JPH0647284Y2 - 魚釣り用ブーツ - Google Patents
魚釣り用ブーツInfo
- Publication number
- JPH0647284Y2 JPH0647284Y2 JP1991005533U JP553391U JPH0647284Y2 JP H0647284 Y2 JPH0647284 Y2 JP H0647284Y2 JP 1991005533 U JP1991005533 U JP 1991005533U JP 553391 U JP553391 U JP 553391U JP H0647284 Y2 JPH0647284 Y2 JP H0647284Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- sandwiching
- boot
- fastener
- folded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、魚釣り用ブーツの改良
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の魚釣り用ブーツは、図4および図
5に示すように、ブーツ本体41の足挿入用切欠き部4
2を形成し、この足挿入用切欠き部42を閉塞するファ
スナーF40の耳部F41は、一対の挟持片43にて挟
持され、耳部F41と挟持片43を接着剤層にて貼着さ
れると共に、縫い糸T40で縫合されている。一方、足
挿入用切欠き部42周縁のブーツ本体41には肉厚のゴ
ム製保護台板44が貼着され、この保護台板44に下側
の挟持片43ガ接着されるように構成していた。しか
し、かかる従来の構成だと、挟持片43と耳部F41と
の接着部に不良箇所がある場合には、水が挟持片43間
を通って、ブーツ内に浸入するという問題があった。ま
た、挟持片43の縫い糸T40がほつれても、挟持片4
3の端が剥がれて水が浸入するという問題があった。
5に示すように、ブーツ本体41の足挿入用切欠き部4
2を形成し、この足挿入用切欠き部42を閉塞するファ
スナーF40の耳部F41は、一対の挟持片43にて挟
持され、耳部F41と挟持片43を接着剤層にて貼着さ
れると共に、縫い糸T40で縫合されている。一方、足
挿入用切欠き部42周縁のブーツ本体41には肉厚のゴ
ム製保護台板44が貼着され、この保護台板44に下側
の挟持片43ガ接着されるように構成していた。しか
し、かかる従来の構成だと、挟持片43と耳部F41と
の接着部に不良箇所がある場合には、水が挟持片43間
を通って、ブーツ内に浸入するという問題があった。ま
た、挟持片43の縫い糸T40がほつれても、挟持片4
3の端が剥がれて水が浸入するという問題があった。
【0003】
【考案が解決しようととする課題】本考案は、上記の点
に鑑みてなされてものであって、その目的とするところ
は足挿入用切欠き部の縁部に取着されるファスナーの挟
持片からブーツ内に水が浸入するのを防止でき、また、
材料費も節約することかできる魚釣り用ブーツを提供す
ることにある。
に鑑みてなされてものであって、その目的とするところ
は足挿入用切欠き部の縁部に取着されるファスナーの挟
持片からブーツ内に水が浸入するのを防止でき、また、
材料費も節約することかできる魚釣り用ブーツを提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された本考案の魚釣り用ブーツは、ブーツ本体の
足挿入口と連続して形成された足挿入用切欠き部の両縁
部にファスナーが取着された魚釣り用ブーツにおいて、
ファスナーの耳部を一対の挟持片にて挟持するととも
に、耳部と挟持片とを接着剤にて貼着し、2つ折りされ
た帯状の止着片の折り曲げ部にて挟持片の基端側を挟持
し、かつこの止着片の両側縁は内側に折り返され、この
折り返し部とともに止着片の両側縁と挟持片とを縫合し
てファスナー抱持体を形成し、このファスナー抱持部を
ブーツ本体の足挿入用切欠き部の周縁部に接着剤にて接
着したことを特徴とするものである。
に提案された本考案の魚釣り用ブーツは、ブーツ本体の
足挿入口と連続して形成された足挿入用切欠き部の両縁
部にファスナーが取着された魚釣り用ブーツにおいて、
ファスナーの耳部を一対の挟持片にて挟持するととも
に、耳部と挟持片とを接着剤にて貼着し、2つ折りされ
た帯状の止着片の折り曲げ部にて挟持片の基端側を挟持
し、かつこの止着片の両側縁は内側に折り返され、この
折り返し部とともに止着片の両側縁と挟持片とを縫合し
てファスナー抱持体を形成し、このファスナー抱持部を
ブーツ本体の足挿入用切欠き部の周縁部に接着剤にて接
着したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本考案の魚釣り用ブーツによれば、ファスナー
の耳部を一対の挟持片にて挟持するとともに、挟持片と
耳部を接着剤にて貼着し、2つ折りされた帯状の止着片
の折り曲げ部にて挟持片の基端側を挟持し、止着片の両
側縁と挟持片とを縫合したので、一対の挟持片の重ね合
わせ部の端面を止着片で覆うことができる。また、止着
片と挟持片とは縫合されているので、挟持片の重ね合せ
部分が剥がれにくくなる。しかも、止着片の両側縁は内
側に折り返され、この折り返し部とともに止着片の両側
縁と挟持片とを縫合したので、縫い糸を止着片の折り返
し部に深く食い込ませることができ、止着片と挟持片と
をしっかりと縫合できる。さらに、止着片には4つ折り
部分が構成されるので、止着片の強度を大きくでき、足
挿入用切欠き部の周縁部の耐久性が向上する。
の耳部を一対の挟持片にて挟持するとともに、挟持片と
耳部を接着剤にて貼着し、2つ折りされた帯状の止着片
の折り曲げ部にて挟持片の基端側を挟持し、止着片の両
側縁と挟持片とを縫合したので、一対の挟持片の重ね合
わせ部の端面を止着片で覆うことができる。また、止着
片と挟持片とは縫合されているので、挟持片の重ね合せ
部分が剥がれにくくなる。しかも、止着片の両側縁は内
側に折り返され、この折り返し部とともに止着片の両側
縁と挟持片とを縫合したので、縫い糸を止着片の折り返
し部に深く食い込ませることができ、止着片と挟持片と
をしっかりと縫合できる。さらに、止着片には4つ折り
部分が構成されるので、止着片の強度を大きくでき、足
挿入用切欠き部の周縁部の耐久性が向上する。
【0006】
【実施例】本考案の魚釣り用ブーツの実施例を図1〜図
3に基づいて説明する。図1は魚釣り用ブーツの斜視図
を示しており、ブーツのブーツ本体1は伸縮性を有する
発泡合成樹脂(ウレタン樹脂等)の成形品があって、ブ
ーツ本体1の表側に表皮1aが貼着され、裏側には裏布
1bが貼着されている。表皮1aは、伸縮性を有する織
布の表面に伸縮性および防水性を有する合成樹脂塗布層
を付着して構成され、裏布1bは織布にて構成されてい
る。ブーツには足挿入口11と連続して足挿入用切欠き
部12が形成され、この足挿入用切欠き部12の周縁部
には扇形状の水除け片13が取着されている。
3に基づいて説明する。図1は魚釣り用ブーツの斜視図
を示しており、ブーツのブーツ本体1は伸縮性を有する
発泡合成樹脂(ウレタン樹脂等)の成形品があって、ブ
ーツ本体1の表側に表皮1aが貼着され、裏側には裏布
1bが貼着されている。表皮1aは、伸縮性を有する織
布の表面に伸縮性および防水性を有する合成樹脂塗布層
を付着して構成され、裏布1bは織布にて構成されてい
る。ブーツには足挿入口11と連続して足挿入用切欠き
部12が形成され、この足挿入用切欠き部12の周縁部
には扇形状の水除け片13が取着されている。
【0007】足挿入用切欠き部12はファスナーFにて
閉塞されるものであり、このファスナーFはファスナー
抱持体Aにて足挿入用切欠き部12の周縁のブーツ本体
1に取り付けされている。ファスナー抱持体Aは、一対
の帯状の挟持片2と帯状の止着片3とで構成されてい
る。挟持片2は、ファスナーFの耳部(布部)F1を挟
持しており、挟持片2と耳部F1は接着剤にて貼着され
ている。止着片3は2つ折りにされ、これらの折り曲げ
部3aにて挟持片2の基端側を抱持している。止着片3
の両側縁は内側に折り返され、止着片3の両側縁と挟持
片2とは止着片3の折り返し部3bとともに縫い糸T1
にて縫合され、さらに、挟持片2の先端側と耳部F1は
縫い糸T2にて縫合されている。なお、挟持片2および
止着片3は、それぞれ織布の表面に防水性を有する合成
樹脂塗布層を付着して構成されている。このようにして
構成されるファスナー抱持体Aは、接着剤層4にて足挿
入用切欠き部12の周縁のブーツ本体1に接着される。
閉塞されるものであり、このファスナーFはファスナー
抱持体Aにて足挿入用切欠き部12の周縁のブーツ本体
1に取り付けされている。ファスナー抱持体Aは、一対
の帯状の挟持片2と帯状の止着片3とで構成されてい
る。挟持片2は、ファスナーFの耳部(布部)F1を挟
持しており、挟持片2と耳部F1は接着剤にて貼着され
ている。止着片3は2つ折りにされ、これらの折り曲げ
部3aにて挟持片2の基端側を抱持している。止着片3
の両側縁は内側に折り返され、止着片3の両側縁と挟持
片2とは止着片3の折り返し部3bとともに縫い糸T1
にて縫合され、さらに、挟持片2の先端側と耳部F1は
縫い糸T2にて縫合されている。なお、挟持片2および
止着片3は、それぞれ織布の表面に防水性を有する合成
樹脂塗布層を付着して構成されている。このようにして
構成されるファスナー抱持体Aは、接着剤層4にて足挿
入用切欠き部12の周縁のブーツ本体1に接着される。
【0008】本考案の魚釣り用ブーツは、上記のように
構成されているので、一対の挟持片2の重ね合わせ部の
端面は、止着片3で覆われる。また、縫い糸T1は、折
り返し部3bの存在により止着片3に深く食い込む。ま
た、止着片3には4つ折り構造であるために強度が大き
くなり、足挿入用切欠き部12の周縁部は止着片3にて
十分に補強される。
構成されているので、一対の挟持片2の重ね合わせ部の
端面は、止着片3で覆われる。また、縫い糸T1は、折
り返し部3bの存在により止着片3に深く食い込む。ま
た、止着片3には4つ折り構造であるために強度が大き
くなり、足挿入用切欠き部12の周縁部は止着片3にて
十分に補強される。
【0009】
【考案の効果】上記の説明からも明らかなように本考案
の魚釣り用ブーツによれば、一対の挟持片の重ね合わせ
部の端面が止着片を覆われ、また挟持片の重ね合せ部分
は剥がれにくくなるので、挟持片間への水の浸入を防ぐ
ことができる。また、縫い糸は止着片の折り返し部に深
く食い込んだ状態で、挟持片と止着片を縫合できるの
で、挟持片の重ね合せ部は容易には剥がれず、水の浸入
を確実に防止できる。しかも、止着片は、折り曲げ部と
折り返し部からなる4つ折り構造であるため、止着片の
強度を大きくでき、したがって、保護台板を貼着しなく
ても、止着片によって足挿入用切欠き部の縁部の十分に
補強することができ、材料費を節約できる。さらに、止
着片の端面は内部に包みこまれるので見苦しくなくな
り、意匠の面でも優れたものとなる。
の魚釣り用ブーツによれば、一対の挟持片の重ね合わせ
部の端面が止着片を覆われ、また挟持片の重ね合せ部分
は剥がれにくくなるので、挟持片間への水の浸入を防ぐ
ことができる。また、縫い糸は止着片の折り返し部に深
く食い込んだ状態で、挟持片と止着片を縫合できるの
で、挟持片の重ね合せ部は容易には剥がれず、水の浸入
を確実に防止できる。しかも、止着片は、折り曲げ部と
折り返し部からなる4つ折り構造であるため、止着片の
強度を大きくでき、したがって、保護台板を貼着しなく
ても、止着片によって足挿入用切欠き部の縁部の十分に
補強することができ、材料費を節約できる。さらに、止
着片の端面は内部に包みこまれるので見苦しくなくな
り、意匠の面でも優れたものとなる。
【0010】
【図1】本考案の魚釣り用ブーツの斜視図
【図2】同上の一部を切欠した斜視図
【図3】同上の一部を拡大した側面図
【図4】従来の魚釣り用ブーツの斜視図
【図5】同上の一部を切欠した斜視図
1・・・ブーツ本体 F・・・ファスナー A・・・ファスナー抱持体 2・・・挟持片 3・・・止着片 3a・・・折り曲げ部 3b・・・折り返し部 11・・・足挿入口 12・・・足挿入用切欠き部
Claims (1)
- 【請求項1】 ブーツ本体の足挿入口と連続して形成さ
れた足挿入用切欠き部の両縁部にファスナーが取着され
た魚釣り用ブーツにおいて、ファスナーの耳部を一対の
挟持片にて挟持するとともに、耳部と挟持片とを接着剤
にて貼着し、2つ折りされた帯状の止着片の折り曲げ部
にて挟持片の基端側を挟持し、かつこの止着片の両側縁
は内側に折り返され、この折り返し部とともに止着片の
両側縁と挟持片とを縫合してファスナー抱持体を形成
し、このファスナー抱持部をブーツ本体の足挿入用切欠
き部の周縁部に接着剤にて接着したことを特徴とする魚
釣り用ブーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991005533U JPH0647284Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 魚釣り用ブーツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991005533U JPH0647284Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 魚釣り用ブーツ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0495701U JPH0495701U (ja) | 1992-08-19 |
JPH0647284Y2 true JPH0647284Y2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=31736143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991005533U Expired - Lifetime JPH0647284Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 魚釣り用ブーツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647284Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1854642A (en) * | 1929-09-06 | 1932-04-19 | Brodick Benjamin | Dancing slipper |
JPS6148304A (ja) * | 1984-08-11 | 1986-03-10 | 株式会社マルカツ | 防水靴及びその製造法 |
-
1991
- 1991-01-18 JP JP1991005533U patent/JPH0647284Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0495701U (ja) | 1992-08-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4548200A (en) | Endotracheal tube holder | |
US5762241A (en) | Watchband | |
JPS5812923B2 (ja) | おむつ | |
JPH0647284Y2 (ja) | 魚釣り用ブーツ | |
JP2527078Y2 (ja) | ウエット胴部付き釣り用長靴 | |
JP3073897U (ja) | 手 袋 | |
JP3051377U (ja) | ランドセルの蓋 | |
JPH05220005A (ja) | 安全履物 | |
JP2000157306A (ja) | シューズ内装体 | |
JPS6232965Y2 (ja) | ||
JPH0143061Y2 (ja) | ||
JP3265322B2 (ja) | 防水靴及びその製法 | |
JPH0527448Y2 (ja) | ||
JPS5843845Y2 (ja) | サンダルにおけるバンドの取付構造 | |
JPS6129681Y2 (ja) | ||
JP3075375U (ja) | ヘルメット用耳当て | |
JPS5923522Y2 (ja) | サンダル用基台 | |
JP3040636U (ja) | 帽子及び帽子装着用汗吸収部材 | |
KR940001502Y1 (ko) | 일회용 실내화 | |
JPS6342118U (ja) | ||
JPH0720811U (ja) | ゴム靴の履口部構造 | |
JP2001275714A (ja) | 防水内側裏材脱着型防水シューズ | |
JPH0748083Y2 (ja) | 防寒ブーツ | |
JP3034792U (ja) | 食事用ナフキン | |
JPH0334088Y2 (ja) |