JPH0647269Y2 - 魚釣用電動リール - Google Patents

魚釣用電動リール

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JPH0647269Y2
JPH0647269Y2 JP1989151737U JP15173789U JPH0647269Y2 JP H0647269 Y2 JPH0647269 Y2 JP H0647269Y2 JP 1989151737 U JP1989151737 U JP 1989151737U JP 15173789 U JP15173789 U JP 15173789U JP H0647269 Y2 JPH0647269 Y2 JP H0647269Y2
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winding
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winding speed
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一弥 南部
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ダイワ精工株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、魚釣用電動リールに係り、特に、釣針に魚の
掛かっていない時等の空巻き時に、釣糸を高速で巻き取
ることのできる魚釣用電動リールに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、魚の種類等に応じて、巻取速度を複数段階に変速
できる変速機能を有する魚釣用電動リールとして、特開
昭64-13934号公報に開示されるものが知られている。
この公報に開示される魚釣用電動リールは、表示器上に
配置された速度設定用スイッチをプッシュ操作すること
により、モータ速度を、高速,中高速,中速,低速側に
順次切り換えられるように構成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し乍ら、この従来の魚釣用電動リールでは、表示器上
に配置された一の速度設定用スイッチをプッシュ操作す
ることにより、モータ速度を順次切り換えているため、
スイッチの押圧操作時にスイッチを押し過ぎる虞がある
ため、構成上、低速から高速の変速値幅を大きくするこ
とが困難であり、例えば、魚の取り込み中に魚をバラシ
てしまった場合等に、迅速に巻き取り操作をすることが
困難であるという問題があった。
そして、低速から高速の変速値幅を大きくすると、魚の
取り込み中に、スイッチの押し過ぎにより、過って高速
に変更してしまうことがあり、この場合には、魚をバラ
シしてしまう危険性があり、安心して巻き取りの変速操
作を行なうことが困難になるという問題があった。
本考案は、かかる従来の問題を解決するためになされた
もので、誤操作の心配がなく、常に安全な変速範囲で魚
の取り込み中の巻取変速操作を行なうことができるとと
もに、魚がヒットしなかった場合あるいは途中でバラシ
てしまった場合等に、迅速な巻き上げ操作を行なうこと
のできる魚釣用電動リールを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の魚釣用電動リールは、リール本体に回転可能に
支持されたスプールを、リール本体またはスプールに装
着したモータにより回転して釣糸の巻き上げを行なう魚
釣用電動リールにおいて、巻取速度設定値を魚の取り込
み速度領域内で複数段階に分けて格納した記憶手段と、
この記憶手段の各巻取速度設定値をプッシュ操作毎に順
次読み出すとともに、巻取速度を選択設定する巻取速度
変更用スイッチと、この巻取速度変更用スイッチにより
設定された巻取速度設定値に応じたモータ速度指令を送
出する制御手段と、前記巻取速度変更用スイッチと別に
配置される空巻き用スイッチと、この空巻き用スイッチ
のプッシュ操作により魚の取り込み速度を超えた巻取速
度で連続巻き取りを行なうように前記モータを回転駆動
する手段と、巻取速度状態を表示する表示部とを有する
ものである。
〔作用〕
本考案の魚釣用電動リールに於ては、魚が掛かった時に
は、魚の種類,大きさ等に応じて、巻取速度変更用スイ
ッチをプッシュ操作すれば、巻取速度設定値は、低速か
ら高速または高速から低速へと複数段階に選択変更され
る。
一方、餌の交換時あるいは魚が逃げた時には、空巻き用
スイッチをプッシュ操作すると、魚の取り込み速度を超
えた高速度で釣糸が迅速に連続巻き取りされる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案に係る魚釣用電動リールに適用される
制御システムのブロック図、第2図は、第1図の制御シ
ステムを内蔵した魚釣用電動リールの一部を切り欠いて
示す平面図である。
先ず、第2図に於て、1はリール本体、2,3は夫々リー
ル本体1の左右両側に固着したリール側枠、4は釣糸5
を巻回したスプールである。
スプール4の一端は図示しないブラケットによりリール
本体1に回転可能に支持され、その他端は、これに固定
したブラケット6とリール本体1に取り付けたセットプ
レート7に設けた軸受8によって回転可能に支持されて
いる。
9はスプール内に軸線を一致して配置した直流モータ
で、この直流モータ9の回転軸9aと、スプール4間は、
スプール4内に設けた減速歯車機構10によって互いに連
結され、直流モータ9の回転をスプール4に伝達できる
ようになっている。
又、前記減速歯車機構10を構成するギャキャリィ11のボ
ス部11aはスプール支持用のブラケット6のボス部6a内
に相対回転可能に嵌合されている。
12はスプール巻取回転用の手動ハンドルで、このハンド
ル12は、セットプレート7に回転可能に取り付けたハン
ドル軸13のリール側枠3外突出端に連結されている。
又、ハンドル軸13には、リール側枠3内に於てスプール
逆転止め用爪車14が固着され、更にドライブギヤ15が回
転可能に取り付けられている。
ドライブギヤ15とハンドル軸13間は、ハンドル軸13にセ
ットしたドラグ装置16により摩擦結合され、これにより
ハンドル12の回転をドライブギヤ15に伝達できるように
なっている。更に、スプール逆転止め用爪車14には、ス
プール4側の壁面にピン14aが取り付けられている。
20はリール側枠3に回動自在に取り付けられ、端部に偏
心ピン21が形成されているクラッチレバーである。
29はドライブギヤ15に噛合するピニオンギヤで、このピ
ニオンギヤ29は、スプール4の軸線上において、前記ギ
ヤキャリィ11のボス部11aの中心とリール側枠3間に横
架状態に支持したピニオン軸30に回転可能にかつ軸方向
にスライド可能に支持され、そして、ピニオンギヤ29と
これに対向するギヤキャリィ11のボス部11a間には、両
者を係脱するクラッチ板31が設けられている。
41は糸長を計測するためのローラで、このローラ41は、
リール本体1の支柱1aにピン42により揺動可能に軸着し
たアーム43の揺動先端に回転可能に取り付けられてい
る。
又、ローラ41は、プレート44を介してピン45に連結され
た引張ばね46によってスプール4の釣糸巻回外周面に押
圧されるようになっている。
支柱1a内には、回転伝動軸47が支柱1aの長手方向に沿っ
て挿通され、その一端はアーム43内に設けた歯車列48を
介してローラ41に連結されており、更に左リール側枠2
内に突出する回転伝達軸47の先端には、歯車列49を介し
て回転板50が連結されている。
回転板50には、マグネット51aが埋設され、このマグネ
ット51aに対向してリードスイッチ(又はホール素子)5
1bが配置されている。
マグネット51a及びリードスイッチ51bは、ローラ41の回
転を電気信号に変換してローラ41の回転速度に比例した
パルスを発生するエンコーダ51を構成するものである。
52は電動リールの制御ユニットで、リール側枠2と一体
構造の水密収容部53内に装着されてリール本体1に組み
付けられている。
制御ユニット52は操作パネル54を有し、操作パネル54上
には、押釦式のオートスイッチ55と、押釦式のマニアル
スイッチ56と、糸長と棚を表示するデジタル表示部57
と、押釦式のリセットスイッチ58と、棚取り設定用の棚
スイッチ59と、巻取速度変更用スイッチ65と、空巻き用
スイッチ67とが配設されている。
また、デジタル表示部57には、巻取速度を示す表示器71
が設けられており、この表示器71は、複数の表示灯73,7
4,75,76を一線に配列したバー表示形式になっている。
次に、制御ユニット52の構成を第1図について説明す
る。
図において、制御回路160はマイクロコンピュータから
なり、全体を制御するCPU(中央処理装置)161と、巻取
速度制御および空巻き速度制御のためのプログラムおよ
び巻取速度設定処理,表示処理のためのプログラム及び
高速,中速,低速の設定するためのプログラム、さらに
は、リセット,棚取り等のためのプログラムを格納する
ROM162と、CPU161での演算結果およびROM162から読み出
されたデータ等を格納するRAM163と、外部入力信号を受
け取る入力装置164及び外部回路へ指令データを出力す
る出力装置165とを備え、これらはバス166を介してCPU1
61に接続されている。
前記入力装置164には、巻取速度変更用スイッチ65,オー
トスイッチ55,空巻き用スイッチ67が接続され、さら
に、糸速度検出器112が、A−D変換器113を介して接続
されている。
なお、図示しないが、マニアルスイッチ56,リセットス
イッチ58,棚設定手段である棚スイッチ59等も接続され
ている。
又、出力装置165には、CPU161からの表示指令により駆
動される表示部駆動回路114及びCPU161からの速度指令
によりパルス幅制御されるゲートパルス発生回路115が
接続され、ゲートパルス発生回路115には、モータ駆動
用のチョッパ回路116が夫々接続されている。
チョッパ回路116は、電界効果トランジスタ等のスイッ
チング素子16aから構成され、スイッチング素子16aのゲ
ートGには、パルス発生回路115からのパルス信号が印
加されるようになっているとともに、ドレインDには、
直流モータ9の一端が接続されている。
直流モータ9の他端は、直流電源117の負極に接続さ
れ、直流電源117の正極は、逆流防止用のダイオード118
を介してスイッチング素子16aのソースSに接続されて
いる。
次に、上記のように構成された本実施例の動作を第3図
のフローチャートを参照して説明する。
まず、100m乃至それ以上の水深に生息する魚を釣る場合
は、図示しない釣竿に装着した電動リール本体1にコネ
クタ61を介して電源コード62を接続し、かつ電源コード
62を鍔口クリップ等により船上に配置したバッテリ等の
直流電源に接続する。電動リール本体に電源が接続され
ると、制御回路160が初期設定される(第3図のステッ
プS1)。
これに伴い、次のステップS2において、CPU161がROM162
に格納されている巻取速度設定データのうち高速のデー
タを読み出して、これをRAM163にセーブする。
そして、同時に、この高速に対応する表示指令を出力装
置165を通して表示駆動回路114に出力し、これを駆動す
ることにより、表示灯74,75,76を点灯し、巻取速度が高
速に設定されたことを表示する。
次のステップS2−2では、空巻き用スイッチ67が操作さ
れたか否かを入力装置164を通して入力されるステップ
信号により判定する。
ここで、NOの場合は、ステップS3に移行して、巻取速度
変更用スイッチ65が操作されたか否かを入力装置164を
通して入力されるステップ信号により判定する。
ステップS3でYESの場合は、ステップS4に移行して、巻
取速度変更用スイッチ65がプッシュ操作される毎にROM1
62に格納されている3段階の巻取速度設定データを高速
から中速,低速の順に順次読み出しROM163にセーブす
る。
従って、巻取速度変更用スイッチ65を順次押せば、高
速,中速,低速,中速.高速・・・というように選択設
定されたことになる。
次のステップS5では、選択された巻取速度に応じて表示
灯74,75,76を点灯処理し、ステップS6へ進む。
すなわち、高速(例えば、0.8m/秒)が選択された場合
は、表示灯74,75,76を点灯し、高速より小さい中速(例
えば、0.7m/秒)が選択された時には、表示灯75,76を点
灯し、低速(例えば、0.6m/秒)が選択された時には、
表示灯76が点灯される。
従って、釣人が表示器71の表示状態を見ることにより、
魚釣用電動リールの巻取速度が何れの速度に設定された
かを確認することができる。
また、選択された設定データは、巻上げ糸の速度指令と
して出力される。
上記ステップS3において、NOと判定された時には、ステ
ップS6へ進み、オートスイッチ55がオンされているか否
かを判定する。
オートスイッチ55がオンされている時は、ステップS2で
設定された高速の巻取速度データ、または、ステップS4
で選択された中速,低速の各データに対応する速度指令
がゲートパルス発生回路115に出力され、ゲートパルス
発生回路115を作動して、チョッパ回路116を作動させる
ことで直流モータ9を駆動する(ステップS7)。
この場合、選択された速度指令がゲートパルス発生回路
115に加えられると、ゲートパルス発生回路115はパルス
変調されたチョッピング信号を送出し、これをスイッチ
ング素子16aのゲートに加えることにより、直流電圧を
チョッピングして直流モータ9に加えられる電圧を制御
し、直流モータ9の回転速度を設定された巻取速度とな
るように制御する。
直流モータ9の回転速度を設定された巻取速度となるよ
うに制御する場合は、ステップS8において、糸速度検出
器112からの検出信号をデジタル量に変換するA−D変
換器113からのデジタル信号を入力装置164を通してCPU1
61に取り込み、次のステップS9において、検出糸速度信
号と巻取速度設定値とを比較し、その偏差に応じてスイ
ッチング素子16aのゲートに加えられるゲートパルス発
生回路115からのチョッピングパルス幅を制御する。
すなわち、スイッチング素子16aのゲートに、偏差に応
じてパルス幅変調されたチョッピングパルスを加えるこ
とにより、直流モータ9の回転速度を設定された糸速度
になるように制御し、釣糸5の巻取速度を設定値に制御
する。
次のステップS10では、巻取速度に応じて点灯された表
示灯74,75,76をフラッシングさせる。
また、ステップS6において、オートスイッチ55がオフさ
れている場合は、ステップS11で直流モータ9を停止さ
せる。
上記ステップS2−2において、YESと判定された時に
は、空巻き速度(例えば、1.5m/秒)、すなわち、この
実施例では、直流モータが損傷しない程度に、直流モー
タの最大能力で直流モータ9を駆動する(ステップS1
2)。
次のステップS13では、表示灯73,74,75,76を全て点灯
し、かつ、フラッシングさせる。
従って、実際の魚釣りに際しては、電源コードを直流電
源117に接続し、これにより制御回路160を初期設定し、
同時に巻取速度を高速に自動設定する。
その後、リール本体1に設けたクラッチを切ってスプー
ル2をフリーにすると、錘の重さで仕掛けが海中に沈降
していく。
仕掛けが、棚に達した時点でクラッチを入れ、スプール
2と直流モータ9間を連結する。
次に、巻取速度変更用スイッチ65をプッシュ操作して直
流モータ9の速度を対称魚に合わせ設定する。
仕掛けに掛かった魚の巻き上げ開始に際しては、オート
スイッチ55を一度押す。
これにより、直流モータ9は設定した糸速度となるよう
に回転し、かつ、スプール2を回転することで釣糸5を
巻き取る。
以下、オートスイッチ55を押す毎にオン,オフ,オン,
オフ・・を繰り返し直流モータ9を起動,停止させる。
直流モータ9回転時には、巻取速度に応じて点灯されて
いる表示灯74,75,76が点滅する。
上記巻取速度によるスプール2の巻き上げ動作時におい
て、仕掛けに掛かった魚類が、例えば、大物のアコオダ
イとかイカのように口切れ、肉切れの生じ易い魚類の場
合は、その巻き上げ途中で巻取速度変更用スイッチ65を
プッシュ操作して、現在の巻取速度より低い速度に変更
する。
例えば、中速から低速に切り換えることにより、スプー
ル2の巻き上げ速度が魚類の口切れまたは肉切れの生じ
ない速度にされる。
また、上記低速巻き上げ動作において、魚類の引きによ
り釣糸5に引っ張り加重が掛り、直流モータ9の速度、
すなわち、巻き上げ速度が低下するようになると、この
偏差が速度指令としてゲートパルス発生回路115にフィ
ードバックされ、これからのパルス幅が大きくなる方向
に変調してスイッチング素子16aに加えることにより、
直流モータ9に加えられる電圧を多くして直流モータ9
の速度が設定値になるように制御される。
従って、モータトルクは一定となり、仕掛けに掛かった
魚類をスムーズに巻き上げることか可能になる。
一方、餌の交換時あるいは魚が逃げた時には、空巻き用
スイッチ67をプッシュ操作すると、直流モータ9の能力
一杯の高速度で釣糸が迅速に連続巻き取りされる。
以上の如く、本実施例によれば、魚釣用電動リールを、
巻取速度設定値を魚の取り込み速度領域内で複数段階に
分けて格納した記憶手段と、この記憶手段の各巻取速度
設定値をプッシュ操作毎に順次読み出すとともに、巻取
速度を選択設定する巻取速度変更用スイッチ65と、この
巻取速度変更用スイッチ65により設定された巻取速度設
定値に応じたモータ速度指令を送出する制御手段と、前
記巻取速度変更用スイッチ65と別に変更される空巻き用
スイッチ67と、この空巻き用スイッチ67のプッシュ操作
により魚の取り込み速度を超えた巻取速度で連続巻き取
りを行なうように前記モータ9を回転駆動する手段と、
巻取速度状態を表示する表示部57とから構成したので、
誤操作の心配がなく、常に安全な変速範囲で魚の取り込
み中の巻取変速操作を行なうことができるとともに、魚
がヒットしなかった場合あるいは途中でバラシてしまっ
た場合等に、迅速な巻き上げ操作を行なうことが可能に
なる。
すなわち、本考案の魚釣用電動リールに於ては、魚が掛
かった時には、魚の種類,大きさ等に応じて、巻取速度
変更用スイッチ65をプッシュ操作すれば、巻取速度設定
値は、低速から高速または高速から低速へと複数段階に
選択変更されるため、常に安全な変速範囲で魚の取り込
み中の巻取変速操作を行なうことができる。
そして、餌の交換時あるいは魚が逃げた時には、空巻き
用スイッチ67をプッシュ操作すると、魚の取り込み速度
を超えた高速度で釣糸5が迅速に連続巻き取りされるた
め、誤操作の心配がなく、迅速な巻き上げ操作を行なう
ことが可能になる。
なお、以上述べた実施例では、空巻き用スイッチ67によ
り直流モータ9を、損傷しない程度の最高速度で回転す
るように構成した例について述べたが、本考案は、かか
る実施例に限定されるものではなく、例えば、記憶手段
に予め空巻き速度を設定しておき、この空巻き速度で直
流モータ9を回転するようにしても良いことは勿論であ
る。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案の魚釣用電動リールによれば、魚釣
用電動リールを、巻取速度設定値を魚の取り込み速度領
域内で複数段階に分けて格納した記憶手段と、この記憶
手段の各巻取速度設定値をプッシュ操作毎に順次読み出
すとともに、巻取速度を選択設定する巻取速度変更用ス
イッチと、この巻取速度変更用スイッチにより設定され
た巻取速度設定値に応じたモータ速度指令を送出する制
御手段と、前記巻取速度変更用スイッチと別に配置され
る空巻き用スイッチと、この空巻き用スイッチのプッシ
ュ操作により魚の取り込み速度を超えた巻取速度で連続
巻き取りを行なうように前記モータを回転駆動する手段
と、巻取速度状態を表示する表示部とから構成したの
で、誤操作の心配がなく、常に安全な変速範囲で魚の取
り込み中の巻取変速操作を行なうことができるととも
に、魚がヒットしなかった場合あるいは途中でバラシて
しまった場合等に、迅速な巻き上げ操作を行なうことが
できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る魚釣用電動リールの一実施例に於
ける制御回路である。 第2図は第1図の制御回路を備えた魚釣用電動リールの
一部切欠きの平面図である。第3図は本実施例の動作を
説明するためのフローチャートである。 〔主要な部分の符号の説明〕 1……リール本体 4……スプール 5……釣糸 9……直流モータ 57……デジタル表示部 65……巻取速度変更用スイッチ 67……空巻き用スイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール本体に回転可能に支持されたスプー
    ルを、リール本体またはスプールに装着したモータによ
    り回転して釣糸の巻き上げを行なう魚釣用電動リールに
    おいて、 巻取速度設定値を魚の取り込み速度領域内で複数段階に
    分けて格納した記憶手段と、 この記憶手段の各巻取速度設定値をプッシュ操作毎に順
    次読み出すとともに、巻取速度を選択設定する巻取速度
    変更用スイッチと、 この巻取速度変更用スイッチにより設定された巻取速度
    設定値に応じたモータ速度指令を送出する制御手段と、 前記巻取速度変更用スイッチと別に配置される空巻き用
    スイッチと、 この空巻き用スイッチのプッシュ操作により魚の取り込
    み速度を超えた巻取速度で連続巻き取りを行なうように
    前記モータを回転駆動する手段と、巻取速度状態を表示
    する表示部とを有することを特徴とする魚釣用電動リー
    ル。
JP1989151737U 1989-12-29 1989-12-29 魚釣用電動リール Expired - Lifetime JPH0647269Y2 (ja)

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