JPH0647801B2 - 木レンガの敷設枠 - Google Patents
木レンガの敷設枠Info
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- JPH0647801B2 JPH0647801B2 JP1192388A JP19238889A JPH0647801B2 JP H0647801 B2 JPH0647801 B2 JP H0647801B2 JP 1192388 A JP1192388 A JP 1192388A JP 19238889 A JP19238889 A JP 19238889A JP H0647801 B2 JPH0647801 B2 JP H0647801B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、木レンガを保持したそれを歩道や駐車場等の
要敷設領域に連設配置することにより、それらの領域の
木レンガ舗装を行なうための木レンガの敷設枠に関する
ものである。
要敷設領域に連設配置することにより、それらの領域の
木レンガ舗装を行なうための木レンガの敷設枠に関する
ものである。
[従来の技術] 木レンガの敷設枠は本発明者の提案に係るもので、概
ね、枠体中に保持区画を構成し、保持区画を区画する区
画壁には斜め下向きの弾力性を有する鍔片を構成したも
ので、これを、その保持区画に木レンガを保持させた上
で、所定の領域に敷設し、木レンガの舗装を完成させる
ものである(特開昭64−33301号等)。
ね、枠体中に保持区画を構成し、保持区画を区画する区
画壁には斜め下向きの弾力性を有する鍔片を構成したも
ので、これを、その保持区画に木レンガを保持させた上
で、所定の領域に敷設し、木レンガの舗装を完成させる
ものである(特開昭64−33301号等)。
木レンガ舗装路の造成を、各木レンガ間の上面の高さに
差が生ぜず平坦に、容易かつスピーディに行ない得られ
るものとし、加えて得られる木レンガ舗装路に於いて、
水分状態の変化に伴う膨張収縮によっても個々の木レン
ガがその下地から剥離する等の不都合が容易には生じな
いものとすることを目的としたものである。
差が生ぜず平坦に、容易かつスピーディに行ない得られ
るものとし、加えて得られる木レンガ舗装路に於いて、
水分状態の変化に伴う膨張収縮によっても個々の木レン
ガがその下地から剥離する等の不都合が容易には生じな
いものとすることを目的としたものである。
[発明が解決しようとする課題] 従来の木レンガの敷設枠は、上記のような構成であり、
上記した目的をほぼ達成できるものである。しかし保持
する木レンガの材質や設置領域の気象条件等の種々の条
件により、保持されている木レンガが前記鍔片による吸
収限度を越て膨張収縮する場合が稀にあり、このような
場合には、敷設されている一部の敷設枠がアーチ状に盛
り上がる等の不都合が生じる虞がある。
上記した目的をほぼ達成できるものである。しかし保持
する木レンガの材質や設置領域の気象条件等の種々の条
件により、保持されている木レンガが前記鍔片による吸
収限度を越て膨張収縮する場合が稀にあり、このような
場合には、敷設されている一部の敷設枠がアーチ状に盛
り上がる等の不都合が生じる虞がある。
本発明は、このような問題点を解決し、更に大きな木レ
ンガの膨張収縮に対応できる敷設枠を提供することを目
的とするものである。
ンガの膨張収縮に対応できる敷設枠を提供することを目
的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の要旨とするところは、 平面から見て四辺形の枠体に、隣接する相互間に木レン
ガの膨張収縮を吸収する間隙を介在させて、木レンガを
保持する平面から見て四辺形の複数の保持区画を縦横に
区画構成し、 上記間隙を挾んで隣接する保持区画の区画壁の上端間
を、上記間隙の幅の伸縮を許容しつつ結合する結合板で
結合し、 かつ各々上記結合板で結合した隣接する各区画壁の両端
付近に、区画壁の高さ方向の途中より上方の部分が上記
途中付近を軸中心として上記間隙の幅を伸縮させるべく
後退復帰可能に、上端から上記途中までのスリットを形
成し、 上記各区画壁に、保持区画の内方斜め下向きに弾性を有
する鍔片を張出し構成し、更に上記各保持区画の下部に
は透水用開口をあけた底板を構成し、 加えて、枠体の相互に隣接する二側辺には各々接続雄部
を、他の二側辺には各々他の枠体の上記接続雄部と接続
し得る接続雌部を、それぞれ構成した木レンガの敷設枠
である。
ガの膨張収縮を吸収する間隙を介在させて、木レンガを
保持する平面から見て四辺形の複数の保持区画を縦横に
区画構成し、 上記間隙を挾んで隣接する保持区画の区画壁の上端間
を、上記間隙の幅の伸縮を許容しつつ結合する結合板で
結合し、 かつ各々上記結合板で結合した隣接する各区画壁の両端
付近に、区画壁の高さ方向の途中より上方の部分が上記
途中付近を軸中心として上記間隙の幅を伸縮させるべく
後退復帰可能に、上端から上記途中までのスリットを形
成し、 上記各区画壁に、保持区画の内方斜め下向きに弾性を有
する鍔片を張出し構成し、更に上記各保持区画の下部に
は透水用開口をあけた底板を構成し、 加えて、枠体の相互に隣接する二側辺には各々接続雄部
を、他の二側辺には各々他の枠体の上記接続雄部と接続
し得る接続雌部を、それぞれ構成した木レンガの敷設枠
である。
上記枠体は、これに構成する各構成要素とともに弾力性
を有するプラスチック材により一体に成形するのが適当
である。
を有するプラスチック材により一体に成形するのが適当
である。
上記枠体の平面形状は四辺形であるが、敷設上の都合か
ら正方形又は長方形が適当である。
ら正方形又は長方形が適当である。
また上記保持区画の平面形状も四辺形であるが、同様に
正方形又は長方形が適当である。即ち、最も一般的であ
る正方形又は長方形の木レンガを保持すべく構成するの
が適当である。
正方形又は長方形が適当である。即ち、最も一般的であ
る正方形又は長方形の木レンガを保持すべく構成するの
が適当である。
上記間隙は、上記縦横に配列された保持区画間に幅の狭
い空間として構成すれば良い。
い空間として構成すれば良い。
また上記結合板は、隣接する保持区画の区画壁の途中か
ら上部が、木レンガが膨張した際に、間隙側に倒れるこ
とが可能な状態で、結合することができるものであれば
良い。
ら上部が、木レンガが膨張した際に、間隙側に倒れるこ
とが可能な状態で、結合することができるものであれば
良い。
例えば、上記結合板は、上記間隙の上方に向かって膨ら
むアーチ状結合板に構成する。または上記間隙の上方に
向かって尖る断面逆V字状結合板に構成する。あるい
は、上記間隙の下方に向かって尖る断面V字状結合板に
構成することができる。
むアーチ状結合板に構成する。または上記間隙の上方に
向かって尖る断面逆V字状結合板に構成する。あるい
は、上記間隙の下方に向かって尖る断面V字状結合板に
構成することができる。
勿論上記結合板はこれ以外の構成でも、上記条件を満足
するものであれば良い。
するものであれば良い。
なお前記スリットは、区画壁が間隙側に倒れ又は復帰で
きるようにする趣旨のものである。その上端から途中ま
での長さは、枠体全体の強度と、木レンガの膨張収縮の
程度とを考慮して定める。木レンガは、水分状態の変化
が特にその上部で生じるため、結果として上部に膨張収
縮の現象が生じる。したがって区画壁の上部が間隙側に
必要なだけ倒れ得るようにすれば良い訳である。
きるようにする趣旨のものである。その上端から途中ま
での長さは、枠体全体の強度と、木レンガの膨張収縮の
程度とを考慮して定める。木レンガは、水分状態の変化
が特にその上部で生じるため、結果として上部に膨張収
縮の現象が生じる。したがって区画壁の上部が間隙側に
必要なだけ倒れ得るようにすれば良い訳である。
また上記木レンガは、これを前記保持区画に装入した場
合に、前記鍔片の下端がそれに係止することで保持区画
中に固定されるように、その側部途中に、それより下方
が拡大する段差を構成するのが適当である。勿論このよ
うな構成としなくても良い。ただし上記段差を構成しな
かった場合には、底板側からビス等によって保持区画中
に固定する必要が生じる。
合に、前記鍔片の下端がそれに係止することで保持区画
中に固定されるように、その側部途中に、それより下方
が拡大する段差を構成するのが適当である。勿論このよ
うな構成としなくても良い。ただし上記段差を構成しな
かった場合には、底板側からビス等によって保持区画中
に固定する必要が生じる。
前記接続雄部及び接続雌部は相互が接続し得る構成であ
れば、特別のそれに限定されない。
れば、特別のそれに限定されない。
なおまた前記結合板の上部には、場合により砂類を接着
剤等により付着させることでその外観の美観の向上を図
ることもできる。
剤等により付着させることでその外観の美観の向上を図
ることもできる。
[作用] 本発明は、以上のような構成であるから、以下に説明す
るように、従来の敷設枠と同様に、木レンガを保持した
上で、下地上に連設配置することで容易に木レンガによ
る舗装を完成し得、更にこうして完成した木レンガ舗装
では、保持している木レンガの膨張収縮を充分に吸収し
得るため、舗装後に一部の敷設枠がアーチ上に浮き上が
るような問題は生じない。
るように、従来の敷設枠と同様に、木レンガを保持した
上で、下地上に連設配置することで容易に木レンガによ
る舗装を完成し得、更にこうして完成した木レンガ舗装
では、保持している木レンガの膨張収縮を充分に吸収し
得るため、舗装後に一部の敷設枠がアーチ上に浮き上が
るような問題は生じない。
先ず要敷設領域には砂利下地等の透水性の下地を平坦に
造成するのが良い。
造成するのが良い。
一方要敷設領域の面積に応じた数の敷設枠を準備し、そ
の各保持区画に木レンガを装入保持させる。木レンガと
しては、前記したように、側部の途中に段差を形成した
それを使用することとすれば、単に装入するだけて良
い。木レンガを保持区画に押し込むと、区画壁に構成し
た鍔片は、その弾力性により、これに伴って外方(区画
壁側)に後退し、スムーズなその装入を許容する。下面
が底板に接するまで降下させると、上記鍔片の下端が、
木レンガの側部の段差を越え、これに係止するに至る。
しかして木レンガは保持区画中に確実に固定された状態
となる。
の各保持区画に木レンガを装入保持させる。木レンガと
しては、前記したように、側部の途中に段差を形成した
それを使用することとすれば、単に装入するだけて良
い。木レンガを保持区画に押し込むと、区画壁に構成し
た鍔片は、その弾力性により、これに伴って外方(区画
壁側)に後退し、スムーズなその装入を許容する。下面
が底板に接するまで降下させると、上記鍔片の下端が、
木レンガの側部の段差を越え、これに係止するに至る。
しかして木レンガは保持区画中に確実に固定された状態
となる。
側部の途中に段差を形成しない木レンガを採用した場合
には、例えば、底板下面からビス等をねじ込むことによ
り上記木レンガを固定する。
には、例えば、底板下面からビス等をねじ込むことによ
り上記木レンガを固定する。
こうして必要数の敷設枠の保持区画に木レンガを装入し
かつ固定させる。
かつ固定させる。
次いで上記木レンガの保持済の敷設枠を前記要敷設領域
に造成した下地上に連設配置する。
に造成した下地上に連設配置する。
隣接する敷設枠相互は、一方の接続雄部と他方の接続雌
部とを接続することで、相互に接続する。
部とを接続することで、相互に接続する。
しかしてこのようにして極めて容易に木レンガによる平
坦な舗装が造成され得る。
坦な舗装が造成され得る。
こうして構成された木レンガ舗装路面では、敷設枠の各
保持区画に保持された木レンガは水分状態の変化にとも
ない膨張収縮を繰り返すことになるものであるが、その
膨張収縮は、一つには、前記区画壁に張出し構成した鍔
片の弾力的進退動により吸収される。更にもう一つは、
区画壁両端付近のスリットと、間隙を挾む区画壁の上端
間の結合板との作用により、区画壁自体が上記スリット
の下端の高さ位置を軸中心として弾力的に保持区画外方
に倒れ又は復帰することが可能になり、そのことによっ
て木レンガの膨張収縮が吸収され得るものである。木レ
ンガの膨張収縮は、前記したように、特にその上部側で
生じるので、このような構成は非常に都合がよい。また
隣接する保持区画相互の間は間隙であるので、上記区画
壁の保持区画外方への倒れが生じても不都合はない。
保持区画に保持された木レンガは水分状態の変化にとも
ない膨張収縮を繰り返すことになるものであるが、その
膨張収縮は、一つには、前記区画壁に張出し構成した鍔
片の弾力的進退動により吸収される。更にもう一つは、
区画壁両端付近のスリットと、間隙を挾む区画壁の上端
間の結合板との作用により、区画壁自体が上記スリット
の下端の高さ位置を軸中心として弾力的に保持区画外方
に倒れ又は復帰することが可能になり、そのことによっ
て木レンガの膨張収縮が吸収され得るものである。木レ
ンガの膨張収縮は、前記したように、特にその上部側で
生じるので、このような構成は非常に都合がよい。また
隣接する保持区画相互の間は間隙であるので、上記区画
壁の保持区画外方への倒れが生じても不都合はない。
こうして本発明の敷設枠は、木レンガの非常に大きな膨
張収縮に対応できるので、敷設済の一部の敷設枠が木レ
ンガの膨張のためにアーチ状に浮上するような問題は生
じ得ない。
張収縮に対応できるので、敷設済の一部の敷設枠が木レ
ンガの膨張のためにアーチ状に浮上するような問題は生
じ得ない。
[実施例] 以下図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。
第1図及び第2図に示したように、平面から見て正方形
の枠体1に、九個の各々平面から見て正方形の保持区画
2、2…を、隣接する相互間に幅の狭い間隙3を介在さ
せて縦横に構成する。
の枠体1に、九個の各々平面から見て正方形の保持区画
2、2…を、隣接する相互間に幅の狭い間隙3を介在さ
せて縦横に構成する。
上記各保持区画2、2…は、各一個の木レンガ4を保持
する区画であり、上記間隙3は、後述するように上記木
レンガ4の膨張収縮を吸収するスペースである。
する区画であり、上記間隙3は、後述するように上記木
レンガ4の膨張収縮を吸収するスペースである。
上記保持区画2、2…と間隙3間は、各々区画壁6、6
…で仕切り、上記区画壁6、6…の上端から、各保持区
画2、2…の各辺に一枚の割合で、保持区画2、2…の
内方斜め下向きに鍔片7を張出し構成する。上記保持区
画2、2…の上記枠体1の外壁8と共通に構成された区
画壁にも、各辺に一枚の割合で、保持区画2、2…内方
斜め下向きに鍔片7を張出し構成する。
…で仕切り、上記区画壁6、6…の上端から、各保持区
画2、2…の各辺に一枚の割合で、保持区画2、2…の
内方斜め下向きに鍔片7を張出し構成する。上記保持区
画2、2…の上記枠体1の外壁8と共通に構成された区
画壁にも、各辺に一枚の割合で、保持区画2、2…内方
斜め下向きに鍔片7を張出し構成する。
上記保持区画2、2…と間隙3間を仕切る各区画壁6に
は、各々その両端付近に、区画壁6…自体が高さ方向中
間付近を軸中心として保持区画2の外方(間隙3側)に
倒れることが可能になるように、上端から上記高さ方向
中間までのスリット9、9を形成する。
は、各々その両端付近に、区画壁6…自体が高さ方向中
間付近を軸中心として保持区画2の外方(間隙3側)に
倒れることが可能になるように、上端から上記高さ方向
中間までのスリット9、9を形成する。
また上記各保持区画2、2…の下部には、その四隅から
中央に向かって延びるアーム状の部分と中央部の円形の
部分からなる底板10を構成する。中央部の円形の部分
には円形の透水孔11を穿設する。また各保持区画2、
2…の各辺に沿った開口部分は透水開口12、12…と
なるものである。
中央に向かって延びるアーム状の部分と中央部の円形の
部分からなる底板10を構成する。中央部の円形の部分
には円形の透水孔11を穿設する。また各保持区画2、
2…の各辺に沿った開口部分は透水開口12、12…と
なるものである。
一方前記間隙3の両側に位置する各区隔壁6、6の上端
間は、それらの両端のスリット9、9間で、上方に膨ら
むアーチ状結合板13で結合する。後述するように、上
記アーチ状結合板13は、他の構成要素と一体に弾力性
のあるプラスチック材によって成形する。また間隙3の
各縦横に交差する位置では、縦方向及び横方向の各二枚
の接続片14、14で、各々区隔壁6、6を延長させた
状態に縦横に接続する。
間は、それらの両端のスリット9、9間で、上方に膨ら
むアーチ状結合板13で結合する。後述するように、上
記アーチ状結合板13は、他の構成要素と一体に弾力性
のあるプラスチック材によって成形する。また間隙3の
各縦横に交差する位置では、縦方向及び横方向の各二枚
の接続片14、14で、各々区隔壁6、6を延長させた
状態に縦横に接続する。
更に、枠体1の相互に隣接する二側辺には、間隙3の外
壁8に接する位置に各々接続雄部15、15を構成し、
他の二側辺には同様に間隙3の外壁8に接する位置に接
続雌部16、16を構成する。
壁8に接する位置に各々接続雄部15、15を構成し、
他の二側辺には同様に間隙3の外壁8に接する位置に接
続雌部16、16を構成する。
上記接続雄部15は腕板で間隙3の幅相当長さだけ延長
し、その先端で接続板17を垂下したものである。また
上記接続雌部16は外壁8に接して結合スリット18を
構成したものである。
し、その先端で接続板17を垂下したものである。また
上記接続雌部16は外壁8に接して結合スリット18を
構成したものである。
なお枠体1及びこれに構成する以上の各構成要素は弾力
性を有するプラスチック材により一体に成形する。
性を有するプラスチック材により一体に成形する。
この実施例では、このように構成したので、次に説明す
るように、その保持区画2、2…に木レンガ4、4…を
保持させた上で、要敷設領域に連設配置することによ
り、容易に木レンガ4、4…による平坦な舗装を完成さ
せることができる。またこの敷設枠は充分に木レンガ
4、4…の膨張収縮を吸収できるので、敷設した一部の
敷設枠がアーチ上に浮上するような問題は生じ得ない。
るように、その保持区画2、2…に木レンガ4、4…を
保持させた上で、要敷設領域に連設配置することによ
り、容易に木レンガ4、4…による平坦な舗装を完成さ
せることができる。またこの敷設枠は充分に木レンガ
4、4…の膨張収縮を吸収できるので、敷設した一部の
敷設枠がアーチ上に浮上するような問題は生じ得ない。
先ず要敷設領域には平坦な下地を造成する。この例で
は、下地は透水性の良好な砂利下地19とする。
は、下地は透水性の良好な砂利下地19とする。
上記砂利下地19は、上記要敷設領域を若干掘り下げて
砂利を投入し、転圧し、加えて不陸を調整すべく砂を施
して造成する。
砂利を投入し、転圧し、加えて不陸を調整すべく砂を施
して造成する。
一方上記要敷設領域の面積に応じた数の敷設枠を準備
し、その各保持区画2、2…に木レンガ4、4…を装入
保持させる。
し、その各保持区画2、2…に木レンガ4、4…を装入
保持させる。
上記木レンガ4、4…は、平面から見て正方形であり、
上記保持区画2、2…に対応する寸法に構成したもので
ある。またその側部には、特に第4図及び第5図に示し
たように、下部側が拡大する段差20が構成してある。
上記保持区画2、2…に対応する寸法に構成したもので
ある。またその側部には、特に第4図及び第5図に示し
たように、下部側が拡大する段差20が構成してある。
上記木レンガ4、4…は、保持区画2、2…中に、単に
押し込むだけで固定することができる。即ち木レンガ
4、4…を押し込むと、区画壁6、6…に構成した鍔片
7、7…は、その弾力性により、押し込み動作にともな
って後退し、スムーズな装入を許容する。また上記木レ
ンガ4、4…の押し込み動作にともなってその周囲の区
画壁6、6…自体が若干外方(間隙3側)に弾力的に倒
れて上記装入をよりスムーズにすることもある。こうし
て木レンガ4、4…の下端が底板10に接するまで降下
させると、上記鍔片7、7…の下端が、木レンガ4、4
…の側部の段差20を越え、これに係止するに至る。し
かして木レンガ4、4…は保持区画2、2…中に確実に
固定された状態となる。
押し込むだけで固定することができる。即ち木レンガ
4、4…を押し込むと、区画壁6、6…に構成した鍔片
7、7…は、その弾力性により、押し込み動作にともな
って後退し、スムーズな装入を許容する。また上記木レ
ンガ4、4…の押し込み動作にともなってその周囲の区
画壁6、6…自体が若干外方(間隙3側)に弾力的に倒
れて上記装入をよりスムーズにすることもある。こうし
て木レンガ4、4…の下端が底板10に接するまで降下
させると、上記鍔片7、7…の下端が、木レンガ4、4
…の側部の段差20を越え、これに係止するに至る。し
かして木レンガ4、4…は保持区画2、2…中に確実に
固定された状態となる。
このようにして必要数の敷設枠の保持区画2、2…中に
木レンガ4、4…を装入保持させる。
木レンガ4、4…を装入保持させる。
次いで上記木レンガ4、4…の保持済の敷設枠を前記要
敷設領域に造成した砂利下地19上に連設配置する。
敷設領域に造成した砂利下地19上に連設配置する。
隣接する敷設枠相互は、一方の接続雄部15、15と他
方の接続雌部16、16とを接続することで、結合す
る。
方の接続雌部16、16とを接続することで、結合す
る。
上記接続雄部15と上記接続雌部16とは、後者の結合
スリット18に前者の接続板17を挿入することで、相
互に結合するものである。
スリット18に前者の接続板17を挿入することで、相
互に結合するものである。
こうして敷設枠相互を接続しつつ、要敷設領域の砂利下
地19上の全域に敷設枠を敷設する。
地19上の全域に敷設枠を敷設する。
こうして単に木レンガ4、4…を保持した敷設枠を相互
に接続しつつ下地上に載置するだけで、極めて簡単に木
レンガ4、4…による平坦な舗装を造成し得る。
に接続しつつ下地上に載置するだけで、極めて簡単に木
レンガ4、4…による平坦な舗装を造成し得る。
また敷設枠の各保持区画2、2…に保持された木レンガ
4、4…はその水分状態の変化にともない膨張収縮を繰
り返すものではあるが、その膨張収縮は、一つには、前
記区画壁6、6…に構成した鍔片7、7…の弾力性によ
り吸収される。即ち、上記鍔片7、7…は、上記木レン
ガ4、4…の膨張収縮にしたがって保持区画2、2…内
外方への弾力的進退動を行ない、上記膨張収縮を吸収す
るものである。
4、4…はその水分状態の変化にともない膨張収縮を繰
り返すものではあるが、その膨張収縮は、一つには、前
記区画壁6、6…に構成した鍔片7、7…の弾力性によ
り吸収される。即ち、上記鍔片7、7…は、上記木レン
ガ4、4…の膨張収縮にしたがって保持区画2、2…内
外方への弾力的進退動を行ない、上記膨張収縮を吸収す
るものである。
更にもう一つは、各区画壁6、6…の両端付近にスリッ
ト9、9を形成し、かつ間隙3の両側の区画壁6、6の
上端間は、各スリット9、9間に於いて、上方に膨らむ
アーチ状結合板13で結合したので、木レンガ4、4…
の膨張収縮に応じて、区画壁6、6…自体が上記スリッ
ト9、9の下端付近を軸中心として弾力的に保持区画
2、2…の外方に倒れ又は復帰し、その膨張収縮を吸収
する。上記木レンガ4、4…の膨張収縮は、特にその上
部側で生じるので、上記の作用は、非常に都合が良い。
また保持区画2、2…の外側は、上記のように間隙3で
あるので、上記区画壁6、6…の保持区画2、2…の外
方への外開きは不都合なく行なわれ得るものである。
ト9、9を形成し、かつ間隙3の両側の区画壁6、6の
上端間は、各スリット9、9間に於いて、上方に膨らむ
アーチ状結合板13で結合したので、木レンガ4、4…
の膨張収縮に応じて、区画壁6、6…自体が上記スリッ
ト9、9の下端付近を軸中心として弾力的に保持区画
2、2…の外方に倒れ又は復帰し、その膨張収縮を吸収
する。上記木レンガ4、4…の膨張収縮は、特にその上
部側で生じるので、上記の作用は、非常に都合が良い。
また保持区画2、2…の外側は、上記のように間隙3で
あるので、上記区画壁6、6…の保持区画2、2…の外
方への外開きは不都合なく行なわれ得るものである。
[発明の効果] 本発明によれば、木レンガの膨張収縮が充分に吸収され
るので、木レンガの膨張により、敷設されている一部の
敷設枠がアーチ状に浮上してしまうような問題は起こり
えない。
るので、木レンガの膨張により、敷設されている一部の
敷設枠がアーチ状に浮上してしまうような問題は起こり
えない。
更に木レンガ舗装の造成が容易であること、得られる木
レンガ舗装が平坦で透水性の良好なものであること、及
び歩行感も良好であること等は既存の木レンガ敷設枠と
同様である。
レンガ舗装が平坦で透水性の良好なものであること、及
び歩行感も良好であること等は既存の木レンガ敷設枠と
同様である。
図面は本発明の一実施例を示したもので、第1図は敷設
枠の平面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図
は木レンガを保持させた状態の敷設枠の平面図、第4図
は第3図のB−B線断面図、第5図は木レンガを保持さ
せた敷設枠の敷設状態の一部の拡大断面図である。 1……枠体、2……保持区画、3……間隙、4……木レ
ンガ、6……区画壁、7……鍔片、8……外壁、9……
スリット、10……底板、11……透水孔、12……透
水開口、13……アーチ状結合板、14……接続片、1
5……接続雄部、16……接続雌部、17……接続板、
18……結合スリット、19……砂利下地、20……段
差。
枠の平面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図
は木レンガを保持させた状態の敷設枠の平面図、第4図
は第3図のB−B線断面図、第5図は木レンガを保持さ
せた敷設枠の敷設状態の一部の拡大断面図である。 1……枠体、2……保持区画、3……間隙、4……木レ
ンガ、6……区画壁、7……鍔片、8……外壁、9……
スリット、10……底板、11……透水孔、12……透
水開口、13……アーチ状結合板、14……接続片、1
5……接続雄部、16……接続雌部、17……接続板、
18……結合スリット、19……砂利下地、20……段
差。
Claims (4)
- 【請求項1】平面から見て四辺形の枠体に、隣接する相
互間に木レンガの膨張収縮を吸収する間隙を介在させ
て、木レンガを保持する平面から見て四辺形の複数の保
持区画を縦横に区画構成し、 上記間隙を挟んで隣接する保持区画の区画壁の上端間
を、上記間隙の幅の伸縮を許容しつつ結合する結合板で
結合し、 かつ各々上記結合板で結合した隣接する各区画壁の両端
付近に、区画壁の高さ方向の途中より上方の部分が上記
途中付近を軸中心として上記間隙の幅を伸縮させるべく
後退復帰可能に、上端から上記途中までのスリットを形
成し、 上記各区画壁に、保持区画の内方斜め下向きに弾性を有
する鍔片を張出し構成し、 更に上記各保持区画の下部には透水用開口をあけた底板
を構成し、 加えて、枠体の相互に隣接する二側辺には各々接続雄部
を、他の二側辺には各々他の枠体の上記接続雄部と接続
し得る接続雌部を、それぞれ構成した木レンガの敷設
枠。 - 【請求項2】上記結合板を、上記間隙の上方に向かって
膨らむアーチ状結合板に構成した請求項1記載の木レン
ガの敷設枠。 - 【請求項3】上記結合板を、上記間隙の上方に向かって
尖る断面逆V字状結合板に構成した請求項1記載の木レ
ンガの敷設枠。 - 【請求項4】上記結合板を、上記間隙の下方に向かって
尖る断面V字状結合板に構成した請求項1記載の木レン
ガの敷設枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1192388A JPH0647801B2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 木レンガの敷設枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1192388A JPH0647801B2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 木レンガの敷設枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0359202A JPH0359202A (ja) | 1991-03-14 |
JPH0647801B2 true JPH0647801B2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=16290472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1192388A Expired - Fee Related JPH0647801B2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 木レンガの敷設枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647801B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2523019Y2 (ja) * | 1992-11-25 | 1997-01-22 | 株式会社金山木材 | 木製ブロックの敷設枠 |
JP2513971Y2 (ja) * | 1993-06-14 | 1996-10-09 | 株式会社サトウ | 木製歩道板の木レンガ固持装置 |
JP2513972Y2 (ja) * | 1993-06-14 | 1996-10-09 | 株式会社サトウ | 木製歩道板の連設装置 |
JP2015055029A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | 株式会社 林物産発明研究所 | 敷材 |
-
1989
- 1989-07-25 JP JP1192388A patent/JPH0647801B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0359202A (ja) | 1991-03-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |