JPH0545337U - ホイールシール - Google Patents

ホイールシール

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JPH0545337U
JPH0545337U JP103702U JP10370291U JPH0545337U JP H0545337 U JPH0545337 U JP H0545337U JP 103702 U JP103702 U JP 103702U JP 10370291 U JP10370291 U JP 10370291U JP H0545337 U JPH0545337 U JP H0545337U
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JP
Japan
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sealing element
ring sealing
seal
wheel
outer ring
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JP103702U
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JP2516584Y2 (ja
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貞和 岡
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Uchiyama Manufacturing Corp
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Uchiyama Manufacturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 低価格で嵌合力と密封力に優れる回転検出機
能性の高いホイールシールの提供。 【構成】 複数の密封要素からなるホイールシールの奥
方に回転検出装置7を別々に配置し、シールリップ5に
影響を与えることなく一体化せしめたことを特徴として
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、相互に回転運動する部材間に装着され、該部材間の内部と外部とを 密封する複数の部材からなった密封装置に関し、具体的にはホイール部に装着さ れ軸回転数の検出装置を装着したホイールシールの形状改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ホイールの回転数を検出するためのパルス発生器は、歯車付きのロータ ーとこれを感知する感知センサーからなっており、これの配置にあっては該軸受 部を密封するシール材から離間せしめ一つの独立した検出装置を構成しているも のが一般的である。
【0003】 しかし、近年では図6に示す特開平1−316519号のような組合せシール 材に直接取り付けられた回転検出装置が開発され実用に付されている。 この構造は、軸(2)へ装着されるスリンガー(10)に回転検出部(7)を 配置し、ハウジング(1)に装着されるシール要素(11)の一部分にセル(1 2)を取付けて電気パルス発生器付きシール組立体を構成している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した電気パルス発生器付きシール組立体では、回転検出部 (7)の接続配線(9)の取り回し、あるいはセル(12)との関連性において シールリップ(5)が接触形成するシール部の外方部側に配置されるものであり 、従って直接泥水あるいは小石等の異物が飛散侵入してくるため、そのままでは 回転検出の精度が著しく低下しまたシールリップ(5)の磨耗を過大とするので シール性さえ損ない兼ねない大きな欠点を持っている。この欠点のために該シー ル組立体の外方へ防錆及びダストカバー等の付加的な対策設定が必要となってい る。それでもなお、ブレーキシステム等からの鉄粉等のセル(12)への堆積は 防止し難く回転検出部(7)の機能低下は避け難いものとなっている。 本考案はこのような大きな欠点を除去し、低価格で嵌合力と密封力に優れる回 転検出機能性の高いホイールシールを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案を図面に基づいて説明すると、図1に示すように、ハウジング(1)と と軸(2)間に装着される外輪密封要素(3)と内輪密封要素(4)とを組合せ 、該密封要素(3)(4)のいづれかあるいは両方に相手密封要素(図では3) と摺接する弾性体製のシールリップ(5)を配設してなるホイールシールであっ て、図2に示すように前記シールリップ(5)が接触するシール部より奥側の内 輪密封要素(4)の筒状端部へ定ピッチに削設された切り欠き(6)を設け、前 記切り欠き(6)に対応する回転検出部(7)を前記外輪密封要素(3)の奥側 へ配設したことを特徴としている。 また、図1、図3、図4、及び図5に示すように前記内輪密封要素(4)の筒 状端部へ設けた切り欠き(6)の一部分を曲げ造成して立上り部(8)を設け、 前記外輪密封要素(3)を遊嵌一体化せしめたことを特徴としている。
【0006】
【作用】
本考案のホイールシールは、上記のような、構造をもって下記に示す優れた作 用をなす。 すなわち、図1に示した如く、前記シールリップ(5)が構成するシール部よ り奥側(図では軸受内部のシールの外方)へ切り欠き(6)と回転検出部(7) が配置されており、該シールリップ(5)によって外部の泥水異物等から完全に 遮断されているので、その回転検出機能は他部から影響されることなく永続的な 高い精度が得られるものとなった。 この構造を実現せしめたのが回転検出部(7)の接続配線(9)を、該外輪密 封要素(3)の外周側へ設置せしめたことであり、該外輪密封要素(3)の外周 側に設けた弾性体嵌合部内などを通過せしめることにより可能となった。
【0007】
【実施例】 本考案を実施するに、図1、図2、図3、及び図4に示す如く、前記内輪密封 要素(4)の筒状端部へ設けた切り欠き(6)の一部分を外輪密封要素(3)へ 接しないような位置関係をもって曲げ造成して立上り部(8)を設け、前記外輪 密封要素(3)を遊嵌せしめると一体化されたホイールシールが得られる。 また、前記した回転検出部(7)の接続配線(9)を、該外輪密封要素(3) の外周側へ設置せしめるための構造としては、図1に示したような外輪密封要素 (3)の外周側に設けた弾性体嵌合部内を埋設通過せしめる構造の他、例えば図 3に示すように外輪密封要素(3)の外周部を段付き状に曲げ形成し、嵌合部と なる面を外してその内方から外方へ貫通配線せしめるなどの構造が可能である。 この際、シールリップ(5)の接触したシール部より外部側へ貫通せしめること が肝要である。
【0008】 また、前記内輪密封要素(4)の筒状端部へ配置する切り欠き(6)の代わり に、図5に示すような予め多極磁化したマグネットロータ(14)を内輪密封要 素(4)に固定設置せしめることも可能であり、求められる性能に応じて対処で きる。 さらに前記接続配線(9)の保護と該外輪密封要素(3)の嵌合力を強めるた めに、図4に示すような嵌合保護材(13)を配設することもでき、この構造で は回転検出部(7)の保護作用も兼ねるので有用な構造材となる。 なお、本実施例は内側部材が回転する場合をもって説明したが、外側部材が回 転する場合は前記切り欠き(6)と回転検出部(7)の取付け配置を逆配置する ことにより直ちに対応が可能である。
【0009】
【考案の効果】
本考案によると、ホイールシールのシール機能に影響しない位置に回転検出装 置が取付けられているので高いシール性を示し、この高いシール性はその奥方に 位置する前記回転検出装置にも高い保護作用を与えるので両者の効果が相まって 優れたシール材となったものである。 また、前記のように該回転検出装置はホイールシールの奥方に配置されている のでシール装置の構造な機能性に影響を与えず、径方向の空間を最大利用したシ ール性能の優れる装置の設計が可能となった。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の内径方向から見た部分平面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示した断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示した断面図である。
【図5】本考案の他の実施例を示した部分断面図であ
る。
【図6】本考案を使用しない従来の構造を示した断面図
である。
【0011】
【符号の説明】
1 ハウジング 2 軸 3 外輪密封要素 4 内輪密封要素 5 シールリップ 6 切り欠き 7 回転検出部 8 立上り部 9 接続配線 13 嵌合保護部 14 マグネットロータ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(1)と軸(2)間に装着さ
    れる外輪密封要素(3)と内輪密封要素(4)とを組合
    せ、該密封要素(3)(4)のいづれかあるいは両方に
    弾性体製のシールリップ(5)を配設してなるホイール
    シールにおいて、前記シールリップ(5)が接触するシ
    ール部より奥側の内輪密封要素(4)の筒状端部へ定ピ
    ッチに削設された切り欠き(6)を設け、前記切り欠き
    (6)に対応する回転検出部(7)を前記外輪密封要素
    (3)の奥側へ配設したことを特徴とするホイールシー
    ル。
  2. 【請求項2】 前記内輪密封要素(4)の筒状端部へ設
    けた切り欠き(6)の一部分を曲げ造成して立上り部
    (8)を設け、前記外輪密封要素(3)と一体化せしめ
    たことを特徴とする請求項1記載のホイールシール。
  3. 【請求項3】 前記外輪密封要素(3)に設けた回転検
    出部(7)の接続配線(9)を、該外輪密封要素(3)
    の外周側へ設置せしめたことを特徴とする請求項1ない
    し2記載のホイールシール。
  4. 【請求項4】 前記回転検出部(7)はその接続配線
    (9)も含め外輪密封要素(3)の弾性体に埋設固定さ
    れることを特徴とする請求項1記載のホイールシール。
  5. 【請求項5】 前記切り欠き(6)の代わりに多極磁化
    したマグネットロータ(14)を内輪密封要素(4)に
    固定設置せしめたことを特徴とする請求項1ないし2な
    いし4記載のホイールシール。
JP1991103702U 1991-11-20 1991-11-20 ホイールシール Expired - Lifetime JP2516584Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0545337U true JPH0545337U (ja) 1993-06-18
JP2516584Y2 JP2516584Y2 (ja) 1996-11-06

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ID=14361091

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JP (1) JP2516584Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009127668A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Koyo Sealing Techno Co Ltd 密封装置
JP2013113381A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Nok Corp 密封装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009127668A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Koyo Sealing Techno Co Ltd 密封装置
JP2013113381A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Nok Corp 密封装置

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JP2516584Y2 (ja) 1996-11-06

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