JPH0650121Y2 - 研磨機 - Google Patents

研磨機

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JPH0650121Y2
JPH0650121Y2 JP1988124803U JP12480388U JPH0650121Y2 JP H0650121 Y2 JPH0650121 Y2 JP H0650121Y2 JP 1988124803 U JP1988124803 U JP 1988124803U JP 12480388 U JP12480388 U JP 12480388U JP H0650121 Y2 JPH0650121 Y2 JP H0650121Y2
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work
polishing
frame
polishing head
contact wheel
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武蔵 田村
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株式会社小阪精機
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、研磨機に関し、詳しくは、例えば、座卓、食
卓、家具箱物等の天板のような平板の研磨加工に使用さ
れる研磨機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、例えば、座卓、食卓、家具箱物等の天板あるい
は、平板状の金属板の研磨加工には、ソフト研磨が要求
される。
本出願人は、上記要求を満たすために、スポンジ式ポー
タブル研磨装置を提案している(実開昭63−30464号公
報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記先願の研磨装置は、作業者が研磨装置を手で支持し
て研磨するものであるため、座卓、食卓、家具箱物等の
天板あるいは、平板状の金属板の研磨加工を行う場合、
研磨圧を一定に保って直線移動させることが容易でな
く、長時間の作業には不向きであった。
一方、ソフト研磨を可能とし、かつ、長時間の作業も可
能とするための装置として、軸間距離を大きくした2個
のプーリ間に研磨ベルトを無端状に張設し、この研磨ベ
ルトを2個のプーリ間でパッドを介して被研磨物に圧接
して研磨させる方式のものが提供されている。この方式
は、パッドをガイドに沿って移動させることで、長尺物
の直線研磨にも対処させているが、これであると、研磨
ベルトの走行が不安定で、非常な熟練を要し、一般作業
では危険であり、しかも、角度変位をさせて研磨させる
ことができない欠点があった。
本考案は、従来技術の上記欠点に鑑みて提案されたもの
で、その目的とするところは、長い直線状のソフト研磨
を容易とし、かつ、未熟練者でも安全に被研磨物の表面
の微妙な凹凸に追随して一定の研磨圧で研磨することを
可能とし、しかも、角度変更も可能とした研磨機を提供
しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するため提案されたもので対
設された対をなす本体フレームと、本体フレームの上部
に水平に架設された複数本のガイド軸とガイド軸に軸方
向に摺動自在に装設されたスライドフレームと、上記ス
ライドフレームに、上記ガイド軸と平行に配設した枢軸
により軸回り方向に回転角度調整可能に、かつ、軸方向
に突出させて片持状に枢支した角度調整フレームと、上
記角度調整フレームに、上記ガイド溝と直交させて配設
した支持枢軸を介して回動自在に枢支した研磨ヘッド
と、上記研磨ヘッドを常時外側方向へ付勢する付勢手段
と、上記研磨ヘッドの下方において本体フレームに垂直
移動可能に、かつガイド軸と直交する前後方向に水平移
動可能に装着された作業台により構成し、上記研磨ヘッ
ドは、基端部に駆動モータを取付けた本体ケーシングの
先端部にテンションプーリ及び駆動モータで回転駆動さ
れるスポンジ製のコンタクトホイールを研磨ベルトを纏
い掛けして回転自在に支承し、上記駆動モータの駆動軸
を本体ケーシングの支持枢軸と同軸上に配置し、上記角
度調整フレームを回動して、平板状のワークの表面を研
磨する場合は、コンタクトホイールをワーク表面上方に
水平に保持し、ワークの端縁角部を曲面仕上げする場合
は、コンタクトホイールをワーク角部上方に傾斜保持
し、またワーク端面を研磨する場合は、コンタクトホイ
ールをワーク端面位置に垂直姿勢に保持することを特徴
とするものである。
〔作用〕
平板状のワークの表面を研磨する場合は、研磨ヘッドの
駆動モータで回転駆動されたコンタクトホイールを水平
に保持した状態でワークの表面に押付け、かつ、ガイド
軸にそって往復移動させると同時に、上記コンタクトホ
イールを一端から他端へ移動させるたびに作業台を前後
方向にずらせることにより、ワークの表面を略蛇行状に
研磨する。
また、ワークの端縁角部を曲面仕上げする場合は、作業
台を前後方向へ移動させて、ワークの端縁角部を研磨ヘ
ッドの下方に保持し、しかる後、角度調整フレームを枢
軸を中心に軸回り方向に所定角度回動させて、研磨ヘッ
ドのコンタクトホイールを傾斜保持したのち、該コンタ
クトホイールを上記ワークの端縁角部に押付けて一端か
ら他端へ移動させる。
ワークの端面を研磨加工する場合は、作業台を前後・上
下方向に移動させて、ワークの端面を研磨ヘッドの近傍
位置に保持したのち、上記角度調整フレームを枢軸を中
心に軸回り方向前方へさらに回動させて、研磨ヘッドの
コンタクトホイールを垂直姿勢に保持したのち、該コン
タクトホイールをワークの端面に押付け、ガイド軸にそ
って一端から他端へ移動させる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を第1図乃至第11図を参照しながら
説明すると次の通りである。
図面において、(1)(1)は所定の間隔をおいて対設
された本体フレームで、各本体フレーム(1)(1)
は、略台形状の基枠部(1a)(1a)の後部上端に垂直枠
部(1b)(1b)を上方へ向けて突設すると共に、該垂直
枠部(1b)(1b)の上端に水平枠部(1c)(1c)を前方
へ向けて突設したものである。(2)(2)および
(3)は上記本体フレーム(1)(1)の基枠部(1a)
(1a)間および垂直枠部(1b)(1b)間に水平に架設さ
れた複数本の連結軸、(4)(4)は本体フレーム
(1)(1)の水平枠部(1c)(1c)間に水平に架設さ
れたガイド軸、(5)は上記ガイド軸(4)(4)に軸
方向に摺動自在に吊設されたスライドフレームで、この
スライドフレーム(5)は、第4図乃至第5図にも示す
ように頂壁(6a)の一側端にガイド軸(4)(4)と直
交する側面垂直壁(6b)を一体に有する所定形状のフレ
ーム本体(6)と、フレーム本体(6)の頂壁(6a)の
他側端上面に固設され、かつ、上記ガイド軸(4)
(4)に摺動自在に嵌挿される複数の貫通孔(7a)を具
備した摺動部材(7)と、フレーム本体(6)の側面垂
直壁(6b)の外面に固設され、かつ、基板部(8a)の外
面に筒部(8b)を一体に設けた支持筒(8)とで構成さ
れている。(9)はスライドフレーム(5)の側面垂直
壁(6b)に回動自在に装着された角度調整フレームで、
この角度調整フレーム(9)は、頂壁(10a)の後縁お
よび側縁より下方に垂設した背面垂直壁(10b)および
側面垂直壁(10c)を有する所定形状のフレーム本体(1
0)と、フレーム本体(10)の側面垂直壁(10c)の外面
に一体に固設した角度調整プレート(11)と、側面垂直
壁(10c)の近傍において背面垂直壁(10b)に貫通固定
された支持筒(12)と、フレーム本体(10)の前面コー
ナ部に前方へ向けて水平に突設されたスライド用レバー
(13)とで構成されている。上記角度調整プレート(1
1)は、第7図および第8図に示すように中心に段部(1
4a)を有する取付孔(14)を貫通形成すると共に、該取
付孔(14)の周囲に環状溝(15)を形成し、かつ、取付
孔(14)の周囲対称位置に環状溝(15)に開口する長孔
(16)(16)を周方向に円弧状に形成したものである。
そして、上記スライドフレーム(5)の支持筒(8)
に、ガイド軸(4)(4)を平行に配設された枢軸(1
7)を抜止ワッシャ(18)を介して回転自在に貫挿し、
かつ、該枢軸(17)の先端螺子部を上記角度調整プレー
ト(11)の取付孔(14)に嵌め込んでナット(19)で緊
締することにより、スライドフレーム(5)の側面垂直
壁(6b)に、角度調整フレーム(9)を、軸回り方向に
回転角度調整可能に、かつ、軸方向に突出させて片持状
に取付けてある。(20)(20)はセットレバーで、各セ
ットレバー(20)は、螺子軸部(20a)の先端に略台形
状のガイド片(20b)を一体に設け、かつ、螺子軸部(2
0a)に握部(20c)を回動自在に設けたもので、上記螺
子軸部(20a)を、スライドフレーム(5)の支持筒
(8)の基板部(8a)およびフレーム本体(6)の側面
垂直壁(6b)に貫通させ、そのガイド片(20b)を長孔
(16)を介して環状溝(15)内に配置し、上記握部(20
c)を回動させることにより、ガイド片(20b)を環状溝
(15)の壁面に圧接させて回動角度調整フレーム(9)
を所定の回動角度に位置決め保持する。
(21)は上記回転角度調整フレーム(9)に回動自在に
装着された研磨ヘッドで、この研磨ヘッド(21)は、基
端から先端へ向けて先細り形状の本体ケーシング(22)
の基端前面に駆動モータ(23)を取付固定し、又該本体
ケーシング(22)の先端の前面突出部(24)に、本体ケ
ーシング(22)内の減速機構を介して駆動モータ(23)
により回転駆動されるスポンジ製のコンタクトホイール
(25)を回転自在に支承し、さらに、本体ケーシング
(22)の前面中間部にテンションプーリ(26)を回転自
在に支承すると共に、該テンションプーリ(26)とコン
タクトホイール(25)に無端状の研磨ベルト(27)を纏
い掛けたものである。上記コンタクトホイール(25)
は、芯材(25a)にスポンジ製の筒体(25b)を嵌挿固定
したものである。上記研磨ヘッド(21)の本体ケーシン
グ(22)の背面には、コンタクトホイール(25)により
手動研磨圧を微調整し得るように、駆動モータ(23)の
駆動軸と同軸上に支持枢軸(28)を突設してあり、この
支持枢軸(28)を、回転角度調整フレーム(9)の支持
筒(12)に回転自在に、かつ、ガイド軸(4)(4)と
直交させて挿通支持させることにより、該回転角度調整
フレーム(9)の背面壁(10b)に研磨ヘッド(21)を
該背面壁(10b)にそって回動可能に枢支してある。(2
9)は上記テンションプーリ(26)を本体ケーシング(2
2)の長手方向に位置調整する際に使用される位置決め
レバー、(30)は本体フレーム(22)の先端上面に取付
固定されたL字形状の操作レバーで、この操作レバー
(30)は前方に突出させてある。
(31)は上記研磨ヘッド(21)は回転角度調整フレーム
(9)の頂壁(10a)側、すなわち外側方向に常時付勢
するための付勢手段で、この付勢手段(31)は、回転角
度調整フレーム(9)の背面垂直壁(10b)の前面コー
ナ部にガイド突起(32)を突設し、他方、研磨ヘッド
(21)の本体ケーシング(22)の先端部背面に支軸(3
3)を突設すると共に、上記ガイド突起(32)に貫通遊
挿したロッド(34)の基端環部(34a)を支軸(33)に
回動自在に取付け、又上記ロッド(34)の基端近傍には
ストッパ(35)を取付けると共に、先端螺子部(34b)
にナット(36)を螺合させ、かつ、環状取付板(37)を
嵌挿し、該ロッド(34)に巻装したコイルスプリング
(38)を上記ガイド突起(32)と環状取付板(37)との
間に圧縮間在させて、上記ストッパ(35)をガイド突起
(32)に圧接させるようにしたものである。
(39)は前記本体フレーム(1)(1)に前後移動およ
び上下移動可能に装着された作業台である。上記作業台
(39)の下面幅方向両側端には、前後方向にのびるガイ
ド棒(40)(40)を平行に配設してあると共に、作業台
(39)の前端には該作業台(39)を前後方向に移動させ
るための操作用取手(41)を取付けてある。
(42)(42)は本体フレーム(1)(1)の基枠部(1
a)(1a)の内面所定部位に対向させて取付固定された
ガイドボックスで、このガイドボックス(42)(42)間
に回転軸(43)を前記ガイド軸(4)(4)と平行に回
転自在に支承させてある。上記回転軸(43)の両側端に
は夫々ウォーム(44)を取付固定し、該ウォーム(44)
を各ガイドボックス(42)内に配置してあると共に、回
転軸(43)の両側軸端には作業台(39)を上下動させる
ためのハンドル(45)を夫々取付けてある。(46)(4
6)は本体フレーム(1)(1)の内側にそって前後方
向に水平に配設され、かつ、上下作業台(39)のガイド
棒(40)(40)が摺動自在に挿嵌されたガイド筒で、こ
の各ガイド筒(46)(46)の前後両端にはガイドロッド
(47)(47)を、中央には螺子軸(48)を夫々垂設して
ある。上記の各ガイドロッド(47)(47)はガイドボッ
クス(42)(42)の前後両端に摺動自在に貫通支持さ
せ、又螺子軸(48)はガイドボックス(42)(42)の中
央部を貫通させ、その各下端を連絡板(49)で連結固定
してある。上記の各螺子軸(48)の略中間部には、上記
回転軸(43)のウォーム(44)と噛合するウォーム歯車
(50)を配設してあり、回転軸(43)の回転力をウォー
ム(44)およびウォーム歯車(50)を介して螺子軸(4
8)に伝達し、該螺子軸(48)を上下方向に移動させる
ことにより、作業台(39)を上下方向に移動させるよう
にしてある。
次に本考案に係る研磨機の取扱い要領を説明すると次の
通りである。
平板状のワーク(51)の表面を研磨する場合は、第9図
に示すように、作業台(39)上に平板状のワーク(51)
を載置したのち、左右のハンドル(45)(45)を所定方
向に回転させることにより作業台(39)を上下移動させ
て所定高さに位置決め保持すると共に、取手(41)を持
って作業台(39)を前後方向に移動させ、ワーク(51)
の前端を研磨ヘッド(21)の直下に保持する。そうし
て、スライド用レバー(13)を持って該研磨ヘッド(2
1)を左右のいずれかの方向へ移動させて、第10図
(a)に示すように軸方向一側端に保持したのち、付勢
手段(31)のバネ力に抗して、駆動モータ(23)で回転
駆動されたコンタクトホイール(25)を操作レバー(3
0)を持ってワーク(51)の表面(51a)の一方の前端コ
ーナ部に水平に押付け、しかる後、スライド用レバー
(13)を持って研磨ヘッド(21)を軸方向に移動させ
る。この研磨ヘッド(21)の移動によりワーク(51)の
前端縁が研磨ベルト(27)により研磨されるがこのとき
駆動モータ(23)の駆動軸と研磨ヘッド(21)の支持枢
軸(28)とを同軸上に保持してあり、しかもコンタクト
ホイール(25)はスポンジ製であるので、コンタクトホ
イール(25)による手動研磨圧を微調整することがで
き、ワーク(51)の表面(51a)をソフトに、かつ、精
密に研磨することができる。そして、上記研磨ヘッド
(21)がワーク(51)の表面(51a)の他方の前端コー
ナ部に到ると、付勢手段(31)のバネ力を利用して研磨
ヘッド(21)を上方に持ち上げたのち、第10図(b)に
示すように、取手(41)を持って作業台(39)をコンタ
クトホイール(25)の幅寸法と略同一寸法だけ前方へ移
動させ、しかる後、操作レバー(30)を持って付勢手段
(31)のバネ力に抗してコンタクトホイール(25)をワ
ーク(51)の表面(51a)の中間の他側端縁部に押付け
たのち、一側端縁部へ向けて移動させ、第10図(c)に
示すように、ワーク(51)の表面(51a)の中間部を研
磨する。ワーク(51)の表面(51a)の後端縁部も上記
と同一要領で研磨する。要するに、研磨ヘッド(21)を
ワーク(51)の側端部から側端部へ移動させるたびに作
業台(39)を前後方向にずらせることにより、第10図
(d)に示すように、ワーク(51)の表面(51a)を研
磨ベルト(27)により略蛇行状に研磨することができ
る。
次にワーク(51)の端縁角部(51b)を曲面仕上げする
場合は、作業台(39)を前後方向へ移動させて、各作業
台(39)の前端縁を研磨ヘッド(21)の下方に保持した
のち、角度調整フレーム(9)を枢軸(17)を中心に軸
回り方向前方に所定角度回動させ、かつ、セットレバー
(20)で位置決めして研磨ヘッド(21)のコンタクトホ
イール(25)を傾斜保持する。しかる後、第11図に示す
ように、付勢手段(31)のバネ力に抗して、ワーク(5
1)の端縁角部(51b)の一端に研磨ベルト(27)を介し
てコンタクトホイール(25)を押付けたのち、該コンタ
クトホイール(25)を一側端から他側端へ移動させるこ
とにより、研磨ベルト(27)によってワーク(51)の端
縁角部(51b)を研磨する。
また、ワーク(51)の端面(51c)を研磨する場合は、
左右のハンドル(45)(45)を所定方向に回転させるこ
とにより作業台(39)を上下移動させて所定高さに位置
決め保持すると共に、取手(41)を持って作業台(39)
を前後方向に移動させ、ワーク(51)の前端を研磨ヘッ
ド(21)の近傍に保持したのち、角度調整フレーム
(9)を枢軸(17)を中心に軸回り方向前方に回動させ
て、研磨ヘッド(21)のコンタクトホイール(25)を垂
直姿勢に保持する。しかる後、第12図に示すようにワー
ク(51)の端面(51c)の一側端に付勢手段(31)のバ
ネ力に抗してコンタクトホイール(25)を押付けたの
ち、該コンタクトホイール(25)を一側端から他側端へ
移動させることにより、研磨ベルト(27)によってワー
ク(51)の端面(51c)を研磨する。
尚、上記実施例では、スライドフレーム(5)を手動に
より左右にスライドさせるうにしたが、本考案はこれに
限定されるわけではなく、電動モータを利用して自動螺
子送りするようにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、研磨ヘッドを本体フレームにガイド軸
を介してスライド可能に支持させ、かつ、コンタクトホ
イールをスポンジ製としているので、ワークをソフトに
直線研磨することが容易となり、作業者の労力を軽減し
て長時間作業を可能とできる。また、研磨ヘッドの支持
枢軸と該研磨ヘッドを構成する駆動モータの駆動軸とを
同軸上に保持したので、未熟練者であっても、コンタク
トホイールによる手動研磨圧を微調整することが可能で
あり、ワークの表面の微妙な凹凸に合わせて精密かつ安
全に研磨することができる。さらに、平板状のワークの
上面、隅角面、端面を含むワークの表面から端面まで無
段階的に研磨することができるので、用途の多様化を図
ることができる。また、研磨ヘッドが角度変更可能な構
成にもかかわらず、構造が簡単であり、小型で、かつ、
安価であり、操作性にも優れている。勿論、局部研磨、
及び広い面積の平面研磨も可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る研磨機の実施例を示す正面図、第
2図は右側面図、第3図は斜視説明図、第4図は本考案
に係る研磨機の要部正面図、第5図は要部底面図、第6
図は要部右側面図、第7図は角度調整プレートの背面
図、第8図は第7図のA−A線断面図、第9図はワーク
の表面の研磨要領を示す一部省略要部右側面図、第10図
(a)〜(d)はワークの研磨順序の一例を示す平面説
明図、第11図および第12図はワークの端縁角部および端
面の研磨要領を示す一部省略要部右側面図である。 (1)(1)……本体フレーム、 (4)(4)……ガイド軸、 (5)……スライドフレーム、 (9)……角度調整フレーム、 (17)……枢軸、(21)……研磨ヘッド、 (22)……本体ケーシング、 (23)……駆動モータ、 (25)……コンタクトホイール、 (26)……テンションプーリ、 (27)……研磨ベルト、(28)……支持枢軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対設された対をなす本体フレームと、 本体フレームの上部に水平に架設された複数本のガイド
    軸と、 ガイド軸に軸方向に摺動自在に装設されたスライドフレ
    ームと、 上記スライドフレームに、上記ガイド軸と平行に配設し
    た枢軸により軸回り方向に回転角度調整可能に、かつ軸
    方向に突出させて片持状に枢支した角度調整フレーム
    と、 上記角度調整フレームに、上記ガイド軸と直交させて配
    設した支持枢軸を介して回動自在に枢支した研磨ヘッド
    と、 上記研磨ヘッドを常時外側方向へ付勢する付勢手段と、 上記研磨ヘッドの下方において本体フレームに垂直移動
    可能に、かつガイド軸と直交する前後方向に水平移動可
    能に装着された作業台とにより構成し、 上記研磨ヘッドは、基端部に駆動モータを取付けた本体
    ケーシングの先端部にテンションプーリ及び駆動モータ
    で回転駆動されるスポンジ製のコンタクトホイールを研
    磨ベルトを纏い掛けして回転自在に支承し、上記駆動モ
    ータの駆動軸を本体ケーシングの支持枢軸と同軸上に配
    置し、上記角度調整フレームを回動して、平板状のワー
    クの表面を研磨する場合は、コンタクトホイールをワー
    ク表面上方に水平に保持し、ワークの端縁角部を曲面仕
    上げする場合は、コンタクトホイールをワーク角部上方
    に傾斜保持し、またワーク端面を研磨する場合は、コン
    タクトホイールをワーク端面位置に垂直姿勢に保持する
    ことを特徴とする研磨機。
JP1988124803U 1988-09-24 1988-09-24 研磨機 Expired - Lifetime JPH0650121Y2 (ja)

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