JPH065002Y2 - 振動造型機 - Google Patents
振動造型機Info
- Publication number
- JPH065002Y2 JPH065002Y2 JP1988081136U JP8113688U JPH065002Y2 JP H065002 Y2 JPH065002 Y2 JP H065002Y2 JP 1988081136 U JP1988081136 U JP 1988081136U JP 8113688 U JP8113688 U JP 8113688U JP H065002 Y2 JPH065002 Y2 JP H065002Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding
- vibration
- sand
- molding machine
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casting Devices For Molds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鋳造に於いて鋳枠内に鋳物砂を充填する際に
適用される振動造型機に関する。
適用される振動造型機に関する。
第２図は鋳造に於いて鋳枠内に鋳物砂を充填する際に適
用される従来の振動造型機の側面図である。図に於い
て、振動造型機は通常砂混練機05の下に設けられた造型
ライン08のピット010内に設置されており、架台02の下
に２個の振動モータ01が対称的に取付けられ水平に設置
した空気ばね03を介して枠状の架台09内に組立てられて
いる。そして、２個の振動モータ01の回転方向をそれぞ
れ左回りおよび右回りにすることにより、振動モータ01
の共振性と空気ばね03の応力とを利用して上下方向のみ
の加振力Ａを取出す構造となっている。
用される従来の振動造型機の側面図である。図に於い
て、振動造型機は通常砂混練機05の下に設けられた造型
ライン08のピット010内に設置されており、架台02の下
に２個の振動モータ01が対称的に取付けられ水平に設置
した空気ばね03を介して枠状の架台09内に組立てられて
いる。そして、２個の振動モータ01の回転方向をそれぞ
れ左回りおよび右回りにすることにより、振動モータ01
の共振性と空気ばね03の応力とを利用して上下方向のみ
の加振力Ａを取出す構造となっている。
本振動造型機を使用する場合は、架台02上に定盤付きの
鋳枠04を設置して鋳物砂06を挿入後、空気ばね03に圧縮
空気を注入して架台02を鋳枠04とともに浮上させ、振動
モータ01の加振力により鋳枠04内に鋳物砂06を充填させ
る。鋳物砂06の充填が完了したら空気ばね03を減圧して
架台02を下降させ、枠状の架台09に設けられたローラ上
に鋳枠04を載せて造型ライン08上へ移動させる。
鋳枠04を設置して鋳物砂06を挿入後、空気ばね03に圧縮
空気を注入して架台02を鋳枠04とともに浮上させ、振動
モータ01の加振力により鋳枠04内に鋳物砂06を充填させ
る。鋳物砂06の充填が完了したら空気ばね03を減圧して
架台02を下降させ、枠状の架台09に設けられたローラ上
に鋳枠04を載せて造型ライン08上へ移動させる。
上記のように、従来の振動造型機に於いては枠状の架台
09に空気ばね03が取付けられ空気ばね03上に鋳枠04を置
く架台02が組込まれた構造になっており、砂混練機05の
下に設置される定置式である。従って、造型場所が固定
されるために本振動造型機の前後に鋳枠04を運搬する造
型ライン08が必要である。
09に空気ばね03が取付けられ空気ばね03上に鋳枠04を置
く架台02が組込まれた構造になっており、砂混練機05の
下に設置される定置式である。従って、造型場所が固定
されるために本振動造型機の前後に鋳枠04を運搬する造
型ライン08が必要である。
また、空気ばね03を使用する度に図示しないコンプレッ
サーにより圧縮空気の注入が必要であり、さらに造型中
のこぼれ砂07の回収を容易にするために本振動造型機は
ピット010内に設置されているが、細長い鋳枠04の場合
はピット010からはみ出して鋳物砂06がこぼれることが
あるなどの不具合を抱えている。
サーにより圧縮空気の注入が必要であり、さらに造型中
のこぼれ砂07の回収を容易にするために本振動造型機は
ピット010内に設置されているが、細長い鋳枠04の場合
はピット010からはみ出して鋳物砂06がこぼれることが
あるなどの不具合を抱えている。
本考案に係る振動造型機は上記の課題を解決することを
目的にしており、鋳物砂を上下方向に加振して締め固め
鋳枠内に充填する振動造型機において、床面にあって弾
力性を有し上記床面を移動可能に上記鋳枠用の架台を枢
支する車輪と、上記架台に横方向に平行に並んで装着さ
れた横軸を中心に互いに位相を揃えて反対方向に回転し
上記架台を上下方向にのみ加振する１対の振動モータと
を備えてなる構成を特徴としている。
目的にしており、鋳物砂を上下方向に加振して締め固め
鋳枠内に充填する振動造型機において、床面にあって弾
力性を有し上記床面を移動可能に上記鋳枠用の架台を枢
支する車輪と、上記架台に横方向に平行に並んで装着さ
れた横軸を中心に互いに位相を揃えて反対方向に回転し
上記架台を上下方向にのみ加振する１対の振動モータと
を備えてなる構成を特徴としている。
即ち、本考案に係る振動造型機においては、例えば圧縮
空気の入ったタイヤなどを具えた車輪を介して支えられ
た架台に１対の振動モータを互いに横方向の振動が相殺
されるように取付けるなど単純な構造にすることより、
鋳枠が従来の振動造型機における空気ばねの代わりにタ
イヤなどの弾力性を介して加振されるとともに車輪によ
りそのまま床面を移動することができる。
空気の入ったタイヤなどを具えた車輪を介して支えられ
た架台に１対の振動モータを互いに横方向の振動が相殺
されるように取付けるなど単純な構造にすることより、
鋳枠が従来の振動造型機における空気ばねの代わりにタ
イヤなどの弾力性を介して加振されるとともに車輪によ
りそのまま床面を移動することができる。
第１図は本考案の一実施例に係る振動造型機の説明図で
ある。図において、本実施例に係る振動造型機は鋳造に
際して鋳枠内に結合剤を含む鋳物砂を充填する場合に使
用されるもので、一般に結合剤を含む鋳物砂の場合には
鋳物砂の粘性が比較的高く、特に上下方向の振動を適度
に与えて鋳物砂を締め固める必要があり、このために本
振動造型機は図に示すように架台２の中央下部に連結さ
れた鋼板２′に２個の振動モータ１が回転軸を水平方向
に平行をなすように向けて背中あわせに取付けられ、互
いに横方向の振動が相殺されて架台２を上下にのみ加振
するとともに、架台２の各コーナーには旋回自在に空気
タイヤ３が嵌装された車輪が設置されており、架台２を
そのまま床面を移動させることができるようになってい
る。
ある。図において、本実施例に係る振動造型機は鋳造に
際して鋳枠内に結合剤を含む鋳物砂を充填する場合に使
用されるもので、一般に結合剤を含む鋳物砂の場合には
鋳物砂の粘性が比較的高く、特に上下方向の振動を適度
に与えて鋳物砂を締め固める必要があり、このために本
振動造型機は図に示すように架台２の中央下部に連結さ
れた鋼板２′に２個の振動モータ１が回転軸を水平方向
に平行をなすように向けて背中あわせに取付けられ、互
いに横方向の振動が相殺されて架台２を上下にのみ加振
するとともに、架台２の各コーナーには旋回自在に空気
タイヤ３が嵌装された車輪が設置されており、架台２を
そのまま床面を移動させることができるようになってい
る。
本振動造型機を使用して鋳枠４内に結合剤を含む鋳物砂
６を充填する場合は、鋳枠４を架台２上に載せて結合剤
と鋳物砂との混合を行う砂混練機５の下に移動させ、砂
混練機５から鋳枠４内に結合剤を含む鋳物砂６を挿入す
る。そして、２個の振動モータ１をそれぞれ反対方向に
位相を揃えて回転させ上下方向の加振力Ａのみを得るよ
うに作動させると、加振力Ａと空気タイヤ３の弾力性と
により架台２とともに鋳枠４が上下に振動して鋳枠４内
に結合剤を含む鋳物砂６が充填されて締め固められる。
鋳物砂６の造型が完了したら鋳枠４を架台２上に載せた
まま次工程へ移動させ、床面のこぼれ砂７を処理する。
６を充填する場合は、鋳枠４を架台２上に載せて結合剤
と鋳物砂との混合を行う砂混練機５の下に移動させ、砂
混練機５から鋳枠４内に結合剤を含む鋳物砂６を挿入す
る。そして、２個の振動モータ１をそれぞれ反対方向に
位相を揃えて回転させ上下方向の加振力Ａのみを得るよ
うに作動させると、加振力Ａと空気タイヤ３の弾力性と
により架台２とともに鋳枠４が上下に振動して鋳枠４内
に結合剤を含む鋳物砂６が充填されて締め固められる。
鋳物砂６の造型が完了したら鋳枠４を架台２上に載せた
まま次工程へ移動させ、床面のこぼれ砂７を処理する。
本考案に係る振動造型機は前記の通り構成されており、
振動造型機がタイヤなどの弾力性を介して加振されると
ともに車輪によりそのまま床面を移動することができる
ので、こぼれ砂の処理が容易に行えて枠状の架台が不要
になる外、鋳枠を運搬する造型ラインが不要になる。ま
た、コンプレッサーによる圧縮空気の注入が不要にな
る、各種の形状の鋳枠が適用できるなどの効果が奏せら
れる。
振動造型機がタイヤなどの弾力性を介して加振されると
ともに車輪によりそのまま床面を移動することができる
ので、こぼれ砂の処理が容易に行えて枠状の架台が不要
になる外、鋳枠を運搬する造型ラインが不要になる。ま
た、コンプレッサーによる圧縮空気の注入が不要にな
る、各種の形状の鋳枠が適用できるなどの効果が奏せら
れる。
第１図は本考案の一実施例に係る振動造型機の側面図、
第２図は従来の振動造型機の側面図である。 １……振動モータ、２……架台、３……空気タイヤ。
第２図は従来の振動造型機の側面図である。 １……振動モータ、２……架台、３……空気タイヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願昭54−8001号（実開昭55−106555 号）の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム（ＪＰ, Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】鋳物砂を上下方向に加振して締め固め鋳枠
内に充填する振動造型機において、床面にあって弾力性
を有し上記床面を移動可能に上記鋳枠用の架台を枢支す
る車輪と、上記架台に横方向に平行に並んで装着された
横軸を中心に互いに位相を揃えて反対方向に回転し上記
架台を上下方向にのみ加振する１対の振動モータとを備
えてなることを特徴とする振動造型機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988081136U JPH065002Y2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | 振動造型機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988081136U JPH065002Y2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | 振動造型機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH026142U JPH026142U (ja) | 1990-01-16 |
| JPH065002Y2 true JPH065002Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=31305934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988081136U Expired - Lifetime JPH065002Y2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | 振動造型機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH065002Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5836430Y2 (ja) * | 1979-01-24 | 1983-08-16 | 新東工業株式会社 | 減圧鋳型造型用横振動テ−ブル |
-
1988
- 1988-06-21 JP JP1988081136U patent/JPH065002Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH026142U (ja) | 1990-01-16 |
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