JPH0647119U - 瓶収納箱 - Google Patents
瓶収納箱Info
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- JPH0647119U JPH0647119U JP8330592U JP8330592U JPH0647119U JP H0647119 U JPH0647119 U JP H0647119U JP 8330592 U JP8330592 U JP 8330592U JP 8330592 U JP8330592 U JP 8330592U JP H0647119 U JPH0647119 U JP H0647119U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 衝撃に対して効果的に瓶を保護することがで
きる瓶収納箱を得る。 【構成】 瓶収納箱の外箱10の内部に、複数枚の仕切
り板を直交格子状に組み合わせて構成された仕切り部材
20が設けられ、この仕切り部材20が外箱側面板11
と瓶収容室BRとの間に側面空間部SSを形成し、外箱
天面の短辺に平行に配列された仕切り板の列の中央部の
2枚の仕切り板23が、他の仕切り板22より厚く成形
されてなる。
きる瓶収納箱を得る。 【構成】 瓶収納箱の外箱10の内部に、複数枚の仕切
り板を直交格子状に組み合わせて構成された仕切り部材
20が設けられ、この仕切り部材20が外箱側面板11
と瓶収容室BRとの間に側面空間部SSを形成し、外箱
天面の短辺に平行に配列された仕切り板の列の中央部の
2枚の仕切り板23が、他の仕切り板22より厚く成形
されてなる。
Description
【0001】
本考案は瓶の収納箱に関する。とくに、箱の内部に仕切り板を設けて、衝撃に 対して瓶を保護した瓶収納箱に関する。
【0002】
飲料や試薬などが入った瓶をまとめて運搬し、または貯蔵するためにダンボ
ー ル製などの収納箱が用いられている。この瓶収納箱には、運搬中の振動や落下の 衝撃、また同梱されている瓶相互の衝突などから瓶を保護するために、瓶を相互 に隔てる仕切り板が設けられている場合が多い。この仕切り板は、普通、格子状 に交差して組み合わされたダンボール板からなり、この高さは、収容する瓶の高 さとほぼ等しくなっている。
ー ル製などの収納箱が用いられている。この瓶収納箱には、運搬中の振動や落下の 衝撃、また同梱されている瓶相互の衝突などから瓶を保護するために、瓶を相互 に隔てる仕切り板が設けられている場合が多い。この仕切り板は、普通、格子状 に交差して組み合わされたダンボール板からなり、この高さは、収容する瓶の高 さとほぼ等しくなっている。
【0003】
上記の従来の瓶収納箱では、仕切り板が設けられていても、この仕切り板は瓶 相互の衝突を防ぐのに役立つだけで、外箱の内壁に接する瓶を外部衝撃から防ぐ ことはできなかった。 特に、細長い形状の収納箱では、衝撃を受けたときに長手方向の側面に歪が発 生しやすい。このため運搬中の取り落としなどによって、側面に衝撃を受けると 、しばしば瓶の破損が起こっていた。 本考案はこの問題を解決するためになされたものである。従って本考案の目的 は、衝撃に対して効果的に瓶を保護することができる瓶収納箱を提供することに ある。
【0004】
上記の課題は、瓶を立てて収納する収納箱であって、直方体状の外箱の内部に 仕切り部材が設けられ、この仕切り部材が、複数枚の仕切り板を直交格子状に組 み合わせて構成されたものであり、これら複数枚の仕切り板が、個々の瓶を4壁 面で包囲する瓶収容室を形成すると共に両端部が外箱の側面板まで伸びて、外箱 側面板と瓶収容室との間に側面空間部を形成し、これらの仕切り板のうち、外箱 天面の短辺に平行に配列された仕切り板の列の中央部の2枚が、他の仕切り板よ り厚く成形されてなる瓶収納箱を提供することによって解決できる。 上記において、外箱の天蓋が、外箱の各側面の上辺からそれぞれ搖動自在に伸 びる4枚の蓋部材で構成され、外箱天面の短辺側から伸びる2枚の短辺側蓋部材 が、天面の長辺方向中間部で互いに面一に突き合って、2枚で天面全体を覆う形 状に成形され、外箱天面の長辺側から伸びる2枚の長辺側蓋部材が、それぞれ天 面と合同形であって、外箱の蓋が閉じられたとき、短辺側蓋部材の上層に順次折 り重ねられるものであることが好ましい。
【0005】
本考案の瓶収納箱においては、外箱の中に設けられた直交格子状の仕切り部材 が、個々の瓶を4壁面で包囲して収容する瓶収容室を形成し、その仕切り板の両 端部は外箱側面板まで伸びて瓶収容室との間に側面空間部を形成している。従っ て、いずれの瓶も外箱側面板と直接に接触することはない。即ち、すべての瓶が 、箱の側面からの衝撃に対して外箱側面板と、緩衝空間をへだてた瓶収容室の壁 面とによって二重に保護される。
【0006】 この仕切り部材を構成する仕切り板のうち、外箱天面の短辺に平行に配列され た仕切り板の列の中央部の2枚が、他の仕切り板より厚く成形されているので、 細長い形状の収納箱であっても、長手方向側面からの衝撃応力に対して箱が変形 しにくく、歪が発生しない。従って側面応力による瓶の破損が防止できる。 この際、厚く成形された仕切り板が1枚だけ設けられていても側面応力による 変形は防止できず、3枚またはそれ以上用いてもこの変形を防止する作用は増強 されない。
【0007】 また、外箱の天蓋が天面と合同形の3重層の蓋部材で構成されていると、外箱 の天面からの衝撃に対して瓶を保護するばかりでなく、箱のねじれ剛性が高めら れるので側面応力に対しても変形を防止する作用がある。
【0008】
次に本考案の実施例を図面を用いて説明する。 図1は瓶が10本収納される瓶収納箱の実施例を示し、(a)はその天面方向 から見た平面図である。ただし、(a)では蓋部材を図示していない。(b)は (a)の線X−X’で切った立断面図である。(b)では蓋部材を図示している 。 この実施例は、ダンボール板から所定の形状の部材を打ち抜き、組み立てて成 形されている。 この瓶収納箱は外箱10と、仕切り部材20とから構成されている。 外箱10は、図2に示すように直方体状をなし、4面からなる側面板、それぞ れ11a、11b、11c、11dと、これらの各側面板の上辺から搖動自在に 伸びる4枚の蓋部材、それぞれ12a、12b、12c、12dと、2層の底板 13a、13bとから構成されている。底板13aは、外箱の各側面板の下辺か らそれぞれ搖動自在に伸びる4枚の底部材で構成され、組み合わされて形成され ている。底板13bは、底面と合同形に成形された板材であり、底板13aの上 層に重ねて配設されている。 外箱10の高さは、その内面の高さ寸法が収納される瓶の高さ寸法と等しくな っている。
【0009】 仕切り部材20は、天面の長辺に平行な3枚の仕切り板(以下「長仕切り板」 という)21と、天面の短辺に平行な4枚の仕切り板(以下「短仕切り板」とい う)22と、天面の短辺に平行でかつダンボール板が2層に重ねられて他の仕切 り板より厚く成形された2枚の仕切り板(以下「強化短仕切り板」という)23 とから、直交格子状に組み合わせて構成されている。 この強化短仕切り板23は、外箱天面の短辺に平行に配列された短仕切り板の 列の中央部に配設されている。 仕切り部材20の高さ寸法は、外箱10の内面の高さ寸法と等しくなっている 。
【0010】 仕切り部材20を構成する9枚の仕切り板は、個々の瓶を4壁面で包囲する1 0室の瓶収容室BRを形成している。この瓶収容室BRを形成する壁面の平面寸 法は瓶の外径と等しくなっている。 また、各仕切り板21,22,23の両端部は、それぞれ外箱の側面板11ま で伸びてこれに直角に当接し、外箱側面板11と瓶収容室BRとの間に側面空間 部SSを形成している。
【0011】 外箱天面の短辺側から伸びる2枚の短辺側蓋部材12a、12cは、蓋が閉じ られた状態で、天面の長辺方向中間部で互いに面一に突き合って、この2枚で天 面全体を覆う形状に成形されている。 また、外箱天面の長辺側から伸びる2枚の長辺側蓋部材12b、12dは、そ れぞれ天面と合同形であって、蓋が閉じられた状態で、短辺側蓋部材12a、1 2cの上層に順次折り重ねられるように成形されている。
【0012】 実施例の瓶収納箱は、ダンボール板から次のようにして作製されている。 外箱10は、図3に示す展開図形を打ち抜き、これを組み立てて作製する。こ の外箱の作製方法は一般に知られているものである。底板13bは外箱の底面内 寸法と合同の矩形に打ち抜かれ、外箱の底部に設置される。 仕切り部材20は、図4(a)に示す形状の長仕切り板21を3枚、図4(b )に示す短仕切り板22を4枚、及び図4(c)に示す、上記の短仕切り板22 をその天辺で対称に連結した形状の強化短仕切り板部材を2枚打ち抜き、この強 化短仕切り板部材を対称線で折り重ねて強化短仕切り板23とし、各仕切り板を それぞれに設けられた係合切れ込みで互いに直交格子状に組み合わせて作製する 。 底板13bが配設された外箱にこの仕切り部材20を挿入すれば瓶収納箱は完 成する。 この仕切り部材20の各瓶収容室BRに瓶を収容し、上記の手順で各蓋部材を 折り重ね、ピンなどで封じれば、この瓶収納箱は瓶を運搬し保管し得る形態にな る。
【0013】 (試験例) 上記の実施例で、瓶収納箱の各部材は厚み5mmのダンボール板から部材を打 ち抜き、組み立てて作製した。 外箱10の内寸法は、623mm×272mm×251mm(高さ)であった 。瓶収容室BRの平面内寸は100mm×100mmであった。この瓶収容室B Rは側面空間部SSによって、外箱の側面板11から24mm〜30mm隔てら れていた。 この瓶収納箱の全ての瓶収容室BRに、水を充填した1リットル試薬瓶を入れ 、蓋部材を封じた。瓶の全高は219mm、胴部の外径は99.3mmであった 。
【0014】 (比較例) 上記実施例において、強化短仕切り板23を単板の短仕切り板22に代えた以 外は同様にして、瓶を収納した比較例の瓶収納箱を得た。
【0015】 実施例及び比較例の瓶入り収納箱を試料として、落下試験を実施した。 試料の底面、天面、側面長手側、側面つま側、及び側面角部を下に向けて、そ れぞれ1.2m及び1.8mの高さからコンクリート水平面に落下した。 各試料について、瓶の破損の有無を調べた。 結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】 以上の結果から、強化短仕切り板が設けられた実施例の瓶収納箱が、特に側面 応力に対して優れた耐衝撃性を有していることは明かである。
【0018】
本考案の瓶収納箱は、外箱側面板と瓶収容室との間に側面空間部が形成され、 外箱天面の短辺に平行に配列された仕切り板列の中央部の2枚が、他の仕切り板 より厚く成形されてなるものであるので、衝撃に対して効果的に瓶を保護するこ とができる。 2枚の長辺側蓋部材が短辺側蓋部材の上層に順次折り重ねられ、3層の蓋を形 成するので、耐衝撃性はさらに高められる。
【図1】 (a)は本考案の一実施例を示す平面図、
(b)はその線x−x’で切った断面図である。
(b)はその線x−x’で切った断面図である。
【図2】 実施例の外箱の斜視図である。
【図3】 実施例の外箱を作製するための展開図形であ
る。
る。
【図4】 実施例の仕切り部材を作製するための展開図
形である。
形である。
10…外箱、11…側面板、12…蓋部材、13…底
板、20…仕切り部材、23…強化短仕切り板、BR…
瓶収容室、SS…側面空間部。
板、20…仕切り部材、23…強化短仕切り板、BR…
瓶収容室、SS…側面空間部。
Claims (2)
- 【請求項1】 瓶を立てて収納する収納箱であって、 直方体状の外箱の内部に仕切り部材が設けられ、 この仕切り部材が、複数枚の仕切り板を直交格子状に組
み合わせて構成されたものであり、 これら複数枚の仕切り板が、個々の瓶を4壁面で包囲す
る瓶収容室を形成すると共に両端部が外箱の側面板まで
伸びて、外箱側面板と瓶収容室との間に側面空間部を形
成し、 これらの仕切り板のうち、外箱天面の短辺に平行に配列
された仕切り板の列の中央部の2枚が、他の仕切り板よ
り厚く成形されてなることを特徴とする瓶収納箱。 - 【請求項2】 請求項1記載の瓶収納箱において、 外箱の天蓋が、外箱の各側面板の上辺からそれぞれ搖動
自在に伸びる4枚の蓋部材で構成され、 外箱天面の短辺側から伸びる2枚の短辺側蓋部材が、天
面の長辺方向中間部で互いに面一に突き合って、2枚で
天面全体を覆う形状に成形され、 外箱天面の長辺側から伸びる2枚の長辺側蓋部材が、そ
れぞれ天面と合同形であって、外箱の蓋が閉じられたと
き、短辺側蓋部材の上層に順次折り重ねられるものであ
ることを特徴とする瓶収納箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992083305U JP2556711Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 瓶収納箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992083305U JP2556711Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 瓶収納箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647119U true JPH0647119U (ja) | 1994-06-28 |
JP2556711Y2 JP2556711Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=13798707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992083305U Expired - Lifetime JP2556711Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 瓶収納箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556711Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5995197B1 (ja) * | 2015-05-01 | 2016-09-21 | Toto株式会社 | 梱包箱 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4125342Y1 (ja) * | 1964-05-21 | 1966-12-26 | ||
JPS4427976Y1 (ja) * | 1966-10-05 | 1969-11-21 | ||
JPS58177313U (ja) * | 1982-05-19 | 1983-11-28 | 福岡製紙株式会社 | 包装箱 |
JPH04121223U (ja) * | 1991-04-11 | 1992-10-29 | 株式会社三協商会 | ダンボール箱 |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP1992083305U patent/JP2556711Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4125342Y1 (ja) * | 1964-05-21 | 1966-12-26 | ||
JPS4427976Y1 (ja) * | 1966-10-05 | 1969-11-21 | ||
JPS58177313U (ja) * | 1982-05-19 | 1983-11-28 | 福岡製紙株式会社 | 包装箱 |
JPH04121223U (ja) * | 1991-04-11 | 1992-10-29 | 株式会社三協商会 | ダンボール箱 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5995197B1 (ja) * | 2015-05-01 | 2016-09-21 | Toto株式会社 | 梱包箱 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2556711Y2 (ja) | 1997-12-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970729 |