JP2516584Y2 - ホイールシール - Google Patents

ホイールシール

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JP2516584Y2
JP2516584Y2 JP1991103702U JP10370291U JP2516584Y2 JP 2516584 Y2 JP2516584 Y2 JP 2516584Y2 JP 1991103702 U JP1991103702 U JP 1991103702U JP 10370291 U JP10370291 U JP 10370291U JP 2516584 Y2 JP2516584 Y2 JP 2516584Y2
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JP
Japan
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sealing element
ring sealing
seal
outer ring
wheel
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JP1991103702U
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JPH0545337U (ja
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貞和 岡
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Uchiyama Manufacturing Corp
Original Assignee
Uchiyama Manufacturing Corp
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、相互に回転運動する部
材間に装着され、該部材間の内部と外部とを密封する複
数の部材からなった密封装置に関し、具体的にはホイー
ル部に装着され軸回転数の検出装置を装着したホイール
シールの形状改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホイールの回転数を検出するため
のパルス発生器は、歯車付きのローターとこれを感知す
る感知センサーからなっており、これの配置にあっては
該軸受部を密封するシール材から離間せしめ一つの独立
した検出装置を構成しているものが一般的である。
【0003】しかし、近年では図6に示す特開平1−3
16519号のような組合せシール材に直接取り付けら
れた回転検出装置が開発され実用に付されている。この
構造は、軸(2)へ装着されるスリンガー(10)に回
転検出部(7)を配置し、ハウジング(1)に装着され
るシール要素(11)の一部分にセル(12)を取付け
て電気パルス発生器付きシール組立体を構成している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た電気パルス発生器付きシール組立体では、回転検出部
(7)の接続配線(9)の取り回し、あるいはセル(1
2)との関連性においてシールリップ(5)が接触形成
するシール部の外方部側に配置されるものであり、従っ
て直接泥水あるいは小石等の異物が飛散侵入してくるた
め、そのままでは回転検出の精度が著しく低下しまたシ
ールリップ(5)の磨耗を過大とするのでシール性さえ
損ない兼ねない大きな欠点を持っている。この欠点のた
めに該シール組立体の外方へ防錆及びダストカバー等の
付加的な対策設定が必要となっている。それでもなお、
ブレーキシステム等からの鉄粉等のセル(12)への堆
積は防止し難く回転検出部(7)の機能低下は避け難い
ものとなっている。本考案はこのような大きな欠点を除
去し、低価格で嵌合力と密封力に優れる回転検出機能性
の高いホイールシールを提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案を図面に基づいて
説明すると、図1に示すように、ハウジング(1)とと
軸(2)間に装着される外輪密封要素(3)と内輪密封
要素(4)とを組合せ、該密封要素(3)(4)のいづ
れかあるいは両方に相手密封要素(図では3)と摺接す
る弾性体製のシールリップ(5)を配設してなるホイー
ルシールであって、図2に示すように前記シールリップ
(5)が接触するシール部より奥側の内輪密封要素
(4)の筒状端部へ定ピッチに削設された切り欠き
(6)を設け、前記切り欠き(6)に対応する回転検出
部(7)を前記外輪密封要素(3)の奥側へ配設したこ
とを特徴としている。また、図1、図3、図4、及び図
5に示すように前記内輪密封要素(4)の筒状端部へ設
けた切り欠き(6)の一部分を曲げ造成して立上り部
(8)を設け、前記外輪密封要素(3)を遊嵌一体化せ
しめたことを特徴としている。
【0006】
【作用】本考案のホイールシールは、上記のような、構
造をもって下記に示す優れた作用をなす。すなわち、図
1に示した如く、前記シールリップ(5)が構成するシ
ール部より奥側(図では軸受内部のシールの外方)へ切
り欠き(6)と回転検出部(7)が配置されており、該
シールリップ(5)によって外部の泥水異物等から完全
に遮断されているので、その回転検出機能は他部から影
響されることなく永続的な高い精度が得られるものとな
った。この構造を実現せしめたのが回転検出部(7)の
接続配線(9)を、該外輪密封要素(3)の外周側へ設
置せしめたことであり、該外輪密封要素(3)の外周側
に設けた弾性体嵌合部内などを通過せしめることにより
可能となった。
【0007】
【実施例】本考案を実施するに、図1、図2、図3、及
び図4に示す如く、前記内輪密封要素(4)の筒状端部
へ設けた切り欠き(6)の一部分を外輪密封要素(3)
へ接しないような位置関係をもって曲げ造成して立上り
部(8)を設け、前記外輪密封要素(3)を遊嵌せしめ
ると一体化されたホイールシールが得られる。また、前
記した回転検出部(7)の接続配線(9)を、該外輪密
封要素(3)の外周側へ設置せしめるための構造として
は、図1に示したような外輪密封要素(3)の外周側に
設けた弾性体嵌合部内を埋設通過せしめる構造の他、例
えば図3に示すように外輪密封要素(3)の外周部を段
付き状に曲げ形成し、嵌合部となる面を外してその内方
から外方へ貫通配線せしめるなどの構造が可能である。
この際、シールリップ(5)の接触したシール部より外
部側へ貫通せしめることが肝要である。
【0008】また、前記内輪密封要素(4)の筒状端部
へ配置する切り欠き(6)の代わりに、図5に示すよう
な予め多極磁化したマグネットロータ(14)を内輪密
封要素(4)に固定設置せしめることも可能であり、求
められる性能に応じて対処できる。さらに前記接続配線
(9)の保護と該外輪密封要素(3)の嵌合力を強める
ために、図4に示すような嵌合保護材(13)を配設す
ることもでき、この構造では回転検出部(7)の保護作
用も兼ねるので有用な構造材となる。なお、本実施例は
内側部材が回転する場合をもって説明したが、外側部材
が回転する場合は前記切り欠き(6)と回転検出部
(7)の取付け配置を逆配置することにより直ちに対応
が可能である。
【0009】
【考案の効果】本考案によると、ホイールシールのシー
ル機能に影響しない位置に回転検出装置が取付けられて
いるので高いシール性を示し、この高いシール性はその
奥方に位置する前記回転検出装置にも高い保護作用を与
えるので両者の効果が相まって優れたシール材となった
ものである。また、前記のように該回転検出装置はホイ
ールシールの奥方に配置されているのでシール装置の構
造な機能性に影響を与えず、径方向の空間を最大利用し
たシール性能の優れる装置の設計が可能となった。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の内径方向から見た部分平面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示した断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示した断面図である。
【図5】本考案の他の実施例を示した部分断面図であ
る。
【図6】本考案を使用しない従来の構造を示した断面図
である。
【0011】
【符号の説明】
1 ハウジング 2 軸 3 外輪密封要素 4 内輪密封要素 5 シールリップ 6 切り欠き 7 回転検出部 8 立上り部 9 接続配線 13 嵌合保護部 14 マグネットロータ

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(1)と軸(2)間に装着さ
    れる外輪密封要素(3)と内輪密封要素(4)とを組合
    せ、該密封要素(3)(4)のいづれかあるいは両方に
    弾性体製のシールリップ(5)を配設してなるホイール
    シールにおいて、前記シールリップ(5)が接触するシ
    ール部より奥側の内輪密封要素(4)の筒状端部へ定ピ
    ッチに削設された切り欠き(6)を設け、前記切り欠き
    (6)に対応する回転検出部(7)を前記外輪密封要素
    (3)の奥側へ配設したことを特徴とするホイールシー
    ル。
  2. 【請求項2】 前記内輪密封要素(4)の筒状端部へ設
    けた切り欠き(6)の一部分を曲げ造成して立上り部
    (8)を設け、前記外輪密封要素(3)と一体化せしめ
    たことを特徴とする請求項1記載のホイールシール。
  3. 【請求項3】 前記外輪密封要素(3)に設けた回転検
    出部(7)の接続配線(9)を、該外輪密封要素(3)
    の外周側へ設置せしめたことを特徴とする請求項1ない
    し2記載のホイールシール。
  4. 【請求項4】 前記回転検出部(7)はその接続配線
    (9)も含め外輪密封要素(3)の弾性体に埋設固定さ
    れることを特徴とする請求項1記載のホイールシール。
  5. 【請求項5】 前記切り欠き(6)の代わりに多極磁化
    したマグネットロータ(14)を内輪密封要素(4)に
    固定設置せしめたことを特徴とする請求項1ないし2な
    いし4記載のホイールシール。
JP1991103702U 1991-11-20 1991-11-20 ホイールシール Expired - Lifetime JP2516584Y2 (ja)

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JPH0545337U JPH0545337U (ja) 1993-06-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009127668A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Koyo Sealing Techno Co Ltd 密封装置
JP5892312B2 (ja) * 2011-11-29 2016-03-23 Nok株式会社 密封装置

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JPH0545337U (ja) 1993-06-18

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