JP2013159368A - 軟質プラスチック容器用口金、軟質プラスチック容器及びその製造方法 - Google Patents

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淳一 中島
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三喜男 藤原
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Abstract

【課題】従来に比べて口金における、不良と判断されるバリの発生を抑えることができる、軟質プラスチック容器用口金、軟質プラスチック容器及びその製造方法を提供する。
【解決手段】ブロー成形されている容器本体10の外面に融着される樹脂製の口金であって、当該軟質プラスチック容器用口金100は、容器本体の外面に融着されるフランジ部110と、このフランジ部と一体成型されフランジ部に対して突出するパイプ部120とから形成され、フランジ部の内面である融着面111と、パイプ部の内周面121aとの交差部分105には、融着面とパイプ部内周面とを傾斜面又は円弧面にて連結する連結部130を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブロー成形される軟質プラスチック容器に取り付けられる口金、容器本体がブロー成形されるとともに口金が融着されて形成される軟質プラスチック容器、及びその製造方法に関する。
例えば食品、食品添加剤、工業用薬品等の液体、粉体などを収容して運搬する、例えば20リットル程度の比較的小容量の、バックインボックス(段ボール内薄肉樹脂容器)と呼ばれる軟質プラスチック容器が存在する。この種の軟質プラスチック容器は、主としてポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、ポリビニルアルコール樹脂(PVA)、エチレン―ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の軟質プラスチックを用いてブロー成形、真空成形等の手段で容器本体が成型されるともに、別途成型された樹脂製、例えば高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、PET等、の口金を容器本体に融着して形成される。
このように形成された軟質プラスチック容器は、図15に「30」にて示すような方形状であり、また図16に示すように半分に折り畳むことができ、空容器の状態では折り畳んで体積を非常に小さくして重ね合わせて運搬、取り扱いすることができる。内容物の充填時には、重ね合わせたものから個々取り出して、例えば段ボールケースの中に、軟質プラスチック容器30を折り畳み状態のままセットし、内容物の充填を利用して、容器30を折り畳状態から拡張させることができるように構成されている。
特許第3698482号公報
例えば低密度ポリエチレンをブロー成形して形成される、上述の軟質プラスチック容器30の製造方法について、図17を参照して以下に説明する。
尚、図17では、製造工程は、(a)から(d)へ向けて移行し、また、(a)〜(d)の各工程の図示における左半分は、軟質プラスチック容器30における容器本体10のブロー成形動作を示し、右半分は、樹脂製の口金20の容器本体10への融着動作を示している。
(a)工程では、例えば低密度ポリエチレンを用い、加熱されて溶融し粘調状態にされた風船状の容器本体10が、型開きされている金型50A,50B内にセットされる。一方、例えば高密度ポリエチレンにて別途成型された常温の口金20も穴開け機60を介して金型50Bにセットされる。尚、金型50A,50Bは、その内部の配管に冷却水が流され、温度制御される。また、穴開け機60は常温である。
(b)工程では、金型50A,50Bが型締めされ、さらに、粘調状態の容器本体10内に空気が供給され、容器本体10は、金型50A,50B内で膨らまされる。この膨張により、金型50Bにセットされている口金20の内面20aにも容器本体10の一部が接触する。
(c)工程では、さらに容器本体10が膨らまされ、容器本体10は、金型50A,50Bの内面、及び口金20の内面20aに密着する。このとき、容器本体10は溶融した粘調状態にあるため、口金20の内面20aと容器本体10とは融着し、口金20は、容器本体10の外面に取り付けられことになる。尚、「11」の符号を付した部分が容器本体10において口金20が取り付けられた部分に相当する。
(d)工程では、口金20の開口部分に対応して容器本体10に穴を開けるため、容器本体10を膨らませている状態において、穴開け機60が容器本体10の内側へ向けて前進する。この動作により、口金20の開口部分に対応した一部分12が容器本体10から打ち抜かれ、口金20の開口部分に対応して容器本体10に穴が開けられることになる。
以上の製造工程を経て、軟質プラスチック容器30が製造される。
一方、(d)工程では、上述したように穴開け機60にて容器本体10を打ち抜くことから、上記一部分12が容器本体10から引きちぎられるときに、口金20の開口端21(図17)にバリを形成してしまう場合がある。図18には、発生するバリ15の一例を示す。尚、図18は、容器本体10の内側から口金20の開口部分22を見た状態を示す図である。
このようなバリ15は、製品の外観上の欠陥となり、また、脱落した場合には、収納物の異物になってしまう。したがって、バリ15が発生した軟質プラスチック容器30は、不良品となり、廃棄される。また、バリ15の高さが僅か0.5mm程度でも、不良品と判断することから、不良と判断されるバリ15の発生を抑えることは、製品の歩留まりを向上させる上で非常に重要なポイントとなる。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、従来に比べて口金における、不良と判断されるバリの発生を抑えることができる、軟質プラスチック容器用口金、軟質プラスチック容器及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様における軟質プラスチック容器用口金は、ブロー成形されている容器本体の外面に融着されて収納物の出入口を形成する、軟質プラスチック容器用の樹脂製の口金であって、上記容器本体の外面に融着されるフランジ部と、このフランジ部と一体成型されフランジ部に対して突出するパイプ部とから形成され、フランジ部の内面である融着面と、パイプ部の内周面との交差部分には、融着面とパイプ部内周面とを傾斜面又は円弧面にて連結する連結部を備えたことを特徴とする。
上記連結部は、面取りによる傾斜面や、凹、凸状の円弧面で形成することができる。
上記連結部は、パイプ部内周面における第1点と、パイプ部内周面の内径を超える大きさで融着面に位置する第2点とを連結し、第2点と第1点との差分の1/2の大きさは、パイプ部の内周面を形成する内径の0.625%から6.25%の大きさに含まれるように構成することができる。
また、本発明の第2態様における軟質プラスチック容器は、ブロー成形されている容器本体の外面に、収納物の出入口を形成する樹脂製の口金が融着されて形成される軟質プラスチック容器であって、この容器における上記口金は、上述の第1態様における軟質プラスチック容器用口金であることを特徴とする。
また、本発明の第3態様における軟質プラスチック容器の製造方法は、容器本体の外面に、収納物の出入口を形成する樹脂製の口金を取り付けて形成される軟質プラスチック容器の製造方法であって、上記口金は、フランジ部と、フランジ部と一体成型されフランジ部から突出するパイプ部とから形成される、上述の第1態様における軟質プラスチック容器用口金であり、当該製造方法は、粘調状態の容器本体をブロー成形するとともに、容器本体の外面に口金のフランジ部を融着し、口金のパイプ部を通して容器本体を穿孔することを備えたことを特徴とする。
上述した、本発明の第1態様における軟質プラスチック容器用口金、第2態様における軟質プラスチック容器、及び第3態様における軟質プラスチック容器の製造方法によれば、口金は、フランジ部融着面とパイプ部内周面とを傾斜面又は円弧面にて連結する連結部を備える。よって、容器本体に口金を融着した後でパイプ部の開口部に対応して容器本体の一部が打ち抜かれるとき、パイプ部の開口部に対応して引きちぎられる容器本体の剪断箇所は、従来、フランジ部融着面とパイプ部内周面とが直角に交わる交差点であったのに対し、第1態様における軟質プラスチック容器用口金では、フランジ部融着面において、パイプ部の内周面よりも外側に位置するようになる。したがって、従来発生した、不良と判断されるバリの発生を劇的に低減することができ、外観上の問題、バリの脱落の危険性等を回避することが可能となる。
本発明の実施形態である軟質プラスチック容器用口金を示す図である。 図1に示すA部の拡大図である。 図1に示すA部の変形例を示す図である。 図1に示すA部の変形例を示す図である。 従来の軟質プラスチック容器用口金を示す断面図である。 本発明の実施形態の一つであり、図1に示す軟質プラスチック容器用口金を備えた軟質プラスチック容器を示す斜視図である。 図6に示す軟質プラスチック容器を段ボールケースに収容した状態を示す斜視図である。 図6に示す軟質プラスチック容器を構成する容器本体の断面図であり、容器本体が複数層からなる場合を示す図である。 図6に示す軟質プラスチック容器の変形例であり、容器本体に取っ手を有する形態を示す斜視図である。 図6に示す軟質プラスチック容器の変形例であり、キャップが付属部品を有する形態を示す斜視図である。 図6に示す軟質プラスチック容器の変形例であり、キャップが改ざん防止部材を有する形態を示す斜視図である。 図1に示す軟質プラスチック容器用口金の変形例を示す図である。 本発明の実施形態の一つであり、図6に示す軟質プラスチック容器の製造方法を説明するための図である。 図1に示す口金の効果を説明するためのグラフである。 従来の軟質プラスチック容器を示す斜視図である。 図15に示す軟質プラスチック容器を折り畳んだ状態を示す斜視図である。 従来の軟質プラスチック容器の製造方法を説明するための図である。 従来の軟質プラスチック容器用口金に発生するバリを示す斜視図である。
本発明の実施形態である、軟質プラスチック容器用口金、この口金を取り付けた軟質プラスチック容器、及びこの軟質プラスチック容器の製造方法について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。
実施形態における軟質プラスチック容器用口金は、図17を参照して説明した従来の口金20に代えて用いられる口金である。また、実施形態である軟質プラスチック容器の製造方法は、図13を参照して詳しく後述するが、実施形態における軟質プラスチック容器用口金を用いて実行され、その基本的な製造工程の流れは、図17を参照して説明した製造方法に同じである。
まず、軟質プラスチック容器用の口金について、主に図1から図5を参照して説明する。
図1に示す軟質プラスチック容器用の口金100は、既に図15から図17を参照して説明した、ブロー成形中の容器本体10の外面10Aに融着され、収納物の出入口を形成する樹脂製の口金である。容器本体10の材質が低密度ポリエチレンであるとき、口金100は、高密度ポリエチレンにて成型される。尚、容器本体10及び口金100の材質は、これらに限定するものではなく、既に説明したEVA,PVA等の材料を用いることができる。
このような口金100は、容器本体10の外面10Aに融着されるフランジ部110と、フランジ部110と一体成型されフランジ部110に対して直角に突出するパイプ部120とから形成される。尚、図1に示す口金100では、パイプ部120に対して上下2段にフランジ部110を形成したタイプを示すが、図12に示すように一つのフランジ部110を形成した口金100−2を構成することもできる。
パイプ部120には、一例として内径φ32mmにてなる内周面121aを有する開口部121がパイプ部120の軸方向に沿って形成され、該開口部121は、口金100を貫通しており、収納物の出入部分となる。また、パイプ部120の外周面121bには、雄ねじ122が成型されており、例えば図7に示すようなキャップ180が螺合可能である。キャップ180が螺合されることで、開口部121は閉止される。
さらに、フランジ部110の内面であり容器本体10と融着する融着面111と、パイプ部の内周面121aとの交差部分105には、口金100は、本実施形態の口金100において特徴的構成の一つである連結部130を有する。この連結部130は、融着面111とパイプ部内周面121aとを傾斜面又は円弧面にて連結する連結部分である。本実施形態では、図示するように、連結部130は、傾斜面で構成されている。
連結部130について詳しく説明する。
連結部130は、図2に示すように、パイプ部内周面121aに位置する第1点123と、パイプ部内周面121aの内径を超える大きさで融着面111に位置する第2点112とを連結して形成される。このような連結部130を設けることで、換言すると、第2点112を上述のように設定することで、上述のように従来の問題点であった、不良と判断されるバリの発生を劇的に減少させることが可能になる。この点について以下に詳しく説明する。
即ち、既に説明した図17の(d)工程に対応する、図13の(d)の工程では、口金100の融着面111に融着した容器本体10は、口金100の開口部121に対応した一部分12が穴開け機60によって打ち抜かれ、容器本体10に穴が開けられる。
一方、従来の口金20では、図5に示すように、フランジ部における内面20aと、開口部分22の内周面22aとは直角に交差し、この交差点が開口端21となっている。したがって、従来では、穴開け機60による容器本体10の打ち抜きの剪断箇所は、開口端21であった。
これに対し、本実施形態の口金100では、連結部130を有することで、容器本体10の打ち抜き前では、容器本体10と口金100とは、第2点112を境にして、フランジ部110側では密着した状態であり、開口部121側では密着しない状態である。この状態において、穴開け機60が前進することで、容器本体10の一部分12が引きちぎられ、その剪断箇所は、第2点112あるいはその近傍となる。これにより、不良と判断されるバリ15の発生を低減させることが可能になると考えられる。
このような効果を生じさせる連結部130の具体的な形成方法の一つとしては、交差部分105に面取りを施す方法がある。この面取り寸法としては、開口部121の内径がφ32mmの場合、0.2mmから2.0mmの範囲、好ましくは0.5mmから1.2mmの範囲、さらに最も好ましくは0.6mmである。これらの値は、出願人が、上述した穴開け機60による容器本体10の打ち抜き動作を、交差部分105の面取り寸法を変化させて、不良と判断されるバリ15の発生頻度を試験した試行錯誤の結果から得られた値である。
また、パイプ部120の内周面121aを形成する種々の内径に対する連結部130の一般的な大きさについて、連結部130を形成する第2点112と第1点123との差分の1/2の大きさは、内周面121aを形成する内径の0.625%から6.25%の範囲の大きさに含まれるように設定すればよい。
このような連結部130を設けることで、図14に示すように、不良品の発生率を劇的に低減することができる。即ち、図14は、ある期間における容器の検査結果を示している。従来の口金20を有する軟質プラスチック容器30では、0.数%から約1%の割合で不良品が発生していたのに対し、本実施形態の口金100を備えた軟質プラスチック容器では、不良品発生率は0%となっている。
図2では、連結部130は、45度の角度にて面取りした場合を図示しているが、図3に示すように、面取りの角度θは、45度に限定されず、例えば30度から60度の範囲で、点線あるいは一点鎖線で示したような傾斜面にてなる連結部130を形成してもよい。
さらにまた、図4に示すように、連結部130は、円弧面で形成してもよい。この場合、実線で示す凸形の円弧面や、あるいは点線で示す凹形の円弧面を用いることができる。
上述した構成を有する本実施形態の口金100を取り付けることで、図6に示すように、他の実施形態における軟質プラスチック容器200が形成される。
軟質プラスチック容器200は、図15から図17を参照して既に説明した、容器本体10に、上述した口金100を融着して形成される。その形成方法を図13に示す。
図13においても図17と同様に、製造工程は、(a)から(d)へ向けて移行し、また、(a)〜(d)の各工程の図示における左半分は、軟質プラスチック容器200における容器本体10のブロー成形動作を示し、右半分は、樹脂製の口金100の容器本体10への融着動作を示している。
(a)工程では、例えば低密度ポリエチレンにてなり加熱されて溶融し粘調状態にされた風船状の容器本体10が、型開きされている金型50A,50B内にセットされる。一方、例えば高密度ポリエチレンにて別途成型された常温の口金100も穴開け機60を介して金型50Bにセットされる。尚、金型50A,50Bは、既に説明したように温度制御がなされ、穴開け機60は常温である。
(b)工程では、金型50A,50Bが型締めされ、さらに、粘調状態の容器本体10内に空気が供給され、容器本体10は、金型50A,50B内で膨らまされる。この膨張により、金型50Bにセットされている口金100の融着面111にも容器本体10の一部が接触する。
(c)工程では、さらに容器本体10が膨らまされ、容器本体10は、金型50A,50Bの内面、及び口金100の融着面111に密着する。このとき、容器本体10は溶融した粘調状態にあるため、口金100の融着面111と容器本体10とは融着し、口金100は、容器本体10の外面に取り付けられことになる。尚、「11」の符号を付した部分が容器本体10において口金100が取り付けられた部分に相当する。
(d)工程では、上で説明したように、口金100の開口部121に対応して容器本体10に穴を開けるため、容器本体10を膨らませている状態において、穴開け機60が容器本体10の内側へ向けて前進する。この動作により、口金100の開口部121に対応した一部分12が容器本体10から打ち抜かれ、口金100の開口部121に対応して容器本体10に穴が開けられる。
このとき、上述したように、不良と判断されるバリ15の発生は、ほとんど、あるいは全く無い。
このように製造された軟質プラスチック容器200は、従来の軟質プラスチック容器30と同様に、半分に折り畳むことができ、重ね合わせて運搬、取り扱いすることができる。また、容器200内に収納物が充填されたときには、図7に示すように、段ボールケース210内に収めることができる。尚、収容するケースは、段ボール箱に限定されず、プラスチック等のケースでもよい。
また、図6に示すように、軟質プラスチック容器200の容器本体10の外面10Aは、ほぼ全面にエンボス加工が施されており、充填時の膨らみを滑らかとし折れシワ等の発生を防止している。また、外面10Aの一部領域は、平滑な面220で成型しており、この平滑面220には、例えば商品表示や取扱説明等を記載したラベルを貼付することができる。
また、以上の説明では、容器本体10は、一つの材質の一層の樹脂から成型される場合を例に採っているが、図8に示すように、異なる材質の複数の樹脂層10b、10c…を積層した樹脂材をブロー成形して作製してもよい。
さらにまた、図9に示す軟質プラスチック容器201のように、容器本体10の外面10Aの一部に、作業者の取り扱いを容易にするため、取っ手230を一体的に成型してもよい。
さらにまた、口金100に螺合されるキャップ180は、螺合状態においてパイプ部120の開口部121を閉止するが、以下のように構成することもできる。
即ち、閉止した状態において、軟質プラスチック容器200内の圧力が異常に上昇することを防止するために、キャップ180は、内圧を解放する安全弁を有しても良い。この安全弁付きキャップとしては、本願出願人による特開2006−273344号公報に開示されるものが適用可能である。
また、螺合状態のまま、軟質プラスチック容器200内の収容物を排出可能にするために、キャップ180は、図10に示すように、排出コック185や、ロート186等の付属部品が取り付けられてもよい。
さらにまた、軟質プラスチック容器200内に収容物を充填しキャップ180にて密閉した後、意図しない開封が行われたか否かを確認可能なように、キャップ180には、図11に示すように、改ざん防止部材187が一体成型されても良い。改ざん防止部材187は、一旦、開封されると、キャップ180と改ざん防止部材187とは分断され、次回の開封時には低抵抗にて開封可能となるため、意図しない開封がなされたことを作業者に認識させる部材である。
また、図1に示すように、口金100は、パイプ部120と一体的に形成されて、パイプ部120の直径方向に突出する突起部124を有する。図6に示すように、軟質プラスチック容器200では、口金100の取り付け部分は、容器本体10の内外方向に出入可能に成型されている。よって、突起部124を設けることで、口金100の出し入れを容易に行うことができる。また、突起部124と、その下に配置されるフランジ部110の一部分との隙間125に、例えば上述の段ボールケース210の口金部分を挟み、段ボールケース210からパイプ部120のみを突出させて固定することも可能になる。
本発明は、ブロー成形される軟質プラスチック容器を構成する口金、容器本体がブロー成形されるとともに口金が融着されて形成される軟質プラスチック容器、及びその製造方法に適用可能である。
10…容器本体、
100…口金、110…フランジ部、111…融着面、112…第2点、
120…パイプ部、121a…内周面、123…第1点、124…突起部、
130…連結部、180…キャップ、185…コック、186…ロート、
187…改ざん防止部材、
210…段ボールケース、230…取っ手。

Claims (12)

  1. ブロー成形されている容器本体(10)の外面(10A)に融着されて収納物の出入口を形成する、軟質プラスチック容器用の樹脂製の口金(100)であって、当該軟質プラスチック容器用口金は、
    上記容器本体の外面に融着されるフランジ部(110)と、このフランジ部と一体成型されフランジ部に対して突出するパイプ部(120)とから形成され、
    フランジ部の内面である融着面(111)と、パイプ部の内周面(121a)との交差部分(105)には、融着面とパイプ部内周面とを傾斜面又は円弧面にて連結する連結部(130)を備えた、
    ことを特徴とする軟質プラスチック容器用口金。
  2. 上記連結部を形成する傾斜面は、面取りで形成される、請求項1記載の軟質プラスチック容器用口金。
  3. 上記連結部を形成する円弧面は、凸形状又は凹形状の円弧面である、請求項1記載の軟質プラスチック容器用口金。
  4. 上記連結部は、パイプ部内周面における第1点(123)と、パイプ部内周面の内径を超える大きさで融着面に位置する第2点(112)とを連結し、第2点と第1点との差分の1/2の大きさは、パイプ部の内周面を形成する内径の0.625%から6.25%の大きさに含まれる、請求項1から3のいずれかに記載の軟質プラスチック容器用口金。
  5. ブロー成形されている容器本体(10)の外面(10A)に、収納物の出入口を形成する樹脂製の口金が融着されて形成される軟質プラスチック容器であって、
    上記口金は、請求項1から4のいずれかに記載の軟質プラスチック容器用口金(100)であることを特徴とする軟質プラスチック容器。
  6. 上記容器本体は、異種材質を積層してなる複数層の薄肉樹脂材で形成される、請求項5に記載の軟質プラスチック容器。
  7. 上記口金のパイプ部の外周面に螺合してパイプ部を閉止するキャップ(180)をさらに備える、請求項5又は6に記載の軟質プラスチック容器。
  8. 上記キャップは、容器本体内の圧力を抜く安全弁を有する、請求項7記載の軟質プラスチック容器。
  9. パイプ部に螺合状態のキャップに対して取り付けられ、内容物の取り出しを可能とする付属部品(185,186)をさらに備える、請求項7記載の軟質プラスチック容器。
  10. 上記キャップは、パイプ部の開封の有無を確認可能な改ざん防止部材(187)をさらに有する、請求項7から9のいずれかに記載の軟質プラスチック容器。
  11. 上記容器本体は、取っ手(230)を有する、請求項5から10のいずれかに記載の軟質プラスチック容器。
  12. 容器本体(10)の外面(10A)に、収納物の出入口を形成する樹脂製の口金を取り付けて形成される軟質プラスチック容器の製造方法であって、
    上記口金は、フランジ部(110)と、フランジ部と一体成型されフランジ部から突出するパイプ部(120)とから形成される、請求項1から4のいずれかに記載の軟質プラスチック容器用口金(100)であり、
    粘調状態の容器本体をブロー成形するとともに、容器本体の外面に口金のフランジ部を融着し、
    口金のパイプ部を通して容器本体を穿孔する、
    ことを備えたことを特徴とする、軟質プラスチック容器の製造方法。
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