JP4508366B2 - パウチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、濃縮飲料、印刷インキ等を内容物とする自動販売機、印刷機等の機器に用いるカートリッジ用一次容器としてのパウチに関する。
【0002】
【従来の技術】
主としてプラスチックフィルム等を積層した複合フィルムを用いてヒートシール処方によって製袋されるパウチは、食品、家庭雑貨品をはじめ多くの商品の包装袋として用いられている。
そのパウチ形状としては各種の形状が知られているが、液体状、ゼリー状の性質を有する内容物の包装用として、自立性を有するスタンディングパウチ、また、自立性があり、かつ、充填した状態において膨らみをもたせるサイドガセットパウチ等が用いられている。
例えば、図5(a)および図5(b)に示す例は、従来のサイドガセットパウチである。
このように、パウチに内容物を効率よく収納するためにガセット部が設けられることがある。ガセット部を設けることによって、パウチがに自立性を示すこともある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
パウチに内容物を収納する際にできるだけ収納効率がよく、各種機器のカートリッジ容器として、テーパー付きの受け部に収納し易い形状を有するパウチであって、製袋における生産性のよいものが求められている。前記機器とは、例えば、例えば事務用印刷機であり、この場合には、カートリッジ容器にはインキが充填され、また、機器として、ジュース等のカップ式自動販売機等が挙げられ、この場合には、カートリッジ容器には濃縮果汁や糖液が充填される。
しかし、従来のパウチとしては、内容物の収納性のよいものは、前記サイドガセットパウチのようなものは存在したが、機器のテーパー付き受け部に対応した形状のパウチは、変形パウチとして、手作り方式での生産、あるいは、特殊な製袋機を用いることになり、生産性(製袋速度)において問題があった。
本発明の課題は、内容物の収納効率がよく、各種機器のテーパーを有する受け部にセットし易い形状であって、製袋における生産性のよいパウチ形状を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、各部材の少なくとも片面がヒートシール層からなるフィルムを用い、前面部材、後面部材をそのヒートシール層からなる面同士を対面状態とし、左右から、2つ折りした側面部材を前記前面部材、後面部材間に挿入して、その両側端に側シールが設けられ、さらに上、下部にシール部が設けられたサイドガセットパウチにおいて、前記左右の側面部材の折り込みの巾が異なり、かつ、前記側面部材が、中央で2つ折りされており、かつ、前記左右の側面部材のうち、折り込み巾の狭い方の側面部材が、前記パウチの下面となることを特徴とするパウチであって、パウチの隅角部の、少なくとも1ケ所以上に斜めシール部が設けられ、該斜めシールの外側部分を切り落とされてなることを含むものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の課題は、前述のように、
パウチとして
1.内容物の収納効率がよいこと、
2.テーパー付きの受け装置に適した形状であること、
3.生産性(製袋速度)のよいこと、であり、本発明者らは、前記課題に対して鋭意研究の結果、以下に述べるようなパウチとすることによって、課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに到った。すなわち、各部材の少なくとも片面がヒートシール層からなるフィルムを用い、前面部材、後面部材をそのヒートシール層からなる面同士を対面状態とし、左右から、2つ折りした側面部材を前記前面部材、後面部材間に挿入して、その両側端に側シール部が設けられ、さらに上、下端をシールしてなるサイドガセットパウチにおいて、前記左右の側面部材の折り込みの巾を変えること、前記側面部材が、中央で2つ折りされていること、前記左右の側面部材のうち、折り込み巾の狭い方の側面部材が、前記パウチの下面となること、さらに、前記パウチの隅角部に斜めシール設け、該斜めシールの外側部分を切り落とした形状であることを特徴としたものである。
【0006】
本発明のパウチは、従来のサイドガセットパウチの製袋方式を利用することによって、生産性を低下させることなく製袋可能なものである。具体的には、前面部材と後面部材のそれぞれのヒートシール面を対面させた状態で供給し、前面部材と後面部材との間に、ヒートシール面を外側として2つ折りした折り巾を左右で任意に変えた側面部材を左右から挿入し、左右の端部をヒートシールし、上下のシールをすることによって得られ、前記上下のシール形状をパウチの隅角部に斜めシール部とするものとし、斜めシール部とした後、斜めシール部の外側部分を切り落とした形状としてもよい。前記斜めシールおよび切り落としは、直線状でもよいし、曲線状でもよい。
【0007】
【実施例】
本発明のパウチについて図等を参照して更に詳細に説明する。図1は、本発明のパウチの実施例を説明する、(a)平面図、(b)X1−X1部断面図、(c)パウチに内容物を充填し密封したものの斜視図、(d)X2−X2の断面図である。図2は、本発明のパウチの構造を説明する図で、(a)各部材を分離して示した概念図、(b)正面図である。図3は、パウチの斜めシール及び切り落としを説明する図である。図4は、本発明のパウチを形成する積層体の構成を示す断面図である。
【0008】
本発明のパウチは、図1(a)および図1(b)に示すように、サイドガセットタイプのパウチであるが、折り込むガセット部の折り巾w1とw2との巾を変えたことを特徴とするものである。
以下の説明においては、パウチの、前面部材3、後面部材4、側面部材5、6等の各部材の名称を、図3(a)および図3(b)における位置関係により記載するため内容物を充填して、側面部材5、6を上下として載置した際の名称も上記の通りとする。
【0009】
その構造は、図3(a)に模式的に示すように、前面部材3、後面部材4とをそのヒートシール層の面を対面させて配し、左右から、側面部材5及び6をヒートシール層の面を外側として、左右において異なる巾w1、w2に2つ折りされた側面部材5、6が、前記、前面部材、後面部材間に挿入され、図3(b)に示すようにその周縁をヒートシールして側シール部7、8、9、下部シール部10を設けたものである。但し、内容物充填口として、未シール19が形成されている。なお、図2(a)において、各部材の周縁部に示した7x、8x、9x、10xはヒートシール予定部である。また、図3に示すように、前記パウチの隅角部に、斜めシール11、12、13、14を形成し、これらの斜めシールの外側部分切り落として切り落し部15、16、17、18を設けてもよい。本実施例では、この斜めシール及び斜めシールに対応する切り落としは4ケ所全てに実施した例であるが、前記斜めシールと切り落としは、隅角部4ケ所のうち任意の部分において設けられていてもよい。
【0010】
次に、本発明のパウチの製造方法を実施例によって説明する。少なくとも片面がヒートシール性を有する複合フィルムを用い、図2(a)に示すように、前面および後面部材を前記ヒートシール面同士が対面する状態に配し、その両側部から側面部材をそのヒートシール面が外側になるようにして2つ折りし、その折り目h1、h2を内側として、前面部材と後面部材の間に挿入するが、本発明においては、左右の側面部材の前記2つ折りの折り巾に差をつけるのである。前記左右の異なる折り巾w1、w2の側面部材5および6を挿入して側壁端縁をヒートシールして側ール部7、8を形成し、次に底部に下部シール10を形成して図2(b)に示す一次製袋品とする。また、一次製袋品としては、下部シール10と同時に天部に、充填のための未シール部を残した状態で上部シール9を施してもよい。
【0011】
得られた一次製袋品の隅角部に斜めにシールして設けられた、斜めシール部の外側部分を切り落として二次製袋品が得られる。
【0012】
本発明の別の製造方法としては、側部シール型、予め斜めシール形状のシール型(天部シール型には、充填部の未シール部を残した斜めシール型)を、さらに、斜めシール部の外側部分を切り落とす装置を搭載した製袋機を用いてインラインで前記二次製袋品とすることもできる。
【0013】
前記一次製袋品の上下シールのシールにおいて、パウチの隅角部に斜めシール11、12、13、14を施し、該斜めシール部の外側切り落として切り落とし部15、16、17、18を設けることによって、内容物を充填した場合にデッドスペースとなる部分を減らすことができる。前記斜めシール部の形状は直線でもよいし曲線であってもよい。
【0014】
本発明のパウチは、インフレーションなどの方法によって得られるチューブのフィルムを用い、該フィルムの左右からの押し込みプレートによりサイドガセット部材の折り込みをしてもよい。
【0015】
本発明のパウチを構成するフィルム材質としては、例えばインフレーション製膜法等により製造されたチューブ状の単層フィルムを用いることもできるが、プラスチックを主体とする複合フィルムを用いることがより好ましい。前記複合フィルムとしては、少なくとも基材層とヒートシール層とからなるものとし、通常は、図4(a)に示すように、前記複合フィルム30は、基材層31とヒートシール層33との間に中間層32を設けた3層(接着層を除く)または、図4(b)に示すように中間層を2層、3(1)、3(2)とした4層、あるいは、さらに、複数層を積層してもよい。まず、本発明のパウチの各面部材を構成する複合フィルムの基材層31としては、パウチを構成する基本素材となることから、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂を用いることができ、例えば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系、ポリカーボネート系、ポリアセタール系の樹脂を用いることができる。また、これらの樹脂を用いたフィルムとしては、未延伸あるいは1軸または2軸方向に延伸した延伸フィルム等のいずれも使用することができ、フィルムの厚さとしては基本素材としての強度、剛性などについて必要最低限に保持され得る厚さであればよく、厚すぎるとヒートシールに時間がかかり生産性が低下、コストが上昇するという欠点がある。基材層が薄すぎると強度、剛性等が低下して好ましくない。
【0016】
本発明においては、上記のような理由から基材層の厚さとしては、12〜30μm程度が適当である。また、前記合成樹脂からなるフィルムは、必要に応じてポリ塩化ビニリデンが塗工されたフィルムやアルミニウムや酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の蒸着層が形成されたフィルムとしてバリア性を有する構成としてもよい。また、前記基材層が印刷される場合には、通常外面層として用いられるため、その裏側(中間層あるいはヒートシール層を貼り合わせる面)に印刷されることが多いために印刷適性も求められる。
基材層としては、剛性があり、前記印刷を含めた加工性の良さから1軸方向または2軸方向に延伸した延伸フィルムが好適に用いられる
【0017】
また、本発明のパウチの各面部材を構成する複合フィルムのヒートシール層33としては、複合フィルムを製袋する際にヒートシール(密封)できるものであればよく、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、メタロセン系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレンープロピレン共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレンーアクリル酸共重合体、エチレンーアクリル酸メチル共重合体、エチレンーメタクリル酸共重合体の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂ないしはこれらをシート化したシートを使用することができる。特に前記メタロセン系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重体は、分子量分布の巾が狭く、共重合比も安定しているため、低温ヒートシール性や熱間シール性に優れており、ガセットの上下シールのフィルム重なり部の段差に起因するシール不良防止には適した包材である。
【0018】
ヒートシール層33の厚さとしては、30〜500μmが適当である。ヒートシール層33としての厚さが30μm未満の場合、密封性不良となるおそれがあり、かつ、シール強度が不足し、落下衝撃等において破袋することがある。また、ヒートシール層33の厚さが500μmを超えると、ヒートシールに時間がかかり作業性の低下となる。
【0019】
本発明のパウチに用いる複合フィルムの前記基材層とヒートシール層との間に中間層を設けてもよく、前記中間層は通常、前記基材層とヒートシール層との2層構成では包装袋としての機能を十分に果たすことができない場合等に設けられる。また、中間層は前述のように2層以上としてもよよい。
前記中間層32としての機能としては、気体遮断性(ガスバリア性)、機械的強靭性、剛性、耐屈曲性、耐突刺し性、耐衝撃性、耐摩耗性、耐寒性、耐薬品性等であり、包装袋として要求されるこれらの機能は中間層32を設けることにによって達成されることが多い。該中間層32として用いられる素材としては、例えばアルミニウム、鉄、銅、錫等の金属箔、あるいは、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、エチレンープロピレン共重合体、エチレンーアクリル酸共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体のケン化物等のフィルムあるいはこれらのフィルムにポリ塩化ビニリデンを塗工したフィルムないしはアルミニウムや酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の蒸着を施したフィルムを用いることができる。また、中間層として、これら素材の一種ないしはそれ以上を組み合わせて使用することができる。なお、上記中間層の厚さとしては、包装袋として要求される機能を満たすことができれば良いのであって、必要に応じて適宜に選ぶことができる。
【0020】
前記複合フィルムは基材層31、ヒートシール層33、中間層32等を必要に応じて周知のドライラミネーション、Tダイ押圧し法等を適宜用いて貼り合わせることによって得ることができる。前記Tダイ押出し法を用いる場合にあっては、接着性を向上させる目的で被押出側フィルム等に必要に応じてアンカーコート剤を予め塗工してもよい。
【0021】
本発明のパウチを形成する複合フィルムの具体的な材質による構成例について説明する。
本発明のパウチは、前述のように、前後、左右のそれぞれの方向において、それぞれのヒートシール性を有する面が相対する状態に配される4枚の部材から構成される。そして、パウチはそれらの内面同士のヒートシールにより製袋される。
従って、パウチを形成する複合フィルムは、その材質構成として、少なくとも片面がヒートシール性を有するもので、用いられるフィルムは、どの部位においても同一構成のものを用いてもよいし、前面部材と後面部材とを同一の複合フィルム、左右の側面部材を別の複合フィルムとしてもよい。
そして、その複合フィルムとしては、主にプラスチックからなる積層フィルムが用いられるが、特に限定されず、各種パウチに用いられている公知の積層フィルムはいずれも使用できる。これらの中から、包装する内容物の種類と充填量、充填後の加熱処理の有無等の使用条件に応じて適するものを自由に選択して用いることができる。
【0022】
本発明のパウチほ形成するいずれの面にも共通して好ましく使用できる複合フィルムの構成の具体例として以下のようなものが挙げられる。
(1) ON/AD/LLDPE
(2) ON/AC/<HDPE/LLDPE>
(3) ON・SiOX/AC/<HDPE/LLDPE>
(4) PET/AD/AL/AD/ON/AD/LLDPE
(5) PET/AD/AL/AD/ON/AD/S-PE
(6) PET/AD/AL/AD/ON/AD/CPP
(7) PET/AD/ON/AD/AL/AD/LLDPE
(8) PET/AD/ON/AD/AL/AD/S-PE
(9) PET/AD/ON/AD/AL/AD/CPP
(10) PET/AD/EVOH/AD/ON/AD/CPP
(11) ON/AD/HDPE/AD/LLDPE
(12) ON/AD/PP/AD/LLDPE
【0023】
尚、上記材質構成例を略号にて記載したが、略号はそれぞれつぎの材質又は層を示す。
ON:2軸延伸ナイロンフィルム、AD:接着剤、LLDPE:線状低密度ポリエチレン、AL:アルミニウム、HDPE:高密度ポリエチレン、LDPE:低密度ポリエチレン、PP:ポリプロピレンの延伸フィルム、S-PE:メタロセン系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重体、PET:2軸延伸ポリエステルフィルム、CPP:未延伸ポリプロピレンフィルム、SiOX:シリカ蒸着 AC:アンカーコート、EVOH:エチレンー酢酸ビニル共重合体のケン化物であり、また、<>は共押出しを示す。
また、アンカーコートは、押出しコーティングで樹脂を積層する際、接着性を向上させるために基材フィルム側に予めコーティングするものでプライマーコートの一種である。
そして、アルミニウム箔、シリカ蒸着層、EVOHフィルムなどは、ガスバリア性を付与するために積層するものである。
【0024】
また、ヒートシール層33としては、LLDPEフィルムと、CPPフィルムの2種類の例を挙げたが、LLDPEフィルムは、ヒートシールの安定性や耐内容物性、耐ストレスクラッキング性等に優れ、CPPフィルムは、耐熱性、低臭性に優れており、これらの性能を必要とする内容物の包装用に適している。
【0025】
ヒートシール層33には上記のほか、充填される内容物に応じて、エチレンー酢酸ビニル共重合体、エチレンーアクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、ポリエステル樹脂、メタロセン系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重体なども適宜選択して使用することができる。
【0026】
本発明のパウチは、必要に応じて、該パウチ形状に適した形状の変形カートンや、プラスチック成形容器に収納して用いてもよい。例えば、カートンに収納して印刷機のインキカートリッジ容器としたり、カップ式自販機用の原液(濃縮液包装)等の容器として用いることができる。
【0027】
本発明のパウチに内容物を充填すると、図1(c)または図1(d)に示すように、パウチでありながら、立体的な容器となる。また、前面部と後面部との面が勾配を形成するため、機器のカートリッジ容器受け部等へのセットが容易である。
本発明のパウチは、公知の製袋機を利用して製造が可能であって、かつ、その製袋速度を低下させることなく製造できるものである。
【0028】
【発明の効果】
本発明のパウチは、左右で巾の異なるサイドガセット部を有するパウチであるが、内容物を充填、密封して、巾の狭い側部面を下にすることによって、前面部、後面部に勾配が形成されるために、該勾配を機器の受け部の側部傾斜に合わせることによって安定したセットが可能となる。本発明のパウチは、変形であるにもかかわらず、その生産性は、従来の製袋と比較して低下することはない。
本発明のパウチは外装との組み合わせが可能であり、外装と、本発明のパウチとは分別して回収、処理をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパウチの実施例を説明する、(a)平面図、(b)X1−X1部断面図、(c)パウチに内容物を充填し密封したものの斜視図、(d)X2−X2の断面図である。
【図2】本発明のパウチの構造を説明する図で、(a)各部材を分離して示した概念図、(b)正面図である。
【図3】パウチの斜めシール及び切り落としを説明する図である。
【図4】本発明のパウチを形成する積層体の構成を示す断面図である。
【図5】従来のサイドガセットパウチを示す、(a)斜視図、(b)X3−X3断面図である。
【符号の説明】
h ガセット折れ線
ガセット折り込み巾
1 パウチ
3 前面部材
4 後面部材
5 側面部材
6 側面部材
7 側ール部
8 側ール部
9 上部シール部
10 下部シール部
11 斜めシール(1)
12 斜めシール(2)
13 斜めシール(3)
14 斜めシール(4)
15 切り落とし部(1)
16 切り落とし部(2)
17 切り落とし部(3)
18 切り落とし部(4)
19 未シール部
30 パウチを形成する積層体
31 基材層
32 中間層
33 ヒートシール層
34 接着層
50 サイドガセットパウチ
51 前面部材
52 後面部材
53 側面部材
54 側面部材
56 側ール部
57 側ール部
58 上部シール部
59 下部シール部

Claims (2)

  1. 各部材の少なくとも片面がヒートシール層からなるフィルムを用い、前面部材、後面部材をそのヒートシール層からなる面同士を対面状態とし、左右から、2つ折りした側面部材を前記前面部材、後面部材間に挿入して、その両側端に側シール部が設けられ、さらに上、下部にシール部が設けられたサイドガセットパウチにおいて、前記左右の側面部材の折り込みの巾が異なり、かつ、前記側面部材が、中央で2つ折りされており、かつ、前記左右の側面部材のうち、折り込み巾の狭い方の側面部材が、前記パウチの下面となることを特徴とするパウチ。
  2. パウチの隅角部の少なくとも1ケ所以上に斜めシール部が設けられ、該斜めシール部の外側部分が切り落とされてなることを特徴とする請求項1に記載のパウチ。
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