JP2000201603A - 魚釣用電動リ―ル - Google Patents

魚釣用電動リ―ル

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JP2000201603A
JP2000201603A JP11008467A JP846799A JP2000201603A JP 2000201603 A JP2000201603 A JP 2000201603A JP 11008467 A JP11008467 A JP 11008467A JP 846799 A JP846799 A JP 846799A JP 2000201603 A JP2000201603 A JP 2000201603A
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spool
rotation
drive motor
motor
reel
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Sei Nishimura
聖 西村
Hideo Noda
英夫 野田
Kenji Maruyama
憲二 丸山
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Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプール駆動モータ回転の再開のための起動
ボタン操作が不要であり、かつ、電力の浪費を防止する
ことができる魚釣用電動リールの提供。 【解決手段】 魚釣用電動リールのスプールを駆動する
スプール駆動モータの回転力によって、スプールを回転
して釣糸を巻取り魚を釣り上げるときに、スプール駆動
モータに過負荷が作用すると(S53:Yes)、スプ
ール駆動モータへの電力供給が停止されると共に、スプ
ール駆動モータの回転が停止したことを釣人に報知する
(S54)。その後、釣人によって手動ハンドルが回転
されることによるスプールの回転が検出されると(S5
7:Yes)、スプール駆動モータへの電力供給が再開
される(S59)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は魚釣用電動リールに関
し、特に、スプール駆動モータに作用する負荷に起因し
たスプール駆動モータの焼損を防止するモータ焼損防止
装置を有する魚釣用電動リールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より船釣り等においては、リール本
体に装着した手動ハンドルを回転することにより、ま
た、スプール駆動モータの回転により、リール本体に回
転可能に支持されたスプールが回転されて釣糸が巻取ら
れるタイプの魚釣用電動リールが普及している。この種
の魚釣用電動リールでは、モータ焼損防止装置が設けら
れている。モータ焼損防止装置は、スプール駆動モータ
によってスプールを回転させて釣糸を巻上げる際に、大
きな魚や引きの強い魚がかかり、増大する釣糸の張力に
よりスプール駆動モータへの負荷が増大するとき、この
負荷の増大に起因するスプール駆動モータの焼損を防止
するために設けられるものである。
【0003】モータ焼損防止装置動作時の一連の流れ
は、以下の通りである。スプール駆動モータへかかる負
荷が予め設定した設定値を超えたと判断したときに、そ
の旨を釣人に報知し、スプール駆動モータへの電力供給
を停止させ、スプールの回転を停止させる。釣人への報
知は、電動リールから発せられるアラーム音、又は電動
リールに設けられた液晶パネル上の表示によって行われ
る。
【0004】スプールの回転が停止したままの状態が持
続すると、釣上げ中の魚をばらしてしまう恐れがあるた
め、再びスプールを回転させて釣糸を巻取る必要があ
る。釣糸の巻取りを再開するにあたって、釣人は電動リ
ールに設けられた起動ボタンを操作する。この起動ボタ
ン操作によって、スプール駆動モータへの電力供給が再
開され釣糸の巻取りが再開される。そして、過大な負荷
のかからない状態下でスプール駆動モータを動作させ釣
糸の巻取りを行うために、釣人は手動ハンドルを回転す
ることによってスプール駆動モータによるスプールの回
転をアシストする。
【0005】特開平7−336879号公報には、過大
な負荷がスプール駆動モータに作用した後に釣糸の巻取
りを再開する際に、釣人による起動ボタン操作を不要と
した魚釣用電動リールが記載されている。この魚釣用電
動リールに設けられたモータ焼損防止装置は、スプール
駆動モータへ過大な負荷が作用したときに、釣人にその
旨をアラーム音により報知すると共に、スプール駆動モ
ータへの電力供給を完全には停止させず、スプール駆動
モータに負荷がかからない程度の低電力を供給し続け、
スプールの回転を低回転で維持しようとするものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の魚釣用
電動リールでは、魚をばらさずに釣上げるという集中力
を要する作業を行わなければならないときに、スプール
駆動モータへの電力供給が停止される度に再びスプール
駆動モータへ電力供給を行うためにリールに設けられた
起動ボタンを操作しなければならず、釣人の操作負担が
問題となっており、また、煩わしい起動ボタン操作を行
っているうちに、魚をばらしてしまうという問題が生じ
ていた。
【0007】また、特開平7−336879号公報に記
載された魚釣用電動リールでは、スプール駆動モータへ
の電力は供給され続けるため、釣人による起動ボタン操
作は不要であるが、スプール駆動モータに供給される電
力が低電力であるので巻上力がなく、実際にはスプール
駆動モータは駆動せず、釣糸は巻上げられないのに電力
だけが浪費されてしまうという問題があった。
【0008】そこで本発明は、スプール駆動モータ回転
の再開のための起動ボタン操作が不要であり、かつ、電
力の浪費を防止することができる魚釣用電動リールを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】係る本発明の目的は、ス
プール駆動モータ13に過負荷が作用したときにスプー
ル駆動モータ13への電力供給を一旦停止させ、その
後、釣人による手動ハンドル回転操作によってスプール
2が回転されたことを検出すると、スプール駆動モータ
13への電力供給を自動的に再開させるモータ焼損防止
装置を備えたことにより達成される。
【0010】即ち本発明は、リール本体1と、該リール
本体1に回転可能に支承されたスプール2と、回転駆動
伝達系を介して該スプール2と接続され、該リール本体
1に取付けられた手動ハンドル4と、該スプール2を回
転駆動するため該リール本体1に装着されたスプール駆
動モータ13と、該スプール駆動モータ13への負荷を
検出する負荷検出手段11と、該負荷検出手段11にて
検出した検出値が予め設定した基準負荷を超えた時に、
該検出値が該基準負荷を超えたことを釣人に報知すると
共に、該スプール駆動モータ13への電力供給を停止す
るモータ焼損防止制御手段とを備えた魚釣用電動リール
において、該手動ハンドル4と該リール本体1、又は該
スプール2と該リール本体1、又は該回転駆動伝達系と
該リール本体1には、該手動ハンドル4又は該スプール
2又は該回転駆動伝達系の回転を検出し回転検知信号を
出力する回転検知手段が設けられ、該モータ焼損防止制
御手段は、該スプール駆動モータ13への電力供給を停
止中に該回転検知手段からの回転検知信号を受けたとき
に、該スプール駆動モータ13への電力供給を開始する
魚釣用電動リールを提供している。
【0011】ここで、該回転検知手段が糸長計測装置を
構成するスプール回転検知器10からなることが好まし
い。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態による魚釣用
電動リールについて図1乃至図5に基づき説明する。先
ず、魚釣用電動リールの構成について図1乃至図3に基
づき説明する。リール本体1には、釣糸巻取用のスプー
ル2が回転可能に支承されており、リール本体1自体を
竿に取り付けるためのリールシート3が設けられてい
る。スプール2は、図示せぬ複数の歯車から構成される
ギヤ減速機構である回転駆動伝達系を介して手動のハン
ドル4と接続され、またスプール駆動モータ13とも接
続されている。スプール2から繰出された図示せぬ釣糸
は、ハンドル4を回転駆動することによって、また、ス
プール駆動モータ13を駆動させることによって巻上げ
られる。スプール2には、スプール2自体の回転を検知
するための図示せぬマグネットが設けられ、この図示せ
ぬマグネットに対してリール本体1側には図示せぬリー
ドスイッチ等が設けられている。これらは、スプール2
から繰出された図示せぬ釣糸長の測定を行うための図示
せぬ糸長計測器の一部を構成するものであり、また、ス
プール2の回転を検出するためのスプール回転検知器1
0の一部を構成するものである。
【0013】リール本体1の後部には、スプール駆動モ
ータ13への供給電流を調整するための出力調整レバー
9が回動可能に設けられている。図2に示されるよう
に、出力調整レバー9は、中央軸部91を軸として、実
線で示される位置から破線で示される位置まで約105
度ほど回動できる。中央軸部91のリール本体1内部の
側には、図示せぬ可変抵抗器たるエンコーダが、中央軸
部91と同軸的に配置され、出力調整レバー9を回動操
作することによってエンコーダの抵抗値が変化し、スプ
ール駆動モータ13へ供給される電流を調整及び停止で
きるようになっている。即ち、エンコーダの回動量に対
応したスプール2への釣糸巻上げ速度を得ることができ
るようになっている。この出力調整レバー9は、スプー
ル駆動モータ13を駆動させる際の起動スイッチの役割
も担っている。
【0014】リール本体1の上部には、図示せぬネジ等
によって制御ケース5が固定されている。制御ケース5
内部には、図3に示されるように、棚位置の設定等の様
々な制御を行う制御装置6が設けられ、又、制御装置6
が制御を行う際のデータ等を格納するための記憶手段7
が設けられている。この記憶手段7には、エンコーダの
回動量によって決定される、スプール駆動モータ13へ
供給される予定の電流の基準値も記憶値として記憶され
る。更に、制御ケース5内部には、制御装置6に接続さ
れた液晶パネルからなる表示部8が設けられている。制
御ケース5の一部であり制御ケース5の上面たるケース
上面5Bは、表示部8に表示される数値等を制御ケース
5の外部から目視可能とするために、表示部8の直上方
に位置する部分に開口が形成されており、その部分には
透明樹脂形成された表示窓81がケース上面5Bの表面
の一部となるように固着されている。また、制御ケース
上面5Bには、釣人によって操作され、棚位置等の設定
に用いられる操作キー51が設けられている。
【0015】制御ケース5に収納された制御装置6は、
図3に示されるように、スプール駆動モータ13に供給
される電流値を検出する図示せぬモータ電流測定器を有
する過負荷検出手段11が接続されており、制御装置6
は検出された電流値を検出値として受信するように構成
されている。制御装置6には、スプール駆動モータ13
を駆動するためにスプール駆動モータ13に電力を供給
するモータ駆動回路12が接続されている。前述の出力
調整レバー9を、図2の左方向(リールの後方)へいっ
ぱいに回動させると、スプール駆動モータ13に供給さ
れる電力は零となり、スプール駆動モータ13は停止す
るように構成されている。また制御装置6には、発音体
(ブザー)からなる報知手段15が接続され、過負荷検
出手段11からの検出値が、記憶手段7に予め記憶され
た記憶値を超えていると制御装置6が判断したときに、
制御装置6はモータ駆動回路12に対してスプール駆動
モータ13への電力の供給を停止させると共に、報知手
段15によって、過負荷状態となりスプール駆動モータ
13の回転が停止したことを報知するように構成されて
いる。また制御装置6には、スプール回転検知器10が
接続されており、スプール回転検知器10がスプール2
の回転を検知すると、出力調整レバー9がOFFの状
態、即ちスプール駆動モータ13へ電力の供給を供給し
ない状態でないことを確認した上で、制御装置6は、モ
ータ駆動回路12に対してスプール駆動モータ13への
電力の供給を再開するように構成される。なお、スプー
ル駆動モータ13は、ギヤ減速機構14を介してスプー
ル2に接続される。
【0016】次にリールを使用し始め、魚がかかり、ス
プール駆動モータ13によって釣糸を巻取る際の動作に
ついて、図3のブロック図を参考にしながら図4乃至図
5のフローチャートに基づき説明する。
【0017】はじめに、図4のフローチャートのスター
トの時点は、釣り用電動リールに設けられた図示せぬ電
源スイッチがONにされた状態を示すものであり、S1
〜S5は、メインルーチンを示している。先ず、S1で
は初期設定が行われる。この初期設定では、表示器に表
示される値を「0」にしたり、制御装置6の処理で用い
られる各種のフラグをリセットしたり、又、リールの動
作モードを予め設定された初期のモードに設定したりと
いった、リールを動作し始める前の初期段階の設定を行
う。次に、S2では、制御ケース上の操作キー51から
の入力に対する処理が行われる。操作キー51からの入
力に対する処理がなされることによって、海中で魚が分
布しているいわゆる棚位置の設定等が行われる。S3で
は、繰出されている図示せぬ釣糸長を認識するためのカ
ウント処理を行う。S3で認識された糸長が、S4の表
示処理によって表示部8に数値として表示される。S4
の表示処理が終了した後に、S5でのスプール駆動モー
タ制御が行われる。モータ制御の詳細は、図5のフロー
チャートに示される。
【0018】図5において、S50では、出力調整レバ
ー9がOFFの位置、即ち、スプール駆動モータ13に
電力が供給されない状態であるか否かが判断される。S
50における判断が肯定的であるとき(S50:Ye
s)、スプール駆動モータ13への電力の供給を停止
し、スプール駆動モータ13の駆動を停止させる(S6
0)。S50における判断が否定的であるとき(S5
0:No)、出力調整レバー9の位置に対応した巻取り
速度になるように、スプール駆動モータ13へ供給され
る電力の波形が準備されると共に、出力調整レバー9の
回動位置、即ちエンコーダの回動量によって決定される
スプール駆動モータへの供給される予定の電流値を、記
憶手段7に記憶値として格納する(S51)。そして、
スプール駆動モータ13へ波形が出力され電力が供給さ
れる(S52)。
【0019】次に、S53では、スプール駆動モータ1
3へ電力が供給され釣糸が巻取られている際に、過負荷
が検出されたか否か、即ち、スプール駆動モータ13に
過大な負荷が作用しているか否が判断される。具体的に
は、S51において記憶した記憶値と、過負荷検出手段
11の図示せぬモータ電流測定器で検出した検出値とを
比較して、過負荷状態か否かの判断がなされる。S53
における判断が否定的であるとき(S53:No)、メ
インルーチンに戻る。S53における判断が肯定的であ
るとき(S53:Yes)、スプール駆動モータ13へ
の電力供給が停止されることによってスプール駆動モー
タ13の動作が停止され、スプール駆動モータ13に過
負荷が作用したことが釣人に報知される(S54)。そ
の後、出力調整レバーがOFFの位置にあるか否かが判
断される(S55)。S53における判断が肯定的であ
るとき(S55:Yes)、メインルーチンに戻る。S
55における判断が否定的であるとき(S55:N
o)、スプール駆動モータ13の制御は、釣人によるハ
ンドル操作が行われることによってスプール2が回転さ
れるまで「待ち」の状態になり(S56)、スプール2
が回転されたか否かの判断が行われる(S57)。スプ
ール2の回転が検出されないとき、即ち、S57におけ
る判断が否定的であるとき(S57:No)、再び出力
調整レバーがOFFの位置にあるか否かが判断される
(S55)。
【0020】スプール駆動モータ13に過負荷が作用し
たためにスプール駆動モータ13の動作が停止したこと
を釣人が認識し、かかっている魚をばらすまいとして釣
人が手動ハンドル4を回転すると、それに伴いスプール
2が回転され、回転が検出されて、S57における判断
が肯定的になり(S57:Yes)、S54から継続し
ている釣人への報知が停止される。そして、再び、スプ
ール駆動モータ13へ供給される電力の波形が出力さ
れ、スプール駆動モータ13が回転し始め(S59)、
メインルーチンへ戻る。S59においてスプール駆動モ
ータ13へ電力が供給される際には、釣人によって手動
ハンドル4が回転されることによっても釣糸の巻取りが
行われているため、スプール駆動モータ13に過負荷は
作用していない。
【0021】スプール駆動モータ13への過負荷を検出
したときに、スプール駆動モータ13への電力供給を停
止させるため、電力の浪費を防止することができる。ま
たスプール駆動モータ13の停止が、報知手段たるブザ
ーを介して釣人に報知されるため、釣人は直ちに手動ハ
ンドル4の回転操作に移ることができる。また、釣人は
ハンドル4を回転操作するだけでスプール駆動モータ1
3の回転が再び始まり、スプール駆動モータ13の回転
を釣人のハンドル回転によってサポートしながら、釣糸
を巻取ることができるため、煩わしいボタンを操作等を
必要としない自然な動作の流れの中で、スプール駆動モ
ータ13によるスプール2の回転駆動を再開できるた
め、釣上中の魚のばらしを防止することができる。
【0022】本発明による魚釣用電動リールは上述した
実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範
囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、上述した
実施の形態では、スプール駆動モータへの供給電流の値
を予め記憶値として記憶しておき、記憶値と過負荷検出
手段の検出値とを比較して過負荷状態か否かの判断をす
るようにしたが、スプール駆動モータへ供給される電流
の測定値が急に大きくなったときに過負荷状態になった
と判断するようにしてもよい。
【0023】また、過負荷状態の検出を、スプールの回
転数に基づいて判断してもよい。即ち、エンコーダの回
動量に応じたスプール駆動モータへの供給電流によって
回転されると見込まれるスプールの所定時間内の予定回
転数を予め記憶値として記憶し、S53においてこの記
憶値と、所定時間内のスプールの実際の回転数とを比較
することによって、過負荷状態か否かの判断をしてもよ
い。また、所定の時間内におけるスプール回転数が急に
少なくなったこと、又は所定の時間内におけるスプール
回転数が「0」、即ちスプールの回転が停止したことを
検出することによって、過負荷状態となったことの判断
をしてもよい。
【0024】また、糸長計測装置のスプール回転カウン
タの信号によって、釣人の手動ハンドル回転によるスプ
ールの回転を検知するようにしたが、手動ハンドル、或
いは手動ハンドルの回転をスプールに伝達するハンドル
軸、マスターギヤ等の回転駆動伝達系とこれらの近傍の
リール本体内の一部との間に、マグネットとリードスイ
ッチやホール素子等の磁気素子とを対向配置させること
によって構成される公知の位置検出手段を設け、回転を
検出するようにしてもよい。要するに、回転検出手段
は、リール本体側と手動ハンドル、リール本体側とスプ
ール、リール本体側と回転駆動伝達系に設ければよい。
【0025】また、報知手段を発音体から構成されるも
のとしたが、表示部を点滅させること等によって視覚に
訴え、報知するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の魚釣用電動リールによれ
ば、スプール駆動モータへの過負荷を検出したときに、
スプール駆動モータを保護するためにスプール駆動モー
タへの電力供給を停止させ釣人にその旨報知し、その
後、釣人のハンドル回転操作によるスプールの回転を検
出すると、スプール駆動モータへの電力の出力を自動的
に開始するようにしたため、過負荷検出時のスプール駆
動モータの停止を釣人は感知することができ、それに応
じて、釣人はハンドルを回転操作するだけでスプール駆
動モータの回転が再び始まり、スプール駆動モータの回
転を釣人のハンドル回転操作によってサポートしながら
釣糸を巻取ることができる。このため、魚の釣上げの途
中で煩わしいボタンを操作等をせずに、自然な動作の流
れの中でスプール駆動モータによるスプールの回転駆動
を再開できるため、釣上げ中の魚のばらしを防止するこ
とができ、また無駄な電力消費を防止することができ
る。
【0027】請求項2記載の魚釣用電動リールによれ
ば、回転検知手段がスプール回転検知器からなるため、
繰出される糸長を、スプールの回転数をカウントするこ
とにより計測する糸長計測装置が備えられた従来の魚釣
用電動リールでは、糸長計測装置中のスプール回転カウ
ンターをスプール回転検知器の一部として用いられる。
このため、モータ焼損防止制御手段、即ちCPU中の制
御の流れを一部変更するのみで簡単に本発明を実施する
ことができ、大きなコスト高を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による魚釣用電動リールを
示す平面図。
【図2】本発明の実施の形態による魚釣用電動リールを
示す側面図。
【図3】本発明の実施の形態による魚釣用電動リールの
制御回路を示すブロック図。
【図4】本発明の実施の形態による魚釣用電動リールの
処理手順を示すメインフローチャート。
【図5】本発明の実施の形態による魚釣用電動リールの
処理手順を示すスプール駆動モータ制御のフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 リール本体 2 スプール 4 手動ハンドル 10 スプール回転検知器 11 負荷検出手段 13 スプール駆動モータ 15 報知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 憲二 広島県府中市目崎町762番地 リョービ株 式会社内 Fターム(参考) 2B108 EA03 EA16 GA10 GA27 GA30 GA37

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール本体と、 該リール本体に回転可能に支承されたスプールと、 回転駆動伝達系を介して該スプールと接続され、該リー
    ル本体に取付けられた手動ハンドルと、 該スプールを回転駆動するため該リール本体に装着され
    たスプール駆動モータと、 該スプール駆動モータへの負荷を検出する負荷検出手段
    と、 該負荷検出手段にて検出した検出値が予め設定した基準
    負荷を超えた時に、該検出値が該基準負荷を超えたこと
    を釣人に報知すると共に、該スプール駆動モータへの電
    力供給を停止するモータ焼損防止制御手段とを備えた魚
    釣用電動リールにおいて、 該手動ハンドルと該リール本体、又は該スプールと該リ
    ール本体、又は該回転駆動伝達系と該リール本体には、
    該手動ハンドル又は該スプール又は該回転駆動伝達系の
    回転を検出し回転検知信号を出力する回転検知手段が設
    けられ、 該モータ焼損防止制御手段は、該スプール駆動モータへ
    の電力供給を停止中に該回転検知手段からの回転検知信
    号を受けたときに、該スプール駆動モータへの電力供給
    を開始することを特徴とする魚釣用電動リール。
  2. 【請求項2】 該回転検知手段が糸長計測装置を構成す
    るスプール回転検知器からなることを特徴とする請求項
    1記載の魚釣用電動リール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010166839A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Miyamae:Kk 魚釣用リール
US20230062263A1 (en) * 2021-08-26 2023-03-02 Globeride, Inc. Fishing reel

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