JP2551282Y2 - パドルフィーダの発塵防止装置 - Google Patents

パドルフィーダの発塵防止装置

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JP2551282Y2
JP2551282Y2 JP9205092U JP9205092U JP2551282Y2 JP 2551282 Y2 JP2551282 Y2 JP 2551282Y2 JP 9205092 U JP9205092 U JP 9205092U JP 9205092 U JP9205092 U JP 9205092U JP 2551282 Y2 JP2551282 Y2 JP 2551282Y2
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JP
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paddle
dust
bellows cover
paddle feeder
feeder
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忠義 上脇
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、船艙あるいは貯蔵槽内
のばら物を荷揚げするベルト式コンベヤに関し、特に垂
直2重ベルトコンベヤの下端にパドルフィーダを設けて
ばら物を跳上搬送するパドルフィーダ式アンローダにお
いて、前記ばら物の残量が少なくなったときに前記パド
ルフィーダの周囲への発塵を防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船艙から穀物や石炭等の粒状,粉状のば
ら物を荷揚げする連続式アンローダとして従来から、走
行台車に起伏および旋回動作する水平ブームを取り付
け、該水平ブームの先端から垂直面内で揺動動作する垂
直フレームを吊り下げるとともに該垂直フレームから前
記水平ブームに沿せて2重ベルトコンベヤを配設し、こ
の2重ベルトコンベヤの垂直部の下端にパドルフィーダ
と称する遠心ラジアル掬揚機を設けたものが知られてい
る(例えば実開昭62−74610号公報)。
【0003】前記パドルフィーダは通常は船艙内のばら
物内に埋め込まれるように挿入され、その回転動作で周
囲のばら物を2重ベルトコンベヤの垂直部下端へ向けて
跳ね上げる。しかしながら、船艙内のばら物の残量が少
なくなり底ざらいの段階になると、荷役効率を上げるた
めに上縁が大きく拡がった角形すりばち状のトレーを艙
底に置き、該トレー上に前記パドルフィーダを位置せし
め、ブルドーザ等でばら物を集めて前記トレー上に投入
し、パドルで跳ね上げるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述したタイプの連続
式アンローダにおいて、船艙内に扱物のばら物が十分あ
るとき、即ち上荷,中荷荷役では、前記パドルフィーダ
がばら物内に埋められているので、発塵は生じない。し
かしばら物が少なくなり底荷荷役の最終段階になると、
パドルフィーダが部分的にばら物から露出するので、ば
ら物の跳ね上げに伴なって粉粒が飛散する。前述のよう
に底荷状態ではパドルフィーダの下側にトレーを敷いて
集荷するものの、この場合のトレーは上面が大きく拡開
した浅底の形状を成しており、トレー内でパドルフィー
ダがばら物から露出し、回転するパドルの遠心作用で発
塵粉が生じ、ブルドーザの運転手や船艙内作業者の作業
環境を悪化させる。またばら物が周囲に飛散することに
より、ばら物の再集荷を強いられる等荷役効率を低下さ
せる問題があった。
【0005】本考案は、底荷荷役時にパドルフィーダか
らの発塵を有効に防止でき、またパドルフィーダが扱荷
に埋っている上荷,中荷荷役時には作業の障害にならな
いパドルフィーダの発塵防止装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係るパドルフィ
ーダの発塵防止装置は、パドルフィーダのパドル部の軸
方向両端部を除いてその両側部を覆う上下動可能な蛇腹
カバーをコンベヤ垂直部の下部に取り付けて成るもので
ある。
【0007】本考案の一形態によれば、前記蛇腹カバー
は、前記コンベヤ垂直部の下部周囲を囲包するガイドフ
レームの上部から垂下するように取り付けられ、前記ガ
イドフレーム上部に前記蛇腹カバーを伸縮させる駆動装
置が設けられ、さらに前記蛇腹カバーの上端内側に、コ
ンベヤ水平部の旋回軸上方に設けた集塵機に連通する集
塵パイプが設けられている。
【0008】
【実施例】次に、本考案を実施例について図面を参照し
て説明する。図1および図2はそれぞれ本考案の実施例
に係る発塵防止装置を備えたパドルフィーダ式連続アン
ローダの下端部の正面図および側面図であって、船艙内
のばら物が少なくなった底荷荷役時の状態を示してい
る。また図6は本考案の実施例による連続アンローダの
概略的な全体正面図である。走行台車1上から、接岸さ
れた船舶の船艙までのびるように起伏動作および旋回動
作可能となったブーム5の先端に、前記船艙内へ挿入さ
れる揺動可能な垂直フレーム7が連結され、これらのブ
ーム5および垂直フレーム7に沿うように2重ベルトコ
ンベヤ2が配置されている。この2重ベルトコンベヤ2
の垂直部下端のテールプーリ10に近接してその下方に
一対のパドル11をもつパドルフィーダ12が前記テー
ルプーリ10と平行になるように配置され、またコンベ
ヤ水平部の基端(走行台車側)に、前記2重ベルトコン
ベヤ2で搬送されたばら物の排出シュート13が設けら
れている。パドルフィーダ12の各パドル11の両軸端
から掻寄スクリュウ14が外方へ伸長し、各パドル11
の回転に伴なって掻寄スクリュウ14が回転することに
より、周囲のばら物はパドル11側へ寄せ集められ、パ
ドル11の回転によってテールプーリ10間へ跳ね上げ
られて2重ベルトコンベヤでその垂直部から水平部へと
搬送される。
【0009】垂直フレーム7の下端にはテールプーリ1
0を囲包し底が開口した枠状のガイドフレーム15が設
けられている。パドル11の軸方向両端側を除いた側で
パドル11より上方に、ガイドフレーム15から外方に
張出した上板16が設けられ、該上板16が取り付けら
れたガイドフレーム15の側壁を側方から覆うように、
上面視で大略コ字状の蛇腹カバー17がそれぞれの上板
16の上端に固着されている。図1のA−A線断面図で
ある図3に示すように、蛇腹カバー17に対面する側の
ガイトフレーム側面には蛇腹カバー17の両側端を上下
摺動自在に案内するガイドレール18が設けられてい
る。またガイドフレーム15の前記上板16上には電動
機内蔵のカバー巻上装置29が搭載され、その巻上ドラ
ム19から垂下した巻上ロープ20がガイドローラ21
を経て各カバー17の下端に連結され、これによって蛇
腹カバー17は図1のようにパドル11の側方を覆う降
下位置から図5のパドル上方へ持ち上げられた上昇位置
まで上下に伸縮するようになっている。
【0010】蛇腹カバー17の内側上端近くの上板16
の両側辺部にそれぞれ集塵パイプ22が設けられ、これ
ら一対の集塵パイプ22の対向した端部どおしが全体と
してコンベヤ垂直部の下端を囲包するように連結パイプ
23で連結されている。連結パイプ23から集塵配管2
4が2重ベルトコンベヤ2の垂直フレーム7およびブー
ム5に沿ってのびており、該配管24の他端は排出シュ
ート13の上方のブーム上に設けられた集塵機25に接
続されている。図4に明示するように集塵パイプ22の
下側部はパイプ長手方向に沿って切り離されており、後
述するように集塵機25の作動により、カバー内側の粉
塵は集塵パイプ22の下側部の切離溝26から吸引さ
れ、連結パイプ23および集塵配管24を通って集塵機
25に回収される。
【0011】船艙内のばら物が少なくなって底荷荷役の
最終段階に入ると、図1〜図3に示すような角形のトレ
ー27を艙底28に置き、ブルドーザ31のバケットで
艙底のばら物30をすくい取ってトレー27内に投入
し、その直上に2重ベルトコンベヤ2の垂直部を位置さ
せて下端のパドルフィーダ12をトレー27内に挿入し
てばら物30の跳上,搬送を行う。この際には蛇腹カバ
ー17をトレー27内のばら物30に若干埋まる程度に
降下させてからパドル11を回転させる。ばら物30は
カバー17のないパドル両軸端側の掻寄スクリュウ14
からパドル中央側へ送られる。トレー27は底が浅く、
トレー27内のばら物30からパドル11の一部が露出
し、該パドルの回転に伴なってその周方向にばら物の粉
塵が飛ぶが、この粉塵はカバー17によって蛇腹カバー
17内に閉じ込められ、かつ前述した如く集塵機25に
よってカバー内側の集塵パイプ22で吸引され、集塵機
25によって回収される。回収後の粉塵は2重ベルトコ
ンベヤ2でコンベヤ水平部の端部へ搬送されてきたばら
物と一緒に排出シュート13へ放出される。なお掻寄ス
クリュウ14側はカバーは設けられていないが、この方
向はパドルの遠心方向でないので発塵は極少である。
【0012】船艙内にばら物が十分残っている上荷,中
荷荷役時には図5のようにカバー巻上装置29で蛇腹カ
バー17を上方へ引き上げる。これによってパドルフィ
ーダ12の周囲は開放されるが、この状態の荷役ではパ
ドルフィーダ12はばら物30内に埋められて動作する
ので、パドル周囲への発塵は生じない。なおパドル上方
は枠形のガイドフレーム15で覆われているので、パド
ルで跳ね上げられたばら物はガイドフレーム15から外
側方へ飛散することはない。また最上方位置へ収縮した
カバー17は2重ベルトコンベヤの垂直部の揺動時にば
ら物に当ることはなく、荷役作業の邪魔にはならない。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、搬
送するばら物の残量が少なくなった底荷荷役の時にはパ
ドルの周側部は蛇腹カバーで覆われているのでパドルの
回転によるばら物の周囲への発塵が極少となり、パドル
フィーダのまわりの作業環境の悪化が防止される。ばら
物の量が十分あるときは、パドルはばら物内に埋めら
れ、蛇腹カバーは上方へ収縮させる構成としたので、上
荷,中荷荷役作業には何ら支障をきたさない。カバー内
から回収した粉塵はばら物の排出シュートへ放出するの
で荷役効率を向上させることができる等多くの利点がも
たらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の発塵防止装置を備えたパドルフィーダ
式連続アンローダの下端部の正面図である。
【図2】図1に示す実施例の側面図である。
【図3】図1のA−A線に沿った平面断面図である。
【図4】図1のB部の拡大断面図である。
【図5】上荷〜中荷荷役状態における本考案の実施例の
正面図である。
【図6】本考案の実施例による連続アンローダの概略的
な全体正面図である。
【符号の説明】
5 ブーム 7 垂直フレーム 11 パドル 12 パドルフィーダ 13 排出シュート 15 ガイドフレーム 16 上板 17 蛇腹カバー 18 ガイドレール 22 集塵パイプ 24 集塵配管 25 集塵機 26 切離溝 27 トレー 29 カバー巻上装置 30 ばら物

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パドルフィーダのパドル部の軸方向両端部
    を除いてその両側部を覆う上下動可能な蛇腹カバーをコ
    ンベヤ垂直部の下部に取り付けたことを特徴とするパド
    ルフィーダの発塵防止装置。
  2. 【請求項2】前記蛇腹カバーは、前記コンベヤ垂直部の
    下部周囲を囲包するガイドフレームの上部から垂下する
    ように取り付けられ、前記ガイドフレーム上部に前記蛇
    腹カバーを伸縮させる駆動装置が設けられ、さらに前記
    蛇腹カバーの上端内側に、コンベヤ水平部の旋回軸上方
    に設けた集塵機に連通する集塵パイプが設けられること
    を特徴とする請求項第1項に記載したパドルフィーダの
    発塵防止装置。
JP9205092U 1992-12-19 1992-12-19 パドルフィーダの発塵防止装置 Expired - Lifetime JP2551282Y2 (ja)

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JP9205092U JP2551282Y2 (ja) 1992-12-19 1992-12-19 パドルフィーダの発塵防止装置

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JPH0649436U JPH0649436U (ja) 1994-07-08
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JP4678562B2 (ja) * 1999-05-27 2011-04-27 信六 西山 天井クレーン用集塵装置

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JPH0649436U (ja) 1994-07-08

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