JPH0647367B2 - 車体保持装置 - Google Patents

車体保持装置

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JPH0647367B2
JPH0647367B2 JP3847786A JP3847786A JPH0647367B2 JP H0647367 B2 JPH0647367 B2 JP H0647367B2 JP 3847786 A JP3847786 A JP 3847786A JP 3847786 A JP3847786 A JP 3847786A JP H0647367 B2 JPH0647367 B2 JP H0647367B2
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lifter
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忠篤 井田
隆之 西田
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東洋油圧機械株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば、事故車の車体の変形を修正する場合
等に、自動車の車体を固定するための車体保持装置に関
するものである。
(従来の技術) 事故等によって変形した自動車車体の修正作業は、車体
の非変形部分のロッカーパネル等を挾持して車体を床面
に対し強固に固定し、車体の変形部分等に、適宜、外力
を加えて行なわれる。かかる修正作業において車体を保
持・固定するため、従来、第8図に示すような車体保持
装置1が使用されている。すなわち、車体保持装置1は
移動用の車輪2を有する基枠3を有し、基枠3の上部に
は水平方向へ延在する案内溝4が形成されている。案内
溝4の上面には挾持装置5が案内溝4に沿って摺動自在
に取付けられ、挾持装置5は案内溝4と係合する固定具
6と、この固定具6に螺合するナット7とによって、案
内溝4上の所望位置に固定可能である。挾持装置5は、
また、ナット8で締付け可能な挾持部材9を有し、自動
車車体のロッカーパネルは挾持部材9によって挾持装置
5に押圧され、固定される。一方、基枠3の下部にはナ
ット10で固定具11が取付けられ、固定具11の下端部は床
12に埋設されたレール溝13と係合している。そして、基
枠3は固定具11と床12との間に圧入されたくさび部材14
によって、レール溝13の上面に対し固定される。
第9図は、4台の車体保持装置1を使用して自動車車体
15を固定、保持している状態を示し、同図中、16は油圧
リフターを示す。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した従来の車体保持装置1では、自
動車車体15の固定保持に際し、車体保持装置を車体とレ
ールの双方に対して位置合せすることを要し、各装置1
ごとに、ナット7,8,10,そしてくさび部材13の締付
け、固定を行なわなければならないから、部材相互の固
定個所が多く、作業性が低い。
また、車体保持装置1で保持された状態の自動車車体15
を油圧リフター16で上昇させるには、車体前後方向に並
設した車体保持装置1,1を回転防止用連結材17でそれ
ぞれ連結し、更に、車体の幅方向に位置する車体保持装
置1,1をリフトバー18でそれぞれ連結した後、ナット
10又はナット7を取外し、リフトバー18,18を油圧リフ
ター16の上面で押上げなければならない。したがって、
車体15を上昇させる際の作業性が悪いばかりでなく、油
圧リフター16はリフトバー18,18を介して自動車車体15
を高位置に保持するから、車体15の下面と油圧リフター
16の上面との間に十分な高さの作業空間を確保すること
ができない。よって、高位置で車体15の下面を点検し、
部品の着脱を行なう等の作業が困難であると共に、車体
修正に用いる車体下部寸法計測機も特殊なものを要す
る。
更に、リフトレバー18はその両端を車体保持装置1に係
合させ、中央部を油圧リフター16の上面に載置して使用
されるから、左右の車体保持装置1,1の取付け位置が
対象位置から大きくずれていると極めて不安定になり、
リフトできない。
そこで、本発明の目的は、車体を固定、保持するに際し
て、車体握持装置の位置合わせが容易であると共に構成
部品相互間の必要固定個所を減少させ得、更に、リフト
状態での作業性を向上させ得ると共に、車体のリフト作
業を容易かつ安定して行ない得る車体保持装置を提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するため、本発明の車体保持装置は次
のような構成上の特徴を有する。すなわち、車輪に干渉
しない状態で車体底面に対向して位置するリフターと、
このリフターに着脱・変位可能に装着されてリフターの
側方に水平に突出する少なくとも一対のリフトアーム
と、これらのリフトアームにそれぞれ摺動自在に支持さ
れてリフター上面よりも上方まで延在する複数の支柱部
材と、これらの支柱部材の上端部にそれぞれ着脱可能に
取付けられた車体挾持装置と、リフターが下降位置にあ
るとき各支柱部材をそれぞれ床面に固定する固定装置と
を有する車体保持装置である。
(作 用) 本発明の車体保持装置で自動車車体を固定、保持するに
は、先ず、リフターで車体を上昇させてホイールスタン
ドをセットし、リフターのみを下降させる。次に、この
リフターに必要数のリフトアームと支柱部材をセット
し、リフターを上昇させて車体挾持装置を車体の被挾持
個所に位置合わせする。位置合わせが終了すると、車体
挾持装置で車体の被挾持個所を挾持させ、ホイールスタ
ンドを外してリフターを下降させる。そして、リフター
が下降位置に達すると、固定装着で各支柱部材を床面に
固定し、車体の保持作業は終了する。また、車体保持完
了後、リフトアップして車体下面の計測や点検等を行な
う場合には、固定装置を解除してリフターを上昇させれ
ばよい。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第7図を参照し
つつ説明する。
車体保持装置20のリフター21は床22中又はリフタ
ー21の近傍に設置された油圧装置(図示せず。)によ
って上下動する。リフター21の両側面にはリフター2
1の長手方向へ延在する案内溝23が形成され、案内溝
23の中央部にはリフトアーム着脱用の切欠き24が形
成されている。リフトアーム25はその基端部を切欠き
24から案内溝23内にそれぞれ挿入され、案内溝23
に沿って変位可能である。リフトアーム25はリフター
21に装着されたとき、リフター21の両側面からリフ
ター21の幅方向へ水平に突出する。
一方、支柱部材26はその下端部にリフトアーム挿通孔
27,27を有する。支柱部材26はリフトアーム2
5,25をこれらのリフトアーム挿通孔27,27にそ
れぞれ挿通されてリフトアーム25,25に支持され、
リフトアーム25,25の長手方向(すなわち、リフタ
ー21の幅方向)へ摺動自在である。支柱部材26はリ
フトアーム25に支持されてリフター21の上面21a
の上方まで延在し、支柱部材26の上端部には締付装置
28が取付けられている。締付装置28は端部を締付ネ
ジ28aで連結した曲成板部材から成り、中央部に嵌合
孔28bを有する。
車体挾持装置29は下方に筒状部30aを突設した基枠
30と、この基枠30に締付ボルト31で連結された挾
持板30bとを有し、基枠30と挾持板30bとには互
いに対向する位置に挾持部材32が設けられている。挾
持部材32には摩擦力を増加させるための歯面を形成す
ることができる。車体挾持装置29は締付ボルト31を
締付けることにより、互いに対向する挾持パッド32,
32の間に車体33の被挾持部、例えばロッカーパネル
34を挾持することができる。車体挾持装置29はその
筒状部30aを締付装置28の嵌合孔28bに挿入し、
締付ネジ28aを締付けることにより支柱部材26の上
端に固定される。第3図(ハ)から明らかなように、車体
挾持装置29は締付ネジ28aを緩めることにより、支
柱部材26の上端部で水平面内で旋回できる。これは、
第5図(ロ)に示すように、車体33の中央軸に対して傾
斜したロッカーパネル34′をも挾持できるようにする
ためである。また、締付ネジ28aを緩めることによ
り、車体挾持装置29を取外して、他の車体挾持装置2
9′と交換することができる。この車体挾持装置29′
も、下方に筒状部30aを突設した基枠30と、この基
枠30に締付ボルト31で連結された挾持板30bと、
挾持パッド32とを有し、その作動は車体挾持装置29
と同様である。装置29′は、第5図(イ)に示すよう
に、例えばロッカーパネル34の一部が破壊されて、十
分な長さの挾持個所が存しないとき等に使用される。
リフター21の両側の床22にはレール溝35が固定さ
れ、レール溝35にはリフター21の長手方向へ延在す
る溝36が形成されている。溝36内には溝36に沿っ
て移動可能な係止部材37がピン38を係合させ、この
係止部材37には、係止部材37を所望位置でロックさ
せるくさび部材39が、溝40、ピン41を介して、係
合している。これらの溝36、係止部材37、くさび部
材39は支柱部材26を床22に対して固定するための
固定装置を構成し、支柱部材26は、第2図又は第4図
に示すように、支柱部材26の下端部に固定された係止
板42をその両側から係止部材37で係止することによ
り、固定される。支柱部材26の固定はくさび部材39
を支柱部材26方向に変位させることにより行なわれ、
この固定状態の解除はくさび部材39を反対方向へ変位
させることにより行なわれる。
なお、第1図中、43は車輪載置板を示す。
以下、作用を説明する。
先ず、第7図(イ)に示すように、自動車車体33をリフ
ター21の上方に停止させ、同図(ロ)のように、リフタ
ー21で上昇させる。次いで、同図(ハ)のように、ホイ
ールスタンド44をセットして車体33を保持し、リフ
ター21を下降させる。ここで、同図(ニ)に示すよう
に、リフター21にリフトアーム25をセットし、この
リフトアーム25に、同図(ホ)に示すように、支柱部材
26を嵌着する。この状態でリフター21を上昇させ、
車体挾持装置29をロッカーパネルに位置合わせした後
(同図(ヘ)参照)、車体挾持装置29のネジ28a,3
1をそれぞれ締付けてロッカーパネルの挾持を行なう。
そして、ホイールスタンド44を取外し、リフター21
を下降させて、同図(ト)に示すように、支柱部材26を
固定装置によって床22に対し固定する。これによっ
て、車体33の保持は完了するが、この保持状態のまま
リフトアップしたいときは、第6図に示すように、固定
装置のロックを解除すれば、直ちにリフトアップをする
ことができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の車体保持装置によれば、
リフトアーム及び支柱部材がそれぞれ自由に変位できる
から、挾持個所への位置合わせが極めて容易になると共
に、車体を挾持するに際して部材相互間の必要固定個所
が少ないから、極めて作業性が良好であるという効果を
得る。
また、リフトアーム及び支柱部材がリフターに支持され
ているから、車体のリフト作業を容易かつ安定して行な
いうると共に、車体下面とリフター上面との間に十分な
空間を確保できるから、計測や点検等の作業が容易にな
るという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の全体斜視図、 第2図は支柱部材の拡大斜視図、 第3図(イ)、(ロ)は車体挾持装置の斜視図、(ハ)は締付装
置の斜視図、 第4図は固定装置の断面図、 第5図(イ)、(ロ)は車体下部の平面図、 第6図は車体を床に対して固定した状態と、リフトアッ
プした状態との正面図、 第7図(イ)〜(ト)は本発明装置の作業手順を表わす図、 第8図は従来の車体保持装置の要部断面図、 第9図は従来装置を用いて車体を保持した状態の斜視図
である。 21……リフター、23……溝、 25……リフトアーム、26……支柱部材、 29……車体挾持装置、 36……溝(固定装置)、 37……係止部材(固定装置)、 39……くさび部材(固定装置)、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪に干渉しない状態で車体底面に対向し
    て位置するリフターと、該リフターに着脱・変位可能に
    装着されかつ該リフターの側方にそれぞれ水平に突出す
    る少なくとも一対のリフトアームと、該リフトアームに
    それぞれ摺動自在に支持されかつ前記リフターの上面よ
    りも上方まで延在する複数の支柱部材と、該支柱部材の
    上端部にそれぞれ着脱可能に取付けられた車体挾持装置
    と、前記リフターが下降位置にあるとき前記支柱部材を
    床面に固定する固定装置と、を有することを特徴とする
    車体保持装置。
  2. 【請求項2】前記リフトアームを前記リフターの長手方
    向に変位可能に装着し、前記支柱部材を前記リフターの
    幅方向に摺動自在としてなる特許請求の範囲第1項記載
    の車体保持装置。
  3. 【請求項3】前記車体挾持装置が前記支柱部材に水平面
    内で回動可能で取付けられている特許請求の範囲第1項
    記載の車体保持装置。
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