JPH0649087Y2 - 周波数発電機をそなえた小型モータ - Google Patents

周波数発電機をそなえた小型モータ

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JPH0649087Y2
JPH0649087Y2 JP576489U JP576489U JPH0649087Y2 JP H0649087 Y2 JPH0649087 Y2 JP H0649087Y2 JP 576489 U JP576489 U JP 576489U JP 576489 U JP576489 U JP 576489U JP H0649087 Y2 JPH0649087 Y2 JP H0649087Y2
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純 玉木
信幸 佐田
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Mabuchi Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,周波数発電機をそなえた小型モータ,特に小
形テープレコーダなどのキャプスタン駆動用に使用され
る小型モータに内蔵されて当該小型モータの回転数検出
用の周波数発電機を備えた小型モータにおいて,収容ス
ペースの有効利用が図られた周波数発電機の永久磁石を
簡便に組立てられるようにした周波数発電機をそなえた
小型モータに関するものである。
〔従来の技術〕
従来の周波数発電機付小型モータは次の様な構造となっ
ていた。すなわち第5図および第6図において,小ケー
ス板1に装着されかつ例えば合成樹脂により形成された
ブラシ保持部2によって保持されているブラシ装置3,お
よび軸受4,5に支持されたモータ軸6に固定されている
コミテータ7を介してモータ軸6に固定されている回転
子8の回転子コア8−1に巻回されている回転子巻線8
−2に電流が供給されることにより,モータハウジング
9の内周面に固定された永久磁石10により形成されてい
る界磁中に存在する上記回転子8が回転するように構成
されている。
一方,モータ回転数を検出するための周波数発電機は,
ブラシ装置3及びコミテータ7の上下に利用されていな
いスペースにその各構成部品が配設されている。すなわ
ち,周波数発電機の回転子(以下,FG回転子と呼ぶ)20
は,環状円板状の軟磁性体により形成されており,コミ
テータ7に装着されているノイズ消去用素子11の絶縁面
もしくは等電位面に固着されると共に,その外周が歯車
状(図示省略)に形成されているものである。
周波数発電機の固定子(以下,FG固定子と呼ぶ)21は,
実質上環状円板状の軟磁性体により形成されており,そ
の内周に上記FG回転子20の外周に形成されている歯車と
同じピッチを有する歯車(図示省略)が形成された内歯
車状コア21−1と,小ケース板1の内面上に固着された
例えば一対の永久磁石(以下,FGマグネットと呼ぶ)21
−2と,モータハウジング9の内周面に沿って巻回され
た検出コイル21−3とから構成されている。そして上記
FG固定子21における内歯車状コア21−1は,当該内歯車
状コア21−1の内歯車部分と上記FG回転子20の歯車部分
とが所定の空隙を介して面対向するようにモータハウジ
ング9に固定されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の周波数発電機をそなえた小型モータにおけるFGマ
グネット21−2は,接着剤で小ケース板1の板面に固定
するようにしているため,接着剤の塗布及びその乾燥に
時間がかかると共に,位置ずれが発生しやすく,取付精
度の点でも問題点があり大量生産に向かない欠点があっ
た。さらに接着剤が他の部品に付く恐れがあり,作業も
煩雑になり易く,接着剤の管理も行なわなければならず
コスト面でも問題があり,接着剤による金属,すなわち
小ケース板1の化学汚染の危険性も問題となる欠点があ
った。
本考案は上記の欠点を解決することを目的としており,
接着剤を用いることなく簡易にFGマグネット21−2を小
ケース板1に固定することのできるようにした周波数発
電機をそなえた小型モータを提供することを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために,本考案の周波数発電機をそ
なえた小型モータは,界磁形成用の永久磁石を有する固
定子と回転子コアに回転子巻線が巻回されてなる回転子
とを備え,給電用のブラシと摺動するコミテータを介し
て上記回転子巻線に電流を供給するように構成された小
型モータと,該小型モータの回転数を検出するために上
記回転子に装着されかつ外周に複数個の磁極歯を備えた
軟磁性体よりなるロータと,モータハウジングに接しか
つ上記ロータの板面と相対向するように配置された内周
に複数個の磁極歯を備えた軟磁性体よりなるステータ
と,上記ロータの磁極歯とステータの磁極歯との間に磁
界を形成する永久磁石と,上記ロータとステータとの夫
々の磁極歯との間の磁界の変化を受けロータの回転数に
比例した誘起電圧を発生させる周波数検出用コイルとを
備えてなる周波数発電機とを備え,当該周波数発電機が
上記小型モータに内蔵された構造の小型モータにおい
て, 上記ブラシの一端側が埋設固着されてなるブラシ保持部
に,周波数発電機の永久磁石を嵌入するための窪みを形
成すると共に,端面にカシメ用のボスを設け, 上記ブラシ保持部の端面に設けられたカシメ用のボスが
嵌挿されるボス穴を上記ロータの軸受を保持する小ケー
ス板に穿設し, 該小ケース板に穿設されたボス穴に,上記ブラシ保持部
の端面に設けられたカシメ用のボスを嵌挿し,該ボスを
カシメることにより周波数発電機の永久磁石を固定する
ようにしたことを特徴としている。以下図面を参照しつ
つ説明する。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る周波数発電機をそなえた小型モー
タの周波数発電機部分の一実施例断面図,第2図は第1
図のA−A矢視図,第3図はFGマグネット取付分解説明
図,第4図は小ケース板組立図を示している。
第1図,第2図において,符号22はモータ・ターミナル
を表わしており,他の符号は第5図,第6図のものに対
応している。
小ケース板1には一対のFGマグネット21−2が固定され
るが,当該FGマグネット21−2の小ケース板1への取付
けは,ブラシ装置3のブラシの一端側が埋設固定されて
いるブラシ保持部2によって行なわれるようになってい
る。すなわち第3図に図示されている如く,該ブラシ保
持部2には一対のFGマグネット21−2を嵌入するための
窪み23が夫々の所定の位置に形成されている。また当該
ブラシ保持部2の端面に小ケース板1と固着するための
ボス24が設けられている。
一方,小ケース板1には,ブラシ保持部2の端面に設け
られたカシメ用のボス24が嵌挿されるべきボス穴25が穿
設されている。
FGマグネット21−2の組立及び固定は,ブラシ保持部2
に形成された窪み23にFGマグネット21−2を嵌挿し,そ
の上から小ケース板1のボス穴25をブラシ保持部2のカ
シメ用のボス24に位置合せして,小ケース板1を被せ
る。小ケース板1から突出したカシメ用のボス24は治工
具を用いて第4図図示の如くカシメられ,FGマグネット2
1−2がブラシ保持部2と共に小ケース板1に固定され
る。
このときFGマグネット21−2は直接ブラシ保持部2と面
接触するので,その磁気抵抗が小さくなる。
なお,第3図,第4図では図が錯綜するためブラシ装置
3の図示が省略されている。
第1図に図示されている周波数発電機は,上記FG回転子
20とFG固定子21とにより構成されており,これらFG回転
子20及びFG固定子21の各折り曲げ部分に磁極歯が形成さ
れていることは言うまでもない。
従って当該周波数発電機における磁気回路は,FGマグネ
ット21−2→FG回転子20→FG回転子20の磁極歯→FG固定
子21の磁極歯→FG固定子21→モータハウジング9→小ケ
ース板1→FGマグネット21−2の経路が構成される。
モータが駆動されて上記FG回転子20が回転すると,当該
FG回転子20と上記FG固定子21との対向空隙における磁気
抵抗の変化に対応して磁束が変化し,当該磁束変化に対
応した周波数を有する誘起電圧が上記検出コイル21−3
に発生する。当該誘起電圧の周波数は,上記FG回転子20
の回転数に比例するので,上記検出コイル21−3の誘起
電圧の周波数を測定することにより,上記モータ回転数
を検出することができる。
なお,上記FG回転子20及びFG固定子21の構造は,第1図
図示のものに限定されることはなく,第5図図示の構造
であってもよく,またその他の構造であってもよい。
〔考案の効果〕
以上説明した如く,本考案によれば,ブラシ保持部にFG
マグネットが嵌挿される窪みを形成し,小ケース板とブ
ラシ保持部とをカシメるとき,FGマグネットを当該窪み
に嵌挿してカシメるような構造にしたので,組立が簡易
化され組立効率が向上し,またFGマグネットの脱落が皆
無となる。
そして接着剤が不要となり,その材料コストが低減す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る周波数発電機をそなえた小型モー
タの周波数発電機部分の一実施例断面図,第2図は第1
図のA−A矢視図,第3図はFGマグネット取付分解説明
図,第4図は小ケース板組立図,第5図は従来の周波数
発電機をそなえた小型モータの断面図,第6図は第5図
の周波数発電機部分の配置説明図を示している。 図中,1は小ケース板,2はブラシ保持部,3はブラシ装置,
4,5は軸受,6はモータ軸,7はコミテータ,8は回転子,8−
1は回転子コア,8−2は回転子巻線,9はモータハウジン
グ,10は永久磁石,11はノイズ消去用素子,20はFG回転子,
21はFG固定子,21−1は内歯車状コア,21−2はFGマグネ
ット,21−3は検出コイル,22はモータ・ターミナル,23
は窪み,24はボス,25はボス穴を表わしている。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】界磁形成用の永久磁石を有する固定子と回
    転子コアに回転子巻線が巻回されてなる回転子とを備
    え,給電用のブラシと摺動するコミテータを介して上記
    回転子巻線に電流を供給するように構成された小型モー
    タと,該小型モータの回転数を検出するために上記回転
    子に装着されかつ外周に複数個の磁極歯を備えた軟磁性
    体よりなるロータと,モータハウジングに接しかつ上記
    ロータの板面と相対向するように配置された内周に複数
    個の磁極歯を備えた軟磁性体よりなるステータと,上記
    ロータの磁極歯とステータの磁極歯との間に磁界を形成
    する永久磁石と,上記ロータとステータとの夫々の磁極
    歯との間の磁界の変化を受けロータの回転数に比例した
    誘起電圧を発生させる周波数検出用コイルとを備えてな
    る周波数発電機とを備え,当該周波数発電機が上記小型
    モータに内蔵された構造の小型モータにおいて, 上記ブラシの一端側が埋設固着されてなるブラシ保持部
    に,周波数発電機の永久磁石を嵌入するための窪みを形
    成すると共に,端面にカシメ用のボスを設け, 上記ブラシ保持部の端面に設けられたカシメ用のボスが
    嵌挿されるボス穴を上記ロータの軸受を保持する小ケー
    ス板に穿設し, 該小ケース板に穿設されたボス穴に,上記ブラシ保持部
    の端面に設けられたカシメ用のボスを嵌挿し,該ボスを
    カシメることにより周波数発電機の永久磁石を固定する
    ようにしたことを特徴とする周波数発電機をそなえた小
    型モータ。
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