JPH0647543U - 平面ハンドル - Google Patents

平面ハンドル

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JPH0647543U
JPH0647543U JP2691593U JP2691593U JPH0647543U JP H0647543 U JPH0647543 U JP H0647543U JP 2691593 U JP2691593 U JP 2691593U JP 2691593 U JP2691593 U JP 2691593U JP H0647543 U JPH0647543 U JP H0647543U
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利典 吉田
学 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パッキングを使用した扉における平面ハンド
ルの操作を容易にする。 【構成】 平面ハンドル1をケース部5、ケース部5に
対し起伏と旋回とが可能なハンドル部6、ハンドル部6
に連動する爪金具8、およびケース部5と爪金具8との
間に介在する付勢ばね30によって構成する。固定枠3
に対して錠止した扉2において、ハンドル部6が起立す
ると、ばね30は、爪金具8を扉2の表面から裏面方向
へ移動させパッキング4に対する圧縮作用から解放す
る。扉2を閉めるときには、爪金具8を固定枠3に対し
て係合させたのち倒伏するハンドル部6を梃子にしてパ
ッキング4を圧縮する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、分電盤等において扉を固定枠に錠止するための平面ハンドルに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、扉に固定するケース部と、倒伏してそのケース部に設けた凹部に収納す る一方、使用するときには、そこから起立させることが可能なハンドル部とから なる平面ハンドルが周知である。この種ハンドルには、ハンドル部を起立させる とそれが旋回可能になり、その旋回によってハンドル部に取り付けた爪金具を旋 回して扉と固定枠との施錠と解錠とをおこない、ハンドル部を倒伏して凹部に収 納すると、扉表面を殆ど平坦にすることができるものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
分電盤等の扉は、使用条件によりそれを取り付けた固定枠との間にパッキング を介在させる場合がある。分電盤に水密性を要する場合や、電磁波シールドのた めに金属製の扉と固定枠とを導電性パッキングによって接続する場合等がその例 である。ところで、従来の平面ハンドルとパッキングとを併用すると、扉を閉め るときには強く押してパッキングを十分に圧縮し、爪金具が確実に固定枠に係合 するようにしなければならない。しかし、扉が大きいとか、扉と固定枠との密閉 性をよくするために表面積の大きいパッキングを使用したとかいう場合には、パ ッキングの圧縮に大きな力が必要となり、扉が閉めにくくなるという問題がある 。
【0004】 また平面ハンドルにおいて、倒伏したハンドル部の収納部を大きくつくること ができる場合には、それに合わせてハンドル部も厚く、大きくつくると握り易く なる。ところが、収納部をそのように大きくつくることができない場合、例えば 、分電盤の扉が特に薄いときや、固定枠の奥行きにゆとりがないとき、ハンドル 部を扉表面からあまり突出させることができないときなどは、ハンドル部を薄く つくらねばならず、そのようなハンドル部は非常に握り難いものになるという問 題がある。
【0005】 また、ハンドル部は、倒伏したのちに徒らにガタガタ動いたり、起立したりす ることがないように、収納部内でロックすることがあり、そのロックを解くため の摘みを扉の表面から突出させ、指先を引掛け易くすることがある。しかし、そ れでは倒伏したハンドル部を収納部に納め、そのレベルをわざわざ扉表面のそれ に合わせたという価値が半減することになりかねない場合がある。
【0006】 そこで、この考案は、第一には、起立したハンドル部を旋回して錠止と解錠と を行う平面ハンドルにおいて、ハンドル部の起伏操作に対応して爪金具が扉の表 面から裏面へ向かう方向、およびそれと逆の方向へ移動できるようにすることに より、第二には、ハンドル部に窪みをつくり、握持した指の納まりをよくすると ともに、その窪みにおいて倒伏したハンドル部をロックすることにより、前記従 来技術の諸問題を解決することを課題にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案が前記課題を解決するために手段とするところは、以下のとおりであ る。
【0008】 この考案は、扉に取り付けるケース部と、このケース部に起伏可能、かつ、旋 回可能に取り付けたハンドル部とを備え、ケース部の裏面側においてハンドル部 に連動して旋回可能な爪金具を取り付け可能な平面ハンドルを前提にしている。
【0009】 かかる前提において、ハンドル部の一端とケース部との間にハンドル部が起立 すると爪金具を扉の表面から裏面へ向かう方向へ移動させることが可能な付勢ば ねを設け、ハンドルが倒伏するとその付勢ばねに抗して前記方向と逆方向へ爪金 具を移動させることが可能にしてあり、かつ、ケース部には倒伏したハンドル部 に係合してその起立をロックする可動係合片が設けてあることがこの考案の特徴 である。
【0010】 この考案の実施態様の一つにおいては、ハンドル部が脚部とその脚部の一端に 交叉して連なるハンドル部とを有するとともに、脚部の他端においてケース部に 起伏可能に連結され、ハンドル部の倒伏時において、ハンドル部の前記可動係合 片と対向する側面にその可動係合片が嵌脱可能な窪みを有する。
【0011】 この考案の好ましい実施態様においては、可動係合片が、前記窪みの近傍にお いて、ケース部表面よりも低く形成された指先係合部を有している。
【0012】
【作用】
この考案では、平面ハンドルのハンドル部がケース部に取り付けられた一端を 支点に梃子となって起伏し、その起伏に対応して付勢ばね作用下にある爪金具が 扉に対し離隔、および接近するように移動可能である。起立したハンドル部を所 定角度旋回するとそれに連動して爪金具が旋回し、固定枠に係脱して錠止と解錠 とをおこなう。この平面ハンドルを取り付けた扉では、開いた扉の爪金具を解錠 位置にしておき、ついで扉をパッキングに触れるか、またはそれを僅かに圧縮す る程度にまで閉めてからハンドルを旋回して爪金具を固定枠に係合できるように 、扉と固定枠の相互の位置を定めておく。爪金具が固定枠に係合している状態で ハンドル部を倒伏すると、扉はパッキングを圧縮しながら爪金具に接近する方向 へ動いて閉まる。パッキングの圧縮に力を要する場合でも、ハンドル部が梃子と して作用するから大きな圧縮力を得ることが容易であり、ケース部には倒伏した ハンドルをロックする可動係合片が設けてあるから、ハンドル部は不意に起立す ることがない。
【0013】 また、この考案に係る平面ハンドルにおいては、ハンドル部を握るときに親指 の先端を窪みに当てがうことができ、握りが自然な状態に近くなる。
【0014】 さらにはまた、ケース部の可動係合片は、倒伏したハンドル部の窪みの近傍を ケース部表面よりも一段低くして、そこを指先係合部にしておくと、指先で可動 係合片を操作することが容易になり、摘みなどの操作部をケース部表面から突出 させる必要がない。
【0015】
【実施例】
この考案に係る平面ハンドルの詳細を、添付の図面を参照して説明すると、以 下のとおりである。
【0016】 図1は、この考案に係る平面ハンドル1を扉2に取り付けた金属製分電盤の部 分図であって、一部が破断してある。図において、扉2は、それが開閉可能な固 定枠3に対し導電性パッキング4を介して閉じ、かつ、後記爪金具8によって錠 止した状態にあり、ハンドル部6は、起立した状態にある。また、扉2が解錠し た状態は仮想線で示してある。
【0017】 平面ハンドル1は、扉2に取り付けたケース部5、ケース部5に一端を取り付 けたハンドル部6、ケース部5にあってハンドル部6の起立をロックする可動係 合片7、およびケース部5の裏面側にあってハンドル部6に連動する爪金具8を 有する。仮想線で示すように、起立したハンドル部6は矢印W1方向に所定角度 旋回して扉2を解錠することが可能である。
【0018】 扉2は、平面ハンドル1が取り付けてある前面部分11、爪金具8が往来する 切り欠き穴12を設けた側面部分11B、パッキング4に圧接する折り返し部分 11Cを有する。
【0019】 固定枠3は、分電盤の本体に相当するもので、内側壁15には爪金具8に対す る被係止面17を備えた透孔16があり、内側壁15を折り返して得たフランジ 部15Aにはパッキング4を導電性接着剤(図示せず)により接着してある。
【0020】 図2は、図1におけるII−II線矢視図であるが、ハンドル部6は倒伏して ケース部5に収納した状態を実線で示し、起立した状態を仮想線で示してある。 ケース部5の一端に設けた該ケース部の表裏面を貫く軸孔20に対し、その軸方 向と周方向とに摺動可能に挿通してあるシャフト22には、端部24の径方向に 挿通した回動軸23を介してハンドル部6の一端25がケース部5に対し矢印X 1 ,X2方向に起伏可能に取り付けてある。端部24の対向端部26においては、 ケース部5の裏面に延出する角柱部分に、ストッパー部材31が嵌着し、その抜 け止めには止め輪32が使用してある。また、その角柱部分には、角孔を有する 爪金具8が嵌着している。端部26に軸方向から螺着したビス27とワッシャー 27Aは爪金具8の抜け止めである。このようにしてハンドル部6と爪金具8と は、シャフト22を介して一体となり、連動する関係にある。ハンドル部6の端 部25には、ハンドル部6の幅方向に延びる稜線33と、この稜線33で互いに 交わる第1平面34と第2平面35とがあり、後記付勢ばね30の作用により、 ハンドル部6が倒伏しているときには第1平面34がケース部5の軸孔20周縁 近傍の表面36に圧接し、起立しているときには第2平面35が表面36に圧接 するようにしてある。なお、これら第1、第2平面34,35は、回動軸23の 中心からの垂直距離DとdがD>dにしてある。ハンドル部6において、端部2 5に対向する自由端38は、係止顎40を有する。
【0021】 ケース部5の裏面側には、軸孔20の外周に円形溝28を設けて付勢コイルば ね30を装着し、ストッパー部材31を介して爪金具8を扉4の表面から裏面方 向へ付勢する。ストッパー部材31は、溝28の蓋と側壁の一部とを兼ねており 、そのためのばね30に対する圧接部31Aと側壁31Bとを有する。側壁31 Bは、ハンドル部6の旋回に連動し、所定角度回動すると溝28の外側壁に設け たストッパー部(図示せず)に係合し、ハンドル部6の回動範囲を規制すること ができる。ケース部5の下端部には、係止爪41を備え、ラッチばね43により 付勢された可動係合片42があり、爪41は、ハンドル部の顎40に係脱可能で ある。可動係合片42は、ケース部表面から突出したリブ状突起46に指を掛け 、ラッチばね43に抗して図の下方向へ押圧すると、ケース部5に対し摺動して 、爪41が顎40から離脱する。
【0022】 図3は、平面ハンドル1を取り付けた扉2の側面図であって、(A)と(B) とにより平面ハンドル1と扉2の動きを示す。
【0023】 図3(A)の扉2は、爪金具8が固定枠3の貫通孔16の被係止面17に係合 して錠止状態にある。ハンドル部6は、倒伏した状態にあって、ケース部5に収 納されており、図2と同じ状態にある。パッキング4は、扉2の折り返し部11 Cと固定枠3のフランジ部15との間にあって圧縮されている。
【0024】 図3(B)では、ハンドル部6が起立した状態にある。ここで図2を併せて参 照すると、ハンドル部6は、回動軸23を軸として矢印X1方向へ起立したとき に、ケース部5に対する圧接面が第1平面34から第2平面35へと変化する。 その際、第1、第2平面34,35の回動軸23との距離の差D−d=eだけば ね30は伸張し、ケース部5に対し、換言すると扉2に対し、ストッパー部材3 1と爪金具8とがeだけ離隔する。同時に、パッキング4は、圧縮が解け、圧縮 前の形状に復帰する。ハンドル部6をW1方向(図1参照)へ所定角度旋回する と、爪金具8も旋回して固定枠3から離脱し、扉2は解錠状態となる。扉2を閉 めるときには、これら一連の操作を逆に進めればよいが、扉2がパッキング4に 触れているか(図3(B)参照)、または僅かに圧縮している程度の状態で爪金 具8を旋回すると固定枠3に係合するように扉2と固定枠3の位置関係を定めて おき、扉2を強く押してパッキング4を圧縮する必要がないようにしておく。続 いて、ハンドル部6を倒伏すると、扉2と爪金具8とは、距離eだけ接近してハ ンドル部6を梃子に扉2をパッキング4に対して押圧することになり、ハンドル 部6を小さな力で倒伏してパッキング4には大きな圧縮力を作用させることがで きる。
【0025】 付勢ばね30の圧縮力を強くし、第1平面34の面積を小さくしておくか、ま たは曲面にしておくと、僅かな力を作用させただけでもハンドル部6が速やかに 起立するようになり便利であるが、その反面不意の衝撃で起立することにもなり かねない。しかし、この平面ハンドル1には倒伏したハンドル部6の起立をロッ クする可動係合片42が設けてあり、そのような不意の起立を防止することがで きる。平面ハンドル1は、ビス50により裏面側の上下両端部を扉2の前面部分 11に固定してある。
【0026】 図4、5は、図1と異なる実施態様を示す平面ハンドル101の平面図とその 裏面図であって、後記ハンドル部106がケース部105に対して倒伏した状態 にある。
【0027】 図6の(A)は、図4のVI−VI線断面図であって、平面ハンドル101を 固定した扉102と、扉102を錠止した相手の固定枠103とが仮想線で示し てある。
【0028】 図6の(B)は、平面ハンドル101の部分拡大図である。
【0029】 図4乃至6において、平面ハンドル101は、ケース部105と、ハンドル部 106とで構成されている。ケース部105は、その表面側に倒伏したハンドル 部106を収納する凹部105aと、そのハンドル部106に係脱可能な可動係 合片142とを有し、裏面側には扉102へ取り付けるためのネジ穴125を有 する。また、ケース部105は、段つき円筒部109と、その内側に表裏面間を 貫通する孔110とを有する。ハンドル部106は、孔110に嵌合する回動部 材112の角溝113に基端部111が納まる脚部106aと、基端部111の 対向端部114において脚部106aにL字型をなして交叉する握持部106b とを有する。倒伏状態の握持部106bにおいて、その側面部116の可動係合 片142と対向する部位は、窪み115になっており、窪み115の底部には、 可動係合片142が係脱する被係合凹部117が設けてある。脚部106aは、 基端部111が回動軸120を介してシャフト121に取り付けてあり、矢印Z 1 方向へ90°旋回してケース部105から起立可能である。シャフト121の 下端には、円筒部109に嵌合し、円筒部109の周方向と軸方向とに摺動可能 なキャップ122と、キャップ122の外面に設けた丸ボス123に嵌合する爪 金具108とをビス126により固定してある。ケース部105とキャップ12 2との間には、第1付勢ばね130を装着し、キャップ122と爪金具108と を扉102の表面から裏面方向へ付勢し、また、回動部材112の角溝113の 底面113Aと基端部111とを圧接する。
【0030】 図6の(B)は、基端部111と角溝底面113Aとの圧接状態を示す。ハン ドル部106が図の如く倒伏しているときには、基端部111の面134が底面 113Aに圧接し、ハンドル部106が起立すると、面135が底面113Aに 圧接する。回動軸120の中心から面134と135までの垂直距離Dとdとは D>dにしてあり、ハンドル部106を起立すると、D−d=eだけ第1付勢ば ね130が伸長し、キャップ123と爪金具108とが扉102の表面から裏面 方向へ移動し、仮想線の位置となる。面134と135とは、回動軸120の周 方向に曲線を描いてつながっており、底面113Aに対して滑らかに摺動する。 また面134は、回動軸120の中心からやや握持部106b側へ寄った位置で 底面113Aに圧接している。コイル状の第1付勢ばね130の作用方向に対し 、このように回動軸120の中心と面134の圧接する位置とがずれていること により、ハンドル部106は、Z1方向への起立性向を有する。
【0031】 可動係合片142は、ケース部105の側縁の切り欠き部135に、図4の左 右方向へ摺動可能に嵌合し、ケース部105との間に装着した第2付勢バネ13 6の作用により、窪み115に嵌脱するとともに、先端の舌状係合部138が窪 み115の被係合凹部117にラッチ係合可能である。可動係合片142は、ケ ース部105表面の外観を整えるために設けたアクセントライン140を跨いで おり、ライン140の内側のレベルは、その周囲よりも一段低く、ライン140 と、切り欠き部135の両側と、窪み115の外形線とが囲む部分は、凹部14 1になっている。
【0032】 図7は、図4の脚部106aを起立させたときの平面ハンドル101の斜視図 であって、爪金具108は、扉102を固定枠103に対して錠止する位置にあ る。ハンドル部106は、反時計方向Zへ回動力を加えると、基端部111の 側部が回動部材112の角溝113の側壁に圧接して、部材112とともに旋回 し、それによって爪金具108も反時計方向Zへ旋回し、図4の錠止状態が解 ける。
【0033】 このように構成された平面ハンドル101では、扉102を錠止したのち、ハ ンドル部106を倒伏し、これをケース部105の凹部105aへ収納すると、 窪み115の下側で可動係合片142の舌状係合部138を押圧することにより 、可動係合片142を第2付勢ばね136に抗して矢印方向Yへ退却させること ができる。収納が完了すると、第2付勢ばね136の作用により、可動係合片1 42は窪み115に嵌合し、係合部138が被係合凹部117にラッチ係合する 。この状態では、ハンドル部106は、凹部105a内でガタガタ動いたり、起 立したりすることがない。図4、および6(A)において仮想線で示したように 指先150を凹部141に納めて、可動係合片142の段差に当て、矢印方向Y へ押圧すると、被係合凹部117から係合部138が退却し、ハンドル部106 は第1付勢ばね130の作用下に起立して、図7の状態となる。ハンドル部10 6において、握持部106bは、ほぼ直線状にできているが、これを握持すると きには、親指の先端部を窪み115に当てがうことで、その握持した状態は、親 指を外に出して握りこぶしをつくったときの自然な握りの状態に近くなり、握持 が楽になる。
【0034】 図8は、図4とは異なる態様のハンドル部106の一例を示す平面図である。 脚部106aと握持部106bとはT字型をなして交叉し、ハンドル部106は 、その交叉部に可動係合片142に対する窪み115を有する。
【0035】 なお、図4乃至6の平面ハンドル101を使用する態様において、扉102を 閉めるときに、固定枠103に設けたパッキング104を圧縮すること、および 爪金具130を固定枠103に係合させた状態で起立したハンドル部106を倒 伏して扉102の錠止を完了することは、図1の平面ハンドル1の場合と同じで あるから、それらの説明を省略する。
【0036】
【考案の効果】
この考案に係る平面ハンドルでは、ハンドル部の操作に連動して爪金具と扉と か互いに離隔・接近するようにしてあるから、パッキングの厚みの影響を受ける ことなく、爪金具を固定枠に係脱させることができ、その係脱操作は、大きな力 を要さず軽快になる。パッキングの圧縮には、ハンドルを梃子として利用するか ら、大きな圧縮力を得ることが容易で表面積の大きいパッキングの使用が可能に なる。ハンドル部は、起立する方向にばね付勢されているが、ケース部にその起 立をロックする手段を設けたから、予期せぬときに起立することなく安全である 。
【0037】 また、ハンドル部の握持部に、これを握持したときの親指先端を当てがうため の窪みを設けた態様においては、握持部が薄くても握り易くなる。
【0038】 さらにはまた、ラッチ係合する可動係合片は、それが嵌脱するハンドル部の窪 みの近傍をケース部表面よりも一段低くし、そこに指先を納めて操作することで 、ハンドル部を起立させるための操作部をケース部表面から突出させることが不 要になり、扉表面を平坦にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面ハンドルを取り付けた分電盤を一部破断し
て示す部分斜視図。
【図2】図1におけるII−II線矢視図、ただしハン
ドル部が倒伏した状態にある。
【図3】平面ハンドルを取り付けた分電盤の部分側面図
であって、(A)はハンドル部が倒伏した状態、(B)
はハンドル部が起立した状態にある。
【図4】図1とは異なる態様の平面ハンドルの平面図。
【図5】図4の裏面図。
【図6】(A)は、図4のVI−VI線断面図、(B)
は(A)の部分拡大図。
【図7】ハンドル部が起立した状態の平面ハンドルの斜
視図。
【図8】図4とは異なる態様のハンドル部を有する平面
ハンドルの平面図。
【符号の説明】
1 平面ハンドル 2 扉 3 固定枠 5 ケース部 6 ハンドル部 8 爪金具 25 一端 30 付勢ばね 42 可動係合片 101 平面ハンドル 102 扉 105 ケース部 106 ハンドル部 106a 脚部 106b 握持部 142 可動係合片 111 基端部 114 対向端部 115 窪み 116 側面 117 被係合部(被係合凹部)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉に取り付けるケース部と、該ケース部に
    起伏可能かつ旋回可能に取り付けたハンドル部とを備
    え、前記ケース部の裏面側において前記ハンドル部に連
    動して旋回可能な爪金具を取り付け可能な平面ハンドル
    において、 前記ハンドル部の一端と前記ケース部との間に前記ハン
    ドル部が起立すると前記爪金具を前記扉の表面から裏面
    へ向かう方向へ移動させることが可能な付勢ばねを設
    け、前記ハンドル部が倒伏すると前記付勢ばねに抗して
    前記方向と逆方向へ爪金具を移動させることが可能にし
    てあり、かつ前記ケース部には、前記倒伏したハンドル
    部に係合してその起立をロックする可動係合片が設けて
    あることを特徴とする前記平面ハンドル。
  2. 【請求項2】前記ハンドル部が、脚部と該脚部の一端に
    交叉して連なる握持部とを有し、前記脚部の他端におい
    て前記ケース部に起伏可能に連結され、前記ハンドル部
    の倒伏時において、前記握持部の前記可動係合片と対向
    する側面に前記可動係合片が嵌脱可能な窪みを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の平面ハンドル。
  3. 【請求項3】前記可動係合片が、前記窪みの近傍におい
    て、前記ケース部表面よりも低く形成された指先係合部
    を有する請求項2に記載の平面ハンドル。
  4. 【請求項4】扉に取り付けるケース部と、該ケース部に
    起伏可能かつ旋回可能に取り付けたハンドル部とを備
    え、前記ケース部の裏面側において前記ハンドル部に連
    動して旋回可能な爪金具を取り付け可能な平面ハンドル
    において、 前記ハンドル部が、脚部と該脚部の一端に交叉して連な
    る握持部とを有し、前記脚部の他端において前記ケース
    部に起伏可能に連結され、前記ハンドル部の倒伏時にお
    いて、前記握持部の前記可動係合片と対向する側面に前
    記可動係合片が嵌脱可能な窪みを有することを特徴とす
    る前記平面ハンドル。
JP1993026915U 1992-04-23 1993-04-22 平面ハンドル装置 Expired - Lifetime JPH082336Y2 (ja)

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Cited By (1)

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