JPH064924A - 光磁気ディスクの記録装置 - Google Patents

光磁気ディスクの記録装置

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JPH064924A
JPH064924A JP18615192A JP18615192A JPH064924A JP H064924 A JPH064924 A JP H064924A JP 18615192 A JP18615192 A JP 18615192A JP 18615192 A JP18615192 A JP 18615192A JP H064924 A JPH064924 A JP H064924A
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JP
Japan
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magnetic field
magneto
optical disk
arrow
leakage magnetic
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Pending
Application number
JP18615192A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Watanabe
渡辺  哲
Tomohiro Koda
朋弘 甲田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH064924A publication Critical patent/JPH064924A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 光磁気ディスクの初期化する方向を漏れ磁界
(矢印B)の方向と同じに設定して所望のピットに対し
て磁界反転記録を行う磁界の強さの向き(矢印D)とこ
のピットにおける浮遊磁界の向き(矢印C)とを一致さ
せている。 【効果】 漏れ磁界、または光磁気ディスクのピットか
らの浮遊磁界の影響を小さくでき、磁気ヘッドの負担を
軽減させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め初期化された書換
可能な光ディスクにディジタルデータを記録する光磁気
ディスクの記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、書換可能な光ディスクへデータ
を記録する場合、例えば光磁気ディスクには磁界変調し
たデータを磁界変調オーバーライト磁気ヘッドにより書
き込みが行われている。光磁気ディスクは、この記録の
際に上記磁気ヘッドから発生する磁界の他に、光学アク
チュエータ部分からの漏れ磁界及び外乱磁界となる書き
込みを行うポジションの前後に形成したピットからの浮
遊磁界が存在し、影響を受けている。
【0003】漏れ磁界が、1軸、あるいは2軸からなる
光学アクチュエータのコイルから図4の断面図に示すよ
うに光磁気ディスクの径方向に動作させるヨーク30
a、30bに巻いたトラッキング駆動用コイル31a、
31bやフォーカシング制御用コイル32a、32bか
ら発生する。特に光磁気ディスクへデータを書き込む際
に必要とする磁界の強さはトラッキング駆動用コイル3
1a、31bから発生する漏れ磁界MD が大きく影響す
る。
【0004】また、上記浮遊磁界Mr は、図5に示す光
磁気ディスクにおける所望のピットP0 に対してこのピ
ットPの前後のピットP-1、P+1に既に書き込まれてい
る磁界の影響やこの他光磁気ディスクのトラック間を分
離するガードバンドの磁界から受ける磁界の和で表され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光磁気ディ
スクにオーバーライトする際に記録装置の磁気ヘッドが
発生させる磁界は、上述した光学アクチュエータの漏れ
磁界MD や浮遊磁界Mrの外部磁場を打ち消すようにか
ける必要がある。このように不要な磁界を打ち消すため
磁気ヘッドは大きな負担を強いられている。
【0006】具体的に最も磁気ヘッドに負担がかかる場
合は、図5及び図6に示すように光学アクチュエータか
らの漏れ磁界と所望のピットの前後から受ける浮遊磁界
が共に書込み磁界と逆の場合である。この場合、光磁気
ディスクにデータを記録する際に必要とする磁界の強さ
を示す矢印AMIN に加えて、光学アクチュエータからの
漏れ磁界MD 及び浮遊磁界Mr の和の磁界の強さを示す
矢印Bはこの磁界の強さを打ち消すために磁気ヘッドで
発生させなければならない磁界の大きさAMIN+Bの矢
印Dが必要になる。
【0007】そこで、本発明は、このような実情に鑑み
てなされたものであり、外部磁界の影響を小さくして磁
界ヘッドの負担を軽減することができる光磁気ディスク
の記録装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光磁気ディ
スクの記録装置は、予め初期化された書換可能な光ディ
スクにディジタルデータを記録する光磁気ディスクの記
録装置において、光磁気ディスクのディスク全体、ある
いはトラック間を分離する領域としてのガードバンドの
初期化の磁化方向を電磁アクチュエータの漏れ磁界の向
きと同じ向きに設定することにより、上述の課題を解決
する。
【0009】
【作用】本発明の光磁気ディスクの記録装置は、磁界方
向設定手段で電磁アクチュエータの漏れ磁界の向きと同
じ向きに初期化する磁化方向を設定する。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る光磁気ディスクの記録装
置の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0011】本発明に係る光磁気ディスクの記録装置に
ついて、図1に示す回路構成を参照しながら説明する。
【0012】光磁気ディスクの記録装置は、予め初期化
された書換可能な光ディスクにディジタルデータを記録
する光磁気ディスクの記録装置において、光磁気ディス
クのディスク全体、あるいはトラック間を分離する領域
としてのガードバンドの初期化の磁化方向を電磁アクチ
ュエータの漏れ磁界の向きと同じ向きに設定する磁界方
向設定手段である磁界方向制御部10を有している。
【0013】一般に、光磁気ディスクにデータを記録す
るための回路構成は、図1に示す光磁気ディスク11を
回転させるスピンドルモータ12、書込みデータ生成回
路13、プレエンコード14、磁気駆動制御回路15、
磁気ヘッド16、光学アクチュエータ17、レーザ駆動
制御回路18、RFアンプ19、サーボ制御回路部2
0、クロックを管理するPLL回路21やデータPLL
22で構成している。
【0014】これらの構成を用いて光磁気ディスク11
にデータを記録する場合、光学アクチュエータ17をデ
ータに応じた極性の磁界をかける磁気ヘッド16の両方
を移動させる必要がある。この移動を行わせるために入
力端子23を介してホスト側の例えばコンピュータから
供給されたデータに応じて制御部(図示せず)は、サー
ボ制御回路部20、レーザ駆動制御回路18及び磁界駆
動制御回路15を制御している。この中で上記サーボ制
御回路部20は、光学アクチュエータ17のトラッキン
グやフォーカスを制御している。また、サーボ制御回路
部20は、スピンドルモータ12の駆動も制御してい
る。
【0015】上記レーザ駆動制御回路18は、光学アク
チュエータ17に駆動制御信号を供給して光学アクチュ
エータ17の位置とに内蔵するレーザ発光部から光磁気
ディスク11に照射するレーザ光の強さを制御してい
る。
【0016】このようにレーザ駆動制御回路18は供給
される制御信号に応じたレーザ光を光磁気ディスク11
に照射する。レーザ光は、光磁気ディスク11の表面を
キュリー点以上の温度にして保磁力をなくさせ、磁気ヘ
ッド16で新たなデータに応じた極性を与えてデータ保
磁させる。また、レーザ光は、光磁気ディスク11で反
射して戻り光を光学アクチュエータ17に返す。光学ア
クチュエータ17は、内蔵する2分割−光検出器で光信
号を電気信号、いわゆる再生RF信号に変換している。
2分割−光検出器では、トラッキングエラー信号を出力
し、このトラッキングエラー信号によって光学アクチュ
エータ17のトラック位置をサーボ制御している。
【0017】PLL回路21は、基準クロックに応じた
所望の位相にシステムクロックを管理し、データPLL
回路22はデータクロックの位相を管理している。
【0018】磁界方向制御部10は、光学アクチュエア
ータ17からの漏れ磁界の方向を後述する方法によって
検出してこの漏れ磁界方向と同じ向きの磁界方向に例え
ば光磁気ディスクの初期化における磁気方向を設定する
(図2を参照)。ここで、光学アクチュエータ17の漏
れ磁界の方向が不明な場合、先ず、光磁気ディスク11
の試し書き領域に所定の強さの磁界を磁気ヘッド16に
より印加してデータを光磁気ディスク11に記録する。
【0019】例えば製造時にこの試し書き領域のデータ
を再生して再生信号の波形の信号レベル等から漏れ磁界
の方向を求める。求め方は、この結果として再生信号の
波形、C/N比等のパラメータが所望とする特性より大
きくずれている場合、浮遊磁界の向きMr (矢印C)が
漏れ磁界の方向MD (矢印B)と逆向きに磁化されてい
ることを示しているとして現在、初期化されている光磁
気ディスク11の磁界の方向(矢印D)と逆向きに光磁
気ディスク11、あるいは図2(b)に示す光磁気ディ
スク11のガードバンド部分GBを初期化する。このよ
うに磁界の向きを設定することにより、初期化した際の
磁界の向きは、漏れ磁界の向き(矢印B)と同じ方向に
なる。光磁気ディスク11に対して所望の特性に一致す
るまでこの手順を繰り返す。この操作は例えばCPU等
の制御回路を介して初期化された光磁気ディスクの磁界
の向き及び光学ピックアップ部からの漏れ磁界の向きを
検出して磁界反転する際の極性に設定し易いように初期
化の磁界の向きを制御する。
【0020】このように構成することにより、具体的に
説明すると、初期化した光磁気ディスクは、図2(a)
に示すように所望のピットの前後からの浮遊磁界の方向
が光学アクチュエータ17からの漏れ磁界方向、例えば
極性Nと逆向きのSになる。同様に、図2(b)に示す
光磁気ディスク17の記録領域RS の境界に設けたガー
ドバンドGBの極性も漏れ磁界の方向と同じ方向の極性
Nにして初期化することにより所望の記録位置のガード
バンドGBによる影響を小さくすることができる。
【0021】図3は初期化する磁界の方向の設定を漏れ
磁界の方向と逆にした場合と同じ方向にした場合の記録
に要する磁界の強さをそれぞれ示している。オーバライ
トする上で最低必要な磁界の強さは矢印AMIN である。
また、漏れ磁界の強さは矢印Bで示している。ここで、
漏れ磁界の方向と同じ方向に初期化した場合の浮遊磁界
の強さは矢印Cとなる。
【0022】漏れ磁界の強さを打ち消して光磁気ディス
ク11に記録するために矢印Dと矢印Cを加えた磁界の
強さが必要になる。ところで、矢印Cで示される浮遊磁
界は初期化したときに応じて発生した磁界であるから、
磁界反転に際して記録に要する磁界の強さは矢印Dだけ
で済ませることができる。また、漏れ磁界の方向と逆方
向に初期化した場合、浮遊磁界の影響を受けて矢印(A
MIN +B+C)の大きさの磁界の強さが必要になること
は前述した通りである。従って、初期化する磁界の向き
を漏れ磁界と同じ方向に設定することにより、矢印Eに
示す磁界の強さが軽減して矢印Dで磁界反転し記録する
ことができる。
【0023】このように漏れ磁界の方向と同じ方向に初
期化を行うことにより、この初期化の方向と逆方向に磁
化させる際に要する磁界の強さを小さく済ませることが
できる。すなわち、光学アクチュエータの漏れ磁界、ま
たはピットからの浮遊磁界の影響を小さくできる。この
低減によって記録装置に用いている磁気ヘッドの負担を
軽減することができる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の光磁気ディスクの記録装置によれば、予め初期化さ
れた書換可能な光ディスクにディジタルデータを記録す
る光磁気ディスクの記録装置において、光磁気ディスク
のディスク全体、あるいはトラック間を分離する領域と
してのガードバンドの初期化の磁化方向を電磁アクチュ
エータの漏れ磁界の向きと同じ向きに設定することによ
り、漏れ磁界の向きと同じ向きに初期化した光磁気ディ
スクは、漏れ磁界の向きと逆向きに磁化させる際に浮遊
磁界の強さで光学アクチュエータの漏れ磁界の強さを打
ち消して光磁気ディスクに記録するために必要な磁界の
強さを低減することができ、光学アクチュエータの漏れ
磁界、またはピットからの浮遊磁界の影響を小さくでき
る。この低減によって記録装置に用いている磁気ヘッド
の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク再生装置の一実施例に
おける概略的なブロック回路構成を示す図である。
【図2】(a)は所望のピットに対する漏れ磁界の方向
と同方向に初期化した際の浮遊磁界の方向を説明し、
(b)はガードバンドも漏れ磁界の方向と同方向に初期
化した場合を説明するための模式図である。
【図3】所望のピットに対する漏れ磁界の方向と同方向
に初期化することにより発生する浮遊磁界で漏れ磁界の
強さを打ち消し漏れ磁界の方向と逆方向への磁化を低減
できることを説明する模式図である。
【図4】光学アクチュエータの断面構造と光学アクチュ
エータが発生する漏れ磁界の方向を説明する図である。
【図5】所望のピットに対する漏れ磁界の方向と逆方向
に初期化した際の浮遊磁界の方向を説明する模式図であ
る。
【図6】所望のピットに対する漏れ磁界の方向と同方向
に初期化することにより発生する浮遊磁界と漏れ磁界の
方向を考慮して所望のピットをデータに応じて磁化させ
るために必要な磁界の強さを説明する模式図である。
【符号の説明】
11・・・・・・・・・・・・光磁気ディスク 12・・・・・・・・・・・・スピンドルモータ 13・・・・・・・・・・・・書込みデータ生成回路 14・・・・・・・・・・・・プレエンコード 15・・・・・・・・・・・・磁気駆動制御回路 16・・・・・・・・・・・・磁気ヘッド 17・・・・・・・・・・・・光学アクチュエータ 18・・・・・・・・・・・・レーザ駆動制御回路 19・・・・・・・・・・・・RFアンプ 20・・・・・・・・・・・・サーボ制御回路部 21・・・・・・・・・・・・PLL回路 22・・・・・・・・・・・・データPLL回路 23・・・・・・・・・・・・入力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め初期化された書換可能な光ディスク
    にディジタルデータを記録する光磁気ディスクの記録装
    置において、 光磁気ディスクのディスク全体、あるいはトラック間を
    分離する領域としてのガードバンドの初期化の磁化方向
    を電磁アクチュエータの漏れ磁界の向きと同じ向きに設
    定することを特徴とする光磁気ディスクの記録装置。
JP18615192A 1992-06-19 1992-06-19 光磁気ディスクの記録装置 Pending JPH064924A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18615192A JPH064924A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 光磁気ディスクの記録装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP18615192A JPH064924A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 光磁気ディスクの記録装置

Publications (1)

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JPH064924A true JPH064924A (ja) 1994-01-14

Family

ID=16183279

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JP18615192A Pending JPH064924A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 光磁気ディスクの記録装置

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JP (1) JPH064924A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004001739A1 (ja) 2002-06-19 2003-12-31 Sony Corporation ディスク状記録媒体及びその製造方法並びにディスクドライブ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004001739A1 (ja) 2002-06-19 2003-12-31 Sony Corporation ディスク状記録媒体及びその製造方法並びにディスクドライブ装置
US7233547B2 (en) 2002-06-19 2007-06-19 Sony Corporation Disc-shaped recording medium, manufacturing method thereof, and disc drive device

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020820