JPH0648562U - モップにおけるぞうきんの取付装置 - Google Patents

モップにおけるぞうきんの取付装置

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JPH0648562U
JPH0648562U JP8602792U JP8602792U JPH0648562U JP H0648562 U JPH0648562 U JP H0648562U JP 8602792 U JP8602792 U JP 8602792U JP 8602792 U JP8602792 U JP 8602792U JP H0648562 U JPH0648562 U JP H0648562U
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幸男 中田
昭仁 高井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ぞうきんの着脱を容易にすると共に外観を良
くする。 【構成】 把手25の下端に一対の保持板7,8を、そ
の中央部で回転可能に連結する。一方の保持板7にはス
トッパ10を移動可能に備えると共に押しばね13を備
える。他方の保持板8には上記ストッパ10に係合する
係止片18を設ける。一方の保持板7には、両板7,8
の表面を被覆するカバー19を備える。カバー19の表
面には上記ストッパ10を移動操作する操作部材23を
備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モップにおけるぞうきんの取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、モップにおけるぞうきんの取付装置として、把手の下端の左右に、一対 のU状の枠杆を備え、該枠杆を、図6に示すようなぞうきん1の表面両側に形成 した袋部3a,4a内に差し込んで、ぞうきんを保持するようにした形式のもの がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のように、U状の枠杆を単にぞうきんの袋部に差し込むものにおいて は、U状の枠杆の基部やぞうきんの袋部と共に基布部が露出して外観が悪い欠点 があった。
【0004】 そこで本考案は、ぞうきんのほぼ表面全体を被覆し、かつ、その被服状態でも ぞうきんの着脱が容易に行える装置を提案することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記の課題を解決するために、把手(25)の下端に一対の保持板( 7),(8)を、その中央部で回転可能に連結して備え、その一方の保持板(7 )にはストッパ(10)を他方の保持板(8)側に対して進退可能に備えると共 に該ストッパ(10)を他方の保持板(8)側へ進出するようにばね(13)で 付勢し、他方の保持板(8)には、上記一方の保持板(7)と同一平面上に位置 したときに上記進出したストッパ(10)に係止される係止片(18)を形成し 、更に、上記一方の保持板(7)には、該保持板(7)と他方の保持板(8)の 上面を被覆するカバー(19)を備え、該カバー(19)の表面には上記ストッ パ(10)を移動させる操作部材(23)を備えたことを特徴とするものである 。
【0006】
【作用】
図1の状態において、操作部材(23)をばね(13)の復帰力に抗して左方 へ移動してストッパ(10)を左方へ後退させると、そのストッパ(10)の先 端は他方の保持板(8)の係止片(18)から離脱する。
【0007】 そのため、他方の保持板(8)はその自重により回転軸(17)を中心として 下方へ回動する。 この回動によって、両保持板(7),(8)における先部の相互の間隔は狹く なり、両保持板(7),(8)をぞうきん(1)の両袋部(3a)(4a)内に 差し込むことができる。
【0008】 この差し込み後、把手(25)を押し下げると、両保持板(7),(8)が上 動し、両板(7),(8)が同一平面内に位置すると、係止片(18)がストッ パ(10)を乗り越える。すると、ストッパ(10)はばね(13)の復帰力に よって前進し、係止片(18)の下面に係止する。これによりぞうきん(1)が 両保持板(7),(8)により保持される。
【0009】 また、ぞうきん(1)を取り外す場合には、操作部材(23)を図の左方へ移 動することにより、上記のようにストッパ(10)が係止片(18)から離脱し 、両保持板(7),(8)及びぞうきん(1)の自重により、両保持板(7), (8)が半折り畳み状になって、両保持板(7)、(8)からぞうきん(1)を 取り外すことができる。
【0010】 また、ぞうきんの取付け後は、カバー(19)によって、ぞうきん(1)の基 布部(2)や袋布3,4更には両保持板(7),(8)の表面が被覆される。
【0011】
【実施例】 図に示す本考案の実施例について説明する。 図6は本考案に係るモップに使用するぞうきんを示すもので、該ぞうきん1は 、平面形状が小判形の基布2における表面の左右部に袋布3,4を設けて夫々そ のぞうきんの中央部側が開口する袋部3a,4aを形成すると共に、基布2の外 周に太紐からなるふさ状のぞうきん部5が形成されている。
【0012】 図1及び図2において、7,8は中央部で2分割された一対の保持板で、一方 が固定側保持板7に、 他方が可動側保持板8になっている。そして、両保持板 7,8からなる全体の平面形状は、上記ぞうきんの基布2の外周より若干小さい 小判形に形成されている。
【0013】 中央部における固定側保持板7の表面には、ストッパを摺動案内する案内凹部 9が形成されている。該案内凹部9における図の右側は開口されている。 該案内凹部9にはストッパ10が図の左右方向に摺動可能に備えられており、 該ストッパ10は、後述するカバーに固設された右側位置決め突起11により図 示右側方向への前進位置が規制され、左側位置決め突起12により図示左側方向 への後退位置が規制されるようになっている。
【0014】 また、ストッパ10の右側先端に一体形成したストッパ部10aは、ストッパ 10が右側位置決め突起11に係止した場合に、固定側保持板7の右側7aから 突出するように形成されている。また該ストッパ部10aの表面側は平面に形成 され、裏面は案内曲面に形成されている。
【0015】 13はストッパ10の左側後面と案内凹部9の後壁面間に圧縮介在したコイル スプリングからなる復帰用のばねで、ストッパ10を常時図面において右方向( 前進方向)へ付勢している。該ばね13の定数はストッパ10をその摺動摩擦力 に抗して移動させるに十分な小さなもので良い。
【0016】 ストッパ10の左側後部には後述する操作部材23の取付部10bが一体に延 長形成されている。 案内凹部9の前後側(図面で上下側)には可動側保持板8の回転軸が嵌合する 溝14が形成されている。該溝14の上面開口部は、後述するカバー19の一部 によって閉塞される。
【0017】 15はカバーの取付用穴である。 可動側保持板8の左端には、腕16,16が一体に突設されており、その先端 に回転軸17,17が設けられている。該回転軸17,17は上記固定側保持板 7に形成した溝14に回転可能に嵌合されており、該回転軸17,17を中心と して可動側保持板8が表裏方向に回転できるようになっている。
【0018】 18は可動側保持板8に一体的に突設した係止片で、該可動保持板8を固定側 保持板7と同一平面上に位置させた場合に、上記ストッパ10aの上面に係止す るようになっている。
【0019】 19はカバーで、その平面形状は図4に示すように、上記両保持板7,8から なる全体の平面形状とほぼ同一の小判形に形成されている。 該カバー19の中央部裏面には、図3に示すような取付脚20が一体形成され ており、該脚20の下部に形成したねじ穴と前記固定側保持板7に形成した取付 用穴15とにねじ21を螺着して、カバー19が固定側保持板7の表面側に固着 されている。
【0020】 22は案内長穴で、図において左右方向に長く形成されている。 23は操作部材で、上記案内長穴22に左右方向に摺動可能に嵌合されており 、その上部はカバー19の表面より突出している。そして、該操作部材23は、 その裏面において、上記ストッパ10の取付部10bにねじ24によって連結さ れている。
【0021】 25は把手で、その下端には支軸26により連結杆27が回転可能に連結され 、更に該連結杆27の下端が支軸28によって上記カバー19に回転可能に連結 されている。両支軸26と28は相互に直交する方向に配設され、ユニバーサル ジョイントになっている。
【0022】 尚、カバー19の外周端は、上記固定側保持板7及び可動側保持板8の外周端 との間に、上記ぞうきん1の袋布3,4が挿通できる隙間29が生じるように両 板7,8から上方へ離間している。
【0023】 次にぞうきんの取付操作について説明する。 図1及び図2の状態(ぞうきんは取り付けられていない)において、作業者の 手により操作部材23を、復帰用のばね13に抗して図において左方へ移動させ る。すると、ストッパ10が左方へ移動し、可動側保持板8の係止片18から離 脱する。
【0024】 この離脱により、可動側保持板8は、その自重によって、その回転軸17,1 7を中心として下方へ回動し、図5の(a)に示すような半折り畳み状態になる 。
【0025】 この半折り畳み状態は、図2で示す腕16が固定側保持板7の切欠端面7bに 当ることにより位置決めされ、かつこの状態での可動側保持板8と固定側保持板 7との両端の間隔dは、図5(a)に示すように、ぞうきん1における両袋布3 ,4の端部間隔Dよりも小さくなるようにしてある。
【0026】 この半折り畳み状態において、固定側保持板7及び可動側保持板8をぞうきん 1に対して図5(a)のように位置させ、この状態から把手25を押し下げる。 すると、両板7,8は相互に開き、固定側保持板7が袋布3の裏面側に潜り込み 、可動側保持板8が袋布4の裏面側に潜り込み、またカバー19は袋布3,4の 表面側において水平状態になる。
【0027】 両板7,8が水平状態に近ずくと、可動側保持板8の係止片18がストッパ1 0のストッパ部10aにおける案内曲面に当接し、ストッパ10が復帰用のばね 13に抗して図の左方へ後退する。両板7,8が水平状態になり、係止片18が ストッパ部10aの表面側に達すると、復帰用ばね13の復帰力によってストッ パ10が右方へ前進し、係止片18の裏面に進入係合して可動側保持板8の水平 状態が保持される。
【0028】 そのため、図5(b)に示すように、両板7,8がぞうきん1の両袋部3a, 4a内に入ってぞうきん1が保持され、かつカバー19が両袋部3a,4a等を 被覆する。
【0029】 次に、図5(b)のぞうきん1の保持状態から、ぞうきん1を取り外す場合に は、操作部材23を図で左方へ移動することにより、前記と同様に、ストッパ部 10aが係止片18から離脱し、両板7,8はぞうきん1及び両板7,8の自重 によって図5(a)のように半折り畳み状態となり、ぞうきん1が自重により両 板7,8から離脱する。
【0030】 尚、両保持板7,8は夫々合成樹脂による板状に形成したが、従来のようなU 字状の杆であってもよい。
【0031】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、弱いばね力に抗して操作部材を移動することに より両保持板を半折りできるため、婦女子でも容易にぞうきんの取替えができる 。
【0032】 また、カバーによりぞうきんの基布部や袋部更には両保持板の表面が被覆され 、外観がすっきりして美観が極めて良くなる。 また、このようにカバーを設けても、ストッパ機構とこれを操作する操作部材 を設け、その操作部材をカバーの表面に備えたので、カバーが何等支障なく保持 板の折り畳み操作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す側断面図。
【図2】 同カバーを外した平面図。
【図3】 図1におけるA−A線拡大断面図。
【図4】 ぞうきんを取り付けた状態の斜視図。
【図5】 (a)はぞうきんの取り付け前の状態、
(b)はぞうきんの取り付け状態を示す夫々説明用の線
図。
【図6】 ぞうきんの斜視図。
【符号の説明】
7,8 保持板 10 ストッパ 13 ばね 17 回転軸 18 係止片 19 カバー 23 操作部材 25 把手

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把手(25)の下端に一対の保持板
    (7),(8)を、その中央部で回転可能に連結して備
    え、その一方の保持板(7)にはストッパ(10)を他
    方の保持板(8)側に対して進退可能に備えると共に該
    ストッパ(10)を他方の保持板(8)側へ進出するよ
    うにばね(13)で付勢し、他方の保持板(8)には、
    上記一方の保持板(7)と同一平面上に位置したときに
    上記進出したストッパ(10)に係止される係止片(1
    8)を形成し、更に、上記一方の保持板(7)には、該
    保持板(7)と他方の保持板(8)の上面を被覆するカ
    バー(19)を備え、該カバー(19)の表面には上記
    ストッパ(10)を移動させる操作部材(23)を備え
    たことを特徴とするモップにおけるぞうきんの取付装
    置。
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