JP4249521B2 - 取っ手付き液体用紙容器 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は天面が平坦な四角柱形状の液体用紙容器を取り扱い易くするようにその胴部の対向する角部のにテープ状の取っ手を取り付けた取っ手付き液体用紙容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、牛乳、ジュース、酒類等の液体を収容する液体用紙容器で、容器の上部の前後面を、左右面の半部と共に内側に倒して天面を形成し、この天面部分で容器の左右面から外側に突出する耳部を容器の左右面に折り畳んで接合した天面が平坦な四角柱形状のフラットトップ型の液体用紙容器が、広く用いられているが、最近では、内容量が1.8リットル以上、例えば、3リットル、5リットル等の調味料類、油脂類、液体洗剤類等の液体を収容する用途にも、大型の液体用紙容器が用いられるようになっている。
【0003】
このような大型の液体用紙容器の場合、容器自体が大型化し、また、内容物の液体の重量も大きくなるため、従来の小型液体用紙容器のように、運搬や、内容物の注ぎ出す等の取り扱いが難しくなり、そこで、液体用紙容器にテープ状の取っ手を取り付け、この取っ手を手で持つことにより液体用紙容器を取り扱い易くすることが考えられている。液体用紙容器にテープ状の取っ手を取り付ける形状として、図8−aに示すように、液体用紙容器の天面のみにテープ状の取っ手3を取り付ける形状、図8−bに示すように、液体用紙容器の前後壁パネルの中央上端部にテープ状の取っ手3の両端を貼着して設ける形状等が提案され実施されている。また、図8−cに示すように、左右側壁パネルの面に接合された両側の耳部上に位置するシール代部分に夫々テープ状の取っ手3の両端を貼着して取り付ける形状が提案され実施されている(例えば、特許文献1に参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3248542号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、液体用紙容器にテープ状の取っ手を取り付ける形状の場合、取っ手の貼着部分が液体用紙容器の天面のみに位置していたのでは、容器を運搬する時に吊り下げた時の荷重がそのままテープの貼着部に加わるので剥離しやすく、天面上で指を掛ける部分も狭く、取り扱いにくい。また、液体用紙容器の前後壁パネルにテープ状の取っ手の両端を貼着して設ける形状の場合、前壁パネルの中央上部に取り付けられるため、デザインを妨げて外観上好ましくなく、また、大型の液体用紙容器では重量が大きく、取っ手で液体用紙容器を持ち上げた時に取っ手が接着された前後壁パネルを変形させ、取っ手が剥がれ易くなるという問題がある。さらに、左右側壁パネルの面に接合された両側の耳部上に位置するシール代部分に夫々テープ状の取っ手の両端を取り付ける形状の場合、取っ手を耳部のシール代部分に取り付ける加工が難しい上、取り扱い方によっては、取っ手が貼着した耳部から剥がれる危険性があるという問題がある。
【0006】
本発明は、液体用紙容器の胴部の上端部に外観上好ましい状態で取っ手を取り付けて、特に、大型の液体用紙容器の場合であっても、液体用紙容器を変形させることなく取っ手で持つことができる取っ手付き液体用紙容器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、胴部が前壁パネル、側壁パネル、後壁パネル、側壁パネルからなる四角柱形状で、天面が平坦なフラットトップ型の液体用紙容器本体と前記天面の角に近い位置に設けた注出口とテープ状の取っ手からなり、該取っ手の両端部を前記胴部の対向する角部の上端部に貼着し、前記天面の対角線上に沿って前記天面とに間隙をもって設けたことを特徴とする取っ手付き液体用紙容器であり、前記取っ手の両端部を、前記胴部の対向する角部で、前記前壁パネルと前記側壁パネルに渡った角部の上端部と、前記後壁パネルと前記側壁パネルに渡った角部の上端部とに貼着して設けたこと、前記胴部の対向する角部で、前記前壁パネルの右端上部と前記後壁パネルの右端上部、又は前記前壁パネルの左端上部と前記後壁パネルの左端上部とに貼着して設けたこと、あるいは、前記胴部の対向する角部で、対向する前記側壁パネルの右端上部同士、又は対向する前記側壁パネルの左端上部同士に貼着して設けたことを特徴とするものである。
【0008】
本発明によれば、テープ状の取っ手の両端が液体用紙容器の胴部の対向する角部の上端部に貼着にされ、取っ手が液体用紙容器の天面の対角線上に沿って取り付けられているため、デザインを妨げることがなく外観上好ましい状態であり、特に、大型の液体用紙容器の場合であっても、液体用紙容器を変形させることなく取っ手を手で持つことができる取っ手付き液体用紙容器を提供することができるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しながら、本発明の紙容器の実施の形態について、さらに詳しく説明する。なお、説明を簡単にするため、各図の対応する部位には同じ符号を付している。
【0010】
本発明の取っ手付き液体用紙容器は、液体用紙容器本体の胴部の対向する角部のにテープ状の取っ手の両端部を取り付けた形状で、取っ手が液体用紙容器本体の天面の対角線上に沿って天面と間隙をもって設けられており、従って、注出口が、液体用紙容器本体の天面の角に近い位置に設けられた形状の場合に、特に、有利である。
【0011】
まず、本発明による取っ手付き液体用紙容器の第一の実施の形態について説明する。図1は、本発明による取っ手付き液体用紙容器の第一の実施の形態の一実施例を示す斜視図である。図2−aは、その天面図、図2−bは、その正面図、そして、図2−cは、その側面図である。この取っ手付き液体用紙容器1Aは、液体用紙容器本体2の胴部の対向する角部のにテープ状の取っ手3が取り付けられた形状となっている。液体用紙容器本体2は、前壁パネル11、後壁パネル13、側壁パネル12、14からなる胴部と、天面15と、底面16とからなり、天面15の角部には注出口4が設けられている。そして、取っ手3の両端部を、図2に示すように、天面15において対角の位置関係となる胴部の対向する角部の上端部に貼着している。すなわち、前壁パネル11と側壁パネル12に渡った角部の上端部と、後壁パネル13と側壁パネル14に渡った角部の上端部とに貼着して取り付けている。
【0012】
つぎに、本発明による取っ手付き液体用紙容器の第二の実施の形態について説明する。図3は、本発明による取っ手付き液体用紙容器の第二の実施の形態の一実施例を示す斜視図である。図4−aは、その天面図、図4−bは、その正面図、そして、図4−cは、その側面図である。この取っ手付き液体用紙容器1Bは、第一の実施の形態の液体用紙容器1Aと同様に、液体用紙容器本体2の胴部の対向する角部の上端部にテープ状の取っ手3が取り付けられた形状となっている。そして、取っ手3の両端部を、図3、4に示すように、天面15において対角の位置関係となる胴部の対向する角部の上端部に貼着しているが、液体用紙容器1Aとは異なり、前壁パネル11の右端上部と、後壁パネル13の右端上部とに貼着して取り付けている。または、前壁パネル11の左端上部と、後壁パネル13の左端上部とに貼着して取り付けている。いずれにしろ、注出口4を天面の角部に設けている場合には、その注出口4の位置を避けるように対角線上に取っ手3を設けることが好ましい。この第二の形態は、取っ手3の両端部を液体用紙容器本体2の胴部の対向する角部の上端部に取り付ける加工が容易である。
【0013】
つぎに、本発明による取っ手付き液体用紙容器の第三の実施の形態について説明する。図5は、本発明による取っ手付き液体用紙容器の第三の実施の形態の一実施例を示す斜視図である。図6−aは、その天面図、図6−bは、その正面図、そして、図6−cは、その側面図である。この取っ手付き液体用紙容器1Cは、第一の実施の形態の液体用紙容器1Aと同様に、液体用紙容器本体2の胴部の対向する角部のにテープ状の取っ手3が取り付けられた形状となっている。そして、取っ手3の両端部を、図5、6に示すように、天面15において対角の位置関係となる胴部の対向する角部の上端部に貼着しているが、液体用紙容器1Aあるいは形態用紙容器1Bとは異なり、側壁パネル12の右端上部と、側壁パネル14の右端上部とに貼着して取り付けている。または、側壁パネル12の左端上部と、側壁パネル14の左端上部とに貼着して取り付けている。いずれにしろ、注出口4を天面の角部に設けている場合には、その注出口4の位置を避けるように対角線上に取っ手3を設けることが好ましい。この第三の形態は、取っ手3の両端部を液体用紙容器本体2の胴部の対向する角部の上端部に取り付ける加工が容易であることに加えて、デザイン的に主となる前壁パネル11のデザインを全く妨げることがない。
【0014】
本発明の液体用紙容器本体2に使用する材料は、紙を主体とする積層体からなり、その紙の一方の面に少なくとも熱接着性樹脂層を有する内層を、他方の面に少なくとも熱接着性樹脂層を有する外層を備えていることを基本としている。そして、紙と熱接着樹脂層との間にバリアー層を積層することもできる。
【0015】
また、積層体の内層および外層に使用する熱可塑性樹脂は、内容物の保護、特に液状の物質を入れても洩れない機能、また、熱シールにより貼り合わせ紙容器の組み立てを可能にする機能を持っている必要がある。具体的には、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、メタロセン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテンポリマ−、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ−ル酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂などの樹脂を使用することができる。なかでも、メタロセン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体は、伸縮性があり、凹凸部を成形する際に、ひび割れ、ピンホールが発生しにくく、好適に使用することができる。上記の接着性樹脂層を用いて、上記の熱可塑性樹脂層としては、例えば、押出機等を使用し、紙とバリア性層との層間に、上記のような樹脂の1種ないし2種以上を単層ないし多層に押し出して溶融押し出し樹脂膜等を形成し、その溶融押し出し樹脂層を介して、上記の紙とバリア性層とを積層することができるものである。なお、本発明において、上記の接着性樹脂層の膜厚としては、20μm〜200μm位、好ましくは、25μm〜100μm位が望ましいものである。上記において、膜厚が、25μm未満であると、炙りピンホ−ルが発生し易い傾向にあることから好ましくなく、また、膜厚が、200μmを越えると、底部およびトップ部の成形性が非常に悪くなることから好ましくないものである。
【0016】
また、本発明の紙容器を構成するバリアー層として、機械的、物理的、化学的、その他において優れた性質を有し、特に、強度を有して強靱であり、かつ、耐熱性を有する樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができる。具体的には、例えば、ポリプロピレン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリルル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリ塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリエチレンナフタレ−ト等のポリエステル系樹脂、各種のナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリアリ−ルフタレ−ト系樹脂、シリコ−ン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、ポリエ−テルスルホン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタ−ル系樹脂、セルロ−ス系樹脂、その他等の各種の樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができる。さらに、これらのフィルムに金属蒸着膜あるいは無機酸化膜を設けたフィルム、金属箔などを使用することもできる。
【0017】
具体的な材料の構成としては、表面側からポリエチレン樹脂層/紙層/ポリエチレン樹脂層、発泡ポリエチレン樹脂層/紙層/ポリエチレン樹脂層、ポリプロピレン樹脂層/紙層/ポリプロピレン樹脂層、ポリエチレン樹脂層/紙層/ポリエステル樹脂層、ポリエステル樹脂層/紙層/ポリエステル樹脂層、ポリエチレン樹脂層/紙層/エチレン・アクリル酸共重合体層/アルミニウム箔/ポリエチレン樹脂層、ポリエチレン樹脂層/紙層/ポリエチレン層/ポリエステル層/ポリエチレン樹脂層、ポリエチレン樹脂層/紙層/ポリエチレン層/ポリエステル層/ポリエチレン樹脂層(フィルム)、ポリエチレン樹脂層/紙層/ポリエチレン層/アルミニウム箔/二軸延伸ポリエステル層/ポリエチレン樹脂層、ポリエチレン樹脂層/紙層/ポリエチレン層/蒸着アルミ層/ポリエステル層/ポリエチレン樹脂層、ポリエチレン樹脂層/紙層/ポリエチレン樹脂層/シリカ蒸着層/ポリエステル層/ポリエチレン樹脂層(フィルム)などがあげられる。
【0018】
つぎに、取っ手3はテープ状であり、テープの材料としては、プラスチックフィルム、プラスチックシート、紙、合成紙等、あるいは、それらを積層した積層体を使用することができる。例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂層/ナイロン樹脂層/ポリエチレン樹脂層、ポリエチレンテレフタレート樹脂層/ポリプロピレン樹脂層/ナイロン樹脂層/ポリエチレン樹脂層等の積層体があげられる。
【0019】
つぎに、本発明の取っ手付き液体用紙容器を製造する方法について説明する。まず、液体用紙容器本体2を組み立てる前のブランクを作製する。このブランクの形状では従来の液体用紙容器のブランクと同形である。つぎに、公知の液体用紙容器用の製函機で一般的な液体用紙容器と同様に、折り畳まれた状態の液体用紙容器とする。さらに、内容物の充填メーカーにおいて、この折り畳まれた状態の液体用紙容器を起こして液体用充填機で内容物の液体を充填して液体用紙容器本体を作製する。
【0020】
そして、本発明の取っ手付き液体用紙容器1(1A、1B、1C)における取っ手3の取り付けとして、テープ状の取っ手3の両端部を液体用紙容器本体2の胴部の対向する角部の上端部に貼着するが、この工程は、ブランクの状態、折り畳まれた状態、内容物を充填するラインで折り畳まれた状態から起こした状態、あるいは、内容物を充填した製品の状態等、いずれの状態において行なうことができる。取り付ける方法は、ヒートシール方法、インパルス方法等の熱接着により貼着する方法、粘着剤を用いて貼着する方法等がある。
【0021】
なお、液体用紙容器本体2の形状は、天面が平坦な四角柱形状であるフラットトップ型に限定されるものではなく、天面が切妻屋根形の四角柱形状であるゲーベルトップ型とすることもできる。また、容量としては、いずれの容量の場合にも適用できるが、特に、取り扱いにくい大型液体用紙容器、例えば、3リットル、5リットルの容量の場合に効果的である。
【0022】
本発明の取っ手付き液体用紙容器の用途としては、牛乳、ジュース、酒類をはじめ、油脂類、調味料類、液体洗剤類等があげられる。
【0023】
【実施例】
つぎに、本発明の取っ手付き液体用紙容器について、以下に、具体例をあげて説明する。
【0024】
材料として、外面からポリエチレン樹脂層35μm/板紙440g/m2/エチレン−メタアクリル酸共重合体20μm/アルミニウム層6μm/ポリエチレンテレフタレート樹脂層12μm/ポリエチレン樹脂層20μm/ポリエチレンフィルム層60μmの構成の積層体を使用して、まず、外面側に通常の印刷をして、打抜型を用いた通常の打抜工程でブランクを作製し、つぎに、公知の液体用紙容器用の製函機で一般的な液体用紙容器と同様に、折り畳まれた状態の液体用紙容器とし、さらに、内容物の充填メーカーにおいて、この折り畳まれた状態の液体用紙容器を起こして液体用充填機で内容物の液体を充0填して、縦×横×高さが140×140×220mmで、内容量が4.0リットルの調味料が充填された液体用紙容器本体を作製した。
【0025】
この充填ラインで内容物を充填した後の工程で、材料として、外面からポリエチレンテレフタレート樹脂層12μm/ポリプロピレン樹脂層120μm/ナイロン樹脂層15μm/ポリエチレン樹脂層30μm(液体用紙容器との接着面側)の構成からなり、長さ360mm、幅28mmのテープ状の取っ手の一方の端部を前壁パネルの右端上部に、もう一方の端部を後壁パネルの右端上部にヒートシールにより熱接着して貼着して本発明の取っ手付き液体用紙容器を作製した。
【0026】
本実施例によれば、取っ手の貼着部分が液体用紙容器本体の胴部の対向する角部に位置するために、前壁パネルのデザインを妨げることなく、商品価値を損なうことなく、また、前後壁パネルの中央上部に貼着する場合に較べて強度的に極めて有利となり、内容物の重量が大きくなった場合でも、変形させることなく取っ手を持つことができた。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明の取っ手付き液体用紙容器は、テープ状の取っ手の両端が液体用紙容器の胴部の対向する角部の上端部に貼着にされ、取っ手が液体用紙容器の天面の対角線上に沿って天面に間隙をもって取り付けられているため、前壁パネルのデザインを妨げることなく、外観上好ましい状態であり、特に、大型の液体用紙容器の場合であっても、取っ手を前後壁パネルに取り付けた場合に比較して、液体用紙容器本体を変形させることなく取っ手により手で持つことができるという効果を有するものであり、特に、大型の液体用紙容器の場合にその効果は大きい。また、注出口を天面の角に近く設けた形状の場合、図7に示すように、注出口から内容物である液体を注ぎ出しやすくなるという効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取っ手付き液体用紙容器の第一の実施の形態の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の取っ手付き液体用紙容器の第一の実施の形態の一実施例を示す天面図、正面図および側面図である。
【図3】本発明の取っ手付き液体用紙容器の第二の実施の形態の一実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の取っ手付き液体用紙容器の第二の実施の形態の一実施例を示す天面図、正面図および側面図である。
【図5】本発明の取っ手付き液体用紙容器の第三の実施の形態の一実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明の取っ手付き液体用紙容器の第三の実施の形態の一実施例を示す天面図、正面図および側面図である。
【図7】本発明の取っ手付き液体用紙容器を取り扱う例を示す斜視図である。
【図8】従来の取っ手付き液体用紙容器の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1A 取っ手付き液体用紙容器(第一の実施の形態)
1B 取っ手付き液体用紙容器(第二の実施の形態)
1C 取っ手付き液体用紙容器(第三の実施の形態)
2 液体用紙容器本体
3 取っ手
4 注出口
11 前壁パネル
12 側壁パネル
13 後壁パネル
14 側壁パネル
15 天パネル
16 底パネル

Claims (4)

  1. 胴部が前壁パネル、側壁パネル、後壁パネル、側壁パネルからなる四角柱形状で、天面が平坦なフラットトップ型の液体用紙容器本体と前記天面の角に近い位置に設けた注出口とテープ状の取っ手からなり、該取っ手の両端部を前記胴部の対向する角部の上端部に貼着し、前記天面の対角線上に沿って前記天面とに間隙をもって設けたことを特徴とする取っ手付き液体用紙容器。
  2. 前記取っ手の両端部を、前記胴部の対向する角部で、前記前壁パネルと前記側壁パネルに渡った角部の上端部と、前記後壁パネルと前記側壁パネルに渡った角部の上端部とに貼着して設けたことを特徴とする請求項1に記載の液体用紙容器。
  3. 前記取っ手の両端部を、前記胴部の対向する角部で、前記前壁パネルの右端上部と前記後壁パネルの右端上部、又は前記前壁パネルの左端上部と前記後壁パネルの左端上部とに貼着して設けたことを特徴とする請求項1に記載の液体用紙容器。
  4. 前記取っ手の両端部を、前記胴部の対向する角部で、対向する前記側壁パネルの右端上部同士、又は対向する前記側壁パネルの左端上部同士に貼着して設けたことを特徴とする請求項1に記載の液体用紙容器。
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