JPH0647801A - ブロー成形による中空体の製造方法 - Google Patents
ブロー成形による中空体の製造方法Info
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 16
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 3
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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-
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】インサートの形状を改良することによりバリの
発生を防止し、バリ取り加工工程を不要とする。 【構成】有底筒状のインサートをブロー成形型に配置
し、ブロー成形後インサートの底部及び中空成形体の側
壁を貫通する貫通孔を穿設する中空体の製造方法におい
て、インサート1は筒部と反対側に底部から突出する筒
状のリブ15をもち、形成される中空成形体30の側壁
はリブ15の位置で内径方向へ膨らむ凸部31となり、
次いで底部の位置で凹部32となって、凸部から凹部へ
向かう側壁内周表面は筒部の中心線に対して60°以下
の角度で傾斜したテーパ表面33を構成し、貫通孔40
は一端部41がテーパ表面33上に位置するように形成
されることを特徴とする。
発生を防止し、バリ取り加工工程を不要とする。 【構成】有底筒状のインサートをブロー成形型に配置
し、ブロー成形後インサートの底部及び中空成形体の側
壁を貫通する貫通孔を穿設する中空体の製造方法におい
て、インサート1は筒部と反対側に底部から突出する筒
状のリブ15をもち、形成される中空成形体30の側壁
はリブ15の位置で内径方向へ膨らむ凸部31となり、
次いで底部の位置で凹部32となって、凸部から凹部へ
向かう側壁内周表面は筒部の中心線に対して60°以下
の角度で傾斜したテーパ表面33を構成し、貫通孔40
は一端部41がテーパ表面33上に位置するように形成
されることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロー成形による中空
体の製造方法に関し、詳しくは筒状のインサートが側壁
に一体的に結合された中空成形体をブロー成形により製
造する方法に関する。
体の製造方法に関し、詳しくは筒状のインサートが側壁
に一体的に結合された中空成形体をブロー成形により製
造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図6に示すような分岐部をもつ
ホースが知られている。このホースはホース本体100
と、ホース本体100の側壁から突出する分岐パイプ2
00とからなり、分岐パイプ200が別部材と連結され
て用いられる。このようなホースを製造するには種々の
方法があるが、ブロー成形により製造される場合につい
て以下に説明する。
ホースが知られている。このホースはホース本体100
と、ホース本体100の側壁から突出する分岐パイプ2
00とからなり、分岐パイプ200が別部材と連結され
て用いられる。このようなホースを製造するには種々の
方法があるが、ブロー成形により製造される場合につい
て以下に説明する。
【0003】先ず別に形成された有底筒状の分岐パイプ
200を用意し、ブロー成形型内に配置する。この分岐
パイプ200は図7に示すように、一端に開口をもつ筒
部201と、筒部201の開口と反対側に形成された底
部202と、底部202から鍔状に外径方向へ突出する
フランジ部203とから構成され、底部202及びフラ
ンジ部203がブロー成形型のキャビティ内に表出する
ように、インサートとして配置される。
200を用意し、ブロー成形型内に配置する。この分岐
パイプ200は図7に示すように、一端に開口をもつ筒
部201と、筒部201の開口と反対側に形成された底
部202と、底部202から鍔状に外径方向へ突出する
フランジ部203とから構成され、底部202及びフラ
ンジ部203がブロー成形型のキャビティ内に表出する
ように、インサートとして配置される。
【0004】その状態でパリソンがキャビティ内に供給
され、ブロー成形が行われる。パリソンは膨張して底部
202及びフランジ部203に押圧され、一部はフラン
ジ部203の反対側へ回り込んで、分岐パイプ200と
一体的に結合したホース本体100が形成される。分岐
パイプ200をもつホース本体100を離型後、分岐パ
イプ200の開口からドリルを挿入し、底部202から
ホース本体100の側壁を貫通する貫通孔101を穿設
して製品とされる。
され、ブロー成形が行われる。パリソンは膨張して底部
202及びフランジ部203に押圧され、一部はフラン
ジ部203の反対側へ回り込んで、分岐パイプ200と
一体的に結合したホース本体100が形成される。分岐
パイプ200をもつホース本体100を離型後、分岐パ
イプ200の開口からドリルを挿入し、底部202から
ホース本体100の側壁を貫通する貫通孔101を穿設
して製品とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記した従来
の製造方法にあっては、ホース本体100の側壁に形成
された貫通孔101の周縁部に、ホース本体100の内
周側へ突出するバリ102が生じる場合があった。この
ようなバリ102は使用時にホース本体100内を流れ
る流体に混入する恐れがあるので、貫通孔101を穿設
する工程の後にバリ取り加工工程を行う必要があった。
また、このバリ取り加工は分岐パイプ200の開口側か
ら行わざるを得ない場合が多く、かつ分岐パイプ200
の径が小さい場合も多いため、バリ取り加工には多大な
工数が必要となっていた。
の製造方法にあっては、ホース本体100の側壁に形成
された貫通孔101の周縁部に、ホース本体100の内
周側へ突出するバリ102が生じる場合があった。この
ようなバリ102は使用時にホース本体100内を流れ
る流体に混入する恐れがあるので、貫通孔101を穿設
する工程の後にバリ取り加工工程を行う必要があった。
また、このバリ取り加工は分岐パイプ200の開口側か
ら行わざるを得ない場合が多く、かつ分岐パイプ200
の径が小さい場合も多いため、バリ取り加工には多大な
工数が必要となっていた。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、分岐パイプなどのインサートの形状を改良
することによりバリの発生を防止し、バリ取り加工工程
を不要とすることを目的とする。
ものであり、分岐パイプなどのインサートの形状を改良
することによりバリの発生を防止し、バリ取り加工工程
を不要とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のブロー成形による中空体の製造方法は、一端に開口
をもつ筒部と筒部の開口と反対側に形成された底部とか
らなる有底筒状のインサートを底部がブロー成形型のキ
ャビティに表出するように配置する配置工程と、キャビ
ティにパリソンを供給してブロー成形することにより、
インサートが一体的に結合された中空成形体を形成する
ブロー工程と、インサートの開口から底部及び中空成形
体の側壁を貫通する貫通孔を穿設する穿設工程と、から
なる中空体の製造方法において、インサートは筒部と反
対側に底部から突出する筒状のリブをもち、ブロー工程
で形成される中空成形体の側壁はリブの位置で内径方向
へ膨らむ凸部となり、次いで底部の位置で凹部となっ
て、凸部から凹部へ向かう側壁内周表面は筒部の中心線
に対して60°以下の角度で傾斜したテーパ表面を構成
し、貫通孔は一端部がテーパ表面上に位置するように形
成されることを特徴とする。
明のブロー成形による中空体の製造方法は、一端に開口
をもつ筒部と筒部の開口と反対側に形成された底部とか
らなる有底筒状のインサートを底部がブロー成形型のキ
ャビティに表出するように配置する配置工程と、キャビ
ティにパリソンを供給してブロー成形することにより、
インサートが一体的に結合された中空成形体を形成する
ブロー工程と、インサートの開口から底部及び中空成形
体の側壁を貫通する貫通孔を穿設する穿設工程と、から
なる中空体の製造方法において、インサートは筒部と反
対側に底部から突出する筒状のリブをもち、ブロー工程
で形成される中空成形体の側壁はリブの位置で内径方向
へ膨らむ凸部となり、次いで底部の位置で凹部となっ
て、凸部から凹部へ向かう側壁内周表面は筒部の中心線
に対して60°以下の角度で傾斜したテーパ表面を構成
し、貫通孔は一端部がテーパ表面上に位置するように形
成されることを特徴とする。
【0008】凸部から凹部へ向かう側壁内周表面の筒部
の中心線に対する角度が70°より大きくなるとバリが
発生し易くなる。30〜45°の範囲が特に望ましい。
また、リブは連続する筒状であってもよいし、棒状のリ
ブを底部を囲むように列設して筒状とすることもでき
る。
の中心線に対する角度が70°より大きくなるとバリが
発生し易くなる。30〜45°の範囲が特に望ましい。
また、リブは連続する筒状であってもよいし、棒状のリ
ブを底部を囲むように列設して筒状とすることもでき
る。
【0009】
【作用】本発明のブロー成形による中空体の製造方法で
は、インサートは筒部と反対側に、筒部の内径より大き
な内径で筒状に突出するリブをもつところに最大の特徴
を有している。このリブにより、ブロー成形体の内周表
面に凹凸ができ、凸部から凹部へ向かう側壁内周面はブ
ロー成形体内径側へ向かうにつれて拡がるテーパ形状と
なる。
は、インサートは筒部と反対側に、筒部の内径より大き
な内径で筒状に突出するリブをもつところに最大の特徴
を有している。このリブにより、ブロー成形体の内周表
面に凹凸ができ、凸部から凹部へ向かう側壁内周面はブ
ロー成形体内径側へ向かうにつれて拡がるテーパ形状と
なる。
【0010】そして穿設される貫通孔の一端部がこのテ
ーパ表面上に位置し、かつテーパ表面のテーパ角度も所
定の範囲に設定されているため、ドリルなどの工具によ
る穿設時に工具がテーパ表面近くで回転駆動されること
となり、例えバリが生じてもそのバリまでも削られるた
め、バリの発生が防止される。
ーパ表面上に位置し、かつテーパ表面のテーパ角度も所
定の範囲に設定されているため、ドリルなどの工具によ
る穿設時に工具がテーパ表面近くで回転駆動されること
となり、例えバリが生じてもそのバリまでも削られるた
め、バリの発生が防止される。
【0011】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。本実
施例は図6に示す分岐パイプをもつホースの製造に本発
明を適用したものである。図2に本実施例で用いたイン
サートの断面図を示す。このインサートはPPなどの樹
脂から射出成形により形成されたものである。
施例は図6に示す分岐パイプをもつホースの製造に本発
明を適用したものである。図2に本実施例で用いたイン
サートの断面図を示す。このインサートはPPなどの樹
脂から射出成形により形成されたものである。
【0012】このインサート1は、一端に開口11をも
つ筒部10と、筒部10の開口11と反対側に形成され
た底部12と、底部12の外周から径方向外方に鍔状に
突出し先端に開口11側が小径のリング状の段部13を
もつフランジ部14と、筒部10より大きな内径をもち
フランジ部14から同軸的に軸方向に突出する筒状のリ
ブ15と、から構成されている。
つ筒部10と、筒部10の開口11と反対側に形成され
た底部12と、底部12の外周から径方向外方に鍔状に
突出し先端に開口11側が小径のリング状の段部13を
もつフランジ部14と、筒部10より大きな内径をもち
フランジ部14から同軸的に軸方向に突出する筒状のリ
ブ15と、から構成されている。
【0013】インサート1において、筒部10の内径l
1 は11mm、フランジ部14の厚さtは3mm、フラ
ンジ部14から底部12までの距離l2 も3mm、リブ
15は内径l3 が15mm、フランジ部14からの高さ
hは1.5mmである。 (配置工程)このインサート1を、図2に示すようにブ
ロー成形型2に配置する。このとき底部12、フランジ
部14及びリブ15はブロー成形型2のキャビティ内に
表出し、段部13とブロー成形型2の型面との間にはリ
ング状の溝20が形成されている。 (ブロー工程)次にブロー成形型2のキャビティ内に肉
厚5mmのパリソン3を供給する。そして型締め後、加
圧空気をパリソン3内に導入してブロー成形を行う。パ
リソン3は膨張してインサート1に押圧され、溝20内
を充填してフランジ部14を把持し、インサート1と一
体的に結合された肉厚約4.5mmの中空成形体30が
形成される。
1 は11mm、フランジ部14の厚さtは3mm、フラ
ンジ部14から底部12までの距離l2 も3mm、リブ
15は内径l3 が15mm、フランジ部14からの高さ
hは1.5mmである。 (配置工程)このインサート1を、図2に示すようにブ
ロー成形型2に配置する。このとき底部12、フランジ
部14及びリブ15はブロー成形型2のキャビティ内に
表出し、段部13とブロー成形型2の型面との間にはリ
ング状の溝20が形成されている。 (ブロー工程)次にブロー成形型2のキャビティ内に肉
厚5mmのパリソン3を供給する。そして型締め後、加
圧空気をパリソン3内に導入してブロー成形を行う。パ
リソン3は膨張してインサート1に押圧され、溝20内
を充填してフランジ部14を把持し、インサート1と一
体的に結合された肉厚約4.5mmの中空成形体30が
形成される。
【0014】この中空成形体30では、図4に示すよう
にリブ15の部分で内径側へ膨らむリング状の凸部31
が形成され、底部12の部分では凸部31に囲まれた凹
部32が形成されている。そして凸部31から凹部32
へ向かう側壁表面は、中空成形体30の内径側に向かっ
て拡がるテーパ表面33となっている。このテーパ表面
33は、インサート1の軸方向に対して45°の角度で
傾斜している。 (穿設工程)インサート1とともに中空成形体30を離
型し、図5に示すように開口11から直径10mmのド
リル4を挿入する。そして底部12及び凹部32を貫通
する貫通孔40を形成する。
にリブ15の部分で内径側へ膨らむリング状の凸部31
が形成され、底部12の部分では凸部31に囲まれた凹
部32が形成されている。そして凸部31から凹部32
へ向かう側壁表面は、中空成形体30の内径側に向かっ
て拡がるテーパ表面33となっている。このテーパ表面
33は、インサート1の軸方向に対して45°の角度で
傾斜している。 (穿設工程)インサート1とともに中空成形体30を離
型し、図5に示すように開口11から直径10mmのド
リル4を挿入する。そして底部12及び凹部32を貫通
する貫通孔40を形成する。
【0015】このとき、図1に拡大して示すように、貫
通孔40の一端部41はテーパ表面33上に位置し、ド
リル4はテーパ表面33に近接して回転するため、例え
バリが生じてもそのバリまで削られ、バリの発生がな
い。なお、リブ15の内径及び高さと、底部12の表面
の位置を種々変更することにより、テーパ表面33の角
度を種々変更することが可能であり、バリが発生しない
最適なインサート形状を容易に決定することができる。
通孔40の一端部41はテーパ表面33上に位置し、ド
リル4はテーパ表面33に近接して回転するため、例え
バリが生じてもそのバリまで削られ、バリの発生がな
い。なお、リブ15の内径及び高さと、底部12の表面
の位置を種々変更することにより、テーパ表面33の角
度を種々変更することが可能であり、バリが発生しない
最適なインサート形状を容易に決定することができる。
【0016】
【発明の効果】したがって本発明のブロー成形による中
空体の製造方法によれば、バリの発生が防止されている
ためバリ取り加工工程が不要となり、工数を格段に低減
することができる。
空体の製造方法によれば、バリの発生が防止されている
ためバリ取り加工工程が不要となり、工数を格段に低減
することができる。
【図1】本発明の一実施例で製造された中空体の要部拡
大断面図である。
大断面図である。
【図2】本発明の一実施例で用いたインサートの断面図
である。
である。
【図3】本発明の一実施例における配置工程後のブロー
成形型の断面図である。
成形型の断面図である。
【図4】本発明の一実施例における中空成形体の要部断
面図である。
面図である。
【図5】本発明の一実施例における穿設工程の説明図で
ある。
ある。
【図6】中空体の一例のホースの斜視図である。
【図7】従来の製造方法で製造された中空成形体の要部
断面図である。
断面図である。
【図8】従来の製造方法で製造された中空体の要部拡大
断面図である。
断面図である。
1:インサート 2:ブロー成形型 3:パリソン
4:ドリル 10:筒部 12:底部 14:フラン
ジ部 15:リブ 30:中空成形体 31:凸部 3
2:凹部 33:テーパ表面 40:貫通孔 4
1:一端部
4:ドリル 10:筒部 12:底部 14:フラン
ジ部 15:リブ 30:中空成形体 31:凸部 3
2:凹部 33:テーパ表面 40:貫通孔 4
1:一端部
Claims (1)
- 【請求項1】 一端に開口をもつ筒部と該筒部の該開口
と反対側に形成された底部とからなる有底筒状のインサ
ートを該底部がブロー成形型のキャビティに表出するよ
うに配置する配置工程と、 該キャビティにパリソンを供給してブロー成形すること
により、該インサートが一体的に結合された中空成形体
を形成するブロー工程と、 該インサートの該開口から該底部及び該中空成形体の側
壁を貫通する貫通孔を穿設する穿設工程と、からなる中
空体の製造方法において、 前記インサートは前記筒部と反対側に前記底部から突出
する筒状のリブをもち、前記ブロー工程で形成される前
記中空成形体の側壁は該リブの位置で内径方向へ膨らむ
凸部となり、次いで底部の位置で凹部となって、該凸部
から該凹部へ向かう該側壁内周表面は該筒部の中心線に
対して60°以下の角度で傾斜したテーパ表面を構成
し、前記貫通孔は一端部が該テーパ表面上に位置するよ
うに形成されることを特徴とするブロー成形による中空
体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4206580A JP2727878B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | ブロー成形による中空体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4206580A JP2727878B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | ブロー成形による中空体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647801A true JPH0647801A (ja) | 1994-02-22 |
JP2727878B2 JP2727878B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=16525761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4206580A Expired - Lifetime JP2727878B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | ブロー成形による中空体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2727878B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1099529A1 (fr) * | 1999-11-12 | 2001-05-16 | Compagnie Plastic Omnium | Procédé pour réaliser une enveloppe soufflée munie d'une embouchure insérée |
JP2013159368A (ja) * | 2012-02-06 | 2013-08-19 | Sekisui Seikei Ltd | 軟質プラスチック容器用口金、軟質プラスチック容器及びその製造方法 |
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1992
- 1992-08-03 JP JP4206580A patent/JP2727878B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1099529A1 (fr) * | 1999-11-12 | 2001-05-16 | Compagnie Plastic Omnium | Procédé pour réaliser une enveloppe soufflée munie d'une embouchure insérée |
FR2801003A1 (fr) * | 1999-11-12 | 2001-05-18 | Plastic Omnium Cie | Procede pour realiser une enveloppe soufflee munie d'une embouchure apte a recevoir une conduite, insert destine a etre surmoule par soufflage d'une paraison et enveloppe soufflee comportant un tel insert surmoule |
US6527892B1 (en) | 1999-11-12 | 2003-03-04 | Compagnie Plastic Omnium | Method of making a blown vessel provided with a mouth, an insert for being overmolded by blowing a parison, and a blown vessel including such an overmolded insert |
US6844037B2 (en) | 1999-11-12 | 2005-01-18 | Compagnie Plastic Omnium | Fuel tank comprising blown vessel and overmolded insert |
JP2013159368A (ja) * | 2012-02-06 | 2013-08-19 | Sekisui Seikei Ltd | 軟質プラスチック容器用口金、軟質プラスチック容器及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2727878B2 (ja) | 1998-03-18 |
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