JP2001317243A - シリンダー錠の保護装置 - Google Patents

シリンダー錠の保護装置

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JP2001317243A
JP2001317243A JP2000133209A JP2000133209A JP2001317243A JP 2001317243 A JP2001317243 A JP 2001317243A JP 2000133209 A JP2000133209 A JP 2000133209A JP 2000133209 A JP2000133209 A JP 2000133209A JP 2001317243 A JP2001317243 A JP 2001317243A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シャッターによるキー孔の開閉動作を遠隔操作
で行うことができて、その操作性を向上させ得るシリン
ダー錠の保護装置を提供する。 【解決手段】シリンダーボディに装着され、該ボティ内
に配設されたロータのキー孔を外側から閉塞することに
よってシリンダー錠を保護し得るシリンダー錠の保護装
置であって、前記保護装置は、シリンダーボディの頭部
上面においてロック位置とアンロック位置との間で移動
し、ロータ上面のキー孔を開閉し得るシャッターと、該
シャッターの少なくともロック位置からアンロック位置
への操作を遠隔操作による磁石の解錠位置への設定で行
い得るマグネット錠とを具備することを特徴とする。前
記マグネット錠は、遠隔操作で正逆転するモータや電磁
ソレノイドを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自動二輪車等に装
備されるシリンダー錠の破壊等を防止し得るシリンダー
錠の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の保護装置としては、例え
ば特開平11−44132号公報に開示されている。こ
の保護装置は、手動操作によってシリンダー錠の頭部上
面においてロック位置(セット位置)とアンロック位置
(リセット位置)との間を移動してロータ上面のキー孔
を開閉し得るシャッターと、このシャッターをロック位
置に保持することによりキー孔を閉塞して施錠するマグ
ネット錠と、つまみ部に設けられた磁石の磁気によって
マグネット錠を解錠するイグニッションキーとを具備す
るように構成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この保
護装置にあっては、イグニッションキーのつまみ部に設
けた磁石の磁気によって、手動操作でマグネット錠(す
なわちシャッター)を開閉操作する構造であるため、例
えばつまみ部をマグネット錠のマグネットキー孔に一々
差し込んでマグネット錠を解錠する必要がある。そのた
め、イグニッションキーによるマグネット錠の解錠操作
が非常に面倒となり、特に暗い場所においては、マグネ
ットキー孔を手探り状態で探して、これにイグニッショ
ンキーのつまみ部を差し込む必要があることから、その
操作が一層面倒になり易いという問題点があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、請求項1記載の発明の目的は、シャッターに
よるキー孔の開閉を遠隔操作で行うことができて、その
操作性を向上させ得るシリンダー錠の保護装置を提供す
ることにある。また、請求項2記載の発明の目的は、請
求項1記載の発明の目的に加え、モータを遠隔操作で作
動させて磁石を施錠位置と解錠位置に確実に設定し得る
シリンダーの保護装置を提供し、請求項3記載の発明の
目的は、請求項2記載の発明の目的に加え、シャッター
をアンロック位置に確実に保持し得るシリンダー錠の保
護装置を提供することにある。また、請求項4記載の発
明の目的は、請求項1記載の発明の目的に加え、電磁ソ
レノイドを遠隔操作で作動させて磁石を解錠位置に確実
に設定し得るシリンダー錠の保護装置を提供することに
ある。また、請求項5記載の発明の目的は、請求項1な
いし4記載の発明の目的に加え、遠隔操作と手動操作の
両方が行えて操作性により優れたシリンダー錠の保護装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、シリンダーボ
ディに装着され、該ボティ内に配設されたロータのキー
孔を外側から閉塞することによってシリンダー錠を保護
し得るシリンダー錠の保護装置であって、保護装置は、
シリンダーボディの頭部上面においてロック位置とアン
ロック位置との間で移動し、ロータ上面のキー孔を開閉
し得るシャッターと、該シャッターの少なくともロック
位置からアンロック位置への操作を遠隔操作による磁石
の解錠位置への設定で行い得るマグネット錠とを具備す
ることを特徴とする。
【0006】このように構成することにより、保護装置
は、シリンダー錠のシリンダーボディに装着されて使用
され、遠隔操作でマグネット錠の磁石が少なくとも解錠
位置に設定された際に、シャッターがアンロック位置に
保持されてロータのキー孔が開放され、例えばイグニッ
ションキーによるエンジン作動が可能な状態となる。こ
れにより、キー孔を保護するシャッターが遠隔操作でロ
ック位置からアンロック位置に自動的に設定されること
から、その操作性が向上する。
【0007】また、請求項2記載の発明は、マグネット
錠が、遠隔操作で正逆転するモータと、該モータの回転
で磁石を施錠位置もしくは解錠位置に設定してシャッタ
ーをロック位置もしくはアンロック位置に保持し得るマ
グネット駆動部とを有することを特徴とする。このよう
に構成することにより、遠隔操作でモータを正転もしく
は逆転させると、これに連動してマグネット駆動部が作
動し、磁石を施錠位置や解錠位置に設定することから、
シャッターの開閉動作がモータの回転動作で確実に行え
る。
【0008】また、請求項3記載の発明は、マグネット
駆動部が、モータの回転軸にギヤを介して連結されたカ
ムと、該カムに係合して上下動するロックシャフトと、
該ロックシャフトの下降位置を検出するスイッチとを有
し、スイッチでロックシャフトの下降位置を検知した際
に、モータの回転を継続させることを特徴とする。この
ように構成することにより、ロックシャフトが下降終了
した時点でモータが停止することがなくなり、磁石が解
錠位置に設定されると共にシャッターがアンロック位置
に確実に保持される。
【0009】また、請求項4記載の発明は、マグネット
錠が、遠隔操作で作動する電磁ソレノイドと、該電磁ソ
レノイドの作動で移動し磁石を解錠位置に設定してシャ
ッターをアンロック位置に保持し得るスライダーとを有
することを特徴とする。このように構成することによ
り、遠隔操作で電磁ソレノイドを作動させると、これに
連動してスライダーが移動し、磁石を解錠位置に設定す
ることから、シャッターのロック位置からアンロック位
置への設定が電磁ソレノイドによって確実に行える。
【0010】また、請求項5記載の発明は、磁石が、キ
ー孔に挿脱されるイグニッションキーのつまみ部に設け
られた磁石によって、少なくとも解錠位置に設定され得
ることを特徴とする。このように構成することにより、
少なくとも磁石の解錠位置への設定をイグニッションキ
ーのつまみ部に設けた磁石によって手動で行うことがで
きることから、遠隔操作と手動操作の両操作によるシャ
ッターのアンロック位置への設定が可能になって、操作
性がより向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図8は、本発明に係
わるシリンダー錠の保護装置の一実施例を示し、図1が
その平面図、図2が背面図、図3が底面図、図4が図1
のA−A線断面図、図5がロックシャフトを示す正面
図、縦断面図及び底面図、図6がアッパーカムとアンダ
ーカムを示す平面図、縦断面図及び底面図、図7が可動
ローラを示す平面図、縦断面図及び側面図、図8が作動
状態を示す断面図である。
【0012】図1〜図4において、保護装置1は、上面
側がカバー3で覆われたフレーム2を有し、このフレー
ム2の一端側の下部には、シリンダー錠5のシリンダー
ボディ26が取付孔2bを利用して取り付けられるシリ
ンダー錠取付凹部2aが形成され、他端側にはマグネッ
ト錠4が配設されている。また、カバー3のシリンダー
錠取付凹部2aの上部には、シリンダー錠5のロータ6
のキー孔7に対応する円形の孔3aが形成され、マグネ
ット錠4の上部にはマグネットキー孔3bが形成されて
いる。
【0013】前記マグネット錠4は、フレーム2の上面
側でカバー3の内側に移動可能に配置されたシャッター
8と、このシャッター8の係合部8aにその磁石9が係
合するロックシャフト10と、このロックシャフト10
を上下動させるアッパーカム11及びアンダーカム12
と、前記シャッター8を回動させる可動ローラ13と、
正逆転可能なモータ14とを有している。そして、モー
タ14、両カム11、12、ロックシャフト10、後述
するマイクロスイッチ25等によってマグネット駆動部
が形成されている。
【0014】前記シャッター8は、金属板によって形成
され、その基部側を中心に所定角度回動することによ
り、その先端部でロータ6のキー孔7を開閉する。ま
た、前記ロックシャフト10は、図5に示すように、そ
のシャフト部10aがDカットされると共に、シャフト
部10a上部の本体部10bには、直径方向にピン15
が貫通配置されてその先端部が所定寸法外側に突出して
いる。本体部10bの上面には複数の凹部16が形成さ
れ、この凹部16内に上端側に径小部9aを有する前記
磁石9がスプリング17を介して嵌挿されると共に、本
体部10bの上面が孔を有するカバー18で覆われるこ
とにより、磁石9の径小部9aがカバー18の孔に嵌入
した状態でその上方への飛び出しが防止されている。
【0015】そして、この磁石9が、イグニッションキ
ー19のつまみ部19aに設けられたマグネットキーの
磁石20で反発力を受けて下方に下がることにより、磁
石9とシャッター8の孔もしくは凹部からなる係合部8
aとの係合状態が解かれて、シャッター8をアンロック
位置に設定することが可能になる。なお、ロックシャフ
ト10のシャフト部10aは、その下端がフレーム2の
Dカットされた孔2cに嵌合することにより、回転不能
状態でフレーム2に上下動可能に配設されている。
【0016】前記アッパーカム11とアンダーカム12
は、図6に示すように形成されている。すなわち、アッ
パーカム11は、中心に段差が形成された嵌合孔11a
を有する略筒状に形成され、その上面の外周縁の対角線
位置には幅広の一対の係合凸部11bが形成されてい
る。また、このアッパーカム11の下部に係合するアン
ダーカム12は、上部側に前記アッパーカム11の嵌合
孔11aに嵌合する嵌合部12aが形成されると共に、
前記ロックシャフト10のシャフト部10aが嵌挿する
軸部の外周面にはギヤ12bが形成されている。
【0017】そして、アッパーカム11の嵌合孔11a
とアンダーカム12の嵌合部12aの上端部との間に
は、円周方向に沿って上下の高さが異なるカム溝として
の隙間21が形成され、この隙間21に前記ロックシャ
フト10の本体部10bのピン15の両端部が係合して
いる。なお、アンダーカム12の外周面には、その対角
線位置に一対のバネ止め22が形成されている。
【0018】前記可動ローラ13は、図7に示すよう
に、中心に孔13aを有する略リング形状に形成され、
孔13aの内周面にはその対角線位置に前記係合凸部1
1bに係合し得る係合凹部13bが形成されると共に、
該係合凹部13bの外側にはシャッター8を回動させる
クラッチ機能を有する突起13cが形成されている。そ
して、この可動ローラ13は、孔13a内面に形成され
たバネ止め凹部13dと、前記アンダーカム12のバネ
止め22との間に係止されたバネ23(図4参照)によ
って常時上方に付勢され、その所定の回転位置におい
て、突起13cがシャッター8の底面の凹部に係合し得
るように構成されている。
【0019】前記モータ14は、図2に示すようにマグ
ネット錠4が配設されるフレーム2の底面に取り付けら
れ、図4に示すようにその回転軸14aがフレーム2内
に突出している。この突出した回転軸14aの先端には
ギヤ24が固定され、このギヤ24の外周面が前記アン
ダーカム12の軸部のギヤ12bに歯合している。そし
て、モータ14は、例えば図示しない専用のリモコンキ
ー(もしくは前記イグニッションキー19)に設けられ
た操作釦の操作によって正逆転し得るように構成されて
いる。
【0020】なお、図2及び図3に示すように、マグネ
ット錠4が配設されるフレーム2部分の底面には、マイ
クロスイッチ25が、その作動子をロックシャフト10
のシャフト部10aの下端に対応させた状態で取り付け
られている。このマイクロスイッチ25は、例えばその
接点がモータ14の電源回路に接続され、ロックシャフ
ト10のシャフト部10aが下降位置に達した場合に、
接点がオンしてモータ14への電源供給を継続してモー
タ14を作動し続ける如く作用する。
【0021】次に、この保護装置1の動作について説明
する。先ず、リモコンキーをアンロック操作してモータ
14を正回転させると、モータ14の回転軸14aに固
定されたギヤ24に歯合しているアンダーカム12が回
転し、このアンダーカム12の回転に追従してアッパー
カム11も一体となって回転する。この両カム11、1
2が回転すると、両カム11、12の間に形成されてい
る隙間21も円周方向に回転して上下方向の高さが変化
し、隙間21に係合しているピン15を介してロックシ
ャフト10が下方に移動して、図8に示すように、本体
部10b上面に配設されている磁石9がシャッター8の
係合部8aから下方に引き抜かれる。これにより、磁石
9とシャッター8のロックが外れて磁石9が解錠位置に
設定される。
【0022】アッパーカム11がさらに回転すると、ア
ッパーカム11の係合凸部11bと可動ローラ13の係
合凹部13bが係合していることから、アッパーカム1
1の回動につれて可動ローラ13も回動する。そして、
可動ローラ13が回動すると、その突起13cでシャッ
ター8がアンロック方向に回動し、ロータ6のキー孔7
が開いたアンロック位置に設定される。
【0023】この位置で、さらにモータ14が回転する
と、可動ローラ13はシャッター8をさらに回転方向に
押し、シャッター8がカバー3当接するとバネ23の付
勢力に抗して下方に押し下げられる。この可動ローラ1
3の下方への押し下げによって、可動ローラ13の突起
13cがシャッター8から外れて可動ローラ13が空回
転するので、モータ14の焼き付けやギヤ24の破損が
防止される。
【0024】これにより、リモコンキーのアンロック操
作でシャッター8がキー孔7を閉塞したロック位置から
キー孔7が開放されたアンロック位置に変更され、この
アンロック位置において、開放しているキー孔7にイグ
ニッションキー19を差し込むことにより、例えばエン
ジンが作動可能な状態となる。なお、モータ14の正回
転でロックシャフト10がアンロック位置に対応する位
置まで下降すると、マイクロスイッチ25が作動してモ
ータ14への電源供給が継続されることから、可動ロー
ラ13が押し下げられる位置まで回動させられ、これに
よりシャッター8がアンロック位置に確実に保持され
る。
【0025】一方、シャッター8をアンロック位置から
ロック位置にして、例えば車両の駐車中のキー孔7の破
壊等を防止する場合は、リモコンキーをロック操作して
モータ14を逆回転させる。モータ14が逆回転する
と、可動ローラ13が逆方向に回転してその突起13c
でシャッター8を逆方向(ロック位置方向)に回動させ
ると共に、アンダーカム12及びアッパーカム11の逆
方向への回動によって、両カム11、12で形成される
隙間21にピン15で係合しているロックシャフト10
が上昇する。
【0026】そして、シャッター8がロック位置まで回
動したら、磁石9の径小部9aとシャッター8の係合凹
部8aが上下方向で一致し、スプリング17で付勢され
ている磁石9が上方に突出して、その径小部9aがシャ
ッター8の係合部8aに係合する。これにより、図4に
示すように、磁石9が施錠位置に設定され、シャッター
8の回動が磁石9で規制され保護装置1がロック位置に
保持される。
【0027】また、前記マグネット錠4は、手動操作に
よってもロック位置からアンロック位置への操作(解
錠)を行うことができる。この手動操作は、イグニッシ
ョンキー19のつまみ部19aに設けられたマグネット
キーの磁石20を、カバー3のマグネットキー孔3bに
差し込み、マグネットキーの磁石20と磁石9の反発力
で磁石9を下降させて、シャッター8の係合部8aとの
係合状態を解除することによって行われる。
【0028】このように、上記実施例の保護装置1によ
れば、フレーム2内にモータ14、アンダーカム12と
アッパーカム11、可動ローラ13、ロックシャフト1
0及びシャッター8からなるマグネット錠4を設け、こ
のマグネット錠4をリモコンキーの遠隔操作によって作
動させて、マグネット錠4の磁石9を施錠位置や解除位
置に設定することにより、シャッター8をロック位置や
アンロック位置に保持することができるため、シャッタ
ー8のロック位置及びアンロック位置への操作を遠隔操
作で行うことができて、その操作性を向上させることが
できる。
【0029】特に、シャッター8のロック位置からアン
ロック位置への変更、すなわち解錠操作をイグニッショ
ンキー19に設けられたマグネットキーの手動操作によ
っても行うこともができるため、例えばリモコンキーを
所持していない場合のアンロック操作をイグニッション
キー19のマグネットキーで行うことができて、より操
作性に優れた保護装置1を得ることが可能になる。
【0030】また、リモコンキーの遠隔操作で、モータ
14を正回転もしくは逆回転させることにより、磁石9
を施錠位置や解錠位置に設定して、シャッター8をロッ
ク位置やアンロック位置に保持することができるため、
施錠動作や解錠動作を確実に行うことができると共に、
解錠動作時に、ロックシャフト10の下降を検知してモ
ータ14の回転を継続させるため、シャッター8をアン
ロック位置に確実に保持することができて、より確実な
解錠動作等を得ることが可能になる。
【0031】さらに、保護装置1のフレーム2にシリン
ダー錠取付凹部2aが設けられ、シリンダー錠5と保護
装置1が別体で形成されているため、例えば市販されて
いる各種シリンダー錠5のシリンダーボディ26への保
護装置1の取り付けを容易に行うことができ、各種シリ
ンダー錠5のキー孔7への異物差し込み等による破壊を
防ぐことができる等、汎用性に優れた保護装置1を得る
ことが可能になる。
【0032】図9〜図13は、本発明に係わる保護装置
の他の実施例を示し、図9がその平面図、図10が背面
図、図11が底面図、図12が図9のB−B線断面図、
図13が作動状態を示す断面図である。なお、上記実施
例と同一部位には、同一符号を付して説明する。この実
施例の保護装置1の特徴は、前記マグネット錠4を電磁
ソレノイド30とスライダー31とで構成した点にあ
る。
【0033】すなわち、フレーム2のマグネット錠4の
取付部分の下部に、ヨーク32、固定鉄心33、可動バ
ネ34、可動鉄心35及びコイル36からなる電磁ソレ
ノイド30を配置すると共に、可動鉄心35上にスライ
ダー31を係合状態で配置し、このスライダー31の上
面の凹部16内にスプリング17で常時上方に付勢され
た上下動可能な磁石9を配置する。磁石9は、その径小
部9aがカバー37の孔に挿通され、カバー37より上
方に突出した径小部9aがシャッター8の係合部8aに
係合し得ると共に、下部の径大部によってカバー37上
への飛び出しが防止されている。
【0034】この保護装置1によれば、ロック位置にお
いて、図12に示すように、磁石9の径小部9aがシャ
ッター8の係合部8aに係合して、シャッター8の移動
(もしくは回動)を規制している。また、このロック位
置を解錠する場合は、リモコンキーでアンロック操作す
ると、電磁ソレノイド30のコイル36に通電されて該
ソレノイド30が作動し、その可動鉄心35が可動バネ
34の付勢力に抗して下方に引っ張られ、この可動鉄心
35の下方への引っ張りによって、スライダー31も一
体となって下降し、図13(a)に示すように、磁石9
の径小部9aがシャッター8の係合部8aから外れる。
【0035】そして、シャッター8と磁石9の係合状態
が外れることにより、シャッター8が図示しないバネで
アンロック方向に自動的に移動(もしくは回動)し、ア
ンロック位置に保持される。したがって、この実施例の
保護装置1は、リモコン操作で、ロック位置からアンロ
ック位置への操作(解錠操作)が可能になる。一方、シ
ャッター8を手動でアンロックする場合は、図13
(b)の矢印に示すように、カバー3のマグネットキー
孔3bにマグネットキーを差し込み、その磁石20の反
発力で磁石9を下方に移動させることによって行う。
【0036】このように、この実施例の保護装置1にお
いても、シャッター8のアンロック位置への操作をリモ
コン操作で電磁ソレノイド30を作動させて確実に行う
ことができる等、上記実施例の保護装置1と略同様の作
用効果を得ることができる。この実施例のアンロック位
置からロック位置へのセットは、例えばシャッター8に
設けられた押圧部38を押圧操作することによって行う
ことになる。
【0037】なお、上記各実施例においては、シャッタ
ー8をモータ14や電磁ソレノイド30の駆動力を利用
して開閉させたが、本発明はこれに何等限定されず、他
の適宜の駆動力を利用してリモコン操作で開閉すること
もできる。また、上記各実施例におけるマグネット錠4
の構成、シャッター8の移動方向及び移動機構等も一例
であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範
囲において種々変更することができる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、遠隔操作でマグネット錠の磁石が少なくと
も解錠位置に設定された際に、シャッターがアンロック
位置に保持されてロータのキー孔が開放されるため、キ
ー孔を保護するシャッターの開閉操作を遠隔操作で行う
ことができて、その操作性を向上させることができる。
【0039】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、マグネット錠が遠隔操作
で作動するモータと該モータの回転で磁石を施錠位置も
しくは解錠位置に設定し得るマグネット駆動部を有する
ため、シャッターのロック位置やアンロック位置への動
作をモータの正逆転で簡単かつ確実に行うことができ
る。
【0040】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項2記載の発明の効果に加え、モータの回転がギヤやカ
ムを介してロックシャフトに伝達されて該シャフトが下
降すると、ロックシャフトの下降位置をスイッチが検出
してモータの回転を継続させるため、ロックシャフトの
下降終了時点でモータが停止することがなくなり、磁石
を解錠位置、すなわちシャッターをアンロック位置に確
実に保持することができて、より安定した動作が得られ
る。
【0041】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、マグネット錠が、遠隔操
作で作動する電磁ソレノイドと該電磁ソレノイドの作動
で移動してマグネット錠を解錠位置に設定し得るスライ
ダーを有するため、シャッターの開動作を電磁ソレノイ
ドの作動によって簡単かつ確実に行うことができる。
【0042】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1ないし4記載の発明の効果に加え、磁石の施錠位置
や解錠位置への設定をイグニッションキーのつまみ部に
設けた磁石の手動操作によっても行うことができるた
め、保護装置の遠隔操作と手動操作の両操作が可能にな
って、操作性をより向上させることができる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシリンダー錠の保護装置の一実
施例を示す平面図
【図2】同その背面図
【図3】同その底面図
【図4】同図1のA−A線断面図
【図5】同そのロックシャフトを示し、(a)が正面
図、(b)が縦断面図、(c)が底面図
【図6】同そのアッパーカムとアンダーカムを示し、
(a)が平面図、(b)が縦断面図、(c)が底面図
【図7】同その可動ローラを示し、(a)が平面図、
(b)が縦断面図、(c)が側面図
【図8】同マグネット錠の作動状態を示す断面図
【図9】本発明に係わるシリンダー錠の保護装置の他の
実施例を示す平面図
【図10】同その背面図
【図11】同その底面図
【図12】同図9のB−B線断面図
【図13】同作動状態を示し、(a)が電動作動状態の
断面図、(b)が手動作動状態の断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・保護装置 2・・・・・・・・・フレーム 2a・・・・・・・・シリンダー錠取付凹部 3・・・・・・・・・カバー 3a・・・・・・・・孔 3b・・・・・・・・マグネットキー孔 4・・・・・・・・・マグネット錠 5・・・・・・・・・シリンダー錠 6・・・・・・・・・ロータ 7・・・・・・・・・キー孔 8・・・・・・・・・シャッター 8a・・・・・・・・係合部 9・・・・・・・・・磁石 10・・・・・・・・ロックシャフト 11・・・・・・・・アッパーカム 11b・・・・・・・係合凸部 12・・・・・・・・アンダーカム 13・・・・・・・・可動ローラ 13b・・・・・・・係合凹部 13c・・・・・・・突起 14・・・・・・・・モータ 15・・・・・・・・ピン 19・・・・・・・・イグニッションキー 19a・・・・・・・つまみ部 20・・・・・・・・磁石 21・・・・・・・・隙間 25・・・・・・・・マイクロスイッチ 26・・・・・・・・シリンダーボディ 30・・・・・・・・電磁ソレノイド 31・・・・・・・・スライダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E05B 47/00 E05B 47/00 R 49/00 49/00 J 65/12 65/12 Y

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダーボディに装着され、該ボティ内
    に配設されたロータのキー孔を外側から閉塞することに
    よってシリンダー錠を保護し得るシリンダー錠の保護装
    置であって、 前記保護装置は、シリンダーボディの頭部上面において
    ロック位置とアンロック位置との間で移動し、前記ロー
    タ上面のキー孔を開閉し得るシャッターと、該シャッタ
    ーの少なくともロック位置からアンロック位置への操作
    を遠隔操作による磁石の解錠位置への設定で行い得るマ
    グネット錠とを具備することを特徴とするシリンダー錠
    の保護装置。
  2. 【請求項2】前記マグネット錠は、遠隔操作で正逆転す
    るモータと、該モータの回転で前記磁石を施錠位置もし
    くは解錠位置に設定してシャッターをロック位置もしく
    はアンロック位置に保持し得るマグネット駆動部とを有
    することを特徴とする請求項1記載のシリンダー錠の保
    護装置。
  3. 【請求項3】前記マグネット駆動部は、前記モータの回
    転軸にギヤを介して連結されたカムと、該カムに係合し
    て上下動するロックシャフトと、該ロックシャフトの下
    降位置を検出するスイッチとを有し、前記スイッチでロ
    ックシャフトの下降位置を検知した際に、前記モータの
    回転を継続させることを特徴とする請求項2記載のシリ
    ンダー錠の保護装置。
  4. 【請求項4】前記マグネット錠は、遠隔操作で作動する
    電磁ソレノイドと、該電磁ソレノイドの作動で移動し前
    記磁石を解錠位置に設定してシャッターをアンロック位
    置に保持し得るスライダーとを有することを特徴とする
    請求項1記載のシリンダー錠の保護装置。
  5. 【請求項5】前記磁石は、前記キー孔に挿脱されるイグ
    ニッションキーのつまみ部に設けられた磁石によって、
    少なくとも解錠位置に設定され得ることを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかに記載のシリンダー錠の保護
    装置。
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