を3缶段ボール箱45に収納した包装体
である。
従来品II 従来品IIは第31図に示す構成の包装体である。
ロール状写真感光材料3は、巾35mm、長さ6000フィー
トの映画用ポジティブフィルムを用いた。個装袋45とし
ては、カーボンブラックを4.5重量%含む厚さ45μmの
斜め一軸分子配向HDPE樹脂フィルムを厚さ1mm、発泡倍
率30倍の発泡ポリエチレン樹脂シートの両側に分子配向
軸が90度に交差するように厚さ15μmのLDPE樹脂溶融押
出し接着層を介して積層した積層フィルムを用いた。こ
の個装袋に密封したロール状写真感光材料を20個積層し
た外装箱入りの包装体である。
トの映画用ポジティブフィルムを用いた。個装袋45とし
ては、カーボンブラックを4.5重量%含む厚さ45μmの
斜め一軸分子配向HDPE樹脂フィルムを厚さ1mm、発泡倍
率30倍の発泡ポリエチレン樹脂シートの両側に分子配向
軸が90度に交差するように厚さ15μmのLDPE樹脂溶融押
出し接着層を介して積層した積層フィルムを用いた。こ
の個装袋に密封したロール状写真感光材料を20個積層し
た外装箱入りの包装体である。
結果を第1表に示す。
評価は下記による。
◎…非常に優れている ○…優れている ●…可(実用限度内) ▲…問題あり(改良必要) ×…実用不可 本発明品II 本発明品IIは、第4図に示す構成の包装体である。
ロール状写真感光材料3は、内径25mmのハイインパク
トポリスチレン樹脂製の巻芯に35mm×12,000フィート巻
の映画用ポジティブフィルムを巻き取ったロール状映画
用フィルムを用いた。
トポリスチレン樹脂製の巻芯に35mm×12,000フィート巻
の映画用ポジティブフィルムを巻き取ったロール状映画
用フィルムを用いた。
遮光台16は、外径870mm、内径865mm、開口部の内径87
7mmでカーボンブラック含有量が0.5重量%であるABS樹
脂からなる厚さ1.0mmの遮光シートを用いて真空成形方
法により作成した。
7mmでカーボンブラック含有量が0.5重量%であるABS樹
脂からなる厚さ1.0mmの遮光シートを用いて真空成形方
法により作成した。
耐圧部材15は、板厚8mmのベニヤ合板を用いて、直系8
60mmの円板に加工し、巾20mm×高さ70mm×長さ840mmの
本製角材を前記円板に十文字にクギで取りつけたものを
用いた。
60mmの円板に加工し、巾20mm×高さ70mm×長さ840mmの
本製角材を前記円板に十文字にクギで取りつけたものを
用いた。
支柱22は、外径が23.5mmの塩化ビニル樹脂管を用い
た。
た。
緩衝シート5は、厚さ1.2mm、直875mm、中央部の穴の
径が25mmで、両面に梨地エンボス加工したカーボンブラ
ックを0.8重量%含むポリプロピレン樹脂シートを用い
た。
径が25mmで、両面に梨地エンボス加工したカーボンブラ
ックを0.8重量%含むポリプロピレン樹脂シートを用い
た。
遮光袋9は、外層と内層とからなる折り径が1390mmの
二層共押出しインフレーションフィルムの上部を巾10mm
でヒートシールした袋を用いた。この外層はMIが2.1g/1
0分、密度が0.920g/cm3のエチレン・4メチルペンテン
−1共重合体樹脂を99.25重量%、MIが2.4g/10分、密度
が0.926g/cm3のLDPE樹脂を4.5重量%、合成シリカを0.1
重量%、脂肪酸アミドを0.05重量%、フェノール系酸化
防止剤を0.1重量%、そしてファーネスカーボンブラッ
クを3.0重量%含む厚さ55μmの遮光性L−LDPE系樹脂
フィルム層とした。内層は、MIが2.1g/10分、密度が0.9
20g/cm3のエチレン・4メチルペンテン−1共重合体樹
脂(L−LDPE樹脂)を87.17重量%、MIが1.1g/10分、密
度が0.954g/cm3のHDPE樹脂を15重量%、MIが2.4g/10
分、密度が0.926g/cm3のLDPE樹脂を4.5重量%、合成シ
リカを0.08重量%、脂肪酸アミドを0.05重量%、アルキ
ルアミン系ノニオン界面活性剤を0.1重量%、フェノー
ル系酸化防止剤を0.1重量%、そしてファーネスカーボ
ンブラックを3.0重量%含む厚さ55μmの遮光性HDPE−
L−LDPEブレンド系樹脂フィルム層とした。
二層共押出しインフレーションフィルムの上部を巾10mm
でヒートシールした袋を用いた。この外層はMIが2.1g/1
0分、密度が0.920g/cm3のエチレン・4メチルペンテン
−1共重合体樹脂を99.25重量%、MIが2.4g/10分、密度
が0.926g/cm3のLDPE樹脂を4.5重量%、合成シリカを0.1
重量%、脂肪酸アミドを0.05重量%、フェノール系酸化
防止剤を0.1重量%、そしてファーネスカーボンブラッ
クを3.0重量%含む厚さ55μmの遮光性L−LDPE系樹脂
フィルム層とした。内層は、MIが2.1g/10分、密度が0.9
20g/cm3のエチレン・4メチルペンテン−1共重合体樹
脂(L−LDPE樹脂)を87.17重量%、MIが1.1g/10分、密
度が0.954g/cm3のHDPE樹脂を15重量%、MIが2.4g/10
分、密度が0.926g/cm3のLDPE樹脂を4.5重量%、合成シ
リカを0.08重量%、脂肪酸アミドを0.05重量%、アルキ
ルアミン系ノニオン界面活性剤を0.1重量%、フェノー
ル系酸化防止剤を0.1重量%、そしてファーネスカーボ
ンブラックを3.0重量%含む厚さ55μmの遮光性HDPE−
L−LDPEブレンド系樹脂フィルム層とした。
密封バンド10は、巾10mmのポリプロピレン樹脂バンド
を用いた。
を用いた。
本発明品IIでは、従来品IIに比較して材料費が60%以
上、コンテナ輸送費が30%以上節減でき、加工、包装作
業員を半減でき、さらに現像処理作業員を1/3減少でき
た。
上、コンテナ輸送費が30%以上節減でき、加工、包装作
業員を半減でき、さらに現像処理作業員を1/3減少でき
た。
本発明品III 本発明品IIIは、第4図に示す構成の包装体である。
ロール状写真感光材料3は、内径76mmの紙巻芯に8.9c
m×270m巻のロール状カラー印画紙を巻き取ったロール
状印画紙を用いた。
m×270m巻のロール状カラー印画紙を巻き取ったロール
状印画紙を用いた。
遮光台16は、カーボンブラック含有量が0.5重量%で
あるABS樹脂からなる厚さ1.0mmの遮光シートを用いて真
空成形方法により外径310mm、内径305mm、開口部の内径
が317mm、高さが30mmの遮光台とした。
あるABS樹脂からなる厚さ1.0mmの遮光シートを用いて真
空成形方法により外径310mm、内径305mm、開口部の内径
が317mm、高さが30mmの遮光台とした。
耐圧部材15は、ライナーがC−170g/m2、中芯がSCPの
125g/m2の片面Aフルートの片面段ボールをフルート目
方向に直角に30mm巾でスリットしたものを、直径が300m
mφになるまで巻き込んで端末を粘着テープで止めたも
のを厚さ100μmの樹脂フィルムから成る袋に密封して
使用。
125g/m2の片面Aフルートの片面段ボールをフルート目
方向に直角に30mm巾でスリットしたものを、直径が300m
mφになるまで巻き込んで端末を粘着テープで止めたも
のを厚さ100μmの樹脂フィルムから成る袋に密封して
使用。
支柱22は、外径74.5mmの塩化ビニル樹脂管を用いた。
緩衝シート5は、厚さ500μmの発泡ポリエチレン樹
脂シート(発泡倍率30倍)の両側に、厚さ20μmのLDPE
樹脂エクストルージョンラミネート接着剤層を介てて厚
さ50μmのMI0.4g/10分、密度0.965g/cm3でファーネス
カーボンブラックが3重量%含まれるHDPE樹脂フィルム
を接着した積層フィルムを用いた。
脂シート(発泡倍率30倍)の両側に、厚さ20μmのLDPE
樹脂エクストルージョンラミネート接着剤層を介てて厚
さ50μmのMI0.4g/10分、密度0.965g/cm3でファーネス
カーボンブラックが3重量%含まれるHDPE樹脂フィルム
を接着した積層フィルムを用いた。
防湿遮光袋9は、厚さ400Åのアルミニウム蒸着膜を
加工した厚さ15μmのアルミニウム真空蒸着二軸延伸ナ
イロン樹脂フィルムの両面に、厚さ13μmのLDPE樹脂エ
クストルージョン接着剤層を介して、厚さ70μmの本発
明品IIの用いた二層共押出しインフレーションフィルム
を積層した積層フィルムを用い、これを三方シールによ
り袋状にしたものを用いた。
加工した厚さ15μmのアルミニウム真空蒸着二軸延伸ナ
イロン樹脂フィルムの両面に、厚さ13μmのLDPE樹脂エ
クストルージョン接着剤層を介して、厚さ70μmの本発
明品IIの用いた二層共押出しインフレーションフィルム
を積層した積層フィルムを用い、これを三方シールによ
り袋状にしたものを用いた。
密封バンド10は、巾10mmのポリプロピレン樹脂バンド
を用いた。
を用いた。
本発明品IIIでは、材料費が30%以上、コンテナ輸送
費が50%以上節減できた。
費が50%以上節減できた。
本発明は以上のようにロール状写真感光材料を個別に
袋に収納するのではなくロール状写真感光材料の集合体
を一体として一枚の遮光袋に収納することにより、包装
材料及び包装作業工程数を大巾に減少できるので、大巾
にコストダウンすることができ、またロール状写真感光
材料の取出し性が非常によい。
袋に収納するのではなくロール状写真感光材料の集合体
を一体として一枚の遮光袋に収納することにより、包装
材料及び包装作業工程数を大巾に減少できるので、大巾
にコストダウンすることができ、またロール状写真感光
材料の取出し性が非常によい。
第1図は第1の発明によるロール状写真感光材料の集合
包装体の一実施例の断面図、第2図及び第3図は同上他
の実施例の断面図、第4図は第2の発明によるロール状
写真感光材料の集合包装体の一部切除した正面図、第5
図は同上斜視図、第6図は作製工程を示す斜視図、第7
図は最終的な包装状態を示す斜視図、第8図〜第25図は
遮光台の代表的部分断面図、第26図から第28図は同上遮
光袋に用いる単一層フィルム及び積層フィルムの層構成
を示す部分断面図、第29図はロール状写真感光材料の斜
視図、第30図及び第31図は従来の集合包装体の製造過程
を示す図である。 0、14……載置台、2、22……支柱 3……ロール状写真感光材料 7……遮光皿、16……遮光台 1、15……耐圧部材
包装体の一実施例の断面図、第2図及び第3図は同上他
の実施例の断面図、第4図は第2の発明によるロール状
写真感光材料の集合包装体の一部切除した正面図、第5
図は同上斜視図、第6図は作製工程を示す斜視図、第7
図は最終的な包装状態を示す斜視図、第8図〜第25図は
遮光台の代表的部分断面図、第26図から第28図は同上遮
光袋に用いる単一層フィルム及び積層フィルムの層構成
を示す部分断面図、第29図はロール状写真感光材料の斜
視図、第30図及び第31図は従来の集合包装体の製造過程
を示す図である。 0、14……載置台、2、22……支柱 3……ロール状写真感光材料 7……遮光皿、16……遮光台 1、15……耐圧部材
Claims (3)
- 【請求項1】載置台と、該載置台に載置されるロール状
写真感光材料の集合体と、該集合体に挿通される支柱
と、該載置台と結束することにより該集合体を遮光的に
密封被包する遮光袋とを具備することを特徴とするロー
ル状写真感光材料の集合包装体 - 【請求項2】遮光台と耐圧部材とからなる載置台と、該
載置台の遮光台に載置されるロール状写真感光材料の集
合体と、該集合体に挿通される支柱と、該載置台と結束
することにより該集合体を遮光的に密封被包する遮光袋
とを具備することを特徴とするロール状写真感光材料の
集合包装体 - 【請求項3】遮光皿と耐圧部材とからなる載置台と、該
載置台の耐圧部材に載置されるロール状写真感光材料の
集合体と該集合体に挿通される支柱と、該載置台と結束
することにより該集合体を遮光的に密封被包する遮光袋
とを具備することを特徴とするロール状写真感光材料の
集合包装体
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1078011A JP2589177B2 (ja) | 1988-03-31 | 1989-03-31 | ロール状写真感光材料の集合包装体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7855388 | 1988-03-31 | ||
JP63-78553 | 1988-03-31 | ||
JP1078011A JP2589177B2 (ja) | 1988-03-31 | 1989-03-31 | ロール状写真感光材料の集合包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01315732A JPH01315732A (ja) | 1989-12-20 |
JP2589177B2 true JP2589177B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=26419090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1078011A Expired - Fee Related JP2589177B2 (ja) | 1988-03-31 | 1989-03-31 | ロール状写真感光材料の集合包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5409114A (en) * | 1993-10-19 | 1995-04-25 | Eastman Kodak Company | Package and method for packaging rolls of web |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0221203B1 (en) * | 1985-11-04 | 1989-06-28 | Agfa-Gevaert N.V. | Light-tight film reel package |
JPS63109946U (ja) * | 1987-01-10 | 1988-07-15 | ||
JPH0810320B2 (ja) * | 1987-06-08 | 1996-01-31 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光シート用保護シート |
-
1989
- 1989-03-31 JP JP1078011A patent/JP2589177B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01315732A (ja) | 1989-12-20 |
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