JPH0647145Y2 - 液圧緩衝器 - Google Patents

液圧緩衝器

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JPH0647145Y2
JPH0647145Y2 JP12412888U JP12412888U JPH0647145Y2 JP H0647145 Y2 JPH0647145 Y2 JP H0647145Y2 JP 12412888 U JP12412888 U JP 12412888U JP 12412888 U JP12412888 U JP 12412888U JP H0647145 Y2 JPH0647145 Y2 JP H0647145Y2
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JP
Japan
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shock absorber
attached
tube
inner tube
piston rod
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JP12412888U
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JPH0244137U (ja
Inventor
史之 山岡
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、機能障害を起こした場合の対策を施した液圧
緩衝器に関する。
《従来の技術》 この種の従来の液圧緩衝器としては、例えば、特開昭56
-90713号公報記載のサスペンションストラット組立体が
知られている。
このサスペンションストラット組立体を概設すると、第
3図に示すようになっている。図中の符号1はサポート
チューブを示しており、このサポートチューブ1内にシ
ョックアブソーバ2が組み込まれている。サポートチュ
ーブ1の外周には、サスペンションスプリングシート3
及びステアリングアーム4が取り付けられている。サポ
ートチューブ1の下端には取付ブラケット5を介して図
示しないステアリングナックルが連結されている。サポ
ートチューブ1の上端には、ショックアブソーバ2のピ
ストンロッド6が延出しており、このピストンロッド6
の上端部が車体側への取付部材である図示しないアッパ
インシュレータに取り付けられている。
そして、前記構造のサスペンションストラット組立体で
は、そのピストンロッド6が車体側に取り付けられた状
態で、上端をアッパインシュレータ側に当接支持された
図示しないサスペンションスプリングの下端がサスペン
ションスプリングシート3に当接支持され、さらに、ス
テアリングアーム4が図示しないステアリングシステム
に組み込まれている。
そして、ショックアブソーバ2の機能が低下して、その
交換を要する場合は、サポートチューブ1を取り外し、
このサポートチューブ1上端部を切断して内部のショッ
クアブソーバ2を取り除き、新しいユニットを組み込
む。
《考案が解決しようとする課題》 ところが、前述のような構造の場合、ショックアブソー
バの交換の際は、サスペンションストラット組立体を車
体から取り外し、サスペンションスプリングやインシュ
レータ等を分離した上で、ショックアブソーバ2を交換
しなければならない。さらに、サポートチューブ1から
ショックアブソーバ2を取り外すときも、特別の工具を
使ってサポートチューブ1の上部を切断してから取り外
さなければならない。このため、交換作業に非常に多く
の工数を要し、その作業性が悪いという問題点がある。
また、前記サスペンションストラット組立体の構造上、
ショックアブソーバ2にも大きな荷重が加わるため、シ
ョックアブソーバ自体に大きな曲げ剛性が要求され、こ
のショックアブソーバ2が高価な部品となり、コストア
ップになってしまうという問題点がある。
本考案は、前記問題点に鑑みてなされたもので、低コス
トでショックアブソーバユニットの交換作業の容易な液
圧緩衝器を提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 本考案は、前記目的を達成するために、車体側に取り付
けられるインナチューブと、サスペンションナックル側
に取り付けられ前記インナチューブが摺動自在に挿入支
持されるストラットチューブと、前記インナチューブ内
に上下を逆に装着され下方へ延出したピストンロッドの
先端部が前記ストラットチューブの下端部に取り付けら
れる脱着可能なカートリッジ式の倒立型ショックアブソ
ーバユニットとを備え、前記インナチューブの上端部に
取り付けられインナチューブ内に挿入された前記ショッ
クアブソーバユニットを固定するユニット固定部材と、
前記ピストンロッドの先端部に取り付けられこの先端部
を前記ストラットチューブ下端部に固定するピストンロ
ッド固定部材とを設けたことを特徴としている。
《作用》 前記構造の液圧緩衝器では、ショックアブソーバユニッ
トを交換するときは、インナチューブ上端のユニット固
定部材を取り外し、ピストンロッド先端部のピストンロ
ッド固定部材を取り外す。そして、ショックアブソーバ
ユニットを上方へ抜き取り、新しいショックアブソーバ
ユニットを挿入し、二つの部材を取り付ける。
《実施例》 以下、添付図面を参照して本考案の一実施例としての液
圧緩衝器を説明する。
第1図には本考案の液圧緩衝器を組み込んだ車両用サス
ペンションストラット組立体が示されている。このサス
ペンションストラット組立体は、主に、上端を車体側取
付パネル11に取り付けられ下端を図示しないサスペンシ
ョンナックル側に取り付けられた液圧緩衝器12と、上端
を液圧緩衝器12の上側部に支持され下端を液圧緩衝器12
の下側部に支持されるサスペンションスプリング13とか
ら構成されている。
液圧緩衝器は、主に、下側部の外筒となるストラットチ
ューブ15と、このストラットチューブ15内に摺動自在に
嵌入される上側部のインナチューブ16と、このインナチ
ューブ16内に上下を逆に装着され下方へ延出したピスト
ンロッド17の先端部がストラットチューブ15の下端部に
取り付けられる脱着可能なカートリッジ式の倒立型ショ
ックアブソーバユニット18と、インナチューブ16上端部
に取り付けられこのインナチューブ16を車体側に支持さ
せるアッパインシュレータ19とから構成されている。
インナチューブ16には、アッパスプリングシート21が取
り付けられており、ストラットチューブ15には、ロアス
プリングシート22が取り付けられている。そして、サス
ペンションスプリング13は、その上端がインナチューブ
16側のアッパスプリングシート21に支持され下端がスト
ラットチューブ15側のロアスプリングシート22に支持さ
れている。
サスペンションストラット組立体の上端部には前述のア
ッパインシュレータ19が取り付けられており、このアッ
パインシュレータ19が車体側取付パネル11に固定される
ことで、サスペンションストラット組立体の上端が車体
側取付パネル11に取り付けられている。液圧緩衝器12の
下端部にはフィキシングブラケット25が取り付けられて
おり、このフィキシングブラケット25が図示しないステ
アリングナックル側に固定される。
ストラットチューブ15とインナチューブ16との間は、ス
トラットチューブ15の上端部内側面に設けられた第一ベ
アリング26と、インナチューブ16の下端部外側面に設け
られた第二ベアリング27とで摺動自在に支持されてい
る。
倒立型ショックアブソーバユニット18は、インナチュー
ブ16にその上側から挿入され、インナチューブ16の上端
部に取り付けられたユニット固定ナット29でインナチュ
ーブ16内に固定されている。ショックアブソーバユニッ
ト18のピストンロッド17は、インナチューブ16の下側面
16aの開口16bから下方へ延出しており、ストラットチュ
ーブ15の下側面15aにピストンロッド固定ナット31で固
定されている。インナチューブ16の上端部に取り付けら
れるアッパインシュレータ19は、インシュレータ締結用
ナット32で固定されている。ストラットチューブ15内側
の下端部には、バウンドストッパラバー33が取り付けら
れており、フルバウンド時にこのバウンドストッパラバ
ー33がインナチューブ16の下側面16aに当接して、バウ
ンドストロークの限界を規制している。
そして、倒立型ショックアブソーバユニット18は、第2
図に示すように、その本体チューブ35内の上方にベース
バルブ36が取り付けられており、このベースバルブ36の
上側にリザーバ室37が形成されている。リザーバ室37に
は、作動油とガスが封入されている。ベースバルブ36の
下側には、作動油が充填された作動室38が形成されてお
り、この作動室38内に、緩衝用のバルブ39を備えたピス
トン40が挿入されている。ピストン40には、前述したピ
ストンロッド17が取り付けられており、このピストンロ
ッド17は、本体チューブ35から下方へ延出して設けられ
ている。本体チューブ35内の下端部には、ピストンロッ
ド17を摺動自在に支持するロッドガイド42と、本体チュ
ーブ35内を密封するシール部材43と、リバウンドストッ
パラバー44とが取り付けられている。ピストン40の下側
面にはリバウンドストッパラバー44を受けるリバウンド
ストッパ45が取り付けられており、これらストッパラバ
ー44及びストッパ45が互いに当接することで、リバウン
ドストロークの限界を規制している。
以上のように構成されたサスペンションストラット組立
体では、倒立型ショックアブソーバユニット18の機能が
低下したり故障したりして、交換を要する場合は、次の
ようにして行う。
ピストンロッド17の先端とストラットチューブ15の下端
とを連結するピストンロッド固定ナット31を取り外し、
ショックアブソーバユニット18をインナチューブ16内に
固定しているユニット固定ナット29を取り外す。これに
より、ショックアブソーバユニット18を固定するものが
なくなり、このユニット18を車体側取付パネル11の上方
へ引き抜く。そして、新しいショックアブソーバユニッ
トをインナチューブ16内に挿入してユニット固定ナット
29で固定するとともに、ピストンロッド17の先端をスト
ラットチューブ15の下端部に挿入してピストンロッド固
定ナット31で固定する。
これにより、ショックアブソーバユニット18を交換する
際には、他の部品を一切取り外す必要がなく、二つのナ
ット29,31を取り外すだけですむので、その作業が非常
に容易になり、作業性が大幅に向上する。
また、ショックアブソーバユニット18は、インナチュー
ブ16に挿入されてその伸縮時に減衰力を生じさせるだけ
で、曲げ剛性等の他の性能を要しないので、その製造コ
ストを大幅に低減できるようになる。
《考案の効果》 以上、説明したように本考案の液圧緩衝器によれば、イ
ンナチューブ内に、上下を逆に装着され下方へ延出した
ピストンロッドの先端部がストラットチューブの下端部
に取り付けられる脱着可能なカートリッジ式の倒立型シ
ョックアブソーバユニットを備え、インナチューブの上
端部に取り付けられインナチューブ内へ挿入されたショ
ックアブソーバユニットを固定するユニット固定部材
と、ピストンロッド先端部に取り付けられこのピストン
ロッド先端部をストラットチューブ下端部に固定するピ
ストンロッド固定部材とを設けたので、ショックアブソ
ーバユニットを交換する際に、他の部品を一切取り外す
必要がなく、二つの固定部材を取り外すだけですむよう
になり、その作業が非常に容易になって作業性が大幅に
向上するという利点を有する。
また、倒立型ショックアブソーバユニットには、曲げ剛
性等の他の機能を要しないので、その製造コストを大幅
に低減することができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての液圧緩衝器を備えた
車両用サスペンションストラット組立体を示す側断面
図、第2図は第1図のサスペンションストラット組立体
に組み込まれた倒立型ショックアブソーバユニットを示
す側断面図、第3図は従来の液圧緩衝器を備えた車両用
サスペンションストラット組立体を示す側断面図であ
る。 15……ストラットチューブ、16……インナチューブ、17
……ピストンロッド、18……倒立型ショックアブソーバ
ユニット、29……ユニット固定ナット(固定部材)、31
……ピストンロッド固定ナット(固定部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側に取り付けられるインナチューブ
    と、サスペンションナックル側に取り付けられ前記イン
    ナーチューブが摺動自在に挿入支持されるストラットチ
    ューブと、前記インナチューブ内に上下を逆に装着され
    下方へ延出したピストンロッドの先端部が前記ストラッ
    トチューブの下端部に取り付けられる脱着可能なカート
    リッジ式の倒立型ショックアブソーバユニットとを備
    え、前記インナーチューブの上端部に取り付けられイン
    ナチューブ内に挿入された前記ショックアブソーバユニ
    ットを固定するユニット固定部材と、前記ピストンロッ
    ドの先端部に取り付けられこの先端部を前記ストラット
    チューブ下端部に固定するピストンロッド固定部材とを
    設けたことを特徴とする液圧緩衝器。
JP12412888U 1988-09-22 1988-09-22 液圧緩衝器 Expired - Lifetime JPH0647145Y2 (ja)

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JP12412888U JPH0647145Y2 (ja) 1988-09-22 1988-09-22 液圧緩衝器

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JP12412888U JPH0647145Y2 (ja) 1988-09-22 1988-09-22 液圧緩衝器

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JPH0244137U JPH0244137U (ja) 1990-03-27
JPH0647145Y2 true JPH0647145Y2 (ja) 1994-11-30

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ID=31373594

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JP2010203541A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Kayaba Ind Co Ltd 懸架装置

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