JPH0648525U - 電気鍋 - Google Patents

電気鍋

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JPH0648525U
JPH0648525U JP8476992U JP8476992U JPH0648525U JP H0648525 U JPH0648525 U JP H0648525U JP 8476992 U JP8476992 U JP 8476992U JP 8476992 U JP8476992 U JP 8476992U JP H0648525 U JPH0648525 U JP H0648525U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱容量の大きな鍋の外周を覆う外装体の強度
を向上すること。 【構成】 鍋3の鍔部4には外装体1の開口上縁に対向
する対向面から上記開口内にのびる複数の支持部7を設
け、該支持部7には支持部材8を設け、上記外装体1に
は上記支持部材8を受ける支持受部10を設け、上記鍋
3の底面12に設けたボス16は上記外装体1の底面に
ネジ21によってネジ止めされているとともに、上記外
装体1の上記開口縁と上記鍋3の上記開口周囲端とを離
間して上記鍋3を上記外装体1に保持した。上記支持部
材8は弾性を有し、上記対向面5には上記弓なり状の上
記支持部材8を矯正して上記支持部7に保持する付加支
持部24を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気鍋に関し、特に、鍋と、この鍋の外周を覆う外装体との固定構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気鍋は、図3に示すように、金属製の鍋100と、この鍋100の外 周を覆っている外装体101とを有している。鍋100の裏面には複数の脚10 3が設けられている。これらの脚103と外装体101とが鍋100の裏面から 下向きに突出しているボス104にネジ止めされている。また、外装体101の 周縁には逆U状の取手部105が形成されている。取手部105は、外装体10 1の一部で成り立っていて、取手部105を持つことで電気鍋を移動できるもの である。
【0003】 このような、電気鍋では、調理用途によって鍋100の深さ寸法を大きくする と、使用中の火傷を防止するために、外装体101の高さ寸法も大きくなってし まう。同時に、取手部105の寸法も高くなるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、外装体101の高さ寸法が大きくなると、鍋100のボス10 4によって外装体101を固定するだけでは強度が不足してしまうという問題が ある。
【0005】 さらに、鍋100の上部は、鍋100の側壁と温度が変わらず、例えば、電気 てんぷら鍋は、160〜180℃位の高温であるため、外装体101を高耐熱樹 脂によって作らなければならない。また、鍋100と外装体101との間におけ る熱伝導を減少させるためのは、これらの間に何等かの別部品を介在させなけれ ばならず構造や組み立て作業が複雑になってしまう。
【0006】 それ故に、本考案の課題は、熱容量の大きな鍋の外周を覆う外装体の強度を向 上した電気鍋を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、鍋と、該鍋の外周を覆う外装体とを含む電気鍋において、上 記鍋は上端から外方にのび上記外装体の上記開口部の上縁面に対向する鍔部を有 し、該鍔部は上記上縁面に対向する対向面から上記開口部の内方にのびる複数の 支持部と、上記鍋の外底面から上記外装体の底面にのびたボスとを有し、上記支 持部には上記対向面と離間し上記対向面に平行に細長形状の支持部材を設け、上 記外装体は上記支持部材を受ける支持受部を有し、上記ボスは上記外装体の底面 にネジによってネジ止めされていることを特徴とする電気鍋が得られる。
【0008】
【作用】
本考案によると、外装体が鍋の高熱抵抗の保持部材を介して鍋とボスとによっ て挟まれて保持され、外装体の上部が鍋と接するのは高熱抵抗で作った保持部材 以外にはならずその他の鍋と外装体との間は熱的に絶縁されるので、外装体の温 度を低く保つことができる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の電気鍋の一実施例を示す分解斜視図、図2は図1の電気鍋を組 み立てた状態を示す斜視図である。図1及び図2を参照して、電気鍋は、鍋3と 、この鍋3の外周を覆う外装体1とを有している。鍋3は外装体1の開口部2か ら外装体1の内部に収容される。鍋3は上端から外方にのびている鍔部4を有し ている。鍔部4は外装体1の開口部2の上縁面2aに対向している。鍔部4には 外装体1の開口部2の上縁面2aに対向する対向面5から開口部2の内方にのび る一対の支持部7が設けられている。一対の支持部7は所定間隔をもって配置さ れている。
【0010】 支持部7には、対向面5と離間しこの対向面5に平行に設けた細長形状の支持 部材8が設けられている。支持部材8は高熱抵抗のステンレス棒を用いている。 支持部材8は、ステンレス棒に限らず、高熱抵抗で弾性力を有する部材であれば よい。また、外装体はPBT樹脂によって作られている。
【0011】 外装体1には支持部材8を受ける一対の支持受部10が設けられている。一対 の支持受部10は支持部7よりも内側にあって、所定間隔をもって位置している 。支持受部10の上端には支持部材8を径方向に嵌め込むための凹部11が形成 されている。鍋3はその外底面12から外装体1の底面15にのびたボス16を 有している。ボス16は鍋3と一体に形成されるものであって、外装体1の底面 15にネジ21によってネジ止めされるためのネジ穴18を有している。
【0012】 支持部材8はそれ自身に弾性力を有しており、組み込むことにより弓なり状に 曲げられ組み込み時の脱落の防止を図っている。支持部7は支持部材8の両端部 を係止するものである。また、対向面5には弓なり状に曲げられた状態を作る付 加支持部24が設けられている。支持部7の外側にはこれらの支持部7に係止さ れる支持部材8が長手方向へ移動するのを阻止するために一対のストッパー部2 5が設けられている。ストッパー部25は支持部7と同様に、鍔部4の対向面5 から突出するように設けられている。
【0013】 鍋3は、例えば、アルミニュームによって形成されており、底面12にはシー ズヒータ31が鋳込まれている。シーズヒータ31は、温度調節器32を介して マグネットプラグ33に接続されている。マグネットプラグ33は、差し込みプ ラグ34に接続される。
【0014】 次に、この電気鍋の組み立てについて説明する。支持部材8を弓なり状に曲げ ながら鍋3の支持部7に係止される。同時に付加支持部24には弓なり状に曲げ られた状態の支持部材8を直線状に矯正して係止する。このように、支持部材8 を支持部7及び付加支持部24に係止すると、支持部材8は弾性力があるため、 支持部7及び付加支持部24から脱落することなくしっかりと係止される。
【0015】 この鍋3を外装体1に収容する。このとき、支持部材8が支持受部10の凹部 11に嵌め込まれるように外装体1に鍋3を収容される。さらに、ボス16には 外装体1の底部15の外側から金属板40を介してネジ21を螺合することによ って締め付ける。
【0016】 この状態において、外装体1には鍋3が直接接する部分がなく、鍋3から外装 体1への熱伝導を小さくできる。
【0017】
【考案の効果】
以上、実施例により説明したように、本考案のによると、熱容量の大きな鍋の 外周を覆う外装体を鍋の鍔部に設けた熱抵抗の高い保持部材と鍋の対向面のボス とで挟み込むように保持したので外装体の強度が向上する。
【0018】 また、支持部材によって外装体と鍋との間に隙間が作られるため、鍋から外装 体への熱伝導を減少させることができる。
【0019】 さらに、外装体に鍋を収容して、ボスに一本のネジによってネジ止めするとい う簡単な作業で両者が保持されるため、組み立て作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電気鍋の一実施例を示す分解斜視図で
ある。
【図2】図1の電気鍋を組み立てた状態を示す斜視図で
ある。
【図3】従来の電気鍋を示す断面図である。
【符号の説明】
1,101 外装体 3,100 鍋 4 鍔部 5 対向面 7 支持部 8 支持部材 10 支持受部 16,104 ボス 21 ネジ 24 付加支持部 103 脚 105 取手部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋と、該鍋の外周を覆う外装体とを含む
    電気鍋において、上記鍋は上端から外方にのび上記外装
    体の開口部の上縁面に対向する鍔部を有し、該鍔部は上
    記上縁面に対向する対向面から上記開口部の内方にのび
    る複数の支持部と、上記鍋の外底面から上記外装体の底
    面にのびたボスとを有し、上記支持部には上記対向面と
    離間し上記対向面に平行に細長形状の支持部材を設け、
    上記外装体は上記支持部材を受ける支持受部を有し、上
    記ボスは上記外装体の底面にネジによってネジ止めされ
    ていることを特徴とする電気鍋。
  2. 【請求項2】 上記支持部材は弾性を有し、かつ弓なり
    状に曲げられており、上記支持部は、上記支持部材の両
    端部を保持するものであり、上記対向面には上記弓なり
    状に曲げられた状態の上記支持部材を直線状に矯正して
    上記支持部に保持する付加支持部を設けた請求項1記載
    の電気鍋。
JP8476992U 1992-12-09 1992-12-09 電気鍋 Expired - Lifetime JP2585688Y2 (ja)

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JPH0648525U true JPH0648525U (ja) 1994-07-05
JP2585688Y2 JP2585688Y2 (ja) 1998-11-25

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