JPH0649092Y2 - クランク角センサー体型発電機の防塵構造 - Google Patents

クランク角センサー体型発電機の防塵構造

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JPH0649092Y2
JPH0649092Y2 JP17128788U JP17128788U JPH0649092Y2 JP H0649092 Y2 JPH0649092 Y2 JP H0649092Y2 JP 17128788 U JP17128788 U JP 17128788U JP 17128788 U JP17128788 U JP 17128788U JP H0649092 Y2 JPH0649092 Y2 JP H0649092Y2
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rotor
crank angle
angle sensor
generator
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JP17128788U
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JPH0291472U (ja
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信治 金村
斉 黒坂
智夫 塩崎
克之 草野
英和 内山
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動二輪車等の車両においてエンジンの点火
タイミングを制御するためのクランク角センサを一体的
に備えたクランク角センサ一体型発電機の防塵構造に関
するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種車両のなかには、マイクロコンピユータ
を用いてエンジンの点火タイミングを制御するべく、電
磁式若しくは光学式クランク角センサを備えたものがあ
る。しかるに、上記電磁式のものにあつては、クランク
軸一回転における発生パルス数に限界があるため、より
精度の高い点火制御を行うには光式を採用することが望
ましいが、光学式のものにあつても、クランク軸と一体
的に回動するロータデイスクや、該ロータデイスクに形
成されるスリツトを読取るためのセンサヘツド等、多数
の部品によつて構成されるものであるから、装置が大型
となる欠点を有し、このため取付けスペースの確保が容
易でなく、殊に取付けスペースに大きな制約を受ける自
動二輪車にあつては深刻な問題となつていた。そこで、
第2図に示す如く、クランク角センサを発電機との一体
型としてケース体等の部材の兼用化を計ることにより、
その占有スペースをコンパクトとすることが考えられ
る。そして、この様な構成としたときには、ケース体4
の内向きフランジ部4aとロータ8との間の間隙からケー
ス体4内に塵や水が浸入して光学検知の邪魔をする惧れ
があり、このため、上記間隔部を軸受やオイルシール部
材等を設けて閉塞することも考えられるが、この場合に
は部品点数が増加してしまう許りでなく、組立て作業工
程も増加してしまい問題となる。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃す
ることができるクランク角センサ一体型発電機の防塵構
造を提供することを目的として創案されたものであつ
て、エンジンから突出されたクランク軸に対して一体回
動自在に連結されるロータと、該ロータの外周面と対向
するべく配設されるステータとにより構成される発電部
を備えた発電機に、クランク軸先端に設けられるジヨイ
ントと上記ロータとに挟持状に保持されるロータデイス
クと、該ロータデイスクに複数形成されるスリツトを読
取るセンサヘツドとにより構成されるクランク角センサ
部を、上記発電部よりもエンジン側に位置するべく一体
的に設けると共に、上記センサ部を覆うケース体の先端
側に形成した内向きフランジ部と、上記ロータの基端部
に形成した外向きフランジ部とをオーバーラツプせし
め、さらに該オーバーラツプした両フランジ部の対向面
に形成した凹凸部を、互いに噛合状に遊嵌させてラビリ
ンスを形成したことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、塵や水の浸入を確
実に防止して信頼性の著しい向上を計ることができるよ
うにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は自動二輪車に設けられる交流発電機で
あつて、該発電機1は、エンジンの側壁2に一部が嵌入
するべく固定されるベース3、該ベース3に固定される
ケース体4、上記側壁2から突出するクランク軸5に対
して後述するジヨイント7を介して一体的に連結固定さ
れるロータ8、該ロータ8の外周面に対向するべくケー
ス体4前面に設けられるステータ9等により構成され、
上記クランク軸5の回動に伴つてステータ9において発
電が成されるようになつている。即ち、前記ロータ8に
は、永久磁石(図示せず)が一体的に内装されており、
一方ステータ9にはステータコイル9aが巻装されてい
る。尚、10はジヨイント7及びロータ8をクランク軸5
に固定するための貫通ボルトである。
11は前記ロータ8およびステータ9によつて構成される
発電部よりもエンジン側に位置するべくジヨイント7と
ロータ8に挟持状に保持されるロータデイスクであつ
て、該ロータデイスク11は、ジヨイント7およびロータ
8に嵌合する係止ピン12に係止されて、クランク軸5と
一体的に回動するものであり、またその外周側には、ク
ランク軸5の軸芯を中心として1°信号用、45°信号
用、360°信号用のスリツト11aがそれぞれ径を異にして
開設されるものであるが、前記ジヨイント7の先端およ
びロータ8の基端には外径方向に延びるフランジ部7a、
8aがそれぞれ形成されており、ロータデイスク11はこの
フランジ部7a、8aにも挟持されて振れを起すことなく回
動するようになつている。
さらに、13はロータデイスク11の外周側部位に位置する
べく設けられるセンサヘツドであつて、該センサヘツド
13は、所謂透過型ホトインタラプタを構成するべくコ字
状に形成され、その両凸部13a間に介在するロータデイ
スク11のスリツト11aを、両凸部13a内にそれぞれ対向状
に設けられる複数組の発光素子と受光素子により読取る
ものであり、またさらに、14は上記センサヘツド13の出
力信号をコントロールユニツト(図示せず)への出力信
号に変換するべくケース体4のエンジン側内側面部に内
装される信号処理回路基板である。
一方、4aは前記ケース体4の前面を形成する内向きフラ
ンジ部であり、その中央部の軸孔4bには前記ロータ8が
間隙を存して挿通されるが、フランジ部4aとロータ8の
フランジ部8aとの間には塵、水等の浸入を阻止するラビ
リンス(迷路構造)が形成されている。即ち、両フラン
ジ部4a、8aは軸方向においてオーバーラツプし、さらに
オーバーラツプした両フランジ部4a、8aの対向面には、
対向側凹凸部と間隙を存して噛合状に嵌合する凹凸部4
c、8bが形成されており、これにより上記対向面間の間
隙がラビリンスを形成するようになつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、クラン
ク角センサの占有スペースを縮小するべく、クランク角
センサを発電機1に一体的に組込んだものであるが、ケ
ース体4のフランジ部4aとロータ8の間の間隙からケー
ス体4内に浸入しようとする塵や水は、ケース体4のフ
ランジ部4aとロータ8のフランジ部8aに一体に設けた凹
凸部4c、8bにより形成されるラビリンス部でその浸入が
確実に阻止されることになる。従つて、ケース体4に内
装されるセンサヘツド13の発光素子や受光素子に塵等が
付着することを防止し得て、この結果、検知不能を起し
たり誤つた検知をすることのない信頼性の高いクランク
角センサ一体型発電機とすることができる。
しかも、上記ラビリンスは、ケース体の4のフランジ部
4aと、ロータデイスク11を挟持するために形成されるロ
ータ8のフランジ部8aを有効に利用して形成されるもの
であるから、軸受やオイルシール部材を設けた場合の如
く部品点数や組立て作業工程を増加することなく防塵、
防水構造を有するものとでき、もつて大幅なコストダウ
ンも計ることができる。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、発電機にクランク角センサを一体的に設けたも
のでありながら、ケース体、ロータ間の間隙からの塵や
水の浸入を、オーバーラツプするケース体のフランジ部
とロータのフランジ部に設けた凹凸部によつて形成され
るラビリンスにより確実に阻止することになる。従つ
て、ケース体に内装されるセンサヘツドへの塵等の付着
を確実に防止し得て、検知不能を起したり誤つた検知を
することのない信頼性の高いものとすることができる。
しかも、上記ラビリンスは、ケース体のフランジ部と、
ロータデイスクを挟持することができるロータのフラン
ジ部を有効に利用して形成されるものであるから、部品
点数や組立て作業工程を増加させる不具合がない。この
結果、コストアツプすることなく防塵、防水機能を備え
たものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るクランク角センサ一体型発電機の
防塵構造の実施例を示したものであつて、第1図はクラ
ンク角検知センサが組込まれた発電機の側面断面図、第
2図は従来例を示す同上側面断面図である。 図中、1は発電機、2はエンジン側壁、4はケース体、
4aは内向きフランジ部、4cは凹凸部、5はクランク軸、
8はロータ、8aはフランジ部、8bは凹凸部、9はステー
タ、11はロータデイスク、13はセンサヘツドである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 草野 克之 埼玉県入間郡三芳町藤久保733―10 (72)考案者 内山 英和 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社三ツ葉電機製作所内 (56)参考文献 特開 平2−46151(JP,A) 実公 昭62−2907(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンから突出されたクランク軸に対し
    て一体回動自在に連結されるロータと、該ロータの外周
    面と対向するべく配設されるステータとにより構成され
    る発電部を備えた発電機に、クランク軸先端に設けられ
    るジヨイントと上記ロータとに挟持状に保持されるロー
    タデイスクと、該ロータデイスクに複数形成されるスリ
    ツトを読取るセンサヘツドとにより構成されるクランク
    角センサ部を、上記発電部よりもエンジン側に位置する
    べく一体的に設けると共に、上記センサ部を覆うケース
    体の先端側に形成した内向きフランジ部と、上記ロータ
    の基端部に形成した外向きフランジ部とをオーバーラツ
    プせしめ、さらに該オーバーラツプした両フランジ部の
    対向面に形成した凹凸部を、互いに噛合状に遊嵌させて
    ラビリンスを形成したことを特徴とするクランク角セン
    サ一体型発電機の防塵構造。
JP17128788U 1988-12-29 1988-12-29 クランク角センサー体型発電機の防塵構造 Expired - Lifetime JPH0649092Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0291472U JPH0291472U (ja) 1990-07-19
JPH0649092Y2 true JPH0649092Y2 (ja) 1994-12-12

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JP17128788U Expired - Lifetime JPH0649092Y2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29 クランク角センサー体型発電機の防塵構造

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