JP4563168B2 - 包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、食品などに代表される内容物を包装する複数個の凹状の内容物収納部を有する容器状の包装体に関し、さらに詳しくは、蓋体を所望する個数だけ開封して内容物を取り出すことができると共に内容物を取り出した後に、空となった容器本体の内容物収納凹部を挟み等の切断手段を用いることなく分離して廃棄することができる包装体に関するものである。
食の多様化や個食化、また、核家族化や高齢化の進展、また、保管スペースの問題や清潔感などから、必要量だけ消費して残りを衛生的、かつ、清潔な状態で保管したいという要望の高まりから、内容物を必要とする分量だけ使い切ることができるように、また、数回の使用で使い切ることができる程度の量を個包装化した包装形態が色々な分野で採用され、広く使用されている。
個包装の包装形態としては、たとえば、(イ)内容物を収納した複数個の小袋を、大袋ないし紙箱等の外装体やトレー状の容器と蓋体とからなる外装体で包装したもの、あるいは、(ロ)内容物を直に複数の凹状の収納部を有する容器本体の前記収納部に収納し、一枚の蓋体でそれぞれの前記収納部を独立した状態で密封し、前記収納部をそれぞれ分離できるようにしたものなどがあり、内容物の品質劣化の防止、製造時の生産性、使用時の使い勝手、コストなどを総合的に勘案して適宜選択して用いられているが、加温時に液状ないし粘稠状で冷却することにより固化する内容物、たとえば、外郎、羊羹(水羊羹)、ゼリー、チョコレート、カレールーなどのルー類は、充填や包装のし易さから、また、調理済み食品や半調理済み食品等はそのまま電子レンジ等で加熱調理することができると共にそのまま食器として使用することができるなどから、上記した(ロ)の包装形態が採用されることが多い(たとえば、特許文献1、2参照)。
この特許文献1に開示された技術は、隣接する容器がフランジ部で連接し、該フランジ部に切断線と接続部とよりなる断続線を具備することにより、この断続線で隣接する容器を分離できるように構成したものであり、分離するという機能においては優れるものの蓋体が容器単位となっているために生産性が劣るという問題がある。これを解決するものとして特許文献2に開示された技術がある。この特許文献2に開示された技術は、フランジ部で連結された複数の収納部を備え、該収納部に内容物を収納して1枚の蓋体で密封シールし、各収納部の間に位置する前記フランジ部と前記蓋体とに接続部と切断部とが交互に形成された断続部を形成し、この断続部で各収納部を分離できるように構成したものであり、特許文献1に比べて1枚の蓋体からなるために生産性においても優れるものである。
しかしながら、特許文献2に記載の密封包装体が、縦方向・横方向に複数の収納部を碁盤目状に、たとえば、縦方向に2つ、横方向に4つの収納部を設けた8つの収納部を有する密封包装体からなる場合に、所望の数だけ内容物を取り出す際には、所望の数の収納部を分離するという作業を優先させると、分離することはできるものの、分離した断続部の両側の収納部が分離時の力により、特に残して保存しようとした収納部を開封してしまう虞があり、一般的に所望の数だけ内容物を取り出す作業としては、所望数の収納部を蓋体を剥離して開口し、この開口部から内容物を取り出し、その後に空となった収納部を断続部に沿って分離して廃棄するという手順を踏むことになるが、剥離する際に縦方向と横方向の断続部が交わる位置において、直角に剥離方向を変えて剥離することができないために、蓋体の剥離形状、たとえば、蓋体を剥離することによりL字状に3つの収納部を開口したい場合には極めて困難な作業を強いられることになるし、極端な場合には剥離線が断続部から逸れて、保存しようとした収納部をも開封してしまう虞がある。
実開昭61−202363号公報 特開2002−59971号公報
そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、蓋体をミシン目線に沿って剥離する際に、剥離線の方向を容易に変更して剥離し続けることができて、所望する数の内容物を容易に取り出すことができると共に、内容物を取り出した後の空の内容物収納部を容易に分離して廃棄することができる包装体を提供することである。
本発明者は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、仮想平面上の仮想X軸方向に2以上の凹状の内容物収納部と、前記仮想X軸方向に直交する仮想Y軸方向に2以上の凹状の内容物収納部を有し、各内容物収納部がフランジ部で連結された容器本体の全体を一枚の蓋体で前記内容物収納部の外側のフランジ部において前記内容物収納部をそれぞれに周回する周回熱接着部で密封した包装体において、前記フランジ部は突出リブを形成した第1フランジ部と該第1フランジ部が段上となるように段部で連接した第2フランジ部とからなり、前記周回熱接着部は前記突出リブで熱接着されて形成され、前記周回熱接着部間の前記フランジ部に前記仮想X軸方向および前記仮想Y軸方向に前記容器本体の一方の端部から他方の端部に至る切断部と接続部とからなる第1ミシン目線が形成され、かつ、前記周回熱接着部間の前記蓋体に前記仮想X軸方向および前記仮想Y軸方向に前記蓋体の一方の端部から他方の端部に至る切断部と接続部とからなる第2ミシン目線が前記第1ミシン目線と仮想平面上の垂直方向に略一致するように形成されると共に前記第2ミシン目線は前記仮想X軸方向と前記仮想Y軸方向の交点において、十字の切断部となっていることを特徴とするものである。このように構成することにより、蓋体を第2ミシン目線のX軸方向ないしY軸方向のいずれか一方の端部から剥離して剥離の終端が他方の軸方向に形成した第2ミシン目線に至った際に、その交点が十字の切断部となっているために、そのまま真っ直ぐに進む方向にも、あるいは、直交する方向に方向を変えても容易に剥離することができるために、蓋体を所望の形状に剥離開封することができ、所望数の収納部を開口して内容物を取り出すことができる。
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の包装体において、前記第1ミシン目線は前記仮想X軸方向と前記仮想Y軸方向の交点において、十字の切断部となっていることを特徴とするものである。このように構成することにより、内容物を取り出して空になった収納部を容器本体に形成した第1ミシン目線を用いて容易に分離して廃棄することができる。
また、請求項3記載の本発明は、請求項1、2のいずれかに記載の包装体において、前記第1ミシン目線と前記第2ミシン目線は前記容器本体と前記蓋体のそれぞれの前記端部に切断部が位置することを特徴とするものである。
また、請求項4記載の本発明は、請求項1、2のいずれかに記載の包装体において、前記第1ミシン目線と交差する前記容器本体の端部に略V字状切欠が形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項5記載の本発明は、請求項1、2、4のいずれかに記載の包装体において、前記第2ミシン目線と交差する前記蓋体の端部に略V字状切欠が形成されていることを特徴とするものである。
上記請求項3〜5のいずれかに記載の構成とすることにより、蓋体の剥離、あるいは、容器本体の分離の開始を容易なものとすることができる。
本発明の包装体は、蓋体をミシン目線に沿って剥離する際に、剥離線の方向を容易に変更して剥離し続けることができて、所望する数の内容物を容易に取り出すことができると共に、内容物を取り出した後の空の内容物収納部を容易に分離して廃棄することができるという優れた効果を奏するものである。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明にかかる包装体の一実施例を示す斜視図、図2は図1に示す包装体の容器本体の斜視図、図3は図2に示す容器本体の要部斜視図、図4は図1に示す包装体の要部平面図(要部斜視図)、図5、6は図1の包装体において蓋体を剥離して内容物収納部を開封する状態を示す図(斜視図)、図7は本発明にかかる包装体の他の実施例を示す要部斜視図(要部平面図)であり、図中の1,1’は包装体、2は容器本体、3は蓋体、4は第1ミシン目線、5は第2ミシン目線、20は内容物収納部、21はフランジ部、210は第1フランジ部、211は第2フランジ部、22は突出リブ、23,30は略V字状切欠、40,50は切断部、41,51は接続部、αは十字の切断部、βは角部、Aは周回熱接着部をそれぞれ示す。
図1は本発明にかかる包装体の一実施例を示す斜視図、図2は図1に示す包装体の容器本体の斜視図であって、包装体1は仮想平面上の仮想X軸方向(図1上、横方向)に5個、仮想Y軸方向(図1上、縦方向)に2個、合計10個の凹状の内容物収納部20を有すると共に該内容物収納部20がフランジ部21で連結された容器本体2と、該容器本体2の全体を熱接着して密封する一枚の蓋体3とからなり、前記容器本体2に形成された前記内容物収納部20の外側のフランジ部21に前記内容物収納部20をそれぞれ周回する突出リブ22が形成され、この突出リブ22において前記蓋体3が周回熱接着部Aで熱接着されてそれぞれの前記内容物収納部20(図1上、10個の収納部20)が密封されたものである。そして、前記包装体1は前記周回熱接着部A間の前記フランジ部21において、前記容器本体2および前記蓋体3の仮想X軸方向、仮想Y軸方向にそれぞれ切断部40、50と接続部41、51とからなる第1ミシン目線4および第2ミシン目線5が仮想平面上の垂直方向に略一致するように形成されると共に、前記第1ミシン目線4および第2ミシン目線5は前記容器本体2および前記蓋体3の端部と交差する箇所が切断部40、50となるように構成されている。
図3は図2に示す容器本体の要部斜視図であって、前記内容物収納部20は前記フランジ部21側から底部に至るに従って凹状の横断面が小さくなるようにテーパが付けられると共に、前記フランジ部21は前記突出リブ22を形成した第1フランジ部210と該第1フランジ部210が段上となるように段部で連接した第2フランジ部211とからなる。なお、前記フランジ部21は前記突出リブ22と前記第1フランジ部210の2段から構成されたフランジ部であってもよいし、また、段を全く設けないフラットなフランジ部であってもよいものであるが、この場合は、後述するが前記周回熱接着部Aを熱板で形成する必要がある。
図4は図1に示す包装体の要部平面図であって、前記蓋体3の仮想X軸方向、仮想Y軸方向に設けた前記第2ミシン目線5の交点周辺を示したものであって、仮想X軸方向と仮想Y軸方向の前記第2ミシン目線5の交点は十字の切断部αとなるように構成されると共に前記蓋材3は前記周回熱接着部Aで熱接着されており、すなわち、前記周回熱接着部A間は未接着部となっており、前記蓋材3に形成された前記第2ミシン目線5はこの未接着部領域に設けられている。このように構成することにより、前記内容物収納部20を開封するために、前記包装体1の前記容器本体2と前記蓋体3との角部(符号βで示す)を手指で摘んで前記容器本体2から前記蓋体3を剥離し、前記ミシン目線5に至った時点で、前記ミシン目線5の方向に剥離する方向を変えると、前記ミシン目線5の端部から前記ミシン目線5に沿って剥離して前記十字の切断部αに至ると、前記十字の切断部αにおいては、前記十字の切断部αの効果により前記蓋体3を剥離する力の方向にスムーズに剥離することができ、所望数の内容物収納部20を所望の箇所のみ剥離開封することができ、所望数の内容物を取り出すことができる。その結果、図5に示すように前記内容物収納部20を1つ開封することもできるし、図6に示すように前記内容物収納部20を略L字状に3つ開封することもでき、極めて利便性に優れたものとすることができる。
また、前記容器本体2に形成する前記第1ミシン目線4においても、仮想X軸方向と仮想Y軸方向の交点を前記蓋体3と同様に十字の切断部α(図2参照)とすることにより、前記内容物収納部20から内容物を取り出して空となった前記内容物収納部20を内容物が収納された状態の前記内容物収納部20から分離する際にも極めて容易に分離することができる。
図7は本発明にかかる包装体の他の実施例を示す要部平面図であって、包装体1’は前記容器本体2および前記蓋体3の前記第1ミシン目線4および第2ミシン目線5と交わる端部に略V字状切欠23および30を形成したものであって、これ以外は図1に示した包装体1と同じである。これは、図1に示した包装体1において、前記第1ミシン目線4および第2ミシン目線5が前記容器本体2および前記蓋体3の端部と交差する箇所を切断部40、50とした機能と同様に、前記蓋体2の剥離の開始をスムーズにするために、あるいは、前記容器本体2の分離の開始をスムーズにするために形成したものである。
次に、本発明の包装体1、1’に用いる前記容器本体2および前記蓋体3について説明する。最初に前記蓋体3について説明する。
前記蓋体3としては、後述する容器本体2と熱接着により密封する必要があり、熱接着性樹脂からなる内層と、印刷を施す基材層とで構成される。前記内層を構成する材料としては、たとえば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等の樹脂の一種ないしこれらを混合した樹脂を挙げることができ、また、必要に応じてこれらの樹脂を多層化したものであってもよいものである。
次に、前記蓋体3の前記基材層を構成する材料としては、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂製フィルムを用いることができ、たとえば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系、ポリアセタール系等の樹脂からなるフィルムを用いることができ、未延伸フィルム、あるいは、一軸方向ないし二軸方向に延伸した延伸フィルム等のいずれのものでも使用することができるが、印刷適性を考慮すると二軸方向に延伸した延伸フィルムが好適である。フィルムの厚さとしては基材としての強度、剛性などについて必要最低限に保持され得る厚さであればよく、コストなどを勘案して決めればよいものである。
また、前記蓋体3には、酸素や水蒸気等のガスバリアー性、および/ないし、遮光性を付与するために前記内層と前記基材層との間に必要に応じて中間層を設けてもよいものである。この中間層を構成する材料としては、たとえば、アルミニウム等に代表される金属箔、あるいは、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリ塩化ビニリデン等のフィルムやバリアー性を有するポリアミドフィルム、あるいは、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン、ポリビニルアルコール等のフィルムにポリ塩化ビニリデンを塗工したフィルムないしはアルミニウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物の蒸着を施したフィルムなどを用いることができる。また、前記中間層は、上記したガスバリアー性、および/ないし、遮光性を付与するのみならず、たとえば、機械的強靭性、耐屈曲性、耐突き刺し性、耐衝撃性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性等の機能を付与することができ、上記したガスバリアー性、および/ないし、遮光性を付与する材料と、たとえば、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン等のフィルムと組合わせて用いても構わない。また、中間層を用いることなく、酸素や水蒸気等のガスバリアー性を付与するために、上記した前記基材層を構成するフィルムにポリ塩化ビニリデンの塗膜を形成したものや酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物の蒸着層を形成したものを用いてもよいものである。
また、前記蓋体3の各層を積層する方法としては、サンドイッチラミネーション法、ドライラミネーション法等の周知の積層方法を用いることができ、また、前記内層としてはフィルム化したものを前記積層方法で積層してもよいし、Tダイ押出法で上記した樹脂を加熱溶融押出しして設けてもよいものである。
また、前記容器本体2としては、真空成形、圧空成形(真空圧空成形、押出圧空成形、熱板圧空成形等)、プレス成形法等の周知の成形方法で得るのがコストも安価であり好ましいものである。これに用いるシートとしては、たとえば、ポリエチレン,ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート,ポリカーボネート,アモルファスポリエステル(A−PET)などのポリエステル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアセタール、ポリビニルアルコール、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等の樹脂からなるシート、あるいは、必要に応じて前記シートにポリ塩化ビニリデン、あるいは、アルミニウム、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物の蒸着層を形成したものなどのシートを用いることができ、さらに前記蓋体3との熱接着性を考慮する必要のある場合には、前記シートを適宜組み合わせた多層のシートを用いることができ、多層のシートとしては、サンドイッチラミネーション法、ドライラミネーション法等の周知の積層方法を用いて多層化したものであっても、また、共押出しにより多層化したものであってもよいものである。また、必要に応じて、アルミニウム等の金属箔を備えた構成としてもよいものである。また、シートの厚さとしては、容器本体とした際の最薄部の厚さを考慮して適宜決めればよいものである。
また、前記容器本体2と前記蓋体3とで構成する熱接着部(図1上、周回熱接着部A)は、線状に形成されるために剥離性を有するものであるが、より剥離性を求める場合、たとえば、不可抗力による剥離の危険性を少なくする意味から熱接着部の接着幅を幅広にする場合には、前記容器本体2と前記蓋体3とで構成する熱接着部(図1上、周回熱接着部A)は各々の層の組み合せを易接着となるように考慮する必要があり、たとえば、ポリプロピレンとエチレン−プロピレン共重合体との組み合せ、ポリエチレンとエチレン−プロピレン共重合体との組み合せ、ポリエチレンとエチレン−酢酸ビニル共重合体との組み合せなどの周知の易剥離性を有する組み合せとするなり、あるいは、前記蓋体3の内層に、たとえば、CMPS−006〔東セロ(株)製:商品名〕、CF9501〔東レ合成(株)製:商品名〕等の上市されている周知の易接着性フィルムを用いればよいものである。
また、前記容器本体2および前記蓋体3に形成する切断部40、50と接続部41、51とからなる前記第1ミシン目線4および前記第2ミシン目線5は、前記切断部40、50に対応する位置に突出する刃を備えたトムソン刃、ダイセット等で前記容器本体2および前記蓋体3に別々に形成してもよいし、また、前記容器本体2に内容物を充填し、前記蓋体3で上記した所定箇所を熱接着して前記容器本体2と前記蓋体とを一体化して後に形成してもよいものである。
また、今まで説明してきた実施の形態においては、前記周回熱接着部Aを前記突出リブ22に形成したものを示したが、これは平板状の熱板で熱接着することができるので、サイズの異なる容器本体に対しても同じ熱板で熱接着することができるというメリットがあるからであるが、熱板の交換を是とするならば、熱接着する熱板を突出リブの形状にしたものを用いて、フランジ部に前記周回熱接着部Aを形成してもよいものである。
本発明にかかる包装体の一実施例を示す斜視図である。 図1に示す包装体の容器本体の斜視図である。 図2に示す容器本体の要部斜視図である。 図1に示す包装体の要部平面図(要部斜視図)である。 図1の包装体において蓋体を剥離して内容物収納部を開封する状態の一実施例を示す図(斜視図)である。 図1の包装体において蓋体を剥離して内容物収納部を開封する状態の他の実施例を示す図(斜視図)である。 本発明にかかる包装体の他の実施例を示す要部斜視図(要部平面図)である。
符号の説明
1,1’ 包装体
2 容器本体
3 蓋体
4 第1ミシン目線
5 第2ミシン目線
20 内容物収納部
21 フランジ部
210 第1フランジ部
211 第2フランジ部
22 突出リブ
23,30 略V字状切欠
40,50 切断部
41,51 接続部
α 十字の切断部
β 角部
A 周回熱接着部

Claims (5)

  1. 仮想平面上の仮想X軸方向に2以上の凹状の内容物収納部と、前記仮想X軸方向に直交する仮想Y軸方向に2以上の凹状の内容物収納部を有し、各内容物収納部がフランジ部で連結された容器本体の全体を一枚の蓋体で前記内容物収納部の外側のフランジ部において前記内容物収納部をそれぞれに周回する周回熱接着部で密封した包装体において、前記フランジ部は突出リブを形成した第1フランジ部と該第1フランジ部が段上となるように段部で連接した第2フランジ部とからなり、前記周回熱接着部は前記突出リブで熱接着されて形成され、前記周回熱接着部間の前記フランジ部に前記仮想X軸方向および前記仮想Y軸方向に前記容器本体の一方の端部から他方の端部に至る切断部と接続部とからなる第1ミシン目線が形成され、かつ、前記周回熱接着部間の前記蓋体に前記仮想X軸方向および前記仮想Y軸方向に前記蓋体の一方の端部から他方の端部に至る切断部と接続部とからなる第2ミシン目線が前記第1ミシン目線と仮想平面上の垂直方向に略一致するように形成されると共に前記第2ミシン目線は前記仮想X軸方向と前記仮想Y軸方向の交点において、十字の切断部となっていることを特徴とする包装体。
  2. 前記第1ミシン目線は前記仮想X軸方向と前記仮想Y軸方向の交点において、十字の切断部となっていることを特徴とする請求項1記載の包装体。
  3. 前記第1ミシン目線と前記第2ミシン目線は前記容器本体と前記蓋体のそれぞれの前記端部に切断部が位置することを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の包装体。
  4. 前記第1ミシン目線と交差する前記容器本体の端部に略V字状切欠が形成されていることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の包装体。
  5. 前記第2ミシン目線と交差する前記蓋体の端部に略V字状切欠が形成されていることを特徴とする請求項1、2、4のいずれかに記載の包装体。
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