JPH0648381U - ブラシレスモータ - Google Patents
ブラシレスモータInfo
- Publication number
- JPH0648381U JPH0648381U JP8439492U JP8439492U JPH0648381U JP H0648381 U JPH0648381 U JP H0648381U JP 8439492 U JP8439492 U JP 8439492U JP 8439492 U JP8439492 U JP 8439492U JP H0648381 U JPH0648381 U JP H0648381U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- rotor
- core
- magnets
- brushless motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Brushless Motors (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロータに永久磁石を用いたインナロータ型の
ブラシレスモータに関し、加工が容易で、かつ、組立性
が良好なブラシレスモータを提供することを目的とす
る。 【構成】 ロータ15をコア部16とマグネット17-1
〜17-4とを樹脂18により一体的に固着した構成とす
る。コア部16はヨークを構成する軟磁性体よりなる板
材16-1〜16-9を積層してなり、板材16-1〜16-9
の外周部16bに突起部16dを一体的に形成し、マグ
ネット17-1〜17-4の両端部を突起部16dに突き当
てることによりマグネット17-1〜17-4をコア部16
に対して位置決めする。
ブラシレスモータに関し、加工が容易で、かつ、組立性
が良好なブラシレスモータを提供することを目的とす
る。 【構成】 ロータ15をコア部16とマグネット17-1
〜17-4とを樹脂18により一体的に固着した構成とす
る。コア部16はヨークを構成する軟磁性体よりなる板
材16-1〜16-9を積層してなり、板材16-1〜16-9
の外周部16bに突起部16dを一体的に形成し、マグ
ネット17-1〜17-4の両端部を突起部16dに突き当
てることによりマグネット17-1〜17-4をコア部16
に対して位置決めする。
Description
【0001】
本考案はブラシレスモータに係り、特にロータに永久磁石を用いたインナロー タ型のブラシレスモータに関する。
【0002】
ブラシレスモータではロータ側をマグネットで構成する。ロータを構成するマ グネットとしては個別に形成され、磁化されたマグネットを張り合わせることに より多極着磁するように構成されるセグメントタイプのものと一体的に形成され たマグネットを部分的に着磁することにより多極着磁してなるリング状のものと がある。
【0003】 リング状のマグネットは一体的に形成されているため組立性は良好となるが、 発生する磁力が弱いため、比較的大きな磁力が得られ、トルク、効率等において 、モータの性能を十分に引き出せるセグメントタイプのマグネットが多く用いら れるようになってきている。
【0004】 図5に従来のセグメントタイプのマグネットをロータに用いたブラシレスモー タの一例の構成図を示す。同図中、1はステータ部を示す。ステータ部1は円環 状をなし、ヨーク1aにコイル1bを巻回することにより複数の磁界を発生させ 、磁極歯1cを磁極として、この磁極をコイル1bへの信号を変えることにより 変化させ、ロータ2を回転させる。コイル1bには接続部3を介して接続コード 4が接続され、外部から駆動信号が供給される。
【0005】 ステータ部1は収納ケース5内に固定される。収納ケース5はケース部材5a 及びカバー部材5bとよりなりケース部材5aには出力軸6を軸受けする軸受部 5a-1が形成され、カバー部材5bにはロータ2を回転自在に保持する軸5b-1 が植設されている。
【0006】 図6に従来のロータ2の構成図を示す。ロータ2は、コア2a,4個のセグメ ントマグネット2b-1〜2b-4,ジョイント2cよりなる。セグメントマグネッ ト2b-1〜2b-4はコア2aの外周部に圧入により固定され、コア2aの内周部 にはジョイント2cが接着剤等により接着されていた。
【0007】 図7にコア2aの構成図を示す。コア2aは図7に示すような略円筒形状に切 削加工により成形されていた。コア2aの外周部2a-1にはセグメントマグネッ ト2b-1〜2b-4が固着され、内周部2a-2にはジョイント2cが固着される。
【0008】 このとき、セグメントマグネット2b-1〜2b-4の固着位置はモータの特性に 影響するため、治具や設備等により高精度に位置決めされ、固着されていた。
【0009】 図8にジョイント2cの構成図を示す。ジョイント2cは円筒形状をなし、外 周部2c-1はコア2aの内周部2a-2と嵌合し、圧入固定される。内周部2c-2 はカバー部材5bの軸5b-1と係合し、ロータ2を保持すると共に、その上部に 形成された溝部2c-3によりロータ2を出力軸6と係合する。
【0010】 図9に出力軸6の構成図を示す。出力軸6はケース部材5aの軸受部5a-1に より回転自在に保持されると共に一端にピン6aを有し、ピン6aがジョイント 2cの溝部2c-3と係合してロータ2と係合し、ロータ2の回転に応じて回転す る。また出力軸6の他端には溝部6bが構成されていて、外部との係合を行なう 構成とされている。
【0011】
しかるに、従来のブラシレスモータではロータを構成するヨーク部は削り出し により加工しなければならず、加工に手間がかかると共に出力シャフトとのジョ イント部を別体で形成しなければならないため、組立性が悪く、従って、コスト がかかってしまう。また、マグネットはヨーク部の外周に接着されるだけであっ たため、マグネットが離脱する恐れがあると共に、マグネットの位置決めが困難 であるため、マグネットの位置決めに専用の治具や設備が必要となり組立性が悪 い等の問題点があった。
【0012】 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、加工が容易で、かつ、組立性が良 好なブラシレスモータを提供することを目的とする。
【0013】
本考案は外周部にマグネットが配設されたロータと、ロータの周囲に配置され 、マグネットに駆動磁界を印加するステータとを有するブラシレスモータにおい て、前記ロータは外周部に前記マグネットと係合し、前記マグネットの位置決め を行なう突起部を有する磁性体板を積層してなり、前記マグネットの磁路を形成 するコア部を具備してなる。
【0014】
ロータはコアの外周にマグネットを固着してなる。コアは磁性体板を積層して なり、その外周部にはマグネットを位置決めするための突起部が形成されている 。
【0015】 磁性体板はプレス加工により容易に加工できるため、生産性を向上させること ができる。
【0016】 また、突起部によりマグネットをコアに対して容易に、かつ、高精度に位置決 めし、固着できるため、組立性を向上させることができる。
【0017】
図1は本考案の一実施例の構成図を示す。同図中、11はステータを示す。ス テータ11は円環状に配設された複数のコイル部11a及びヨーク部11bより なる。ヨーク部11bは磁性体よりなる板材を積層してなり、コイル部11aは ヨーク部11bに巻回される。コイル部11aは接続部13を介して、接続コー ド14と接続され、外部から駆動信号が供給される。
【0018】 ステータ11はケース12内に収納され、ケース12に固定される。ステータ 11の内周部分にはロータ15が回転自在に配設される。ケース12はケース部 材12a及びカバー部材12bより構成され、ケース部材12aには出力軸19 の軸受部12a-1が形成され、カバー部材12bにはロータ15を回転自在に保 持する軸12b-1が植設される。
【0019】 図2にロータ15の構成図を示す。ロータ15は主にコア部16,及びマグネ ット17-1〜17-4よりなる。
【0020】 マグネット17-1〜17-4とコア部16とは樹脂モールドされ、樹脂18によ り一体的に固着される。
【0021】 樹脂モールド時に、コア部16の内周部16aには軸受部15b及び係合部1 5cが形成される。
【0022】 図3にコア部16の構成図を示す。コア部16は図3(A)に示すような平面 形状を有し、鉄板等の軟磁性体材料よりなる薄板鋼板材(以後、単に板材と呼ぶ )16-1〜16-9を図3(B)に示すように複数枚積層して、固着してなる。
【0023】 板材16-1〜16-9は円環状をなし、その内周部16a内には後述する出力軸 との係合用の溝部16bが形成されている。また、板材16-1〜16-9の外周部 16cにはマグネット17の位置決め用の突出部16dが形成されている。さら に、板材16-1には板材16-2との位置決めを行なうための丸穴16e-1が形成 される。板材16-2〜16-9にはプレス加工により位置決め部16e-2〜16e -9が形成される。位置決め部16e-2〜16e-9は板材16-2〜16-9の一面側 が突出し、凸部を形成し他面側で凹部を形成している。
【0024】 板材16-2の位置決め部16e-2の凸部は板材16-1の丸穴16e-1と係合し 、板材16-1と板材16-2との位置決めが行なわれる。板材16-2の位置決め部 16e-2の他面に形成された凹部には板材16-3の位置決め部16e-3の一面に 形成される凸部が係合し、板材16-2と板材16-3との位置決めが行なわれる。 板材16-3〜16-9は板材16-2と板材16-3と同様に位置決めされる。以上の ようにして板材16-1〜16-9が一体的に積層される。
【0025】 図4に1つのマグネット17の構成図を示す。内周部17aはコア部16の外 周形状に係合する周率を有し、両端面17bは互いの面の角度が90°で交叉す る構成とされている。
【0026】 また、両端面17bの内周側にはテーパ部17cが形成されていて、このテー パ部17cは共にコア部16の突出部16dと係合して、コア部16の外周部1 6c上に位置決めされる。
【0027】 マグネット17-1〜17-4は内周側から外周側に向って着磁される。マグネッ ト17-1,17-3とマグネット17-2,17-4とは互いに逆方向に着磁されてい る。
【0028】 マグネット17-1〜17-4の各端面17bは、公差上、図2に示すように必ず スキマdが発生し、さらに、加工上、テーパ部17cが形成される。そのスキマ dとテーパ部17cを利用して、コア部15の外周に形成された突起部16dが 相互に補完しあって位置決めされる。
【0029】 以上のように、本実施例によれば、ロータ15は樹脂18によりコア部16と マグネット17とを一体的に固着してなる構成であるため、マグネット17をコ ア部16と容易かつ確実に固着できる。
【0030】 また、コア部16は板材16-1〜16-9を積層して構成されており、板材16 -1〜16-9はプレス加工等により容易に形成できる。
【0031】 このように、加工及び組立が容易かつ確実に行ない得るため、生産性が向上し 、コストを低下させ得る。
【0032】
上述の如く、本考案によれば、ロータはマグネットと積層コアとを一体的に樹 脂封止してなるため、マグネットの位置決めを容易に行ない得、コアに容易、か つ、確実に保持でき、また、積層コアは板材をプレス加工により形成でき、加工 が容易であると共に組立性も良好であるため、生産性を向上させることができる 等の特長を有する。
【図1】本考案の一実施例の構成図で、(A)は平面
図、(B)は断面図である。
図、(B)は断面図である。
【図2】本考案の一実施例のロータ部の構成図で、
(A)は平面図、(B)は断面図である。
(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図3】本考案の一実施例のヨークの構成図で、(A)
は平面図、(B)は断面図である。
は平面図、(B)は断面図である。
【図4】本考案の一実施例のマグネットの構成図で、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図5】従来の一例の構成図で、(A)は平面図、
(B)は断面図である。
(B)は断面図である。
【図6】従来の一例のロータ部の構成図で、(A)は平
面図、(B)は断面図である。
面図、(B)は断面図である。
【図7】従来の一例のジョイント部の構成図で、(A)
は平面図、(B)は半断面図である。
は平面図、(B)は半断面図である。
【図8】従来の一例のヨーク部の構成図で、(A)は平
面図、(B)は断面図である。
面図、(B)は断面図である。
【図9】従来の一例の出力シャフトの構成図である。
11 ステータ部 12 ケース 12a ケース部材 12a-1 軸受部 12b カバー部材 12b-1 軸 15 ロータ 16 コア部 16-1〜16-9 板材 16d 突起部 17 マグネット 18 樹脂 19 出力軸
Claims (1)
- 【請求項1】 外周部にマグネットが配設されたロータ
と、該ロータの周囲に配置され、該マグネットに駆動磁
界を印加するステータとを有するブラシレスモータにお
いて、 前記ロータは外周部に前記マグネットと係合し、前記マ
グネットの位置決めを行なう突起部を有する磁性体板を
積層してなり、前記マグネットの磁路を形成するコア部
を具備してなるブラシレスモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8439492U JPH0648381U (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8439492U JPH0648381U (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | ブラシレスモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0648381U true JPH0648381U (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=13829360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8439492U Pending JPH0648381U (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | ブラシレスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648381U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1113925A (ja) * | 1997-06-30 | 1999-01-22 | Saginomiya Seisakusho Inc | ロータリ式流路切換弁の弁座板構造 |
JP2001298887A (ja) * | 2000-04-14 | 2001-10-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モータ |
CN107210634A (zh) * | 2015-01-15 | 2017-09-26 | 河南电气株式会社 | 马达的转子 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03245760A (ja) * | 1990-02-23 | 1991-11-01 | Matsushita Electric Works Ltd | 無刷子電動機 |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP8439492U patent/JPH0648381U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03245760A (ja) * | 1990-02-23 | 1991-11-01 | Matsushita Electric Works Ltd | 無刷子電動機 |
Cited By (6)
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JP4552267B2 (ja) * | 2000-04-14 | 2010-09-29 | パナソニック株式会社 | モータ |
CN107210634A (zh) * | 2015-01-15 | 2017-09-26 | 河南电气株式会社 | 马达的转子 |
JP2018501774A (ja) * | 2015-01-15 | 2018-01-18 | ハナム電気株式会社Ha Nam Electricity Co., Ltd. | モーターのローター |
US10574104B2 (en) | 2015-01-15 | 2020-02-25 | Ha Nam Electricity Co., Ltd. | Rotor of motor |
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