JPH0649436U - パドルフィーダの発塵防止装置 - Google Patents

パドルフィーダの発塵防止装置

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JPH0649436U
JPH0649436U JP9205092U JP9205092U JPH0649436U JP H0649436 U JPH0649436 U JP H0649436U JP 9205092 U JP9205092 U JP 9205092U JP 9205092 U JP9205092 U JP 9205092U JP H0649436 U JPH0649436 U JP H0649436U
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paddle
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bellows cover
paddle feeder
feeder
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JP9205092U
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忠義 上脇
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】底荷荷役時にパドルフィーダからの発塵を防止
し、またパドルをばら物に埋め込んで作動させるときに
は作業の邪魔にならないようにしたパドルフィーダの発
塵防止装置を提供する。 【構成】パドルフィーダのパドル部の軸方向両端側を除
いてその両側部を覆う上下動可能な蛇腹カバーをコンベ
ヤ垂直部の下部に取り付けた。蛇腹カバーで捕捉された
粉塵は集塵パイプおよび集塵配管を通して水平ブーム上
の集塵機で回収され、ばら物の排出シュートへ放出され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、船艙あるいは貯蔵槽内のばら物を荷揚げするベルト式コンベヤに関 し、特に垂直2重ベルトコンベヤの下端にパドルフィーダを設けてばら物を跳上 搬送するパドルフィーダ式アンローダにおいて、前記ばら物の残量が少なくなっ たときに前記パドルフィーダの周囲への発塵を防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
船艙から穀物や石炭等の粒状,粉状のばら物を荷揚げする連続式アンローダと して従来から、走行台車に起伏および旋回動作する水平ブームを取り付け、該水 平ブームの先端から垂直面内で揺動動作する垂直フレームを吊り下げるとともに 該垂直フレームから前記水平ブームに沿せて2重ベルトコンベヤを配設し、この 2重ベルトコンベヤの垂直部の下端にパドルフィーダと称する遠心ラジアル掬揚 機を設けたものが知られている(例えば実開昭62−74610号公報)。
【0003】 前記パドルフィーダは通常は船艙内のばら物内に埋め込まれるように挿入され 、その回転動作で周囲のばら物を2重ベルトコンベヤの垂直部下端へ向けて跳ね 上げる。しかしながら、船艙内のばら物の残量が少なくなり底ざらいの段階にな ると、荷役効率を上げるために上縁が大きく拡がった角形すりばち状のトレーを 艙底に置き、該トレー上に前記パドルフィーダを位置せしめ、ブルドーザ等でば ら物を集めて前記トレー上に投入し、パドルで跳ね上げるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述したタイプの連続式アンローダにおいて、船艙内に扱物のばら物が十分あ るとき、即ち上荷,中荷荷役では、前記パドルフィーダがばら物内に埋められて いるので、発塵は生じない。しかしばら物が少なくなり底荷荷役の最終段階にな ると、パドルフィーダが部分的にばら物から露出するので、ばら物の跳ね上げに 伴なって粉粒が飛散する。前述のように底荷状態ではパドルフィーダの下側にト レーを敷いて集荷するものの、この場合のトレーは上面が大きく拡開した浅底の 形状を成しており、トレー内でパドルフィーダがばら物から露出し、回転するパ ドルの遠心作用で発塵粉が生じ、ブルドーザの運転手や船艙内作業者の作業環境 を悪化させる。またばら物が周囲に飛散することにより、ばら物の再集荷を強い られる等荷役効率を低下させる問題があった。
【0005】 本考案は、底荷荷役時にパドルフィーダからの発塵を有効に防止でき、またパ ドルフィーダが扱荷に埋っている上荷,中荷荷役時には作業の障害にならないパ ドルフィーダの発塵防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るパドルフィーダの発塵防止装置は、パドルフィーダのパドル部の 軸方向両端部を除いてその両側部を覆う上下動可能な蛇腹カバーをコンベヤ垂直 部の下部に取り付けて成るものである。
【0007】 本考案の一形態によれば、前記蛇腹カバーは、前記コンベヤ垂直部の下部周囲 を囲包するガイドフレームの上部から垂下するように取り付けられ、前記ガイド フレーム上部に前記蛇腹カバーを伸縮させる駆動装置が設けられ、さらに前記蛇 腹カバーの上端内側に、コンベヤ水平部の旋回軸上方に設けた集塵機に連通する 集塵パイプが設けられている。
【0008】
【実施例】
次に、本考案を実施例について図面を参照して説明する。図1および図2はそ れぞれ本考案の実施例に係る発塵防止装置を備えたパドルフィーダ式連続アンロ ーダの下端部の正面図および側面図であって、船艙内のばら物が少なくなった底 荷荷役時の状態を示している。また図6は本考案の実施例による連続アンローダ の概略的な全体正面図である。走行台車1上から、接岸された船舶の船艙までの びるように起伏動作および旋回動作可能となったブーム5の先端に、前記船艙内 へ挿入される揺動可能な垂直フレーム7が連結され、これらのブーム5および垂 直フレーム7に沿うように2重ベルトコンベヤ2が配置されている。この2重ベ ルトコンベヤ2の垂直部下端のテールプーリ10に近接してその下方に一対のパ ドル11をもつパドルフィーダ12が前記テールプーリ10と平行になるように 配置され、またコンベヤ水平部の基端(走行台車側)に、前記2重ベルトコンベ ヤ2で搬送されたばら物の排出シュート13が設けられている。パドルフィーダ 12の各パドル11の両軸端から掻寄スクリュウ14が外方へ伸長し、各パドル 11の回転に伴なって掻寄スクリュウ14が回転することにより、周囲のばら物 はパドル11側へ寄せ集められ、パドル11の回転によってテールプーリ10間 へ跳ね上げられて2重ベルトコンベヤでその垂直部から水平部へと搬送される。
【0009】 垂直フレーム7の下端にはテールプーリ10を囲包し底が開口した枠状のガイ ドフレーム15が設けられている。パドル11の軸方向両端側を除いた側でパド ル11より上方に、ガイドフレーム15から外方に張出した上板16が設けられ 、該上板16が取り付けられたガイドフレーム15の側壁を側方から覆うように 、上面視で大略コ字状の蛇腹カバー17がそれぞれの上板16の上端に固着され ている。図1のA−A線断面図である図3に示すように、蛇腹カバー17に対面 する側のガイトフレーム側面には蛇腹カバー17の両側端を上下摺動自在に案内 するガイドレール18が設けられている。またガイドフレーム15の前記上板1 6上には電動機内蔵のカバー巻上装置29が搭載され、その巻上ドラム19から 垂下した巻上ロープ20がガイドローラ21を経て各カバー17の下端に連結さ れ、これによって蛇腹カバー17は図1のようにパドル11の側方を覆う降下位 置から図5のパドル上方へ持ち上げられた上昇位置まで上下に伸縮するようにな っている。
【0010】 蛇腹カバー17の内側上端近くの上板16の両側辺部にそれぞれ集塵パイプ2 2が設けられ、これら一対の集塵パイプ22の対向した端部どおしが全体として コンベヤ垂直部の下端を囲包するように連結パイプ23で連結されている。連結 パイプ23から集塵配管24が2重ベルトコンベヤ2の垂直フレーム7およびブ ーム5に沿ってのびており、該配管24の他端は排出シュート13の上方のブー ム上に設けられた集塵機25に接続されている。図4に明示するように集塵パイ プ22の下側部はパイプ長手方向に沿って切り離されており、後述するように集 塵機25の作動により、カバー内側の粉塵は集塵パイプ22の下側部の切離溝2 6から吸引され、連結パイプ23および集塵配管24を通って集塵機25に回収 される。
【0011】 船艙内のばら物が少なくなって底荷荷役の最終段階に入ると、図1〜図3に示 すような角形のトレー27を艙底28に置き、ブルドーザ31のバケットで艙底 のばら物30をすくい取ってトレー27内に投入し、その直上に2重ベルトコン ベヤ2の垂直部を位置させて下端のパドルフィーダ12をトレー27内に挿入し てばら物30の跳上,搬送を行う。この際には蛇腹カバー17をトレー27内の ばら物30に若干埋まる程度に降下させてからパドル11を回転させる。ばら物 30はカバー17のないパドル両軸端側の掻寄スクリュウ14からパドル中央側 へ送られる。トレー27は底が浅く、トレー27内のばら物30からパドル11 の一部が露出し、該パドルの回転に伴なってその周方向にばら物の粉塵が飛ぶが 、この粉塵はカバー17によって蛇腹カバー17内に閉じ込められ、かつ前述し た如く集塵機25によってカバー内側の集塵パイプ22で吸引され、集塵機25 によって回収される。回収後の粉塵は2重ベルトコンベヤ2でコンベヤ水平部の 端部へ搬送されてきたばら物と一緒に排出シュート13へ放出される。なお掻寄 スクリュウ14側はカバーは設けられていないが、この方向はパドルの遠心方向 でないので発塵は極少である。
【0012】 船艙内にばら物が十分残っている上荷,中荷荷役時には図5のようにカバー巻 上装置29で蛇腹カバー17を上方へ引き上げる。これによってパドルフィーダ 12の周囲は開放されるが、この状態の荷役ではパドルフィーダ12はばら物3 0内に埋められて動作するので、パドル周囲への発塵は生じない。なおパドル上 方は枠形のガイドフレーム15で覆われているので、パドルで跳ね上げられたば ら物はガイドフレーム15から外側方へ飛散することはない。また最上方位置へ 収縮したカバー17は2重ベルトコンベヤの垂直部の揺動時にばら物に当ること はなく、荷役作業の邪魔にはならない。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、搬送するばら物の残量が少なくなった底 荷荷役の時にはパドルの周側部は蛇腹カバーで覆われているのでパドルの回転に よるばら物の周囲への発塵が極少となり、パドルフィーダのまわりの作業環境の 悪化が防止される。ばら物の量が十分あるときは、パドルはばら物内に埋められ 、蛇腹カバーは上方へ収縮させる構成としたので、上荷,中荷荷役作業には何ら 支障をきたさない。カバー内から回収した粉塵はばら物の排出シュートへ放出す るので荷役効率を向上させることができる等多くの利点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の発塵防止装置を備えたパドルフィーダ
式連続アンローダの下端部の正面図である。
【図2】図1に示す実施例の側面図である。
【図3】図1のA−A線に沿った平面断面図である。
【図4】図1のB部の拡大断面図である。
【図5】上荷〜中荷荷役状態における本考案の実施例の
正面図である。
【図6】本考案の実施例による連続アンローダの概略的
な全体正面図である。
【符号の説明】
5 ブーム 7 垂直フレーム 11 パドル 12 パドルフィーダ 13 排出シュート 15 ガイドフレーム 16 上板 17 蛇腹カバー 18 ガイドレール 22 集塵パイプ 24 集塵配管 25 集塵機 26 切離溝 27 トレー 29 カバー巻上装置 30 ばら物

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パドルフィーダのパドル部の軸方向両端部
    を除いてその両側部を覆う上下動可能な蛇腹カバーをコ
    ンベヤ垂直部の下部に取り付けたことを特徴とするパド
    ルフィーダの発塵防止装置。
  2. 【請求項2】前記蛇腹カバーは、前記コンベヤ垂直部の
    下部周囲を囲包するガイドフレームの上部から垂下する
    ように取り付けられ、前記ガイドフレーム上部に前記蛇
    腹カバーを伸縮させる駆動装置が設けられ、さらに前記
    蛇腹カバーの上端内側に、コンベヤ水平部の旋回軸上方
    に設けた集塵機に連通する集塵パイプが設けられること
    を特徴とする請求項第1項に記載したパドルフィーダの
    発塵防止装置。
JP9205092U 1992-12-19 1992-12-19 パドルフィーダの発塵防止装置 Expired - Lifetime JP2551282Y2 (ja)

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JP9205092U JP2551282Y2 (ja) 1992-12-19 1992-12-19 パドルフィーダの発塵防止装置

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JPH0649436U true JPH0649436U (ja) 1994-07-08
JP2551282Y2 JP2551282Y2 (ja) 1997-10-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000335878A (ja) * 1999-05-27 2000-12-05 Shinroku Nishiyama 天井クレーン用集塵装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000335878A (ja) * 1999-05-27 2000-12-05 Shinroku Nishiyama 天井クレーン用集塵装置

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JP2551282Y2 (ja) 1997-10-22

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