JP2015021296A - シリンダ錠の保護装置 - Google Patents

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智晃 渡辺
章弘 橋本
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Abstract

【課題】ハウジングの幅寸法を小さく設定することができ、装置全体を小型化することができるシリンダ錠の保護装置を提供する。
【解決手段】非作動位置、作動位置及び待機位置の間で移動可能とされ、非作動位置から作動位置に移動することでシャッター2を開放位置から閉塞位置に移動させ、且つ、マグネットキーMKによりシャッター2を閉塞位置から開放位置に移動させた際に待機位置とされる作動部材5と、作動部材5を非作動位置にて係止するとともに、ロータRがロック位置にあり、且つ、イグニッションキーIKがキー孔Raから抜き取られた際に当該係止が解除される第1係止手段7と、作動部材5を待機位置にて係止するとともに、ロータRがロック位置からオフ位置に移動する際に当該係止が解除される第2係止手段8とを具備するとともに、作動部材5は、シャッター2に重ねて配設されたシリンダ錠の保護装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、二輪車などが具備するシリンダ錠の破壊等を防止し得るシリンダ錠の保護装置に関するものである。
二輪車のシリンダ錠は、通常、イグニッションキーを挿抜可能なキー孔が形成されたロータを具備しており、従来、第三者によるはさみやドライバ等の当該キー孔への差し込みでシリンダ錠がいたずらされて破壊されるのを防止するために、例えば特許文献1で開示されたようなシリンダ錠の保護装置が提案されている。かかるシリンダ錠の保護装置は、キー孔を閉状態とする閉塞位置から当該キー孔を開状態とする開放位置まで移動可能なシャッターと、該シャッターを開放位置と閉塞位置との間で移動自在に保持するハウジングと、シャッターを閉塞位置に保持することによりキー孔を閉塞して施錠するマグネット錠と、磁石の磁気によりマグネット錠を解錠するマグネットキーとを具備していた。
上記シリンダ錠の保護装置によれば、ハウジングから突出したシャッターの一部を当該ハウジング内に押し込む操作を行うことによりキー孔を閉塞しつつ、その位置でマグネット錠にて施錠することができる。すなわち、シャッターを閉塞位置とするための操作部が形成されており、運転者が当該操作部を操作することによってシャッターを閉塞位置とし、キー孔を覆ってシリンダ錠を保護し得る構成とされているのである。
一方、上記のシリンダ錠の保護装置においては、運転者が操作部を操作することによりシャッターを閉塞位置とするため、その操作が面倒であり、シャッターを閉塞位置にしない状態(保護装置を機能させない状態)で駐車することが頻繁に生じてしまうという不具合があった。すなわち、シャッターを閉塞位置とするには、イグニッションキーを抜く動作と、その後の操作部の操作との2つの動作が必要となるため、操作部の操作が面倒であると感じるユーザが多く、保護装置を機能させない状態で駐車してしまう不具合が生じてしまうのである。
こうした不具合を解消すべく、例えば特許文献2にて開示されているように、ロータがロック位置にあるとき、イグニッションキーをキー孔から抜き取る際、シャッターを自動的に閉塞位置まで移動させるものが提案されるに至っている。かかる従来のシリンダ錠の保護装置は、シャッターを開放位置から閉塞位置に移動させる作動部材と、シャッターを開放位置に保持する第1係合部材及び第2係合部材と、イグニッションキーのキー孔に対する回転操作及び挿抜に応じて第1係合部材及び第2係合部材を作動させるカム手段とを具備していた。
特開平11−44132号公報 特開2009−121228号公報
しかしながら、上記した特許文献2で開示された従来技術においては、シャッター及び作動部材をハウジング内の同一平面内に並べて配設しているため、それぞれの作動範囲の分だけスペースを確保する必要があり、ハウジングの幅寸法が大きくなって装置全体が大型化してしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ハウジングの幅寸法を小さく設定することができ、装置全体を小型化することができるシリンダ錠の保護装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、イグニッションキーを挿入し得るキー孔が形成されたロータを覆って取り付けられたハウジングと、該ハウジング内で閉塞位置と開放位置との間で移動可能とされ、閉塞位置で前記キー孔を塞ぐとともに開放位置で当該キー孔を開放するシャッターと、閉塞位置にある前記シャッターをロックする施錠手段と、該施錠手段によるロックを解除し、前記シャッターを閉塞位置から開放位置まで移動させる解錠手段とを具備するとともに、前記キー孔に挿通されたイグニッションキーの回転操作により、車両が具備するエンジンを始動させるオン位置、当該エンジンを停止させるオフ位置、及び車両が具備するハンドルバーをロックするロック位置の間をロータが回転可能とされたシリンダ錠の保護装置であって、前記キー孔に挿入されたイグニッションキーの回転操作及び当該キー孔からの抜き取りに応じて動作するカム部材と、前記シャッターと連動可能とされるとともに、非作動位置、作動位置及び待機位置の間で移動可能とされ、非作動位置から作動位置に移動することで前記シャッターを開放位置から閉塞位置に移動させ、且つ、前記解錠手段により前記シャッターを閉塞位置から開放位置に移動させた際に待機位置とされる作動部材と、該作動部材を非作動位置から作動位置に向かって常時付勢する付勢手段と、前記作動部材を非作動位置にて係止するとともに、前記ロータが特定位置にあり、且つ、イグニッションキーがキー孔から抜き取られた際の前記カム部材の動作によって当該係止が解除される第1係止手段と、前記作動部材を待機位置にて係止するとともに、前記ロータが特定位置からオフ位置に移動する際の前記カム部材の動作によって当該係止が解除される第2係止手段とを具備するとともに、前記作動部材は、前記シャッターに重ねて配設されたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のシリンダ錠の保護装置において、前記特定位置は、ロック位置であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のシリンダ錠の保護装置において、前記第1係止手段及び第2係止手段の少なくとも一方は、前記ロータに対するイグニッションキーの挿抜方向に移動して前記作動部材の係止又は当該係止の解除を行うものとされたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1つに記載のシリンダ錠の保護装置において、前記シャッター及び作動部材は、前記ハウジングに形成された同一の軸部を中心に回動可能な板状部材から成ることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1つに記載のシリンダ錠の保護装置において、前記ハウジングは、前記キー孔を上方に臨ませ得る開口が形成されるとともに、前記シャッターは、開放位置にあるとき当該開口に略合致することでキー孔を臨ませ得る開口部と、閉塞位置にあるとき当該開口を遮蔽することで前記キー孔を覆って塞ぐ遮蔽部とを有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ハウジング内で閉塞位置と開放位置との間で移動可能とされ、閉塞位置でキー孔を塞ぐとともに開放位置で当該キー孔を開放するシャッターと、シャッターと連動可能とされるとともに、非作動位置、作動位置及び待機位置の間で移動可能とされ、非作動位置から作動位置に移動することでシャッターを開放位置から閉塞位置に移動させ、且つ、解錠手段によりシャッターを閉塞位置から開放位置に移動させた際に待機位置とされる作動部材とを具備するとともに、作動部材は、シャッターに重ねて配設されたので、ハウジングの幅寸法を小さく設定することができ、装置全体を小型化することができる。
請求項2の発明によれば、特定位置は、ロック位置であるので、駐車時にロータをロック位置まで操作してハンドルバーをロックさせる場合に限ってシャッターを自動的に閉塞位置まで移動させることができる。したがって、運転者が防犯を意識した状態(すなわち、ロータをロック位置まで操作してキー孔からイグニッションキーを抜き取る際)において、ハンドルバーのロックに加え、シャッターを自動的に閉塞位置まで移動させるとともに、防犯を意識しない状態(すなわち、ロータがオフ位置にあるときキー孔からイグニッションキーを抜き取る際)において、シャッターを自動的には閉塞位置まで移動させない構成とすることができ、防犯性の向上と利便性の両立を図ることができる。
請求項3の発明によれば、第1係止手段及び第2係止手段の少なくとも一方は、ロータに対するイグニッションキーの挿抜方向に移動して作動部材の係止又は当該係止の解除を行うものとされたので、ハウジングの幅寸法をより一層小さく設定することができ、装置全体の一層の小型化を図ることができる。
請求項4の発明によれば、シャッター及び作動部材は、ハウジングに形成された同一の軸部を中心に回動可能な板状部材から成るので、作動部材によるシャッターの作動をより円滑且つ確実に行わせることができるとともに、シャッター及び作動部材の作動範囲を平面視でオーバーラップさせることができ、装置全体のより小型化を図ることができる。
請求項5の発明によれば、ハウジングは、キー孔を上方に臨ませ得る開口が形成されるとともに、シャッターは、開放位置にあるとき当該開口に略合致することでキー孔を臨ませ得る開口部と、閉塞位置にあるとき当該開口を遮蔽することでキー孔を覆って塞ぐ遮蔽部とを有するので、シャッターの強度を向上させることができ、防犯効果をより向上させることができる。
本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置を示す平面図 同シリンダ錠の保護装置を示す分解斜視図 同シリンダ錠の保護装置におけるシャッターを示す3面図 同シリンダ錠の保護装置における作動部材を示す3面図 同シリンダ錠の保護装置における第2係止手段を示す3面図 同シリンダ錠の保護装置における施錠手段近傍を示す断面模式図であって、(a)施錠手段にてシャッターがロックされた状態、(b)解錠手段にてシャッターのロックが解除された状態 同シリンダ錠の保護装置におけるイグニッションキー及びマグネットキーを示す平面図及び正面図 同シリンダ錠の保護装置におけるカム部材を示す模式図 同シリンダ錠の保護装置のシャッターの動作を示す模式図 図9における作動部材の動作等を示す模式図 同シリンダ錠の保護装置のシャッターの動作を示す模式図 図11における作動部材の動作等を示す模式図 同シリンダ錠の保護装置のシャッターの動作を示す模式図 図13における作動部材の動作等を示す模式図 同シリンダ錠の保護装置のシャッターの動作を示す模式図 図15における作動部材の動作等を示す模式図 同シリンダ錠の保護装置のシャッターの動作を示す模式図 図17における作動部材の動作等を示す模式図 同シリンダ錠の保護装置のシャッターの動作を示す模式図 図19における作動部材の動作等を示す模式図 同シリンダ錠の保護装置のシャッターの動作を示す模式図 図21における作動部材の動作等を示す模式図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るシリンダ錠の保護装置は、二輪車が具備するシリンダ錠のキー孔上方に設けられ、当該キー孔を外側から開放又は閉塞することによりシリンダ錠を保護し得るもので、図1〜7に示すように、ハウジング1と、シャッター2と、施錠手段としてのマグネット錠3と、解錠手段としてのマグネットキーMK(図7参照)と、カム部材4と、作動部材5と、付勢手段としての捩りバネ6と、第1係止手段7と、第2係止手段8とから主に構成されている。
ハウジング1は、二輪車が具備するロータR(図2参照)を覆って取り付けられ、上記したマグネットキーMKを除く各種構成要素を内部に収容するとともに、二輪車のシリンダ錠を構成するシリンダボディ(不図示)の上端部を収容し得るようになっている。かかるシリンダボディ内には、複数のタンブラを具備したロータRが配設されるとともに、当該ロータRには、キー孔Ra(図2参照)が形成されてイグニッションキーIKを挿抜(抜き差し)し得るよう構成されている。
具体的には、ハウジング1は、ケース部1aと、蓋部1bとから主に構成されており、当該ケース部1aの上部に蓋部1bを取り付けることにより、内部に保護装置を構成する各種構成要素を収容可能な収容空間が形成されるようになっている。なお、蓋部1bには、キー孔Raを上方に臨ませ得る開口H1及びシャッター2におけるマグネット錠3が形成された部位を上方に臨ませ得る開口H2が形成されるとともに、ケース部1aには、シリンダ錠の上端部(ロータRが配設された部位)を挿通可能な開口H3が形成されている。また、符号9は、シャッター2の側面に付勢力を付与して操作時の回動抵抗を付与するためのものである。
また、ロータRは、キー孔RaにイグニッションキーIKを挿入した状態にて回動操作可能とされており、二輪車が具備するエンジンを始動させるオン位置(「ON」なる表示が蓋部1b等になされた位置)、当該エンジンを停止させるオフ位置(「OFF」なる表示が蓋部1b等になされた位置)、及び車両が具備するハンドルバーをロックするロック位置(「LOCK」なる表示が蓋部1b等になされた位置)の間を回動可能とされている。
なお、ロータRがオフ位置にあるとき、キー孔Raに挿入したイグニッションキーIKを押圧して押し込み、その状態で図1中左側へ回動させることにより、ロック位置までの回動操作が可能とされている。このロック位置にロータRが移動すると、シリンダボディ内のロックバー(不図示)が突出するよう構成されており、当該ロックバーがハンドルバーの回動軸に形成されたロック孔(不図示)内に挿入して係止することにより、当該ハンドルバーに対するロックがなされるようになっている。
シャッター2は、ハウジング1内で閉塞位置(図9参照)と開放位置(図11参照)との間で移動(ボス部Bを中心とした回動)可能とされ、閉塞位置でキー孔Raを塞ぐとともに開放位置でキー孔Raを開放し得るものである。具体的には、図6に示すように、シャッター2の回転中心部(本実施形態においては、マグネット錠3が形成された部位)がハウジング1に形成されたボス部BにOリング等のシール材を介して嵌合され、該ボス部Bを中心に回動可能とされている。
また、シャッター2は、図3に示すように、遮蔽部2aを有しており、開放位置においては、当該遮蔽部2aがキー孔Raを避けた位置とされて当該キー孔Raを開放するとともに、閉塞位置においては、当該遮蔽部2aがキー孔Raを覆って塞ぐ(外部から遮蔽する)ようになっている。さらに、本実施形態に係るシャッター2は、開放位置にあるときハウジング1(蓋部1b)に形成された開口H1に略合致(本実施形態においては、図10等に示すように、作動部材5の開口5aに対しても略合致)することでキー孔Raを外部に臨ませ得る開口部2bが形成されている。
またさらに、本実施形態に係るシャッター2は、作動部材5と共にハウジング1内に組み付けられた状態(作動部材5と重ね合わせて組み付けられた状態)で、当該作動部材5の溝部5e(図4参照)内に挿通して係止可能な凸部2dが形成されている。これにより、シャッター2は、作動部材5がボス部Bを中心に回動して非作動位置から作動位置に移動するのに伴って連動し、開放位置から閉塞位置に回転し得るようになっている。
施錠手段としてのマグネット錠3は、図6(a)(b)に示すように、ハウジング1(ケース部1a)のボス部Bにおいて複数(本実施形態においては4つ)形成された凹部Ba内にそれぞれ配設されるとともに、コイルスプリングS3によりそれぞれ上方(シャッター2の裏面側)へ付勢された磁石Maを有して構成されたものであり、閉塞位置にあるシャッター2の凹部2cに磁石Maを嵌入させて、当該シャッター2をロックし得るものである。すなわち、磁石Maは、シャッター2が開放位置にあるときは当該シャッター2の裏面側で押されて凹部Ba内に収まっている一方、閉塞位置にあるときは上方へ突出してシャッター2に形成された凹部2cと係止し得るようになっている。これにより、閉塞位置にあるシャッター2が開放位置方向へ回動しないようにロックすることができる。
解錠手段としてのマグネットキーMKは、マグネット錠3の磁石Maによるロック(係合)を解除し、シャッター2を閉塞位置から開放位置まで手動にて移動させるためのものである。かかるマグネットキーMKは、図7に示すように、イグニッションキーIKの把持部に一体成形された部位から成り、内部に磁石Mbを有して成る。そして、図6(b)に示すように、マグネットキーMKをシャッター2におけるマグネット錠3が形成された部位f(シャッター2の回動中心部における表面)に当接させると、磁石Mbと磁石Maとが対向するとともに、これら磁石Mb、Maは互いに同じ極(S極とS極又はN極とN極)が対向するよう設定されている。なお、このときマグネットキーMKが部位f(シャッター2の表面)に対して回動方向に嵌合し連れ回し可能とされている。
しかして、マグネットキーMKをシャッター2の部位fに嵌合させつつ当接させることにより、磁石Ma、Mbの磁力に伴う反発力で当該磁石MaはコイルスプリングS3の付勢力に抗して下降し、凹部2cとの嵌合が解かれることとなるので、当該マグネットキーMKをそのまま回動させることにより、シャッター2を開放位置まで回動させることができる。
カム部材4は、キー孔Raに挿入されたイグニッションキーIKの回転操作及び当該キー孔Raからの抜き取りに応じて動作するもので、図2、8に示すように、ロータRaの平面視形状に対応させた外輪郭を有する円板状部材4aと、該円板状部材4a内で摺動可能な摺動部材4bとから主に構成されている。かかるカム部材4は、ハウジング1内における開口H1の直下であってロータRの上端面(キー孔Raが形成された面)より上方の位置に配設されている。
しかるに、イグニッションキーIKをキー孔Raに挿入させる過程において、イグニッションキーIKの先端が摺動部材4bの基端側部位(円板状部材4aに対する中央側部位)と当接するよう構成されており、その当接状態から更にイグニッションキーIKを挿入させることにより、当該摺動部材4bを摺動させて、図8(b)に示すような状態(イグニッションキーIKの挿入状態)とされるようになっている。かかる挿入状態においては、摺動部材4bの先端側部位(円弧状部位)が円板状部材4aの側面と合致して、連続した円弧となるよう設定されている。
一方、イグニッションキーIKをキー孔Raから抜き取ると、摺動部材4bが元の状態(図8(a)で示す状態)に戻るよう構成されている。よって、カム部材4は、イグニッションキーIKのキー孔Raに対する挿入又は抜き取りに応じて摺動部材4bが動作するとともに、キー孔Raに挿入されたイグニッションキーIKが回転操作されると、ロータRと共に回転し得るようになっている。なお、カム部材4(円板状部材4a)の側面における所定部位には、カム部4aaが形成されており、当該カム部材4の回転時、第2係止手段8を押圧して摺動(バネbの付勢力に抗する下方へのスライド動作)させ得るようになっている。
作動部材5は、シャッター2と連動可能とされるとともに、非作動位置(図19、21参照)、作動位置(図11参照)及び待機位置(図13参照)の間で移動可能とされ、非作動位置から作動位置に移動(ボス部Bを中心として回動)することでシャッター2を連れ回しして開放位置から閉塞位置に移動させ、且つ、マグネットキーMK(解錠手段)によりシャッター2を閉塞位置から開放位置に移動させた際に、当該シャッター2と連れ回しされて待機位置とされるものである。
すなわち、作動部材5は、図4に示すように、孔部5cと、被係止部5dと、溝部5eとを有する板状部材から成り、ハウジング1(ケース部1a)に形成されたボス部Bに対して孔部5cを挿通させて回動自在に取り付けられるよう構成されている。しかして、作動部材5は、ハウジング1(ケース部1a)に形成されたボス部Bに組み付けられることで、シャッター2と上下方向(互いの部材の厚み方向)に重ねて配設されており、当該ボス部Bを同一の軸部として当該作動部材5及びシャッター2がそれぞれ回動可能とされている。
被係止部5dは、第1係止手段7と係止又は当該係止の解除が行われる部位から成り、当該第2係止手段7と係止した状態(図19、21参照)で作動部材5を非作動位置に保持させ得るように構成されている。また、溝部5eは、既述したように、重ねて配設されたシャッター2の凸部2dを挿通させて当該シャッター2を係止して連れ回し可能な円弧状の切り欠きから成る。
例えば、作動部材5は、第1係止手段7がスライドして被係止部5dに対する係止が解かれると、付勢手段としての捩りバネ6の付勢力にて非作動位置から作動位置に回動するとともに、溝部5eの端部壁面が凸部2dを押圧することでシャッター2を連れ回し、当該シャッター2を開放位置から閉塞位置に移動させ得るようになっている。さらに、閉塞位置にあるシャッター2をマグネットキーMK(解錠手段)にて開放位置まで移動させると、凸部2dが溝部5eの端部壁面を押圧することで作動部材5を連れ回し、当該作動部材5を作動位置から待機位置に移動させ得るようになっている。
なお、シャッター2は、凸部2dが溝部5e内に挿通して作動部材5と連動可能とされているため、作動部材5が非作動位置から作動位置まで移動する際、連動して開放位置から閉塞位置まで移動するともに、作動部材5が非作動位置にあるとき、溝部5eに沿って凸部2dが移動することで、単独で(すなわち、作動部材5とは独立して)開放位置と閉塞位置との間を移動し得るようになっている。
またさらに、本実施形態に係る作動部材5は、シャッター2に形成された開口部2bと略合致し得る開口部5aが形成されており、開放位置にあるシャッター2の開口部2bと作動部材5の開口部5aが合致することで、キー孔Raを外部に臨ませ得るようになっている。かかる開口部5aにおける開口縁の所定位置には、第2係止手段8の係止部8aと係止可能な切欠き形状から成る被係止部5bが形成されている。
付勢手段としての捩りバネ6は、ボス部Bに取り付けられ、その一端がハウジング1のケース部1aに形成された被係止部1aa(図2参照)に係止されるとともに、他端が作動部材5の被係止部5f(図4参照)に係止されるものとされ、作動部材5を非作動位置から作動位置に向かって常時付勢するためのものである。これにより、作動部材5は、非作動位置にあるとき、第1係止手段7による係止が解除されると、捩りバネ6の付勢力にて回動し、非作動位置から作動位置まで自動的に移動し得るよう構成されている。
第1係止手段7は、作動部材5を非作動位置にて係止するとともに、ロータRが特定位置(本実施形態においてはロック位置)にあり、且つ、イグニッションキーIKがキー孔Raから抜き取られた際のカム部材4の動作によって当該係止(作動部材5に対する係止)が解除されるよう構成されたものである。具体的には、第1係止手段7は、ハウジング1のケース部1aに形成された凹部1ab(図2参照)内にて摺動可能に組み付けられたスライド片(駒状部材)から成り、バネa(図2参照)にて所定方向(カム部材4に向かう方向)に付勢されている。
しかして、第1係止手段7は、所定位置に溝部7aが形成されており、作動部材5が非作動位置にあるとき、当該溝部7aが形成された部位以外の壁面に被係止部5dを当接した位置とされ、当該作動部材5を非作動位置にて係止するとともに、ロータRが特定位置(本実施形態においてはロック位置)にあり、且つ、イグニッションキーIKがキー孔Raから抜き取られた際、カム部材4における摺動部材4bの移動に伴いバネaの付勢力によってスライドして(図8(b)の状態から同図(a)の状態まで摺動して)溝部7aが被係止部5dに合致する位置とされ、作動部材5に対する係止が解かれた状態とされる。
第2係止手段8は、作動部材5を待機位置にて係止するとともに、ロータRがロック位置(特定位置)からオフ位置に移動する際のカム部材4の動作によって当該係止が解除されるものである。かかる第2係止手段8は、図2に示すように、ハウジング1のケース部1aに形成された取付穴1acに挿通されて組み付けられ、バネbによって上方(取付穴1acから作動部材5側に突出する方向)に付勢されたスライド片(駒状部材)から成る。
より具体的には、本実施形態に係る第2係止手段8は、図5に示すように、凸形状から成る係止部8aと、傾斜面8bとを有して構成されており、ロータRに対するイグニッションキーIKの挿抜方向(図2の上下方向)に移動して作動部材5の係止又は当該係止の解除を行い得るよう構成されている。すなわち、第2係止手段8は、作動部材5が待機位置にあるとき被係止部5bが形成された位置とされ、当該被係止部5bの縁壁面に当接して当該作動部材5を係止するとともに、カム部材4がロック位置からオフ位置まで移動すると、当該カム部材4のカム部4aaに傾斜面8bが押圧され、バネbの付勢力に抗して取付穴1ac内に引っ込む方向に移動することで作動部材5との係止が解除されるようになっている。なお、第2係止手段8による係止が解かれた作動部材5は、捩りバネ6(付勢手段)の付勢力により非作動位置に至ることとなり、その位置にて第1係止手段7により係止されることとなる。
次に、本実施形態に係るシリンダ錠の保護装置における動作について説明する。
まず、キー孔RaにイグニッションキーIKが挿入されず、且つ、ロータRがロック位置にあるとき、図9、10に示すように、作動部材5は、作動位置とされるとともに、シャッター2は、閉塞位置とされている。このとき、第2係止手段8は、作動部材5の一方の面で押されて取付穴1ac内に引っ込んだ状態(非係止状態)とされるとともに、凸部2dが溝部5eの一端部(図10中右端部)壁面に当接した状態とされている。
かかる状態からシャッター2を開放位置とするには、マグネットキーMKをシャッター2の部位fに当接してマグネット錠3(施錠手段)によるロックを解除しつつ回動させる。このとき、凸部2dが溝部5eの一端部(図10中右端部)壁面に当接した状態とされていることから、シャッター2が開放位置に向かって回動するのに伴って作動部材5も連れ回されて同方向に回動することとなる。なお、作動部材5が連れ回されて回動する過程において、第1係止手段7の溝部7aが被係止部5dの移動軌跡と合致する位置とされており、被係止部5dが当該溝部7aを通過するようになっている。
そして、作動部材5が非作動位置より更に移動すると、図11、12に示すように、被係止部5bが第2係止手段8の位置に至るとともに、当該第2係止手段8がバネbの付勢力によって突出して当該被係止部5bの縁壁面に係止部8aが当接し、作動部材5を待機位置にて係止することとなる。すなわち、マグネットキーMKを回転操作してシャッター2を開放位置に向かって移動させることにより、作動部材5を待機位置にて保持させることができるとともに、シャッター2を開放位置とすることができるのである。
なお、このとき、シャッター2の開放位置から閉塞位置への移動が許容されているので、シャッター2の部位fに当接させたマグネットキーMKを反対方向に再び回動させれば、図13、14に示すように、凸部2dが溝部5eに沿って移動させ、作動部材5を待機位置に保持しつつ当該シャッター2を閉塞位置とすることができる。
一方、上記のようにシャッター2を開放位置とした後、キー孔RaにイグニッションキーIKを挿入すると、図15、16に示すように、当該イグニッションキーIKに押圧されて(既述したイグニッションキーIKの挿入状態とされて)カム部材4の摺動部材4bが摺動し、摺動部材4bの先端側部位(円弧状部位)が円板状部材4aの側面と合致してカム部材4の外輪郭が連続した円弧(カム部材4の断面形状が略円形)とされる。なお、このとき、作動部材5は、第1係止手段7による係止が行われておらず、専ら第2係止手段8の係止部8aの被係止部5bの縁壁面に対する係合によって係止されており、待機位置に保持されるようになっている。
その後、キー孔Raに挿入したイグニッションキーIKをオフ位置まで回転操作するとカム部材4も連動して回転することから、当該カム部材4のカム部4aaにて傾斜面8bが押圧されて第2係止手段8がバネbの付勢力に抗して下降(イグニッションキーIKの挿入方向)し、作動部材5に対する第2係止手段8による係止が解かれることとなる。このように、第2係止手段8による係止が解かれると、作動部材5は、捩りバネ6の付勢力によって僅かに回動して非作動位置に至り、図17、18に示すように、第1係止手段7における溝部7aが形成された部位以外の壁面に被係止部5dが当接することで係止されることとなる。なお、シャッター2は、作動部材5が待機位置から非作動位置まで回動する過程において、溝部5eの一端部壁面が凸部2dを同方向に押圧することで、連れ回されることとなる。
さらに、キー孔Raに挿入したイグニッションキーIKをロック位置(特定位置)まで回転操作するとカム部材4も連れ回しされ、図19、20に示すように、カム部材4の摺動部材4bの先端側部位が第1係止手段7と当接した位置とされる。なお、このとき、作動部材5は、図20に示すように、第1係止手段7における溝部7aが形成された部位以外の壁面に被係止部5dが当接することで係止されており、非作動位置にて保持されている。
かかる状態から、イグニッションキーIKをキー孔Raから抜き取ると、カム部材4の摺動部材4bが元の状態(イグニッションキーIKが挿入される前の状態)に戻るとともに、第1係止手段7がバネaの付勢力によって移動し、被係止部5dと溝部7aとが合致して作動部材5の係止が解かれることとなる。これにより、作動部材5は、図9、10に示すように、捩りバネ6の付勢力にて非作動位置から作動位置に移動することとなる。一方、シャッター2は、作動部材5が非作動位置から作動位置まで回動する過程において、溝部5eの一端部壁面が凸部2dを同方向に押圧することで連れ回されることとなる。そして、作動部材5が回動端である作動位置に達すると、シャッター2が閉塞位置とされる。
このように、キー孔Raに挿入したイグニッションキーIKをロック位置(特定位置)まで回転操作した後、そのイグニッションキーIKをキー孔Raから抜き取ることにより、第1係止手段7による作動部材5の係止を解くことができ、当該作動部材5を非作動位置から作動位置に移動させることで、シャッター2を開放位置から閉塞位置に自動的に移動させることができる。すなわち、イグニッションキーIKをロック位置に回転操作することで、車両のハンドルバーをロックさせるとともに、その状態からイグニッションキーIKをキー孔Raから抜き取ることで、シャッター2を自動的に閉塞位置とすることができるのである。
なお、キー孔Raに挿入したイグニッションキーIKをオフ位置からオン位置まで回転操作すると、図21、22に示すように、当該操作に応じてカム部材4が回転するものの、第1係止手段7による非係止部5dに対する係止が維持されて作動部材5が非作動位置に保持されるとともに、シャッター2が開放位置に保持されることとなる。
上記実施形態によれば、ハウジング1内で閉塞位置と開放位置との間で移動可能とされ、閉塞位置でキー孔Raを塞ぐとともに開放位置で当該キー孔Raを開放するシャッター2と、シャッター2と連動可能とされるとともに、非作動位置、作動位置及び待機位置の間で移動可能とされ、非作動位置から作動位置に移動することでシャッター2を開放位置から閉塞位置に移動させ、且つ、マグネットキーMK(解錠手段)によりシャッター2を閉塞位置から開放位置に移動させた際に待機位置とされる作動部材5とを具備するとともに、作動部材5は、シャッター2に重ねて配設されたので、ハウジング1の幅寸法(平面視方向の寸法)を小さく設定することができ、装置全体を小型化することができる。
また、本実施形態に係る特定位置は、ロック位置であるので、駐車時にロータRをロック位置まで操作してハンドルバーをロックさせる場合に限ってシャッター2を自動的に閉塞位置まで移動させることができる。したがって、運転者が防犯を意識した状態(すなわち、ロータRをロック位置まで操作してキー孔RaからイグニッションキーIKを抜き取る際)において、ハンドルバーのロックに加え、シャッター2を自動的に閉塞位置まで移動させるとともに、防犯を意識しない状態(すなわち、ロータRがオフ位置にあるときキー孔Raからイグニッションキーを抜き取る際)において、シャッター2を自動的には閉塞位置まで移動させない構成とすることができ、防犯性の向上と利便性の両立を図ることができる。
さらに、本実施形態に係る第2係止手段8は、ロータRに対するイグニッションキーIKの挿抜方向に移動して作動部材5の係止又は当該係止の解除を行うものとされたので、ハウジング1の幅寸法をより一層小さく設定することができ、装置全体の一層の小型化を図ることができる。なお、本実施形態においては、第2係止手段8のみがロータRに対するイグニッションキーIKの挿抜方向に移動して作動部材5の係止又は当該係止の解除を行う(第1係止手段7は、ロータRに対するイグニッションキーIKの挿抜方向とは略直交する方向に移動して作動部材5の係止又は当該係止の解除を行っている)ものとされているが、第1係止手段7及び第2係止手段8の少なくとも一方(すなわち、第1係止手段7及び第2係止手段8の両方、或いは第1係止手段7又は第2係止手段8の一方のみ)について、ロータRに対するイグニッションキーIKの挿抜方向に移動して作動部材5の係止又は当該係止の解除を行うものであれば足りる。
さらに、シャッター2及び作動部材5は、ハウジング1に形成された同一の軸部(本実施形態においてはボス部B)を中心に回動可能な板状部材から成るので、作動部材5によるシャッター2の作動をより円滑且つ確実に行わせることができるとともに、シャッター2及び作動部材5の作動範囲を平面視でオーバーラップさせることができ、装置全体のより小型化を図ることができる。なお、作動部材5とシャッター2とがハウジング1内において重ねて配設されたものであれば、それぞれ別個の回動軸を中心に回動するものであってもよい。
またさらに、本実施形態に係るハウジング1は、キー孔Raを上方に臨ませ得る開口H1が形成されるとともに、シャッター2は、開放位置にあるとき当該開口H1に略合致することでキー孔Raを臨ませ得る開口部2bと、閉塞位置にあるとき当該開口H1を遮蔽することでキー孔Raを覆って塞ぐ遮蔽部2aとを有するので、シャッター2の強度を向上させることができ、防犯効果をより向上させることができる。また、シャッター2が開放位置にあるとき、開口H1に開口部2bが合致するので、当該開口部2bの周縁壁によって外部からの塵等の異物の侵入や工具等の差し込みを防止することができる。
なお、本実施形態に係る作動部材5についても、シャッター2の開口部2bと略合致し得る開口部5aが形成されていることから、シャッター2が開放位置にあるとき、開口H1に開口部2b及び開口部5aが合致するので、これら開口部2b及び開口部5aの周縁壁によって外部からの塵等の異物の侵入や工具等の差し込みを防止することができる。しかるに、シャッター2及び作動部材5に開口部2b及び開口部5aが形成されていないものとしてもよい。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、係止手段7による係止が解除されるイグニッションキーIKの位置(ロータRの位置)は、ロック位置に限定されるものではなく、例えばオフ位置にあるとき、或いは他の特定位置(この場合、オン位置、オフ位置及びロック位置に加えて他の位置が設定される)にあるときであってもよい。また、作動部材5を非作動位置から作動位置に向かって常時付勢する捩りバネ6に代えて、他の汎用的な付勢手段としてもよい。さらに、施錠手段は本実施形態の如きマグネット錠3に限定されるものではなく、解錠手段も本実施形態の如きマグネットキーMKに限定されるものではない。
またさらに、シャッター2と作動部材5との連動は、本実施形態の如く凸部2dと溝部5eとによる係合に限定されず、連動のための種々形態であってもよい。また、第1係止手段7及び第2係止手段8による係止方法も本実施形態の如き形態に限定されるものでなく、種々の形態にて係止するものとしてもよい。なお、本実施形態においては、第2係止手段8がロータRに対するイグニッションキーIKの挿抜方向に移動して作動部材5の係止又は当該係止の解除を行うものとされているが、第1係止手段7と同様、ロータRに対するイグニッションキーIKの挿抜方向とは略直交する方向に移動して作動部材5の係止又は当該係止の解除を行うものとしてもよい。
キー孔に挿入されたイグニッションキーの回転操作及び当該キー孔からの抜き取りに応じて動作するカム部材と、シャッターと連動可能とされるとともに、非作動位置、作動位置及び待機位置の間で移動可能とされ、非作動位置から作動位置に移動することでシャッターを開放位置から閉塞位置に移動させ、且つ、解錠手段によりシャッターを閉塞位置から開放位置に移動させた際に待機位置とされる作動部材と、作動部材を非作動位置から作動位置に向かって常時付勢する付勢手段と、作動部材を非作動位置にて係止するとともに、ロータが特定位置にあり、且つ、イグニッションキーがキー孔から抜き取られた際のカム部材の動作によって当該係止が解除される第1係止手段と、作動部材を待機位置にて係止するとともに、ロータが特定位置からオフ位置に移動する際のカム部材の動作によって当該係止が解除される第2係止手段とを具備するとともに、作動部材は、シャッターに重ねて配設されたシリンダ錠の保護装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 ハウジング
2 シャッター
3 マグネット錠(施錠手段)
4 カム部材
5 作動部材
6 捩りバネ(付勢手段)
7 第1係止手段
8 第2係止手段
MK マグネットキー(解錠手段)
IK イグニッションキー

Claims (5)

  1. イグニッションキーを挿入し得るキー孔が形成されたロータを覆って取り付けられたハウジングと、
    該ハウジング内で閉塞位置と開放位置との間で移動可能とされ、閉塞位置で前記キー孔を塞ぐとともに開放位置で当該キー孔を開放するシャッターと、
    閉塞位置にある前記シャッターをロックする施錠手段と、
    該施錠手段によるロックを解除し、前記シャッターを閉塞位置から開放位置まで移動させる解錠手段と、
    を具備するとともに、前記キー孔に挿通されたイグニッションキーの回転操作により、車両が具備するエンジンを始動させるオン位置、当該エンジンを停止させるオフ位置、及び車両が具備するハンドルバーをロックするロック位置の間をロータが回転可能とされたシリンダ錠の保護装置であって、
    前記キー孔に挿入されたイグニッションキーの回転操作及び当該キー孔からの抜き取りに応じて動作するカム部材と、
    前記シャッターと連動可能とされるとともに、非作動位置、作動位置及び待機位置の間で移動可能とされ、非作動位置から作動位置に移動することで前記シャッターを開放位置から閉塞位置に移動させ、且つ、前記解錠手段により前記シャッターを閉塞位置から開放位置に移動させた際に待機位置とされる作動部材と、
    該作動部材を非作動位置から作動位置に向かって常時付勢する付勢手段と、
    前記作動部材を非作動位置にて係止するとともに、前記ロータが特定位置にあり、且つ、イグニッションキーがキー孔から抜き取られた際の前記カム部材の動作によって当該係止が解除される第1係止手段と、
    前記作動部材を待機位置にて係止するとともに、前記ロータが特定位置からオフ位置に移動する際の前記カム部材の動作によって当該係止が解除される第2係止手段と、
    を具備するとともに、前記作動部材は、前記シャッターに重ねて配設されたことを特徴とするシリンダ錠の保護装置。
  2. 前記特定位置は、ロック位置であることを特徴とする請求項1記載のシリンダ錠の保護装置。
  3. 前記第1係止手段及び第2係止手段の少なくとも一方は、前記ロータに対するイグニッションキーの挿抜方向に移動して前記作動部材の係止又は当該係止の解除を行うものとされたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシリンダ錠の保護装置。
  4. 前記シャッター及び作動部材は、前記ハウジングに形成された同一の軸部を中心に回動可能な板状部材から成ることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載のシリンダ錠の保護装置。
  5. 前記ハウジングは、前記キー孔を上方に臨ませ得る開口が形成されるとともに、前記シャッターは、開放位置にあるとき当該開口に略合致することでキー孔を臨ませ得る開口部と、閉塞位置にあるとき当該開口を遮蔽することで前記キー孔を覆って塞ぐ遮蔽部とを有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載のシリンダ錠の保護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI695924B (zh) * 2016-05-20 2020-06-11 日商朝日電裝股份有限公司 圓筒鎖之保護裝置及其組裝方法

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