JPH064966B2 - 汚濁防止装置 - Google Patents

汚濁防止装置

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JPH064966B2
JPH064966B2 JP60276098A JP27609885A JPH064966B2 JP H064966 B2 JPH064966 B2 JP H064966B2 JP 60276098 A JP60276098 A JP 60276098A JP 27609885 A JP27609885 A JP 27609885A JP H064966 B2 JPH064966 B2 JP H064966B2
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water
pollutants
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impermeable
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Nihon Solid Co Ltd
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  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本考案は、汚濁防止装置に係り、海、湖沼、河川あるい
は汚濁処理装置の沈澱池等における汚濁物の拡散を防止
するために用いられるフェンス等の汚濁防止装置に関す
る。
海、湖沼、河川等においては、浚渫工事を行なうことが
あり、このような場合には掘り出される泥により水が汚
濁する。また、河川の改修を行ったり、浅海漁場で稚貝
やコンブの種を植えつける魚礁であるトレンチ(養殖
溝)を作る場合には、例えば水陸両用のブルトーザで掘
削し、この掘削した土を搬出することが行われている。
このような作業を行なう場合にも周辺の水域を汚濁させ
る問題を生じる。このような汚濁水が周囲に拡散すると
生物の生態系にとって好ましくないのでこれらの汚濁水
はその周囲が第9図に示すようにフロート1にシート2
を垂下した浮遊フェンスで囲われたり、さらにその徹底
をはするためこのフェンスの下を第10図に示すように
フロート3にシート4を垂下し、これを水底に係留した
潜底フェンスで囲われ、封じ込められることが行われて
いる。
しかし、このようにすると、上側の浮遊フェンスが例え
ばネットでできているような場合には汚濁物質の非汚濁
水域への侵入を防止できず、またこのフェンスが例えば
非透水材料でできている場合には水の流れによりあおら
れて、潜底フェンスとの間に隙間ができてここから汚濁
水が漏れることがある。また、このように2つのフェン
スを組み合わせて使用するのは部材も多く必要とし、設
置にも手間がかかるという問題もある。
発明が解決しようとする問題点 以上のように、従来の汚濁防止用フェンスは、水流によ
る汚濁物質の拡散を阻止しようとして非透水材料で作成
するとあおられて汚濁物質の漏出を避けることができ
ず、このあおりを阻止しようとして例えば流体抵抗の少
ないネットを用いると汚濁物質の拡散防止効果が十分で
ないという問題点があり、その改善が望まれていた。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記の問題点を解決するために、水流に相対
して設けて汚濁物質の拡散を防止する汚濁防止装置にお
いて、縦方向の非透水帯部と透水帯部を横方向交互に設
け、かつこれらの水面側の上部及び水底に接する下部に
非透水帯部を設けた構造を有することを特徴とする汚濁
防止装置を提供するものである。
作用 縦方向の非透水帯部と透水帯部を交互に設けたので、非
透水帯部の水流の前後に淀み部が形成され、これにより
汚濁物質はこの淀み部に集まり、この淀み部を沈降して
除去されるとともに、汚濁物質を除去した水は抵抗少な
く流出できる。このように汚濁物質の流出を阻止する効
果は、上下に非透水帯部を設けることにより、水の浮遊
物及び水底の泥の濁りの拡散が防止されることになって
さらに高められる。
実施例 次に本発明の実施例を第1図ないし第4図に基づき詳細
に説明する。
第1図中、11は汚濁防止用フェンスで、フロート12に汚
濁防止シート13が垂下され、その下部にはチェーンから
なる重り14が設けられている。上記汚濁防止シート13
は、上部非透水帯部13a、下部非透水帯部13bを有し、さ
らにこれらの間に縦非透水帯部13c、13c・・と縦透水帯
部13d、13d・・・を交互に配列した構成を有する。これ
らの縦非透水帯部13cと縦透水帯部13dの巾は例えば5:1
が例示される。
このような汚濁防止シート13が使用されるときは、第2
図に示すように上部非透水帯部13a、下部非透水帯部13b
にはその流れの前後に淀み部が形成される。また、第3
図に示すように縦非透水帯部13c、13c・・にも淀み部が
形成される。この結果、汚濁物質はこれら淀み部に集ま
り、この淀み部に集まった汚濁物質は第4図に示すよう
に沈降して下部非透水帯部13bが接する水底に堆積され
る。一方、汚濁物質を除去された水のみが縦透水帯部13
d、13d・・を通って非汚濁水域に流出して行くことがで
きる。このように水を中間部で通すことができると、水
流の抵抗の大きい上下非透水帯部13a、13bに対する水の
流れは緩くなり、これらの部分があおられることがない
とともに、汚濁物質がこられの淀み部により多く集まる
ようになる。特に水底を浚渫するような場合に濁りの大
きい水底に近い流れが緩められて、下部非透水帯部13b
により形成された淀み部に汚濁物質がより多く集まるよ
うになる。
上記は縦透水帯部13dは空隙であったが、第5図に示す
ように、ネット13eでも良く、また、第6図に示すよう
に横方向に紐、短冊状のシート、髪毛のような線状体等
の可撓体13f、13f・・を互いにラップするように取付
け、水流が生じたときに第7図に示すように下流になび
かせ、これにより縦非透水帯部13c、13c・・に連続する
汚濁物質の集まる構造部分を新たに付加し、この汚濁物
質の集まる部分の表面積を大きくするようにしても良
い。
また、上記はフェンスについて説明したが、第8図に示
すように、沈澱池に金属板、木板等で上下非透水帯部1
3′a、13′bを形成し、これに縦非透水帯部13′c、13′
c・・を縦透水帯部13′d、13′d・・と交互に設けた汚
濁防止板を一定間隔に配置して設けても良い。これら汚
濁防止板により除去された汚濁物質はスラッジ溜14、14
・・に沈降堆積される。なお、上記縦非透水帯部にはネ
ットを用いたが、ネットを用いず単なる空隙でも良く、
上記のような可撓体を設けても良い。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、縦方向の非透水
帯部と透水帯部を交互に設けたので、非透水帯部にはそ
の流れの前後に淀み部が形成されてここに汚濁物質は集
まり、これが沈降して水底に堆積し、一方汚濁物質を除
去された水は透水帯部から流出される。これにより汚濁
水域から非汚濁水域への汚濁物質の拡散が防止される。
また、上記の構造に加えて上下の非透水帯部を設けたの
で、上下の汚濁の生じ易い部分の流れを阻止してこれら
の部分の汚濁物質を効果的に集めてこれら汚濁物質を除
去した流通抵抗の小さい水を中間部から流すことができ
るため汚濁物質の拡散をより一層良く防止できるととも
に、上下の非透水帯部はあおられることが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の装置の斜視図、第2図、第
3図はそれぞれその使用状態の縦断面図、横断面図、第
4図はこの使用状態における作用説明図、第5図は第2
の実施例の装置の斜視図、第6図は第3の実施例の装置
の要部の斜視図、第7図はその使用状態の一形態を示す
図、第8図は第4の実施例の装置の使用状態を示す一部
を切欠した説明図、第9図は従来の浮遊フェンスの使用
状態説明図、第10図は従来の浮遊フェンスと潜堤フェン
スを組み合わせて使用した使用状態説明図である。 図中、13は汚濁防止シート、13′は汚濁防止板、(13a、1
3′a)、(13b、13′b)はそれぞれ上下の非透水帯部、13
c、13c・・、13′c、13′c・・は縦非透水帯部、13d、1
3d・・、13′d、13′d・・は縦透水帯部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水流に相対して設けて汚濁物質の拡散を防
    止する汚濁防止装置において、縦方向の非透水帯部と透
    水帯部を横方向交互に設け、かつこれらの水面側の上部
    及び水底に接する下部に非透水帯部を設けた構造を有す
    ることを特徴とする汚濁防止装置。
JP60276098A 1985-12-10 1985-12-10 汚濁防止装置 Expired - Fee Related JPH064966B2 (ja)

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JPS62137312A JPS62137312A (ja) 1987-06-20
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