JP2001219967A - ブラウン管ファンネル包装箱用保護パッド - Google Patents

ブラウン管ファンネル包装箱用保護パッド

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JP2001219967A
JP2001219967A JP2000030700A JP2000030700A JP2001219967A JP 2001219967 A JP2001219967 A JP 2001219967A JP 2000030700 A JP2000030700 A JP 2000030700A JP 2000030700 A JP2000030700 A JP 2000030700A JP 2001219967 A JP2001219967 A JP 2001219967A
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Takeshi Ohashi
武司 大橋
Kazuo Nomichi
一夫 野路
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファンネル内面の汚れを防止させ、梱包作業
性を改善し得るブラウン管ファンネル包装箱用保護パッ
ドを提供すること。 【解決手段】 ブラウン管用ファンネル3を収納する包
装箱4において、シール部3aが下向きのファンネル
3、3とそれに重なるシール部3aが上向きのファンネ
ル3を保護する第1の保護部材1と、シール部3aが上
向きのファンネル3のネック管3bを保護する第2の保
護部材2とで保護パッドを構成した。第1の保護部材1
は、ネック管挿通孔1aを有する底辺部1bと、斜辺状
に延びるファンネル保護辺部1c、1cと、起立支持用
直立辺部1d、1dとを有する。第2の保護部材2は、
浅底筒部2aと、ネック管被覆部2b、2bと、係止部
2c、2cとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラウン管ファン
ネル包装箱用保護パッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】破損し易いガラス製品で、かつ、細首状
のネック部と中空状の拡開したシール部をもつ漏斗形状
をなすブラウン管用ファンネルの包装には、ファンネル
の破損防止及びコスト低減のために、ファンネルが移動
しないように包装箱内で安定させること、軽量、コンパ
クト、安価であること等が要求されている。
【0003】上記要求を満たすために、例えば、特公昭
49−44274号公報、実公昭57−11027号公
報が提案されている。
【0004】前者の提案は、底部中央に穴を設け、周囲
四辺に周壁を設けた箱を基台に複行複列等で載置し、各
箱内にファンネルをその拡開したシール部を下にして収
納し、その上に中央に穴を有する蓋板を被せ、その上に
次段の箱を前段と同一個数同一配置で載置し、各箱内に
ファンネルをその拡開したシール部を下にして収納し、
その上に蓋板を被せ、これを繰り返して複数段積み上
げ、最上段の箱の上に押え板を被せる。この場合、下段
の箱に収納されたファンネルのネック管をその箱の蓋板
の中央の穴及び上段の箱の底部中央の穴を貫通させて上
部に突出させ、この突出させたネック管を上段の箱に収
納されたファンネルの拡開した中空部内に入れて包装集
合体全体の上下方向の寸法を縮小させるようにしたもの
である。なお、この提案は、箱を折たたみ式とし、組
立、組外しを容易にし、数回の繰り返し使用を可能とし
ている。
【0005】前記後者の提案は、載台の上に底蓋を載置
し、この底蓋上に1段目の箱を複行複列等で配列収納
し、各箱に2個づつファンネルをその拡開したシール部
を下にして収納し、当該各箱内に仕切板を上から入れて
箱内を3区画に仕切り、両側の区画には先の2個のファ
ンネルを収納して移動を防止し、中央の区画には、支持
筒だけを入れてファンネルを入れず、両側の2個のファ
ンネルのネック管には支持筒を被せ、これらの上に中間
板を被せ、その上に2段目の箱を一段目と同一個数同一
配置で載せ、これらの各箱内にファンネルをその拡開し
たシール部を下にして先ず2個収納した後、当該各箱内
に仕切板を上から入れて箱内を3区画に仕切り、中央の
区画には、支持筒をネック管に嵌め込んだ1個のファン
ネルを上下逆向き、即ち、ネック管を下に突出させ、フ
ァンネルの拡開したシール部を上向きにして収納する。
次いで両側の2個のファンネルのネック管には支持筒を
被せ、その上に中間板を被せ、その上に3段目の箱を2
段目と同一個数同一配置で載せ、以後2段目と同様に繰
り返して、最後の段の箱には両側の区画にファンネルを
入れず、中央の区画にのみファンネルを入れて上蓋を被
せることにより、包装集合体を構成するようにしたもの
である。この提案は、ファンネルを上下逆向きにして交
互に配置することによって、包装集合体全体の上下方向
寸法だけでなく、水平横方向の寸法をも縮小させること
ができるようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者の提案に比べて後
者の提案は、包装集合体の全体寸法をさらに縮小させ、
かつ、1個の箱内へのファンネルの収納個数も増加させ
ることができるものであるが、後者の提案の包装箱に
は、次のような問題点が残されていた。即ち、後者の提
案における仕切板は、長方形の底部と、この底部から両
側に逆ハ字状に折り曲げ延長された傾斜状部とを主要部
とする逆山形形状の1つの部材のみからなるもので、構
成自体は非常に簡単であるが、拡開したシール部を上向
きにして収納されるファンネルの支持がやや不安定とな
っており、包装作業時、斜め状態で収納される場合や、
下方に延びるネック管が振れ動く場合があり、下段のフ
ァンネルの内面を損傷させる恐れがあった。そのため、
従来では、拡開したシール部を上向きにして収納される
ファンネルの下方に延びるネック管に支持筒(ボール紙
製)を嵌挿して、前記の損傷を防止させていた。
【0007】しかしながら、上段の包装箱に、拡開した
シール部を上向きにして収納されるファンネルの下方に
延びるネック管に嵌挿した支持筒の下端の切断端面が下
段のファンネルの内面に接触するため、該切断端面から
離脱落下する紙粉等の切断屑により該下段のファンネル
の内面を汚損させる場合があった。また、下段のファン
ネルの内面に接触しない長さの支持筒を用いても、この
支持筒が、運搬中や積み下ろし作業時において、下段の
ファンネルの内面に自重で落下し、同様にファンネルの
内面を汚損させる場合があった。
【0008】本発明の目的は、ファンネル内面の汚損を
防止させ、梱包作業性を改善し得るブラウン管ファンネ
ル包装箱用保護パッドを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のブラウン管ファ
ンネル包装箱用保護パッドは、シール部が下向きのファ
ンネルの間に、シール部が上向きのファンネルを載置し
て複数個のファンネルを、上下方向を交互にして横1列
で収納する長方形の包装箱を載台に複行複列で複数段に
積み上げて梱包されるブラウン管ファンネル包装箱に適
用される保護パッドであって、ネック管挿通孔を中央に
形成した底辺部を有し、該底辺部の両側に対称的に、か
つ、折り曲げ可能に延設されたファンネル保護辺部、及
び、該ファンネル保護辺部の両端部に対称的に、かつ、
折り曲げ可能に延設された起立支持用直立辺部を備え、
シール部が上向きのファンネルの収納スペースとなるシ
ール部が下向きのファンネルの間に挿入され、前記両側
のファンネル保護辺部をシール部が下向きの両側のファ
ンネルの肩部とシール部が上向きのファンネルの肩部と
の間に介在させて緩衝する第1の保護部材と、ネック管
の端部を収容する浅底筒部を中央部に有し、該浅底筒部
から折り曲げ可能に延設された複数のネック管被覆部、
及び、該ネック管被覆部の端部に延設された係止部を備
え、前記浅底筒部をシール部が上向きのファンネルのネ
ック管に装着し、前記第1の保護部材の底辺部の中央の
ネック管挿通孔に前記浅底筒部及びネック管被覆部を挿
通して該シール部が上向きのファンネルのネック管を保
護し、かつ、前記係止部を前記第1の保護部材の底辺部
のネック管挿通孔の縁に係止保持させるようにした第2
の保護部材とからなることを特徴とする。
【0010】本発明の保護パッドは、上記構成としてあ
るため、包装箱内にシール部を下向きにした2個のファ
ンネルを所定の間隔で収納し、その間に、第1の保護部
材を挿入し、この際、予め、第1の保護部材の底辺部の
中央のネック管挿通孔に、第2の保護部材の中央の浅底
筒部を嵌合した状態で挿入し、又は、第1の保護部材を
挿入してから第2の保護部材を上記の如く嵌合させてお
き、この状態で、シール部を上向きにして収納されるフ
ァンネルのネック管の下端を、第2の保護部材に設けた
浅底筒部に嵌めて押し込むことにより、第2の保護部材
を第1の保護部材のネック管挿通孔から下方へ押し下げ
てネック管被覆部の上部をネック管挿通孔により絞り込
ませてネック管の外周を包み込むように閉合させること
ができる。第2の保護部材の(上)端部には、第1の保
護部材のネック管挿通孔に係止する係止部が設けてある
ため、第2の保護部材が下段のファンネルの内面に落下
することが防止され、該下段のファンネルの内表面を汚
損させることはない。先に収納したファンネルの肩部と
後から収納したファンネルの肩部とは、その間に、第1
の保護部材のファンネル保護辺部が介在させてあるた
め、直接接触することはなく、衝撃が緩和されて損傷が
防止される。
【0011】また、本発明の保護パッドは、第2の保護
部材のネック管被覆部が、ネック管の管壁に沿う円弧状
凹部を有し、該円弧状凹部でネック管を被覆保護するよ
うに形成してあるため、シール部を下向きにして収納さ
れるファンネルのネック管を第2の保護部材のネック管
被覆部によって、該ネック管の周囲に密着して被覆保護
させることができ、かつ、第2の保護部材が第1の保護
部材のネック管挿通孔に係止部で係止させてあるため、
運搬時等における下方に突出したネック管の振れ動きを
防止させることもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基いて説明する。図1は本発明の保護パ
ッドを用いた梱包体の一例を示す要部拡大縦断正面図、
図2は本発明の保護パッドの組付け要領を示す分解斜視
図、図3は第1の保護部材の展開平面図、図4の(A)
は第2の保護部材の側面図、(B)はその平面図、
(C)はそのC−C断面図、図5の(A)は本発明の保
護パッドを用いた梱包体の一例を示す縦断正面図、
(B)はその縦断側面図で最下段のみを示す。
【0013】図1及び図2において、1は第1の保護部
材、2は第2の保護部材、3はファンネル、4は包装箱
を示している。
【0014】第1の保護部材1は、図2及び図3にも示
すように、ネック管挿通孔1aを中央に形成した底辺部
1bを有し、該底辺部1bの両側に対称的に、かつ、折
り曲げ可能に延設されたファンネル保護辺部1c、1
c、及び、該ファンネル保護辺部1c、1cの両端部に
対称的に、かつ、折り曲げ可能に延設された起立支持用
直立辺部1d、1dを備え、シール部3aが上向きのフ
ァンネル3の収納スペースとなるシール部3aが下向き
のファンネル3、3の間に挿入され、前記両側のファン
ネル保護辺部1c、1cをシール部3aが下向きの両側
のファンネル3、3の肩部とシール部3aが上向きのフ
ァンネル3の肩部との間に介在させて緩衝させるもので
あって、全体を段ボール紙で構成されている。ネック管
挿通孔1aは、正方形の角孔とした場合を例示している
が、円孔としてもよい。また、段ボール紙に代えて緩衝
機能をもつ他の材料で第1の保護部材1を構成してもよ
い。
【0015】第2の保護部材2は、図1、図2及び図4
の(A)(B)(C)に示すように、ネック管3bの端
部を収容する浅底筒部2aを中央部に有し、該浅底筒部
2aの上縁から対称的に、かつ、折り曲げ可能に延設さ
れたネック管被覆部2b、2b、及び、該ネック管被覆
部2b、2bの端部に延設された係止部2c、2cを備
え、前記浅底筒部2aをシール部3aが上向きのファン
ネル3のネック管3bに装着し、前記第1の保護部材1
の底辺部1bの中央のネック管挿通孔1aに前記浅底筒
部2a及びネック管被覆部2b、2bを挿通して該シー
ル部3aが上向きのファンネルのネック管3bを保護
し、かつ、前記係止部2c、2cを前記第1の保護部材
1の底辺部1bのネック管挿通孔1aの縁に係止保持さ
せるようにしたものである。この場合、第2の保護部材
2は、全体を合成樹脂で一体に成形した場合を例示して
おり、各部を薄肉に成形し、補強リブを適宜形成してい
る。なお、第2の保護部材2は、合成樹脂以外の材料で
構成してもよい。
【0016】上記第2の保護部材2のネック管被覆部2
b、2bは、図4の(B)(C)に示すように、ネック
管3bの管壁に沿う円弧状凹部2d、2dを有し、該円
弧状凹部2d、2dでネック管3bを被覆保護するよう
に形成してある。ネック管被覆部2bは、2部材に分け
て浅底筒部2aに対称的に形成しているが、3部材叉は
4部材に分けて形成してもよく、その場合、円弧状凹部
2dは、分割数に対応した円弧長さとする。
【0017】本発明の保護パッドは、以上の構成からな
り、次に、図5の(A)(B)を参照しつつファンネル
3の包装要領を説明する。先ず、載台5の上に最下段の
包装箱4を載置する。載台5は、フォークリフトカー等
による運搬を可能とするため、パレットが使用されてい
る。包装箱4は、シール部3aを下向きとした2個のフ
ァンネル3、3と、シール部3aを上向きとした1個の
ファンネル3との合計3個を図5の(A)に示す状態に
収納できる長方形としてあり、高さは、ネック管3bの
部分が突出するが大部分が収納できる寸法とされてい
る。
【0018】このような包装箱4を図5の(B)に示す
ように、載台5上に4個並べて載置し、各包装箱4内に
シール部3aを下向きとした2個のファンネル3、3を
それぞれ収納し、その上に中間蓋6を被せる。この中間
蓋6は、4個分の包装箱4に共通的に被せられ、該中間
蓋6の周縁によって4個分の包装箱4を1つに纏めるよ
うにしている。
【0019】中間蓋6には、ネック管挿通孔6aが各包
装箱4に収納されるファンネル3のネック管3bの位置
に対応させて形成されている。また、各包装箱4の底部
にも、ネック管挿通孔4aが当該包装箱4に収納される
ファンネル3のネック管3bの位置に対応させて形成さ
れている。最下段の包装箱4には、シール部3aが上向
きのファンネル3を収納しない。そして、中間蓋6より
上方に突出しているネック管3bに紙管製等の保護管7
が被せられる。
【0020】最下段の各包装箱4へのファンネル3の収
納が終わると、次の段の包装箱4を載置し、各包装箱4
内にシール部3aを下向きにしたファンネル3を2個所
定の間隔を隔てて収納する。そして、第1の保護部材1
をその中間部に挿入し、更に、第2の保護部材2の中央
部の浅底筒部2aを第1の保護部材1の底辺部1bの中
央のネック管挿通孔1aに嵌め込む。この状態で、シー
ル部3aを上向きにしたファンネル3のネック管3bの
下端を第2の保護部材2の浅底筒部2aに挿入当接して
下方に押込む。これにより、第2の保護部材2のネック
管被覆部2b、2bが第1の保護部材1のネック管挿通
孔1aにより絞られて閉合し、ネック管3bを包み込
む。
【0021】シール部3aを上向きにして収納されるフ
ァンネル3の肩部は、先に収納されているシール部3a
が下向きのファンネル3、3の肩部に第1の保護部材1
のファンネル保護辺部1c、1cを介在した状態で当接
支持される。第2の保護部材2のネック管被覆部2b、
2bは、ネック管3bよりも長めに形成されており、シ
ール部3aを上向きにして収納されるファンネル3の肩
部が先に収納されているファンネル3、3の肩部に第1
の保護部材1のファンネル保護辺部1c、1cを介在し
た状態で当接支持される状態では係止部2c、2cが第
1の保護部材1のネック管挿通孔1aより若干上方にあ
るように形成されている。
【0022】第2の保護部材2は、上記係止部2c、2
cが設けてあるため、第1の保護部材1のネック管挿通
孔1aから脱落することはない。このようにして、下か
ら2番目の各包装箱4にファンネル3を収納し終わる
と、中間蓋6を被せ、この中間蓋6から上方に突出して
いるネック管3bに保護管7を被せる。
【0023】次に、下から3段目の包装箱4を載置し、
前記2段目と同様にしてファンネル3を収納する。4段
目以降も同様である。そして、最上段の包装箱4を載置
した後、シール部3aを上向きにしたファンネル3だけ
を本発明の第1保護部材1と第2の保護部材2とを介し
て収納し、最後に図5の(A)に示すように、上蓋8を
被せる。これで包装作業は終了し、1つの梱包体として
出荷叉は保管される。
【0024】ブラウン管のサイズによっては、1個の包
装箱4に5個乃至7個の奇数個のファンネル3を収納す
る場合もある。いずれにしても包装箱4は、ファンネル
3を1列でシール部3aを上下交互にして奇数個を収納
する長方形とされ、本発明の第1の保護部材1の幅は、
長方形の包装箱4の短辺の内側寸法と同等とされる。
【0025】本発明の第2の保護部材2は、合成樹脂製
とすることにより、紙管のようにゴミを出すことがな
く、パッドの成形性も良くなるため、コストダウン化す
ることができ、包装ラインでのパッドの供給及び取り扱
いを容易にすることができ、また、嵩張りをなくして保
管時の収納スペースの縮少が図れる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、第1の保護部材によ
り、包装箱内に先に収納されたファンネルの肩部と後か
ら収納したファンネルの肩部との接触を無くし、衝撃が
緩和されて損傷が防止される。これにより、シール部を
下向きにした2個のファンネルの間に、シール部を上向
きにしたファンネルを収納して緩衝支持させることがで
きる。また、第2の保護部材は、ファンネルのネック管
の下端を浅底筒部に嵌めて押し込むことにより、第1の
保護部材のネック管挿通孔から下方へ押し下げてネック
管被覆部を下から順にネック管挿通孔により絞り込ませ
てネック管の外周を包み込むように閉合させて保護させ
ることができる。第2の保護部材の(上)端部には、第
1の保護部材のネック管挿通孔に係止する係止部が設け
てあるため、第2の保護部材が下段のファンネルの内面
に落下することが防止され、該下段のファンネルの内表
面を汚損させることはない。
【0027】また、第2の保護部材のネック管被覆部
は、ネック管の管壁に沿う円弧状凹部を形成してあり、
この円弧状凹部でネック管を被覆保護するように形成し
てあるため、シール部を下向きにして収納されるファン
ネルのネック管を第2の保護部材のネック管被覆部によ
って、該ネック管の周囲に密着して被覆保護させ、運搬
時等における下方に突出したネック管の振れ動きを防止
させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保護パッドを用いた梱包体の一例を示
す要部拡大縦断正面図。
【図2】本発明の保護パッドの組付け要領を示す分解斜
視図。
【図3】第1の保護部材の展開平面図。
【図4】(A)は第2の保護部材の側面図、(B)はそ
の平面図、(C)はそのC−C断面図。
【図5】(A)は本発明の保護パッドを用いた梱包体の
一例を示す縦断正面図、(B)はその縦断側面図で最下
段のみを示す。
【符号の説明】
1 第1の保護部材 1a ネック管挿通孔 1b 底辺部 1c ファンネル保護辺部 1d 起立支持用直立辺部 2 第2の保護部材 2a 浅底筒部 2b ネック管被覆部 2c 係止部 2d 円弧状凹部 3 ファンネル 3a シール部 3b ネック管 4 包装箱
フロントページの続き Fターム(参考) 3E066 AA24 AA71 BA06 CA01 CA04 CB10 DB01 FA13 HA05 3E096 AA08 AA15 BA06 BB10 CA02 DA04 DB06 DB08 DC03 EA01Y EA02Y FA09 FA10 GA11 5C012 AA02 BB07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シール部が下向きのファンネルの間に、
    シール部が上向きのファンネルを載置して複数個のファ
    ンネルを、上下方向を交互にして横1列で収納する長方
    形の包装箱を載台に複行複列で複数段に積み上げて梱包
    されるブラウン管ファンネル包装箱に適用される保護パ
    ッドであって、 ネック管挿通孔を中央に形成した底辺部を有し、該底辺
    部の両側に対称的に、かつ、折り曲げ可能に延設された
    ファンネル保護辺部、及び、該ファンネル保護辺部の両
    端部に対称的に、かつ、折り曲げ可能に延設された起立
    支持用直立辺部を備え、シール部が上向きのファンネル
    の収納スペースとなるシール部が下向きのファンネルの
    間に挿入され、前記両側のファンネル保護辺部をシール
    部が下向きの両側のファンネルの肩部とシール部が上向
    きのファンネルの肩部との間に介在させて緩衝する第1
    の保護部材と、 ネック管の端部を収容する浅底筒部を中央部に有し、該
    浅底筒部から折り曲げ可能に延設された複数のネック管
    被覆部、及び、該ネック管被覆部の端部に延設された係
    止部を備え、前記浅底筒部をシール部が上向きのファン
    ネルのネック管に装着し、前記第1の保護部材の底辺部
    の中央のネック管挿通孔に前記浅底筒部及びネック管被
    覆部を挿通して該シール部が上向きのファンネルのネッ
    ク管を保護し、かつ、前記係止部を前記第1の保護部材
    の底辺部のネック管挿通孔の縁に係止保持させるように
    した第2の保護部材とからなることを特徴とするブラウ
    ン管ファンネル包装箱用保護パッド。
  2. 【請求項2】 第2の保護部材のネック管被覆部が、ネ
    ック管の管壁に沿う円弧状凹部を有し、該円弧状凹部で
    ネック管を被覆保護するように形成してあることを特徴
    とする請求項1記載のブラウン管ファンネル包装箱用保
    護パッド。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7070052B2 (en) * 2002-06-04 2006-07-04 Sca Packaging North America, Inc. Packaging system for cathode ray tube components
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