JPH0650205U - ラバースイッチ - Google Patents

ラバースイッチ

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JPH0650205U
JPH0650205U JP8439992U JP8439992U JPH0650205U JP H0650205 U JPH0650205 U JP H0650205U JP 8439992 U JP8439992 U JP 8439992U JP 8439992 U JP8439992 U JP 8439992U JP H0650205 U JPH0650205 U JP H0650205U
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rubber
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均 津金
喜久男 小川
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラバー部材9を接点配線板7に装着する際
に、特別な注意を払うことなく、スイッチとしてのオン
・オフ機能を成立させる。 【構成】 接点配線板7における対角線上に一対の固定
接点19a,19bを設け、ラバー部材9の対角線上に
は可動接点21a,21bを備えた一対のラバーコンタ
クト15a,15bを設ける。ラバー部材9における一
対のラバーコンタクト15a,15bを結ぶ対角線と交
差する対角線上に、一対のダミーラバーコンタクト29
a,29bを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、二方向の操作により一対のラバーコンタクトがそれぞれ押圧体に より押圧されて、ラバーコンタクトに設けた可動接点が接点配線板上の固定接点 に接触して導通するラバースイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車のパワーウインドウにおいては、多重回路などの採用により、ラ バーコンタクトを内蔵したスイッチユニットが開発されている。図2は、その内 部構造を示す断面図である。このスイッチユニットは、車室内の所定部位に露出 する操作ノブ1を備え、操作ノブ1は車体側に固定されるハウジング3に対しピ ン5を中心に図中で左右の二方向(矢印A,B方向)に変位可能に取付けられて いる。ここでは、操作ノブ1をB方向に変位させることでウインドウガラスが上 昇して閉じ、A方向に変位させることで下降して開放する。
【0003】 ハウジング3の下部の開口部には接点配線板7が装着され、接点配線板7上に はラバー部材9が設けられている。ラバー部材9には、本体部11から薄肉でド ーム状の弾性変形部13a,13bを介して図中で上部に突出する一対のラバー コンタクト15a,15bが形成されている。ラバーコンタクト15a,15b に対向する本体部11には開口17a,17bが形成され、この開口17a,1 7b内における接点配線板7上には、固定接点19a,19bが実装配置され、 この固定接点19a,19bに対向するラバーコンタクト15a,15bの端部 には可動接点21a,21bが設けられている。
【0004】 操作ノブ1内の凸部23a,23bとラバーコンタクト15a,15bとの間 には、ハウジング3に支持されて上下動可能な押圧体である押しピン25a,2 5bが介装されている。押しピン25a,25bは、ラバーコンタクト15a, 15b側の端部にフランジ27a,27bを備えており、操作ノブ1を矢印A方 向に変位させることでラバーコンタクト15aが押されて可動接点21aが固定 接点19aに接触し、ウインドウガラスが開放する。一方、操作ノブ1を矢印B 方向に変位させると、押しピン25bによりラバーコンタクト15bが押されて 可動接点21bが固定接点19bに接触し、ウインドウガラスが閉じる。
【0005】 ところが、このような構成のラバースイッチにおいては、操作ノブ1をA方向 るいはB方向に変位させるときに、押しピン25aあるいは25bにより押圧す る部位が一点であるため、自動車用パワーウインドウスイッチとしての操作感( 最大押圧時でのクリック感)が充分ではない。これを解消するため従来では、図 3(a)に示すように、ラバー部材9及び接点配線板7双方を矩形状(長方形) に形成し、ラバー部材9には、可動接点21a,21bを備えた一対のラバーコ ンタクト15a,15bを設ける他に、ラバーコンタクト15a,15bと並列 状態に一対のダミーのラバーコンタクト29a,29bを設けたものを採用する ことがある。
【0006】 ダミーラバーコンタクト29a,29bは、可動接点を備えておらず、したが ってスイッチとしての機能は持たず、これに対向する接点配線板7上にも固定接 点は設けられていない。ダミーラバーコンタクト29a,29bも、ラバーコン タクト15a,15bと同様に、操作ノブ1を変位させるときに押しピンにより 押されるが、この場合、ラバーコンタクト15aとダミーラバーコンタクト29 aとがウインドウを開放させるときに同時に押され、ラバーコンタクト15bと ダミーラバーコンタクト29bとがウインドウを閉じるときに同時に押される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のラバースイッチにおいては、図3(b)のよ うに、ラバー部材9が同図(a)に対して180度反転させた状態で接点配線板 7に装着されると、ダミーラバーコンタクト29a,29bの下に固定接点19 a,19bが位置してまい、スイッチとしてのオン・オフ機能が成立しないとい う問題があった。これを防ぐためには、ラバーコンタクト15a,15bを固定 接点19a,19bに整合させるという注意を払う必要があり、組み付け作業が 煩雑なものとなる。
【0008】 そこで、この考案は、ラバー部材を接点配線板に装着する際に、特別な注意を 払うことなく、スイッチとしてのオン・オフ機能を成立させるようにすることを 目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この考案は、二方向の操作によりそれぞれ押圧体 により押圧される一対のラバーコンタクトを矩形状のラバー部材の対角線上に設 け、この一対のラバーコンタクトが前記押圧体により押圧されることでラバーコ ンタクトに設けた可動接点が接触して導通する一対の固定接点を、前記ラバーコ ンタクトが装着される矩形状の接点配線板の対角線上に設け、前記ラバー部材に おける一対のラバーコンタクトを結ぶ対角線と交差する対角線上に、前記二方向 の操作によりそれぞれ押圧体により押圧される一対のダミーラバーコンタクトを 設けた構成としてある。
【0010】
【作用】
このような構成のラバースイッチによれば、接点配線板において対角線上に設 けた一対の固定接点に、ラバー部材の対角線上に設けた一対の可動接点が対向す る状態から、ラバー部材を接点配線板に対して180度反転した状態で装着して も、一対の固定接点には一対の可動接点がそれぞれ対向する状態となる。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0012】 図1は、この考案の一実施例を示すラバースイッチにおける接点配線板7とラ バー部材9との分解斜視図である。接点配線板7は矩形状に形成され、その対角 線上に一対の固定接点19a,19bが設けられている。ラバー部材9も同様に 矩形状に形成され、その対角線上に一対のラバーコンタクト15a,15bがそ れぞれ設けられている。このラバーコンタクト15a,15bには、図2に示す ものと同様に、固定接点19a,19bに接触可能な可動接点21a,21bが 設けられている。
【0013】 ラバー部材9における一対のラバーコンタクト15a,15bを結ぶ対角線と 交差する対角線上には、一対のダミーラバーコンタクト29a,29bが設けら れている。ダミーラバーコンタクト29a,29bは、図3の従来例同様に可動 接点を備えておらず、したがってスイッチとしての機能は持たない。
【0014】 図1(a)の状態で、ラバー部材9を接点配線板7に接近させて装着すると、 ラバーコンタクト15aが接点配線板7の固定接点19aに対向し、一方ラバー コンタクト15bは接点配線板7の固定接点19bに対向する。この場合、図2 と同様に操作ノブを矢印A方向に変位操作すると、ラバーコンタクト15aとダ ミーラバーコンタクト29aとが押しピンにより同時に押され、ラバーコンタク ト15aの可動接点21aが固定接点19aに接触してウインドウが下降し開放 する。また、操作ノブを矢印B方向に変位操作すると、ラバーコンタクト15b とダミーラバーコンタクト29bとが押しピンにより同時に押され、ラバーコン タクト15bの可動接点21bが固定接点19bに接触してウインドウが上昇し 閉じる。
【0015】 次に、図1(a)の状態からラバー部材9を接点配線板7に対して180度反 転させた同図(b)の状態で、ラバー部材9を接点配線板7に接近させて装着す る場合を考える。この場合には、ラバーコンタクト15bが接点配線板7の固定 接点19aに対向し、一方ラバーコンタクト15aは接点配線板7の固定接点1 9bに対向する。ここでは、上記と同様に、操作ノブのA方向への変位操作によ り、ラバーコンタクト15bとダミーラバーコンタクト29bとが同時に押され 、ラバーコンタクト15bの可動接点21bが固定接点19aに接触しウインド ウが下降する。また、操作ノブのB方向への変位操作により、ラバーコンタクト 15aとダミーラバーコンタクト29aとが同時に押され、ラバーコンタクト1 5aの可動接点21aが固定接点19bに接触してウインドウが上昇する。
【0016】 このように、上記実施例におけるラバースイッチは、図1(a)の状態から、 ラバー部材9を接点配線板7に対して180度反転させた同図(b)の状態にて 装着しても、パワーウインドウスイッチとしての機能が正常に機能する。このた め、ラバー部材9を接点配線板7に装着する際に、特別な注意を払うことなく、 つまり煩雑な作業を伴うことなくスイッチとしてのオン・オフ機能が成立するこ とになる。
【0017】 なお、上記実施例では、ラバースイッチを自動車用パワーウインドウスイッチ に適用したが、これに限るものではない。
【0018】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案によれば、接点配線板において対角線上に 設けた固定接点に、ラバー部材において対角線上に設けた可動接点が対向する状 態から、ラバー部材を接点配線板に対して180度反転した状態で装着しても、 一対の固定接点には、一対の可動接点がそれぞれ対向する状態となるので、ラバ ー部材を接点配線板に装着する際に、煩雑な作業を伴うことなくスイッチとして のオン・オフ機能を成立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの考案の一実施例を示す自動車用パ
ワーウインドウにおけるラバースイッチのラバー部材及
び接点配線板の分解斜視図、(b)は(a)の状態から
ラバー部材を接点配線板に対して180度反転させた状
態の分解斜視図である。
【図2】従来例を示すラバースイッチの内部構造を示す
断面図である。
【図3】(a)は従来例を示す自動車用パワーウインド
ウにおけるラバースイッチのラバー部材及び接点配線板
の分解斜視図、(b)は(a)の状態からラバー部材を
接点配線板に対して180度反転させた状態の分解斜視
図である。
【符号の説明】
7 接点配線板 9 ラバー部材 15a,15b ラバーコンタクト 19a,19b 固定接点 21a,21b 可動接点 25a,25b 押しピン(押圧体) 29a,29b ダミーラバーコンタクト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二方向の操作によりそれぞれ押圧体によ
    り押圧される一対のラバーコンタクトを矩形状のラバー
    部材の対角線上に設け、この一対のラバーコンタクトが
    前記押圧体により押圧されることでラバーコンタクトに
    設けた可動接点が接触して導通する一対の固定接点を、
    前記ラバーコンタクトが装着される矩形状の接点配線板
    の対角線上に設け、前記ラバー部材における一対のラバ
    ーコンタクトを結ぶ対角線と交差する対角線上に、前記
    二方向の操作によりそれぞれ押圧体により押圧される一
    対のダミーラバーコンタクトを設けたことを特徴とする
    ラバースイッチ。
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