JPH0648695B2 - 樹脂封止型半導体装置の製造方法 - Google Patents

樹脂封止型半導体装置の製造方法

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JPH0648695B2
JPH0648695B2 JP5519585A JP5519585A JPH0648695B2 JP H0648695 B2 JPH0648695 B2 JP H0648695B2 JP 5519585 A JP5519585 A JP 5519585A JP 5519585 A JP5519585 A JP 5519585A JP H0648695 B2 JPH0648695 B2 JP H0648695B2
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resin tablet
tablet
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rubber pad
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利雄 仲野
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トランスファモールディング法を用いて半導
体集積回路(以下、ICという)チップ等の半導体素子
を樹脂モールドする樹脂封止型半導体装置の製造方法、
特にタブレット化された粉末樹脂(これを「樹脂タブレ
ット」という)の欠損状態を検出し、欠損無しのものを
用いて半導体素子を樹脂モールドする製造方法に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、このような分野の技術としては、例えば、「LS
I工場自動化プロセス技術集成」(昭59−3−31)
株式会社エディポックP.341−346に記載される
ものがあった。
この文献に記載されているように、数多くの集積回路パ
ッケージング法の中で最も生産性が高くローコストなの
が、トランスファモールディングである。トランスファ
モールディングは、150〜190℃程度に加熱された
金型に、リードフレームに搭載された半導体素子をセッ
トしたのち、樹脂タブレットを高周波加熱によってプリ
ヒートし、これを金型に投入し、プランジャによって2
0〜100kg/cm2程度加圧し、キャビティに充填成型
する樹脂封止型半導体装置の製造方法である。トランス
ファモールディングは、高価な精密金型と大型の成型装
置を必要とするため、小量生産には向かないが、IC本
来の大量生産にとって最も優れたパッケージング法であ
る。さらに、最近、無人化指向、樹脂タブレットの削
減、及びキャアタイムの短縮等でマルチプランジャ方式
の金型を用いた成型法が注目されている。
第2図は、従来のマルチプランジャ方式の金型を示す上
面図である。
この金型は、上金型1及び下金型2を有し、その上金型
1または下金型2がプランジャにより上下動かして加圧
される構造になっている。下金型2には、複数個配列さ
れた凹状のキャビティ3と、このキャビティ3に溝状の
ゲート4を介して連結された複数個の樹脂注入穴(これ
を「スモールポート」という)5とが、形成されてい
る。
この上下金型1,2を用いたマルチプランジャ成型法で
は、先ず、モールドすべきリードフレームを図示しない
ローティングフレームにセットし、このローティングフ
レームを下金型2にセットする。すると、リードフレー
ムに搭載された各半導体素子が各キャビティ3内に収納
される。次いで、各スモールポート5に円柱状の樹脂タ
ブレットを投入し、加熱した上下金型1,2を複数のプ
ランジャによって加圧すると、樹脂タブレットが溶けて
これがゲート4を通してキャビティ3内に注入され、半
導体素子が樹脂モールドされて樹脂封止型半導体装置が
製造される。
この方法では、スモールポート5とキャビティ3の距離
が短いため、キャビティ3間の成型ばらつきを小さくで
き、しかも樹脂の材料効率を向上させることができる。
さらに、マルチプランジャ方式に使用する樹脂タブレッ
トは小さいので、上下金型1,2からの熱の伝達に優
れ、樹脂のキャア時間を短縮できる等の利点を有してい
る。
そして、生産効率を上げるために、(1)ローティング
フレームへのリードフレームのセット、(2)ローティ
ングフレームのモールド金型へのセット、(3)樹脂タ
ブレットの金型への投入、(4)金型への加圧、(5)
パッケージングされたリードフレームとローティングフ
レームの取出し、(6)金型のクリーニング、(7)カ
ル、ゲート等の分離工程を自動化し、人手による作業を
省略して無人化の方向へ進みつつある。
ここで、前記(3)における樹脂タブレットの金型への
投入に関し、従来、樹脂タブレット自動供給装置が提案
されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記の樹脂タブレット自動供給装置にお
いて、樹脂タブレットの移送時等に生じる振動、衝撃的
の原因で、該樹脂タブレットの外縁に欠けを生じること
がある。従来、異なる径の樹脂タブレットに対してそれ
らの欠損状態を的確に検出する方法がなかった。そのた
め、欠損した樹脂タブレットがスモールポート5に投入
され、上下金型1,2によって加圧されると、樹脂量の
不足により、キャビティ3に十分充填されず、モールド
成型の不良を生じるという問題点があった。
本発明は、前記従来技術が持っていた問題点として、異
なる径の樹脂タブレットの欠損状態を的確に検出する方
法がなかったので、該樹脂タブレットの欠損によってモ
ールド成型の不良が発生するという点について解決した
樹脂封止型半導体装置の製造方法を提供するものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記問題点を解決するために、供給された樹
脂タブレットを加熱しつつ加圧することによりキャビテ
ィに充填して半導体素子を樹脂モールドしてなる樹脂封
止型半導体装置の製造方法において、次のような手段を
講じている。即ち、前記樹脂タブレットの供給は、一方
から他方にかけて次第に広がりを有する錐形状の筒体か
らなり、且つ該一方側のエアーの供給口と該他方側のエ
アーの排出口とに該筒体内部が連通されたゴムパットを
準備する工程と、前記樹脂タブレットと前記ゴムパッド
とを相対的に移動させ、該樹脂タブレットの被欠損検出
外縁を該ゴムパットの内部側面に線接触状態で当接させ
て、前記供給口と該樹脂タブレットとの間に内部空間を
形成する工程と、前記内部空間内に前記供給口を介し所
定圧力でエアーを送り込む工程とを、実行する。さら
に、前記エアーの送り込まれた前記内部空間のエアーの
圧力値の状態を検出する工程と、検出された前記内部空
間の圧力値の状態により前記樹脂タブレットが基本形状
であるか否かを判定する工程と、判定された結果に基づ
いて前記樹脂タブレットを振分ける工程と、振分けられ
た基本形状の前記樹脂タブレットを供給搬出する工程と
を、順に実行するようにしている。
(作 用) 本発明によれば、以上のように樹脂封止型半導体装置の
製造方法を構成したので、樹脂タブレットが送られてく
ると、その樹脂タブレットの被欠損検出外縁が錐形状の
ゴムパットの内部側面に線接触状態で当接し、該ゴムパ
ットの供給口と該樹脂タブレットとの間に内部空間が形
成される。エアーが、ゴムパットの供給口からその内部
空間内に送り込まれ、該内部空間内のエアーの圧力値の
状態が検出され、樹脂タブレットの欠損の有無が判定さ
れる。欠損有りの不良品の樹脂タブレットと、欠損無し
の良品の樹脂タブレットとが振分けられ、良品の樹脂タ
ブレットのみが供給搬出され、例えば金型の樹脂注入穴
へ投入されて半導体素子が樹脂モールドされる。従っ
て、前記問題点を除去できるのである。
(実施例) 第1図は、本発明の実施例を示すもので、樹脂封止型半
導体装置の製造方法に用いられる半導体製造装置の斜視
図である。
この半導体製造装置は、タブレット供給装置10を備え
ている。タブレット供給装置10は、多数の円柱状樹脂
タブレット11を順次排出するもので、例えば断面円形
の筒体の内壁面に螺線状の溝を有するパーツフィーダ1
0aと、直線状の排出用筒体10bとで構成されてい
る。多数の樹脂タブレット11がパーツフィーダ10a
に投入されと、このパーツフィーダ10aが回転方向に
振動して樹脂タブレット11を筒体10b内へ供給す
る。樹脂タブレット11は筒体10bで一列に整列さ
れ、該筒体10の先端開口部から順次排出されて保持部
材12へ送られる。保持部材12は、筒体10bと対峙
する箇所にU字状の切欠きを有する断面L字状の部材よ
りなり、落下孔13aを有するベース13に移動可能に
載置されている。保持部材12には移動用案内部材14
を介してシリンダ15が取付けられ、このシリンダ15
によって該保持部材12が落下孔13a方向へと摺動す
る。そのため、保持部材12の切欠き内に挿入された樹
脂タブレット11は、落下孔13a方向へ移動し、該落
下孔13aから落下して回転体である円板状インデック
ステーブル16上に落ちる。
インデックステーブル16は、円板の外縁付近に例えば
略90゜間隔に設けられた樹脂タブレット挾持用のチャ
ック部17を有しており、図示しないモータによって右
方向に90゜づつ間欠的に回転する。チャック部17は
常時閉じており、落下孔13aの真下にくると、揺動可
能なカ悠ムレバー18の一端18aにより内方へ押圧さ
れて開状態となり、落下孔13aから落下する樹脂タブ
レット11を挿入させた後、閉状態となって該樹脂タブ
レット11を縦方向に挾持する。
カムレバー18の他端18bにはローラ19が取付けら
れ、このローラ19が回転可能な側面カム20と接触し
ている。側面カム20は、カムシャフト21に取付けら
れ、このカムシャフト21がカップリング22を介して
モータ23の軸と連結している。モータ23によってカ
ムシャフト21及び側面カム20が回転すると、側面カ
ム20の変位により、ローラ19を介してカムレバー1
8の他端18bが左右に揺動し、これに伴ないカムレバ
ー18の一端18aが前後に揺動してチャック部17と
離、接する。また、カムシャフト21には、後端する他
の用途に用いられる側面カム24,25が取付けられて
いる。
前記落下孔13aから右方向に、インデックステーブル
16の外周縁に沿った略90゜の位置には、樹脂タブレ
ット11の欠損状態を検出する検出装置30が設けられ
ている。この検出装置30は、例えばチャック部17に
挾持された樹脂タブレット11を上下から挾み含む一対
のゴムパット31,32及び側面カム24により揺動さ
れて各ゴムパット31,32を上下に移動させるカムレ
バー33等を備え、インデックステーブル16の停止時
間内に円柱状樹脂タブレット11の上下外縁の欠けの有
無を検出し、良品または不良品という検出信号を出力す
る機能を有している。
検出装置30から右方向に、インデックステーブル16
の外周縁に沿って略90゜と180゜の位置に、第1と
第2の振分け装置34,35がそれぞれ設けられてい
る。第1の振分け装置34は、欠けのない良品樹脂タブ
レット11をチャック部17から落下させるもので、例
えば検出装置30から出力される良品検出信号に基づい
て作動するシリンダ34aと、このシリンダ34aの突
出力でチャック部17を内方へ押圧して該チャック部1
7を開状態にする押圧部材34bとで、構成されてい
る。
一方、第2の振分け装置35は、欠損のある不良品樹脂
タブレット11をチャック部17から落下させるもの
で、例えば揺動可能なカムレバー35を有している。カ
ムレバー35aの一端は図示しないローラを介して側面
カム25に接触し、他端がチャック部17と対峙してい
る。側面カム25が回転すると、カムレバー35aの他
端が左右に揺動してチャック部17と離、接し、該チャ
ック部17を開状態にする。
第1の振分け装置34の下方位置には、前後、左右に移
動可能な長手形状の整列台40が設けられている。整列
台40は、第2図に示された複数個のスモールポート5
と同一の配列状態で配列された複数個の樹脂タブレット
収納用整列孔40aを有している。整列台40は、その
下方位置に設置されたテーブル41に固定されている。
テーブル41は、図示しない摺動機構によって前後に移
動すると共に、モータ42の軸にカップリング43を介
して連結されたねじ軸44の回転により、左右に移動す
る。そのめ、整列台40も前後、左右に移動し、チャッ
ク部17から落下する良品樹脂タブレット11を、複数
個の整列孔40a内に順次収納する。
整列台40の底面には移動可能な板状のシャッタ45が
設けられ、このシャッタ45によって整列孔40a内の
樹脂タブレット11の落下を阻止している。シャッタ4
5は、シリンダ46によって整列台40の底面下を移動
し、開状態で整列孔40a内の樹脂タブレット11を搬
送装置47上へ落下させる。
搬送装置47は、整列台40と第2図に示す上下金型
1,2との間を第1図の矢印方向に移動する搬送装置本
体47aと、この搬送装置本体47aに取付けられ整列
孔40aと同一の配列状態に配列された樹脂タブレット
収納用孔を有する受取りブロック47bとで、構成され
ている。整列孔40aから落下する複数個の良品樹脂タ
ブレット11は、受取りブロック47bの孔内に収納さ
れ、搬送装置本体47aによって上下金型1,2へ運ば
れて各スモールポート5内に同時に投入される。
第2の振分け装置35の下方位置には、収納箱50が配
置され、チャック部17から落下する不良品樹脂タブレ
ット11が収納される。
第3図は第1図中のベース落下孔13a付近の拡大側面
図である。
ベース13に設けられた落下孔13aの下方位置には、
落下孔13aから落下する樹脂タブレット11を載置す
るためのストッパ60が設置されている。このストッパ
60とベース13との間を、インデックステーブル16
の外縁付近に設けられたチャック部17が通過する。チ
ャック部17は、インデックステーブル16の外縁部6
1を残して穿設された開口部62と、一端63aが外縁
部61の外側に位置し他端63bが開口部62内に挿入
され、且つその両端63a,63bの中間に貫通孔63
cを有する移動部材63と、この移動部材63の他端6
3bと開口部62の間に張設されたスプリング64と
で、構成されている。
チャック部17は、スプリング64の付勢力により、移
動部材63が第3図の左方向に移動していると、閉じた
状態となる。一方、第1図のカムレバー18の一端18
aによって移動部材63の一端63aが、スプリング6
4の付勢力に抗して第3図の右方向へ押圧されると、チ
ャック部17が開いた状態となり、樹脂タブレット11
の挾持が可能となる。チャック部17が開くと、落下孔
13aから落下した樹脂タブレット11が開口部64及
び貫通孔63cを通ってストッパ60上に載置され、次
いでチャック部17が閉じると、外縁部61と移動部材
63の他端63bとで樹脂タブレット11を挾持する。
第4図は第1図の検出装置30付近を左方向から見た拡
大斜視図、及び第5図は第4図のゴムパット31,32
付近の部分断面図である。
第4図における樹脂タブレット11は、第5図に示され
ているように、チャック部17に挾持された状態で、検
出装置30によって欠損の有無が検出される。
検出装置30は、上下動する一対の取付板70,71
と、各取付板70,71に固定された逆円錐筒体のゴム
パット31,32と、各ゴムパット31,32のエアー
供給口に連結されたエアーチューブ72,73と、エア
ーチューブ72,73に連結された検出装置本体74と
を、備えている。各ゴムパット31,32において、エ
アー供給口と対向する側は、エアー排出口である。各ゴ
ムパット31,32の内部側面に、樹脂タブレット11
の被欠損検出外縁(上下線)が線接触状態で当接する
と、該ゴムパット31,32の供給口と該樹脂タブレッ
トとの間に内部空間が形成されるようになっている。
検出装置本体74は、エアーセンサを備えており、第4
図の矢印A方向からエアーを吸込み、エアーチューブ7
2,73を介してゴムパット31,32内の前記内部空
間に所定圧力でエアーを送り込む。樹脂タブレット11
の上下縁に欠けが生じていると、ゴムパット31,32
と樹脂タブレット11の欠損部との間よりエアーが漏
れ、エアーの圧力値の状態を示すエアー背圧が下がる。
一方、欠けが生じていないと、エアー濡れが起らず、背
圧が上がる。このように欠損の有無により、エアー背圧
に差が生じるため、このエアー背圧の差を検出装置本体
74内のエアーセンサによって検出し、欠損の有無を検
知する。
各取付板70,71は、相互にスプリング75を介して
連結されると共に、上下可能な一対の移動板76,77
にそれぞれ固着されている。各移動板76,77は、そ
れぞれローラ78,79を有しており、摺動自在に固定
板80に取付けられている。ローラ78,79間には板
カム81が挿入され、この板カム81が、左右に移動可
能な移動板82に固着されている。移動板82は、ロー
ラ83を有しており、摺動自在に固定板84に取付けら
れている。
ローラ83には、カムレバー33の一端33aが回転自
在に取付けられ、このカムレバー33の他端33bがそ
れに取付けられたローラ85を介して側面カム24に接
触している。そのため、側面カム24が回転すると、ロ
ーラ85を介してカムレバー33の他端33bが左右に
摺動し、これによってカムレバー33の一端33aも左
右に摺動する。カムレバー33の一端33aの摺動によ
り、ローラ83を介して板カム82が左右に移動するた
め、この板カム82の変位により、スプリング75の付
勢力に抗して取付板70,71が上下動する。取付板7
0,71の上下動により、ゴムパット31,32が樹脂
タブレット11の上下端部と離、接し、樹脂タブレット
11に生じた欠損の有無の検出が可能となる。
なお、半導体製造装置各部の機構は、所定のシーケンス
に従って順次、自動的に動作するようになっている。
次に、以上のような半導体製造装置を用いた樹脂封止型
半導体装置の製造方法を説明する。
先ず、第1図において、多数の樹脂タブレット11がパ
ーツフィーダ10aに投入されると、この樹脂タブレッ
ト11が筒体10bの先端開口部から1個づつ排出さ
れ、保持部材12のU字状切欠き内に投入される。する
と、シリンダ15によって保持部材12がベース13の
落下孔13a方向へ移動し、U字状切欠き内の樹脂タブ
レット11を落下孔13aから落下させる。
落下孔13aの下方位置には、第3図のように、インデ
ックステーブル16のチャック部17が移動してきてお
り、しかもこのチャック部17が、第1図に示すカムレ
バー18の一端18aにより、内方に押されて開いてい
るため、落下孔13aから落下した樹脂タブレット11
がストッパ60上に載置される。次いで、カムレバー1
8の一端18aによる押圧力が解除され、チャック部1
7が閉じると、このチャック部17によって樹脂タブレ
ット11が挾持される。そしてインデックステーブル1
6が第1図の右方向へ略90゜回転し、樹脂タブレット
11が検出装置30側へ移送される。
検出装置30では、第4図及び第5図に示すように、イ
ンデックステーブル16の停留時間内に、側面カム2
4、カムレバー33、板カム81及び取付板70,71
を介してゴムパット31,32が樹脂タブレット11の
上下端部を挾み込む。すると、ゴムパット31,32の
内部側面に、樹脂タブレット11の上下端部が線接触状
態で当接し、該ゴムパット31,32の供給口と該樹脂
タブレット11との間に内部空間が形成される。次い
で、検出装置本体74がエアーチューブ72,73を介
してゴムパット31,32内の内部空間に所定圧力でエ
アーを送り込み、そのエアー背圧を該検出装置本体74
内のエアーセンサで測定し、樹脂タブレット11の欠損
の有無を検出する。その後、ゴムパット31,32を樹
脂タブレット11から引き離す。
インデックステーブル16の停留時間が終了すると、第
1図に示すように、該インデックステーブル16が右方
向に略90゜回転し、樹脂タブレット11が第1の振分
け装置34側へ移送される。
ここで、前記検出装置本体74から欠損無し検出信号が
出力されていると、樹脂タブレット11が第1の振分け
装置34へ来た時に、シリンダ34aが作動し、押圧部
材34bによりチャック部17が内方へ押圧されて該チ
ャック部17が開く。チャック部17が開くと、それに
挾持されていた良品樹脂タブレット11が落下して整列
台40の整列孔40a内へ収納される。
一方、前記検出装置本体74から欠損有り検出信号が出
力されていると、第1の振分け装置34が作動せずに、
そのまま不良品樹脂タブレット11を通過させる。イン
デックステーブル16は、さらに右方向に略90゜回転
し、不良品樹脂タブレット11を第2の振分け装置35
側へ移送する。第2の振分け装置35のカムレバー35
aは、側面カム25によって一定の間隔に摺動してお
り、不良品樹脂タブレット11が第2の振分け装置35
へ来た時に、該カムレバー35aによってチャック部1
7が押圧され、このチャック部17が開して不良品樹脂
タブレット11を収納箱50内へ落下させる。
以上のようにして、パーツフィーダ10a内の樹脂タブ
レット11が、順次検出装置30側へ運ばれ、該検出装
置30によって欠損の有無が検出され、良品樹脂タブレ
ット11のみが第1の振分け装置34によって整列台4
0へと1個づつ落下していく。この落下に合せて整列台
40が左右、前後に移動し、チャック部17から落下す
る良品樹脂タブレット11を整列孔40a内へ順次収納
していく。
収納が完了すると、搬送装置本体47aがシャッタ45
方向へ移動し、受取りブロック47bが該シャッタ45
の下方位置にくる。すると、シリンダ46が作動してシ
ャッタ45が開き、整列孔40a内の樹脂タブレット1
1が落下して受取りブロック47bの孔内に収納され
る。次いで、搬送装置本体47aがシャッタ45から離
れ、第2図の上下金型1,2方向へと移動し、受取りブ
ロック47b内の樹脂タブレット11を下金型2の各ス
モールポート5内へ同時に投入する。
なお、樹脂タブレット11の投入前に、すでに下金型2
にはモールドすべきリードフレームがセットされ、上下
金型1,2が加熱されているので、樹脂タブレット11
の投入後に、上下金型1,2がプランジャにより加圧さ
れて半導体素子の樹脂モールドが行われ、樹脂封止型半
導体装置が製造される。
以上のように、本実施例では、次のような利点を有して
いる。
(a) 本実施例では、樹脂タブレット11の欠損の有
無を検出し、良品のみを振分けてスモールポート5内に
投入するようにしたので、樹脂投入量の不足に伴なうモ
ールド成型の不良発生を防止でき、これによって樹脂封
止型半導体装置の歩留の向上が期待できる。その上、円
柱状樹脂タブレット11を可能なかぎり転動させずに、
スモールポート5へ投入するようにしたので、転動に伴
なう樹脂タブレット11の目減や欠損を防止できる。
(b) 樹脂タブレット11の外縁をゴムパット31,
32の内部側面に線接触状態で当接させ、該樹脂タブレ
ット11の欠損の有無を検出している。そのため、異な
る径の樹脂タブレット11に対しても、ゴムパット3
1,32の内部側面の供給口端から排出口端の範囲に合
致するものであれば、単に樹脂タブレット11とゴムパ
ット31,32との相対的な移動距離を変更するだけ
で、該ゴムパット31,32を共用することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されない。その変形例
としては、例えば次のようなものがある。
(i) 上記実施例において、タブレット供給装置10
をパーツフィーダ10aと筒体10bとで構成したが、
これを、樹脂タブレット11が転動せずに順次排出可能
な構造の装置に置き換えれば、転動に伴なう樹脂タブレ
ット11の目減りや欠損をより少なくすることができ
る。また、第1と第2の振分け装置34,35の配置位
置や構造自体を変えてもよい。
(ii) 上記実施例では、マルチプランジャ方式の上下
金型1,2を用いた樹脂モールドについて説明したが、
これ以外の金型を用いたトランスファモールディングに
ついても、本発明を適用できる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、ゴムパッ
トを用いて樹脂タブレットの欠損の有無を検出し、良品
のみを振分けて例えば金型に投入するようにしたので、
樹脂量不足に伴なう成型不良の発生を的確に防止でき
る。
その上、樹脂タブレットの被欠損検出外縁を、錐形状の
筒体からなるゴムパットの内部側面に線接触状態で当接
させ、該樹脂タブレットの欠損の有無を検出している。
そのため、異なる大きさの該樹脂タブレットに対して
も、その被欠損検出外縁が相似形状であり、且つゴムパ
ットの内部側面の一方の供給口端から他方の排出出口端
の範囲に合致するものであれば、単に樹脂タブレットと
ゴムパットとの相対的な移動距離を変更するだけで、該
ゴムパットを共用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す半導体製造装置の斜視
図、第2図は従来のマルチプランジャ方式の金型を示す
上面図、第3図は第1図中のベース落下孔付近の拡大側
面図、第4図は第1図中の検出装置付近の拡大斜視図、
第5図は第4図中のゴムパット付近の部分断面図であ
る。 1……上金型、2……下金型、3……キャビティ、5…
…樹脂注入穴(スモールポート)、10……タブレット
供給装置、11……樹脂タブレット、16……回転体
(インデックステーブル)、17……チャック部、30
……検出装置、31,32……ゴムパット、34……第
1の振分け装置、35……第2の振分け装置、47……
搬送装置、74……検出装置本体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:34 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給された樹脂タブレットを加熱しつつ加
    圧することによりキャビティに充填して半導体素子を樹
    脂モールドしてなる樹脂封止型半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記樹脂タブレットの供給は、 一方から他方にかけて次第に広がりを有する錐形状の筒
    体からなり、且つ該一方側のエアーの供給口と該他方側
    のエアーの排出口とに該筒体内部が連通されたゴムパッ
    トを準備する工程と、 前記樹脂タブレットと前記ゴムパッドとを相対的に移動
    させ、該樹脂タブレットの被欠損検出外縁を該ゴムパッ
    トの内部側面に線接触状態で当接させて、前記供給口と
    該樹脂タブレットとの間に内部空間を形成する工程と、 前記内部空間内に前記供給口を介し所定圧力でエアーを
    送り込む工程と、 前記エアーの送り込まれた前記内部空間のエアーの圧力
    値の状態を検出する工程と、 検出された前記内部空間の圧力値の状態により前記樹脂
    タブレットが基本形状であるか否かを判定する工程と、 判定された結果に基づいて前記樹脂タブレットを振分け
    る工程と、 振分けられた基本形状の前記樹脂タブレットを供給搬出
    する工程とを、 順に実行することを特徴とする樹脂封止型半導体装置の
    製造方法。
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