JP2004211832A - センサ対応軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサに密封手段を設ける必要がなく、センサの着脱も容易に行え、かつ軸受内への異物や泥水などの侵入が防止できて軸受内の密封手段を廃止できる簡易な構成のセンサ対応軸受装置を提供する。
【解決手段】回転側の軌道輪となる内輪2と静止側の軌道輪となる外輪3との間に転動体4を介在させる。内輪2のインボード側の端部に、円周方向に磁極が並ぶ磁気エンコーダ8を取付ける。外輪3には、磁気エンコーダ8の磁気変動を検出するセンサ9を取付ける。外輪3の端面を蓋する非磁性体のキャップ状支持部材11を設ける。このキャップ状支持部材11の外周縁からインボード側に延びるセンサ支持突片13を設ける。このセンサ支持突片13に、センサ9を径方向に挿脱可能に嵌合させる嵌合孔14と、センサ9を軸方向および半径方向に位置決めする弾性手段15とを設ける。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車輪支持用軸受装置等の軸受装置において、回転検出用等のセンサを取付けたセンサ対応軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
自動車の車輪用軸受装置では、アンチロックブレーキ装置の制御や、その他種々の目的で、車輪回転速度を検出する回転検出装置が設けられる。この回転検出装置は、回転側の軌道輪に取付けられるリング状の磁気エンコーダ等の被検出部材と、静止側の軌道輪に取付けられて上記被検出部材を非接触で検出するセンサとで構成される。
センサを取付ける構成例としては、板金プレス加工製のセンサ取付部材を用いたものが提案されている(例えば、特許文献1)。この提案例のものは、軌道輪に嵌合して取付けられる環状の支持体に切欠孔を設け、この切欠孔の両側縁にセンサの両側部を嵌合させる一対の滑り溝形成壁を設け、さらに上記切欠孔の下縁にセンサの背面を押し付ける舌片を設けたものである。
【0003】
しかし、上記提案例のセンサ取付部材は、軌道輪に嵌合して取付けられる支持体に切欠孔が設けられているため、この切欠孔から外部の異物や泥水などが軸受内に侵入してしまう。そこで、この場合には、センサが取り付けられる軸受のインボード側に、密封装置を別に設置する必要があり、構成が複雑になり、コスト増も招く。
【0004】
また、センサを取付ける他の構成例として、Oリングなどの密封手段を介して支持体にセンサを取付けるようにしたものも提案されている(例えば、特許文献2)。この提案例のものは、固定側の軌道輪の端部に固定されて、その軌道輪端部の開口を塞ぐカバーの一部に、カバーの内外に連通するセンサ支持用の筒部を形成し、この筒部にOリングなどの密封手段を介してセンサを取付けたものである。
【0005】
この提案例の場合、支持体であるカバーの筒部とセンサとの間に密封手段が介在するので、軸受内への異物や泥水などの侵入を防止でき、軸受インボード側に別の密封装置を設ける必要がない。しかし、密封手段を介してセンサをカバーの筒部に設ける構造であるため、密封手段を設けることによりコスト増を招くだけでなく、密封手段の設置においては泥水などの侵入を防止できる適正な締め代の検討などが必要で、密封手段の設置作業が容易でない。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−308145号公報
【特許文献2】
特開平9−196945号公報
【0007】
この発明の目的は、センサに密封手段を設ける必要がなく、センサの着脱も容易に行え、かつ軸受内への異物や泥水などの侵入が防止できるため軸受内の密封手段を廃止できる簡易な構成のセンサ対応軸受装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明のセンサ対応軸受装置は、回転側の軌道輪となる内輪と静止側の軌道輪となる外輪との間に転動体を介在させ、上記内輪の一端側の端部に、円周方向に磁極が並ぶ磁気エンコーダが取付けられ、上記外輪に上記磁気エンコーダを検出するセンサが取付けられるものである。この構成のセンサ対応軸受装置において、上記外輪の上記一端側の端面を蓋するキャップ状に形成されて外周縁が外輪の端部外径面に嵌合した非磁性体のキャップ状支持部材を設ける。このキャップ状支持部材の外周縁から上記一端の延長位置側に延びるセンサ支持突片を設け、このセンサ支持突片に、上記センサを径方向に挿脱可能に嵌合させる嵌合孔と、上記センサを軸方向および半径方向に位置決めする弾性手段とを設ける。上記一端側は、車輪用軸受に適用する場合、インボード側とする。
この構成によると、外輪の一端の開口がキャップ状支持部材で蓋され、その外部にセンサが支持されるため、センサの取付部で軸受内を密封する手段を設ける必要がない。また、キャップ状支持部材に設けられたセンサ支持突片にセンサの嵌合孔および弾性手段が設けられているため、センサを軸受装置に着脱自在にかつ容易に取付けることができる。キャップ状支持部材は外輪の端部に被せられるため、軸受内への異物や泥水などの侵入が防止でき、内外輪間の環状空間の端部に設けられる密封手段を廃止することができる。この廃止により、軸受の回転抵抗が軽減され、駆動手段の燃費向上にも繋がる。また、キャップ状支持部材は、軸受空間の密封とセンサ支持突片や弾性手段を軌道輪に取付ける手段を兼用するため、部品点数が削減され、構成が簡素となる。
【0009】
上記キャップ状支持部材は非磁性体の金属板製としても良い。その場合に、上記キャップ状支持部材が金属板製であって外周縁に鍔部を有し、この鍔部で外輪の端部外径面に嵌合するものであり、上記センサ支持突片が上記鍔部の先端から突出してインボード側へ折り曲げられた折り曲げ片からなり、上記弾性手段を上記センサ支持突片の先端からさらに延びる突片としても良い。このようにセンサ支持突片を折り曲げ片とし、これよりさらに延びる突片で弾性手段を構成した場合、キャップ状支持部材を、センサ支持突片および弾性手段と共に、金属板からプレス加工等で容易に製造することができる。そのため低コストとできる。
上記キャップ支持部材は樹脂製であっても良い。樹脂製とした場合は、設計の自由度が高く得られる。
【0010】
上記キャップ状支持部材に、上記センサ支持突片の上記嵌合孔に嵌合したセンサの両側部に接してこのセンサを円周方向位置を規制する一対の規制突壁を設けても良い。この規制突壁を設けると、センサが円周方向に動かないように規制でき、センサの取付が安定する。
【0011】
この発明のセンサ対応軸受装置は、自動車の車輪を車体に対して支持する車輪用軸受装置であっても良い。その場合、上記一端側はインボート側とする。
自動車の車輪用軸受装置に適用する場合、軸受は路面に曝されて塩泥水を浴びる厳しい環境下に置かれることになるが、キャップ状支持部材により軸受内や磁気エンコーダを塩泥水から保護することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施形態を図1ないし図5と共に説明する。図1はこのセンサ対応軸受装置の断面図を示す。この軸受装置1は、従動輪支持用の車輪用軸受装置であり、互いに転動体4を介して回転自在な内輪2および外輪3を有する。転動体4は複列に設けられており、各列毎に保持器5により保持されている。内輪2は回転側の軌道輪となり、外輪3は固定側の軌道輪となる。外輪3は、車体取付フランジ3aを外周に有し、車体取付フランジ3aを介して車体のナックル等(図示せず)に固定される。内輪2は、アウトボード側端に車輪取付フランジ2aを有し、車輪取付フランジ2aに車輪(図示せず)がボルト6により取付けられる。内輪2は、ハブ輪2Aと、そのインボード側端の外周に取付けられた単列内輪2Bとを有し、ハブ輪2Aおよび単列内輪2Bに各列の転走面が形成されている。内外輪2,3間の環状空間におけるアウトボード側端はシール7により密封されている。
【0013】
内外輪2,3間の環状空間におけるインボード側端に、車輪回転速度の検出用の被検出部材である磁気エンコーダ8が配置され、この磁気エンコーダ8に非接触で対面してこの磁気エンコーダ8の磁気変動を検出するセンサ9が設けられている。磁気エンコーダ8は、回転側の軌道輪である内輪2に取付けられる。センサ9は、静止側の軌道輪である外輪3に、キャップ状支持部材11を介して取付けられる。センサ9と磁気エンコーダ8とで、回転検出装置20が構成される。キャップ状支持部材11は非磁性体からなり、外輪3の端面を蓋するキャップ状に形成されて外周縁に鍔部12を有し、この鍔部12で外輪3の端部外径面に嵌合される。キャップ状支持部材11は、略平板の円板状とされて、外周縁に上記鍔部12が形成されている。ここでは、キャップ状支持部材11は金属板製とされているが、樹脂製であっても良い。樹脂製である場合に、芯金入りとしても良い。金属板製の場合、非磁性体の金属板としてオーステナイト系ステンレスが使用でき、例えばJIS規格のSUS304が好ましい。
【0014】
このキャップ状支持部材11には、図4に斜視図で示すように、その外周縁の鍔部12の先端から突出して、インボード側に延びて折り曲げられた折り曲げ片からなるセンサ支持突片13が一体に形成されている。センサ支持突片13には、センサ9を軸受径方向に挿脱可能に嵌合させる嵌合孔14と、センサ9を軸受軸方向および径方向に位置決めする弾性手段15とが設けられている。弾性手段15は、センサ支持突片13の先端からさらに延びて軸受半径方向の内端側に湾曲形成された突片である湾曲部15aと、この湾曲部15aの先端から断面く字状に折り曲げられてセンサ9の背面下半部に形成された係合凹部10に係合する係合折曲げ部15bとからなる。また、キャップ状支持部材11における上記嵌合孔14よりも軸受半径方向の内端寄りの位置には、嵌合孔14に挿入されたセンサ9の両側部を受け止めて、センサ9の軸受円周方向への位置ずれを規制する一対の規制突壁17が、インボード側に突出して設けられている。
キャップ状支持部材11は、センサ支持突片13および弾性手段15を含めて、金属板よりプレス加工により全体が一体に成形されている。規制突壁17は、キャップ状支持部材11と一体に成形されたものであっても、キャップ状支持部材11に取付けられたものであっても良い。なお、センサ支持片13および弾性手段15も、別体としてキャップ状支持部材11に取付けても良い。
【0015】
磁気エンコーダ8はリング状の部材であって、円周方向に交互にS,Nの磁極が形成されたものであり、ゴム磁石、プラスチック磁石、または焼結合金製磁石等の多極磁石8aを有する。この磁気エンコーダ8は、上記多極磁石8aと環状の芯金18とが一体に形成されたものであり、内輪2の外周面に芯金18を介して取付けられている。芯金18は断面L字状とされ、その立片部18aのインボード側に向く面に上記多極磁石8aが固着されている。
センサ9は、図5(A),(B)に側面図および正面図で示すように、磁気エンコーダ8を検出するホール素子等のセンサ素子9Aを、センサ外装体9Bに内蔵したものである。センサ素子9Aは、センサ外装体9Bにおける軸受半径方向の内端付近に内蔵されている。センサ外装体9Bは、樹脂等のケースであっても良く、またセンサ素子9Aを埋め込んだ樹脂モールド体であっても良い。センサ外装体9Bの軸受外径側部からハーネス16(図1)が引き出されている。
センサ9の背面、つまり磁気エンコーダ8との対向面と反対側の面には、上記弾性手段15に係合する係合凹部10が設けられている。係合凹部10は、センサ9の幅方向(すなわち、軌道輪円周方向)の全幅にわたる溝状凹部として形成されている。
【0016】
この構成のセンサ対応軸受装置によると、外輪3の一端の開口がキャップ状支持部材11で蓋され、その外部にセンサ9が支持されるため、センサ9の取付部で軸受内を密封するOリング等の手段を設ける必要がない。また、キャップ状支持部材11に設けられたセンサ支持突片13にセンサ9の嵌合孔14および弾性手段15が設けられているため、センサ9を軸受装置に着脱自在にかつ容易に取付けることができる。嵌合孔14に差し込まれたセンサ9は、円周方向への移動が一対の規制突壁17で規制され、かつ半径方向および軸方向の移動が弾性手段15による押し付けにより規制される。弾性手段15はその係合折曲げ部15bがセンサ9の係合凹部10に係合することで、センサ9の半径方向への確実な位置規制,抜け止めが行われる。また、外輪3のインボード側の開口がキャップ状支持部材11で蓋されるため、軸受内への異物や泥水などの侵入が防止でき、内外輪2,3間の環状空間の端部に設けられる従来の密封手段を廃止することができる。この廃止により軸受の回転抵抗が軽減され、エンジンの燃費向上にも繋がる。キャップ状支持部材11は、軸受空間の密封とセンサ支持突片13や弾性手段15を外輪3に取付ける手段を兼用するため、部品点数が削減され、構成が簡素となる。また、センサ支持突片13を折り曲げ片とし、これよりさらに延びる突片で弾性手段15を構成したため、キャップ状支持部材11を、センサ支持突片13および弾性手段15と共に、金属板からプレス加工等で一体に成形することができて、より一層製造が容易である。そのため低コストとできる。
【0017】
センサ9はキャップ状支持部材11が中間に介在した状態で磁気エンコーダ8に対向配置されるが、キャップ状支持部材11は非磁性体からなるので、センサ9による磁気エンコーダ8の検出がキャップ状支持部材11で妨げられることがない。キャップ状支持部材11の板厚が厚いと、センサ9から磁気エンコーダ8までのエアギャップが増大し、検出精度が低下するので、キャップ状支持部材11の板厚はできるだけ薄いものが良く、1mm以下が望ましい。
【0018】
なお、上記実施形態では一対の規制突壁17を設けたが、センサ9は嵌合孔14で円周方向の位置を規制することが可能であり、規制突壁17は必ずしも設けなくても良い。
また、センサ9の位置規制をより確実にするためには、センサ9の側面に形成された溝21(図5)に係合する突部(図示せず)を、一対の規制突壁17の対向面に形成しても良い。
【0019】
【発明の効果】
この発明のセンサ対応軸受装置は、回転側である内輪の一端側の端部に磁気エンコーダが取付けられ、固定側である外輪にセンサが取付けられるセンサ対応軸受装置において、外輪の上記一端側の端面を蓋して外輪に嵌合する非磁性体のキャップ状支持部材を設け、このキャップ状支持部材の外周縁から上記一端の延長位置側に延びるセンサ支持突片を設け、このセンサ支持突片に、上記センサを径方向に挿脱可能に嵌合させる嵌合孔と、上記センサを軸方向および半径方向に位置決めする弾性手段とを設けたため、センサに密封手段を設ける必要がなく、センサの着脱も容易に行える。また、軸受内への異物や泥水などの侵入が防止できるため軸受内の密封手段を廃止でき、その廃止により回転抵抗が軽減される。しかも、異物等の侵入防止を行うキャップ状支持部材ががセンサの支持に兼用されるため、部品点数の少ない簡易な構成となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるセンサ対応軸受装置の断面図である。
【図2】同軸受装置をインボード側から見た側面図である。
【図3】図1におけるA部の拡大断面図である。
【図4】同軸受装置におけるキャップ状支持部材の要部を拡大して示す斜視図である。
【図5】(A)は同軸受装置におけるセンサの側面図、(B)は同センサの背面図である。
【符号の説明】
1…軸受装置
2…内輪
3…外輪
4…転動体
8…磁気エンコーダ
11…キャップ状支持部材
12…鍔部
13…センサ支持突片
14…嵌合孔
15…弾性手段

Claims (5)

  1. 回転側の軌道輪となる内輪と静止側の軌道輪となる外輪との間に転動体を介在させ、上記内輪の一端側の端部に、円周方向に磁極が並ぶ磁気エンコーダが取付けられ、上記外輪に上記磁気エンコーダを検出するセンサが取付けられるセンサ対応軸受装置において、
    上記外輪の上記一端側の端面を蓋するキャップ状に形成されて外周縁が外輪の端部外径面に嵌合した非磁性体のキャップ状支持部材を設け、このキャップ状支持部材の外周縁から上記一端の延長位置側に延びるセンサ支持突片を設け、このセンサ支持突片に、上記センサを径方向に挿脱可能に嵌合させる嵌合孔と、上記センサを軸方向および半径方向に位置決めする弾性手段とを設けたことを特徴とする軸受装置のセンサ取付構造。
  2. 請求項1において、上記キャップ状支持部材が金属板製であって外周縁に鍔部を有し、この鍔部で外輪の端部外径面に嵌合するものであり、上記センサ支持突片が上記鍔部の先端から突出して上記一端の延長位置側へ折り曲げられた折り曲げ片からなり、上記弾性手段が上記センサ支持突片の先端からさらに延びる突片であるセンサ対応軸受装置。
  3. 請求項1において、上記キャップ状支持部材が樹脂製であるセンサ対応軸受装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、上記キャップ状支持部材に、上記センサ支持突片の上記嵌合孔に嵌合したセンサの両側部に接してこのセンサの円周方向位置を規制する一対の規制突壁を設けたセンサ対応軸受装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれにおいて、自動車の車輪を車体に対して支持する車輪用軸受装置であるセンサ対応軸受装置。
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