JP2010196424A - 扉用ロックハンドル - Google Patents

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Abstract

【課題】ロックレバーを筐体側の受け部に対して積極的に押圧し、筐体を完全に密閉する。
【解決手段】このロックハンドル1は、本体ケース11と、ハンドル12及び作動レバー13と、ロックレバー14と、ストッパー15とを備え、ハンドル12を所定の倒伏位置へ回動操作することにより、作動レバー13を扉32の正面側から背面側に回動し、この作動レバー13によりロックレバー14の一方の側部を押圧し、ロックレバー14全体を回動して、ロックレバー14の他方の側部を筐体側の受け部312に対して、背面側から正面側に向けて圧接する。
【選択図】図1

Description

本発明は扉用ロックハンドルに関し、特に、電気機器、電子機器その他各種の機器を収納するラックなどに使用する扉用ロックハンドルに関する。
通常、電気機器、電子機器などのラックは、扉、筐体の左右いずれか一方の側部にヒンジ部材が装着されて、これらヒンジ部材により扉が筐体に回転可能に取り付けられ、扉の他方の側部の正面側にハンドルが装着されるとともに、背面側にロックレバーがハンドルと連動して回動可能に配設される。このようにして扉はヒンジ部材を介して筐体の開口面に開閉可能に連結され、扉を閉めたときに、ハンドルを回してロックレバーを筐体側の受部に迫り合い係合させて、扉と筐体との間に介在されたパッキングを締め込み圧縮するようになっている。また、この種のロックハンドルでは、扉側のロックレバーと筐体側の受部の迫り合い係合を十分にして、パッキングを必要十分に圧縮するため、多点締め込み方式を採用したものがある。この方式は、扉のハンドルの背面の回動側の一辺又は三辺の複数個所に亘ってロックレバーその他のロック部材が筐体側の受け部に係脱可能に設けられ、これらのロック部材がロックバーなどを介してハンドルに作動連結され、ハンドルの回動操作によりロックレバーとともにすべてのロック部材が筐体側の受け部に対して係脱可能に構成され、この多点締め込みにより、扉と筐体との間に介在されたパッキングが扉の背面の回動側の一辺又は三辺の全長に亘って略均等に必要十分に圧縮変形され、回転操作点が1箇所でありながら、安定した高い密閉性能で扉を締め付けることができる。かかる扉用ロックハンドルは例えば特許文献1などに記載されている。
特開平6−336864号公報
しかしながら、上記従来の扉用ロックハンドルでは、ハンドルの回動操作によりロックレバーを扉の背面と平行に回動するため、ロックレバーを筐体側の受け部に対し積極的に押圧して、筐体を完全に密閉することが難しく、扉と筐体に高度の密閉性が要求される場合に対応できない、という問題がある。また、この場合、ロックレバーを筐体の開口縁部の内側に係脱するため、扉の側部で、筐体に対してインサイドにハンドル取付口を設けてハンドルを取り付ける必要があり、このようなインサイドハンドルでは、(ハンドル取付口が筐体内部に連通する関係で)筐体を完全に密閉することが難しい、という問題がある。
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、この種の扉用ロックハンドルにおいて、ロックレバーを筐体側の受け部に対して積極的に押圧し、筐体を完全に密閉すること、また、扉の側部で、筐体に対してアウトサイドに取り付けるアウトサイドハンドルに適し、扉と筐体との間に完全な密閉状態を実現することなど、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の扉用ロックハンドルは、扉の正面側部のハンドルを回動操作することにより、扉の背面側部のロックレバーを回動し、筐体の側部に形成された受け部に係脱させて、扉を開閉する形式の扉用ロックハンドルにおいて、扉の正面側部に当該扉の正面と平行な軸を介して枢支され、当該扉の正面に対して直角な面内において所定の倒伏位置と所定の引き起こし位置との間を回動可能なハンドル、及び当該ハンドルを所定の倒伏位置と所定の引き起こし位置に保持するストッパーと、扉の正面側部に前記ハンドルの軸を介して枢支され、扉の背面側に延び、扉の背面側と正面側との間を前記ハンドルと一体的に回動可能な作動レバーと、扉の背面側部に前記ハンドルの軸に対して直角の軸を介して枢支され、当該軸周りを、一方の側部が前記作動レバーに向けて他方の側部が筐体側の受け部に向けて回動可能なロックレバーとを備え、前記ハンドルを倒伏位置へ回動することにより、前記作動レバーを前記扉の正面側から背面側に回動し、この作動レバーの回動により前記ロックレバーの一方の側部を押圧して、前記ロックレバー全体を回動させ、他方の側部を筐体側の受け部に圧接する、ことを要旨とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の扉用ロックハンドルは、扉の正面側部のハンドルを回動操作することにより、扉の背面側部のロックレバーを回動し、筐体の側部に形成された受け部に係脱させて、扉を開閉する形式の扉用ロックハンドルにおいて、扉の正面側部に切り欠き形成されるハンドル取付口に嵌め込み固定可能に形成され、扉の正面側と背面側とを連通する開口部を有する本体ケースと、前記本体ケースに嵌合可能に形成され、一端が前記本体ケースに扉の正面と平行な軸を介して枢支されて、前記本体ケース上で扉の正面に対して直角な面内において所定の倒伏位置と所定の引き起こし位置との間を回動可能なハンドル、及び前記ハンドルと同軸上に枢支されて、前記本体ケースの開口部を通じて扉の背面側に延び、扉の背面側と正面側との間を前記ハンドルと一体的に回動可能な作動レバーと、略L字形の断面形状を有し、前記本体ケースの一側部で扉の背面側となる縁部付近に前記断面形状の略中間部を前記ハンドルの軸に対して直角の軸を介して枢支されて、当該軸周りを、一方の側部が前記作動レバーに向けて他方の側部が筐体側の受け部に向けて回動可能に取り付けられ、かつばね手段を介して常態において一方の側部が前記作動レバーを押圧可能に回動付勢されるロックレバーと、前記本体ケースに前記ハンドルの回動端に係脱可能に設けられ、前記ハンドルを所定の倒伏位置に保持するストッパーとを備え、前記本体ケース上で前記ハンドルを所定の倒伏位置へ回動操作することにより、このハンドルとともに前記作動レバーが前記扉の正面側から背面側へ回動し前記ロックレバーの一方の側部を押圧して、他方の側部を筐体側の受け部に圧接し、このロックレバーと筐体側の受け部との圧接、係合状態を前記ハンドルと前記ストッパーとの係合により保持し、前記ストッパーの操作により前記ハンドルと前記ストッパーとの係合を解除することにより、前記ロックレバーを前記ばね手段により弾性復帰するとともにこのロックレバーにより前記作動レバーを押圧回動して前記扉の背面側から正面側へ押し戻し、この作動レバーとともに前記ハンドルを所定の引き起こし位置へ回動し、この状態を保持する、ことを要旨とする。
そして、この扉用ロックハンドルは、さらに次のような構成を備えることが好ましい。
(1)ストッパー又はハンドルに併設され、前記ハンドルの所定の倒伏位置で前記ハンドルの回動をロックする錠前ユニットを備える。
(2)本体ケースにハンドルの軸を介して枢支され、前記本体ケースの開口部を通じて扉の背面側に延び、扉の背面側と正面側との間を前記ハンドルと一体的に回動可能なカム部材と、前記カム部材に当該カム部材の回動を直線運動に変換可能に軸支され、扉の背面側部に沿って直線的に進退可能なスライドバーとを備え、筐体側の受け部に対して複数のロック部材をロックバーの進退運動により係脱する形式の多点締め込み方式ロック装置の駆動部を構成する。
(3)筐体は扉により開閉される開口と当該開口の側部との間に段差が付けられて当該開口の側部が溝形に形成され、当該開口の縁部正面にパッキンが付設されて、当該開口の縁部を筐体側の受け部とする形式を採り、ハンドルその他の各部は扉の一方の側部で、筐体の内部に対してアウトサイドに取り付けられる。
(4)本体ケース、ハンドル、作動レバー、ロックレバーはそれぞれ、扉の左右側部のいずれにも選択的に取付可能に左右対称に又は左右方向を反転して使用可能に形成される。
本発明の扉用ロックハンドルでは、上記の構成により、ハンドルを所定の倒伏位置へ回動操作することにより、(ハンドルと同軸上で)作動レバーが扉の正面側から背面側に回動し、この作動レバーの回動により(ハンドルの軸に対して直角の軸周りで)ロックレバーの一方の側部が押圧されて、ロックレバー全体が回り込み回動し、ロックレバーの他方の側部が筐体側の受け部に対して圧接されるので、ロックレバーを筐体側の受け部に対して積極的に押圧して、筐体を完全密閉することができる。また、この場合、ハンドルを回動してストッパーに係合させるだけで、ハンドルを本体ケース上の所定の倒伏位置に保持して、ロックレバーの筐体側の受け部に対する押圧状態を固定保持することができ、反対に、ストッパーを操作して、ストッパーとハンドルとの係合を解除するだけで、ハンドルを本体ケースの所定の引き起こし位置に回動突出させ、ロックレバーの筐体側の受け部に対する押圧状態を解除することができ、扉の開閉に伴うロックレバーの筐体側の受け部に対する係脱操作を簡易に行うことができる。そして、このロックレバーの筐体側の受け部に対する係合形式は、ハンドルその他の各部を、扉の側部で、かつ筐体に対してアウトサイドに取り付けるアウトサイドハンドルに好適で、筐体に高度の密閉状態を実現することができる。
(a)本発明の一実施の形態による扉用ロックハンドルを示す一部省略背面図(b)同ロックハンドルの平面図(c)同ハンドルに採用される多点締め込み方式ロック装置の平面図 (a)同ロックハンドルが装着される扉のハンドル取付口及び筐体側の受け部を示す平面断面図(b)同ハンドル取付口の背面図 同ロックハンドルの側面断面図 同ロックハンドルの平面図 同ロックハンドルの背面図 同ロックハンドルを多点締め込み方式ロック装置とともに示す一部断面背面図 (a)同ロックハンドルに採用される多点締め込み方式ロック装置の平面断面図(b)同ロック装置の一部省略背面断面図 (a)同ロックハンドルに採用される多点締め込み方式ロック装置の特に端末ロック部材(非作動時)の側面断面図(b)同ロック装置の特に端末ロック部材(作動時)の側面断面図 同ロックハンドルの側面図 (a)同ロックハンドルのハンドルが所定の位置に引き起こされた状態を示す一部断面平面図(b)同ロックハンドルのハンドルが所定の位置に倒伏された状態を示す一部断面平面図
次に、本発明の一実施の形態について図を用いて説明する。なお、この実施の形態では、電気機器や電子機器などを収納するラックを例示し、本発明の扉用ロックハンドルについて具体的に説明する。
図1に示すように、ラック3の筐体31は正面に開口310を有し、開口310とこの開口310の側部311との間に段差が付けられてこの側部311が溝形に形成され、開口310の縁部312の正面にパッキング313が付設される。扉32は筐体31の正面全体を覆い、扉32の側部321と筐体31の溝形の側部311との間に水切り部33が設けられる。この扉32の側部321にハンドル取付口322が切り欠き形成される。そして、扉用ロックハンドル1は、本体ケース11、ハンドル12、作動レバー13、ロックレバー14、ストッパー15などを備え、本体ケース11を介して扉32の側部321のハンドル取付口322に取り付けられ、筐体31の内部空間に対してアウトサイドに配置の、アウトサイドロックハンドルとして組み立てられ、ハンドル12の回動操作により、ロックレバー14が筐体側の受け部をなす開口310の縁部312に係脱可能に構成される。また、この扉用ロックハンドル1の場合、カム部材16、スライダー17などを併せて備え、多点締め込み方式ロック装置2に作動連結されるようになっている。
この扉用ロックハンドル1では、扉32のハンドル取付口322が、図2に示すように、扉32の側部321で、上下方向中間の所定の位置に上下方向に長い長方形状に切り欠かれ、併せてその上下両端の中央に取付穴323、323が1つずつ穿たれる。本体ケース11は、図1に示すように、扉32の側部321のハンドル取付口322に嵌め込み固定可能に形成され、扉32の正面側と背面側とを連通する開口部110を有している。この本体ケース11は、扉32のハンドル取付口322に嵌合可能に略長方形の枠形に形成される埋め込み部111と、この埋め込み部111に連続してハンドル取付口322の正面側周囲に被着可能に埋め込み部111よりも少し大きい略長方形の枠形に形成された被着部112とからなり、これら埋め込み部111と被着部112との間に相互に連通する開口部110が形成され、この開口部110の下部に筒状の穴119が開口部110と略平行に形成される。図3に示すように、開口部110には、埋め込み部111側の上部で一方の側部側に軸・ピンホルダー113がねじにより着脱可能に取り付けられ、また、埋め込み部111側の(上下方向)中間部に溝形形状部114が形成されて、この溝形形状部114に軸・スライドバーホルダー115がねじにより着脱可能に取り付けられる。この場合、軸・ピンホルダー113は、下面に軸用の穴が形成され、一方の側面にピン用の穴が形成され、開口部110の埋め込み部111側の上部の一方の側部側に、ピン用の穴を他方の側部側に向けて取り付けられる。なお、この軸・ピンホルダー113は、開口部110の埋め込み部111側の上部で他方の側部側にねじにより、左右方向を反転した向きに取り付け可能になっている。軸・スライドバーホルダー115は開口部110の埋め込み部111側の溝形形状部114に嵌合可能に形成され、上面と下面との間には一方の側部側に軸・ピンホルダーの軸用の穴に対向する軸用の穴が貫通形成され、他方の側部側にスライドバー用の穴が貫通形成される。なお、この軸・スライドバーホルダー115は左右方向を反転して溝形形状部114に取り付け可能になっている。この開口部110にはまた、埋め込み部111側の上部で、軸・スライドバーホルダー115のスライダー用の穴に対向してスライドバーの挿通部116が貫通形成され、また、埋め込み部111側の両側部中間部で、溝形形状部114の直下に軸挿通穴117、117が形成され、さらに、被着部112側の両側部上部で埋め込み部111側の軸・ピンホルダー113の少し下辺りに軸取付穴118が形成される。この開口部110の下部、すなわち本体ケース11の下部に穴119が被着部1112の正面側を開口して円筒状に形成され、この穴119の埋め込み部111側の端部には開口部110に連通する溝119Pが連続的に形成される。さらに、この本体ケース11は被着部112側の上端及び下端が上下方向に張り出されて、それぞれ背面側にハンドル取付口322上下の各取付穴323に連通するねじ穴11U、11Dが形成される。このようにして本体ケース11は扉32の左右側部のいずれにも選択的に取付可能に左右対称に、また一部が左右方向を反転して使用可能に形成される。
ハンドル12は、図3及び図4に示すように、本体ケース11の開口部110に嵌合可能に形成され、一端が本体ケース11に扉32の正面と平行な軸121を介して枢支されて、扉32の正面に対して直角な面内において所定の倒伏位置と所定の引き起こし位置との間を回動可能に取り付けられる。作動レバー13はハンドル12と同軸上に枢支され、本体ケース11の開口部110を通じて扉32の背面側に延び、扉32の背面側と正面側との間をハンドル12と一体的に回動可能に取り付けられる。この場合、ハンドル12と作動レバー13は一体に形成される。ハンドル12は本体ケース11の開口部110の被着部112側に一体的に嵌合可能に形成され、ハンドル3の回動端(下端)に、ストッパー15に係合可能な係止段部122が形成されるとともに、この係止段部122の内側にストッパー15を上から押圧して下方向に回動変位させるための斜めのガイド部123が形成される。また、このハンドル12の内側面の上部には作動レバー13が一体に形成される。作動レバー13はハンドル12の内側面上部に略台形状又は略三角形状に形成されて、ハンドル12の内側面上部から突出される。そして、このハンドル12の上端部で作動レバー13の上端部と重なり合う位置に軸挿通部124が形成される。また、作動レバー13には、軸挿通部124の下部位置、突出端の位置、作動レバー13の下端部とハンドル12が重なりあう位置にそれぞれ、後述するカム部材16を結合するための3つの取付穴135、135、135が形成される。このようにして作動レバー13付きのハンドル12は扉32の左右側部のいずれにも選択的に取付可能に左右対称に形成される。そして、作動レバー13は本体ケース11の開口部110上部内に配置され、ハンドル12が本体ケース11の開口部110の被着部112側上部から中間部にかけて嵌め込まれて、本体ケース11の被着部112側上部の軸取付穴118とハンドル12上部の軸挿通部124との間に軸121が通されるとともに、この軸121上にコイルスプリングが巻き付けられて、(このコイルスプリングの)一端が本体ケース11の背面に係止され、他端がハンドル12の背面に係止される。このようにすることにより、ハンドル12は本体ケース11の開口部110に一体的に嵌め込まれる所定の倒伏位置とこの位置から上方に向けて適宜角度の所定の引き起こし位置との間に回動可能に、かつ常態においてハンドル12が本体ケース11の開口部110から所定の引き起こし位置に向けて回動付勢されて取り付けられる。なお、ハンドル12のコイルスプリングは常態においてハンドル12を所定の引き起こし位置に保持する点でストッパーとしての機能を有している。そして、このハンドル12に一体の作動レバー13は本体ケース11の開口部110内にハンドル12の軸121の周りを作動レバー13の突出端が開口部110の埋め込み部111側所定の位置と被着部112側所定の位置との間を回動可能(進退可能)に、かつ常態において作動レバー13が開口部110の被着部112側に回動付勢されて配置される。
ロックレバー14は、図4、図5に示すように、略L字形の断面形状を有し、本体ケース11の一側部で扉32の背面側となる縁部付近に当該断面形状の略中間部をハンドル12の軸121に対して直角の軸140を介して枢支されて、当該軸140の周りを、一方の側部が作動レバー13に向けて他方の側部が筐体側の受け部312に向けて回動可能に取り付けられ、かつばね手段144を介して常態において一方の側部が作動レバー13を押圧可能に回動付勢される。この場合、ロックレバー14は、本体ケース11の開口部110内に配置可能な縦長の長方形の平板状に形成された被押圧部141と、この被押圧部141の一側部に形成され、当該一側部から略90度方向に回り込み突出する凸状の押圧部142と、この略90度間隔の被押圧部141と押圧部142との間で上部及び下部に形成され、上下方向に軸140を挿通可能な一対の軸挿通部143、143とからなり、全体が略L字形の断面形状になっている。このようにしてロックレバー14は扉32の左右側部のいずれにも選択的に取付可能に左右方向を反転して使用可能に形成される。そして、ロックレバー14は各軸挿通部143、143間に軸140が挿通され、この軸140が本体ケース11の開口部110の埋め込み部111側の軸・ピンホルダー113の軸用の穴と軸・スライドバーホルダー225の軸用の穴との間に取り付けられて、この軸140の周りをロックレバー14の被押圧部141側の側部が本体ケース11の開口部110内の所定の位置に向けて押圧部142側の側部が本体ケース11の一方の側部の外側に回り込んで所定の位置に向けて回動可能に取り付けられるとともに、この軸141の周囲に予め巻き付けられたばね手段のコイルスプリング144により、常態において被押圧部141側の側部が本体ケース11の開口部110内の所定の位置に向けて回動付勢される。
ストッパー15は、図3に示すように、本体ケース11にハンドル12の回動端に係脱可能に設けられ、ばね手段を介して常態においてハンドル12を所定の倒伏位置に保持するようになっている。このストッパー15は、本体ケース11の開口部110の被着部112側の下部に一体的に嵌合可能な略矩形の板状に、かつ下端が本体ケース11の開口部110内に少し入り込む突状に形成され、また、背面に一対のアーム151、151が突出されて、その突出端に軸挿通穴152、152が穿たれる。このようにしてストッパー15は扉32の左右側部のいずれにも選択的に取付可能に左右対称に形成される。そして、一対のアーム151、151が本体ケース11の開口部110内に差し込まれて、本体ケース11の開口部110の被着部112側の下部に嵌め込まれ、本体ケース11の被着部112側の両側部中間部の各軸挿通穴117、117とストッパー15の軸挿通穴152、152との間に軸150が通されるとともに、この軸150上にコイルスプリングが巻き付けられて、(このコイルスプリングの)一端が本体ケース11中間部の溝形形状部114の下面に係止され、他端がストッパー15の背面の下部に係止される。なお、この場合、ストッパー15側のコイルスプリングはハンドル12側のコイルスプリングよりもばね力の強いものが使用される。このようにすることにより、ストッパー15は本体ケース11の開口部110の下部に、この開口部110内に少し入り込むように回動可能に枢支されるとともに、ストッパー15の下端部が本体ケ−ス11の開口部110の内面に当接されることによりストッパー15の開口部110からの飛び出しを阻止されて、ハンドル12の回動端が係脱可能に取り付けられる。そして、ハンドル12を本体ケース11の開口部110に対して所定の引き起こし位置から本体ケース11の開口部110内の所定の倒伏位置に向けて押し戻すことにより、ハンドル12の回動端、すなわちハンドル12下端のガイド部123がストッパー15の上端部に当たりストッパー15を下方に回動変位させていき、ハンドル12の下端がストッパー15の上端部を乗り越えると、ストッパー15が元の位置に弾性復帰すると同時にハンドル12下端の係止段部122とストッパー15の上端部が係合し、ストッパー15側のコイルスプリングがハンドル12側のコイルスプリングよりもばね力が強いため、ハンドル12が本体ケース11内(の所定の倒伏位置)に保持される。この状態から、ストッパー15の正面下部を押すと、ストッパー15が下方に回動変位して、ハンドル12下端の係止段部122とストッパー15の上端部との係合が解除され、ハンドル12は本体ケース11内の所定の倒伏位置から所定の引き起こし位置まで突出回動される。また、このストッパー15の下、すなわち本体ケース11の下部に円筒状の穴119に錠前ユニット154が装着される。錠前ユニット8は、所定のキーで回転可能なロータ155と、ロータ155の後部端にロータ155の軸方向に対して直角に固定されてロータ155と一体に回転可能なロータカム156とを有し、ロータカム156がこの穴119の後端部の溝119Pを通じて、本体ケース11の開口部110下部に配置される。そして、所定のキーによりロータ155を所定の方向に回動させることにより、本体ケース11内でロータカム156がストッパー15の動き(この場合、回動)を規制するロック位置に突出して、所定の倒伏位置のハンドル12をロック(引き起こし方向の回動をロック)し、ロータ155を反対方向に回転させることにより、本体ケース11内でロータカム156がストッパー15の動き(この場合、回動)を許容するアンロック位置に反転されて、所定の倒伏位置のハンドル12のロックを解除する。
また、この扉用ロックハンドル1において、カム部材16は、図3に示すように、本体ケース11に、ハンドル12の軸121を介して枢支され、本体ケース11の開口部110を通じて扉32の背面側に延び、扉32の背面側と正面側との間をハンドル12と一体的に回動可能に取り付けられる。このカム部材16は作動レバー13の外形を含む全体が略四角形に形成され、その一角が作動レバー13の上辺(ハンドル12の上端部と作動レバー13の突出端を結ぶ縁部)から上方に突出される。このカム部材16の両側面には、作動レバー13の各取付穴135、135、135と対応する位置に共通の穴が形成され、作動レバー13の上方に突出される一角にピン挿通穴161が形成される。このようにしてカム部材16は扉32の左右側部のいずれにも選択的に取付可能に左右対称に形成される。そして、このカム部材16は作動レバー13の一方の側面に両者間の取付穴135、135、135(カム部材16の符号はなし。)に取付ねじを通してねじ締結され、本体ケース11の開口部110内にハンドル12とともに軸支される。スライドバー17は、図3に示すように、所定の長さを有する細長い板からなり、中間部が少し幅広に形成される。このスライドバー17の上端部に多点締め込み方式ロック装置2に連結するための取付穴171が形成され、中間部に(スライドバー17の幅方向に長い)長穴172が形成される。このようにしてスライドバー17は扉32の左右側部のいずれにも選択的に取付可能に左右対称に形成される。そして、このスライドバー17は本体ケース11上部のスライダーの挿通部116と開口部110の埋め込み部111側の中間部の軸・スライドバーホルダー115のスライダー用の穴との間に通され、カム部材16上部のピン挿通部161とスライドバー17中間部の長穴172に、埋め込み部111上部の軸・ピンホルダー113の側面に突出固定されるピン173が挿通されて、カム部材16に当該カム部材16の回動を直線運動に変換可能に軸支され、本体ケース11の上下方向に向けて直線的に進退可能に取り付けられる。
このように扉用ロックハンドル1は、図1に示すように、扉32の側部321(のハンドル取付口322)に本体ケース11を介して取り付けられて、ハンドル12が扉32の正面の側部にこの扉32の正面と平行な軸121を介して枢支され、この扉32の正面に対して直角な面内において所定の倒伏位置と所定の引き起こし位置との間を回動可能に装着されるとともに、このハンドル12の回動端がストッパー15により所定の倒伏位置に保持され、併せて扉32の正面の側部に作動レバー13がハンドル12の軸121を介して扉32の背面側に延び、扉32の背面側と正面側との間をハンドル12と一体的に回動可能に枢支され、ロックレバー14が扉32の背面の側部にハンドル12の軸121に対して直角の軸140を介して枢支されて、当該軸140の周りを、一方の側部が作動レバー13に向けて他方の側部が筐体側の受け部312に向けて回動可能に構成される。そして、ハンドル12を本体ケース11上の所定の倒伏位置へ回動することにより、作動レバー13を扉32の正面側から背面側に回動し、この作動レバー32の回動によりロックレバー14の一方の側部を押圧して、ロックレバー14全体を回動し、他方の側部が筐体側の受け部312に圧接可能になっている。
図6、図7にこの扉用ロックハンドル1に作動連結されて、このロックハンドル1とともに多点締め込み機構を構成する多点締め込み方式ロック装置2を示している。このロック装置2の場合、扉用ロックハンドル1の締め込みと併せて3点締め込み方式を採用し、2つの端末ロック部材21と、これら端末ロック部材22を駆動する1本のロックバー25とを備える。
2つの端末ロック部材21、21は共通で、それぞれ、端末ケース22、端末スライダー23、端末ロックレバー24とを備えて構成される。
端末ケース22はベース221とケース本体225とからなる。ベース221は扉32の背面の側部にねじ止め可能に、上下方向に細長い平板状に形成され、その上下両端にねじ挿通穴が形成される。また、このベース221の一側部に後述する端末ロックレバー24の軸挿通部243を保持可能に断面円弧状の保持部が形成され、この保持部の上下両端にこの軸挿通部243に挿通される軸240を保持可能に断面円弧状の保持部が形成される。ケース本体225はベース221上に被着可能に上下方向に細長い箱形に形成され、ベース221とケース本体225との間に端末スライダー23が上下方向にスライド可能にスライド空間が形成される。このケース本体225のベース221との対向面は全面開放され、その反対側の面の中間部から一側部にかけて連続して端末ロックレバー24が嵌合可能に開口部226が略矩形状に切り欠かれる。また、ケース本体225の一方の側部の開口部226の両側にベース221の上下両端の各保持部とともに軸240を保持可能に溝227、227が形成され、この側部とは反対側の側部に上下方向に向けて端末スライダー23を移動案内するためのガイド穴228が形成される。さらに、このケース本体225の上下両端の中央にベース221の上下両端のねじ挿通穴に連通するねじ挿通穴229、229が形成される。このようにして端末ケース22は扉32の左右側部のいずれにも選択的に取付可能に左右方向を反転して使用可能に形成される。
端末スライダー23は端末ケース22の上下方向の全長の半分よりも短い長さで、端末ケース22のスライド空間内に嵌合可能に形成される。この場合、端末スライダー23の外周面はスライド空間内の各面に接触可能に平面状に形成され、特にベース221に対する接触面は中央部分が凹状に形成される。また、端末スライダー23の上面はベース221側が上方で、ベース221とは反対側が下方となる傾斜面状に形成されて端末ロックレバー24の回動方向を案内するガイド面232をなし、下面はケース本体225の下面に面接触可能に平面状に形成される。そして、この端末スライダー23の両側面間に、より詳しくは、上下方向中央よりも少し上方に寄った位置に、円筒状のピン挿通穴231、231が貫通形成される。このようにして端末スライダー23は扉32の左右側部のいずれにも選択的に取付可能に左右対称に形成される。この端末スライダー23はケース本体225内に既述のとおりの向きにしてケース本体225の下面から上方に向けて又はその反対にスライド可能に配置される。
端末ロックレバー24は略L字形の断面形状を有し、端末ケース22の一側部に(端末ロックレバー24の)断面形状の略中間部を端末ロック部材21の配列方向と平行の軸240を介して枢支されて、当該軸240の周りを、一方の側部が端末スライダー23に向けて他方の側部が筐体側の受け部312に向けて回動可能に取り付けられ、かつばね手段(244)を介して常態において一方の側部が端末スライダー23を押圧可能に回動付勢される。この場合、端末ロックレバー24は、端末ケース22のケース本体225の開口部226内に配置可能な台形の平板状に形成された被押圧部241と、この被押圧部241の一側部に形成され、当該一側部からケース本体225の開口部226外に略90度方向に回り込み、端末ケース22の一側部の外側に突出する凸状の押圧部242と、この略90度間隔の被押圧部241と押圧部242との間で上部及び下部に形成され、上下方向に軸240を挿通可能な一対の軸挿通部243、243とからなり、全体が略L字形の断面形状になっている。このようにして端末ロックレバー24は扉32の左右側部のいずれにも選択的に取付可能に左右方向を反転して使用可能に形成される。そして、この端末ロックレバー24は各軸挿通部243、243に軸240が挿通されて、端末ケース22のケース本体225の開口部226に嵌め込まれ、軸240が本体ケース225の一側部の各溝227、227に通されて、この軸240の周りを、端末ロックレバー24の被押圧部241側の側部がケース本体225の開口部226内の所定の位置に向けて、押圧部242側の側部がケース本体225の一側部の外側に回り込んで所定の位置に向けて、回動可能に取り付けられるとともに、この軸240の周囲に予め巻き付けられたばね手段のコイルスプリング244により、常態において被押圧部241側の側部がケース本体225の開口部226内の所定の位置に向けて回動付勢される。
このようにしてケース本体225はベース221上に被せ着けられて、端末スライダー23がケース本体225内に当該ケース本体225の下面から上方に向けて又はその反対にスライド可能に配置され、端末ロックレバー24が各軸挿通部243、243及び軸240をケース本体225の溝227、227とベース221の各保持部とにより保持されて、被押圧部241側の側部が当該ケース本体225内に向けて押圧部242側の側部が当該ケース本体225外に向けて回動可能に取り付けられ、端末スライダー23の上下方向の進退運動により、被押圧部241の側部が端末スライダーの上面のガイド面232に係合案内されて、押圧部242の側部がケース本体225外又はケース本体225内に向けて回動される。
ロックバー25は扉32の背面の側部に沿って配置可能に、かつ各端末ロック部材21に作動連結可能な長さを有する細長いバーで、その中間所定の位置に扉用ロックハンドル1のスライドバー17に対する連結部が設けられる。このロックバー25にはフラットバーが採用され、その中間所定の位置に連結部をなすピン251が接続プレート252を介して固着される。また、このロックバー25の両端部には一方の面にピン253が突設され、他方の面に保護パット254が取り付けられる。この場合、ピン253は端末スライダー23のピン挿通穴231に挿通可能な円柱状のピンで、このピン253は、ロックバー25に取付穴を形成して、この取付穴にカシメて固定される。保護パット254は合成樹脂材料により略長方形の板状に形成され、その一方の面に取付軸が一体に形成され、この保護パット254はロックバー25に取付穴を形成して、この取付穴に圧入して固定される。このようにしてロックバー25は扉32の左右側部のいずれにも選択的に取付可能に左右方向を反転して使用可能に形成される。そして、このロックバー25は、2つの端末ロック部材21、21にそれぞれ、ロックバー25両端の各ピン253、253が端末ケース22側部のガイド穴228を通して端末スライダー23のピン挿通穴231に差し込まれて、作動連結される。また、このロックバー25の設置に当たり、このロックバー25にロックバーガイド26が採用される。ロックバーガイド26はロックバー25の周囲を取り囲み可能な溝形形状を有し、扉32の背面の側部にロックバー25の所定方向の移動を案内可能に設置される。この場合、ロックバーガイド26は扉32の背面に設置可能な平面状に形成され、その略中央に取付穴を有する固定部261と、この固定部261の一端に逆U字形に延びるガイド部262とからなる。このようにしてロックバーガイド26は扉32の左右側部のいずれにも選択的に取付可能に左右方向を反転して使用可能に形成される。そして、ロックカバーガイド26は扉32の背面の側部にガイド部262をロックバー25の配置上に合わせて設置固定され、ロックバー25の周囲を取り囲み、ロックバー25の進退方向を案内する。
このようにロック装置2は2つの端末ロック部材21、21が扉32の背面で回動側の側部の上下2個所に設置固定され、各端末ロック部材21、21にロックバー25がピン253、253を介して作動連結されるとともに、このロックバー25とスライドバー17がピン251を介して作動連結されて、扉32の正面に取り付けられたハンドル12の操作に連動して、(各端末ロック部材21、21に連結された)ロックバー25を扉32の背面の側部に沿って進退運動することにより、各端末ロック部材21、21を筐体側の受け部312に係合離脱するようになっている。
このようにして扉用ロックハンドル1は扉32に装着され、図9に示すように、(筐体31に対して)扉32を閉めた状態で、扉32の正面の側部のハンドル12を回動操作することにより、扉32の背面の側部のロックレバー14が回動し、筐体31の正面の側部に形成された受け部312に係脱して、扉32を開閉することができる。この場合、図10(a)に示すように、扉32が開いた状態では、ハンドル12はストッパー15から外れて、ロックレバー14のコイルスプリング144による回動付勢により、ロックレバー14の被押圧部141側の側部が本体ケース11内に向けて回動変位され、この被押圧部141側の側部に押圧されて作動レバー13が扉32の背面側から正面側に向けて回動変位されるとともに、この作動レバー13と一体のハンドル12が本体ケース11上の所定の倒伏位置から所定の引き起こし位置に向けて(押圧)回動変位され、併せてハンドル12の軸121上のコイルスプリングの付勢力により所定の引き起こし位置まで完全に引き起こされる。すなわち、ハンドル12は扉32の正面から飛び出した状態になっている。この状態から、図10(b)に示すように、扉32を閉めて、ハンドル12を本体ケース11(の所定の倒伏位置)に向けて回動することにより、ハンドル12と一体に作動レバー13が扉32の正面側から背面側に向けて回動され、この作動レバー32により本体ケース11内のロックレバー14(被押圧部141)が押されて、ロックレバー14(押圧部142)が筐体側の受け部312に向けて回動される。そして、ハンドル12を本体ケース11の開口部110に所定の倒伏位置まで押し込むことにより、作動レバー13が本体ケース11内のロックレバー14(被押圧部141)を押し込んで、ロックレバー14を筐体側の受け部312に迫り合い係合し、ロックレバー14の押圧部142を筐体側の受け部312に強力に圧接する。この場合、ロックレバー14は筐体側の受け部312に対し、背面側から正面側に向けて圧接し、この圧接により扉32は筐体31側に強く引き寄せられて、筐体31の開口縁のパッキング313が完全に圧縮され、筐体31の開口310が完全に密閉される。この間、ハンドル12の回動端、すなわちハンドル12下端のガイド部123がストッパー15の上端部に当たり、ストッパー15を下方に回動変位させていき、ハンドル12の下端がストッパー15の上端部を乗り越えて、ストッパー15が元の位置に弾性復帰すると同時にハンドル12下端の係止段部122とストッパー15の上端部が係合し、ストッパー15側のコイルスプリングがハンドル12側のコイルスプリングよりもばね力が強いため、ハンドル12がケース本体11内(の所定の倒伏位置)に固定される。これにより、扉32は筐体31の正面に閉止され、筐体31の開口310の完全な密閉状態が保持される。この場合、ストッパー15の下部の錠前ユニット154に所定のキーを差し込んで、ロータ155をロータカム156のロック位置に回動することにより、ストッパー15の動きが規制されて、ハンドル12の引き起こし方向の回動がロックされ、扉32が施錠される。なお、この状態から、錠前ユニット154に所定のキーを差し込んで、ロータ155をロータカム156のアンロック位置に回動することにより、ストッパー15の動きが許容されて、ハンドル12のロックが解除され、扉32が解錠される。そして、ストッパー15の正面下部を押すと、ストッパー15が下方に回動変位して、ハンドル12下端の係止段部122とストッパー15の上端部との係合が解除され、ロックレバー14のコイルスプリング144による回動付勢により、ロックレバー14の被押圧部141側の側部が本体ケース11内に向けて回動され、この被押圧部141側の側部に押圧されて作動レバー13が扉32の背面側から正面側に向けて回動されるとともに、この作動レバー13と一体にハンドル12が本体ケース11上の所定の倒伏位置から所定の引き起こし位置に向けて(押圧)回動され、併せてハンドル12の軸121上のコイルスプリングの付勢力により所定の引き起こし位置まで完全に引き起こされる。すなわち、ハンドル12は扉32の正面から飛び出した状態となり、扉32の閉止状態が解除される(図10(a)参照)。
また、この扉用ロックハンドル1に作動連結された多点締め込み方式ロック装置2は、図1、図6及び図7に示すように、扉32の正面に取り付けられたハンドル12の操作に連動し、扉32の背面の側部上下に配置された各端末ロック部材21に連結されたロックバー25がロックバーガイド26に案内されて、扉32の背面の側部に沿って進退運動することにより、各端末ロック部材21が筐体側の受け部312に係合離脱する。この場合、扉32が開いた状態では、図10(a)に示すように、ハンドル12はストッパー15から外れて、ロックレバー14のコイルスプリング144による回動付勢により、ロックレバー14の被押圧部141側の側部が本体ケース11内に向けて回動変位され、この被押圧部141側の側部に押圧されて作動レバー13が扉32の背面側から正面側に向けて回動変位され、この作動レバー13と一体のカム部材16が扉32の背面側から正面側に向けて回動変位される。そして、このカム部材16の回動変位により、スライドバー17が扉32の背面の側部に沿って下方に変位され、このスライドバー17に連結されたロックバー25が連動して、ロックバーガイド26の案内により、扉32の背面の側部に沿って下方変位される。このロックバー25の下方変位により、上下の各端末ケース22のスライド空間内で各端末スライダー23は下方にスライド変位された状態で、各端末スライダー23のガイド面232上に各端末ロックレバー24は乗っていない。したがって、各端末ロックレバー24は、コイルスプリング244の回動付勢により、被押圧部241側の側部がケース本体225の開口部226内の所定の位置に回動変位されて、押圧部242側の側部が筐体側の受け部312から離れた状態になっている。この状態から、図10(b)に示すように、ハンドル12を本体ケース11(の所定の倒伏位置)に向けて回動することにより、ハンドル12と一体に作動レバー13が扉32の正面側から背面側に向けて回動され、この作動レバー13に一体のカム部材16が扉32の正面側から背面側に向けて回動される。そして、図1又は図6に示すように、このカム部材16の回動により、スライドバー17は扉32の背面の側部に沿って上方に変位され、このスライドバー17に連結されたロックバー25が連動し、ロックバーガイド26に案内されて、扉32の背面の側部に沿って上方に送り出される。このロックバー25の上方への送り出しにより、上下の各端末ケース22のスライド空間内で各端末スライダー233が上方に向けてスライドされると同時に、各端末ロックレバー24の被押圧部241側の側部がこの端末スライダー23のガイド面232に乗って係合案内され、各端末ロックレバー24(被押圧部241)が押されて、各端末ロックレバー24(押圧部242)が筐体側の受け部312に向けて回動される。そして、ハンドル12を本体ケース11の開口部110に所定の倒伏位置まで押し込むことにより、カム部材16、スライドバー17、ロックバー25を介して、各端末ケース22の各端末ロックレバー24(被押圧部241)を押し込んで、各端末ロックレバー24を筐体側の受け部312に迫り合い係合し、各端末ロックレバー24の押圧部242を筐体側の受け部312に強力に圧接する。この場合、端末ロックレバー24は筐体側の受け部312に対し、背面側から正面側に向けて圧接し、この圧接により扉32は筐体31側に強く引き寄せられて、筐体31の開口縁のパッキング313は完全に圧縮され、筐体31の開口310が完全に密閉される。この間、ハンドル12の回動端、すなわちハンドル12下端のガイド部123はストッパー15の上端部に当たり、ストッパー15を下方に回動変位させていき、ハンドル12の下端がストッパー15の上端部を乗り越えて、ストッパー15が元の位置に弾性復帰すると同時にハンドル12下端の係止段部122とストッパー15の上端部が係合し、ストッパー15側のコイルスプリングがハンドル12側のコイルスプリングよりもばね力が強いため、ハンドル12が本体ケース11内(の所定の倒伏位置)に固定される。これにより、扉32は筐体31の正面に閉止され、筐体31の開口310の完全な密閉状態が保持される。なお、この状態から、ストッパー15の正面下部を押すと、ストッパー15が下方に回動変位して、ハンドル12下端の係止段部122とストッパー15の上端部との係合が解除され、ロックレバー14のコイルスプリング144による回動付勢により、ロックレバー14の被押圧部141側の側部が本体ケース11内に向けて回動され、この被押圧部141側の側部に押圧されてカム部材16が扉32の背面側から正面側に向けて回動されるとともに、このカム部材16の回動により、スライドバー17が扉32の背面の側部に沿って下方にスライドされ、このスライドバー17に連結されたロックバー25が連動して、ロックバーガイド26の案内により、扉32の背面の側部に沿って下方へ移動される。このロックバー25の下方への移動により、上下の各端末ケース22のスライド空間内で各端末スライダー23は下方にスライドされ、各端末スライダー23のガイド面232と各端末ロックレバー24との係合が解除される。したがって、各端末ロックレバー24は、コイルスプリング244の回動付勢により、被押圧部241側の側部が端末ケース22の開口部226内の所定の位置に回動変位されて、押圧部242側の側部が筐体側の受け部312から離される。すなわち、扉32の閉止状態が解除される。
以上説明したように、この扉用ロックハンドル1では、扉32の正面の側部に切り欠き形成されるハンドル取付口322に嵌め込み固定可能に形成され、扉32の正面側と背面側とを連通する開口部110を有する本体ケース11と、本体ケース11に嵌合可能に形成され、一端が本体ケース11に扉32の正面と平行な軸121を介して枢支されて、扉32の正面に対して直角な面内において所定の倒伏位置と所定の引き起こし位置との間を回動可能なハンドル12、及びハンドル12と同軸上に枢支されて、本体ケース11の開口部110を通じて扉32の背面側に延び、扉32の背面側と正面側との間をハンドル12と一体的に回動可能な作動レバー13と、略L字形の断面形状を有し、本体ケース11の一側部で扉32の背面側となる縁部付近に断面形状の略中間部をハンドル12の軸121に対して直角の軸140を介して枢支されて、当該軸140の周りを、一方の側部が作動レバー13に向けて他方の側部が筐体側の受け部312に向けて回動可能に取り付けられ、かつばね手段144を介して常態において一方の側部が作動レバー13を押圧可能に回動付勢されるロックレバー14と、本体ケース11にハンドル12の回動端に係脱可能に設けられ、ハンドル12を所定の倒伏位置に保持するストッパー15、併せてハンドル12を所定の引き起こし位置に回動付勢して保持するストッパー(ばね手段(コイルスプリング))とを備え、ハンドル12を所定の倒伏位置へ回動操作することにより、作動レバー13を扉32の正面側から背面側に回動し、この作動レバー13によりロックレバー14(被押圧部141)の一方の側部を押圧し、ロックレバー14全体を回動して、ロックレバー14(押圧部142)の他方の側部を筐体側の受け部312に対して、背面側から正面側に向けて圧接し、この圧接により扉32を筐体側に引き寄せて、筐体31の開口縁のパッキング313を完全に圧縮するので、ロックレバー14が筐体側の受け部312に積極的に押圧し、筐体31(の開口310)を完全に密閉することができる。また、この場合、ハンドル12を回動してストッパー15に係合させるだけで、ハンドル12を本体ケース11上の所定の倒伏位置に保持して、ロックレバー14の筐体側の受け部312に対する押圧状態を固定保持することができ、反対に、ストッパー15を(押し)操作して、ストッパー15とハンドル12との係合を解除するだけで、ハンドル12を本体ケース11の所定の引き起こし位置に回動突出させて、ロックレバー14の筐体側の受け部312に対する押圧状態を解除することができ、扉32の開閉に伴うロックレバー14の筐体側の受け部312に対する係脱操作を簡易に行うことができる。さらに、このロックレバー14の筐体側の受け部312に対する係合形式は、扉32の側部で、かつ筐体31に対してアウトサイドに取り付けるアウトサイドハンドルに好適で、筐体31に高度の密閉状態を実現することができる。
また、この扉用ロックハンドル1では、ストッパー15に錠前ユニット154が併設され、ハンドル12の所定の倒伏位置でハンドル12の回動をロックできるので、ハンドル12のロックを確実にして、ロックレバー14の筐体側の受け部312に対する押圧状態を確実に保持し、扉32と筐体31(の開口310)との完全な密閉状態を維持することができる。
さらに、この扉用ロックハンドル1では、本体ケース11にハンドル12の軸121を介して枢支され、本体ケース11の開口部110を通じて扉32の背面側に延び、扉32の背面側と正面側との間をハンドル12と一体的に回動可能なカム部材16と、カム部材16に当該カム部材16の回動を直線運動に変換可能に軸支され、扉32の背面の側部に沿って直線的に進退可能なスライドバー17とを併せて備え、各端末ロック部材21をロックバー25の進退運動により駆動して、筐体側の受け部312に係脱する形式の多点締め込み方式ロック装置2の駆動部を構成するので、扉32の背面の側部に多点締め込み式ロック装置2を設置して、ハンドル12の操作により、このハンドル12側のロックレバー14と連動して、ロック装置2の各端末ロック部材21を筐体側の受け部312に係脱させることができ、扉32と筐体31(の開口310)との完全な密閉状態をより確実にすることができる。
またさらに、この扉用ロックハンドル1では、本体ケース11、ハンドル12、作動レバー13、ロックレバー14がそれぞれ、扉32の左右側部に選択的に取付可能に左右対称に又は左右方向を反転して使用可能に形成されるので、この扉用ロックハンドル1を扉の左右いずれにも装着することができ、部品管理が容易で、コストの低減を図ることができる。なお、扉を上下方向に開閉する形式でも、同様に適用できることは言うまでもない。
またさらに、この扉用ロックハンドル1で採用された多点締め込み方式ロック装置2は、扉32の背面で回動側の側部の複数個所に端末ロック部材21が配置され、扉32の正面に取り付けられたハンドル12の操作に連動して、各端末ロック部材21に連結されたロックバー25を扉32の背面の側部に沿って進退運動することにより、各端末ロック部材21を筐体側の受け部312に係合離脱する形式で、特に、各端末ロック部材21は、扉32の背面の側部に、当該側部の延びる方向に両端を向けて設置固定される端末ケース22と、端末ケース22内に当該端末ケース22の一端と他端との間をスライド可能に配置される端末スライダー23と、各端末ケース22に、一方の側部が当該端末ケース22内に向けて他方の側部が当該端末ケース22外に向けて回動可能に取り付けられて、端末スライダー23の進退運動により、一方の側部が端末スライダー23に係合案内され、他方の側部が端末ケース22外又は端末ケース22内に向けて回動されて、筐体側の受け部312に係脱可能な端末ロックレバー24とを備え、各端末ロック部材21の端末スライダー23にロックバー25が連結され、ハンドル12を所定の倒伏位置に回動操作することにより、ハンドル12と一体に回動するカム部材16を介して、スライドバー17を扉32の背面の側部に沿ってスライドし、このスライドバー17によりロックバー25を駆動して、扉32の背面の側部上下の各端末ケース22内で各端末スライダー23のスライドにより各端末ロックレバー24の被押圧部241を押して、各端末ロックレバー24の押圧部242を筐体側の受け部312に向けて回動し、各端末ロックレバー24を筐体側の受け部312に対し、背面側から正面側に向けて圧接し、この圧接により扉32を筐体31側に引き寄せて、筐体32の開口縁のパッキング313を完全に圧縮するので、扉用ロックハンドル1と同様に、各端末ロックレバー24を筐体側の受け部312に対して積極的に押圧し、筐体31(の開口310)を完全に密閉することができる。また、この場合も、ハンドル12を回動してストッパー15に係合させるだけで、ハンドル12を本体ケース11上の所定の倒伏位置に保持して、各端末ロック部材21(の端末ロックレバー24)の筐体側の受け部312に対する押圧状態を固定保持することができ、反対に、ストッパー15を(押し)操作して、ストッパー15とハンドル12との係合を解除するだけで、ハンドル12を本体ケース11の所定の引き起こし位置に回動突出させて、各端末ロック部材21(の端末ロックレバー24)の筐体側の受け部312に対する押圧状態を解除することができ、扉32の開閉に伴う端末ロックレバー24の筐体側の受け部312に対する係脱操作を簡易に行うことができる。
なお、この実施の形態では、本体ケース11、ハンドル12をそれぞれ、上下に細長い長方形状に形成したが、この形状は設計上、任意に変更可能であることは言うまでもない。また、作動レバー13をハンドル12と一体に形成したが、これを別体として、ハンドル12の軸121に(ハンドル12に対して所定の角度を設定して)取り付けてもよい。また、ロックレバー14を既述のような形状としたが、このロックレバー14は扉32の背面の側部にハンドル12の軸121に対して直角の軸140を介して枢支され、当該軸140の周りを、ロックレバー14の一方の側部が作動レバー13に向けて他方の側部が筐体側の受け部312に向けて回り込み回動可能で、筐体側の受け部312に対して迫り合い係合する構造であればよく、その形状は任意である。また、ハンドル12のストッパー15を既述のような形式としたが、特にこの形式に限定するものではなく、ハンドル12を所定の倒伏位置に保持することができれば、既存の平面型ハンドルに採用される他の形式に変更しても勿論かまわない。また、扉32の正面の側部(本体ケース11)にストッパー15をロックする錠前ユニット154を設け、ストッパー15の動きをロックして、ハンドル12を所定の倒伏位置にロックするようにしたが、ハンドル12それ自体をロックする錠前ユニットに代えて、ハンドル12を所定の倒伏位置でロックするようにしてもよい。また、この扉用ロックハンドル1をアウトサイドハンドルとして例示したが、筐体31の内部に対してインサイドに取り付けられる形式にも同様に適用することができる。
また、この実施の形態では、本体ケース11にカム部材16とスライドバー17とを併設し、既述の多点締め込み方式ロック装置2とともに多点締め込み機構を構成したが、これに用いる多点締め込み方式ロック装置は既述の形式の他、既存の多点締め込み方式ロック装置に代えることができる。この場合、この実施の形態で例示したように、扉32の背面で回動側の側部の複数個所に端末ロック部材21を配置し、扉32の正面に取り付けられたハンドル12の操作に連動して、各端末ロック部材21に連結されたロックバー25を扉32の背面の側部に沿って進退運動することにより、各端末ロック部材21を筐体側の受け部312に係合離脱するだけでなく、扉の背面の三辺、すなわち回動側の側部とこの側部を含む当該側部に隣り合う端部の複数個所に端末ロック部材を配置して、扉の正面に取り付けられたハンドルの操作に連動して、各端末ロック部材に連結されたロックバーを扉の背面の側部及びこの側部に隣り合う端部に沿って進退運動することにより、各端末ロック部材を筐体側の受け部に係合離脱する形式にしてもよい。
1 扉用ロックハンドル
11 本体ケース
110 開口部
111 埋め込み部
112 被着部
113 軸・ピンホルダー
114 溝形形状部
115 軸・スライドバーホルダー
116 スライドバーの挿通部
117 軸挿通穴
118 軸取付穴
119 穴
119P 溝
11U、11D ねじ穴
12 ハンドル
121 軸
122 係止段部
123 ガイド部
124 軸挿通部
13 作動レバー
135 取付穴
14 ロックレバー
140 軸
141 被押圧部
142 押圧部
143 軸挿通部
144 コイルスプリング(ばね手段)
15 ストッパー
150 軸
151 アーム
152 軸挿通穴
154 錠前ユニット
155 ロータ
156 ロータカム
16 カム部材
161 ピン挿通穴
17 スライドバー
171 取付穴
172 長穴
173 ピン
2 多点締め込み方式ロック装置
21 端末ロック部材
22 端末ケース
221 ベース
225 ケース本体
226 開口部
227 溝
228 ガイド穴
229 ねじ挿通穴
23 端末スライダー
231 ピン挿通穴
232 ガイド面
24 端末ロックレバー
240 軸
241 被押圧部
242 押圧部
243 軸挿通部
244 コイルスプリング(ばね手段)
25 ロックバー
251 ピン(連結部)
252 接続プレート
253 ピン
254 保護パット
26 ロックバーガイド
260 取付穴
261 固定部
262 ガイド部
3 ラック
31 筐体
310 開口
311 側部
312 縁部(筐体側の受け部)
313 パッキング
32 扉
321 側部
322 ハンドル取付口
323 取付穴
33 水切り部

Claims (6)

  1. 扉の正面側部のハンドルを回動操作することにより、扉の背面側部のロックレバーを回動し、筐体の側部に形成された受け部に係脱させて、扉を開閉する形式の扉用ロックハンドルにおいて、
    扉の正面側部に当該扉の正面と平行な軸を介して枢支され、当該扉の正面に対して直角な面内において所定の倒伏位置と所定の引き起こし位置との間を回動可能なハンドル、及び当該ハンドルを所定の倒伏位置と所定の引き起こし位置に保持するストッパーと、
    扉の正面側部に前記ハンドルの軸を介して枢支され、扉の背面側に延び、扉の背面側と正面側との間を前記ハンドルと一体的に回動可能な作動レバーと、
    扉の背面側部に前記ハンドルの軸に対して直角の軸を介して枢支され、当該軸周りを、一方の側部が前記作動レバーに向けて他方の側部が筐体側の受け部に向けて回動可能なロックレバーと、
    を備え、
    前記ハンドルを倒伏位置へ回動することにより、前記作動レバーを前記扉の正面側から背面側に回動し、この作動レバーの回動により前記ロックレバーの一方の側部を押圧して、前記ロックレバー全体を回動させ、他方の側部を筐体側の受け部に圧接する、
    ことを特徴とする扉用ロックハンドル。
  2. 扉の正面側部のハンドルを回動操作することにより、扉の背面側部のロックレバーを回動し、筐体の側部に形成された受け部に係脱させて、扉を開閉する形式の扉用ロックハンドルにおいて、
    扉の正面側部に切り欠き形成されるハンドル取付口に嵌め込み固定可能に形成され、扉の正面側と背面側とを連通する開口部を有する本体ケースと、
    前記本体ケースに嵌合可能に形成され、一端が前記本体ケースに扉の正面と平行な軸を介して枢支されて、前記本体ケース上で扉の正面に対して直角な面内において所定の倒伏位置と所定の引き起こし位置との間を回動可能なハンドル、及び前記ハンドルと同軸上に枢支されて、前記本体ケースの開口部を通じて扉の背面側に延び、扉の背面側と正面側との間を前記ハンドルと一体的に回動可能な作動レバーと、
    略L字形の断面形状を有し、前記本体ケースの一側部で扉の背面側となる縁部付近に前記断面形状の略中間部を前記ハンドルの軸に対して直角の軸を介して枢支されて、当該軸周りを、一方の側部が前記作動レバーに向けて他方の側部が筐体側の受け部に向けて回動可能に取り付けられ、かつばね手段を介して常態において一方の側部が前記作動レバーを押圧可能に回動付勢されるロックレバーと、
    前記本体ケースに前記ハンドルの回動端に係脱可能に設けられ、前記ハンドルを所定の倒伏位置に保持するストッパーと、
    を備え、
    前記本体ケース上で前記ハンドルを所定の倒伏位置へ回動操作することにより、このハンドルとともに前記作動レバーが前記扉の正面側から背面側へ回動し前記ロックレバーの一方の側部を押圧して、他方の側部を筐体側の受け部に圧接し、このロックレバーと筐体側の受け部との圧接、係合状態を前記ハンドルと前記ストッパーとの係合により保持し、
    前記ストッパーの操作により前記ハンドルと前記ストッパーとの係合を解除することにより、前記ロックレバーを前記ばね手段により弾性復帰するとともにこのロックレバーにより前記作動レバーを押圧回動して前記扉の背面側から正面側へ押し戻し、この作動レバーとともに前記ハンドルを所定の引き起こし位置へ回動し、この状態を保持する、
    ことを特徴とする扉用ロックハンドル。
  3. ストッパー又はハンドルに併設され、前記ハンドルの所定の倒伏位置で前記ハンドルの回動をロックする錠前ユニットを備える請求項2に記載の扉用ロックハンドル。
  4. 本体ケースにハンドルの軸を介して枢支され、前記本体ケースの開口部を通じて扉の背面側に延び、扉の背面側と正面側との間を前記ハンドルと一体的に回動可能なカム部材と、前記カム部材に当該カム部材の回動を直線運動に変換可能に軸支され、扉の背面側部に沿って直線的に進退可能なスライドバーとを備え、筐体側の受け部に対して複数のロック部材をロックバーの進退運動により係脱する形式の多点締め込み方式ロック装置の駆動部を構成する請求項2又は3に記載の扉用ロックハンドル。
  5. 筐体は扉により開閉される開口と当該開口の側部との間に段差が付けられて当該開口の側部が溝形に形成され、当該開口の縁部正面にパッキンが付設されて、当該開口の縁部を筐体側の受け部とする形式を採り、ハンドルその他の各部は扉の一方の側部で、筐体の内部に対してアウトサイドに取り付けられる請求項2乃至4のいずれかに記載の扉用ロックハンドル。
  6. 本体ケース、ハンドル、作動レバー、ロックレバーはそれぞれ、扉の左右側部のいずれにも選択的に取付可能に左右対称に又は左右方向を反転して使用可能に形成される請求項2乃至5のいずれかに記載の扉用ロックハンドル。
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