JP4712053B2 - シリンダ錠の保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車等に装備されるシリンダ錠の破壊等を防止し得るシリンダ錠の保護装置に関する。
従来、第三者によるはさみやドライバ等のキー孔への差し込みで自動二輪車等のシリンダ錠がいたずらされて破壊されるのを防止するために、例えば特許文献1で開示されたシリンダ錠の保護装置が提案されている。かかる保護装置は、キー孔を閉状態とする閉塞位置から当該キー孔を開状態とする開放位置まで摺動可能なシャッターと、該シャッターを開放位置と閉塞位置との間で摺動自在に保持するハウジングと、シャッターを閉塞位置に保持することによりキー孔を閉塞して施錠するマグネット錠と、磁石の磁気によってマグネット錠を解錠するマグネットキーを具備していた。
上記保護装置によれば、ハウジングから突出したシャッターの一部を当該ハウジング内に押し込むことによりキー孔を外側から閉塞しつつ、その位置でマグネット錠にて施錠することができる。即ち、シャッターには、押し込み操作すべくハウジングから所定寸法突出した操作部と、キー孔を閉塞するための閉塞部とが形成されており、当該ハウジングから突出した寸法だけ操作部を移動させると閉塞部が開放位置から閉塞位置まで移動するよう構成されていたのである。
特開平11−44132号公報
しかしながら、上記従来のシリンダ錠の保護装置においては、キー孔を閉塞するにはシャッターの操作部を押し続けて、当該シャッターを所定寸法摺動させる必要があったので、操作が面倒であるという問題があった。即ち、シャッターが開放位置から閉塞位置まで移動するには、ある程度の寸法量操作部を押圧操作し続ける必要があり、ユーザや操作時の状況によっては面倒である場合があるのである。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、シャッターによるキー孔の閉塞操作を簡便とし、操作性を向上させることができるシリンダ錠の保護装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、シリンダ錠のキー孔の上方に設けられるハウジングと、該ハウジング内で閉塞位置と開放位置との間で移動可能とされ、前記キー孔を外側から開閉するシャッターと、前記キー孔を閉塞すべく前記シャッターを開放位置から閉塞位置まで移動させる閉塞手段と、閉塞位置にある前記シャッターをロックするロック手段と、該ロック手段によるロックを解除し、前記シャッターを閉塞位置から開放位置まで移動させる開放手段とを具備し、シリンダ錠を保護し得るシリンダ錠の保護装置において、前記閉塞手段は、開放位置にある前記シャッターを閉塞位置に付勢する付勢手段と、前記付勢手段で付勢された前記シャッターを開放位置で係止するとともに、ハウジングから突出した突出部を操作することにより係止を解除する操作手段とを備え、且つ、前記シャッターと前記ロック手段とが別部材で構成され互いに独立に動作し得るものとされ、当該シャッター及びロック手段の作動負荷をそれぞれ適宜に設定可能とされたことを特徴とする。
かかる構成によれば、操作手段の突出部を操作すると、当該操作手段で開放位置にあるシャッターの係止が解除されるとともに、付勢手段による付勢でシャッターが閉塞位置まで移動する。かかる閉塞位置にてシャッターはロック手段でロックされ、キー孔へのいたずらの防止が図られるのである。
請求項記載の発明は、閉塞位置にある前記シャッターを係止するとともに、前記ロック手段によるロック解除動作に伴い係止を解除するスライダを設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、操作手段の突出部を操作すれば付勢手段の付勢でシャッターが閉塞位置まで移動するので、シャッターによるキー孔の閉塞操作を簡便とし、シリンダ錠の保護装置における操作性を向上させることができる。即ち、操作手段の突出部に対する操作は、シャッターの係止を解除するストローク量だけあれば足り、従来の操作部を押し続けるものに比べて、操作が簡便となるのである。
更に、シャッターとロック手段とが別部材で構成され互いに独立に動作し得るので、ロック手段の作動負荷に拘わらず閉塞手段における付勢手段の付勢力を設定することができる。即ち、例えばロック手段にOリング等のシール部材を介在させた場合、ロック手段の作動負荷が大きくなるので、これに抗するべく付勢手段の付勢力を大きくせざるを得なくなって、シャッターの開動作における作動負荷が大きくなってしまう。このような作動負荷の増大を回避しつつ、シャッター及びロック手段の作動負荷をそれぞれ適宜に設定することができる。
請求項の発明によれば、閉塞位置にあるシャッターを係止して当該シャッターの移動を規制する一方、ロック手段によるロック解除動作に伴って係止が解除されて閉塞位置にあるシャッターが開放位置まで移動するのを許容するので、シャッターとロック手段とを別部材で構成して独立に作動させ得るものにおいても、確実にシャッターをロックさせることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るシリンダ錠の保護装置は、二輪車が具備するシリンダ錠のキー孔上方に設けられ、該キー孔を外側から開閉可能とすることによりシリンダ錠を保護し得るもので、図1〜図3に示すように、ケース1a及びカバー1bで構成されるハウジング1と、シャッター2と、ねじりバネ3、コイルバネ4及び押しボタン5(操作手段)から成る閉塞手段と、マグネット錠を構成するロック手段6と、開放手段としてのマグネットキーMKと、スライダ7とから主に構成されている。尚、マグネットキーMKは、図2に示すように、イグニッションキーIKのつまみ部(把持部)に形成されている。
ケース1aは、亜鉛ダイカスト成形品(アルミダイカスト等他の材質でもよい)から成るものであり、車両のシリンダ錠を挿通し、そのキー孔を上方に臨ませ得る挿通孔1aaが略中央に形成されるとともに、その両側に押しボタン5を収容する収容凹部1abと、マグネット錠用凸部1adとが形成されている。また、収容凹部1ab内にはコイルバネ4を収容する収容穴1aeが形成される一方、マグネット錠用凸部1adの周囲には、ねじりバネ3を収容する収容穴1acが形成されている。
マグネット錠用凸部1adは、その先端面においてスプリングSを介してマグネットMを収容する収容穴1afが複数(本実施形態においては4つ)形成されるとともに、外周面でシャッター2の円環状部2aを回動自在に嵌合し得るよう構成されている。また、マグネット錠用凸部1adの近傍には、スプリング8を介してスライダ7を収容するための収容穴1agが形成されている。
カバー1bは、アルミダイカスト成形品(他の材質でもよい)から成り、ケース1aの上面側を覆って該ケース1aとの間に形成される内部空間にシャッター2等シリンダ錠の保護装置の構成部品を収容するためのもので、挿通孔1aaと対応した位置に形成されてイグニッションキーIKをキー孔に挿通させ得る孔1baと、押しボタン5の突出部5aを挿通させ得る孔1bbと、ロック手段6の嵌合部6aを挿通させ得る孔1bcとが形成されている。
シャッター2は、非磁性体材料から成るものであり、図4に示すように、円環状部2aと閉塞部2bとが一体的に形成されたものである。即ち、円環状部2aがマグネット錠用凸部1adに嵌合しつつ、これを中心として回動すると、閉塞部2bがカバー1bの孔1baを塞ぐ位置(閉塞位置)と、当該孔1baから離間して開放する位置(開放位置)との間で移動し、キー孔を外側から開閉し得るよう構成されている。
また、ねじりバネ3が収容穴1acに収容された状態において、その一端がケース1aに係止されつつ他端がシャッター2の円環状部2aに係止されているので、シャッター2は、ねじりバネ3により閉塞位置に回動する方向に常時付勢されている。尚、シャッター2の形状は、ハウジング1全体の形状及び大きさや、他の構成要素のレイアウト等により任意に変更することができる。
押しボタン5は、図5及び図7に示すように、ハウジング1に組み付けられた状態でカバー1bから寸法tだけ突出した突出部5aと、ねじりバネ3で付勢されたシャッター2を開放位置で係止する係止部5bとを有した樹脂製一体成形品から成り、操作者が突出部5aを図5及び図7中の矢印方向に押圧することにより、係止部5bによるシャッター2の係止を解除し得るものである。
即ち、シャッター2が開放位置にあるとき、押しボタン5はコイルバネ4の付勢力により係止部5bがカバー1bの裏面へ当接した状態とされており、この状態ではシャッター2先端に係止して、その付勢方向への回動が規制されている(図5及び図7参照)。一方、コイルバネ4の付勢力に抗して押しボタン5を押圧すると、それに伴い係止部5bも下方に移動することとなるので、シャッター2の先端に対する係止が解除され、ねじりバネ3による付勢力でシャッター2が閉塞位置まで回動するのである(図6及び図8参照)。
従って、押しボタン5の突出部5aに対する押圧操作は、シャッター2の係止を解除するストローク量(多くても寸法t)だけあれば足り、従来の操作部を押し続けるものに比べて、操作を簡便とすることができる。また、押しボタン5を動作させる際、コイルバネ4に抗する押し込み力で足りるため、指先の僅かな力で押圧操作することができ、操作性を向上させることができる。
更に、図6及び図8に示すように、シャッター2が閉塞位置にあるとき、押しボタン5の一部(係止部5bの表面側)がシャッター2の先端部分と当接して当該押しボタン5の押圧状態が維持されているので、シャッター2が開放位置にあるときのみ突出部5aが突出して押圧操作を可能とし、操作性を更に向上させることができる。
ロック手段6は、図9に示すように、表面側にはマグネットキーMKを嵌合させ得る嵌合部6aが形成されるとともに、裏面側にはマグネット錠用凸部1ad先端に配設されたマグネットMを嵌合係止し得る複数の嵌合穴6bが形成されている。また、ロック手段6の裏面側先端には、スライダ7の作動部7bと当接し得るカム部6cが形成されるとともに、基端には、シャッター2の円環状部2aから突設された凸部2abと当接し得る作動凸部6dが形成されている。尚、同図中符号6eは、板バネ12(図3参照)を嵌め込む凹部を示している。かかる板バネ12は、カバー1bの裏面に形成された凹形状(不図示)と係合し得る凸部12aを有しており、マグネットキーMKの着脱位置とシャッター2が開状態になって押しボタン5が戻る位置との間で節度を持たせている。
かかるロック手段6をマグネット錠用凸部1ad上に組み付けると、図10に示すように、嵌合穴6bがスプリングSで上方に付勢されたマグネットMを嵌合係止し得るよう構成されている。即ち、シャッター2が閉塞位置にあるとき、マグネット錠用凸部1adの先端に形成された収容穴1afと嵌合穴6bとが合致するよう設定されており、当該閉塞位置においてマグネットMが嵌合穴6bに入り込むことによりロック手段6を係止し、ロックし得るよう構成されているのである。尚、同図における符号9はシール部材としてのOリングを示している。
また、マグネットキーMKの先端には、図11に示すように、マグネットMに対応する位置にマグネットJが複数配設されており、このマグネットJは、マグネットキーMKがカバー1bの孔1bcから挿通された状態で、マグネットMの上面側の極と異なる極が対向するように配設されている。
これにより、ロック手段6(シャッター2)がロックされた状態においてマグネットキーMKを孔1bcに差し込むと、マグネットMとJとの反発力により、マグネットMがスプリングSの付勢力に抗して下降し、ロックが解除されるのである。この状態のままマグネットキーMKを回転させれば、嵌合部6aの嵌合でロック手段6が連れ回されて回動するよう構成されている。
ここで、上記ロック手段6のロックは、ロック手段6の回動を規制するものの直接的にはシャッター2の回動を規制するものではない。しかし、ロック手段6がロック位置にあるとき、スライダ7の係止部7aがシャッター2の凸部2aaを係止して当該シャッター2の回動を規制するので、間接的にシャッター2も閉塞状態にてロックされることとなっている。
スライダ7は、図3に示すように、シャッター2に近い側の突端が角形状に形成され、遠い側の突端が円弧状に形成されており、角形状部がシャッター2の凸部2aaと係止する係止部7aとされ、円弧状部がロック手段6のカム部6cと当接する作動部7bとされたものである。このスライダ7は、スプリング8を介してケース1aの収容穴1ag内に収容され、常時上方へ付勢された状態とされている。
そして、図12に示すように、シャッター2が閉塞状態にあるときは、係止部7aがシャッター2の凸部2aaと当接して、当該シャッター2の開放位置側への回動を規制する。これにより、シャッター2は閉塞位置にてロックされ、第三者によるシャッター2の回動を防止することができ、防犯効果を更に向上させることができる。
マグネットキーMKによりロック手段6を回動させると、図13で示すように、ロック手段6のカム部6cがスライダ7の位置まで回動し当接する。このとき、図14に示すように、カム部6cがスライダ7の作動部7bと当接するため、スライダ7はスプリング8の付勢力に抗して下降し、収容穴1ag内に没することとなる。
従って、シャッター2は開放位置方向へ回動が許容されることとなり、ロック手段6が更に回動すると、該ロック手段6の作動凸部6dが凸部2abと当接し、連れ回しすることとなる。即ち、スライダ7による係止が解除されたシャッター2は、ロック手段6とともに回動し、図15で示す開放位置に至ることとなる。尚、このとき、スライダ7は、その係止部7aがシャッター2の下面で押された状態となっているので、その後のシャッター2の閉塞位置への回動は規制されない。このとき、押しボタン5が押圧操作前の位置に戻り、シャッター2を係止する。
最後に、ロック手段6を逆向きに回動させて、図16で示した状態とし、マグネットキーMKを抜き取る。これにより、ロック手段6は初期位置とされて、その後のシャッター2の閉塞位置への回動をスムーズにすることができる。かかる開放位置におけるシャッター2は、既述の如く、ねじりバネ3による付勢力が付与されつつ押しボタン5の係止部5bにより係止した状態とされているので、押しボタン5の突出部5aを押圧すれば、ねじりバネ3の付勢力により再びシャッター2は閉塞位置(即ち、図12で示した状態)まで回動し、スライダ7によりロックされる。
このように、ロック手段6とシャッター2とを別部材で構成し、各々が互いに独立に動作するので、以下の如き効果がある。即ち、本実施形態のようにロック手段6にOリング9を介在させた場合、ロック手段6の作動負荷が大きくなるので、これに抗するべくねじりバネ3の付勢力を大きくせざるを得なくなって、シャッター2の開動作における作動負荷が大きくなってしまうことが予想されるが、このような作動負荷の増大を回避しつつ、シャッター2及びロック手段6の作動負荷をそれぞれ適宜に設定することができるのである。
次に、本発明に係る他の実施形態について説明する。
本実施形態に係るシリンダ錠の保護装置は、操作手段としてスライドノブ10を具備したものであり、他の構成要素は略先の実施形態と同様である。かかるスライドノブ10は、図17及び図18に示すように、カバー1bの上面左側に形成された長孔1bb’から突出した突出部10aと、ねじりバネ3(先の実施形態参照)で付勢されたシャッター2を開放位置で係止する係止部10bとを有した樹脂製一体成形品(いずれの材質であってもよい)から成り、同図中左右方向にスライド自在とされたものである。
また、スライドノブ10は、コイルスプリングS1によって常時右方向(シャッター2を係止する方向)へ付勢されており、非操作時においては、係止部10bの上部がシャッター2を係止して開放位置としている(図19参照)一方、当該コイルスプリングS1の付勢力に抗して突出部10aを左側にスライド操作すると、係止が解かれ、シャッター2がねじりバネ3の付勢力により閉塞位置まで回動する(図20参照)。
従って、スライドノブ10の突出部10aに対するスライド操作は、シャッター2の係止を解除するストローク量だけあれば足り、従来の操作部を押し続けるものに比べて、操作性を簡便とすることができる。また、スライドノブ10を動作させる際、コイルスプリングS1に抗するスライド力で足りるため、指先の僅かな力でスライド操作することができ、操作性を向上させることができる。
更に、シャッター2が閉塞位置にあるときは、図20に示すように、係止部10bの下部がシャッター2の先端部分と当接してスライドノブ10の操作後の状態(突出部10aが長孔1bb’の左端部にある状態)が維持されているので、シャッター2が開放位置にあるときのみ突出部10aをスライド操作可能とし、操作性を更に向上させることができる。
最後に、本発明に係る更なる他の実施形態について説明する。
本実施形態に係るシリンダ錠の保護装置は、操作手段として回動ノブ11を具備したものであり、他の構成要素は略先の実施形態と同様である。かかる回動ノブ11は、図21及び図22に示すように、カバー1bの上面左側に形成された孔1bb’’から突出した突出部11aと、ねじりバネ3(先の実施形態参照)で付勢されたシャッター2を開放位置で係止する係止部11bとを有した樹脂製一体成形品(いずれの材質であってもよい)から成るものである。
また、回動ノブ11は、ねじりバネS2によって常時右回転(時計周り)する方向へ付勢されており、非操作時においては、係止部11bの先端部がシャッター2を係止して開放位置としている(図23参照)一方、当該ねじりバネS2の付勢力に抗して突出部11aを左に回動操作(反時計周り)すると、係止が解かれ、シャッター2がねじりバネ3の付勢力により閉塞位置まで回動する(図24参照)。
従って、回動ノブ11の突出部11aに対する回動操作は、シャッター2の係止を解除するストローク量だけあれば足り、従来の操作部を押し続けるものに比べて、操作性を簡便とすることができる。また、回動ノブ11を動作させる際、ねじりバネS2に抗する回動力で足りるため、指先の僅かな力で回動操作することができ、操作性を向上させることができる。
以上、本実施形態に係るシリンダ錠の保護装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、本実施形態においては、マグネットMをロック手段6に係止させるマグネット錠をロック手段としているが、これに代えて他の形態のロック手段としてもよい。更に、押しボタン5は、上記機能が果たせれば、ハウジング内のいずれの位置に設けるようにしてもよく、シャッター2を付勢するねじりバネ3に代えて他の付勢手段としてもよい。
閉塞手段は、開放位置にあるシャッターを閉塞位置に付勢する付勢手段と、付勢手段で付勢されたシャッターを開放位置で係止するとともに、ハウジングから突出した突出部を操作することにより係止を解除する操作手段とを備え、且つ、シャッターとロック手段とが別部材で構成され互いに独立に動作し得るものとされ、当該シャッター及びロック手段の作動負荷をそれぞれ適宜に設定可能とされたシリンダ錠の保護装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置を示す上面図 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置を示す縦断面図 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置を示す分解斜視図 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置におけるシャッターを示す上面図、側面図及び底面図 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置における押しボタンがシャッターを係止した状態を示す斜視図 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置におけるシャッターが押しボタンと当接した状態を示す斜視図 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置における押しボタンがシャッターを係止しつつ突出した状態を示す断面模式図 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置押しボタンがシャッターと当接しつつ、押圧状態が維持された状態を示す断面模式図 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置におけるロック手段を示す上面図、側面図及び底面図 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置におけるロック手段及びマグネットキーMKを示す断面模式図 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置におけるイグニッションキーIK及びマグネットキーMKを示す上面図及び正面図 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置におけるシャッターとロック手段との位置関係を示す模式図(シャッターが閉塞位置にある状態) 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置におけるシャッターとロック手段との位置関係を示す模式図(ロック手段を所定角度回動された状態) 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置におけるロック手段のカム部によりスライダが収容穴に没した状態を示す模式図 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置におけるシャッターとロック手段との位置関係を示す模式図(シャッターが開放位置にある状態) 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置におけるシャッターとロック手段との位置関係を示す模式図(シャッターが開放位置にあり、且つ、ロック手段が初期位置に戻された状態) 本発明の他の実施形態(操作手段がスライドノブ)に係るシリンダ錠の保護装置を示す上面図 図17におけるXVIII−XVIII線断面図 同スライドノブの動作(シャッターが開放位置にある状態)を示すための模式図 同スライドノブの動作(シャッターが閉塞位置にある状態)を示すための模式図 本発明の他の実施形態(操作手段が回動ノブ)に係るシリンダ錠の保護装置を示す上面図 図21におけるXXII−XXII線断面図 同回動ノブの動作(シャッターが開放位置にある状態)を示すための模式図 同回動ノブの動作(シャッターが閉塞位置にある状態)を示すための模式図
符号の説明
1…ハウジング
1a…ケース
1b…カバー
2…シャッター
2a…円環状部
2b…閉塞部
3…ねじりバネ(付勢手段)(閉塞手段)
4…コイルバネ
5…押しボタン(操作手段)(閉塞手段)
5a…突出部
6…ロック手段
7…スライダ
7a…係止部
7b…作動部
8…スプリング
9…Oリング
10…スライドノブ(操作手段)(閉塞手段)
10a…突出部
10b…係止部
11…回動ノブ(操作手段)(閉塞手段)
11a…突出部
11b…係止部
M…マグネット
S…スプリング
S1…ねじりバネ
S2…コイルスプリング
MK…マグネットキー(開放手段)
IK…イグニッションキー

Claims (2)

  1. シリンダ錠のキー孔の上方に設けられるハウジングと、
    該ハウジング内で閉塞位置と開放位置との間で移動可能とされ、前記キー孔を外側から開閉するシャッターと、
    前記キー孔を閉塞すべく前記シャッターを開放位置から閉塞位置まで移動させる閉塞手段と、
    閉塞位置にある前記シャッターをロックするロック手段と、
    該ロック手段によるロックを解除し、前記シャッターを閉塞位置から開放位置まで移動させる開放手段と、
    を具備し、シリンダ錠を保護し得るシリンダ錠の保護装置において、
    前記閉塞手段は、
    開放位置にある前記シャッターを閉塞位置に付勢する付勢手段と、
    記付勢手段で付勢された前記シャッターを開放位置で係止するとともに、ハウジングから突出した突出部を操作することにより係止を解除する操作手段と、
    を備え、且つ、前記シャッターと前記ロック手段とが別部材で構成され互いに独立に動作し得るものとされ、当該シャッター及びロック手段の作動負荷をそれぞれ適宜に設定可能とされたことを特徴とするシリンダ錠の保護装置。
  2. 閉塞位置にある前記シャッターを係止するとともに、前記ロック手段によるロック解除動作に伴い係止を解除するスライダを設けたことを特徴とする請求項1記載のシリンダ錠の保護装置。
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