JP6938862B2 - 複合容器およびその包装体の製造方法 - Google Patents
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Description
この複合容器を製造するに当たり、カートンを所定の形状にあらかじめ切断することによって形成された板状のブランクが、長手方向にシールされて筒状カートンとされ、この筒状カートンが充填機にセットされるようになっている。前記筒状カートンの一端に、容器頂部がインジェクション成形によって一体的に成形され、底部の開口部から食品を充填し、前記底部をシールして複合容器が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、前記複合容器を構成する筒状カートンの一端をインジェクション成形機の金型のキャビティ空間内にセットし、溶融させた樹脂をキャビティ空間に充填するようにしている。
前記インジェクション成形機において成形する際、溶融させた樹脂は常に流し続けていないと焦げ付きが発生するので、装置が一時的に停止する度に樹脂を廃棄しなければならず、段取りに時間がかり、小ロットの生産には適していなかった。
図1は、本発明による複合容器の製造方法により作られた複合容器を示すものである。
この複合容器10は、四つの側壁を備え、側壁間に稜線が形成された箱状体を構成する紙を主体とする筒状胴部材1と、筒状胴部材1の上端で接合される容器頂部の部材2とから構成される。この容器頂部の部材2は、熱可塑性樹脂を射出成形して注出口3と、この注出口3を封止する蓋部4とを備える。
(a)打抜き工程において、紙を主体とする包装材を複合容器10の寸法に対応する長さごとに切断されて、ブランクが形成される。当該ブランクには、打抜き工程にて所定の箇所に折り目が形成され、折り目に沿って折り畳み、ブランクの長手方向に貼り合わせて、断面が四角形の形状を有する筒状のカートン、すなわち、筒状胴部材1を形成する。
本発明の複合容器の包装体の製造方法によれば、紙を主体とする胴部材の打抜工程、その打抜工程で作製したブランクを貼り合せる筒状胴部材の形成工程、注出口と蓋部を備える容器頂部の部材を成形する工程を備えることで、従来の複合容器は成形工程で形成していた製造方法と比べて、設備コストを削減でき、かつ、小ロット多品種生産に適した製造方法となる。
第1実施形態では、複合容器10の底部となる開口部より、内容物を充填後、底部を貼り合せる製造方法としているが、第2実施形態では、底部を貼り合せて複合容器10が製造され、次いで、注出口の開口部から内容物Mを充填して、キャッピングする製造方法である。なお、第2実施形態では、工程(a)〜工程(c)以外は、第1実施形態と同一である。
複合容器の容器頂部の部材2の成形において使用される射出成形用のプラスチックは、たとえば樹脂を射出成形して得られるものであり、成形材料である樹脂としては、ポリスチレン、ABS樹脂、AS樹脂等のポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂などが使用できる。これらのなかでも、超音波溶着適性の点でポリスチレンが好ましい。
注出口3のテーパ状部はその注出口の中心線と並行する線とテーパ状部側に接する線間の角度(テーパ角)は、0.5度以上、1.0度以下が筒状胴部材1に挿入しやすく、脱着しにくいので好ましい。テーパ角度が1.0度より大きいと、筒状胴部材1との接合性が劣るので、好ましくない。
筒状胴部材1を組み立てる前に図7に示すようなブランク7を作製する。
筒状胴部材1に使用する材料は、紙を主体とする材料からなる。紙を主体とする積層体の場合、その紙の一方の面に少なくとも熱接着性樹脂層を有する内層を、他方の面に少なくとも熱接着性樹脂層を有する外層を備えていることを基本構成としている。そして、紙と熱接着樹脂層との間にバリア性層を積層することもできる。
囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、注出口3は四角形の断面以外に、円形、楕円形、五角形等の多角形の断面であってもよい。図8は、具体的に、八角形の断面形状の注出口の実施形態を示す概念図である。
このように、本実施形態の製造方法によれば、小ロット多品種生産に向いた複合容器に適用される。
2 容器頂部の部材
3 注出口
4 蓋部
5 開口部
6 容器底部
7 ブランク
8 容器内部
10 複合容器
20 複合容器の包装体
M 内容物
Claims (3)
- 紙を主体とし、前記紙の両面に熱接着性樹脂層を備える胴部材を打抜いてなるブランクを長手方向に貼り合わせて多角形状胴部材を形成する工程と、
これと別に熱可塑性樹脂を射出成形して注出口および前記注出口を封止する蓋部を備える容器頂部の部材を成形する工程と、
前記多角形状胴部材の一方の開口部を覆うように、前記多角形状胴部材の内面と、前記容器頂部の部材の多角形状の開口周縁外面を超音波振動法で接合する工程と、
前記多角形状胴部材の他方の開口部を貼り合わせて容器底部を形成する工程と、
を備え、
前記注出口は、前記多角形状胴部材と当接する前記多角形状の開口周縁外面の各片において、各片の上下方向に沿って折れ曲がって形成される角部から下端部に向けて徐々に縮径するテーパ状部を備え、
前記テーパ状部は、前記注出口の中心線と並行する線と、前記テーパ状部側に接する線との間の角度が、0.5度以上、1.0度以下であることを特徴とする複合容器の製造方法。 - 紙を主体とし、前記紙の両面に熱接着性樹脂層を備える胴部材を打抜いてなるブランクを長手方向に貼り合わせて多角形状胴部材を形成する工程と、
これと別に熱可塑性樹脂を射出成形して注出口および前記注出口を封止する蓋部を備える容器頂部の部材を成形する工程と、
前記多角形状胴部材の一方の開口部を覆うように、前記多角形状胴部材の内面と、前記容器頂部の部材の多角形状の開口周縁外面を超音波振動法で接合する工程と、
前記多角形状胴部材の他方の開口部から内容物を容器内部に充填する工程と、
前記内容物の充填された開口部を貼り合わせて容器底部を形成する工程と、
を備え、
前記注出口は、前記多角形状胴部材と当接する前記多角形状の開口周縁外面の各片において、各片の上下方向に沿って折れ曲がって形成される角部から下端部に向けて徐々に縮径するテーパ状部を備え、
前記テーパ状部は、前記注出口の中心線と並行する線と、前記テーパ状部側に接する線との間の角度が、0.5度以上、1.0度以下であることを特徴とする複合容器の包装体の製造方法。 - 紙を主体とし、前記紙の両面に熱接着性樹脂層を備える胴部材を打抜いてなるブランクを長手方向に貼り合わせて多角形状胴部材を形成する工程と、
これと別に熱可塑性樹脂を射出成形して注出口および前記注出口を封止する蓋部を備える容器頂部の部材を成形する工程と、
前記多角形状胴部材の一方の開口部を覆うように、前記多角形状胴部材の内面と、前記容器頂部の部材の多角形状の開口周縁外面を超音波振動法で接合する工程と、
前記多角形状胴部材の他方の開口部を貼り合わせて容器底部を形成する工程と、
前記注出口の開口部から内容物を容器内部に充填後、前記注出口の開口部を前記蓋部で封止する工程と、
を備え、
前記注出口は、前記多角形状胴部材と当接する前記多角形状の開口周縁外面の各片において、各片の上下方向に沿って折れ曲がって形成される角部から下端部に向けて徐々に縮径するテーパ状部を備え、
前記テーパ状部は、前記注出口の中心線と並行する線と、前記テーパ状部側に接する線との間の角度が、0.5度以上、1.0度以下であることを特徴とする複合容器の包装体の製造方法。
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