JP2579571Y2 - 回転センサの固定装置 - Google Patents

回転センサの固定装置

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JP2579571Y2
JP2579571Y2 JP6146092U JP6146092U JP2579571Y2 JP 2579571 Y2 JP2579571 Y2 JP 2579571Y2 JP 6146092 U JP6146092 U JP 6146092U JP 6146092 U JP6146092 U JP 6146092U JP 2579571 Y2 JP2579571 Y2 JP 2579571Y2
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明 四方田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転センサの固定装置
に係り、特に、回転体の回転位置を検出する回転センサ
の固定技術に関し、例えば、ブラシレスモータの磁極の
回転位置を検出する回転センサの固定構造に利用して有
効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】ブラシレスモータは機械的な整流機構が
なく無接点化となっているので、ブラシを有する直流モ
ータよりも低雑音化および耐久性の向上を図ることがで
きる。ところが、ブラシレスモータの場合は、機械的な
整流機構の代わりに、ロータの磁極を検出する回転セン
サと、回転センサの出力信号に応じて回転磁界を構成す
る駆動回路とが必要である。
【0003】このようなブラシレスモータとして、従
来、周囲に駆動コイルが配置されたマグネットロータの
端部に被センシング用マグネットが配置され、このマグ
ネットの回転領域近傍にセンサケースが配置されている
とともに、センサケース内にホールICが搭載されたフ
レキシブル基板が収納されており、ホールICの出力信
号によって駆動コイルが励磁されるように構成されてい
るインナロータ形のブラシレスモータがある。
【0004】そして、前記センサケースは略半円形の箱
形状に形成されており、このセンサケース内に収納され
たフレキシブル基板にホールICが複数個、間隔を置か
れて配され、はんだ付けによって電気的かつ機械的に接
続されている。
【0005】このような従来のブラシレスモータにおい
ては、センサケース内に収納されたフレキシブル基板が
樹脂充填材によって固定されるまでの間、フレキシブル
基板の撓み力によって基板がセンサケース内に仮に固定
されるようになっている。すなわち、フレキシブル基板
がセンサケース内に収納された際、フレキシブル基板が
センサケースの形状に応じて変形するときの撓み力によ
って、フレキシブル基板がセンサケースに固定されると
ともに、ホールICが所定位置に保持されるようになっ
ている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記したブラ
シレスモータにおける従来の回転センサの固定装置にお
いては、フレキシブル基板はその撓み力によってのみセ
ンサケースに押し付けられるため、フレキシブル基板を
センサケースに固定させる力が弱く、その結果、樹脂充
填材がケース内に充填されるまでの間に、フレキシブル
基板が動いたりして組み付け作業がやりにくく、ホール
ICがずれてしまうという問題点がある。
【0007】本考案の目的は、ケース内に収納されたフ
レキシブル基板に保持されたホールICを確実にケース
に固定することができる回転センサの固定装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係る回転センサ
の固定装置は、回転体に装着されたマグネットの回転領
域近傍に配されてマグネットの磁気に感応するホール素
子を備え、このホール素子がフレキシブル基板の表面に
装着されて筒状のケース内に収納されて固定されている
回転センサの固定装置において、前記フレキシブル基板
に補強板が固着されているとともに、この補強板に前記
ホール素子が固着されており、他方、前記ケースにおけ
る補強板との対向部には、この補強板の前記ホール素子
の両脇に突合する突起と、前記フレキシブル基板の裏面
側に突合する突起とがそれぞれ膨出形成されていること
を特徴とする。
【0009】
【作用】前記した手段によれば、補強板を介してホール
素子が搭載されたフレキシブル基板がケース内に収納さ
れたときには、補強板の一部が、ケースから突出した突
起によって保持されるとともに、補強板の背面側もケー
スから突出した突起によって保持される。すなわち、ホ
ール素子を固着した補強板がそれぞれ突起によって保持
されるため、ケース内にホール素子が樹脂充填材によっ
て固定されるまでの間、ホール素子をケース内に確実に
固定させることができる。
【0010】
【実施例】図1は本考案の一実施例である回転センサの
固定装置の組み付け作業を示す図であり、(a)は正面
図、(b)は拡大した側面断面図である。図2はフレキ
シブル基板に電子部品を組み付けた状態を示す図であ
り、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図
である。図3はブラシレスモータの一部切断側面図、図
4は図3の要部を示す拡大した一部切断正面図である。
【0011】本実施例において、ブラシレスモータはイ
ンナロータタイプに構成されており、モータハウジング
10の略中心部に軸受11を介して回転軸12が回転自
在に装着されている。回転軸12の中央部外周には複数
のマグネット13が固着されている。各マグネット13
の周囲には複数の固定子コア14が配されており、各固
定子コア14はボルト15でモータハウジング10に固
定されている。各固定子コア14には駆動コイル16が
巻装されている。
【0012】一方、回転軸12の一端部には被センシン
グマグネット17が複数個配設されており、各マグネッ
ト17の回転領域近傍にはセンサケース18が配されて
モータハウジング10に固定されている。
【0013】このセンサケース18は略半円形の箱形状
に形成されており、周方向両端部には取付孔19aを開
設されたブラケット19がそれぞれ突設されている。セ
ンサケース18の箱中空部によって収納室20が形成さ
れており、この収納室20の両脇に一対のブラケット1
9、19が突設された状態になっている。
【0014】センサケース18の収納室20における円
弧面のうち径方向外側に位置する内周面には、3個の外
側突起21が中央部と両端部とに配されて径方向内向き
にそれぞれ膨出形成されている。また、収納室20にお
ける円弧面のうち径方向外側に位置する内周面には、一
対1組で3組の内側突起22が前記3個の外側突起21
にそれぞれ対応するように配されて、径方向外向きにそ
れぞれ膨出形成されている。そして、これら突起21と
突起22との間に形成された空間部内にフレキシブル基
板23に固着された補強板24が収納されるようになっ
ている。
【0015】フレキシブル基板23は収納室20内に収
納し得る大きさの矩形薄板形状に形成されている。フレ
キシブル基板23の長手方向における中央部と両端部と
には、ガラスエポキシ材で構成された各補強板24が当
接されて接着剤(図示せず)により固着されている。そ
して、各補強板24にはホール素子としてのホールIC
25が1個宛、それぞれ固定的に搭載されている。
【0016】また、フレキシブル基板23には複数本の
リード線26が適宜配線されて、各ホールIC25にそ
れぞれ電気的に接続されている。各リード線26はセン
サケース18の外側円弧壁の開口線に没設されたリード
線保持溝27に嵌入されて保持されるようになってい
る。
【0017】3個のホールIC25は3組の駆動コイル
16を励磁するように構成されている。すなわち、各ホ
ールIC25はフレキシブル基板23に接続された複数
本のリード線26から電力が供給されるようになってい
るとともに、各リード線26を介して駆動コイル16に
適宜接続されている。
【0018】そして、フレキシブル基板23が収納室2
0内に収納された際には、各補強板24におけるホール
IC25の両脇位置に一対の内側突起22、22がそれ
ぞれ突合され、各補強板24の背面側のフレキシブル基
板23に各外側突起21がそれぞれ突合されるようにな
っている。すなわち、フレキシブル基板23は弾性変形
による撓み力によってセンサケース18に固定されると
ともに、内外の各突起21、22群によってセンサケー
ス18に固定されることになる。
【0019】本実施例に係る回転センサの固定装置は以
上のように構成されているため、フレキシブル基板23
はセンサケース18に確実に固定することができる。そ
して、このような状態で組み付けされた後に、収納室2
0内に樹脂充填材(図示せず)が封入され、各部品が確
実に固定されるとともに樹脂封止される。
【0020】次に、フレキシブル基板の組み付け作業に
ついて説明する。
【0021】まず、フレキシブル基板23における長手
方向の中央部および両端部に補強板14を介してホール
IC25が搭載され、各ホールIC25のリードピンが
回路パターン(図示せず)にはんだ付けされる。続い
て、各リード線26の端末が回路パターンにはんだ付け
される。
【0022】フレキシブル基板23にホールIC25等
が搭載されて電気的に接続された後は、フレキシブル基
板23が収納室20内に収納される。この際、フレキシ
ブル基板23が弾性変形されて、各ホールIC25およ
び補強板24が各突起21、22間にそれぞれ挿入さ
れ、フレキシブル基板23の上部が各突起21、22上
に位置される。
【0023】この後、各リード線26がリード線保持溝
27内に装着される。
【0024】以上のような組み付け作業によって、フレ
キシブル基板23が収納室20内に収納されると、各ホ
ールIC25の両脇部が各両脇の突起22、22によっ
てそれぞれ保持されるとともに、各補強板24が表面側
の各突起22と背面側の各突起21によってそれぞれ保
持される。このため、フレキシブル基板23を確実にセ
ンサケース18に固定することができる。
【0025】したがって、この組付作業工程後における
センサケース18の移送中や、センサケース18内への
樹脂充填作業中に、フレキシブル基板23がセンサケー
ス18内において遊動するのを確実に防止することがで
きるため、それらの作業性を高めることができる。その
結果、各ホールIC25の被センシングマグネット17
に対する取付位置精度を高めることができ、ブラシレス
モータの性能を高めることができる。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
フレキシブル基板上に補強板を介してホール素子が装着
され、ホール素子および補強板の表面側および裏面側が
センサケースから突出した突起によって保持されるよう
に構成されているため、フレキシブル基板をセンサケー
スに確実に保持することができ、その結果、組み付け作
業性およびホール素子の位置精度を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である回転センサの固定装置
の組み付け作業を示す図であり、(a)は正面図、
(b)は拡大した側面断面図である。
【図2】フレキシブル基板に電子部品を組み付けた状態
を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、
(c)は側面図である。
【図3】ブラシレスモータの一部切断側面図である。
【図4】図3の要部を示す拡大した一部切断正面図であ
る。
【符号の説明】
10…モータハウジング、11…軸受、12…回転軸、
13…マグネット、14…固定子コア、15…ボルト、
16…駆動コイル、17…被センシングマグネット、1
8…センサケース、19…ブラケット、19a…取付
孔、20…収納室、21、22…突起、23…フレキシ
ブル基板、24…補強板、25…ホールIC(ホール素
子)、26…リード線、27…リード線保持溝。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 29/08 H02K 3/50 H02K 11/00 H02K 21/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体に装着されたマグネットの回転領
    域近傍に配されてマグネットの磁気に感応するホール素
    子を備え、このホール素子がフレキシブル基板の表面に
    装着されて筒状のケース内に収納されて固定されている
    回転センサの固定装置において、 前記フレキシブル基板に補強板が固着されているととも
    に、この補強板に前記ホール素子が固着されており、他
    方、前記ケースにおける補強板との対向部には、この補
    強板の前記ホール素子の両脇に突合する突起と、前記フ
    レキシブル基板の裏面側に突合する突起とがそれぞれ膨
    出形成されていることを特徴とする回転センサの固定装
    置。
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WO2016103619A1 (ja) * 2014-12-25 2016-06-30 デンソートリム株式会社 内燃機関用回転位置検出装置

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