JP2513972Y2 - 木製歩道板の連設装置 - Google Patents

木製歩道板の連設装置

Info

Publication number
JP2513972Y2
JP2513972Y2 JP1993039652U JP3965293U JP2513972Y2 JP 2513972 Y2 JP2513972 Y2 JP 2513972Y2 JP 1993039652 U JP1993039652 U JP 1993039652U JP 3965293 U JP3965293 U JP 3965293U JP 2513972 Y2 JP2513972 Y2 JP 2513972Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
bearing
sidewalk
wooden
sidewalk board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993039652U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH072503U (ja
Inventor
紀幸 秋元
Original Assignee
株式会社サトウ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サトウ filed Critical 株式会社サトウ
Priority to JP1993039652U priority Critical patent/JP2513972Y2/ja
Publication of JPH072503U publication Critical patent/JPH072503U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2513972Y2 publication Critical patent/JP2513972Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、遊歩道や公園等の園路
に舗装材として設置する木製歩道板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、木製を利用してプラスチック等の
高分子材料を枠体とした歩道板の連設装置は第16〜第
18図に示すようになっていた。歩道板本体30に木レ
ンガ31を挿着固持した他の歩道板本体30と嵌合する
際、爪部32と長孔部33とが合致し連設可能となって
いた。爪部32は嵌合後、外れ防止のため複数からなる
爪部32の一方を上部に、他方を下部に向けた構成とな
っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記構成では
連設配列施工後、何らかのトラブルによって歩道板本体
30を取り外したい場合、爪部32と長孔部33との嵌
合と外れ防止のため爪部32が上部、他方が下部に爪先
端が突設した構成によって木レンガ31を挿着固持して
いる状態では、嵌合されている爪部32等の破壊による
作業をしなくては一部分の連設した歩道板本体30を取
り外すことが作業困難であった。
【0004】また、寒冷地では路面に含水する水分が凍
り路面が盛り上がるという凍上現象が発生した場合、連
設配列する歩道板本体30が湾曲変形し弱剛性部の爪部
32の嵌合部に応力が加わり、爪部32もしくは長孔部
33が破壊されるという問題も発生していた。
【0005】本考案は、このような従来の課題解決のた
めになされたものであって、歩道板本体連設時の着脱性
や路面凍上現象に適合できるようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案は、木レンガを挿着固持する歩道板本体の外壁
同一面上に軸体と軸受部を具備し、軸体の軸部を挟持嵌
合する内壁側に軸保持体を形設する軸受部と、この軸受
部を包囲収納を有する歩道板本体外壁より凹状に形設す
る軸受収納部と、この軸受収納部より突設し弾性を有す
る支持体の先端に軸部と、この軸部が前記支持体幅より
両端が外方突設し、この突設する軸部と軸受部との嵌合
係合により着脱自在で、且つ回動自在としたものであ
る。
【0007】他の歩道板本体の軸部、軸受部と合致させ
ることで着脱自在でしかも回動自在にしたものである。
【0008】
【作用】上記本考案によれば、歩道板本体を連設配列後
の左右調整時のズレに対し、嵌合された軸体と軸受部の
関係は、軸体の両端突設する軸部の片端が軸受部と係合
状態、他端は軸受部とは非係合状態となるが、軸保持体
の形設により軸部の脱落もない。歩道板本体の嵌合状態
としては、同壁上では両端に嵌合する軸部と軸受部が構
成された状態であるため回動性のスムーズ化が図られ
る。また、軸部と軸受部の軸穴部との嵌合関係に対しク
リアランスを設けることで前述した左右の調整のみなら
ず、連設時の調整に対しフレキシブルな調整方向に対し
対応することが得られる。
【0009】よって、連設時の回動も自在となり、フレ
キシブルな調整も容易で弾性を有する軸部の構成より着
脱も自在となるものである。
【0010】
【実施例】以下図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。第1図〜第15図において、1は高分子材料等から
なる歩道板本体で外壁面2には、外壁面2より突設して
形設する下端を開口とし軸保持体3を一体化し、さらに
軸部9を挟持するよう両端配設する軸受部4と、同一外
壁面2に軸受部4を収納可能スペースを配設する軸受収
納部6を設けた軸体5の中央部に切込部7を設け、歩道
板本体1より支持体8を介して保持する軸部9で支持体
8の幅より両端とも突設している。10は軸部9を支持
する軸受部4の軸穴部である。
【0012】11は仕切壁で木レンガ格納部12を形設
し木レンガ格納部12のほぼ中央部に支柱13を設け、
支柱13上部両端より外方に下方延設した略ハの字で弾
性を有する爪体14で複数に分離されて形設している。
15は仕切体で仕切壁11上端より下方延設し弾性を有
し外力により仕切体15の下部に配設開口する格納部1
6に仕切体15が収納可能となり、同様に歩道板本体1
の外壁内側の木レンガ格納部12側にも仕切体15を仕
切壁11に配設する仕切体15と対称位置にも形設す
る。
【0013】17は略正方形の木レンガで、傾斜面18
を有する略T字からなる溝部19を木レンガ17のほぼ
中央部に設けている。20は略長方形の木レンガで、溝
部21等の構成は略正方形の木レンガ17とほぼ同形状
となっている。22は歩道板本体1に侵入した水を路面
に排水する排水穴である。
【0014】上記の構成において、歩道板本体1の木レ
ンガ格納部12に木レンガ17・20を挿着する際、木
レンガ17・20に形設する溝部19・20の下端の開
口部および仕切体15・仕切壁11等が案内となって支
柱13の上に配置され木レンガ17・20を上方より外
力を加えることで、支柱13に形設する爪体14が下方
に変形されながら木レンガ17・20が歩道板本体1に
嵌合固持する。爪体14が木レンガ溝部19・21入口
のa寸法より上部となり木レンガ17・20の溝部19
・21の傾斜面18に当接する構成となる。爪体14の
開方方向に働く力と傾斜面18によって常に木レンガ1
7・20は固持状態で当接されている。木レンガ17・
20の切削加工でのa寸法の加工バラツキやプラスチッ
ク成形加工等で作製される歩道板本体1の爪体14の成
形条件にて発生する倒れ等の製造工程を融通のある管理
体制で臨むことができるものである。
【0015】また、下方に延設する仕切壁11と歩道板
本体1の外周壁2内側にも形設する仕切体15は略正方
形の木レンガ17を挿着するとき正しく配置可能とする
ための略正方形木レンガ格納スペースとなり、また挿着
固持後、木レンガ17両端に仕切体15が配設する状態
となることで木レンガ17のズレを防止し、さらに連設
配列での木レンガ17の均等配列を可能とした。つまり
略長方形の木レンガ20を挿着固持する際は木レンガ格
納部12スペース全面に略長方形木レンガ20を挿着す
ることで仕切体15が不用機能となり、仕切体15が変
形自在を特徴とすることで略長方形木レンガ20の押圧
力により変形しながら仕切体15の下端に配設する格納
部16に格納される状態となるものである。
【0016】歩道板本体1の木レンガ格納部12に各木
レンガ17・20を挿着固持後、各歩道板本体1を挿着
嵌合し連設配列する。この挿着嵌合時、軸受部4と軸体
5を歩道板本体1の外壁2同一面上に配設していること
から、軸受部4と他方歩道板本体1の軸体5と軸体5と
他方歩道板本体1の軸受部4との構成となって挿着され
る。
【0017】挿着状態は軸部9の傾斜面と軸受部4の傾
斜面との合致と、軸体5中央部の切込部7の形設により
スムーズな挿着が可能となり、完全挿着後は軸受部4の
外側壁を包囲するように軸体5側に配設する軸受収納部
6に軸受部4が納められる構造となり、路面上に連設配
列の際、路面上の整地状態によって挿着嵌合している歩
道板本体1同士の配列調整が必要不可欠となる。
【0018】そのため調整移動によって軸体5に応力が
加わり、クラック等の発生を防ぐため軸受部4外壁と軸
受収納部6の内壁との干渉により移動阻止状態としての
構造となっている。さらに、第13図で示すように軸体
5の支持体8より外方に突設する軸部9が一方が軸受部
4に嵌合状態となっているが、同軸体5の他方の突設す
る軸部9は軸受部4より外れた状態となっている。しか
し、軸保持体3の面上に軸部9を形設することで軸穴部
10より外れた状態の軸部9が保持される状態となる。
【0019】また、歩道板本体1の嵌合同一面他方の軸
部9と軸受部4も前述する状態となっており、嵌合部分
は歩道板本体1の嵌合している両端とも軸部9と軸受部
4との嵌合結合となった状態のため外れや脱落等の恐れ
はない。さらに第15図で示すように軸受部4の軸穴部
10を略角穴形状で、軸部9を円柱形状とすることで点
接触となることから略角穴であっても回動自在となり、
しかもガタを有する挿着嵌合部となるのである。
【0020】第14図〜第15図で示すように寒冷地等
での連設配列後、寒気時土壌に含水する水分が凍り、路
面が盛りあがる凍上現象が発生することが多いが、前述
したように歩道板本体1の挿着嵌合部が回動自在となっ
ていることから対応可能となる。さらに、軸部9と軸受
部4の軸受嵌合部との嵌合状態は機械構造から考える軸
部9と軸受部4の隙間ではなく、ガタツキを多くした隙
間関係とし砂塵等の侵入に対しても回動不能等を防ぎ、
また軸受部4下端を開口として砂塵等の排除も可能とし
た構造である。
【0021】
【考案の効果】本考案は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0022】請求項1の連設装置においては、歩道板本
体を連設配列する施工作業後において、何らかのトラブ
ルにより施工した歩道板本体一部分を取外す作業におい
ても、弾性体からなる軸体のため取外しやすいことが揚
げられる。
【0023】また、軸と軸受部との嵌合のクリアランス
をラフとしている構造によって、連設配列での歩道板本
体の調整も容易となる。
【0024】さらに、寒冷地での凍上現象対策において
も回動自在となる嵌合によって、嵌合箇所の破壊も防ぐ
ことが可能となるなど、作業性、品質向上等種々の特徴
を持つ製品を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩道板本体の上部より見た平面図である。
【図2】歩道板本体の側面図である。
【図3】図1のA−A断面を示す木レンガ格納部の要部
断面図である。
【図4】軸体と軸受部を示す斜視図である。
【図5】略正方形の木レンガの挿着固持状態を示す歩道
板本体平面図である。
【図6】略正方形の木レンガの挿着固持状態を示す要部
断面図である。
【図7】略長方形の木レンガの挿着固持状態を示す歩道
板本体平面図である。
【図8】略長方形の木レンガの挿着固持状態を示す要部
断面図である。
【図9】軸体の要部断面図である。
【図10】軸受部の要部断面図である。
【図11】歩道板本体同士を嵌合状態にするための歩道
板本体の要部平面図である。
【図12】軸体と軸受部の嵌合状態を示す要部断面図で
ある。
【図13】軸体と軸受部の嵌合状態で左右調整時の歩道
板本体の移動状態を示す要部断面図である。
【図14】凍上現象にて歩道板本体が結合された状態で
回動する状態を示す要部側面図である。
【図15】軸体と軸受部の回動での状態を示す要部断面
図である。
【図16】従来の歩道板本体の連設装置に係る平面図で
ある。
【図17】従来の歩道板本体の連設装置に係る側面図で
ある。
【図18】従来の歩道板本体の連設装置に係る要部断面
図である。
【符号の説明】
1 歩道板本体 3 軸保持体 4 軸受部 5 軸体 6 軸受収納部 8 支持体 9 軸部 11 仕切壁 12 木レンガ格納部 14 爪体 15 仕切体 16 格納部 17、20 木レンガ 18 傾斜面 19、20 溝部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面上に連設して配置する複数の木レン
    ガを挿着固持する歩道板本体の外壁同一面上に軸体と軸
    受部を具備し、軸体の軸部を挟持嵌合する内壁側に軸保
    持体を形設する軸受部と、この軸受部を包囲収納を有す
    る歩道板本体外壁より凹状に形設する軸受収納部と、こ
    の軸受収納部より突設し弾性を有する支持体の先端に軸
    部と、この軸部が前記支持体幅より両端が外方突設し、
    この突設する軸部と軸受部との嵌合係合により着脱自在
    で、且つ回動自在としたことを特徴とする木製歩道板の
    連設装置。
JP1993039652U 1993-06-14 1993-06-14 木製歩道板の連設装置 Expired - Lifetime JP2513972Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993039652U JP2513972Y2 (ja) 1993-06-14 1993-06-14 木製歩道板の連設装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993039652U JP2513972Y2 (ja) 1993-06-14 1993-06-14 木製歩道板の連設装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH072503U JPH072503U (ja) 1995-01-13
JP2513972Y2 true JP2513972Y2 (ja) 1996-10-09

Family

ID=12559023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993039652U Expired - Lifetime JP2513972Y2 (ja) 1993-06-14 1993-06-14 木製歩道板の連設装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2513972Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5329473Y2 (ja) * 1973-10-26 1978-07-24
EP1766140A4 (en) * 2004-05-19 2011-05-04 Tripstop Technologies Pty Ltd JOINT OF TROTTOIR

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4749302A (en) * 1983-05-16 1988-06-07 Declute Robert G Spacing pad
JPH0647801B2 (ja) * 1989-07-25 1994-06-22 功生 林 木レンガの敷設枠

Also Published As

Publication number Publication date
JPH072503U (ja) 1995-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2513972Y2 (ja) 木製歩道板の連設装置
US4275535A (en) Construction survey lath-stake base
JP3490497B2 (ja) 土壌区画装置
JPH0996091A (ja) 床化粧材およびこの床化粧材の敷設構造
JP2513971Y2 (ja) 木製歩道板の木レンガ固持装置
WO1988010339A1 (en) Tiles for playground surfaces
JP3718012B2 (ja) アンカーボルト支持部材
JPH0463180B2 (ja)
JPS6331655Y2 (ja)
JPH0124290Y2 (ja)
JP3215024B2 (ja) 床化粧材の連結構造
KR200411553Y1 (ko) 맨홀 덮개 개방장치
JP2588677Y2 (ja) トラックのあおりパネルと柱部材の水密構造
JP4328443B2 (ja) 床パネル体支持具、及び床構造
JP3272323B2 (ja) コンクリート型枠のセパレータ保持具
JP3010041U (ja) 量水器筺の保温ケース
JPS6329807Y2 (ja)
JPH0412504U (ja)
JP2583543Y2 (ja) 梁型枠用セパレーター連結具
JPS6137846Y2 (ja)
JPS5940508Y2 (ja) 側溝蓋受型枠あるいは面木の型枠への固定装置
JPH0321403Y2 (ja)
JPH0438016Y2 (ja)
JPH019221Y2 (ja)
JPS64750Y2 (ja)