JP4013513B2 - 車両のサスペンションダンパ取付構造およびその取付方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、サスペンションダンパを車体に取付けるような車両のサスペンションダンパ取付構造およびその取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のサスペンションダンパ取付構造としては、例えば特開平11−348826号広報に記載の構造がある。
すなわち、略上下方向に伸縮して車両の上下振動を吸収するサスペンションダンパを設け、このサスペンションダンパをリヤフロアの下部に取付けたものであるが、サスペンションダンパをリヤフロアに設けた場合には、該リヤフロアそれ自体は剛性が低いので、サスペンションダンパの取付け部とホイールハウスとの間に別途ガセットやレインフォースメントを設けて、支持剛性の向上を図る必要があるのみならず、サスペンションダンパをリヤフロア下部に設けると、必然的にサスペンションダンパの長さが短くなり、この結果、ダンパスプリングとしてのコイルスプリングが硬くなって、乗り心地が悪化する問題点があった。
【0003】
このような問題点を解決するために、実開昭52−67116号公報に記載のサスペンションダンパ取付構造が既に発明されている。
つまり、ダンパ部、ピストンロッド、ばね受、コイルスプリングを有する倒立形式のサスペンションダンパを設け、フロアに形成されたサスタワー部の下部にばね受、コイルスプリングが位置し、サスタワー部の上部にダンパ部が上方へ突出するように構成したもので、コイルスプリングのばね荷重はサスタワー部の下部に設けられたばね座で受け止め、ダンパ部の荷重はサスタワー部で受け止めるように構成したものである。
【0004】
このように構成すると、ピストンロッドのストロークを長く設定して、サスペンションダンパの長さを長くすることができるので、乗り心地が改善される反面、倒立形式のサスペンションダンパを用いている関係上、ダンパ部のシリンダ内部の油をピストンロッドの上下動を許容しつつシールする必要があるので、サスペンションダンパの構造が複雑化して、コスト高となる問題点があった。
【0005】
一方、特開平8−207538号公報には、サスペンションダンパの上部から中間部までの外周を覆うダンパサポートを設け、上述のサスペンションダンパの上部(ピストンロッド上端側)を車体側部材にボルトアップし、サスペンションダンパの下部(ショックアブソーバ下端部)をナックルに取付けると共に、サスペンションダンパの上下方向中間部(詳しくはダンパサポートの下部)には該サスペンションダンパの軸方向に弾性を有するブラケットを設けて、このブラケットを介してサスペンションダンパをボディ本体に取付けたものが開示されている。
【0006】
つまり、サスペンションダンパを上下の2箇所のみで止めると、該サスペンションダンパが横方向に振動して、曲げ力が作用するので、これを防止するために、上下方向に弾性を有するブラケットを介してサスペンションダンパをボディ本体に取付けて、該サスペンションダンパの横方向の振動を防止したものである。
【0007】
しかし、同公報に開示されたものは、乗り心地の向上、およびサスペンションダンパの必要空間を小さくして、車室または荷室のスペース確保を図るものではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、サスペンションダンパを車体のダンパ支持部に支持した車両のサスペンションダンパ取付構造において、車輪を保持するサスペンションと、下端がサスペンションに支持され、上端がダンパ支持部より上方に位置するように設けられたサスペンションダンパと、上端がサスペンションダンパ上端に連結され、下端がダンパ支持部に支持されたダンパサポートと、上端がダンパ支持部に、また下端がサスペンションダンパ下端にそれぞれ支持されるようにサスペンションダンパと同軸に設けられたダンパスプリングとを備えることで、サスペンションダンパの長さを長く設定して乗り心地の向上を図ることができるのは勿論、ダンパスプリングの荷重を直接車体に入力して、サスペンションダンパ上端に付勢される荷重の低減を図り、これによりサスペンションダンパ上端付近の支持構造を小さくし、ストロークが長いサスペンションダンパであっても必要とする空間を小さくして、車室または荷室のスペースの確保を図ることができ、また、連結ブラケットにてサスペンションダンパの横方向の振動を抑制することができ、さらに、車両が有する高剛性かつ既存のリヤサイドフレームに対してサスペンションダンパとダンパスプリングとを支持させることで、特別な強度部材を設けることなく、これらの支持剛性を確保することができる車両のサスペンションダンパ取付構造の提供を目的とする。
【0009】
この発明はまた、組付け性の向上を図ることができる車両のサスペンションダンパ取付方法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両のサスペンションダンパ取付構造は、略上下方向に伸縮して車両の上下振動を吸収するサスペンションダンパが車体に形成されたダンパ支持部に支持された車両のサスペンションダンパ取付構造であって、揺動可能に車体に支持され、車輪を保持するサスペンションと、下端がサスペンションに支持され、上端がダンパ支持部より上方に位置するように設けられたサスペンションダンパと、上端がサスペンションダンパの上端に連結され、下端がダンパ支持部に支持されたダンパサポートと、上端がダンパ支持部に支持され、下端がサスペンションダンパの下端に支持されるように、サスペンションダンパと同軸に設けられたダンパスプリングとを備え、上記ダンパサポートの上部には、ダンパ側ブラケットが一体的に形成されていて、該ダンパ側ブラケットと車体とに締結される連結ブラケットを介してダンパサポートの上部が車体に支持されており、上記連結ブラケットは、サスペンションダンパの軸方向に延びて上記ダンパ側ブラケットに締結される取付け片と、サスペンションダンパの軸方向に延びて車体に締結される取付け片と、これらの各取付け片に対してL字状を成すように横方向に延びて、上記両取付け片を間隔を空けて連結する板状の連結片とから構成されており、上記ダンパ支持部は、車両の前後方向に延びるリヤサイドフレームに一体的に形成されたものである。
【0011】
上記構成のダンパスプリングは、コイルスプリングに設定してもよい。
上記構成によれば、上述のサスペンションダンパはその下端がサスペンションに支持され、その上端がダンパ支持部よりも上方に位置するので、サスペンションダンパの長さを長く設定して、乗り心地の向上を図ることができる。
【0012】
また、ダンパスプリングの上端は車体側のダンパ支持部に支持されているので、ダンパスプリングの荷重を直接車体に入力することができ、この結果、サスペンションダンパ上端に付勢される荷重の低減を図ることができる。
【0013】
したがって、サスペンションダンパ上端付近の支持構造を小さくすることができて、ストロークの長いサスペンションダンパであっても、その必要とする空間が小さくなり、これにより、車室または荷室のスペース確保を図ることができる。
【0014】
しかも、上記ダンパサポートの上部には、ダンパ側ブラケットが一体的に形成されていて、該ダンパ側ブラケットと車体とに締結される連結ブラケットを介してダンパサポートの上部が車体に支持されており、上記連結ブラケットは、サスペンションダンパの軸方向に延びて上記ダンパ側ブラケットに締結される取付け片と、サスペンションダンパの軸方向に延びて車体に締結される取付け片と、これらの各取付け片に対してL字状を成すように横方向に延びて、上記両取付け片を間隔を空けて連結する板状の連結片とから構成されているので、この連結ブラケットはサスペンションダンパの軸方向に弾性を有し、該連結ブラケットでサスペンションダンパの軸方向つまり略上下方向の動作を許容しつつ、該連結ブラケットにてサスペンションダンパの横方向の振動を抑制することができる。
【0015】
さらに、上記ダンパ支持部は車両の前後方向に延びるリヤサイドフレームに一体的に形成されたものである。
つまり、車両が有する高剛性かつ既存のリヤサイドフレームに対してサスペンションダンパとダンパスプリングとを支持させることができるので、特別な強度部材を設けることなく、これらの支持剛性を確保することができる。
【0016】
この発明の一実施態様においては、上記ダンパ支持部は略上下方向に貫通した開口部を有し、上記ダンパサポートは上記開口部から突出すると共に、該ダンパサポートの下端にはダンパ支持部に下方から当接するスプリングシートが形成され、ダンパスプリングの上端はスプリングシートに下方から当接するものである。
【0017】
上記構成によれば、サスペンションダンパおよびダンパスプリングに付勢される荷重を強度部材としてのダンパ支持部とスプリングシートとの二重構造体に入力させることができ、この結果、耐久性の向上を図ることができる。
【0018】
この発明の一実施態様においては、上記ダンパ支持部の上方には車室または荷室が形成され、上記ダンパサポートの上部が上記車内に突出されたものである。
上記構成によれば、ダンパサポートの上部を、ダンパ支持部上方の車室または荷室に突出させたので、サスペンションダンパ配設のための特別なスペースを必要とすることなく、車室または荷室のスペースを有効に利用することができる。
【0019】
この発明による車両のサスペンションダンパ取付方法によれば、略上下方向に伸縮して車両の上下振動を吸収するサスペンションダンパを車体に形成されたダンパ支持部に取付ける車両のサスペンションダンパ取付方法であって、ダンパスプリングをサスペンションダンパと同軸に配設し、該ダンパスプリングをサスペンションダンパの下端と、サスペンションダンパの上部から中間部までを上方から覆うダンパサポートの下端に形成されたスプリングシートで挟むように、サスペンションダンパ上端にダンパサポート上端を連結する第1工程と、ダンパサポートを、車両の前後方向に延びるリヤサイドフレームに対して一体的に形成されたダンパ支持部を略上下方向に貫通するように設けられた開口部に対して下方から挿入し、スプリングシートをダンパ支持部に下方から当接させて固定する第2工程と、上記ダンパサポートの上部には、ダンパ側ブラケットが一体的に形成されていて、該ダンパ側ブラケットと車体とに締結される連結ブラケットを介してダンパサポートの上部が車体に支持されており、上記連結ブラケットは、サスペンションダンパの軸方向に延びて上記ダンパ側ブラケットに締結される取付け片と、サスペンションダンパの軸方向に延びて車体に締結される取付け片と、これらの各取付け片に対してL字状を成すように横方向に延びて、上記両取付け片を間隔を空けて連結する板状の連結片とから構成されており、上記ダンパサポートの上部を、ダンパ側ブラケットおよび連結ブラケットを介して車体に固定する第3工程とを備えたものである。
【0020】
上記構成によれば、第1工程で、サスペンションダンパと同軸にダンパスプリングを配設し、サスペンションダンパの上部から中間部までを上方から覆うダンパサポートのスプリングシートとサスペンションダンパの下端との間にダンパスプリングが挟持され、サスペンションダンパとダンパサポートとがアセンブリされる。
【0021】
次に第2工程で、ダンパサポートを開口部にその下方から挿入し、ダンパサポート下端のスプリングシートがダンパ支持部の下部に当接固定される。
次に第3工程で、ダンパサポートの上部が、ダンパ側ブラケットおよび連結ブラケットを介して車体に固定される。
【0022】
このような取付方法により、サスペンションダンパを車体に対して手順よく組付けることができるので、その組付け性の向上を図ることができる。
【0023】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両のサスペンションダンパ取付構造およびその取付方法を示すが、まず、図1を参照してサスペンションの構成について説明する。
【0024】
図1はマルチリンク型のリヤサスペンション1を背面から見た状態で示すもので、平面視で方形枠状に組合わされたサスペンションクロスメンバ2を設けている。このサスペンションクロスメンバ2はフロントクロスメンバ3と、リヤクロスメンバ4と、左右のサイドクロスメンバ5,5とを備えている。
【0025】
また後輪6を支持するナックル7を設け、このナックル7の所定部と上述のサスペンションクロスメンバ2との間には、アッパアーム8,9、ロアアーム10,11、ラテラルリンク12を揺動可能に張架して、マルチリンク型のリヤサスペンション1を構成している。
【0026】
このリヤサスペンション1は車体に揺動可能に支持されて、後輪6を回転可能に独立懸架するサスペンションである。なお、図1において13はスタビライザである。
【0027】
上述のナックル7の車両内方側端部と車体との間には、略上下方向に伸縮して車両の上下振動を吸収するサスペンションダンパ14を設けている。
図2、図3はサスペンションダンパ取付構造を示す背面視図であって、上述のサスペンションダンパ14は、下端部にナックル7に対する取付け部15が形成されたシリンダ部16と、ピストンロッドとしてのダンパロッド17と、このダンパロッド17の上端部にバウンドストッパ18、ラバーブッシュ19,20を取付けるナット21とを備えている。
【0028】
一方、リヤフロア22の左右両下部には車両の前後方向に延びるリヤサイドフレーム23を設け、リヤフロア22とリヤサイドフレーム23との間には同方向に延びる閉断面24が形成されている。
【0029】
また、左右のリヤサイドフレーム23,23間には車幅方向に延びるクロスメンバ25(いわゆるNo.4クロスメンバ)が張架されており、リヤフロア22とクロスメンバ25との間には同方向に延びる閉断面26が形成されている。
【0030】
上述のリヤサイドフレーム23の車外側面にはその上面部(主面部)がリヤフロア22と略面一状になるようにダンパ支持部27が設けられている。
このダンパ支持部27は断面略門形状の強度部材から構成されており、その主面部には略上下方向に貫通する開口部28が形成されている。
【0031】
上述のサスペンションダンパ14はその長手方向の略半分程度がダンパ支持部27よりも上方に位置するように設けられており、このサスペンションダンパ14の上部から中間部までの外周部はその上方からダンパサポート29によって覆われている。
【0032】
このダンパサポート29はその上端がサスペンションダンパ14の上端においてラバーブッシュ19,20間に連結され、その下端にはアッパスプリングシート30が一体的に溶接固定されていて、ダンパサポート29の下端は該アッパスプリングシート30を介して上述のダンパ支持部27に支持されている。
【0033】
一方、上述のサスペンションダンパ14におけるシリンダ部16と同軸上にダンパスプリングとしてのコイルスプリング31を設けている。
このコイルスプリング31はその上端がリテーナ32およびアッパスプリングシート30を介してダンパ支持部27の下面に支持され、その下端はシリンダ部16の下部外周に一体的に接合されたロアスプリングシート33で支持されている。
【0034】
ところで、上述のリヤフロア22およびダンパ支持部27の上方は車室または荷室(この実施例では荷室)34に形成され、ダンパサポート29は上述の開口部28から上方へ突出し、その周囲はホイールハウス35に一体的に形成され、凹部36を形成するところの縦壁部37で離間囲繞されている。
【0035】
また、上述のダンパサポート29の下端に形成されたアッパスプリングシート30はダンパ支持部27にその下方から当接するもので、これら両者はボルト、ナット等の取付け部材38により固定される。
【0036】
さらに、上述のコイルスプリング31の上端はリテーナ32を介してアッパスプリングシート30にその下方から当接するものである。
なお、図2、図3において39はリヤパッケージ、40は車幅方向に延びてリヤパッケージ39との間に閉断面41を形成するパッケージクロスメンバ、42はジャンクションメンバである。
【0037】
上述のダンパサポート29の上部は車体に支持されるので、次に図3〜図7を参照して、この支持構造について説明する。
図4は図3のA−A線に沿う平面視図であって、これら図3、図4に示すようにダンパサポート29の上部と対応して、前述の凹部36には平面視コの字状の車体側ブラケット43を設け、このブラケット43を縦壁部37に接合固定している。
【0038】
上述の車体側ブラケット43はその車内側端部に取付け部43a,43aを有する強度部材であって、この取付け部43aの背面には予めナット44が溶接固定されている。
【0039】
一方、ダンパサポート29の上部にはダンパ側ブラケット45が溶接等の手段にて一体的に形成されていて、このダンパ側ブラケット45の背面にも予めナット46が溶接固定されている。
さらに、上述のダンパ側ブラケット45と車体側ブラケット43とを連結する連結ブラケット47を設けている。
【0040】
この連結ブラケット47は図5、図6、図7に示すように、車体側ブラケット43の取付け部43aに対応して両サイドに位置する取付け片47a,47aとダンパ側ブラケット45に対応して中間部に位置する取付け片47bと、これら各取付け片47a,47a,47bを一体連結する連結片47cとを図7に示す如く略L字状に一体連結したブラケットであって、この連結ブラケット47はサスペンションダンパ14の軸方向つまり略上下方向に弾性を有するように形成されている。
【0041】
また、上述の各取付け片47a,47a,47bにはボルト48を挿通する取付け孔49…が形成されているが、合計4つの取付け孔49のうちの少なくとも1つの取付け孔49は図6に示すように横方向に長い長孔に設定されている。
【0042】
そして、上述のダンパサポート29の上部はダンパ側ブラケット45および車体側ブラケット43にボルト48、ナット44,46を用いて取付けられる連結ブラケット47を介して車体に支持されたものである。
【0043】
さらに、上述の連結ブラケット47には各片47a,47a,47b,47cに対して一体的なビード50が設けられ、このビード50により略上下方向の弾性を維持しつつ、該連結ブラケット47の強度向上を図っている。
【0044】
ここで、上述の各要素は次に示す取付方法によって車体に固定されるものである。
すなわち、第1工程で、まず、サスペンションダンパ14と同軸上にコイルスプリング31を配設し、サスペンションダンパ14の上部から中間部までを、その上方から覆うダンパサポート29のアッパスプリングシート30と、予めサスペンションダンパ14のシリンダ部16の下部に接合されたロアスプリングシート33との間でコイルスプリング31を挟持するように、サスペンションダンパ14の上端にダンパサポート29の上端を連結して、これらの各要素14,29,30,31をアセンブリする。
【0045】
次に、第2工程で、ダンパサポート29をダンパ支持部27の開口部28に対してその下方から上方に向けて挿入し、ダンパサポート29下端のアッパスプリングシート30をダンパ支持部27の下部にその下方から当接させて、ボルト、ナット等の取付け部材38によって両者27,30を固定する。
次に第3工程で、ダンパサポート29の上部のダンパ側ブラケット45を上述の連結ブラケット47によりボルト48…を用いて車体としての車体側ブラケット43に固定したものである。
【0046】
このように図1〜図7で示した実施例の車両のサスペンションダンパ取付構造は、略上下方向に伸縮して車両の上下振動を吸収するサスペンションダンパ14が、車体に形成されたダンパ支持部27に支持された車両のサスペンションダンパ取付構造であって、揺動可能に車体に支持され、車輪(後輪6参照)を保持するサスペンション(マルチリンク型のリヤサスペンション1参照)と、下端がサスペンション1(詳しくはナックル7参照)に支持され、上端がダンパ支持部27より上方に位置するように設けられたサスペンションダンパ14と、上端がサスペンションダンパ14の上端に連結され、下端がダンパ支持部27に支持されたダンパサポート29と、上端がダンパ支持部27に支持され、下端がサスペンションダンパ14の下端(ロアスプリングシート33参照)に支持されるように、サスペンションダンパ14と同軸に設けられたコイルスプリング31とを備えたものである。
【0047】
この構成によれば、上述のサスペンションダンパ14はその下端がサスペンション1に支持され、その上端がダンパ支持部27よりも上方に位置するので、サスペンションダンパ14の長さを長く設定して、乗り心地の向上を図ることができる。
【0048】
しかも、コイルスプリング31の上端は車体側のダンパ支持部27に支持されているので、コイルスプリング31の荷重を直接車体に入力することができ、この結果、サスペンションダンパ14上端に付勢される荷重の低減を図ることができる。
【0049】
したがって、サスペンションダンパ14上端付近の支持構造を小型コンパクト化して小さくすることができて、ストロークの長いサスペンションダンパ14であっても、その必要とする空間(必要空間)が小さくなり、これにより、車室または荷室34のスペース確保を図ることができる。
【0050】
また、上記ダンパサポート29の上部は、サスペンションダンパ14の軸方向(つまり略上下方向)に弾性を有する連結ブラケット47を介して車体(車体側ブラケット43参照)に支持されたものである。
【0051】
この構成によれば、上述の連結ブラケット47でサスペンションダンパ14の軸方向つまり略上下方向の動作を許容しつつ、該連結ブラケット47にてサスペンションダンパ14の横方向の振動を抑制することができる。
【0052】
さらに、上記ダンパ支持部27は車両の前後方向に延びるリヤサイドフレーム23に一体的に形成されたものである。
この構成によれば、車両が有する高剛性かつ既存のリヤサイドフレーム23に対してサスペンションダンパ14とコイルスプリング31とを支持させることができるので、特別な強度部材を設けることなく、これらの支持剛性を確保することができる。
【0053】
加えて、上記ダンパ支持部27は略上下方向に貫通した開口部28を有し、上記ダンパサポート29は上記開口部28から上方へ突出すると共に、該ダンパサポート29の下端にはダンパ支持部27にその下方から当接するアッパスプリングシート30が一体的に形成され、コイルスプリング31の上端はアッパスプリングシート30にその下方から当接するものである。
【0054】
この構成によれば、サスペンションダンパ14およびコイルスプリング31に付勢される荷重を強度部材としてのダンパ支持部27とアッパスプリングシート30との二重構造体に入力させることができ、この結果、耐久性の向上を図ることができる。
【0055】
また、上記ダンパ支持部27の上方には車室または荷室34が形成され、上記ダンパサポート29の上部が上記車室または荷室34内に突出されたものである。
この構成によれば、ダンパサポート29の上部を、ダンパ支持部27上方の車室または荷室34に突出させたので、サスペンションダンパ14の配設のための特別なスペースを必要とすることなく、車室または荷室34のスペースを有効に利用することができる。
【0056】
さらに、上記実施例の車両のサスペンションダンパ取付方法によれば、略上下方向に伸縮して車両の上下振動を吸収するサスペンションダンパ14を車体に形成されたダンパ支持部27に取付ける車両のサスペンションダンパ取付方法であって、コイルスプリング31をサスペンションダンパ14と同軸に配設し、該コイルスプリング31をサスペンションダンパ14の下端(ロアスプリングシート33参照)と、サスペンションダンパ14の上部から中間部までを上方から覆うダンパサポート29の下端に形成されたアッパスプリングシート30で挟むように、サスペンションダンパ14の上端にダンパサポート29上端を連結する第1工程と、ダンパサポート29を、ダンパ支持部27を略上下方向に貫通するように設けられた開口部28に対して下方から挿入し、アッパスプリングシート30をダンパ支持部27に下方から当接させて固定する第2工程と、上記ダンパサポート29の上部をサスペンションダンパ14の軸方向(つまり略上下方向)に弾性を有する連結ブラケット47を介して車体(車体側ブラケット43参照)に固定する第3工程とを備えたものである。
【0057】
この構成によれば、第1工程で、サスペンションダンパ14と同軸にコイルスプリング31を配設し、サスペンションダンパ14の上部から中間部までを上方から覆うダンパサポート29のアッパスプリングシート30とサスペンションダンパ14の下端(ロアスプリングシート33参照)との間にコイルスプリング31が挟持され、サスペンションダンパ14とダンパサポート29とがアセンブリされる。
【0058】
次に第2工程で、ダンパサポート29を開口部28にその下方から挿入し、ダンパサポート29下端のアッパスプリングシート30がダンパ支持部27の下部にその下方から当接固定される。
次に第3工程で、ダンパサポート29の上部が上述の連結ブラケット47を介して車体(車体側ブラケット43参照)に固定される。
【0059】
このような取付方法により、サスペンションダンパ14を車体に対して手順よく組付けることができるので、その組付け性の向上を図ることができる。
【0060】
図8は連結ブラケット47の他の実施例を示し、図5で示した先の実施例においては各片47a,47a,47b,47cに対して一体的に連続する1つのビード50を形成したが、図8に示すこの実施例では両サイドに位置する取付け片47bと連結片47cの一部との間にビード50a,50aを形成すると共に、中間部に位置する取付け片47bと連結片47cの中間部との間にビード50bを形成し、各ビード50a,50b,50aに間隔を形成したものである。
【0061】
このように構成すると、連結ブラケット47それ自体のサスペンションダンパ14の軸方向(つまり略上下方向)の弾性力をさらに向上させることができる。
なお、この実施例においても、その他の構成、作用、効果、並びに取付方法については先の実施例とほぼ同様であるから、図8において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0062】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のサスペンションは、実施例のマルチリンク型のリヤサスペンション1に対応し、
以下同様に、
車輪は、後輪6に対応し、
ダンパスプリングは、コイルスプリング31に対応し、
スプリングシートは、アッパスプリングシート30に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0063】
【発明の効果】
この発明によれば、サスペンションダンパを車体のダンパ支持部に支持した車両のサスペンションダンパ取付構造において、車輪を保持するサスペンションと、下端がサスペンションに支持され、上端がダンパ支持部より上方に位置するように設けられたサスペンションダンパと、上端がサスペンションダンパ上端に連結され、下端がダンパ支持部に支持されたダンパサポートと、上端がダンパ支持部に、また下端がサスペンションダンパ下端にそれぞれ支持されるようにサスペンションダンパと同軸に設けられたダンパスプリングとを備えたので、サスペンションダンパの長さを長く設定して乗り心地の向上を図ることができるのは勿論、ダンパスプリングの荷重を直接車体に入力して、サスペンションダンパ上端に付勢される荷重の低減を図り、これによりサスペンションダンパ上端付近の支持構造を小さくし、ストロークが長いサスペンションダンパであっても必要とする空間を小さくして、車室または荷室のスペースの確保を図ることができる効果があり、また、連結ブラケットにてサスペンションダンパの横方向の振動を抑制することができる効果があり、さらに、車両が有する高剛性かつ既存のリヤサイドフレームに対してサスペンションダ ンパとダンパスプリングとを支持させることで、特別な強度部材を設けることなく、これらの支持剛性を確保することができる効果がある。
【0064】
また、この発明の車両のサスペンション取付方法によれば、上記構成第1〜第3工程を備えた構成を採用したことにより、サスペンションダンパの組付け性の向上を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車両のリヤサスペンションを示す背面図。
【図2】 本発明の車両のサスペンションダンパ取付構造を示す断面図。
【図3】 車両のサスペンションダンパ取付構造を示す背面図。
【図4】 図3のA−A線矢視図。
【図5】 連結ブラケットの平面図。
【図6】 図5のB−B線矢視図。
【図7】 要部を断面して示す図5のC−C線矢視図。
【図8】 連結ブラケットの他の実施例を示す平面図。
【符号の説明】
1…サスペンション
6…後輪(車輪)
14…サスペンションダンパ
23…リヤサイドフレーム
27…ダンパ支持部
28…開口部
29…ダンパサポート
30…アッパスプリングシート(スプリングシート)
31…コイルスプリング(ダンパスプリング)
34…荷室
45…ダンパ側ブラケット
47…連結ブラケット
47a…取付け片(車体に締結される取付け片)
47b…取付け片(ダンパ側ブラケットに締結される取付け片)
47c…連結片
Claims (4)
- 略上下方向に伸縮して車両の上下振動を吸収するサスペンションダンパが車体に形成されたダンパ支持部に支持された車両のサスペンションダンパ取付構造であって、
揺動可能に車体に支持され、車輪を保持するサスペンションと、
下端がサスペンションに支持され、上端がダンパ支持部より上方に位置するように設けられたサスペンションダンパと、
上端がサスペンションダンパの上端に連結され、下端がダンパ支持部に支持されたダンパサポートと、
上端がダンパ支持部に支持され、下端がサスペンションダンパの下端に支持されるように、サスペンションダンパと同軸に設けられたダンパスプリングとを備え、
上記ダンパサポートの上部には、ダンパ側ブラケットが一体的に形成されていて、該ダンパ側ブラケットと車体とに締結される連結ブラケットを介してダンパサポートの上部が車体に支持されており、
上記連結ブラケットは、サスペンションダンパの軸方向に延びて上記ダンパ側ブラケットに締結される取付け片と、サスペンションダンパの軸方向に延びて車体に締結される取付け片と、これらの各取付け片に対してL字状を成すように横方向に延びて、上記両取付け片を間隔を空けて連結する板状の連結片とから構成されており、
上記ダンパ支持部は、車両の前後方向に延びるリヤサイドフレームに一体的に形成された車両のサスペンションダンパ取付構造。 - 上記ダンパ支持部は略上下方向に貫通した開口部を有し、
上記ダンパサポートは上記開口部から突出すると共に、該ダンパサポートの下端にはダンパ支持部に下方から当接するスプリングシートが形成され、
ダンパスプリングの上端はスプリングシートに下方から当接する
請求項1記載の車両のサスペンションダンパ取付構造。 - 上記ダンパ支持部の上方には車室または荷室が形成され、
上記ダンパサポートの上部が上記車内に突出された
請求項1記載の車両のサスペンションダンパ取付構造。 - 略上下方向に伸縮して車両の上下振動を吸収するサスペンションダンパを車体に形成されたダンパ支持部に取付ける車両のサスペンションダンパ取付方法であって、
ダンパスプリングをサスペンションダンパと同軸に配設し、該ダンパスプリングをサスペンションダンパの下端と、サスペンションダンパの上部から中間部までを上方から覆うダンパサポートの下端に形成されたスプリングシートで挟むように、サスペンションダンパ上端にダンパサポート上端を連結する第1工程と、
ダンパサポートを、車両の前後方向に延びるリヤサイドフレームに対して一体的に形成されたダンパ支持部を略上下方向に貫通するように設けられた開口部に対して下方から挿入し、スプリングシートをダンパ支持部に下方から当接させて固定する第2工程と、上記ダンパサポートの上部には、ダンパ側ブラケットが一体的に形成されていて、該ダンパ側ブラケットと車体とに締結される連結ブラケットを介してダンパサポートの上部が車体に支持されており、
上記連結ブラケットは、サスペンションダンパの軸方向に延びて上記ダンパ側ブラケットに締結される取付け片と、サスペンションダンパの軸方向に延びて車体に締結される取付け片と、これらの各取付け片に対してL字状を成すように横方向に延びて、上記両取付け片を間隔を空けて連結する板状の連結片とから構成されており、
上記ダンパサポートの上部を、ダンパ側ブラケットおよび連結ブラケットを介して車体に 固定する第3工程とを備えた
車両のサスペンションダンパ取付方法。
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