JPH06500006A - ユビキチン特異的プロテアーゼ - Google Patents

ユビキチン特異的プロテアーゼ

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ユビキチン(Ub)は最初に子ウシ胸腺から単離された約8500ダルトンの短 鎖ポリペプチドである。ユビキチンに関する初期の研究で、この76個の残基か ら成るタンパク質はすべての真核細胞中に存在すること、およびそのアミノ酸配 列は公知のタンパク質では匹敵するものがないほど高度に保存されていることが 明らかになった[詳細については、フィンレイとバルシャフスキー(Finle y and Varshavsky )、Trends Biochem、 S cj、 10:343 (1985)参照]。これらの知見は、ユビキチンが基 本的な細胞機能に関与していることを明らかに示唆しているが、この機能の実態 については比較的最近までよくわかっていなかった。
1977年、ユビキチンはそのカルボキシル末端グリシンがイソペプチド結合に よってヒストンH2A中の内部リジン119のε−アミノ基に結合している珍し い分枝タンパク質の一部を成すことがわかり、最初の手掛かりが得られた[ハン ジュゲートは分枝ユビキチンコンジュゲートと呼ばれるようになった。
その後の生化学的および遺伝学的研究で、ユビキチンの機能の一つがタンパク質 分解のシグナルとして作用することであることがわかった。すなわち、選択的タ ンパク質分解は、ュビキチンがあらかじめ標的タンパク質分解基質にATP依存 的に結合する段階を必要とすることがわかった。ユビキチンと他のタンパク質の 結合は、ユビキチンのカルボキシル末端グリシンと受容体タンパク質(acce ptor protein)中のりジン残基のε−アミノ基の間にイソペプチド 結合を形成する一部のユビキチン結合酵素によって触媒される(図1参照)。
ユビキチンが多数連なる鎖中では、ユビキチン自体が受容体として作用し、いく つかのユビキチン部分が最初の受容体タンパク質に連鎖的に付着してユビキチン 同士のコンジュゲートの分枝鎖を作る。ユビキチン連鎖が標的タンパク質上に形 成されることは、それに続いてこのタンパク質が分解するために不可欠であるこ とがわかっている[チャウ(Chau)ら、5cience 24 二1576 −1583 (1989) ] 。
第二の非分技型ユビキチンータンパク質コンジュゲートは、カルボキシル末端グ リシン残基がペプチド結合によって受容体タンパク質のアミノ末端のα−アミノ 基と結合しているユビキチンを含有している。生じたコンジュゲートはユビキチ ンと「下流の」タンパク質が結合した直鎖状融合体である。翻訳後にこのような 直鎖状ユビキチンータンパク質融合体を生成しつる酵素は見つかっていないが、 これらのユビキチン融合体は、分枝ユビキチンコンジュゲートと異なり、適当に 構築されたDNA分子にコードされて、mRNA翻訳の直接生成物としてリポソ ーム上で合成することができる。
上記DNA構築物が作成され、それらによってコードされ土で合成されている[ 5cience 234:179−186 (i986)コ。特にエビキチン− β−ガラクトシダーゼ(Ub−βga 1)融合れた。この融合体のユビキチン 部分はイン・ビボでユビキチンーβgal結合部で効果的かつ正確に切断されて 遊離ユビキチンおよびそのアミノ末端に(天然)メチオニン残基を有するβga lタンパク質ができることが観察された。彼らは部位特異的突然変異誘発法を利 用して、Ub−βgal結合部にあるβgalのメチオニンコドンを、他の19 個のアミノ酸のそれぞれを決定するコドンと置換した。対応するUb−X−βg alタンパク質(Xはβgalの結合部アミノ酸残基を示す)が酵母中で発現さ れ、生成物の構造と代謝状況が調べられた。その結果、いずれの場合も、Ub− βgal結合部の残基Xの性質に無関係にユビキチン部分がユビキチン特異的( Ub−特異的)プロテアーゼによってイン・ビボでUb−X−βgal融合体タ ンパク質から切断されることがわかった(Xがプロリンの場合、脱ユビキチン化 は起きているものの他の19個の結合部残基の場合より約1o分の1の低速であ った)[バクマイア(Bachmair)ら、5cience 23虹179− 186 (1986) ;バクマイアとバルシャフスキ−(Bachmair  and Varshavsky ) 、Ce1l 56:1019−1032  (1989) ;ボンダ(Gonda ) ら、J、 Biol、 Chem、  264:16700−16712 (1989) ]この様にして確立された 技術、すなわちユビキチン融合法は、いわゆる「メチオニン問題」の決定的な解 決をもたらした。この根本的な問題は、遺伝子コードがもたらす制限ゆえにすべ ての生物におけるすべての新たに合成されるタンパク質がメチオニンで始まると いう事実に起因するものである。
新規に作成されたタンパク質のアミノ末端領域のその後の成り行きを支配する規 則(例えばメチオニンが保持されるのか、アセチル化されるのか、その他の形で 変性されたり除去されるのか、あるいはアミノ末端でより広範な変化が起きるの か)についてはほとんどわかっていないので、目的の(あらかじめ決めておいた )アミノ末端残基を有する特定のタンパク質やポリペプチドをイン・ビボで製造 する目的に使うことはできない。このことは、例えば医学的に重要な真核生物タ ンパク質を組換えDNA技術によって酵母や細菌などの異種宿主中で製造する場 合など多くのバイオテクノロジー分野の応用において困難な問題となる。このよ うなタンパク質の多させた場合に有するものとは異なる成熟アミノ末端残基を有 す、る。正しい(天然の)アミノ末端残基を持つということは、医薬品用に製造 される組換えDNAの場合に特に重要である。例えば、正しくない(または過剰 の)アミノ末端残基が静脈内投与タンパク質中に含まれていると、抗原性の問題 (タンパク質に対する免疫応答の誘導)を引き起こしたり、血流からのタンパク 質のクリアランスが速くなり過ぎるといった現象につながるおそれがある。これ らの群に属する重要な臨床用および獣医柱層タンパク製剤としては、成長ホルモ ン、様々なインターフェロン、繊維芽球成長因子、インターロイキンなどが挙げ られる。
ユビキチン融合法によって、タンパク質、ポリペプチド、ペプチド(当該分野で はこれら3つの用語は互換的に使われることが多く、「ペプチド」という用語は 必ずしもそうではないものの、通常は残基数が50個以下の比較的短いポリペプ チドを示すことが多い)のいずれかのアミノ末端に目的の(あらかじめ決めてお いた)アミノ末端残基を作るという問題に対して決定的かつ一般的応用可能な解 決がもたらされた特定のタンパク質のアミノ末端に目的の残基を生成することが できれば、上記問題の解決に極めて重要であるばかりでなく、タンパク質やペプ チドの機能研究のだ、めに異なるアミノ末端を作成することがらアミノ末端残基 を変えることによってタンパク質の代謝安定性(イン・ビボ半減期)を操作する ことまで、様々な他の用途に育用である[バクマイア(Bachmair) ら 、5cience 234:179−186 (1986)]。
特定のタンパク質中に目的のアミノ末端残基を正確にイン・ビボで生成させるこ とはユビキチン融合法によって初めて実現されたものであるが、レニンやXa因 子などの様々な特異的プロテアーゼを用いてイン・ビトロ(無細胞系において) でタンパク質のアミノ末端を操作する類似の方法は以前か]。残念ながら、これ らのイン・ビトロで使用するプロテアーゼはいずれも、目的のアミノ末端を特定 のタンパク質やペプチド中に生成するための試薬として使用するには大きな欠点 がある。これらは、レニンの如く、十分な特異性を有さず、不適当な場所でも同 様に標的タンパク質を切断することが多いことや、Xa因子の如く、比較的効率 が低いため反応時間が長く目的物の収量が低いことがその理由である。
これらの理由から、1986年のユビキチン融合法の発明完成の時点以後は、該 法のイン・ビボ変異(in vivo version)の基礎となる高効率で 極めてUb−特異性の高いプロテアーゼの遺伝子を単離し、以前からタンパク質 のアミノ末端のイン・ビトロ操作に使われている欠点のあるタンパク質分解試薬 の替わりにこのプロテアーゼをイン・ビトロで用いることが望まれてきている。
酵母のUb−特異的プロテアーゼYUH1をコードする遺伝子の単離およびその 大腸菌中の(異種)発現がミラー(Miller)らによって報告されている[ Biotechnology、 1:698−704 (1989) ]。しか し、彼らによって単離されたプロテアーゼをより詳細に分析したところ、十分に 短いユビキチン融合体タンパク質のみを切断すること、および約(〜)60残基 以上の長さの非ユビキチン部分を有する融合体は切断しないことがわかった。特 に、ミラー(Miller)らが上記報告で述べているように、YUH1プロテ アーゼはバクマイア(Bachmair)ら[S+jence 234:179 −186 (1986)]によってユビキチン融合法のイン・ビポ変異(in  vivo version)の確立に使ゎれたユビキチン融合体であるUb−X −βgalタンパク質を脱ユビキチン化することができない。(Ub−X−βg a1のX−βga1部分の長さは約(〜)1000残基である。) プロテアーゼをコードする単離された核酸に関する。UBP1プロテアーゼは、 ユビキチンとユビキチン以外のタンパク質またはペプチドとの融合タンパク質を 脱ユビキチン化するもので、融合体の非ユビキチン部分のサイズは制限を受けな い。したがって、UBP 1は以前に単離されたYUH1プロテアーゼの基質特 異性とは定性的に異なる基質特異性を有する。本発明はさらに、UBPIプロテ アーゼを発現する組換えベクター、該ベクターによって形質転換された細胞、お よびUBPIプロテアーゼを用いるユビキチンータンパク質融合体の非ユビキチ ン部分の単離と操作を容易にする特定のユビ、キチンータンパク質融合体の態様 に関する。
本発明の組成物および方法によれば、UBPIプロテアーゼの大規模製造が容易 である。この新規タイプのユビキチン特異的プロテアーゼが利用できるようにな ったことで、ユビキチン融合法のイン・ビトロでの応用が可能となった。UBP 1プロテアーゼは、様々な組換えタンパク質やペプチドをより高い効率で単離、 精製する方法を提供する。
図面の簡単な説明 図1は、ユビキチン系の経路を示す。
図2は、酵母UBPI遺伝子の単離に用いる姉妹選択法(Sib 5elect ion strategy)の概要を示す。
図3は、UBP 1プロテアーゼをコードするプラスミドpJT60のマツプを 示す。
図4は、UBPI遺伝子のヌクレオチド配列およびUBP1プロテアーゼのアミ ノ酸配列を示す。
図5は、ユビキチン特異的プロテアーゼUBPIで処理したユビキチン−Met −βg a 1 sユビキチン−Met−DHFR,およびその他のユビキチン 融合体の電気泳動分析の結果を示す。
図6は、サンドイッチ融合体タンパク質DHFR−ユビキチン−Met−βga lをコードする発現ベクターpJTUPのマツプ(A)、およびユビキチン特異 的プロテアーゼUBPIで処理したDHFR−ユビキチン−Met−βgalの 電気泳動分析の結果を示す。
本発明のUb−特異的プロテアーゼUBPIは、ユビキチンが連結したあらゆる 非ユビキチンタンパク質またはペプチドからユビキチンを特異的に切断する。U BPIはユビキチン融合体の非ユビキチン部分のサイズに関して上限および下限 のいずれも制限を受けずに、あらゆるユビキチン融合体(ボリュビキチンを除く )を切断するという点が重要である。
UBPIはユビキチンと非ユビキチンタンパク質またはペプチドとが結合してい る部位で切断する。すなわち、ユビキチン部分のカルボキシル末端残基と、それ に連結する非ユビキチンタンパク質またはペプチドのα−アミノ基の間で、ユビ キチン融合体タンパク質中のペプチド結合を切断するのである。
また、UBP 1は、1番目と2番目の非ユビキチン部分の間にユビキチン部分 がある「サンドイッチ状Jユビキチン融合体を認識し、切断する。本明細書中で 用いる場合、1番目の非ユビキチン部分とは、上記サンドイッチ状ユビキチン融 合体中のユビキチン部分の上流に位置する非ユビキチンタンパク質またはペプチ ドをいう。2番目の非ユビキチン部分とは、上記サンドイッチ状ユビキチン融合 体中のユビキチン部分の下流に位置する非ユビキチンタンパク質またはペプチド をいう。UBPIはユビキチン部分のカルボキシル末端残基と2番目の非ユビキ チン部分のαアミノ基の間でサンドイッチ状融合体タンパク質を切断する。
サンドイッチ状ユビキチン融合体中の1番目の非ユビキチン部分はどのようなペ プチドまたはタンパク質であってもよい。このサンドイッチ状ユビキチン融合体 タンパク質は、例えば1番目と2番目の非ユビキチン部分をコードするDNA断 片をユビキチンをコードするDNA配列のそれぞれ5゛末端および3°末端に連 結させることによって得ることができる。これらのコード配列は、サンドイッチ 状融合体をコードするmRNAの翻訳を不完全な状態で終わらせる終止コドンか できない様な発現に適した条件下でフレーム内で連結させねばならない。下記実 施例で述べるように、1番目と2番目の非ユビキチン部分の間にユビキチン部分 があるサンドイッチ状ユビキチン融合体タンパク質(DHPR−Ub−Me t −βga 1)が構築、発現され、そしてUBPIによって効率的かつ特異的に 切断されることがわかった。
上記サンドイッチ状構築物は、1番目の非ユビキチン部分がサンドイッチ状ユビ キチン融合体に対して何らかの好ましい性質をもたらす場合に特に有用である。
例えば、1番目の非ユビキチン部分はユビキチン融合体タンパク質のアフィニテ ィー精製を容易にすることがある。この場合、融合体タンパク質は、Ub−特異 的プロテアーゼを欠く菌体(例えば大腸菌)内で発現させることができ、溶菌物 を1番目の非ユビキチン部分に対して特異的なアフィニティーカラムに通すこと ができる。アフィニティー精製に有用なタンパク質の1例としてはストレプトア ビジン[サラセンフェルト(5assenfe1、d、 K、M、) 、Tre nds Biotech、 8:88−93 (1990)]が挙げられる。融 合体タンパク質をアフィニティー精製した後、本発明のユビキチン特異的プロテ アーゼと接触させる。これにより、2番目の非ユビキチン部分がサンドイッチ状 ユビキチン融合体構築物から遊離される。
以前に単離されたYUHl酵素はUBPIと対照的に、融合体の非ユビキチン部 分が比較的短い(約6o残基以下のもの、上記参照)場合に限ってユビキチンを ユビキチン融合体から切断する。例えば、薬理学的に重要なタンパク質の多くは 60残基よりはるかに長いので、これらのタンパク質とユビキチンの融合体を脱 ユビキチン化する目的でYUHlプロテアーゼを使用することはできない。一方 、UBPIプロテアーゼはこの目的に使用することができるので、大小いずれの タンパク質、ポリペプチド、またはペプチド(上記したとおり、当該分野ではこ れらの用語は互換的に用いられることが多い)のアミノ末端にも目的の残基を生 成することができる。
原則として、様々な組換えDNA手法を用いてUBPI遺伝子を単離することが できる。上記単離手順は、UBPIを産生ずることが知られている生物に由来す るcDNAまたはゲノムDNAライブラリーの構築が行なわれているのが一般的 である。ユビキチンは試験したすべての真核生物中で産生されることが知られて いるので、どのような真核生物でも組換えライブラリーの構築のための核酸供給 源として適切に使用することができる。さらに、ユビキチンはこれまでに同定さ れている真核タンパク質のなかで最も高度に保存されているものである。cDN AライブラリーやゲノムDNAライブラリーの製造とスクリーニングのプロトコ ールは当該技術に熟練せる者に公知である。
本願で表示された発明者によって実際に行なわれたスクリーニング手法は姉妹選 択法(sib 5election)と呼ばれる遺伝子を基準とするクローン化 法の変法である。この方法は、大腸菌などの細菌は真核生物と異なり真核生物ユ ビキチン系、特にUb−特異的プロテアーゼを持っていないという事実を利用す るものである。細菌がユビキチン特異的プロテアーゼを欠損しているという事実 が、目的のUb−特異的プロチ了−ゼをコードする酵母〔ニス・セレビシェ(S 、 cerevisiae)〕遺伝子を単離するのに利用されているのである。
姉妹選択法(sib 5election)は、DNAクローンの連続分画法の 一つで、選択可能な表現型すなわち配列情報がない場合に特に有用である。この 方法については以下の実施例の項で詳細に説明する。
好ましい態様においては、本発明の単離DNA配列は図4に示したアミノ酸配列 、またはコードされる物質の活性と基質特異性を本質的に損なうことなくアミノ 酸が欠損、挿入、または置換されて該配列が変化したものをコードする。図4に おいて、UBPIのオーブンリーディングフレームはヌクレオチド配列の194 位で始まり、2623位の終止コドンによって2622位で終わる。このリーデ ィングフレームは809個の残基から成るタンパク質をコードし、1文字表記で 示される。このDNAは上記で概要を示した方法によって本発明の単離DNAは UBPIを大量に発現させるのに利用できる。この目的のためには、該DNAを 適当な調節シグナルとともに原核生物または真核生物の発現ベクターに組み込ま れ、細胞の形質転換に用いられる。この目的のために様々な適当なベクターと調 節シグナルがすでに開発されており、当該技術に熟練せる者に公知となっている 。UBPIは真核細胞または原核細胞内で発現させることができる。過去の研究 で、原核生物はユビキチンおよびUb−特異的酵素の両者を欠いていることが示 されている「例えばフィンレイとノく公知の適当な発現ベクターを用いて該プロ テアーゼを細菌または酵母培養物から大量に製造、単離することができる。
該Ub−特異特異的プローアーゼン・ビトロでユビキチン融合体からユビキチン を切り離すのに用いることができる。
タンパク質分解切断に適した条件下でUBP lプロテアーゼをユビキチン融合 体と接触させ、切断された付加物を回収する。この手順において、UBP 1は 遊離形で使用することができるが、ビーズなどの固相上に固定してもよい。上記 した通り、UBPIは小型のもののみならず大型の付加物からもユビキチンを切 断するので、イン・ビボで適当な系内でタンパク質やペプチドをユビキチン融合 体として製造することができ、ユビキチン部分はUb−特異的プロテアーゼを用 いてイン・ビトロで除去することができる。
また、該プロテアーゼをコードする発現ベクターを保持する原核細胞は、任意の ユビキチン融合体タンパク質またはペプチドをコードする発現ベクターで形質転 換することができる。その結果、これらの細胞は、あらかじめ決めておいたアミ ノ末端アミノ酸残基を育する脱ユビキチン化物を産生する。大腸菌なとの原核生 物中で組換えタンノ(り質を製造することは多くの長所があることが知られてい る。
ユビキチンと非ユビキチンタンパク質またはペプチドの融合体のなかには、ユビ キチン部分が存在すると非ユビキチンタンパク質またはペプチドの機能活性を阻 害または修正するものがある。この場合、ユビキチンは、対応するユビキチン融 合体をUb−特異的プロテアーゼと接触させてユビキチン部分を切断することに よってイン・ビトロまたはイン・ビボでいつでも希望するときに元の機能活性を 回復することができる状慇で非ユビキチンタンパク質またはペプチドの機能活性 を一時的に阻害する薬剤(または修正する薬剤)として使用することができる。
以下の実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
実施例 実施例1 on strategy)を行なった。ライブラリーRB237は、酵母ゲノム DNAを5auIIIAで部分消化し、得られた断片を酵母/大腸菌シャトルベ クターycpsoのTe t’遺伝子のBamH1部位に連結することによって 作成した。最初の分析時には、このライブラリーは平均的(〜)19Kbのサイ ズの挿入配列を含んでいた。
上記ライブラリーで形質転換した大腸菌をルリア・ブロス(L B)とアンピシ リン(amp)(100μg/ml)を含有する寒天平板上に1枚あたり約40 個の生存菌体密度で接種した。平板を36°Cで16時間インキュベートした。
次いで、コロニーをL B / a m p平板上にレプリカした。元の平板を 4°Cで保存し、そのレプリカを36°Cで24時間培養した。すべてのコロニ ーが液体に落ち込むまで平板表面上で繰り返し洗うことによって1mlのLB/ amp(50μg/m1)で各レプリカを溶出した。次いで溶出物全体を4ml のL B / a m pに加え、回転ドラム上で36℃で1夜インキユベート した。
次いで、これら1夜(定常期)培養物中の大腸菌菌体を溶菌した。各培養物1. 7mlを氷上のマイクロ遠心分離チューブに入れ、次いで4°C,12000x gで1分間遠心分離した。菌体ベレットを高速でポルテックス攪拌することによ って50μmの25%ショ糖(w/v) 、250mM トリス−塩酸(pH8 ,0)に再懸濁した。次いで、新たに調製した。リゾチーム溶液(0,25Mト リス−塩酸にtomg/m1ニワトリ卵白リゾチーム(シグマ社)を溶かしたも の、pH8,0)10μmを加え、軽いポルテックス攪拌を行なって混合した。
得られた懸濁液を氷上で5分間インキュベートした。150μlの75mM E DTA、0.33Mのトリス−塩酸(pH8,0)を加え、軽くポルテックス攪 拌を行なって混合し、時々攪拌しながら試験管を氷上で5分間インキュベートし た。次いで、1μlの10%トリトンX−1゜O(ピャース社)を各試験管に加 え、ピペットで混合した。
溶菌物を4°C,12000xgで15分間遠心分離した。得られた上滑を氷上 に保持し、ベレットは廃棄した。
Ub特異的プロテアーゼ活性の測定に際し、0.5mlマイクロ遠心管中で上記 上清9μmを1μlの353標識ユビキチン一ジヒドロ葉酸還元酵素(Ub−M e t−DHFR)融合体と合わせ、36°Cで3時間インキュベートした。次 いで、5μmの3倍濃縮電気泳動試料用緩衝液(30%のグリセリン、3%のS DS (w/v)、15mMのEDTA、0゜2Mの2−メルカプトエタノール 、0.3μg/mlのブロモフェノールブルー、375mMのトリス−塩酸、p H6゜8)を加え、各遠心管を沸騰水浴に3分間入れた。試料を12%ポリアク リルアミド−3DSゲルにのせ、ブロモフェノール染料がゲルの底に到達するま で50vで電気泳動した。
ゲル中の放射標識タンパク質の位置をフルオログラフィーで可視化した。ゲルを 10%酢酸と25%メタノールで15分間洗い、水中で15分間すすぎ、オート フルオール(ナショナルダイアグノスチック社)とともに1時間インキュベート した。次いで、ゲルを真空下80℃で乾燥させ、コダックXAR−5フィルムに 当てた状態で遮光カセットに入れ、−85°Cで1夜保存した。
2SS探識Ub−Me t−DHPRは下記のようにして調製した。50μg  / m 1のアンピシリンを添加したルリア・ブロス(50m1)に、lacプ ロモーターのIPTG誘導性高活性誘導体由来の、Ub−Me t−DHFR融 合体タンパク質を発現する、プラスミドを含有する大腸菌JMIOI菌株の飽和 1夜培養物1mlを接種した。該菌体をA、。。値が約(〜)0.9になるまで 振盪しなから37°Cで培養した。
培養物を氷上で15分間冷却した後、3000xgで5分間遠心分離し、0°C でMe塩で2回洗った。菌体を最後に洗った後、0.2%のグルコース、1.8 μg/mlのチアミン、40℃1g/mlのアンピシリン、1mMのIPTG、 0゜0625%(W/V)のメチオニン測定溶媒(ディフコ社)を添加した25 m1のMe塩に再懸濁した。次いで、懸濁液を37℃で1時間振盪し、1mC1 の!53−)ランスラベル(ICN社)を加えた後、振盪しながら5分間インキ ュベートすることによって菌体を標識した。次いで、未標識のし−メチオニンを 最終濃度が0.0032%(W/V)になるように加え、菌体をさらに10分間 振盪した。次いで、菌体を採取しく3000xg、5分間)、冷却したMe塩で 1回洗った。二〇M9洗浄後、菌体ベレットを0.5mlの25%ショ糖、50 mM)リス−塩酸(pH8,0)に再懸濁し、氷上で5分間インキュベートした 。この間、10mg/mlの濃度になるようにニワトリ卵白リゾチーム(シグマ 社)を250mM)リス−塩酸(pH8,0)に新たに溶解した。
リゾチーム溶液lOμlを菌体懸濁液に加え、混合し、0℃で5分間インキュベ ートした。次いで、5μlの0.5MEDTA (pH8,O)を加え、間欠的 に混合しながら懸濁液を0°Cで5分間放置した。次いで、0.975m1の6 5mM EDTA (pH8,0) 、50mMのトリス−塩酸(pH8,0) 、およびプロテアーゼ阻害剤のアンチパイン、キモスタチン、ロイペプチン、ア プロチニン、ペプスタチンをそれぞれ25μg/ml濃度で含有する遠心管に菌 体懸濁液を加えた。次いで、10μlのlO%トリトンX−1o。
(ピアース社)を加え、ピペットで分散させた。得られた溶菌物を39000x gで30分間遠心分離した。上溝を保持し、液体窒素で迅速に凍結させ、−85 ℃で保存した。
2S31jl識Ub−Me t−DHFRをアフィニティー精製するために、メ トトレキセー) (MTX)−アガロースアフィニティーマトリックスをカウフ マン(Kaufman )の方法に従って調製した[Kaufman、 B、T 、、 Meth、 Enzymol、 34:272−281(1974) ]  、ベッド容量0.5mlのカラムにMTX−アガロースを充填し、10m1の MTXカラム緩衝液(20mMのヘペス(pH7,5)、1mMのEDTA、2 00mMのNaCl、0.2Mのジチオスレイトール)で洗った。先の段階(上 記参照)で得られた213標識上清を融解させ、MTX−アガロースカラムにか けた。カラムをMTXカラム緩衝液50m1と2Mの尿素を含有するMTXカラ ム緩衝液50m1で洗い、50m1のMTXカラム緩衝液で再び洗った。
標識Ub−Me t−DHFRを葉酸溶出緩衝液(0,2Mのホウ酸カリウム( pH9,0)、IMのKCI、1mMのDTT、1mMのEDTA、l OmM の葉酸)でカラムから溶出した。溶出緩衝液1mlをカラムにかけ、1mlの画 分を集めた。画分のss3放射能を測定し、高い放射性ピークを含存する画分を プールした。プールした画分は、40mMトリス−塩酸(pH7,5)、1mM のMgCIt 、0.1mMのEDTA、50%のグリセリンを含有する保存緩 衝液(2一度交換)に対して約(〜)20時間透析した。精製した353標識U b−Met−DHFRを5DS−PAGE、さらにフルオログラフィーで分析し たところ、純度が95%以上であることがわかった。
ゲル分析でユビキチンーDHPR結合部においてタンパク質分解活性を示す溶菌 物が見つかるまで、異なる大腸菌形質転換体プールから得た溶菌物を用いて上記 脱ユビキチン化分析を繰り返した(図2)。その結果、元のL B / a m  p平板(プール溶菌物を得た平板)上の約(〜)40個の大腸菌コロニーのう ち少なくとも1個はUb−特異的タンパク質分解活性をもたらす酵母DNA挿入 配列を有するycp 50ベースのプラスミドを含有することが判明した。
このUBPI遺伝子クローニングのための姉妹選択アプローチ(sib 5el ection approach)の次の段階は、同様のUb−Me t−DH FR切断分析を行なうことによって「陽性」プール中の約(〜)40個のコロニ ーのうちのどれが目的のプラスミドを含んでいるかを決定することであった。そ のために、該当する平板の上の各コロニーの試料をL B / a m pに接 種し、1夜培養した。次いで、各溶菌物試料が約(〜)40個の上記形質転換体 の混合物ではなく単一のクローン化大腸菌形質転換体を表す以外は上記と全(同 じ手順でUb−Me t−DHPR切断分析を繰り返した。この分析の結果、U b−DHPR結合部で特異的に切断する能力をもたらすプラスミドを含有する単 一のコロニーが見つかり、Ub−特異的プロテアーゼをコードするニス・セレビ シェ(S、 cerevisia虹)遺伝子のクローン化の目的が達せられた。
最初に単離したプラスミド(pJT55)を分析したところ、YCp50ベクタ ー中に約(〜)15kbの酵母ゲノムDNA挿入配列が見つかった。このプラス ミドをsph Iで消化したところ、約(〜)14kbの断片ができたが、これ をI)UC19ベクター中にサブクローニングしたところ、同じタンパク質分解 活性をもたらした。このプラスミドをpJT57と名付けた。この約(〜)14 kb断片をsph IとXhoIで切断し、挿入DNA配列の約(〜)5.5k b断片を単離し、それをsph Iと5ailであらかじめ切断しておいたpU c19ベクター中にサブクローン化することによってさらにサブクローニングし た。その結果、元のプラスミドと同じUb−特異的タンパク質分解活性をもたら す約(〜)5.5kb酵母DNA挿入配列を含有する約(〜)8゜1kbのプラ スミドp、r’raoが得られた。
プラスミドpJT60中の制限エンドヌクレアーゼ認識部位を示すマツプを図3 に示す。マツプ中、塩基対の位置は切断部位の後ろのかっこ内の数字で示す。p JT60中の酵母DNA挿入配列(塩基423〜5830)は、それが2つのよ り短い断片Aおよび断片Bに分かれる中心の付近にKpn■部位を含んでいた。
この断片中、白抜き矢印はUBPIをコードするオーブンリーディングフレーム (ORF)示す。
ORF全体およびそれをかっこで囲む細い線は図4に示した配列決定済みDNA の範囲を示す。両方の断片をpUclQ中にサブクローン化し、pJT60Aお よびpJT60Bを得た。断片AをKpnIとSph Iで切断した後、pJT 57から単離した。この断片を、同じ制限エンドヌクレアーゼであらかじめ切断 しておいたpUC19中にサブクローン化しめ切断しておいたpUc19中にサ ブクローン化した。pJT60AとpJT60BはいずれもUb特異的タンパク 質分解活性をもたらす能力はなかった。この結果は、対象遺伝子がpJ’rao の約(〜)5.5kb挿入挿入上Kpn1部位をまたがっていることを示唆する ものである。
クローン化した遺伝子の配列を決定するために、pJT60AとpJT60Bの 挿入配列をM13mp19ファージベクター中にサブクローン化した。pJT6 0の内部KpnI部位から両方向のヌクレオチド配列を決定した(チェインター ミネータ−法を利用)。該KpnI部位は、そこから両方向に延びているオーブ ンリーディングフレーム内に保持されていることがわかった。次いで、ゾール( Dale)らの方法[Plasmid 13:31−40 (1989)コによ って配列鋳型中に単一方向欠損をつくり、このオーブンリーディングフレーム( ORF)全体を決定した(図4)。このORFの5゛末端は断片B中にあり、終 止コドンは断片A中にあった。ORFは2427個のヌクレオチドの長さがあり 、809個の残基から成るタンパク質をコード化しており、分子量は93kDで あったンカーを連結することによって、配列決定済みORFを2゜8kb断片上 で単離した。この構築物を5ailとBamHIで消化し、得られた2、8kb 断片を電気泳動精製し、あらかじめBamHIと5ailで消化しておいたpU C19に連結した。得られたプラスミドをpJT70と名付けた。
このプラスミドを大腸菌に形質転換したところ、ycps。
中の元の約(〜)15kb挿入配列またはpJT70の約(〜)2.8kb断片 を含むpJT60プラスミドの約(〜)5.5kb挿入挿入上同程度にUb−特 異的タンパク質分解活性をもたらす能力があった。プラスミドI)JT60はア メリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ロックビルエムディー) (A merican Type Cu1ture Co11ection (Roc kvilie、 MD ) )に寄託され、ATCC登録番号68211を付与 されている。この2.8kb断片は有意な長さを育する他のORFを含んでいな かったことから、図4に示した配列決定済みORFはUb−特異的プロテアーゼ をコード化していることがわかる。
この新規遺伝子はユビキチンー特異的プロテアーゼにちなんでUBPIと名付け られている。この名称は、ユビキチン経路に関与する遺伝子の命名に関する既存 の慣行に適合している[フィンレー、パーチル、およびバルシャフスキー(Fi 989)コ 。
UBPI遺伝子生成物の基質特異性を調べた。結果を図5に示す。図5Aは、U b−Me t−DHFRを基質として脱ユビキチン化タンパク質分解活性の検出 に用いた12%ポリアクリルアミド−8DSゲルのフルオログラフ、および大腸 菌に対してUb−特異的タンパク質分解活性をもたらす酵母DNA断片のサブク ローン群を示す。各レーンは、大腸菌抽出物で処理しゲル電気泳動によって分画 した精製[”SI Ub−Me t−DHFRの試料に対応する。レーンlおよ び4は、Ub特異的タンパク質分解活性が無いことを示し、レーン2.3、およ び5〜7は該活性が存在することを示す。レーンlでは、基質は形質転換してい ない(対照)大腸菌JM101の抽出物で処理した。レーン2では、処理は最初 のプラスミドpJT55を含有するJMIOIの抽出物で行なった。レーン4〜 7は、pJT55中に存在する最初のニス・セレビシェ(S、 cerevis iae )ゲノムDNA挿入配列の様々なサブクローン(ベクターpUC19中 )を保持するプラスミドを含有するJMIOIの抽出物に対応する。Ub特異的 タンパク質分解活性をもたらした一つのプラスミド(レーン6)をpJT57と 命名し、pJT60の構築に使用した(上記と同じ手順で)。矢印の頭は[”S IUb−Me t −DHPR調製物中に存在する少量の不純物を示す。
図5Bは6%ポリアクリルアミド−3DSゲルのフルオログラフを示し、UBP Iプロテアーゼがユビキチンーβ−ガラクトシダーゼ融合体を脱ユビキチン化す る能力があることがわかる。レーンlは、緩衝液のみによる模擬反応で処理した [”SI Ub−Me を−βgalを含有する。レーン2は、プラスミドを含 まない大腸菌JMIOIを抽出源として使用する以外は同じ反応を行なって得ら れた生成物を含有する(脱ユビキチン化はみられない)。レーン3は、プラスミ ドpJT60を含有する大腸菌JMIOIを抽出源として使用する以外は同じ反 応を行なって得られた生成物を含有する(約(〜)115kDのUb−M−βg alからユビキチン部分が切断されたことに対応して分子量が約(〜)8kD減 っていることに注意されたい)。
図50は、天然ユビキチンと酵母リボゾームタンパク質(UBI2およびUB  I 3)の融合体が酵母UBPIプロテアーゼによってイン・ビトロで脱ユビキ チン化されることを示す。レーン1は、ニス・セレビシェ(S、 cerevi siae )由来の天然ユビキチンーリボゾームタンパク賀融合体であるUB■ 2を発現しているプラスミドを含有する大腸菌JMIOIの抽出物を12%ポリ アクリルアミド−8DSゲル中で電気泳動に付し、ポリビニリデンジフルオライ ド膜にブロッティングし、ウサギ抗ユビキチン抗体を使用して検出し、アルカリ ホスホターゼに連結した二次ヤギ抗ウサギ抗体およびアルカリホスホダーゼ発色 性基質を加えた結果を示す。レーン2およびレーンlは、UBI2含有抽出物を UBPI−発現プラスミドpJT60を含有する大腸菌JMIOIの抽出物で処 理する以外は同じ試料を示す。レーン3およびレーンlは、UBI2含有抽出物 を酵母全菌体抽出物で処理する以外は同じ試料を示す。レーン4およびレーンl は、大腸菌JMIO1抽出物がもう一つの天然ユビキチン融合体(異なる酵母リ ボゾームタンパク質との融合体)であるUBT3を発現するプラスミドを含有す る以外は同じ試料を示す。レーン5およびレーン2は、酵母UBI3タンパク質 をUBPIプロテアーゼの基質として用いる以外は同じ試料を示す。レーン6お よびレーン3は、UBT3タンパク質を基質として用いる以外は同じ試料を示す 。rubi3J、rubi2J、および「Ub」は、UBI3、UBI2、およ び遊離ユビキチンタンパク質の位置を示す。レーン4中のUB I 3バンドよ り速く移動したバンドは、大腸菌抽出物中の酵母UBI3タンパク質の部分的非 特異的分解産物である。このタンパク質分解切断はUBI3の非ユビキチン部分 に限局されている。なぜなら、レーン4の試料全体をUBPIプロテアーゼで処 理すると、未分解ユビキチン(レーン5)が生成するからである。
チタイブのユビキチン融合体タンパク質がUBPIの基質であるかどうかを決め るために、アミノ末端ジヒドロ葉酸レダクターゼ(DHPR)部分および3個の グリシン残基とセリンより成るフレキシブルリンカ一部分があってその後ろにユ ビキチン部分とMet−βga1部分が続く3重融合体タンパク質をコードする プラスミドを構築した(図6A)。BamHI/Hind I r I断片上の マウスDHFR遺伝子をUb−Me t−DHFRをコードするプラスミドから 単離した[バクマイアとバルシャフスキー(Bachmair and Var shavskの2番目のコドンを変化させた修正Ub−Met−βgal。この 手順でDHFR、ユビキチン(最初のMetコドン無し)およびMet−βga lをコードするプラスミドが得られたが、各部分のオーブンリーディングフレー ムはまだ単一のオーブンリーディングフレームの並びになっていない。オーブン リーディングフレームを並ばせDHFRの開始コドンをベクター中のGALプロ モーターに対して正確な位置に置くために、このプラスミド中の2カ所で部位特 異的突然変異誘発を行なった。
このプラスミドをBamHIとHindlllで切断し、得られたDHFR、ユ ビキチン、および最初の少数のMet−βgal残基をコードする約(〜)2. 76kbの断片を、あらかじめ同じ酵素で切断しておいたM13mplQ中にク ローン化した。得られた1重ら旋M13誘導体と標準プロトコールを用い、オリ ゴヌクレオチドを媒介として部位特異的突然変異誘発を行なった。第1のオリゴ デオキシヌクレオチドは、DHPRの開始コドンがベクターのGALプロモータ ーに対して適切な位置に来るような20bpの欠失を生じるように作成した。第 2のオリゴデオキシヌクレオチドは、DHFRとユビキチンのリーディングフレ ームを一体化させ、4残基から成るスペーサー(−G 1 y−G 1 y−G  1 y −3e r−)をDHFR部分とユビキチン部分の間に挿入するよう に作成した。突然変異誘発後、チェインターミネーション法による直接ヌクレオ チド配列決定によりDNAクローンに両方の変化が生じているかどうかを調べた 。
目的のM13クローンの2重ら旋複製型(RF)を単離し、BamHIとXho lで消化した。得られた約C〜)l。
2kb断片を、同じ酵素で消化しておいたUb−Met−βga1発現ベクター の約(〜)9.87kb断片中にクローン化し、Ub−Metコード断片を部位 特異的突然変異誘発によって作成したDHFR−Ub−Me tコード断片で置 換した。この最終段階で、3重融合体DHPR−Ub−Me を−βgalをコ ードする発現ベクターが得られた。このベクターをpJTUPと命名した(図6 )。
pJTUPを用いて、2つの非ユビキチン部分の間にユビキチン部分があるユビ キチン融合体がUBP 1による切断の基質であるかどうかを調べた。[”Sl メチオニンで代謝標識した大腸菌において、β−ガラクトシダーゼに対するモノ クローナル抗体による免疫沈降法さらにポリアクリルアミド−8DSゲル電気泳 動、およびフルオログラフィーを使って、発現されたDHPR−Ub−Me t −βgalの挙動をUBPIの存在下と非存在下で調べた(図6B)。
図6B(結果を概略的に示したもの)において、レーンlは下記の手順で得られ た電気泳動分画試料のフルオログラムを示す。Ub−Met−βgalを発現す るプラスミドとUBPIを発現するプラスミドを保持する大腸菌の定常期培養物 を新鮮ルリアブロスで100倍に希釈した。培養物のA、。
。値が0.3になるまでを37°Cで激しく振盪しながら培養した。培養物1m lを12000xgで1分間遠心分離した。上清を捨て、ペレットを0.2%グ ルコースを加えた50μmのM9培地に再懸濁した。菌体を37°Cで10分間 インキュベートした後、20μCiの[”Slメチオニンを加えた。インキュベ ートをさらに2分間続け、次いで未標識L−メチオニンを最終濃度が30mMに なるように加えた。次いで、菌体を37°Cで5分間インキュベートし、続いて 50μmの溶菌緩衝液(4%SDS、125mM)リス−塩酸(pH6,8)) を加えて溶菌した後、直ちに100℃で4分間加熱した。
次いで、β−galに対するモノクローナル抗体を用いる免疫沈降を行なった。
1mlの免疫沈降緩衝液(IP緩衝液)(1%のトリトンX−100,0,5% のNa−デオキシコーレート、0.15MのNaC1,50mMのトリス−塩酸 (pH7,5) 、20mMのN a Ns 、5 mMのEDTA、1mMフ ェニルメチルスルホニルフルオライド)を加えて溶菌物を希釈した。試料を4° C,12000xgで10分間遠心分離した。上溝上部層0.9mlを新たに用 意した試験管に集め、β−galに対するモノクローナル抗体[バクマイア(B achmair)ら、5cience 234:179−186 (1986) ]を含有する6μlの濃縮組織培養上清を加えた。試験管を氷上で1時間インキ ュベートした。次いで、セファロースビーズ(レブリゲン社)に結合させたプロ ティンAの50%懸濁液lOμmを加え、試験管を4℃でゆっくりと30分間回 転させた。次いで、試験管を12000xgで15秒間遠心分離し、上溝を捨て た。ビーズを4°Cで1mlのIP/SDS緩衝液(IP緩衝液に0.1%SD S (w/v)を加えたもの)で3回洗い、12000xgで15秒遠心分離し てプロティンA−セファロースビーズを沈降させた。最終的に得られたペレット を15μmの3倍濃縮電気泳動試料用緩衝液(30%のグリセリン、3%のSD S (w/v)、15mMのEDTA、0.2Mの2−メルカプトエタノール、 0.3μg/m1ブロモフェノールブルー、375mM)リス−塩酸(pH6, 8))に再懸濁し、ポリアクリルアミド−3DSゲル電気泳動で分画し、次いで フルオログラフィーを行なった。ゲルのフルオログラム(図6Bのレーンlに示 す)から明らかなように、同時に発現されたUBPIによってUb−Met−β galがUb−βgal結合部で切断され、予想した生成物Met−βgalが 得られた。
レーン2に示した試料は、3重融合体DHFR−Ub−Met−βgalがUB PIを欠く大腸菌中で発現されている点以外はレーン1に示したものと同じであ る。このレーンは全長DHPR−Ub−Me t−βgal以外にもより短いタ ンパク質に相当するバンドを含んでいることに注意されたい。これは、3重融合 体の上流(DHFR)部分内における替わりの開始部位によるか、その部分内に おける非特異的エンド型タンパク質分解的切断によるものである。これらのより 小さい生成物をそれぞれX−Ub−Met−βgalとY−Ub−Met−βg alと呼ぶ。
レーン3に示した試料は3重融合体DHFR−Ub−Met−βgalがUBP Iの存在下で発現されたという点以外はレーン2のものと同じである。UBPI は3つの3重融合体タンパク質(DHFR−Ub−Me を−βgal、X−U b−Met−βgal、Y−Ub−Met−βgal)すべてをUb−βgal 結合部で効果的に切断して、Met−βgalを生成することに注意されたい。
FIG、 5A FIG、58 F/θ5C FIG、6A FIG、 6B 補正書の写しく翻訳文)提出書(特許法第184条の8)平成4年11月7日 1、特許出願の表示 PCT/US 91103177 2、発明の名称 ユビキチン特異的プロテアーゼ 3、特許出願人 住所 アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02139ケンブリツジ、マサチュ ーセッツ アベニュー名称 マサチューセッツ インスティチュート オブ テ クノロジー 4、代理人 住所 〒540 大阪市中央区谷町2丁目8番1号大手前M2ビル 細円国際特 許事務所 5、補正書の提出年月日 請 求 の 範 囲 14.タンパク質分解による切断に適した条件下で、融合体タンパク質を請求項 !または2記載のプロテアーゼに接触させることよりなる、ユビキチンと非ユビ キチンタンパク質またはペプチドの間で、融合体タンパク質からユビキチンを切 断する方法。
15、a)目的の(1nterest)タンパク質またはペプチドにユビキチン を融合させてなる、ユビキチン融合体タンパク質を調製し、 b)タンパク質分解による切断に適した条件下で、該融合体タンパク質を請求項 1または2記載のプロテアーゼに接触させ、および C)該融合体タンパク質から遊離された非ユビキチンタンパク質またはペプチド 部分を回収すること、よりなる、目的(1nterest)タンパク質またはペ プチドの製造方法。
16、該ユビキチン融合体タンパク質が、1番目の非ユビキチン部分と2番目の 非ユビキチン部分の間で融合されたユビキチン部分を有するサンドイッチ融合体 である請求項15記載の方法。
17、 1番目の非ユビキチン部分が、融合体タンパク質のアフィニティー精製 を容易にするものである請求項16記載の方法。
18、 1番目の非ユビキチン部分が、ストレプトアビジン(5treptav idin)である請求項17記載の方法。
19、その活性を阻害させるためにユビキチンの、タンパク質またはペプチドと の融合体を作製し、それに引き続いて、ユビキチン特異的プロテアーゼを用いて イン・ビトロまたはイン・ビボのいずれかで該融合体からユビキチンを切り離す ことにより、元の活性を回復することよりなる、ユビキチン部分の結合により、 分析可能な活性が阻害されるタンパク質またはペプチドの機能的活性を一時的に 阻害させる方法。
補正書の写しく翻訳文)提出書(特許法第184条の8)平成4年z月ra@

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ユビキチン(ubiquitin)に連結した、任意の非ユビキチンタンパ ク質またはペプチドからユビキチンを特異的に切断し、該切断がユビキチンのカ ルボキシル末端残基と非ユビキチンタンパク質またはペプチドのα−アミノ基の 間で起こるものであるユビキチン特異的プロテアーゼ。 2.ユビキチンのカルボキシル末端のグリシンの後を特異的に切断する、請求項 1記載のユビキチン特異的プロテアーゼ3.図4に記載のアミノ酸配列を有する か、あるいはプロテアーゼの活性または基質特異性を本質的に損なうことなくそ の配列中でアミノ酸が付加、挿入、削除あるいは置換されてこの配列が修飾され ている、請求項1記載のユビキチン特異的プロテアーゼ。 4.ユビキチンに連結した、任意の非ユビキチンタンパク質またはペプチドから ユビキチンを特異的に切断し、該切断がユビキチンのカルボキシル末端残基と非 ユビキチンタンパク質またはペプチドのα−アミノ基の間で起こるものである、 ユビキチン特異的プロテアーゼをコードする単離された核酸5.コードされるユ ビキチン特異的プロテアーゼが、ユビキチンのカルボキシル末端のグリシンの後 を特異的に切断するものである、請求項4記載の単離された核酸。 6.該核酸がデオキシリボ核酸である、請求項4記載の単離された核酸。 7.図4に記載のヌクレオチド配列を有するか、あるいはその配列中で、これに よりコードされるプロテアーゼの活性または基質特異性を本質的に損なうことな くヌクレオチド残基が付加、挿入、削除あるいは置換されて、この配列が修飾さ れている、請求項6記載の単離された核酸。 8.ユビキチンに連結した、任意の非ユビキチンタンパク質またはペプチドから ユビキチンを特異的に切断し、該切断がユビキチンのカルボキシル末端残基と非 ユビキチンタンパク質またはペプチドのα−アミノ基の間で起こるものである、 ユビキチン特異的プロテアーゼをコードするDNAを含有する組換え発現ベクタ ー。 9.該DNAが、図4に記載のヌクレオチド配列を有するか、あるいはその配列 中でこれによりコードされるプロテアーゼの活性または基質特異性を本質的に損 なうことなくヌクレオチド残基が付加、挿入、削除または置換されて、この配列 が修飾されている、請求項8記載の組換え発現ベクター。 10.ユビキチン特異的プロテアーゼを発現することができる請求項8記載のベ クターにより形質転換された細胞。 11.該細胞が微生物である、請求項10記載の細胞。 12.該細胞が大腸菌(E.coli)である、請求項10記載の細胞。 13.ユビキチン特異的プロテアーゼが、図4に記載のアミノ酸配列を有するか 、あるいはこの配列中でプロテアーゼの活性または基質特異性を本質的に損なう ことなくアミノ酸が付加、挿入、削除または置換されているこの配列の修飾配列 を有する、請求項10記載の微生物。 14.哺乳動物株化細胞を、請求項8記載のベクターで形質転換することにより 得られる、ユビキチン特異的プロテアーゼを発現することができる細胞培養物。 15.ユビキチン特異的プロテアーゼが、図4に記載のアミノ酸配列を有するか 、あるいはその配列中においてプロテアーゼの活性または基質特異性を本質的に 損なうことなくアミノ酸が付加、挿入、削除または置換されてこの配列が修節さ れている、請求項14記載の細胞培養物。 16.下記の工程を有してなる、ユビキチンと任意の非ユビキチンタンパク質ま たはペプチドの間で、融合体タンパク質からユビキチンを切断する方法。 a)タンパク質分解による切断に適した条件下で、融合体タンパク質を請求項1 に記載のプロテアーゼに接触させる工程、および b)該融合体タンパク質から遊離された非ユビキチン部分を回収する工程、 17.該ユビキチン融合体タンパク質が、1番目の非ユビキチン部分と2番目の 非ユビキチン部分の間に融合されたユビキチン部分よりなるサンドイッチ融合体 である請求項16記載の方法。 18.1番目の非ユビキチン部分が、融合体タンパク質のアフィニティー精製を 容易にするものである請求項17記載の方法。 19.1番目の非ユビキチン部分が、ストレプトアビジン(streptavi din)である請求項18記載の方法。 20.該プロテアーゼが、図4に記載のアミノ酸配列を有するか、あるいはその 配列中においてプロテアーゼの活性または基質特異性を本質的に損なうことなく アミノ酸が付加、挿入、削除または置換されてこの配列が修飾されている、請求 項16記載の方法。 21.その活性を阻害または修正するためにユビキチンの、タンパク質またはペ プチドとの融合体を作製し、それに引き続いて、ユビキチン特異的プロテアーゼ を用いてイン・ビトロまたはイン・ビボのいずれかで該融合体からユビキチンを 切断することにより、元の活性を回復することよりなる、ユビキチン部分の結合 により、ある活性が阻害または別のものに修正され得るタンパク質またはペプチ ドの機能的活性を、一時的に阻害または修正させる方法。 22.1番目と2番目の非ユビキチン部分の面でユビキチン部分が融合してなる 、請求項16記載の融合体タンパク質。 23.1番目の非ユビキチン部分が、融合体タンパク質のアフィニティー精製を 容易にするものである請求項22記載の融合体タンパク質。 24.1番目の非ユビキチン部分が、ストレプトアビジン(streptavi din)である、請求項23記載の融合体タンパク質。
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