JPH0639454A - ボルト類の割りピン穴成形方法 - Google Patents

ボルト類の割りピン穴成形方法

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Publication number
JPH0639454A
JPH0639454A JP21651692A JP21651692A JPH0639454A JP H0639454 A JPH0639454 A JP H0639454A JP 21651692 A JP21651692 A JP 21651692A JP 21651692 A JP21651692 A JP 21651692A JP H0639454 A JPH0639454 A JP H0639454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
bolt
hole
split pin
pin hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP21651692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Niitsuma
弘良 新妻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Original Assignee
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Musashi Seimitsu Industry Co Ltd filed Critical Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Publication of JPH0639454A publication Critical patent/JPH0639454A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ボルト類のネジ下径部分にナット回り止め用
の割りピンを嵌入するための割りピン穴をボルトの軸に
直交する方向から成形するボルト類のピン穴成形方法に
おいて、ネジ下径部の端部に円筒状の筒部を形成し、そ
の後ボルトの軸に直交するパンチで前記筒部を打ち抜
く。 【効果】 パンチによって打ち抜く部分を減らすことが
できるため、パンチの負担を軽減することができ、パン
チの寿命を長くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボルト類のネジ下径部
分にナット回り止め用の割りピンを嵌入するための割り
ピン穴を、ボルトの軸に直交する方向から形成するボル
ト類のピン穴成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のボルト類の割りピン穴の成形方法
としては、ネジ加工前のネジ下径部にドリル加工でネジ
下径部に直交する割りピン穴を成形するというものがあ
った。
【0003】だが、上述の如きドリル加工による割りピ
ン穴の成形は、ドリルによる切削加工であるため時間が
かかり、またドリルの軸心ずれ、曲がり等により正確な
位置に軸と直交した割りピン穴を成形することができ
ず、修正を必要とすることがあった。
【0004】このようなドリルによる切削加工に代え
て、図4に示す如くパンチ103でネジ下径部101を
打ち抜き、割りピン穴104を成形しようとするものが
ある。これは、保持治具105によって拘束固定された
ネジ下径部101を、前記保持治具105内をネジ下径
部101と直交するように進退可能に設けられたパンチ
103によって打ち抜き、割りピン穴104を成形する
というものであり、従来のドリルによる加工に比べ、加
工時間を短縮することができる。
【0005】上述の如く、ネジ下径部101をパンチ1
03で打ち抜き割りピン穴104を成形するものとして
は、特開昭61−123442号、特開昭61−132
240号、特開昭61−180638号公報等多数知ら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ボルト類のネ
ジ下径部101に成形する割りピン穴104は極めて小
径であるため、ネジ下径部101を打ち抜くパンチ10
3も小径としなければならず、上述の如き成形方法では
パンチ103に多大な負担がかかるため破損し易くな
り、パンチ103自体の寿命が短いという問題があっ
た。
【0007】本発明は、上述の如き課題を解決したボル
ト類の割りピン穴成形方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の如き構成
である。
【0009】ネジ下径部の端部に円筒状の筒部を形成
し、その後ボルトの軸に直交するパンチで前記筒部を打
ち抜く。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。
【0011】本実施例は、ボルト類の例として自動車用
ボールジョイントに使用されるボールスタッドを挙げて
いる。
【0012】図5乃至図8はボールスタッド12の成形
方法を示すものであり、ボールスタッド12と同体積の
棒材13の一端部にネジ下径部1を成形し(図5)、そ
の後他端部に予備成形部14を成形して(図6)、続い
てその予備成形部14を球頭部15に成形し(図7)、
最後に柄部16及び首部17をネジ下径部1と球頭部1
5の間に成形すると同時に、ネジ下径部1の端部に穴1
8を成形して(図8)、ネジ下径部1の端部に円筒状の
筒部2を形成する。
【0013】割りピン穴を成形する装置は、図1に示す
如く主に保持装置5から成り、セット穴6と、該セット
穴6に直交する上通し穴7及び下通し穴8を有してお
り、該上通し穴7及び下通し穴8内を進退可能に移動す
るパンチ3が設けられている。
【0014】次に上記装置を使用してボールスタッド1
2のネジ下径部1に割りピン穴を成形する方法について
説明する。
【0015】まず図1に示す如く、セット穴6に筒部2
が成形されたネジ下径部1を挿入し、該ネジ下径部1の
先端とセツト穴6に連続して設けられたセット端面9を
当接させ、図示せぬ押圧部材がボールスタッド12をセ
ット端面9の方向へ押圧することで、ボールスタッド1
2を拘束固定する。
【0016】次にパンチ3を下降させ、パンチ3の先端
がネジ下径部1に当接した時点で打ち抜きが開始され
る。そしてパンチ3の下降が進むにつれ、図2に示す如
くボールスタッド12の軸に直交する同一直線上に、パ
ンチによって2ヶ所割りピン穴4,4が成形され、同時
に割りピン4,4の成形によって発生したスクラップ1
0、10は、パンチ3の先端によって下通し穴8へと押
し込められる。
【0017】さらにパンチ3の下降が進み、パンチ3の
先端が下通し穴8の開口部11に到達した時点で、図3
に示す如くスクラップ10、10は保持治具5の外部へ
排出される。
【0018】最後にパンチ3を上昇させ、保持治具5か
らボールスタッド12を取り出して割りピン穴4,4の
成形が完成する。
【0019】以上のようにして形成された割りピン穴
4,4に図示せぬ割りピンを嵌入することで、ネジ加工
を施したネジ下径部1に螺合されたナットが緩みネジ下
径部1の先端方向へ逃げるのを防いでいる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ネジ下径
部の端部に円筒状の筒部を形成し、その後ボルトの軸に
直交するパンチで前記筒部を打ち抜くことにより、パン
チによって打ち抜く部分を減らすことができるため、パ
ンチの負担を軽減することができ、パンチの寿命を長く
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による打ち抜き加工前を示した
部分断面平面図である。
【図2】本発明の実施例による打ち抜き加工後を示した
部分断面平面図である。
【図3】本発明の実施例によるスクラップ排出後を示し
た部分断面平面図である。
【図4】従来のパンチによる打ち抜き加工を示した部分
断面平面図である。
【図5】 本発明の実施例によるボールスタッドのネ
ジ下径部成形工程を示した部分断面平面図である。
【図6】本発明の実施例によるボールスタッドの予備成
形部成形工程を示した部分断面成形部である。
【図7】本発明の実施例によるボールスタッドの球頭部
成形工程を示した部分断面平面図である。
【図8】本発明の実施例によるボールスタッドの首部、
柄部、筒部成形工程を示した部分断面平面図である。
【符号の説明】
1 ネジ下径部 2 筒部 3 パンチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルト類のネジ下径部分にナット回り止
    め用の割りピンを嵌入するための割りピン穴をボルトの
    軸に直交する方向から成形するボルト類のピン穴成形方
    法において、ネジ下径部(1)の端部に円筒状の筒部
    (2)を形成し、その後ボルトの軸に直交するパンチ
    (3)で前記筒部(2)を打ち抜くことを特徴とするボ
    ルト類の割りピン穴成形方法。
JP21651692A 1992-07-22 1992-07-22 ボルト類の割りピン穴成形方法 Pending JPH0639454A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105436296A (zh) * 2015-12-30 2016-03-30 南车眉山车辆有限公司 一种铁路货车扁孔圆销在曲柄压力机上冲孔的工装
CN117696969A (zh) * 2024-02-04 2024-03-15 东方蓝天钛金科技有限公司 一种螺栓螺纹钻孔定位装置及方法

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