JP2003336654A - 回転センサ付軸受 - Google Patents

回転センサ付軸受

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JP2003336654A
JP2003336654A JP2002143226A JP2002143226A JP2003336654A JP 2003336654 A JP2003336654 A JP 2003336654A JP 2002143226 A JP2002143226 A JP 2002143226A JP 2002143226 A JP2002143226 A JP 2002143226A JP 2003336654 A JP2003336654 A JP 2003336654A
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sensor
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ring
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Kenichi Iwamoto
憲市 岩本
Takashi Koike
孝誌 小池
Tomoumi Ishikawa
智海 石河
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C41/00Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
    • F16C41/007Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高分解能化が可能で、かつ組立性に優れた回
転センサ付軸受を提供する。 【解決手段】 この回転センサ付軸受は、回転側軌道輪
2、固定側軌道輪3、および転動体4からなる転がり軸
受1と、被検出部7と、磁気検出部8と、この磁気検出
部8を固定側軌道輪3に固定するカバー19とからな
る。被検出部7は、磁性体または磁性体を含む複合材料
からなり、複数のN極およびS極を円周方向に等間隔に
交互に有し、回転側軌道輪2に取付けられる。磁気検出
部8は、磁束密度に対応した出力信号を発生する磁気セ
ンサ13を含み、固定側軌道輪3に取付けられる。カバ
ー19の磁気検出部8を取付ける取付面は、被検出部7
の磁気検出部対向面に対して垂直とする。磁気検出部8
と被検出部7のエアギャップは0.3mm以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータの制御等
に使用される回転センサ付軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトで組立が容易になる利点に着
目して、回転センサを転がり軸受に内蔵したものがあ
る。その一例を図11に示す。この転がり軸受51は、
内輪である回転側軌道輪52と、外輪である固定側軌道
輪53との間に保持器55で保持される転動体54が介
在させてあり、回転側軌道輪52に環状の磁気エンコー
ダ56が固定されている。固定側軌道輪53には磁気セ
ンサ57が磁気エンコーダ56に対向して固定されてい
る。磁気エンコーダ56は、磁極N,Sを周方向に交互
に着磁したゴム磁石等からなる。磁気センサ57はホー
ル素子等からなり、樹脂ケース58内に挿入された状態
で樹脂モールドされている。樹脂ケース58は、金属ケ
ース59を介して固定側軌道輪53に固定されている。
【0003】図12は磁気センサ57の一例の断面図を
示す。この磁気センサ57は、ホール素子等からなる磁
気センサチップ60が磁性材61を介して回路基板62
上に配置され、磁気センサチップ60と回路基板62と
がボンディングワイヤ63で電気的に接続されている。
これらの部材の全体を、樹脂64でモールドしてパッケ
ージ品とされている。
【0004】この構成の軸受とすることにより、回転側
軌道輪52の回転に伴い、磁気センサ57が磁気エンコ
ーダ56の磁極変化を検出し、その検出信号はインクリ
メンタルな回転パルス信号となる。この信号から回転側
軌道輪52の回転数を知ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
では、1回転のパルス数を増やし高分解能にしようとし
ても、磁気エンコーダ56における磁極N,Sの着磁幅
を狭くすると磁束密度が低くなるため、高分解能化に限
界がある。また、磁気エンコーダ56と磁気センサ57
との間のエアギャップを狭めて磁束密度を高めようとす
ると、各部品を高精度に仕上げる必要があり、コスト増
を招くという問題もある。また、磁気センサ57は図1
2のようなパッケージ構造とされているため、ボンディ
ングワイヤ63を樹脂64で完全に覆うためには、磁気
センサチップ60からパッケージ表面までの樹脂64の
厚みδとして、通常0.3mm程度が必要となる。この
樹脂厚みδが、磁気エンコーダ56と磁気センサ57と
の間の磁気的なギャップとなり、高分解能を実現する上
で大きなネックとなっている。
【0006】この発明の目的は、高分解能化が可能で、
かつ組立性に優れた回転センサ付軸受を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の回転センサ付
軸受は、回転側軌道輪,固定側軌道輪,および転動体か
らなる転がり軸受と、磁性体または磁性体を含む複合材
料からなり,複数のN極およびS極を円周方向に等間隔
に交互に有し,回転側軌道輪に一体に取付けられた被検
出部と、磁束密度に対応した出力信号を発生する磁気セ
ンサを有し,上記被検出部に対向して配置される磁気検
出部と、この磁気検出部を固定側軌道輪に固定する検出
部固定部材とを備えた回転センサ付軸受において、上記
検出部固定部材の上記磁気検出部を取付ける取付面を、
被検出部の磁気検出部を対向させる面に対して垂直とし
たものである。上記磁気検出部と被検出部のエアギャッ
プは0.3mm以下とする。この構成によると、検出部
固定部材の磁気検出部取付面が、被検出部の磁気検出部
対向面に対して垂直であるため、検出部固定部材の取付
面に沿って磁気検出部を位置調整することにより、被検
出部と磁気検出部との間のエアギャップを容易に精度良
く調整することができる。そのため干渉等の問題を生じ
ることなく、磁気検出部と被検出部のエアギャップを小
さくすることが可能であり、エアギャップを0.3mm
以下とすることができる。また組立性に優れる。エアギ
ャップを0.3mm以下とすることで、被検出部の狭い
磁極幅でも検出が可能となり、高分解能化が実現でき
る。なお、磁気検出部は、磁気センサの感受面に対して
検出部固定部材への取付面を垂直とすることが好まし
い。
【0008】上記検出部固定部材は、上記回転側軌道輪
と固定側軌道輪間の軸受空間、上記被検出部、および磁
気検出部を覆うカバーであっても良い。このカバーは、
防塵,防水、器物に対する接触防止等を行うものであ
る。このようなカバーを磁気検出部の取付けに用いるこ
とにより、部品点数の増加を伴わずに磁気検出部の取付
けが行え、簡素な構成とできる。
【0009】上記磁気検出部は、磁気センサの磁気感応
素子の感受面に磁性材が近接配置されており、かつその
磁性材の上記被検出部と対向する面が、上記磁気センサ
を覆うセンサパッケージの表面付近にあるものとしても
良い。磁気センサは、配線の都合上で磁気感応素子の感
受面をセンサパッケージの表面からある程度深い位置に
配置せざるを得ない場合がある。しかし、磁性材はこの
ような配線上の問題がなく、表面をセンサパッケージの
表面付近に位置させることができる。磁性材を上記のよ
うに配置した場合、磁気センサとしての感受面は、磁性
体表面となる。そのため、磁気センサの感受面がセンサ
パッケージの表面付近となり、磁気センサと被検出部と
のエアギャップが従来と同じであっても、磁気的なギャ
ップは小さくなり、したがってさらに高分解能化するこ
とができる。
【0010】上記磁気検出部の上記検出部固定部材への
固定は、樹脂材料の熱融着により行っても良い。この熱
融着により、磁気検出部の検出部固定部材への固定が簡
単に行える。
【0011】上記被検出部は、円筒部とこの円筒部に続
く平板状の円輪部とを有する環体に形成されたものであ
っても良い。その場合に、上記円筒部と円輪部との接続
部に除肉部を有するものとしても良い。このように除肉
部を有するものとした場合は、何等かのトラブルで磁気
検出部と被検出部が接触する事態が生じても、除肉部の
形成箇所で被検出部が容易に変形することができて、磁
気検出部および被検出部が大きな損傷を被ることが回避
できる。
【0012】上記検出部固定部材を上記カバーとした場
合に、このカバーを固定する作業のための孔を、このカ
バーに設けても良い。このように孔を設けることで、こ
の孔を装着器具の掛かり部等に利用できて、簡単に、か
つカバーの加工精度を損なうことなく、組み立てること
ができる。
【0013】上記孔を設けた場合に、この孔は、上記固
定側軌道輪から突出した係合部材が係合して上記検出部
固定部材の固定側軌道輪に対する回り止め手段を兼ねる
ものとしても良い。これにより、専用の回り止め部材を
付加することなく、検出部固定部材の回り止めが可能と
なり、部品点数を低減できる。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態を図1
ないし図5と共に説明する。この回転センサ付軸受は、
図1(A)に示すように、転動体4を介して互いに回転
自在な回転側軌道輪2および固定側軌道輪3を有する転
がり軸受1と、回転側軌道輪2の一端部に取付けられた
被検出部7と、この被検出部7に対向して固定側軌道輪
3の一端部に一体に取付けられた磁気検出部8とを備え
る。ここでは内輪が回転側軌道輪2とされ、外輪が固定
側軌道輪3とされている。回転側軌道輪2の外径面およ
び固定側軌道輪3の内径面には転動体4の軌道面2a,
3aが形成されており、転動体4は保持器5で保持され
ている。回転側軌道輪2と固定側軌道輪3の間の環状空
間は、前記被検出部7および磁気検出部8の設置側とは
反対側の端部がシール部材10で密封されている。図1
では、転がり軸受1が軸9を支持した状態を示してい
る。
【0015】被検出部7はラジアル型のものであって、
図2のように複数の磁極N,Sを円周方向に沿って等間
隔に交互に配列した環状とされている。具体的には、環
状のバックメタル11と、その外周側に設けられ円周方
向に沿って磁極N,Sが交互に着磁されたエンコーダ1
2とを有する。この被検出部7はバックメタル11を介
して回転側軌道輪2に固着されている。エンコーダ12
は、例えばゴム材料に磁性体粉を混入した複合材料のゴ
ム磁石とされ、バックメタル11に加硫接着される。エ
ンコーダ12はプラスチック磁石や焼結磁石で形成され
たものであっても良く、この場合はバックメタル11は
必ずしも設けなくても良い。バックメタル11は、小径
の円筒部11aから外径側へ立ち上がる円輪部11bを
経て大径の円筒部11cへと軸方向に連続する断面が略
Z字状の環体とされている。その大径円筒部11cの外
周側にエンコーダ12が設けられている。バックメタル
11の小径円筒部11aを回転側軌道輪2の一端部の外
径面に嵌着することにより、回転側軌道輪2の一端部に
被検出部7が固着される。バックメタル11の小径円筒
部11aからフランジ部11bへ続く接続部には、図1
(C)に拡大して示すように除肉部11dが形成されて
いる。除肉部11dは、円周溝状に形成されている。こ
の除肉部11dの存在により、何等かのトラブルで磁気
検出部8と被検出部7とが接触する事態が生じても、磁
気検出部8および被検出部7が大きな損傷を被ることが
回避できる。
【0016】磁気検出部8は、透過する磁束の変化に対
応した出力信号を発生する磁気センサ13を、樹脂製の
センサケース14内に収容し樹脂モールドして構成され
ている。磁気センサ13は、例えば図4(A)に断面図
で示すように構成されている。この例では、例えばホー
ル素子からなる磁気感応素子である磁気センサチップ2
0が、磁性材21を介して、または磁性材21を介さず
直接に、回路基板22の上に配置されている。磁気セン
サチップ20と回路基板22とはボンディングワイヤ2
3で電気的に接続されている。磁気センサチップ20の
被検出部7と対向させる感受面20aの上には、別の磁
性材25が配置されている。回路基板22はさらに電気
端子(図示せず)に接続されている。磁気センサ13
は、これら部材の全体を、例えば樹脂24からなる被覆
材料で被覆保護してパッケージ品とされている。樹脂2
4はモールドによって形成される。被検出部7に対向す
るパッケージ表面24aと、磁気センサチップ20の感
受面20aとの間に磁性材25が配置されていることに
より、パッケージ表面24aから磁気センサチップ20
までの磁気的なギャップとなる樹脂厚みδは、パッケー
ジ表面24aから磁性材25までの寸法となり、0.1
mm以下に抑えることができる。磁性材25の配置は、
ボンディングワイヤ23を樹脂24で被覆するうえで妨
げにならないので、上記のように樹脂厚みδを薄くして
も、ボンディングワイヤ23を十分に樹脂モールドする
ことができる。なお、図4(B)のように、磁性材25
の表面をパッケージ表面24aと同一平面となるように
し、磁性材25を樹脂24から露出させても良い。
【0017】磁気センサ13を図3のようにセンサケー
ス14に収容した磁気検出部8は、図1のように検出部
固定部材である金属製のカバー19を介して固定側軌道
輪3に固定される。カバー19は、段差部19bを介し
て小径部19aと大径部19cが軸方向に続く筒形とさ
れ、小径部19aを固定側軌道輪3の内径面に嵌着させ
ることにより、カバー19が固定側軌道輪3の一端部に
固定される。このときカバー19の段差部19bが固定
側軌道輪3の端面に当接することで、カバー19が軸方
向に位置決めされる。カバー大径部19cの小径部19
aとは反対側の端部には、内径側に向けて延びるフラン
ジ状の端板部19dが形成され、端板部19dの中央の
開口に軸9の先端が突出している。端板部19dは、固
定側軌道輪3の軸心に対して垂直に設けられている。こ
の端板部19dに磁気検出部8が取付けられる。
【0018】磁気検出部8のセンサケース14は、例え
ば図3のように磁気センサ13を収容した角柱状のケー
ス本体15の一端に、鍔状に張り出した取付板部16を
有する形状とされる。磁気センサ13は、その感受面側
の表面がセンサケース14の表面に露出するように収容
される。取付板部16の両側端にはボルト係合用の切欠
16aが形成されている。カバー19における端板部1
9dの外周部近傍には、図1(B)のようにセンサケー
ス14のケース本体15が挿通可能なセンサ挿通孔26
が形成されており、端板部19dの外側からセンサ挿入
孔26にセンサケース14のケース本体15を挿入す
る。これにより、センサケース14内に磁気センサ13
を収容した磁気検出部8が、図1(A)のように、カバ
ー19内において被検出部7とその外径側で対向するよ
うに配置される。
【0019】センサケース14は、ボルト27によりカ
バー19の締付固定される。具体的には、カバー19の
端板部19に設けられたボルト挿通孔28(図1
(A))にボルト27を挿通させ、端板部19の裏面の
前記ボルト挿通孔28と同心位置に設けられたナット2
9に螺合させることで、センサケース14の取付板部1
6がボルト27で端板部19に締付固定される。取付板
部16は、その切欠16aをボルト挿通孔28に位置合
わせした状態で、ボルト27により締付固定される。な
お、ボルト挿通孔28をタップねじ孔とし、ナット29
を省略しても良い。
【0020】このように、カバー19の端板部19dの
外面および内面が、磁気検出部8の取付面とされる。こ
の端板部19dは、上記のように固定側軌道輪3の軸心
に対して垂直であり、したがって上記取付面は、被検出
部7の磁気検出部8を対向させる面に対して垂直な面と
されている。また、カバー端板部19dのセンサ挿入孔
26は、センサケース14のケース本体15との間で、
センサケース14を軌道輪径方向に調整可能とする余裕
が持たせてあり、これにより磁気検出部8はカバー端板
部19dに沿って軌道輪径方向に位置調整可能である。
【0021】カバー19の端板部19dにおける外周部
には、図1(B)のように複数の孔30が周方向に分配
して形成されている。この孔30を装着器具(図示せ
ず)の掛かり代等として利用することにより、カバー1
9の嵌着作業を簡単に、かつ加工精度を損なうことなく
行うことができる。孔30は、カバー19の嵌着作業の
後で、図1(A)のようにゴムブッシュ等の栓体31で
埋栓することにより、この孔30を介してカバー19内
に異物が侵入するのを防止することができる。また、こ
の孔30に、固定側軌道輪3から突出させたピン等の係
合部材(図示せず)を係合させても良い。この場合に
は、孔30をカバー19の回り止めに兼用でき、特別な
回り止め部材を付加することなく、カバー19の回り止
めを行うことができ、部品点数を低減できる。
【0022】この構成の回転センサ付軸受によると、こ
のようにカバー19の端板部19dの表面からなる磁気
検出部取付面が、被検出部7の磁気検出部対向面に対し
て垂直であり、また磁気検出部8が端板部19dに沿っ
て径方向に位置調整可能とされているので、被検出部7
と磁気検出部8との間のエアギャップを精度良く調整す
ることができる。このため、調整不良による干渉等の問
題を生じることなく、磁気検出部8と被検出部7のエア
ギャップを小さくすることが可能であり、また組立性に
優れる。この調整作業において、被検出部7と磁気検出
部8との間にスペーサ(図示せず)を介在させること
で、全周にわたってエアギャップを決定するものとすれ
ば、組立を容易に行うことができる。なお、このように
スペーサを使用する場合に限らず、磁気検出部8の検出
信号を確認しながら磁気検出部8の位置調整を行うこと
も可能である。
【0023】また、磁気検出部8の磁気センサ13にお
いて、図4のように磁気センサチップ20の感受面20
aに近接して磁性材25を設けたため、磁気センサ13
の感受面13aは磁性材25の表面となる。そのため、
被検出部7と磁気検出部8との磁気的なギャップは、エ
アギャップと、磁性材25を覆う樹脂厚みδとを合わせ
た大きさとなり、磁性材25を設けないものに比べて、
磁性材25の厚み分だけ小さくできる。これにより、被
検出部7と磁気検出部8との磁気的なギャップを、0.
3mmないしそれ以下とすることが実現できる。このよ
うな小さなギャップとした場合、被検出部7の磁極N,
Sの幅を0.5mm程度まで狭くしても、磁極変化を十
分検出することができ、高分解能化が可能となる。
【0024】図5は、被検出部7と磁気検出部8の間の
エアギャップ(センサギャップ)とそのギャップにおい
て検出可能な被検出部7の磁極幅との関係を、従来例と
比較して示したグラブである。上記ギャップの寸法は、
エアギャップのみを示し、磁気センサ内におけるギャッ
プは含まない。同図において、実線Aはこの実施形態の
場合、つまり図4(A)のように磁性材25を設けた場
合を示し、破線Bは従来例の場合を示す。実線Aおよび
破線Bよりも下の領域が検出可能な条件領域である。同
図において、エアギャップを例えば0.3mmとした場
合、破線Bで示す従来例の場合には磁極幅0.9mmま
でしか検出できなかったのに対して、実線Aで示すこの
実施形態の場合には磁極幅を0.5mmまで狭めても検
出可能であり、高分解能化が可能となることが分かる。
【0025】図6〜図9は、この発明の他の実施形態を
示す。この回転センサ付軸受は、図1〜図5に示した第
1の実施形態において、カバー19への磁気検出部8の
取付けを、カバー19の加締めとセンサケース14の熱
融着とで行ったものである。磁気検出部8のセンサケー
ス14Aは、例えば図8のように磁気センサ13を収容
した角柱状のケース本体15Aの一端に、カバー径方向
の内外両側に張り出す取付板部16Aを有する形状とさ
れている。また、カバー19における端板部19dの外
周部近傍には、図7(A),(B)のようにセンサケー
ス14Aのケース本体15Aが挿通可能な角孔状のセン
サ挿入孔36が形成され、センサ挿入孔36の両側縁に
爪片37が切り起し形成されている。このカバー端板部
19dの外側からセンサ挿入孔36にセンサケース14
Aのケース本体15Aを挿入することで、取付板部16
Aがカバー端板部19dに当接して軸方向へ位置決めさ
れる。これにより、図6(A)のように磁気検出部8が
カバー19内において被検出部7とその外径側に対向す
るように配置される。
【0026】カバー端板部19dのセンサ挿入孔36
は、センサケース14Aのケース本体15Aとの間で、
センサケース14Aを径方向に調整可能とする余裕が持
たせてある。これにより磁気検出部8がカバー端板部1
9dに沿って径方向に位置調整可能であることは、第1
の実施形態と同様である。センサケース14Aの取付板
部16Aにカバー19の爪片37を、図9に拡大して示
すように加締めることで、センサケース14Aがカバー
端板部19dに固定される。カバー端板部19dが、被
検出部7の磁気検出部対向面に対して垂直な取付面とな
ることは、第1の実施形態と同じである。このように爪
片37を加締めた後に、センサケース14Aをさらに熱
融着することで、カバー端板部19dへの磁気検出部8
の固定が強固に行われる。その他の構成は第1の実施形
態と同じである。
【0027】図10は、この発明のさらに他の実施形態
を示す。この回転センサ付軸受は、図1〜図5に示す第
1の実施形態において、被検出部7をアキシアル型と
し、この被検出部7に対して磁気検出部8を軸方向に対
向配置したものである。被検出部7は、図10(A)の
ように、断面L字状の環体としたバックメタル11Aの
平板状の円輪部11Aaに、円周方向に複数の磁極N,
Sを等間隔で交互に配列したエンコーダ12を設けた複
合部材として構成されている。エンコーダ12の着磁面
12aは軸方向に向くように設置されている。センサケ
ース14のケース本体15内に磁気センサ13を収容し
てなる磁気検出部8は、その磁気センサ13の感受面が
被検出部7のエンコーダ12と軸方向に対向する配置
で、カバー19の大径部19cに取付けられる。この場
合も、検出部固定部材であるカバー19の磁気検出部8
を取付ける取付面は、被検出部7の磁気検出部8を対向
させる面に対して垂直としてある。
【0028】具体的には、カバー大径部19cに、角柱
状のケース本体15を挿通させるセンサ挿入孔46が形
成されており、カバー19の外側からセンサ挿入孔46
にケース本体15を挿入してから、図1(B)のよう
に、センサケース14の一端の取付板部16をボルト1
7とナット(図示せず)でカバー大径部19cに締付固
定することにより、磁気検出部8がカバー19に固定さ
れる。ボルト17およびナットの構成は第1の実施形態
と同じである。また、カバー大径部19cのセンサ挿入
孔46は、センサケース14のケース本体15との間
で、センサケース14を軸方向に調整可能とする余裕が
持たせてあり、これにより磁気検出部8はカバー大径部
19cに沿って軸方向に位置調整可能である。したがっ
て、この磁気検出部8を位置調整することにより、被検
出部7と磁気検出部8との間のエアギャップを容易に調
整することができる。その他の構成は第1の実施形態と
同じである。
【0029】
【発明の効果】この発明の回転センサ付軸受は、複数の
N極およびS極を円周方向に等間隔に交互に有し,回転
側軌道輪に一体に取付けられた被検出部と、磁気センサ
を有し,上記被検出部に対向して配置される磁気検出部
と、この磁気検出部を固定側軌道輪に固定する検出部固
定部材とを備えた回転センサ付軸受において、上記検出
部固定部材の上記磁気検出部を取付ける取付面が、被検
出部の磁気検出部を対向させる面に対して垂直であり、
上記磁気検出部と被検出部のエアギャップが0.3mm
以下であるため、高分解能化が可能で、かつ組立性に優
れたものとなる。磁気センサの磁気感応素子の感受面に
磁性材が近接配置されており、かつその磁性材の上記被
検出部と対向する面が、上記磁気センサを覆うセンサパ
ッケージの表面付近にある場合は、磁気センサの磁気的
ギャップを小さくすることができて、より高分解能の回
転検出が可能になる。上記被検出部が、円筒部と円輪部
とを有する環体に形成され、その円筒部と円輪部との接
続部に除肉部を有する場合は、何らかのトラブルで磁気
センサと被検出部とが接触する事態が生じても、被検出
部の変形により大きな損傷が回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施形態にかかる回転セ
ンサ付軸受の断面図、(B)は同軸受の正面図,(C)
は同軸受における被検出部の要部拡大断面図である。
【図2】同軸受の回転センサにおける前記被検出部の要
部拡大正面図である。
【図3】前記回転センサの磁気検出部を構成するセンサ
ケースの斜視図である。
【図4】(A)は前記磁気検出部を構成する磁気センサ
の一例を示す断面図、(B)は同磁気センサの他の例を
示す断面図である。
【図5】被検出部と磁気検出部との間のエアギャップ
と、そのエアギャップで検出可能な被検出部の磁極幅と
の関係を示すグラフである。
【図6】(A)はこの発明の他の実施形態にかかる回転
センサ付軸受の断面図、(B)は同軸受の正面図であ
る。
【図7】(A)は同軸受におけるカバーの要部断面図、
(B)は同カバーの要部正面図である。
【図8】同軸受における回転センサの磁気検出部を構成
するセンサケースの斜視図である。
【図9】同軸受における磁気検出部の取付構造を示す要
部拡大断面図である。
【図10】(A)はこの発明のさらに他の実施形態にか
かる回転センサ付軸受の断面図、(B)は同軸受の正面
図である。
【図11】従来例の断面図である。
【図12】従来例における磁気センサの断面図である。
【符号の説明】
1…転がり軸受 2…回転側軌道輪(内輪) 3…固定側軌道輪(外輪) 4…転動体 7…被検出部 8…磁気検出部 11…バックメタル 11d…除肉部 13…磁気センサ 14A…センサケース 19…カバー(磁気検出部固定部材) 20…センサチップ(磁気感応素子) 25…磁性材 30…孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石河 智海 静岡県磐田市東貝塚1578番地 エヌティエ ヌ株式会社内 Fターム(参考) 2F077 AA25 AA43 AA46 CC02 NN24 PP12 VV02 VV09 VV21 3J016 AA02 BB16 CA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転側軌道輪,固定側軌道輪,および転
    動体からなる転がり軸受と、磁性体または磁性体を含む
    複合材料からなり,複数のN極およびS極を円周方向に
    等間隔に交互に有し,回転側軌道輪に一体に取付けられ
    た被検出部と、磁束密度に対応した出力信号を発生する
    磁気センサを有し,上記被検出部に対向して配置される
    磁気検出部と、この磁気検出部を固定側軌道輪に固定す
    る検出部固定部材とを備えた回転センサ付軸受におい
    て、 上記検出部固定部材の上記磁気検出部を取付ける取付面
    が、被検出部の磁気検出部を対向させる面に対して垂直
    であり、上記磁気検出部と被検出部のエアギャップが
    0.3mm以下であることを特徴とする回転センサ付軸
    受。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転センサ付軸受にお
    いて、上記検出部固定部材が、上記回転側軌道輪と固定
    側軌道輪間の軸受空間、上記被検出部、および磁気検出
    部を覆うカバーである回転センサ付軸受。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の回転セ
    ンサ付軸受において、上記磁気検出部は、磁気センサの
    磁気感応素子の感受面に磁性材が近接配置されており、
    かつその磁性材の上記被検出部と対向する面が、上記磁
    気センサを覆うセンサパッケージの表面付近にある回転
    センサ付軸受。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の回転センサ付軸受において、上記磁気検出部は樹脂
    材料の熱融着により上記検出部固定部材に固定されてい
    る回転センサ付軸受。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の回転センサ付軸受において、上記被検出部が、円筒
    部とこの円筒部に続く平板状の円輪部とを有する環体に
    形成されており、上記円筒部と円輪部との接続部に除肉
    部を有する回転センサ付軸受。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の回転センサ付軸受にお
    いて、上記磁気検出部を検出部固定部材に固定する作業
    用の孔が、上記カバーである検出部固定部材に設けられ
    ている回転センサ付軸受。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の回転センサ付軸受にお
    いて、上記孔は、上記固定側軌道輪から突出した係合部
    材が係合して上記検出部固定部材の固定側軌道輪に対す
    る回り止め手段を兼ねる回転センサ付軸受。
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